JP6428897B2 - 液体吐出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ノズルから液体を吐出する液体吐出装置に関する。
ノズルから液体を吐出する液体吐出装置として、特許文献1には、ノズルからインクを吐出して印刷を行うプリンタ部を備えた複合機が記載されている。特許文献1に記載の複合機では、記録ヘッド(液体吐出ヘッド)を搭載するキャリッジが、2本のガイドレール(ガイド部)に案内されることにより走査方向に移動可能となっている。2本のガイドレールは、ガイドレールの下方に配置されたフレームに固定されている。具体的に説明すると、フレームは、金属材料からなる板状の部材である。また、フレームは、走査方向に延びた底板が、樹脂材料からなる筐体(基材)の上面に固定されているとともに、走査方向の両端部に、底板に対して上方に折り曲げられることによって形成された2つの側板が設けられている。2本のガイドレールは、上記2つの側板の上端部にそれぞれ固定されている。また、フレームの2つの側板は、記録用紙を搬送するための搬送ローラを支持している。
特許第4600504号公報
ここで、特許文献1では、筐体を形成する樹脂材料は、フレームを形成する金属材料と比べて、線膨張係数が高い。そのため、特許文献1では、環境温度が変化したときなどに、筐体が伸縮しやすい。しかしながら、特許文献1では、上述したように、フレームが、金属材料からなる板状の部材が走査方向の両端部において折り曲げられることによって形成された、底板と2つの側板とが一体となった部材であり、比較的剛性が高い。そのため、環境温度の変化などにより筐体が変形した場合でも、フレームの2つの側板の位置関係が変動しにくい。したがって、2つの側板に固定されたガイドレールと、2つの側板に支持された搬送ローラとの位置関係が変動しにくくなる。その結果、ガイドレールに案内されて走査方向に移動するキャリッジに搭載された記録ヘッドと、搬送ローラに搬送される記録用紙(被吐出媒体)との位置関係が変動しにくくなり、印刷品質の低下が防止される。
しかしながら、特許文献1では、フレームは、走査方向に長く延びた底板を有しているため、比較的重量が大きなものとなってしまう。そのため、このようなフレームを備えた液体吐出装置も重量が大きくなってしまう。また、特許文献1では、プリンタ部に、走査方向に延びた底板を配置するためのスペースを設ける必要もある。ここで、液体吐出装置の軽量化や小型化の観点から、底板と2つの側板とを備えたフレームの代わりに、2つの側板に対応する互いに分離した2つの部材を配置し、これら2つの部材を、それぞれ筐体に固定することが考えられる。しかしながら、この場合には、上記2つの部材の間に底板に対応する部分が存在しないため、環境温度の変化などにより筐体が伸縮したときに、これら2つの部材の位置関係が変動してしまいやすい。そのため、ガイドレールと、2つの部材に支持された搬送ローラとの位置関係が変動しやすくなってしまう。その結果、液体吐出ヘッドと被吐出媒体との位置関係が変動して、印刷品質が低下してしまう虞がある。
本発明の目的は、液体吐出装置の軽量化・小型化を図りつつも、温度変化により基材が伸縮したときに、液体吐出ヘッドと被吐出媒体との位置関係が変動しにくい液体吐出装置を提供することである。
第1の発明に係る液体吐出装置は、液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドが搭載され、所定の走査方向に移動可能なキャリッジと、前記走査方向に延び、前記キャリッジを支持するとともに前記走査方向に案内するガイド部と、前記走査方向に延び、前記走査方向と直交する搬送方向に被吐出媒体を搬送する搬送ローラと、前記搬送ローラの、前記走査方向に互いに離隔した2つの部分を支持する、互いに分離した第1支持部材及び第2支持部材と、前記第1支持部材及び前記第2支持部材が固定された基材と、を備え、前記第1支持部材及び前記第2支持部材は、前記走査方向及び前記搬送方向と直交する直交方向の一端部が前記基材に固定されているとともに、前記直交方向における前記一端部よりも他端側の部分が前記ガイド部に固定され、前記基材は、前記ガイド部よりも線膨張係数の高い材料からなり、前記第1支持部材の前記一端部が固定された部分である第1固定部が、前記第2支持部材の前記一端部が固定された部分である第2固定部よりも、前記走査方向に変形しやすくなっている。
線膨張係数の高い材料からなる基材は、温度変化により走査方向に伸縮しやすい。しかしながら、本発明では、第1固定部が第2固定部よりも走査方向に変形しやすくなっているため、第1固定部が走査方向に変形することにより、基材は、第1固定部に固定された第1支持部材と第2固定部に固定された第2支持部材との走査方向の位置関係をほとんど変位させることなく伸縮する。そのため、第1支持部材と第2支持部材とが分離されていても、第1固定部に固定された第1支持部材と、第2固定部に固定された第2支持部材との走査方向における位置関係が変動しにくくなる。これにより、第1、第2支持部材が固定されたガイドレールと、第1、第2支持部材に支持された搬送ローラとの位置関係が変動しにくくなる。その結果、ガイドレールに支持されて走査方向に移動するキャリッジに搭載された液体吐出ヘッドと、搬送ローラに搬送される被吐出媒体との位置関係を変動しにくくすることができる。
