JP6428766B2 - 表示装置、監視システム、表示方法および表示プログラム - Google Patents

表示装置、監視システム、表示方法および表示プログラム Download PDF

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Description

本発明は、プラントを監視する監視システムにおいて制御装置から取得した情報を表示する表示装置、該表示装置を備えた監視システム、該表示装置が実行する表示方法および表示プログラムに関する。
従来、鉄鋼プラント、化学プラント、発電プラント等の各種プラントを対象とするプロセスの制御や監視を行うための監視システムとして、プロセスの制御を行う制御装置と、ヒューマンマシンインターフェースとしてのオペレータステーションとを備えた分散型制御システムが知られている。
オペレータステーションは、制御装置から送られてくるプラントの状態情報に基づいた画像コンテンツの表示を行う機能を有している。このような画像コンテンツとして、例えばプラントに設けられた機器の状態情報の時間的な履歴を示すトレンド画面がある。トレンド画面では、より詳細な情報を把握するために選択した領域を拡大して表示することができる。
トレンド画面をより見やすくするための技術として、下記特許文献1には、トレンド画面上でユーザが入力部を介して所望の領域を指定入力すると、その指定入力された領域を拡大して表示する技術が開示されている。
特開2005−332360号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の技術では、トレンド画面上の一部領域を拡大することはできるものの、例えば複数の関心領域を比較したり、一度拡大した領域をあとで再度拡大したりするといったことまでは想定されておらず、トレンド画面上で実行できる処理が限られていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、トレンド画面上で多様な処理を実行することができる表示装置、監視システム、表示方法および表示プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る表示装置は、画像を表示可能な表示部と、前記表示部の所定の表示領域に表示するトレンド画面のデータを生成するトレンド画面生成部と、前記トレンド画面内で設定される互いに異なる複数の関心領域の情報を前記トレンド画面とともに表示する関心領域表示画面のデータを生成する関心領域表示画面生成部と、前記複数の関心領域を拡大した拡大トレンド画面のデータを生成する拡大トレンド画面生成部と、前記複数の関心領域の設定入力および前記拡大トレンド画面の生成指示入力を受け付ける入力部と、前記トレンド画面、前記関心領域表示画面および前記拡大トレンド画面を前記表示部にそれぞれ表示させる表示制御部と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、上記発明において、前記拡大トレンド画面生成部は、前記複数の関心領域を拡大して一つの方向に沿って並べることによって前記拡大トレンド画面のデータを生成することを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、上記発明において、前記拡大トレンド画面生成部は、前記複数の関心領域を同じ大きさで並べることによって前記拡大トレンド画面のデータを生成することを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、上記発明において、前記拡大トレンド画面生成部は、前記複数の関心領域を並べる方向と直交する方向のスケールを互いに等しくすることによって前記拡大トレンド画面のデータを生成することを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、上記発明において、前記拡大トレンド画面生成部は、前記複数の関心領域を拡大して重畳することによって前記拡大トレンド画面のデータを生成することを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、上記発明において、前記トレンド画面は、横軸を時間軸とする一方、縦軸を所定の測定値の軸として該測定値の時間変化を示すトレンドグラフを表示し、前記拡大トレンド画面生成部は、前記複数の関心領域をそれぞれ通過する前記トレンドグラフの各部分における線の特徴を関心領域ごとに変えることによって前記拡大トレンド画面のデータを生成することを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、上記発明において、前記トレンド画面は、横軸を時間軸とする一方、縦軸を所定の測定値の軸として該測定値の時間変化を示すトレンドグラフを表示し、前記拡大トレンド画面生成部は、前記複数の関心領域を通過する前記トレンドグラフのいずれか2つにおける同じ時間の測定値の差が閾値以上である領域の背景色の特性と該閾値未満である領域の背景色の特性とを変えることによって前記拡大トレンド画面のデータを生成することを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、上記発明において、前記複数の関心領域は、互いの面積および形状がそれぞれ同じであることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、上記発明において、前記拡大トレンド画面生成部は、前記複数の関心領域の形状をぞれぞれ保持したまま拡大することを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