JP6399724B2 - 鞄 - Google Patents

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Description

本発明は、ビジネスや旅行等で持ち運ぶスーツケース、トランク、その他の鞄に関し、特に、キャスターが取り付けられた鞄に関する。
鞄には、移動を容易にするためにキャスターが取り付けられたものがある。キャスターに支持された鞄は、移動する際に路面や床面の凹凸等によって振動し、騒音を発生することがある。この振動及び騒音を低減させる構造の鞄が各種提案されている(例えば、特許文献1(図1)参照。)。
特許文献1に開示されている鞄の基本原理を図10に基づいて説明する。
図10に示されるように、鞄100は、物品を収納するケース101にキャスター102が設けられている。キャスター102は、ケース101の底に取り付けられたベース103に支軸104を介してキャスターヘッド105が旋回可能に設けられ、このキャスターヘッド105には、支軸104から離れた位置に衝撃を緩和する緩衝手段106が設けられている。
緩衝手段106内には上下方向に延びる空洞107が形成されており、この空洞107を挟んで対向する側壁に上下に延びる長孔108が2つ形成され、これらの長孔108に車軸109を支持する軸受ガイド部材110が上下移動可能に挿通されている。空洞107には、軸受ガイド部材110の上側に第1弾性部材111が設けられ、軸受ガイド部材110の下側に第2弾性部材112が設けられている。鞄100の移動中に車輪113が路面や床面の凹凸に乗り上げると、軸受ガイド部材110が上下に動き第1弾性部材111及び第2弾性部材112が伸縮することで、車輪113から伝わる衝撃がある程度緩和され、鞄100の振動が弱まる。
ところで、近年、市場のニーズから鞄の機能性だけでなく外観性の向上が望まれている。鞄本体だけではなくキャスターの外観性も向上できれば好ましい。しかし、従来技術のキャスター102は、車軸109に通常の車輪113が取り付けられた一般的な構成であり外観性に乏しい。さらには、車輪113から伝わる衝撃を緩和するだけでなく静音性を向上できれば好ましい。このため、車輪からの衝撃を緩和し静音性を向上するとともにキャスターの外観性の向上が望まれている。
実用新案登録第3176328号公報
本発明は、車輪からの衝撃を緩和し静音性を向上するとともに外観性の向上を図ることができるキャスターを備えた鞄を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、物品を収納するケースと、このケースに取り付けられるキャスターとからなる鞄であって、
前記キャスターは、前記ケースから延びているキャスターヘッドと、このキャスターヘッドに設けられ車輪の衝撃を緩和する緩衝機構と、この緩衝機構に付勢方向へ移動可能に設けられ前記車輪の内径側を支持する内径支持機構と、この内径支持機構に回転可能に支持される前記車輪とを備え、
前記キャスターは、前記ケースの底から垂直に延びる旋回軸に旋回可能に設けられており、
前記緩衝機構には、前記内径支持機構を初期位置に付勢する第1の弾性部材と第2の弾性部材とが並列に設けられており、
前記緩衝機構は、
前記キャスターヘッドに形成されるとともに前記旋回軸上に配置される第1のシリンダ部と、この第1のシリンダ部に摺動可能に設けられる第1のピストンと、この第1のピストンの下端に設けられるピストンベースと、
前記キャスターヘッドに形成されるとともに前記第1のシリンダ部に並列に配置される第2のシリンダ部と、この第2のシリンダ部に摺動可能に設けられる第2のピストンと、この第2のピストンの下端に設けられる前記ピストンベースとを備え、
前記第1の弾性部材は、一部が前記第1のシリンダ部に収納され、前記キャスターヘッドと前記ピストンベースとの間に設けられるとともに前記第1のピストンが挿通され、
前記第2の弾性部材は、前記第2のシリンダ部に収納され、前記第2のシリンダ部の上壁と前記第2のピストンの上端部との間に設けられ、