第2の発明に係る液体吐出装置は、第1の発明に係る液体吐出装置において、前記第1固定部は、前記基材の前記第1固定部の周囲を取り囲む部分よりも前記直交方向の前記他端側に突出していることにより、前記走査方向に変形しやすくなっている。
本発明によると、第1固定部を、基材の第1固定部の周囲を取り囲む部分よりも直交方向の他端側に突出したものとすることにより、走査方向に変形しやすくすることができる。
第3の発明に係る液体吐出装置は、第1又は第2の発明に係る液体吐出装置において、前記搬送方向に並ぶ2つの前記ガイド部を備え、前記第1支持部材及び前記第2支持部材が、それぞれ、前記搬送方向に2つの前記ガイド部にまたがって延びているとともに、2つの前記ガイド部に固定され、前記第1固定部は、前記搬送方向に前記走査方向よりも変形しにくくなっている。
本発明によると、第1固定部を搬送方向に変形しにくくすることにより、第1固定部の強度を確保することができる。一方で、第1、第2支持部材が搬送方向に2つのガイドレールにまたがって延び、2つのガイドレールに固定されているため、第1固定部を搬送方向に変形しにくくしても、基材が温度変化によって搬送方向に伸縮したときに、2つのガイドレールの搬送方向の位置関係が変動しにくい。
第4の発明に係る液体吐出装置は、第3の発明に係る液体吐出装置において、前記第1固定部は、前記基材の前記第1固定部の周囲を取り囲む部分よりも前記直交方向の前記他端側に突出していることにより、前記走査方向に変形しやすくなっているとともに、前記搬送方向の長さが、前記走査方向の長さよりも長くなっていることにより、前記搬送方向に前記走査方向よりも変形しにくくなっている。
本発明によると、第1固定部を、基材の第1固定部の周囲を取り囲む部分よりも直交方向の他端側に突出したものとした場合に、第1固定部の搬送方向の長さを走査方向の長さよりも長くすることにより、第1固定部を搬送方向に走査方向よりも変形しにくくすることができる。
第5の発明に係る液体吐出装置は、第1〜第4のいずれかの発明に係る液体吐出装置において、前記搬送ローラに搬送される被吐出媒体を支持する媒体支持部材をさらに備え、前記媒体支持部材は、前記第1支持部材及び前記第2支持部材に対して固定されている。
本発明によると、基材が温度変化により伸縮したときの、ガイドレールと搬送ローラと媒体支持部材との位置関係が変動しにくくなる。これにより、ガイドレールに支持されて走査方向に移動するキャリッジに搭載された液体吐出ヘッドと、搬送ローラに搬送されるとともに媒体支持部材に支持される被吐出媒体との位置関係を変動しにくくすることができる。
第6の発明に係る液体吐出装置は、第1〜第5のいずれかの発明に係る液体吐出装置において、前記搬送ローラに接続されたモータと、前記モータによって駆動される前記搬送ローラとは別の被駆動部と、前記モータの回転を前記被駆動部に伝達するギア機構と、をさらに備え、前記被駆動部及び前記ギア機構が、前記走査方向における、前記第2固定部の前記第1固定部と反対側に配置されている。
本発明とは異なり、ギア機構が、走査方向に変形しやすい第1固定部に近接して配置されていると、基材が温度変化により伸縮し、第1固定部が変形したときに、第1固定部や第1支持部材の変位によりギア機構を構成するギアが傾いてしまう虞がある。その結果、ギアの軸間の間隔が詰まってギアに加わる負荷が大きくなってしまう虞がある。あるいは、ギアの軸間の間隔が広がりすぎて歯飛びや歯先の破損を引き起こしてしまう虞がある。これに対して、本発明では、被駆動部及びギア機構が、走査方向に変形しにくい第2固定部の第1固定部と反対側に配置されているので、第1固定部及び第1支持部材が変位したときのギアが傾くのを防止することができる。
第7の発明に係る液体吐出装置は、第6の発明に係る液体吐出装置において、前記搬送ローラとして、前記モータに接続された第1搬送ローラと、前記第1搬送ローラと前記搬送方向に離隔して配置された第2搬送ローラと、を有し、前記第1搬送ローラの回転を前記第2搬送ローラに伝達するベルトをさらに備え、前記ベルトは、前記第1固定部の前記第2固定部と反対側に配置されている。
本発明によると、第1固定部の前記第2固定部と反対側にベルトを配置することにより、第1固定部の前記第2固定部と反対側のスペースを有効利用することができる。ここで、走査方向に変形しやすい第1固定部の第2固定部と反対側にベルトを配置すると、温度変化により基材が伸縮して第1固定部が変形したときに、第1固定部や第1支持部材の変位により、ベルトに傾きや捻りが生じる虞がある。しかしながら、ベルトに多少の傾きや捻りが生じたとしても、ベルトに大きな負荷がかかるなどの問題は生じにくい。
第8の発明に係る液体吐出装置は、第1〜第7のいずれかの発明に係る液体吐出装置において、前記第2支持部材は、前記直交方向における前記一端部よりも前記他端側の、前記ガイド部に固定されているのとは別の部分において、さらに前記基材に固定されている。
ここで、第1支持部材と第2支持部材とが互いに分離している場合には、第1支持部材と第2支持部材とが一体となっている場合と比較して、キャリッジが走査方向に移動したときに、第1支持部材及び第2支持部材に走査方向の揺れが生じやすくなる。本発明では、第2支持部材が、ガイド部に固定されているのとは別の部分において、さらに基材に固定されているため、上述したような第2支持部材の走査方向の揺れを抑制することができる。
