JP5181069B1 - 折畳み自転車 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャリーバッグのように持ち運びができて、見た目も格好良い折畳み自転車を提供する。
【解決手段】箱型ケース本体10の底部10Aに車輪3,3を有すると共に、箱型ケース本体10の背面側に把手6を引出し自在に設けた牽引用伸縮杆4を有するキャリーバッグ状収納部材1に、折畳み状態の自転車本体2を収納可能としている。
【選択図】図1

Description

本発明は、折畳み自転車に関する。
従来より、折り畳んで持ち運びできる折畳み自転車が提案されている(特許文献1参照)。
特開2009−220799号公報
しかし、従来の折畳み自転車は、折り畳んだ状態の自転車にシートを被せたに過ぎず、タイヤやチェーン等が一部露出することもあるため、これらが周囲の人に触れれば、汚れや傷が付いたり、潤滑用のオイルが付着して迷惑になるという欠点があった。また、自転車のタイヤを、そのまま転動輪として利用するその外観は、見た目がスマートとは言い難く、電車・バス等の公共交通機関や職場内に持ち込むには、体裁が悪いという問題もあった。
そこで、本発明は、キャリーバッグのように持ち運びができて、見た目も格好良い折畳み自転車を提供することを目的とする。
本発明に係る折畳み自転車は、箱型ケース本体の底部に車輪を有すると共に、上記箱型ケース本体の背面側に把手を引出し自在に設けた牽引用伸縮杆を有するキャリーバッグ状収納部材を備え、該キャリーバッグ状収納部材に折畳み状態の自転車本体を収納し、上記牽引用伸縮杆から上方に上記把手を引き出して、上記車輪を地面上で転動させつつ上記キャリーバッグ状収納部材を牽引して持ち運ぶように構成し、上記自転車本体の展開使用状態下で、上記キャリーバッグ状収納部材の箱型ケース本体は、前カゴとして転用され、かつ、上記牽引用伸縮杆は、上記自転車本体のフレームに連結用クランプ部材を介して取着されると共に上端にハンドル部材を取付けてハンドルポストとして転用されるように構成したものである。
また、上記自転車本体の折畳み途中から折畳み状態に至るまで、チェーンに常時張力を付与して該チェーンがギア部から離脱するのを防止するチェーン離脱防止手段を具備しているものである。
また、上記牽引用伸縮杆は、上記把手を上端に有するT字状の内挿杆部材と、該内挿杆部材がスライド自在に挿入されると共に上記把手を収納可能とした取付用横杆を上端に有する上方開口状の外装筒部材とから成り、該外装筒部材の上記取付用横杆は、前後両端面及び左右両側面が上端に向けて次第に縮径するテーパ面状に形成され、上記自転車本体の展開使用状態下で、上記ハンドル部材の中央の嵌合凹部を上方から圧入して嵌込可能に構成されているものである
本発明の折畳み自転車によれば、キャリーバッグ状収納部材を牽引して持ち歩けば、外観上は自転車本体を持ち運んでいるようには見えず、非力な女性や子供でも簡単に、かつ、格好良くスマートに持ち運びできる。見た目が斬新で、それにもかかわらず、違和感なく乗ることができる。また、自転車部品を全てキャリーバッグ状収納部材の中に入れて持ち運べるため、省スペースで、しかも、周囲の人に迷惑をかけずに済む。
本発明の実施の一形態を示した断面正面図である。 キャリーバッグ状収納部材を示した斜視図である。 展開使用状態の自転車本体を示した正面図である。 連結用クランプ部材を示した斜視図である。 チェーン離脱防止手段を示した簡略正面図であって、(a)は折畳み始めの正面図であり、(b)は折畳み途中の正面図であり、(c)は折畳み状態の正面図である。 牽引用伸縮杆を示した説明図であり、(a)は収縮状態を示し、(b)は伸長状態を示している。 要部断面図である。 角度調整機能付きクランプ部材を示した図であって、(a)は正面説明図であり、(b)は平面説明図である。 角度調整機能付きクランプ部材を取付けた展開使用状態の自転車本体を示した正面図である。 チェーン離脱防止手段の拡大簡略正面図であって、(a)は折畳み途中及び折畳み状態を示した正面図であり、(b)は折畳み状態の正面図である。