前記第1の弾性部材と前記第2の弾性部材によって1つの前記ピストンベースが下方に付勢されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、内径支持機構の回転中心側は回転軸方向に貫通する貫通部が形成されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、車輪側面視における貫通部の最大寸法は、車輪の外径の1/3以上であることを特徴とする。
請求項に係る発明では、旋回軸は、下端に開放するように筒状に形成され、第1のシリンダ部は、キャスターヘッドに貫通して形成されるとともに旋回軸を通す旋回軸孔の一部と、筒状に形成された旋回軸の内径部とからなり、第1のピストンは、内径部に摺動可能に設けられていることを特徴とする。
請求項に係る発明では、内径支持機構は、緩衝機構から延びるアームと、このアームに設けられ車輪の内径側に環状に形成される環状支持部と、この環状支持部の外径側に設けられ車輪を回転可能に支持する転動体とを備えていることを特徴とする。
請求項に係る発明では、内径支持機構は、緩衝機構から延びるアームと、このアームに設けられ車輪の内径側に環状に形成される環状支持部と、この環状支持部の外径側に設けられ車輪を回転可能に支持する軸受とを備えていることを特徴とする。
請求項に係る発明では、緩衝機構は、左に延びる左のアーム及び右に延びる右のアームと、左のアームに設けられる左の内径支持機構及び右のアームに設けられる右の内径支持機構とを備え、左の内径支持機構から右の内径支持機構まで掛け渡す補強部材が設けられていることを特徴とする。
請求項に係る発明は、貫通部には、着脱可能なホイールカバーが設けられていることを特徴とする。
請求項に係る発明では、車輪は、柔軟性のタイヤを備えていることを特徴とする。
請求項10に係る発明は、物品を収納するケースと、このケースに取り付けられるキャスターとからなる鞄であって、
前記キャスターは、前記ケースから延びているキャスターヘッドと、このキャスターヘッドに設けられ車輪に加わる衝撃を緩和する緩衝機構とを備え、
前記キャスターは、前記ケースの底から垂直に延びる旋回軸に旋回可能に設けられており、
前記緩衝機構には、前記車輪を初期位置に付勢する第1の弾性部材と第2の弾性部材とが並列に設けられており、
前記緩衝機構は、
前記キャスターヘッドに形成されるとともに前記旋回軸上に配置される第1のシリンダ部と、この第1のシリンダ部に摺動可能に設けられる第1のピストンと、この第1のピストンの下端に設けられるピストンベースと、
前記キャスターヘッドに形成されるとともに前記第1のシリンダ部に並列に配置される第2のシリンダ部と、この第2のシリンダ部に摺動可能に設けられる第2のピストンと、この第2のピストンの下端に設けられる前記ピストンベースとを備え、
前記第1の弾性部材は、一部が前記第1のシリンダ部に収納され、前記キャスターヘッドと前記ピストンベースとの間に設けられるとともに前記第1のピストンが挿通され、
前記第2の弾性部材は、前記第2のシリンダ部に収納され、前記第2のシリンダ部の上壁と前記第2のピストンの上端部との間に設けられ、
前記第1の弾性部材と前記第2の弾性部材によって1つの前記ピストンベースが下方に付勢されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、キャスターは、衝撃を緩和するとともに車輪を初期位置に付勢する緩衝機構を備える。この緩衝機構には、第1の弾性部材及び第2の弾性部材が並列に設けられているので、2つの弾性部材で車輪からの衝撃を緩和し、振動及び騒音を低減させ静音性を向上することができる。さらに、第1の弾性部材と第2の弾性部材を並列に配置することで、キャスターを太く重厚感があるように見せることができ外観性の向上を図ることができる。
加えて、請求項1に係る発明では、キャスターは、ケースの底から垂直に延びる旋回軸に旋回可能に設けられているので、鞄の進行方向に応じてキャスターの向きを変えることができる。
さらに加えて、請求項1に係る発明では、緩衝機構は、第1のシリンダ部と、第2のシリンダ部とを備え、第1の弾性部材は一部が第1のシリンダ部に収納され、第2の弾性部材は第2のシリンダ部に収納される。第1の弾性部材と第2の弾性部材によって1つのピストンベースが下方に付勢されているので、車輪からの衝撃を1つピストンベースを介して2つの弾性部材で分散させて吸収することができる。さらに2つのピストンが摺動することになるので、斜め方向から加わった衝撃に対しても1つのピストンに比較して2つピストンを円滑に摺動させることができる。