、上記発明において、前記入力部は、前記複数の関心領域の各々における位置、面積または形状を変更する指示入力を受け付け可能であり、前記関心領域表示画面生成部は、前記入力部が受け付けた指示入力に基づいて前記関心領域表示画面における前記複数の関心領域の位置、形状または大きさを変更可能であることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、上記発明において、前記関心領域表示画面生成部は、前記トレンド画面内で設定される前記複数の関心領域における背景色の特性と前記トレンド画面内の前記複数の関心領域以外の非関心領域における背景色の特性とが異なる関心領域表示画面のデータを生成することを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、上記発明において、前記背景色の特性は、色の透過性であることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、上記発明において、プラントに設置された複数の機器に接続された制御装置と通信可能に接続されてなり、前記表示部は、前記制御装置から前記複数の機器の状態をそれぞれ示す複数の状態情報を取得して表示することを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、上記発明において、前記トレンド画面は、前記複数の状態情報の少なくともいずれか一つのトレンドを示すトレンドグラフを表示することを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、画像を表示可能な表示部と、前記表示部の所定の表示領域に表示するトレンド画面のデータを生成するトレンド画面生成部と、前記トレンド画面内で設定される関心領域を識別可能に表示する関心領域表示画面のデータを生成する関心領域表示画面生成部と、前記表示領域内で少なくとも前記関心領域を拡大した拡大トレンド画面のデータを生成する拡大トレンド画面生成部と、前記関心領域の設定入力、前記拡大トレンド画面の生成指示入力および前記関心領域のブックマーク登録指示信号の入力を受け付ける入力部と、前記トレンド画面、前記関心領域表示画面および前記拡大トレンド画面を前記表示部にそれぞれ表示させる表示制御部と、前記入力部が入力を受け付けたブックマーク登録指示信号に基づいて、前記関心領域に対してブックマークに登録されたことを示す情報を付加するブックマーク登録部と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、上記発明において、前記入力部は、前記ブックマークに登録された前記関心領域の選択信号の入力を受け付け、前記ブックマーク登録部によって前記ブックマークに登録された前記関心領域の情報を記憶する記憶部と、前記記憶部から前記選択信号に対応する前記関心領域を選択する関心領域選択部と、をさらに備えたことを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、上記発明において、前記関心領域表示画面は、前記トレンド画面内で設定される関心領域における背景色の特性と前記トレンド画面内の前記関心領域以外の非関心領域における背景色の特性とが異なることを特徴とする。
本発明に係る監視システムは、プラントに設置された複数の機器に接続された制御装置と、前記制御装置と通信可能に接続され、前記制御装置から前記複数の機器の状態をそれぞれ示す複数の状態情報を取得して前記表示部で表示する上記の表示装置と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る表示方法は、画像を表示可能な表示部を備えた表示装置が行う表示方法であって、前記表示部の所定の表示領域にトレンド画面を表示するトレンド画面表示ステップと、前記トレンド画面内に含まれる複数の関心領域の設定入力を受け付ける関心領域設定ステップと、前記トレンド画面内で設定される複数の関心領域を示す情報を前記トレンド画面とともに表示する関心領域表示画面表示ステップと、前記複数の関心領域を拡大した拡大トレンド画面を表示する拡大トレンド画面表示ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明に係る表示方法は、画像を表示可能な表示部を備えた表示装置が行う表示方法であって、前記表示部の所定の表示領域にトレンド画面を表示するトレンド画面表示ステップと、前記トレンド画面内に含まれる関心領域の設定入力を受け付ける関心領域設定ステップと、前記関心領域を識別可能に表示する関心領域表示画面を表示する関心領域表示画面表示ステップと、前記表示領域内で少なくとも前記関心領域を拡大した拡大トレンド画面を表示する拡大トレンド画面表示ステップと、ブックマーク登録指示信号の入力に応じて前記関心領域に対してブックマークに登録されたことを示す情報を付加するブックマーク登録ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明に係る表示プログラムは、画像を表示可能な表示部を備えた表示装置に、前記表示部の所定の表示領域にトレンド画面を表示するトレンド画面表示ステップと、前記トレンド画面内に含まれる複数の関心領域の設定入力を受け付ける関心領域設定ステップと、前記トレンド画面内で設定される複数の関心領域を示す情報を前記トレンド画面とともに表示する関心領域表示画面表示ステップと、前記複数の関心領域を拡大した拡大トレンド画面を表示する拡大トレンド画面表示ステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明に係る表示プログラムは、画像を表示可能な表示部を備えた表示装置に、前記表示部の所定の表示領域にトレンド画面を表示するトレンド画面表示ステップと、前記トレンド画面内に含まれる関心領域の設定入力を受け付ける関心領域設定ステップと、前記関心領域を識別可能に表示する関心領域表示画面を表示する関心領域表示画面表示ステップと、前記表示領域内で少なくとも前記関心領域を拡大した拡大トレンド画面を表示する拡大トレンド画面表示ステップと、ブックマーク登録指示信号の入力に応じて前記関心領域に対してブックマークに登録されたことを示す情報を付加するブックマーク登録ステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、トレンド画面上で多様な処理を実行することが可能となる。