以下、実施の形態を示す図面に基づき本発明を詳説する。
図1に示すように、本発明の折畳み自転車は、箱型ケース本体10の底部10Aに車輪3,3を有すると共に、箱型ケース本体10の背面側に把手6を引出し自在に設けた牽引用伸縮杆4を有するキャリーバッグ状収納部材1を備えている。このキャリーバッグ状収納部材1に、折畳み状態の自転車本体2を収納可能として構成している。
本発明の折畳み自転車は、図3に示すように、自転車本体2を展開使用状態として、使用者が迅速に移動するために使用されたり、又は、図1に示すように、使用者が自転車に乗って走行できないような場合には、自転車本体2を折畳み状態とし、キャリーバッグ状収納部材1の中に入れて持ち運べるように構成したものである。
図2に示すように、キャリーバッグ状収納部材1は、上半体11と下半体12とから成る(上下)2分割状の箱型ケース本体10を備え、その下半体12の底壁部に車輪3,3を転動自在に有すると共に、下半体12の背面側壁部に牽引用伸縮杆4を固着している。上半体11と下半体12は、ファスナーFによって連結・分離自在である。上半体11の背面側には、上下方向開閉自在のファスナー部15が設けられており、下半体12に固着されて上方に突き出た牽引用伸縮杆4の上半分を抱き込み状に包囲している。上半体11の天井壁部には、持ち上げ用バンド16が取付けられている。
図1と図3に示すように、自転車本体2は、折畳み・展開可能なフレーム20を備えている。フレーム20は、ペダル25に連動して回転しチェーンCを介して(後方の)タイヤ8Bを回転駆動するギア部23を有している。なお、図示省略するが、ペダル25は、進行方向左右一対に設けられており、自転車本体2の折畳み状態では、足踏み部がクランクの軸心廻りに回転したり、クランク自体を折畳み可能な構造とするも良い。
フレーム20は、ギア部23を有するトップ部26と、前方のタイヤ8Aを有するフロントフォーク31を支持するためのヘッド部27と、後方のタイヤ8Bを有するバックフォーク部28と、上端にサドル30を取付けたシートポスト32を差込み可能なシートチューブ部29から成る。フレーム20のトップ部26には、ヘッド部27が第1軸心L廻りに揺動自在に枢結され、また、バックフォーク部28が第2軸心L廻りに揺動自在に枢結されている。さらに、トップ部26の後端部には、シートチューブ部29が固着されている。なお、自転車本体2の展開使用状態下で、ヘッド部27は、揺動ロック状態とされ、バックフォーク部28は、揺動規制状態とされている。フレーム20の材質は、カーボン(炭素鋼)やアルミ等軽量な素材であるのが望ましい。
キャリーバッグ状収納部材1の牽引用伸縮杆4は、図3に示す展開使用状態の自転車本体2のフレーム20に連結用クランプ部材9を介して取着され、その上端にハンドル部材21を取付けてハンドルポスト22として転用可能に構成されている。
フレーム20のヘッド部27内部には、フロントフォーク31と一体に連結されたステアリングシャフト33が貫通しており、このステアリングシャフト33の上端部に連結用クランプ部材9が取着されている。
図4に示すように、連結用クランプ部材9には、ステアリングシャフト33に取着するための第1締付孔9Aと、牽引用伸縮杆4の下端部4B(図3参照)を挿入して支持するための第2締付孔9Bとが設けられている。第1締付孔9A・第2締付孔9Bは、ボルト・ナットによる締付けが可能である。連結用クランプ部材9は、ステアリングシャフト33と牽引用伸縮杆4が連動して回動するように連結している。なお、ステアリングシャフト33及び牽引用伸縮杆4は、断面非円形状に形成されているのが好ましく、第1締付孔9Aはステアリングシャフト33に嵌合し、また、第2締付孔9Bは牽引用伸縮杆4に嵌合して回転を規制するよう非円形状に形成するのが好ましい。