請求項2に係る発明では、キャスターは、緩衝機構に付勢方向へ移動可能に設けられ車輪の内径側を支持する内径支持機構と、この内径支持機構に回転可能に支持される車輪とを備え、内径支持機構の回転中心側は回転軸方向に貫通する貫通部が形成されているので、キャスターを車輪の回転軸方向に見ると車輪の内側から向こう側が見える。キャスターは車輪の内側から向こう側が見える独特の中抜き形状であるので、キャスターの外観性を向上することができる。すなわち、車輪からの衝撃を緩和するとともに外観性の向上を図ることができるキャスターを備えた鞄を提供することができる。
請求項3に係る発明では、車輪側面視における貫通部の最大寸法は、車輪の外径の1/3以上であるので、貫通部を大きくして車輪を目立たせ、より一層キャスターの外観性を向上することができる。
請求項に係る発明では、第1のシリンダ部は、キャスターヘッドに貫通して形成されるとともに旋回軸を通す旋回軸孔の一部と、筒状に形成された旋回軸の内径部とからなる。第1のピストンは、旋回軸の内径部に摺動可能に設けられているので、第1のピストンの軸と旋回軸を一直線上に配置、ピストンの摺動を円滑にして車輪をしっかりと支持することができる。
請求項に係る発明では、内径支持機構は、緩衝機構から延びるアームと、このアームに設けられ車輪の内径側に環状に形成される環状支持部と、この環状支持部の外径側に設けられ車輪を回転可能に支持する転動体とを備えているので、側面視で中抜け形状の車輪を簡単な構成で支持することができる。さらに、アームを中抜け形状の車輪の組み合わせによりキャスターの外観性を向上させることができる。
請求項に係る発明では、内径支持機構は、緩衝機構から延びるアームと、このアームに設けられ車輪の内径側に環状に形成される環状支持部と、この環状支持部の外径側に設けられ車輪を回転可能に支持する軸受とを備えている。一般的な軸受を使用するので、組み付けが容易になり組み付け工数及び部品コストを低減することができる。
請求項に係る発明では、緩衝機構は、左に延びる左のアーム及び右に延びる右のアームと、左のアームに設けられる左の内径支持機構及び右のアームに設けられる右の内径支持機構とを備える。左の内径支持機構から右の内径支持機構まで掛け渡す補強部材が設けられているので、いわゆる双輪キャスターの左右の車輪を支持を補強し、安定して移動することができる。さらに補強部材にブランドロゴなどを刻印することができる。
請求項に係る発明では、貫通部には、着脱可能なホイールカバーが設けられている。様々なデザインのホイールカバーを交換して取り付けることができ、外観性を向上させることができる。
請求項に係る発明では、車輪は、柔軟性のタイヤを備えている。従来の素材よりも柔軟性を増した素材のタイヤを使用することでより一層静音性を向上させることができる。
請求項10に係る発明では、キャスターは、車輪に加わる衝撃を緩和する緩衝機構を備える。この緩衝機構には、第1の弾性部材及び第2の弾性部材が並列に設けられているので、2つの弾性部材で車輪からの衝撃を緩和し、振動及び騒音を低減させ静音性を向上することができる。さらに、第1の弾性部材と第2の弾性部材を並列に配置することで、キャスターを太く重厚感があるように見せることができ外観性の向上を図ることができる。
加えて、請求項10に係る発明では、キャスターは、ケースの底から垂直に延びる旋回軸に旋回可能に設けられているので、鞄の進行方向に応じてキャスターの向きを変えることができる。
さらに加えて、請求項10に係る発明では、緩衝機構は、第1のシリンダ部と、第2のシリンダ部とを備え、第1の弾性部材は一部が第1のシリンダ部に収納され、第2の弾性部材は第2のシリンダ部に収納される。第1の弾性部材と第2の弾性部材によって1つのピストンベースが下方に付勢されているので、車輪からの衝撃を1つピストンベースを介して2つの弾性部材で分散させて吸収することができる。さらに2つのピストンが摺動することになるので、斜め方向から加わった衝撃に対しても1つのピストンに比較して2つピストンを円滑に摺動させることができる。