本発明の実施の形態1に係る監視システムの構成を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態1に係る表示装置であるオペレータステーションの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る表示装置であるオペレータステーションの表示部における監視システム用の表示画面の表示例を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態1に係る表示装置であるオペレータステーションが実行する表示方法の処理の概要を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る表示装置であるオペレータステーションの表示部におけるトレンド画面の表示例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る表示装置であるオペレータステーションが実行する拡大処理の概要を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る表示装置の表示部における全関心領域表示画面の表示例(カウンタが1の場合)を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る表示装置の表示部における全関心領域表示画面の表示例(カウンタが2の場合)を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る表示装置の表示部における全関心領域表示画面の表示例(カウンタが3の場合)を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る表示装置の拡大トレンド画面生成部が生成する拡大トレンド画面の第1例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る表示装置の拡大トレンド画面生成部が生成する拡大トレンド画面の第2例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る表示装置の拡大トレンド画面生成部が生成する拡大トレンド画面の第3例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る表示装置の拡大トレンド画面生成部が生成する拡大トレンド画面の第4例を示す図である。 本発明の実施の形態1の変形例1における拡大トレンド画面の表示例を示す図である。 本発明の実施の形態1の変形例2における拡大トレンド画面の表示例を示す図である。 本発明の実施の形態1の変形例3における全関心領域表示画面の表示例を示す図である。 本発明の実施の形態1の変形例3における拡大トレンド画面の表示例(第1例)を示す図である。 本発明の実施の形態1の変形例3における拡大トレンド画面の表示例(第2例)を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る表示装置が実行する表示方法の処理の概要を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る表示装置であるオペレータステーションが実行する関心領域変更処理の概要を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る表示装置であるオペレータステーションが実行する関心領域の移動処理を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態2に係る表示装置であるオペレータステーションが実行する関心領域の拡大・変形処理を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態3に係る表示装置であるオペレータステーションの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る表示装置であるオペレータステーションが実行する表示方法の処理の概要を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る表示装置であるオペレータステーションが実行する拡大処理の概要を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る表示装置であるオペレータステーションが関心領域をブックマーク登録する処理の詳細を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る表示装置であるオペレータステーションの表示部における登録確認画面の表示例を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る表示装置であるオペレータステーションが実行する関心領域選択処理の概要を示すフローチャートである。 