第9の発明に係る液体吐出装置は、第1〜第8のいずれかの発明に係る液体吐出装置において、前記第1支持部材が、前記走査方向と直交する方向に延びた締結部材によって前記第1固定部に固定されている。
ある方向に延びた締結部材で第1支持部材を第1固定部に固定した場合、当該方向における第1支持部材と第1固定部との密着性を高くすることができ、これにより、第1支持部材と第1固定部とを当該方向に相対移動しにくくすることができる。一方で、本発明では、第1固定部が走査方向に変形しやすい。以上のことから、本発明のように、第1支持部材を第1固定部に固定する締結部材は、走査方向と直交する方向に延びたものであることが好ましい。
第10の発明に係る液体吐出装置は、第9の発明に係る液体吐出装置において、前記第1支持部材及び前記第2支持部材は、前記直交方向に延びているとともに、前記一端部が前記走査方向の内側に延びるように折れ曲がったL字形状の部材であり、前記第1支持部材の前記走査方向の内側に延びた前記一端部が、前記直交方向に延びた前記締結部材によって前記第1固定部に固定され、前記第2支持部材の前記走査方向の内側に延びた前記一端部が、前記直交方向に延びた前記締結部材によって前記第2固定部に固定されている。
本発明によると、第1、第2支持部材が走査方向の外側に折り曲がっているとした場合よりも、第1固定部と第2固定部とを走査方向に近づけることができる。これにより、基材が温度変化により伸縮したときの、基材の第1固定部と第2固定部との間の部分全体の走査方向への伸縮量を小さくすることができる。したがって、基材が伸縮したときに、2つの支持部材の位置関係をさらに変動しにくくすることができる。また、液体吐出装置の走査方向のサイズを小さくすることもできる。
本発明によれば、基材が温度変化により走査方向に伸縮したときに、ガイドレールに支持されて走査方向に移動するキャリッジに搭載された液体吐出ヘッドと、搬送ローラに搬送される被吐出媒体との位置関係を変動しにくくすることができる。
本発明の実施の形態に係るプリンタの概略構成図である。 図1のII−II線断面図である。 図1のIII−III線断面図である。 (a)が図2のIVA−IVA線断面図であり、(b)が図2のIVB−IVB線断面図である。 基材の上面の図であり、(a)が第1固定部近傍、(b)が第2固定部近傍を示している。 (a)ピックアップローラを回転させるときのギア機構の状態を示す図であり、(b)が吸引パージを行わせるときのギア機構の状態を示す図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について説明する。
図1〜図4に示すように、本実施の形態に係るプリンタ1(液体吐出装置)は、キャリッジ2、インクジェットヘッド3、第1搬送ローラ4a、第2搬送ローラ4b、プラテン5(媒体支持部材)、トレイ装着部6、メンテナンスユニット7(被駆動部)等を備えている。なお、以下では、図1に示すように走査方向の右側及び左側を定義して説明を行う。
キャリッジ2は、走査方向に延びた2本のガイドレール11、12により下方から支持されており、ガイドレール11、12に案内されて走査方向に移動する。2つのガイドレール11、12は、走査方向と直交する搬送方向に互いに離隔して配置されている。ガイドレール11、12の左端部近傍の部分は、第1支持部材13によって支持されている。ガイドレール11、12の右端部近傍の部分は、第2支持部材14によって支持されている。
支持部材13、14は、金属材料からなり、走査方向及び搬送方向と直交する上下方向に延びているとともに、その下端部において走査方向の内側に折れ曲がった、搬送方向から見て略L字形状の部材である。支持部材13、14は、走査方向に間隔をあけて配置されている。
また、支持部材13、14は、搬送方向に2本のガイドレール11、12にまたがって延びている。そして、支持部材13、14の上端部には、ガイドレール11と対向する部分に、それぞれ、部分的に上方に突出した突出部13a、14aが設けられている。一方、ガイドレール11には、突出部13a、14aと対向する部分に、それぞれ、貫通孔11a、11bが形成されている。突出部13a、14aは、貫通孔11a、11bに挿通され、ガイドレール11よりも上方まで延びている。また、突出部13a、14aのガイドレール11よりも上方に位置する部分には、それぞれ、走査方向に延びた貫通孔13a1、14a1が形成されている。貫通孔13a1、14a1には、それぞれ、ガイドレール11の上面に固定されたバネ15a、15bが挿通されている。これにより、支持部材13、14は、それぞれ、突出部13a、14a(直交方向の一端部よりも他方側の部分)においてガイドレール11に固定される。
また、第1支持部材13には、ガイドレール12と対向する部分に、部分的に上方に突出しているとともに、搬送方向に間隔をあけて並んだ2つの突出部13bが設けられている。一方、ガイドレール12には、2つの突出部13bと対向する部分に、2つの貫通孔12aが形成されている。突出部13bは、貫通孔12aに挿通され、ガイドレール12よりも上方まで延びている。また、2つの突出部13bのガイドレール12よりも上方に位置する部分には、走査方向に延びた貫通孔13b1が形成されている。2つの突出部13bの貫通孔13b1には、ガイドレール12の上面に固定され、2つの突出部13bにまたがって延びたバネ16aが挿通されている。これにより、第1支持部材13は、突出部13b(直交方向の一端部よりも他方側の部分)においてガイドレール12に固定される。