本発明に係る鞄の側面図である。 図1の鞄の要部拡大図である。 本発明に係るキャスターの正面図である。 図3の4−4線断面図の分解図である。 図2の5−5線断面図である。 本発明に係る内径支持機構及び車輪の分解斜視図である。 本発明に係るキャスターの作用図である。 図5の別態様に係るキャスターの断面図である。 本発明に係るホイールカバーの取り付けを説明する図である。 従来技術の基本構成を説明する図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
先ず、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示されるように、鞄10は、物品を収納する本体側のケース21と、この本体側のケース21にヒンジを介して開閉可能に取り付けられた蓋側のケース22と、本体側のケース21に引出可能に設けられた伸縮取っ手11とを備えている。
本体側のケース21の上部には、伸縮取っ手11とは別に、持ち運び用の上部把持部12が、揺動可能、起伏又は引出可能に設けられている。さらに、本体側のケース21の側部には、持ち運び用の側部把持部13が揺動可能、起伏又は引出可能に設けられている。なお、上部把持部12の形状及び側部把持部13の形状は、実施例の形状に限定されず、固定式であってもよく、手で把持することができれば、他の一般的な取っ手の形状であっても差し支えない。また、側部把持部13は無くても差し支えない。
また、ケース21、22の底23にベース31が取り付けられ、このベース31にキャスター50が取り付けられている。キャスター50の取付位置をケース21、22の下部とした場合に、伸縮取っ手11は本体側のケース21の背面上部に位置しており、伸縮取っ手11を引き出し、手で把持することで、鞄10を牽引移動させることができる。また、キャスター50を床面や路面91に設置することで、鞄10を自立させ、上部把持部12を手で把持して、鞄10を移動させることができる。
図2、図3に示されるように、鞄10を自立させた状態において、本体側のケース21は、底23と、この底23の外周から立ち上がる側壁24とを備える。本体側のケース21の隅部には、上方に窪んだ凹部25が形成されており、この凹部25に嵌るようにしてベース31が設けられ、このベース31にキャスター50が設けられている。
なお、便宜上、本体側のケース21にベース31を介して取り付けられたキャスター50について説明するが、蓋側のケース22についても同様の構成であるため、以降は蓋側のケース22の説明は省略する。
キャスター50は、ベース31から下方に延びているキャスターヘッド51と、このキャスターヘッド51に設けられ車輪52からの衝撃を緩和するとともに車輪52を初期位置に付勢する緩衝機構61とを備える。さらに、この緩衝機構61には、車輪52の内径側を支持する内径支持機構71が付勢方向に移動可能に設けられ、この内径支持機構71に車輪52が回転可能に設けられている。
内径支持機構71の回転中心側は、回転軸方向に貫通する貫通部72が形成されている。貫通部72が形成されているので、キャスター50を車輪52の回転軸方向に見ると車輪52の内側から向こう側が見える。キャスター50は車輪52の内側から向こう側が見える独特の中抜き形状であるので、キャスター50の外観性を向上することができる。
車輪側面視において貫通部72は円形状に形成され、貫通部72の寸法D1は、車輪52の外径D2の1/3以上である。車輪52の直径に沿って、車輪52の外周から貫通部72の一端までの寸法L1、貫通部72の寸法D1、貫通部72の他端から車輪52の外周までの寸法L2を、L1=D1=L2とすることで、車輪52の太さと貫通部72の大きさを同じくでき、外観性を向上させることができる。
さらに、L1=L2<D1となるように寸法を設定することで、貫通部72をより大きく見せることができる。貫通部72をより大きく見せることで、車輪52を目立たせ、より一層キャスター50の外観性を向上することができる。
図4に示されるように、本体側のケース21の底23に凹部25が形成され、この凹部25に嵌るようにしてベース31が配置され、ベース31は第1締結部材41によって底23に締結されている。