図3に示すように、キャリーバッグ状収納部材1の箱型ケース本体10は、自転車本体2の展開使用状態下で、前カゴ24として転用可能に構成されている。
自転車本体2の展開使用状態に於て、箱型ケース本体10(前カゴ24)は、牽引用伸縮杆4によって上方開口状に固定された下半体12に、上下逆さまに引っ繰り返した上半体11を挿入して内装している。
また、自転車本体2の折畳み途中から折畳み状態まで、チェーンCに常時張力を付与してチェーンCがギア部23から離脱するのを防止するチェーン離脱防止手段5を具備している。
図5と図10に示すように、チェーン離脱防止手段5は、先端にチェーン押圧部17を有する第1揺動片41と、第2揺動片42とを、有している。第1揺動片41と第2揺動片42は、同一軸心にてトップ部26に枢着され、さらに、その枢着箇所に弾発部材43が付設されて、弾発力をもって揺動可能として連結されている。弾発部材43は、ハサミコイルばねを使用するのが好ましい。また、第2揺動片42の基端部には、コイルバネ40が連結されている。コイルバネ40は、トップ部26(シートチューブ29)の一部に枢着され揺動自在であって、第2軸心L近傍位置にてバックフォーク部28の一部に連結されている。
図3に示す展開使用状態では、チェーン離脱防止手段5は、チェーン押圧部17がチェーンCに接触しない(下方)位置にて支持されている。図1に示す折畳み状態では、チェーン離脱防止手段5は、チェーンCに弾発力をもってチェーン押圧部17を押し付けて張力を付与し、チェーンCがギア部23から離脱するのを防止している。
図6に示すように、牽引用伸縮杆4は、把手6を上端に有するT字状の内挿杆部材13と、内挿杆部材13がスライド自在に挿入されると共に把手6を収納可能とした取付用横杆7を上端に有する上方開口状の外装筒部材14とから成る。この外装筒部材14の取付用横杆7は、前後両端面7A,7A及び左右両側面7B,7Bが上端に向けて次第に縮径するテーパ面状に形成されている。
牽引用伸縮杆4は、その下端部4B寄りに、複数の外鍔状取付片18を突設している。外鍔状取付片18は、外装筒部材14と一体状に形成されており、箱型ケース本体10(の下半体12)にビス又はボルト等を用いて固着されている。なお、外装筒部材14の内部には、内挿杆部材13を突出させる方向に弾発付勢する弾発部材を備えているのが好ましい(図示省略)。外装筒部材14は、複数箇所に係止孔19が貫設されており、内挿杆部材13に設けた突出・引込み自在の小突条13Aを差し込んで係止することで、内挿杆部材13を所定位置で保持できるように構成されている。なお、図示省略するが、外装筒部材14と外鍔状取付片18は、分離自在な別部品として構成しても良く、この場合、箱型ケース本体10に固着した外鍔状取付片18に、牽引用伸縮杆4を着脱自在に取付けて使用される。
図3と図7に示すように、自転車本体2の展開使用状態下で、ハンドル部材21の中央の嵌合凹部21Aを、(伸縮状態とした牽引用伸縮杆4の)上方から圧入して嵌込可能に構成されている。
牽引用伸縮杆4は、外装筒部材14の取付用横杆7の前後両端面7A,7A及び左右両側面7B,7Bを、ハンドル部材21の嵌合凹部21Aに圧接している。この構成により、展開使用状態で、使用者がハンドル部材21のグリップG,Gを握って運転する際に、ガタつくことなく、牽引用伸縮杆4とハンドル部材21をしっかりと固定できる。なお、ハンドル部材21は、嵌合凹部21A側壁面から突出・引込み自在の係止ピン38,38を埋設し、かつ、取付用横杆7の左右両側面7B,7Bには、差込孔部39,39を設け、係止ピン38,38を差込孔部39,39に差込むことで、ハンドル部材21が外装筒部材14から不意に抜けてしまうのを防止する構造とするのが好ましい。