また、第2支持部材14には、ガイドレール12と対向する部分に、部分的に上方に突出しているとともに、搬送方向に間隔をあけて並んだ2つの突出部14bが設けられている。一方、ガイドレール12には、2つの突出部14bと対向する部分に、2つの貫通孔12bが形成されている。突出部14bは、貫通孔12bに挿通され、ガイドレール12よりも上方まで延びている。また、2つの突出部14bのガイドレール12よりも上方に位置する部分には、走査方向に延びた貫通孔14b1が形成されている。2つの突出部14bの貫通孔14b1には、ガイドレール12の上面に固定され、2つの突出部14bにまたがって延びたバネ16bが挿通されている。これにより、第2支持部材14は、突出部14b(直交方向の一端部よりも他方側の部分)においてガイドレール12に固定される。
また、支持部材13、14の下端部(直交方向における一端部)は、プリンタ1の筐体9(基材)に固定されている。具体的に説明すると、筐体9の上面には、第1支持部材13の走査方向に延びた下端部と対向する部分に、搬送方向に互いに離隔して配置された2つの第1固定部21a、21bが設けられている。そして、第1支持部材13は、走査方向に延びた下端部が、上下方向に延びたボルト25(締結部材)によって、2つの第1固定部21a、21bに固定されている。また、筐体9の上面には、第2支持部材14の走査方向に延びた下端部と対向する部分に、搬送方向に互いに離隔して配置された2つの第2固定部22a、22bが設けられている。そして、第2支持部材14は、走査方向に延びた下端部が、上下方向に延びたボルト25(締結部材)によって、2つの第2固定部22a、22bに固定されている。
ここで、第1固定部21a、21b及び第2固定部22a、22bについて説明する。図2、図5(a)に示すように、筐体9の第1固定部21a、21bの周囲を取り囲む部分には、それぞれ、第1固定部21a、21bをその全周にわたって取り囲む凹部23a、23bが形成されている。これにより、第1固定部21a、21bは、それぞれ、その周囲に位置する、凹部23a、23bが形成された部分9a、9bよりも上方(本発明の直交方向の他端側)に突出している。一方、図2、図5(b)に示すように、筐体9の第2固定部22a、22bの周囲を取り囲む部分には、凹部は形成されておらず、第2固定部22a、22bは、周囲を取り囲む部分とほぼ同じ高さとなっている。なお、図5(a)、(b)では、図面をわかりやすくするために、筐体9の上面にハッチングを付している。また、図5(a)、(b)では、筐体9の上面における支持部材13、14の固定位置をわかりやすくするために、支持部材13、14及びボルト25の位置を二点鎖線で図示している。
これにより、本実施の形態では、第1固定部21a、21bは、第2固定部22a、22bと比較して、走査方向及び搬送方向に変形しやすくなっている。ただし、周囲を取り囲む部分よりも突出した第1固定部21a、21bは、図5(a)に示すように、搬送方向の長さLhが、走査方向の長さLsよりも長くなっている。これにより、第1固定部21a、21bは、搬送方向に走査方向よりも変形しにくくなっている。
また、第2支持部材14は、上下方向に延びた部分が、走査方向に延びた下端部よりも搬送方向の下流側まで延びおり、その先端部に取付部26が設けられている。そして、第2支持部材14は、上述したように、下端部が第2固定部22a、22bに固定されているのに加えて、取付部26が筐体9に設けられた固定部27にボルト28で固定されている。すなわち、第2支持部材14は、第2固定部22a、22bに固定された下端部よりも上側(他端側)の、ガイドレール11、12に固定されている突出部14a、14bとは別の取付部26において、筐体9に固定されている。
インクジェットヘッド3は、キャリッジ2に搭載されており、その下面に形成された複数のノズル10からインクを吐出する。第1搬送ローラ4aは、搬送方向におけるインクジェットヘッド3よりも上流側に配置されている。第2搬送ローラ4bは、搬送方向におけるインクジェットヘッド3よりも下流側に配置されている。そして、搬送ローラ4a、4bは、記録用紙Pを搬送方向に搬送する。なお、本実施の形態では、第1搬送ローラ4aと第2搬送ローラ4bとを合わせたものが、本発明に係る搬送ローラに相当する。
搬送ローラ4a、4bの配置についてより詳細に説明すると、第1支持部材13には、突出部13aよりも搬送方向下流側の部分にローラ支持部13cが設けられている。また、第1支持部材13には、搬送方向における2つの突出部13bの間の部分にローラ支持部13dが設けられている。一方、第2支持部材14には、突出部14aよりも搬送方向下流側の部分にローラ支持部14cが設けられている。また、第2支持部材14には、搬送方向における2つの突出部14bの間の部分にローラ支持部14dが設けられている。そして、第1搬送ローラ4aは、左端部近傍の部分が、ローラ支持部13cに支持され、右端部近傍の部分が、ローラ支持部14cに支持されている。また、第2搬送ローラ4bは、左端部近傍の部分が、ローラ支持部13dに支持され、右端部近傍の部分が、ローラ支持部14dに支持されている。