ベース31の中央部にザグリ穴32に設けられ、このザグリ穴32に下方からキャスターヘッド51の旋回軸53が挿通され、この旋回軸53はベース31に上方から止め輪42によって締結されている。旋回軸53にはフランジ部54が設けられ、このフランジ部54がベース31に当接することで旋回軸53の位置が規制される。
旋回軸53は、本体側のケース21からベース31を介して略垂直に延びている。キャスター50は、ケース21の底23から垂直に延びる旋回軸53に旋回可能に設けられているので、鞄10の進行方向に応じてキャスター50の向きを変えることができる。
キャスター50は、ベース31に設けられた旋回軸53と、この旋回軸53に旋回可能に設けられたキャスターヘッド51と、このキャスターヘッド51に一体に設けられた緩衝機構61と、この緩衝機構61に上下移動可能に設けられた内径支持機構71と、この内径支持機構71に回転可能に支持された車輪52とを備えている。
図4、図5に示されるように、緩衝機構61には、内径支持機構71を初期位置に付勢する第1の弾性部材62と第2の弾性部材66とが並列に設けられている。詳細には緩衝機構61は、キャスターヘッド51に形成されるとともに旋回軸53上に配置される第1のシリンダ部63と、この第1のシリンダ部63に摺動可能に設けられる第1のピストン64と、この第1のピストン64の下端に設けられるピストンベース65とを備える。
さらに、緩衝機構61は、キャスターヘッド51に形成されるとともに第1のシリンダ部63に並列に配置される第2のシリンダ部67と、この第2のシリンダ部67に摺動可能に設けられる第2のピストン68と、この第2のピストン68の下端に設けられるピストンベース65とを備える。
第1の弾性部材62は、その一部が第1のシリンダ部63に収納され、キャスターヘッド51とピストンベース65との間に設けられるとともに第1のピストン64が挿通されている。第2の弾性部材66は、第2のシリンダ部67に収納され、第2のシリンダ部67の上壁67aと第2のピストン68の上端部68aとの間に設けられている。このような構成、すなわち第1の弾性部材62と第2の弾性部材66によって1つのピストンベース65が下方に付勢されている。
旋回軸53は、下端に開放するように筒状に形成され、第1のシリンダ部63は、キャスターヘッド51に貫通して形成されるとともに旋回軸53を通す旋回軸孔55の一部56と、筒状に形成された旋回軸53の内径部57とからなり、第1のピストン64は、内径部57に摺動可能に設けられている。
旋回軸53の下端部に溝が形成され、この溝に座兼用止め輪58が設けられている。旋回軸孔55の一部56は拡径されており、この拡径部の段差部分に座兼用止め輪58が当接している。このため、キャスターヘッド51の旋回軸53からの抜け落ちが防止される。また、この座兼用止め輪58に第1の弾性部材62の上端が当接している。第1のピストン64の下端部は、ピストンベース65の台座部65aに嵌められている。第1のピストン64を台座部65aに嵌めることで、第1のピストン64を強固に支持することができる。
第2のピストン68は、ピストンベース65から立ち上がるように設けられており、第2のピストン68には長孔68bが形成されている。この長孔68bに、キャスターヘッド51に締結された第2締結部材43が挿通されている。
第2の締結部材43はキャスターヘッド51に締結されているため、キャスターヘッド51に対する位置は変わらないが、第2のピストン68が摺動する際、長孔68bの範囲で第2の締結部材43が相対移動する。このため、第2のピストン68は、長孔68bの範囲で移動することができる。第2の締結部材43に長孔68bの上端が当接することで、ピストンベース65の抜け落ちが防止される。
このような構成とすることで、第1の弾性部材62と第2の弾性部材66によって1つのピストンベース65が下方に付勢されているので、車輪52からの衝撃を1つピストンベース65を介して2つの弾性部材62、66で分散させて吸収することができる。さらに2つのピストン64、68が摺動することになるので、斜め方向から加わった衝撃に対しても仮に1つのピストンの場合に比較して2つピストン64、68を円滑に摺動させることができる。