自転車本体2は、その重量が10kg以下に設定されている。また、自転車本体2のタイヤ8A,8Bは、直径が12インチ〜20インチに設定されている。
自転車本体2は、キャリーバッグ状収納部材1に入れて持ち運ぶことがあるため、できるだけ軽量であるのが好ましく、走行時の強度との兼ね合いで、10kg以下に設定されている。また、自転車本体2は、(比較的)小径のタイヤ8A,8Bを有する、いわゆる、ミニベロであって、折畳み状態での外形寸法が、できるだけ小さく抑えられるものが好ましい。このように自転車本体2を小さく設計することにより、キャリーバッグ状収納部材1が大型化せずに済み、持ち運びが容易である。即ち、自転車本体2は、タイヤ8A,8Bが小さく、小型で軽量のものを用いるのが好適である。
上述した本発明の折畳み自転車の使用方法(作用)について説明する。
図1に示すように、折畳み状態の自転車本体2を収納したキャリーバッグ状収納部材1は、牽引用伸縮杆4の上面に設けたプッシュボタンBを押すと、把手6が上方に引き出される。使用者が把手6を持ってキャリーバッグ状収納部材1を牽引すれば、車輪3,3が地面上を転動しつつキャリーバッグ状収納部材1の荷重を支持するため、使用者は、自転車本体2の重さを直に感じることなく小さな力で、見た目もスマートに持ち歩くことができる。
そして、使用者が自転車に乗って移動する場合には、キャリーバッグ状収納部材1の箱型ケース本体10を(上半体11と下半体12の)2つに分離して、折畳み状態の自転車本体2を取り出す。図3に示すように、取り出した自転車本体2のヘッド部27を(第1軸心L廻りに揺動させて)トップ部26と延伸状になるように展開し、シートチューブ部29に、シートポスト32を挿入してサドル30を取り付ける。次に、バックフォーク部28を(第2軸心L廻りに揺動させて)トップ部26と延伸状になるように展開する。この際、チェーン離脱防止手段5により、チェーンCがギア部23から離脱するのを防止しているため、バックフォーク部28を折り畳んだ状態から展開してもチェーンCをギア部23に付け直す手間が省ける。
次に、展開した自転車本体2のフレーム20に、連結用クランプ部材9を取付け、箱型ケース本体10の下半体12に一体状に固着された牽引用伸縮杆4の下端部4Bを、連結用クランプ部材9の第2締付孔9Bに挿入して締結する。牽引用伸縮杆4は、下端部4Bを連結用クランプ部材9の第2締付孔9Bに差し込んだまま(ワンタッチで)締付けられ、その上端にハンドル部材21を取付けて、ハンドルポスト22として転用(流用)される。この際、ハンドル部材21は、牽引用伸縮杆4の上方から強く押し付けて、嵌合凹部21Aに取付用横杆7を圧入する。ハンドル部材21は、嵌合凹部21A内の係止ピン38,38が取付用横杆7の差込孔部39,39に差し込まれてカチッと音がするまで嵌め込む(図7参照)。
そして、2分割した箱型ケース本体10の上半体11を上下逆さまに引っ繰り返し、下半体12の上方から挿入して、前カゴ24として転用(流用)する。
次に、自転車本体2を折畳み状態とし、キャリーバッグ状収納部材1に収納する際は、図5に示すように、バックフォーク部28を(第2軸心L廻りに揺動させて)折り畳む。図5(a)に示すバックフォーク部28の折畳み始めの段階では、バックフォーク部28の揺動に伴ってチェーンCが下降し、第1揺動片41先端のチェーン押圧部17がチェーンCに当接する。チェーン離脱防止手段5は、バックフォーク部28に連結したコイルバネ40を介して第2揺動片42が押圧され、第2揺動片42と第1揺動片41が連動して揺動し、チェーン押圧部17をチェーンCに押し当てる。図5(b)に示すように、チェーン離脱防止手段5は、チェーン押圧部17の押圧力により(折畳み途中から)チェーンCに張力を付与して弛みを防止する。