また、第1搬送ローラ4aの左端部には、モータ31が接続され、第1搬送ローラ4aは、モータ31の回転によって回転する。また、搬送ローラ4a、4bには、走査方向における、第1支持部材13とモータ31との間(第1固定部21a、21bの第2固定部22a、22bと反対側)に位置する部分に、無端状のベルト32が巻き掛けられている。これにより、第1搬送ローラ4aが回転すると、その回転がベルト32を介して第2搬送ローラ4bに伝達され、第2搬送ローラ4bが回転する。
また、第1搬送ローラ4aの、第2固定部22a、22b及び第2支持部材14よりも走査方向の右側(第1固定部と反対側)に位置する右端部には、ギア41が設けられている。ギア41は、第1搬送ローラ4aと一体的に回転するように構成されているとともに、第1搬送ローラ4aに沿って走査方向に移動可能となっている。また、ギア41は、図示しないバネ等によって走査方向の左側に付勢されていることにより、キャリッジ2の後述する押圧部2aと接触していない状態で、図2に示すように、後述するギア47、55のいずれとも噛み合わない位置に位置している。
プラテン5は、複数のノズル10が形成されたインクジェットヘッド3の下面と対向して配置され、搬送ローラ4a、4bにより搬送される記録用紙Pを下方から支持する。また、プラテン5は、支持部材13、14に固定されている。トレイ装着部6は、筐体9の、第1固定部21a、21b及び第2固定部22a、22bが設けられた部分よりも下側の部分に形成され、プラテン5のほぼ真下に位置している。トレイ装着部6には、用紙トレイ42が取り外し可能に装着されている。用紙トレイ42には、上下方向に積層された複数の記録用紙Pが収容されている。
また、トレイ装着部6には、ピックアップローラ43(被駆動部)が設けられている。ピックアップローラ43は、トレイ装着部6に用紙トレイ42が取り付けられた状態で、用紙トレイ42に収容された記録用紙Pの上面に接触する。また、ピックアップローラ43は、走査方向に延びたシャフト44を介して、第2固定部22a、22b及び第2支持部材14よりも走査方向の右側(第1固定部21a、21bと反対側)に配置されたギア45と連結されている。ギア45は、その上方に配置されたギア46と噛み合っており、さらにギア46は、その上方に配置されたギア47と噛み合っている。
ここで、キャリッジ2の走査方向における左端部には、ガイドレール11よりも下側に位置する部分に、走査方向にギア41と対向する押圧部2aが設けられている。そして、キャリッジ2を第2支持部材14よりも右側の図6(a)に示す位置まで移動させると、ギア41が押圧部2aに押されて走査方向の右側に移動し、ギア47と噛み合う位置にくる。この状態でモータ31を回転させると、モータ31の回転が、第1搬送ローラ4a、ギア41、45〜47及び、シャフト44を介してピックアップローラ43に伝達され、ピックアップローラ43が回転する。ピックアップローラ43が回転すると、用紙トレイ42に収容された記録用紙Pが第1搬送ローラ4aに向けて供給される。なお、用紙トレイ42から第1搬送ローラ4aへの記録用紙Pの搬送経路は、従来と同様であるので、ここでは、その説明を省略する。
メンテナンスユニット7は、ノズルキャップ51、吸引ポンプ52等を備えている。ノズルキャップ51は、キャリッジ2をほぼ最大限右側に移動させた状態で、インクジェットヘッド3のほぼ真下にくるように配置されている。そして、図6(b)に示すように、キャリッジ2をインクジェットヘッド3とノズルキャップ51とが対向する位置まで移動させると、ノズルキャップ51の上端部がインクジェットヘッド3の下面に接触する。これにより、複数のノズル10がノズルキャップ51に覆われる。吸引ポンプ52は、チューブポンプ等であって、チューブ53を介してノズルキャップ51と接続されている。また、吸引ポンプ52は、走査方向に延びたシャフト54を介して、メンテナンスユニット7と第2固定部22a、22bとの間(第2固定部22a、22bの第1固定部21a、21bと反対側)に配置されたギア55と連結されている。本実施の形態では、このギア55と、上述のギア41、45〜47とによってギア機構60が形成されている。
ここで、図6(b)に示すように、キャリッジ2を、インクジェットヘッド3がノズルキャップ51で覆われる位置まで走査方向に移動させると、ギア41が、押圧部2aに押されて走査方向の右側に移動し、ギア55と噛み合う位置にくる。この状態でモータ31を回転させると、モータ31の回転が、第1搬送ローラ4a、ギア41、55及び、シャフト54を介して吸引ポンプ52に伝達され、吸引ポンプ52が駆動される。これにより、ノズル10からインクジェットヘッド3内のインクが吸引される、いわゆる吸引パージが行われる。
以上に説明したようなプリンタ1では、筐体9を形成する合成樹脂材料は、支持部材13、14を形成する金属材料よりも線膨張係数が大きい。そのため、筐体9は、環境温度の変化などが生じたときに、支持部材13、14に比べて伸縮しやすい。
これに対して、本実施の形態では、上述したように、筐体9の第1固定部21a、21bの周囲を取り囲む部分に凹部23a、23bが形成されていることにより、第1固定部21a、21bが、第2固定部22a、22bよりも走査方向に変形しやすくなっている。そのため、第1固定部21a、21bが走査方向に変形することにより、筐体9は、第1固定部21a、21bに固定された第1支持部材13と第2支持部材との走査方向の位置関係をほとんど変位させることなく走査方向に伸縮する。したがって、温度変化によって筐体9が伸縮しても、第1支持部材13と第2支持部材14との走査方向の位置関係が変動しにくい。