第1のピストン64は、旋回軸53の内径部57に摺動可能に設けられているので、第1のピストン64の軸と旋回軸を一直線上に配置、ピストンの摺動を円滑にして車輪をしっかりと支持することができる。
このように、キャスター50は、衝撃を緩和するとともに車輪52を初期位置に付勢する緩衝機構61を備えているので、車輪52からの衝撃を緩和し、振動及び騒音を低減できる。
図5、図6に示されるように、内径支持機構71は、緩衝機構61の第2のピストン68の下部から延びている左右のアーム73と、これらの左右のアーム73の先端に設けられ左右の車輪52の内径側に環状に形成される左右の環状支持部75と、これらの左右の環状支持部75の外径側に設けられ左右の車輪52を回転可能に支持する転動体76とを備えている。なお、内径支持機構71は、第2のピストン68を中心に左右対称の構成である。
アーム73で車輪52の内径側を支持することで、側面視における中抜け形状の車輪52を簡単な構成とすることができる。さらに、アーム73中抜け形状の車輪の組み合わせによりキャスターの外観性を向上させることができる。
環状支持部75は、車輪52及び転動体76が軸方向内側へ移動することを規制する内側規制壁77と、転動体76を収納する転動体用凹部78とを備えている。環状支持部75の軸方向外側に、車輪52及び転動体76が軸方向外側へ移動することを規制するホイール79が備えられ、このホイール79は環状支持部75に第3締結部材81によって締結されている。
ホイール79は、環状支持部75の内径に嵌る内径筒部79aと、この内径筒部79aの一端から車輪52の径方向に延びる規制フランジ部79bとを備えている。車輪52は、転動体76の車輪外径側に配置される環状のリム59と、このリム59の外径側に嵌合されるタイヤ74とで構成される。リム59の外径側には凸状の嵌合部59aが設けられており、この嵌合部59aにタイヤ74が嵌合されている。
なお、実施例ではタイヤ74を比較的硬質な合成樹脂としたが、これに限定されず、タイヤ74を柔軟性のゴムや合成樹脂としてもよい。従来の素材よりも柔軟性を増した素材のタイヤ74を使用することでより一層静音性を向上させることができる。
このようにキャスター50は、貫通部72を有する車輪52を支持する内径支持機構71と、貫通部72を有する車輪52からの衝撃を緩和する緩衝機構61を合わせ持つ。結果、車輪52からの衝撃を緩和するとともに静音性及び外観性の向上を図ることができるキャスター50を備えた鞄10を提供することができる。
緩衝機構61は、左に延びる左のアーム73及び右に延びる右のアーム73と、左のアーム73に設けられる左の内径支持機構71及び右のアーム73に設けられる右の内径支持機構71とを備え、左の内径支持機構71から右の内径支持機構71に掛け渡すように補強部材82が設けられている。詳細には、補強部材82は、左の内側規制壁77から右の内側規制壁77に掛け渡すように設けられている。補強部材82を設けることで、いわゆる双輪キャスターの左右の車輪52を支持を補強し、キャスター50を安定して移動させることができる。さらに補強部材82にブランドのロゴ82aなどを刻印することができる。
以上に述べたキャスター50の作用について次に説明する。
図7(a)はピストンベース65の位置が下端にある状態の図であり、第2のピストン68の長孔68bの上端部が第2締結部材43によって下方への移動が規制されている。第2のピストン68の上方及び第1のピストン64の上方には隙間が形成されている。路面91を移動中に車輪52が凸部92に乗り上げると、ピストンベース65が矢印(1)のように上昇する。
図7(b)はピストンベース65が上昇した状態の図であり、ピストンベース65が上昇すると、第1の弾性部材62及び第2の弾性部材66が縮むことで車輪52からの衝撃を緩和する。キャスターヘッド51の上下方向の位置はほぼ変わらず、ケース21への衝撃も緩和される。さらに、第1の弾性部材62と第2の弾性部材66の2つの弾性部材62、66とを備えているので、車輪52からの衝撃を分散して緩和し、振動及び騒音を低減させ静音性を向上することができる。