図5(c)に示すように、バックフォーク部28が中間折り畳み位置を越えて折畳み状態に至るまで、チェーン押圧部17が(逆に)チェーンCにより引っ張られる。この際、図10(a)(b)に示すように、チェーン離脱防止手段5は、チェーンCの張力が作用することで、弾発部材43の弾発付勢力に抗して第1揺動片41が揺動し、折畳み途中で第1揺動片41と第2揺動片42が成す角度αに対し、折畳み状態で第1揺動片41と第2揺動片42が成す角度βが、小さくなる。言い換えると、チェーン離脱防止手段5は、第1揺動片41と第2揺動片42が弾発力をもって揺動することで、チェーンCに過大な張力が作用するのを防ぐ(逃がす)。このようにして、チェーン離脱防止手段5は、展開状態から折畳み状態に至るまで、チェーンCに適度な張力を付与してチェーンCが(ギア部23から)離脱するのを防止する。
なお、本発明は、設計変更可能であって、図8に示すように、角度調整機能付きクランプ部材49を用いてハンドルポスト22(牽引用伸縮杆4)を取着しても良い。
角度調整機能付きクランプ部材49は、前半体47と後半体48から成り、前半体47と後半体48が揺動軸心L廻りに揺動自在に枢結されている。前半体47と後半体48は、枢結部を揺動軸心Lに沿ってボルト・ナットで締め付けることにより揺動を規制して、任意の傾斜角度で固定することができるように構成されている。前半体47は、牽引用伸縮杆4の下端部4Bを嵌入可能な第2締付孔49Bを有し、後半体48は、ステアリングシャフト33を嵌入可能な第1締付孔49Aを有している。第2締付孔49Bは、バックル部50の開閉により締付けが可能である。
図9に示すように、この角度調整機能付きクランプ部材49により、展開使用状態の自転車本体2は、ハンドルポスト22を所定角度θ分だけ後傾させることが可能となり、使用者の好みに応じてハンドルポジションを変更することができる。
以上のように、本発明に係る折畳み自転車は、箱型ケース本体10の底部10Aに車輪3,3を有すると共に、箱型ケース本体10の背面側に把手6を引出し自在に設けた牽引用伸縮杆4を有するキャリーバッグ状収納部材1に、折畳み状態の自転車本体2を収納可能としたので、キャリーバッグ状収納部材1を牽引して持ち歩けば、外観上は自転車本体2を持ち運んでいるようには見えず、非力な女性や子供でも簡単に、かつ、格好良くスマートに持ち運びできる。また、自転車部品を全てキャリーバッグ状収納部材1の中に入れて持ち運べるため、省スペースで、しかも、周囲の人に迷惑をかけずに済む。
また、キャリーバッグ状収納部材1の牽引用伸縮杆4は、展開使用状態の自転車本体2のフレーム20に連結用クランプ部材9を介して取着されると共に上端にハンドル部材21を取付けてハンドルポスト22として転用可能に構成されているので、自転車本体2を展開使用状態とする際、キャリーバッグ状収納部材1の構成部品を転用して自転車の一部として使用でき、見た目が斬新で、それにもかかわらず、違和感なく乗ることができる。構成部品点数を少なくすることができ、省スペースで、かつ、低コストに製造できる。
また、キャリーバッグ状収納部材1の箱型ケース本体10は、自転車本体2の展開使用状態下で、前カゴ24として転用可能に構成されているので、自転車本体2を展開使用状態とする際、キャリーバッグ状収納部材1の構成部品を転用して自転車の一部として使用でき、見た目が斬新で、それにもかかわらず、違和感なく乗ることができる。構成部品点数を少なくすることができ、省スペースで、かつ、低コストに製造できる。
また、自転車本体2の折畳み途中から折畳み状態に至るまで、チェーンCに常時張力を付与してチェーンCがギア部23から離脱するのを防止するチェーン離脱防止手段5を具備しているので、自転車本体2を折畳み状態から展開使用状態に変形してもチェーンCがギア部23に噛合した状態を維持し、チェーンCを付け直す手間が省ける。よって、自転車本体2を展開して直ぐに走行させることができる。また、自転車本体2のチェーンCに適度な張力が掛かった状態を保持し、チェーンCに過大な張力な掛かることがなく、かつ、ギア部23から離脱するのを確実に防止できる。