ブックマーク登録済みの関心領域を選択する際に表示部が表示する選択用画面の表示例を示す図である。 選択関心領域表示画面の表示例を示す図である。 図30に示す選択関心領域表示画面において、戻るボタンが選択された場合に表示される関心領域画面の表示例を示す図である。 1つのブックマーク登録済み関心領域が選択された場合の選択用画面の表示例を示す図である。 2つのブックマーク登録済み関心領域が選択された場合の選択関心領域表示画面の表示例を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る表示装置であるオペレータステーションの表示部における関心領域表示画面の別の表示例を示す図である。 本発明の実施の形態4に係る表示装置が実行する表示方法の処理の概要を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4に係る表示装置の表示部におけるトレンド画面の表示例を示す図である。 本発明の実施の形態4に係る表示装置であるオペレータステーションが実行する拡大処理の概要を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4に係る表示装置の表示部における背景色特性変更画面の表示例を示す図である。 本発明の実施の形態4に係る表示装置の表示部における関心領域表示画面の表示例(第1例)を示す図である。 本発明の実施の形態4に係る表示装置の表示部における関心領域表示画面の表示例(第2例)を示す図である。 本発明の実施の形態4に係る表示装置の表示部における拡大トレンド画面の表示例(第1例)を示す図である。 本発明の実施の形態4に係る表示装置の表示部における拡大トレンド画面の表示例(第2例)を示す図である。 本発明の実施の形態4の変形例1に係る表示装置の表示部における拡大トレンド画面の表示例を示す図である。 本発明の実施の形態4の変形例2に係る表示装置の表示部における拡大トレンド画面が有するトレンド表示領域の表示例を示す図である。 本発明の実施の形態5に係る表示装置であるオペレータステーションの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態5に係る表示装置であるオペレータステーションが実行する拡大処理の概要を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態5に係る表示装置の表示部におけるトレンド画面の表示例を示す図である。 本発明の実施の形態5に係る表示装置の表示部における背景色特性変更画面の表示例を示す図である。 本発明の実施の形態5に係る表示装置の表示部における関心領域表示画面の表示例を示す図である。 本発明の実施の形態5に係る表示装置の表示部における拡大トレンド画面の表示例を示す図である。
以下に、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」という)を説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1は、監視システムが備える表示装置において、トレンド画面上での多様な処理を実行することができ、特に異なる関心領域同士を容易にかつ正確に比較することができることを目的とする。図1は、本発明の実施の形態1に係る監視システムの構成を模式的に示す図である。同図に示す監視システム1は、鉄鋼プラント、化学プラントまたは発電プラント等のプラントPで行われるプロセスの制御や監視を行う分散型制御システム(DCS:Distributed Control System)である。監視システム1は、複数の制御装置2(図1では2つの制御装置2のみを図示)と、オペレータステーション3と、データベースステーション4と、プリンタ5と、を備える。
複数の制御装置2、オペレータステーション3およびデータベースステーション4は、制御ネットワーク6を介して通信可能に接続されている。オペレータステーション3、データベースステーション4およびプリンタ5は、情報ネットワーク7を介して通信可能に接続されている。制御ネットワーク6および情報ネットワーク7の各々は、例えばLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、イントラネット、公衆回線網、専用回線網などを適宜組み合わせた通信ネットワークによって構成される。
制御装置2は、プラントPのプロセスを実行するためにプラントPに設置された各種機器(図1では2つの機器P1、P2のみを図示)に接続されたセンサ等の計測装置と接続する。制御装置2は、CPU(Central Processing Unit)を備え、計測装置の測定結果等に基づいた演算を行うことによって各種機器を制御する。制御装置2が行う制御方式として、例えばPID(Proportional Integral Derivative)制御を挙げることができる。
制御装置2は、上述した計測装置の測定結果等に基づいてプロセスの制御を行うための内部計器に関わる情報を有している。このような内部計器として、例えばPID制御計器、スイッチ(オン/オフ)計器、力率計器、風向計器等がある。
制御装置2は、内部計器の情報を制御対象である各種機器の状態を示す状態情報として、制御ネットワーク6を介してオペレータステーション3へ定期的に送信する。状態情報には、計測装置の測定結果に加えて、各種設定値、異常を示す情報(アラーム)、内部計器を識別するためのTAG情報等が含まれる。
制御装置2は、制御ネットワーク6を介してオペレータステーション3から送られてくる指示信号に基づいて、各種設定値の変更等の処理を行う。