これにより、支持部材13、14に固定されたガイドレール11、12と、支持部材13、14に支持された搬送ローラ4a、4b、及び、支持部材13、14に固定されたプラテン5との位置関係が変動しにくくなる。したがって、ガイドレール11、12に案内されて走査方向に移動するキャリッジ2に搭載されたインクジェットヘッド3と、搬送ローラ4a、4bに搬送されるとともに、プラテン5に支持される記録用紙Pとの位置関係も変動しにくくなる。その結果、プリンタ1における印刷品質の低下を防止することができる。
また、本実施の形態の場合には、第1支持部材13と第2支持部材14とが互いに分離されている。したがって、支持部材13、14の代わりに、第1支持部材13に対応する部分と第2支持部材14に対応する部分と、これらを連結する部分とが一体となったフレームを設けた場合と比較して、プリンタ1の重量を小さくすることができる。また、筐体9の、第1支持部材13と第2支持部材14との間の部分に、これらを連結するための部材を配置するスペースを設けるが必要なく、プリンタ1を小型化することができる。
ここで、上述したように、第1固定部21a、21bを走査方向に変形しやすくした場合には、第1固定部21a、21bの強度が低下する。しかしながら、本実施の形態では、上述したように、第1固定部21a、21bは、搬送方向の長さLhが走査方向の長さLsよりも長くなっていることにより、搬送方向に走査方向よりも変形しにくくなっている。これにより、第1固定部21a、21bの強度を確保することができる。
このとき、本実施の形態では、支持部材13、14が、いずれも2本のガイドレール11、12にまたがって搬送方向に延びている。したがって、第1固定部21a、21bが搬送方向に変形しにくくても、筐体9が環境温度の変化などによって伸縮したときに、2本のガイドレール11、12の配列方向の位置関係が変動しやすくなるということはない。
また、本実施の形態では、ギア41、45〜47、55によって形成されるギア機構60が、走査方向における第2固定部22a、22b及び第2支持部材14の右側に配置されている。ここで、本実施の形態とは逆に、ギア機構60を形成するギア41、45〜47、55が、走査方向における第1固定部21a、21b及び第1支持部材13の左側に配置されている場合を考える。この場合には、環境温度の変化などにより筐体9が伸縮し、これに伴って第1固定部21a、21bが走査方向に変形したときに、第1固定部21a、21bや第1固定部21a、21bに固定された第1支持部材13の変位によって、ギア41、45〜47、55が傾いてしまう虞がある。その結果、ギア41、45〜47、55の軸間の間隔が詰まってギア41、45〜47、55に加わる負荷が大きくなってしまう虞がある。あるいは、ギア41、45〜47、55の軸間の間隔が広がりすぎて歯飛びや歯先の破損を引き起こしたりする虞がある。
これに対して、本実施の形態では、第1固定部21a、21bよりも走査方向に変形しにくい第2固定部22a、22b、及び、第2固定部22a、22bに固定された第2支持部材14の右側に、ギア機構60が配置されているため、上述したようなギア41、45〜47、55の傾きが生じにくい。これにより、ギア機構60において、上述したような問題が生じてしまうのを防止することができる。
一方で、本実施の形態では、第1搬送ローラ4aと第2搬送ローラ4bとを連結するベルト32が、第1固定部21a、21b及び第1支持部材13の左側に配置されている。そのため、環境温度の変化などにより筐体9が伸縮し、これに伴って第1固定部21a、21bが変形したときに、第1固定部21a、21bや第1支持部材13が変位することによってベルト32に傾きや捻りが生じる虞がある。しかしながら、ベルト32に多少の傾きや捻りが生じたとしても、ベルト32に大きな負担がかかるなどの問題は生じにくい。また、本実施の形態では、ベルト32を、第1固定部21a、21b及び第1支持部材13の左側に配置しているため、第1固定部21a、21b及び第1支持部材13の左側のスペースを有効利用することができる。
ここで、本実施の形態のように、第1支持部材13と第2支持部材14とが互いに分離している場合には、第1支持部材13と第2支持部材とが一体となっている場合と比較して、キャリッジ2が走査方向に移動したときに、第1支持部材13及び第2支持部材14に走査方向の揺れが生じやすくなる。そこで、本実施の形態では、第2支持部材14が、その下端部が第2固定部22a、22bに固定されているのに加えて、上下方向に延びた部分に設けられた取付部26が筐体9の固定部27に固定されている。これにより、第2支持部材14の走査方向の揺れを抑制することができる。