また、牽引用伸縮杆4は、把手6を上端に有するT字状の内挿杆部材13と、内挿杆部材13がスライド自在に挿入されると共に把手6を収納可能とした取付用横杆7を上端に有する上方開口状の外装筒部材14とから成り、外装筒部材14の取付用横杆7は、前後両端面7A,7A及び左右両側面7B,7Bが上端に向けて次第に縮径するテーパ面状に形成され、自転車本体2の展開使用状態下で、ハンドル部材21の中央の嵌合凹部21Aを上方から圧入して嵌込可能に構成されているので、牽引用伸縮杆4とハンドル部材21にガタつきがなく、しっかりと固定できて安全性が高い。使用者がハンドル部材21のグリップG,Gを握って運転する際、ハンドル部材21にガタつきが少なく、使用者に安心感を与えることができ、違和感なく乗ることができる。
また、自転車本体2の重量が10kg以下に設定されているので、持ち運びが容易である。
また、自転車本体2のタイヤ8A,8Bは、直径が12インチ〜20インチに設定されているので、キャリーバッグ状収納部材1が大きくなりすぎず、持ち運びが容易である。
1 キャリーバッグ状収納部材
2 自転車本体
3 車輪
4 牽引用伸縮杆
5 チェーン離脱防止手段
6 把手
7 取付用横杆
7A 前後両端面
7B 左右両側面
8A,8B タイヤ
9 連結用クランプ部材
10 箱型ケース本体
10A 底部
13 内挿杆部材
14 外装筒部材
20 フレーム
21 ハンドル部材
21A 嵌合凹部
22 ハンドルポスト
23 ギア部
24 前カゴ
C チェーン

Claims (3)

  1. 箱型ケース本体(10)の底部(10A)に車輪(3)(3)を有すると共に、上記箱型ケース本体(10)の背面側に把手(6)を引出し自在に設けた牽引用伸縮杆(4)を有するキャリーバッグ状収納部材(1)を備え、
    該キャリーバッグ状収納部材(1)に折畳み状態の自転車本体(2)を収納し、上記牽引用伸縮杆(4)から上方に上記把手(6)を引き出して、上記車輪(3)(3)を地面上で転動させつつ上記キャリーバッグ状収納部材(1)を牽引して持ち運ぶように構成し、
    上記自転車本体(2)の展開使用状態下で、上記キャリーバッグ状収納部材(1)の箱型ケース本体(10)は、前カゴ(24)として転用され、かつ、上記牽引用伸縮杆(4)は、上記自転車本体(2)のフレーム(20)に連結用クランプ部材(9)を介して取着されると共に上端にハンドル部材(21)を取付けてハンドルポスト(22)として転用されるように構成したことを特徴とする折畳み自転車。
  2. 上記自転車本体(2)の折畳み途中から折畳み状態に至るまで、チェーン(C)に常時張力を付与して該チェーン(C)がギア部(23)から離脱するのを防止するチェーン離脱防止手段(5)を具備している請求項1記載の折畳み自転車。
  3. 上記牽引用伸縮杆(4)は、上記把手(6)を上端に有するT字状の内挿杆部材(13)と、該内挿杆部材(13)がスライド自在に挿入されると共に上記把手(6)を収納可能とした取付用横杆(7)を上端に有する上方開口状の外装筒部材(14)とから成り、
    該外装筒部材(14)の上記取付用横杆(7)は、前後両端面(7A)(7A)及び左右両側面(7B)(7B)が上端に向けて次第に縮径するテーパ面状に形成され、上記自転車本体(2)の展開使用状態下で、上記ハンドル部材(21)の中央の嵌合凹部(21A)を上方から圧入して嵌込可能に構成されている請求項1又は2記載の折畳み自転車。
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