図2は、オペレータステーション3の構成を示すブロック図である。同図に示すオペレータステーション3は、ユーザ(プラント管理者等のオペレータ)が、プラントPの稼動状態を確認するための装置であり、本発明に係る表示装置として機能する。オペレータステーション3は、入力部31と、第1通信部32と、第2通信部33と、表示部34と、画像処理部35と、制御部36と、記憶部37と、を備える。
入力部31は、キーボード、およびマウス等のポインティングデバイスを用いて構成され、ユーザによる各種操作指示信号の入力を受け付ける。入力部31を構成するポインティングデバイスとして、表示部34の表示画面上に重ねて設けられるタッチパネルを適用することも可能である。
第1通信部32は、制御部36の制御の下、制御ネットワーク6を介して複数の制御装置2との間で各種データを送受信する。第1通信部32が制御装置2から受信した情報は、記憶部37に格納されて記憶される。
第2通信部33は、制御部36の制御の下、情報ネットワーク7を介してデータベースステーション4やプリンタ5との間で各種データを送受信する。
表示部34は、液晶または有機EL(Electro Luminescence)等のディスプレイを用いて構成され、制御部36による制御の下、各種情報を表示する。図3は、表示部34における監視システム用の表示画面の表示例を模式的に示す図である。同図に示す表示画面100は、ユーザがプラントの状況や作業の目的に応じて選択するための各種メニューを表示するメニュー表示領域100aと、制御対象である機器の状態情報を表示する状態情報表示領域100bとを有する。状態情報表示領域100bには、プラントPに関する各種情報を表示するグラフィック画面、プラントPの機器P1、P2等から得られる状態情報をトレンド表示するトレンド画面、および機器P1、P2等から得られた状態情報を帳票形式で表示する帳票画面、プラントPに異常が発生した場合に出力されるアラーム情報を表示するアラーム画面等が表示される。
画像処理部35は、トレンド画面データを生成するトレンド画面生成部351と、トレンド画面で設定される複数の関心領域(複数の領域)を表示する関心領域表示画面データを生成する関心領域表示画面生成部352と、複数の関心領域を拡大表示する拡大トレンド画面データを生成する拡大トレンド画面生成部353と、を有する。画像処理部35は、CPUや各種演算回路等を用いて実現される。
トレンド画面生成部351は、制御装置2から第1通信部32を介して受信した情報および記憶部37が記憶する情報を参照することにより、選択された内部計器に対応する機器の状態情報を表示するトレンド画面データを生成する。
関心領域表示画面生成部352は、トレンド画面の中で関心領域として設定された領域をそれ以外の非関心領域と識別可能に表示する関心領域表示画面データを生成する。本実施の形態1では、1つの画面上で2つの関心領域を設定できるものとして説明するが、より一般に複数の関心領域を設定可能としてもよい。
拡大トレンド画面生成部353は、設定された複数の関心領域を所定のレイアウト情報にしたがって配置して拡大表示する拡大トレンド画面データを生成する。
制御部36は、入力部31が受け付けた関心領域の設定信号に基づいて、トレンド画面における関心領域を設定する関心領域設定部361と、表示部34の表示処理を制御する表示制御部362と、制御装置2が行うプロセス制御の制御パラメータを入力部31の入力に応じて変更する制御パラメータ変更部363とを有する。
制御部36は、CPUや各種演算回路等を用いて構成され、入力部31が入力を受け付けた各種操作指示信号に応じてオペレータステーション3を構成する各部に対応する指示やデータの転送等を行うことにより、オペレータステーション3の動作を統括して制御する。なお、画像処理部35と制御部36を、共通のCPUを用いて構成することも可能である。
記憶部37は、状態情報記憶部371と、関心領域情報記憶部372と、レイアウト情報記憶部373と、プログラム記憶部374と、を有する。
状態情報記憶部371は、第1通信部32が制御装置2から定期的に受信する複数の状態情報を記憶する。状態情報記憶部371は、制御部36の制御の下、複数の状態情報を受信するごとに記憶する情報を更新するとともに、それ以前の情報を、第2通信部33を介してデータベースステーション4へ送信するようにしてもよい。
関心領域情報記憶部372は、拡大トレンド画面生成部353が拡大トレンド画面データを生成する際に必要な情報を記憶する。このような情報として、関心領域設定部361が設定した関心領域の位置および大きさ(縦と横の長さ)に関する情報等がある。なお、本実施の形態1において、関心領域設定部361が設定した関心領域の情報は、その情報に基づく拡大トレンド画面データが拡大トレンド画面生成部353によって生成された時点で自動的に削除してもよい。すなわち、関心領域情報記憶部372は、関心領域の情報を、拡大トレンド画面生成部353が拡大トレンド画面を生成するまでの間、一時的に記憶するようにしてもよい。
レイアウト情報記憶部373は、拡大トレンド画面生成部353が拡大トレンド画面データを生成する際のレイアウト情報を記憶する。レイアウト情報記憶部373が記憶するレイアウト情報は、例えば複数の関心領域の配置に関する情報、縦横のスケールおよび表示する値の範囲に関する情報、表示するグラフの色に関する情報等である。複数の関心領域の配置には、例えば縦に並べる配置、横に並べる配置、および複数の関心領域を重畳する配置がある。
プログラム記憶部374は、本実施の形態1に係る表示プログラムを含み、オペレータステーション3を動作させるための各種プログラム、および各種プログラムの実行中に使用される各種データ等を記憶する。なお、プログラム記憶部374が記憶するプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録することも可能である。また、プログラムの記録部または記録媒体への記録は、コンピュータまたは記録媒体を製品として出荷する際に行ってもよいし、通信ネットワークを介したダウンロードにより行ってもよい。