2つのピストン64、68が摺動することになるので、斜め方向から加わった衝撃に対しても、仮に1つのピストンの場合と比較して、2つピストン64、68を円滑に摺動させることができる。さらに、第1のピストン64は、旋回軸53の内径部57に摺動可能に設けられているので、第1のピストン64の軸と旋回軸53を一直線上に配置し、ピストン64の摺動を円滑にして車輪52をしっかりと支持することができる。結果、鞄10の振動及び騒音をより一層低減することができる。
次に図5に示した内径支持機構71の別態様について説明する。
図8に示されるように、内径支持機構71は、緩衝機構61のピストンベース65から延びている左右のアーム73と、これらの左右のアーム73の先端に設けられ車輪52の内径側に環状に形成される環状支持部75と、この環状支持部75の外径側に設けられ車輪52を回転可能に支持する軸受83とを備えている。
軸受83は、内輪、転動体及び外輪からなる一般的な軸受83であるため、部品コストを安価にすることができる。また、環状支持部75の外径側に軸受83の内輪が設けられ、軸受83の外輪にリム59が設けられる。一般的な軸受83を使用するので、組み付けが容易になり、組み付け工数を低減することができる。
次にキャスター50のさらなる別態様について説明する。
図9(a)に示されるように、貫通孔72の奥側において、内径支持機構71には切り欠き84が設けられている。また、キャスター71とは別体のホイールカバー85には、爪86が設けられている。ホイールカバー85は、貫通部85を塞ぐ大きさであり、爪86は貫通部85に挿通可能な位置に設けられている。爪86を切り欠き84に係止することで、ホイールカバー85をキャスター71に取り付けることができる。
図9(b)に示されるように、貫通部には、着脱可能なホイールカバ85ーが設けられている。様々なデザインのホイールカバー85を交換して取り付けることができ、外観性を向上させることができる。
尚、実施例では本体側のケース21に設けられたキャスター50について説明したが、蓋側のケース22に設けられたキャスター50も同様の構成である。また、弾性部材62、66を圧縮ばねとしたが、これに限定されず、ゴムなど伸縮可能な材質であれば差し支えない。また、実施例では鞄をスーツケースとしたがこれに限定されず、トランク等でもよく、荷物を収納しキャスターで移動できれば他の一般的な鞄であっても差し支えない。
本発明は、キャスターを備えた鞄に好適である。
10… 鞄
21… 本体側のケース
22… 蓋側のケース
23… 底
50… キャスター
51… キャスターヘッド
52… 車輪
53… 旋回軸
57… 内径部
61… 緩衝機構
62… 第1の弾性部材
63… 第1のシリンダ部
64… 第1のピストン
65… ピストンベース
66… 第2の弾性部材
67… 第2のシリンダ部
68… 第2のピストン
71… 内径支持機構
72… 貫通部
73… 左右のアーム
74… タイヤ
75… 環状支持部
76… 転動体
82… 補強部材
83… 軸受
85… ホイールカバー
D1… 貫通部の寸法
D2… 車輪の外径

Claims (10)

  1. 物品を収納するケースと、このケースに取り付けられるキャスターとからなる鞄であって、
    前記キャスターは、前記ケースから延びているキャスターヘッドと、このキャスターヘッドに設けられ車輪の衝撃を緩和する緩衝機構と、この緩衝機構に付勢方向へ移動可能に設けられ前記車輪の内径側を支持する内径支持機構と、この内径支持機構に回転可能に支持される前記車輪とを備え、
    前記キャスターは、前記ケースの底から垂直に延びる旋回軸に旋回可能に設けられており、
    前記緩衝機構には、前記内径支持機構を初期位置に付勢する第1の弾性部材と第2の弾性部材とが並列に設けられており、
    前記緩衝機構は、
    前記キャスターヘッドに形成されるとともに前記旋回軸上に配置される第1のシリンダ部と、この第1のシリンダ部に摺動可能に設けられる第1のピストンと、この第1のピストンの下端に設けられるピストンベースと、
    前記キャスターヘッドに形成されるとともに前記第1のシリンダ部に並列に配置される第2のシリンダ部と、この第2のシリンダ部に摺動可能に設けられる第2のピストンと、この第2のピストンの下端に設けられる前記ピストンベースとを備え、
    前記第1の弾性部材は、一部が前記第1のシリンダ部に収納され、前記キャスターヘッドと前記ピストンベースとの間に設けられるとともに前記第1のピストンが挿通され、