また、本実施の形態では、支持部材13、14が、いずれも、上下方向に延びているとともに、下端部において走査方向の内側に曲げられた、搬送方向から見て略L字形状の部材であるため、支持部材13、14が下端部において走査方向の外側に曲げられている場合と比較して、走査方向における第1固定部21a、21bと第2固定部22a、22bとの距離を小さくすることができる。環境温度の変化等により筐体9が伸縮したときの、筐体9の第1固定部21a、21bと第2固定部22a、22bとの間の部分の伸縮量は、第1固定部21a、21bと第2固定部22a、22bとの距離が小さいほど小さくなる。したがって、第1固定部21a、21bと第2固定部22a、22bとの距離が小さい本実施の形態では、環境温度の変化等によって筐体9が伸縮したときの、第1支持部材13と第2支持部材14との位置関係をより変動しにくくすることができる。また、走査方向における第1固定部21a、21bと第2固定部22a、22bとの距離が小さいので、プリンタ1を走査方向に小型化することもできる。
また、本実施の形態では、第1支持部材13が、上下方向に延びたボルト25によって第1固定部21a、21bに固定されている。したがって、第1支持部材13と第1固定部21a、21bとの上下方向の密着性が高くなり、第1支持部材13と第1固定部21a、21bとが上下方向に相対移動しにくくなる。ここで、本実施の形態では、第1固定部21a、21bは、走査方向に変形しやすくなっているのに対して、搬送方向や上下方向には、走査方向よりは変形しにくくなっている。したがって、第1支持部材13を第1固定部21a、21bに固定するためのボルト25は、本実施の形態のように、上下方向など、走査方向に直交する方向に延びたものであることが好ましい。
次に本実施の形態に種々の変更を加えた変形例について説明する。ただし、本実施の形態と同様の構成を有するものについては、適宜その説明を省略する。
上述の実施の形態では、支持部材13、14の下端部が走査方向の内側に折れ曲がっていたが、これには限られない。支持部材13、14の下端部は走査方向の外側に折れ曲がっていてもよい。
この場合でも、上述の実施の形態と同様、上下方向に延びたボルト25によって、第1支持部材13を第1固定部21a、21bに固定すれば、第1支持部材13の上下方向に変位しにくくすることができる。
さらには、支持部材13、14は、搬送方向から見て略L字形状の部材であることにも限られない。支持部材13、14は、上述したのとは異なる形状の部材であってもよい。また、この場合には、第1支持部材13を第1固定部21a、21bに固定するボルト、及び、第2支持部材14を第2固定部22a、22bに固定するボルトは、搬送方向や走査方向など、上下方向以外の方向に延びたものであってもよい。ただし、ボルトは、搬送方向など、走査方向と直交する方向に延びたものであるほうが好ましい。
また、上述の実施の形態では、第2支持部材14は、その下端部が筐体9の第2固定部22a、22bに固定されているのに加えて、上下方向に延びた部分に設けられた取付部26が筐体9の固定部27に固定されていたが、これには限られない。第2支持部材14に、取付部26が設けられておらず、第2支持部材14は、第2固定部22a、22bにおいてのみ筐体9に固定されていてもよい。
また、上述の実施の形態では、ギア機構60が、第2固定部22a、22b及び第2支持部材14の右側に配置され、ベルト32が、第1固定部21a、21b及び第1支持部材13の左側に配置されていたが、これには限られない。上述の実施の形態とは逆に、ギア機構60が、第1固定部21a、21b及び第1支持部材13の左側に配置され、ベルト32が、第2固定部22a、22b及び第2支持部材14の右側に配置されていてもよい。
また、上述の実施の形態では、第1搬送ローラ4aと第2搬送ローラ4bとが、ベルト32によって連結されていたが、これには限られない。例えば、ベルト32がなく、ギア機構60に、第1搬送ローラ4aと第2搬送ローラ4bとを連結するギアがさらに設けられていてもよい。また、ギア機構60は、ピックアップローラ43及び吸引ポンプ52とは異なる、搬送ローラ4a、4b以外の被駆動部にモータ31の回転を伝達するためのものであってもよい。また、モータ31の動力をメンテナンスユニット7やピックアップローラ43に伝達するためのギア機構が設けられておらず、メンテナンスユニット7やピックアップローラ43に対して別途駆動源が設けられていてもよい。
また、上述の実施の形態では、プラテン5が支持部材13、14に直接固定されていたが、これには限られない。プラテン5は、支持部材13、14に固定された別の部材に固定されることで、間接的に支持部材13、14に固定されていてもよい。
さらには、プラテン5は、支持部材13、14に対して固定されていなくてもよい。この場合でも、上述したように、ガイドレール11、12と搬送ローラ4a、4bとの位置関係が変動しにくくなっているため、インクジェットヘッド3と記録用紙Pとの位置関係が変動しにくい。
また、上述の実施の形態では、キャリッジ2が2本のガイドレール11、12によって支持されるとともに、走査方向に案内されるようになっていたが、これには限られない。例えば、キャリッジ2が1本のガイドレールによって支持されるとともに走査方向に案内されるようになっていてもよい。さらには、走査方向に延びているとともにキャリッジ2に挿通されたガイドバーが、支持部材13、14に支持され、キャリッジ2はガイドバー(ガイド部)によって、支持されるとともに走査方向に案内されるようになっていてもよい。この場合には、ガイドバーは、例えば、支持部材13、14の途中部分に挿通されることによって、支持部材13、14に固定される。