記憶部37は、本実施の形態1に係る表示プログラムや所定のOSを起動するプログラム等が予めインストールされたROM(Read Only Memory)、および各処理の演算パラメータやデータ等を記憶するRAM(Random Access Memory)等を用いて実現される。上述した各種プログラムは、通信ネットワークを介してダウンロードすることによって取得することも可能である。ここでいう通信ネットワークは、例えば既存の公衆回線網、LAN、WANなどによって実現されるものであり、有線、無線を問わない。
以上の構成を有するオペレータステーション3は、1つのコンピュータを用いて実現してもよいし、複数のコンピュータを用いて実現してもよい。後者の場合には、通信ネットワークを介してデータの送受信を行いながら、互いに連携して処理を行うようにすることも可能である。なお、ここでいうコンピュータは、汎用のパーソナルコンピュータやサーバ等によって構成することができる。また、通信ネットワークを介した複数のコンピュータからなるクライアント・サーバシステムによってオペレータステーション3を構築する場合には、入力部31および表示部34の機能をクライアント端末に具備させる一方、画像処理部35、制御部36および記憶部37の機能を一または複数のサーバに分散するような構成としてもよい。
データベースステーション4は、制御ネットワーク6を介して制御装置2から送信されてくるデータを蓄積する装置であり、プラントPに関するアラームの履歴情報や数値のトレンド情報を長期間にわたって保存するための装置である。データベースステーション4は、情報ネットワーク7を介してオペレータステーション3との間でデータの送受信も行う。
プリンタ5は、情報ネットワーク7を介して送信されてくるオペレータステーション3の指示信号に基づいて、オペレータステーション3およびデータベースステーション4が記憶する各種データを取得して印刷する。
図4は、本実施の形態1に係る表示装置であるオペレータステーション3が実行する表示方法の処理の概要を示すフローチャートである。図4では、オペレータステーション3において、所定期間における所定の複数の内部計器に対するトレンド画面の表示が選択された場合の処理(以下、トレンド画面表示処理という)の概要を示している。
まず、トレンド画面生成部351は、表示対象として設定された内部計器に対応する機器の状態情報に含まれる測定値(PV:Process Variable)等の時間的な変化を表示するトレンド画面データを生成する(ステップS1)。トレンド画面生成部351は、トレンド画面データの生成に必要な情報を第1通信部32を介して制御装置2へ要求する。その後、トレンド画面生成部351は、制御装置2から取得した情報および状態情報記憶部371が記憶している情報をもとにトレンド画面データを生成する。なお、トレンド画面データに必要な情報の一部をデータベースステーション4から取得するようにしてもよい。
続いて、表示制御部362は、トレンド画面生成部351が生成したトレンド画面データに対応するトレンド画面を表示部34に表示させる(ステップS2)。
図5は、表示部34におけるトレンド画面の表示例を示す図である。同図に示すトレンド画面101は、ある内部計器の時間的なトレンドを示す曲線であるトレンドグラフ201を表示している。トレンドグラフ201の横軸tは時間であり、縦軸PVは測定値である。なお、図5では、1つの内部計器のトレンドを表示している場合を例示しているが、表示対象のトレンドグラフの数はこれに限られるわけではない。
ステップS2の後、入力部31が拡大処理の開始指示信号の入力を受け付けた場合(ステップS3:Yes)、オペレータステーション3は、拡大処理を行う(ステップS4)。本実施の形態1において、開始指示信号は、ユーザが入力部31のマウスを操作することによってトレンド画面上の所望の位置にマウスポインタを移動した後、マウスボタンをクリックすることによって入力される。以下、図6に示すフローチャートを参照して、拡大処理の概要を説明する。
ステップS11において、オペレータステーション3は、関心領域の数を示すカウンタnを1に初期化する(ステップS11)。
この後、入力部31がn番目の関心領域(以下、第n関心領域という)の選択入力を受け付けた場合(ステップS12:Yes)、オペレータステーション3はステップS13へ移行する。
カウンタnが1である場合の第1関心領域の選択入力操作は、マウスのドラッグ操作によって実現される。このドラッグ操作は、例えば通常のパーソナルコンピュータが備える表示モニタ上で表示されるウィンドウの面積を拡大する際に行う操作と同様である。マウスがドラッグされると、第1関心領域はマウスポインタの始点と終点を対角線とする矩形領域として定義される。
カウンタnが2以上である場合の第n関心領域を設定する際の選択入力は、例えばユーザがマウスポインタを所望の位置に配置してクリック操作を行うことによって実現される。マウスポインタの位置を中心として第1関心領域と同じ形状および面積を有する領域が第n関心領域として設定される。
ステップS13において、関心領域設定部361は、入力部31が受け付けた第n関心領域の選択入力に基づいて、トレンド画面における第n関心領域の設定を行い(ステップS13)、設定した情報を関心領域情報記憶部372へ一時的に格納する。
続いて、関心領域表示画面生成部352は、関心領域情報記憶部372を参照し、設定された全ての関心領域を表示する全関心領域表示画面データを生成する(ステップS14)。