    前記第2の弾性部材は、前記第2のシリンダ部に収納され、前記第2のシリンダ部の上壁と前記第2のピストンの上端部との間に設けられ、
    前記第1の弾性部材と前記第2の弾性部材によって1つの前記ピストンベースが下方に付勢されていることを特徴とする鞄。
  2. 前記内径支持機構の回転中心側は回転軸方向に貫通する貫通部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の鞄。
  3. 車輪側面視における前記貫通部の最大寸法は、前記車輪の外径の1/3以上であることを特徴とする請求項2記載の鞄。
  4. 前記旋回軸は、下端に開放するように筒状に形成され、
    前記第1のシリンダ部は、前記キャスターヘッドに貫通して形成されるとともに前記旋回軸を通す旋回軸孔の一部と、筒状に形成された前記旋回軸の内径部とからなり、
    前記第1のピストンは、前記内径部に摺動可能に設けられていることを特徴とする請求項記載の鞄。
  5. 前記内径支持機構は、前記緩衝機構から延びるアームと、このアームに設けられ前記車輪の内径側に環状に形成される環状支持部と、この環状支持部の外径側に設けられ前記車輪を回転可能に支持する転動体とを備えていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の鞄。
  6. 前記内径支持機構は、前記緩衝機構から延びるアームと、このアームに設けられ前記車輪の内径側に環状に形成される環状支持部と、この環状支持部の外径側に設けられ前記車輪を回転可能に支持する軸受とを備えていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の鞄。
  7. 前記緩衝機構は、左に延びる左の前記アーム及び右に延びる右の前記アームと、左の前記アームに設けられる左の前記内径支持機構及び右の前記アームに設けられる右の前記内径支持機構とを備え、
    左の前記内径支持機構から右の前記内径支持機構まで掛け渡す補強部材が設けられていることを特徴とする請求項又は請求項記載の鞄。
  8. 前記貫通部には、着脱可能なホイールカバーが設けられていることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の鞄。
  9. 前記車輪は、柔軟性のタイヤを備えていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の鞄。
  10. 物品を収納するケースと、このケースに取り付けられるキャスターとからなる鞄であって、
    前記キャスターは、前記ケースから延びているキャスターヘッドと、このキャスターヘッドに設けられ車輪に加わる衝撃を緩和する緩衝機構とを備え、
    前記キャスターは、前記ケースの底から垂直に延びる旋回軸に旋回可能に設けられており、
    前記緩衝機構には、前記車輪を初期位置に付勢する第1の弾性部材と第2の弾性部材とが並列に設けられており、
    前記緩衝機構は、
    前記キャスターヘッドに形成されるとともに前記旋回軸上に配置される第1のシリンダ部と、この第1のシリンダ部に摺動可能に設けられる第1のピストンと、この第1のピストンの下端に設けられるピストンベースと、
    前記キャスターヘッドに形成されるとともに前記第1のシリンダ部に並列に配置される第2のシリンダ部と、この第2のシリンダ部に摺動可能に設けられる第2のピストンと、この第2のピストンの下端に設けられる前記ピストンベースとを備え、
    前記第1の弾性部材は、一部が前記第1のシリンダ部に収納され、前記キャスターヘッドと前記ピストンベースとの間に設けられるとともに前記第1のピストンが挿通され、
    前記第2の弾性部材は、前記第2のシリンダ部に収納され、前記第2のシリンダ部の上壁と前記第2のピストンの上端部との間に設けられ、
    前記第1の弾性部材と前記第2の弾性部材によって1つの前記ピストンベースが下方に付勢されていることを特徴とする鞄。
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