また、上述の実施の形態では、第1固定部21a、21bは、搬送方向の長さLhが走査方向の長さLsよりも長くなっていることにより、搬送方向に走査方向よりも変形しにくくなっていたが、これには限られない。第1固定部21a、21bは、上記以外の構成によって、搬送方向に走査方向よりも変形しにくくなっていてもよい。
さらには、第1固定部21a、21bが、搬送方向に走査方向よりも変形しにくくなっていることにも限られない。例えば、第1固定部21a、21bは、搬送方向の長さLhと走査方向の長さLsとがほぼ同じとなっていることにより、搬送方向及び走査方向に同程度変形しやすくなっていてもよい。
また、上述の実施の形態では、筐体9の第1固定部21a、21bを取り囲む部分9a、9bに凹部23a、23bが形成されていることにより、第1固定部21a、21bが部分9a、9bよりも上方に突出していたが、これには限られない。例えば、筐体9の第1固定部21a、21bを取り囲む部分9a、9bに凹部が形成されておらず、第1固定部21a、21bが上述の実施の形態よりも上方に突出していてもよい。
また、上述の実施の形態では、第1固定部21a、21bが、周囲を取り囲む部分よりも上方に突出していることにより、第1固定部21a、21bが、走査方向に変形しやすくなっていたが、これには限られない。別の構成によって、第1固定部21a、21bが走査方向に変形しやすくなっていてもよい。
また、以上では、ノズルからインクを吐出することによって記録用紙に印刷を行うインクジェットプリンタに本発明を適用した例について説明したが、これには限られない。被吐出媒体にインク以外の液体を吐出するインクジェットプリンタ以外の液体吐出装置に本発明を適用することも可能である。
1 プリンタ
2 キャリッジ
3 インクジェットヘッド
4a 第1搬送ローラ
4b 第2搬送ローラ
5 プラテン
7 メンテナンスユニット
9 筐体
11、12 ガイドレール
13 第1支持部材
14 第2支持部材
21a、21b 第1固定部
22a、22b 第2固定部
25 ボルト
26 取付部
31 モータ
32 ベルト
43 ピックアップローラ
60 ギア機構

Claims (6)

  1. 液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドが搭載され、走査方向に移動するキャリッジと、
    前記走査方向に延び、前記キャリッジを支持するとともに前記走査方向に案内するガイドレールと、
    前記ガイドレールを支持する第1フレームと、
    前記走査方向において前記第1フレームとは離れて配置され、前記ガイドレールを支持する第2フレームと、
    前記第1フレームと前記第2フレームとに支持され、前記走査方向に延び、前記走査方向と直交する搬送方向に被吐出媒体を搬送する搬送ローラと、
    被吐出媒体を収容するトレイを装着する装着空間を区画し、前記ガイドレールよりも線膨張係数の高い材料からなる、基材と、を備え、
    前記基材は、
    締結部材により前記第1フレームと固定され、前記装着空間よりも前記走査方向の一方側の位置において周囲よりも上方に突出した、第1固定部と、
    前記走査方向において前記第1固定部から離れて位置し、締結部材により前記第2フレームと固定された、第2固定部と、を有し、
    前記基材の前記装着空間を区画する部分と前記第1固定部とが繋がる位置は、前記基材の前記装着空間を区画する部分と前記第2固定部とが繋がる位置よりも低いことを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記第1固定部は、
    前記走査方向の長さが、前記搬送方向の長さよりも短いことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記第2フレームは、2つの前記締結部材により前記第2固定部に固定され、
    前記2つの締結部材は、前記搬送方向において並んで位置することを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記基材は、
    前記装着空間に装着されたトレイの下方に位置し、前記装着空間を区画する下方壁を有し、
    前記下方壁は、前記第1固定部の前記周囲の部分よりも下方に位置することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液体吐出装置。
  5. 前記第2固定部は、前記第2フレームと接触する上面を有し、
    前記基材の前記第1固定部の周囲の部分は、前記第2固定部の上面よりも下方に位置することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の液体吐出装置。
  6. 前記搬送ローラの軸部を回転させるモータと、
    前記装着空間に装着されたトレイに収容される被吐出媒体の上面に接触するピックアップローラと、
    前記軸部の回転を前記ピックアップローラに伝達するギヤ機構と、を更に備え、
    前記搬送ローラの軸部には、前記走査方向において、前記第2フレームに対して前記第1フレームと反対側に、前記ギヤ機構のギヤと噛み合う伝達ギヤが取り付けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の液体吐出装置。
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