この後、表示制御部362は、全関心領域表示画面を表示部34に表示させる(ステップS15)。図7は、カウンタnが1の場合の全関心領域表示画面の表示例を示す図である。図7に示す全関心領域表示画面102は、トレンドグラフ201の一部を通過するように設定された矩形状の第1関心領域251を表示している。図8は、カウンタnが2の場合の全関心領域表示画面の表示例を示す図である。図8に示す全関心領域表示画面103は、第1関心領域251に加えて、第1関心領域251と交わりを有しない程度に離れた位置でトレンドグラフ201が通過し、第1関心領域251と同じ大きさおよび形状を有する第2関心領域252を表示している。図9は、カウンタnが3の場合の全関心領域表示画面の表示例を示す図である。図9に示す全関心領域表示画面104は、第1関心領域251および第2関心領域252に加えて、第1関心領域251および第2関心領域252と交わりを有しない程度に離れた位置でトレンドグラフ201が通過し、第1関心領域251と同じ大きさおよび形状を有する第3関心領域253を表示している。
ステップS15で全関心領域表示画面が表示部34で表示された後、オペレータステーション3は、カウンタnを1増やす処理を行う(ステップS16)。
この後のステップS17の処理は、入力部31が関心領域の選択確定信号の入力を受け付けたか否かに応じて異なる。選択確定信号の入力は、例えばマウスのクリック操作によって実現される。ステップS17において、入力部31が関心領域の選択確定信号の入力を受け付けた場合(ステップS17:Yes)、拡大トレンド画面生成部353は、全ての関心領域を所定のレイアウト情報にしたがって配置して拡大表示する拡大トレンド画面データを生成する(ステップS18)。
拡大トレンド画面生成部353は、レイアウト情報記憶部373が記憶するレイアウト情報を参照して、全関心領域を縦または横に並べて拡大する。どちらの方向に並べて拡大表示するかは、予めレイアウト情報記憶部373が記憶しておく。なお、ユーザがマウスの右クリック操作等によって画面上にレイアウトに関するメニューを表示した後、全関心領域のレイアウトをマウスのクリック操作によって選択できるようにしてもよい。
図10は、拡大トレンド画面生成部353が生成する拡大トレンド画面の第1例を示す図である。同図に示す拡大トレンド画面105は、全関心領域表示画面103における第1関心領域251および第2関心領域252を縦に並べて配置してそれぞれ拡大表示した画面であり、上側の拡大トレンドグラフ211は第1関心領域251におけるトレンドグラフ201を拡大したものであり、下側の拡大トレンドグラフ221は第2関心領域252におけるトレンドグラフ201を拡大したものである。この場合の第1関心領域251および第2関心領域252の拡大率は、横方向の拡大率が縦方向の拡大率よりも大きい。なお、第1関心領域251および第2関心領域252の縦横の比率を、全関心領域表示画面上と同じにしたままで拡大表示するようにしてもよい。また、表示される拡大トレンドグラフに対応したパラメータ値等の付加情報を図3に示すメニュー表示領域100aに表示するようにしてもよい。
図11は、拡大トレンド画面生成部353が生成する拡大トレンド画面の第2例を示す図である。同図に示す拡大トレンド画面106は、全関心領域表示画面103における第1関心領域251および第2関心領域252を横に並べて配置してそれぞれ拡大表示した画面である。左方の拡大トレンドグラフ212は第1関心領域251におけるトレンドグラフ201を拡大したものであり、右方の拡大トレンドグラフ222は第2関心領域252におけるトレンドグラフ201を拡大したものである。この場合の第1関心領域251および第2関心領域252の拡大率は、縦方向の拡大率が横方向の拡大率よりも大きい。なお、横に並べて拡大表示する場合にも、第1関心領域251および第2関心領域252の縦横の比率を全関心領域表示画面上と同じにしたままで拡大表示してもよい。
図12は、拡大トレンド画面生成部353が生成する拡大トレンド画面の第3例を示す図である。同図に示す拡大トレンド画面107は、全関心領域表示画面104における第1関心領域251、第2関心領域252および第3関心領域253を横に並べて配置してそれぞれ拡大表示した画面である。左方の拡大トレンドグラフ213は第1関心領域251におけるトレンドグラフ201を拡大したものであり、中央の拡大トレンドグラフ223は第2関心領域252におけるトレンドグラフ201を拡大したものであり、右方の拡大トレンドグラフ231は第3関心領域253のトレンドグラフ201を拡大したものである。なお、第1関心領域251、第2関心領域252および第3関心領域253の縦横の比率を全関心領域表示画面上と同じにしたままで拡大表示してもよい。
図13は、拡大トレンド画面生成部353が生成する拡大トレンド画面の第4例を示す図である。同図に示す拡大トレンド画面108は、全関心領域表示画面103における第1関心領域251および第2関心領域252を重畳してそれぞれ拡大表示した画面である。具体的には、実線で示す拡大トレンドグラフ214は第1関心領域251におけるトレンドグラフ201を拡大したものであり、破線で示す拡大トレンドグラフ224は第2関心領域252におけるトレンドグラフ201を拡大したものである。なお、2つのトレンドグラフの線種を変える代わりに、2つのトレンドグラフの線の色または太さ等の特徴をを変えてもよい。また、重畳して拡大表示する場合にも、第1関心領域251および第2関心領域252の縦横の比率を全関心領域表示画面上と同じにしたままで拡大表示してもよい。
ステップS17において入力部31が関心領域の選択確定信号の入力を受け付けない場合(ステップS17:No)、オペレータステーション3はステップS12へ戻る。
ステップS12において入力部31が第1関心領域の選択入力を受け付けない場合(ステップS12:No)において、入力部31が拡大処理を終了する信号の入力を受け付けたとき(ステップS19:Yes)、オペレータステーション3は拡大処理を終了してメインルーチンへ戻る。一方、ステップS19において、入力部31が拡大処理を終了する信号の入力を受け付けない場合(ステップS19:No)、オペレータステーション3はステップS12へ戻る。
再び図4を参照して、上述したステップS4の拡大処理に続く処理を説明する。ステップS4での拡大処理の後、拡大トレンド画面データが生成されて存在している場合(ステップS5:Yes)、表示制御部362は、拡大トレンド画面を表示部34に表示させる(ステップS6)。このステップS6では、例えば図10〜図13に示すような拡大トレンド画面が表示される。
この後、入力部31がトレンド表示終了の指示信号の入力を受け付けたとき(ステップS7:Yes)、オペレータステーション3はトレンド画面表示処理を終了する。一方、ステップS7において、入力部31がトレンド表示終了の指示信号の入力を受け付けない場合(ステップS7:No)、オペレータステーション3はステップS7を繰り返す。
ステップS3において、入力部31が拡大処理の開始指示信号の入力を受け付けない場合(ステップS3:No)、およびステップS5において、拡大トレンド画面データが生成されていない場合(ステップS5:No)、制御部36は、状態情報記憶部371が記憶する状態情報が更新されているか否かを判断する(ステップS8)。判断の結果、状態情報が更新されている場合(ステップS8:Yes)、オペレータステーション3はステップS1へ戻る。一方、判断の結果、状態情報が更新されていない場合(ステップS8:No)、オペレータステーション3はステップS9へ移行する。
ステップS9において、入力部31がトレンド表示終了の指示信号の入力を受け付けた場合(ステップS9:Yes)、オペレータステーション3はトレンド画面表示処理を終了する。一方、入力部31がトレンド表示終了の指示信号の入力を受け付けない場合(ステップS9:No)、オペレータステーション3はステップS8へ戻る。
本実施の形態1では、2つの関心領域を拡大表示する場合を説明したが、2つ以上の関心領域を拡大表示する場合も同様に行うことが可能である。
以上説明した本発明の実施の形態1によれば、トレンド画面内で設定される互いに異なる複数の関心領域を示す情報をトレンドグラフとともに表示し、複数の関心領域の選択が確定した場合に複数の関心領域を拡大して表示するため、トレンド画面上で多様な処理を実行することができる。特に、本実施の形態1によれば、トレンド画面上で異なる関心領域同士を容易にかつ正確に比較することが可能となる。
また、本実施の形態1によれば、複数の関心領域を拡大して1つの方向に沿って並べて表示するため、比較を行いやすい。
また、本実施の形態1によれば、複数の関心領域を重畳して表示するため、並べて表示する場合と同じく比較を行いやすい。
また、本実施の形態1によれば、ユーザはマウスの操作を2回行うだけで、2つの関心領域の設定および拡大トレンド画面の生成を実行することができる。したがって、拡大や縮小の操作を複数回繰り返し行う必要はなく、簡単な操作のみで所望の拡大トレンド画面を見ることができる。
(実施の形態1の変形例1)
図14は、本実施の形態1の変形例1における拡大トレンド画面の表示例を示す図である。同図に示す拡大トレンド画面109は、測定値と所定の閾値との大小関係に応じてトレンド曲線の線種を変えて表示している。具体的には、下側に表示されている拡大トレンドグラフ221aにおいて、閾値TH以下となっている部分を破線で表示している。ここでいう閾値とは、例えば測定値における正常範囲と異常範囲との境界でもよい。なお、閾値との大小に応じて線種を変化させる代わりに線の色を変化させて表示してもよいし、線種と線の色の両方を変化させて表示してもよい。
本実施の形態1の変形例1によれば、ユーザは閾値との大小を視覚的に認識することができ、より正確な判定を行うことが可能となる。
(実施の形態1の変形例2)
図15は、本実施の形態1の変形例2における拡大トレンド画面の表示例を示す図である。同図に示す拡大トレンド画面110は、図11に示す場合と同様に2つの関心領域におけるトレンドグラフを重畳して表示している。拡大トレンド画面110では、2つの拡大トレンドグラフ214、224の値の差が大きい領域を強調するために、値の差が所定値以下の領域をマスクまたは背景色の特性を変えて表示している。図15では、マスクしている領域を斜線で表示している。
本実施の形態1の変形例2によれば、ユーザは比較対象の2つのトレンド曲線で差が大きい領域を容易に認識できるため、正確な判定を容易にかつ迅速に行うことが可能となる。
(実施の形態1の変形例3)
図16は、本実施の形態1の変形例3における全関心領域表示画面の表示例を示す図である。同図に示す全関心領域表示画面111は、トレンドグラフ201を通過する2つの関心領域の大きさおよび形状が異なる、具体的には、第1関心領域251の面積は第2関心領域254よりも面積が小さく、縦横比も異なる。このように、本変形例3では、複数の関心領域の大きさおよび形状を個別に設定することができる。本変形例3において関心領域を設定する際には、ユーザがいったん確定した関心領域の境界付近にマウスポインタを合わせてマウスをドラッグ操作することにより、関心領域の大きさおよび形状を変化させる。
図17は、本変形例3における拡大トレンド画面の表示例(第1例)を示す図である。同図に示す拡大トレンド画面112は、第1関心領域と第2関心領域を縦に並べて表示する際、2つのトレンドグラフの縦横のスケールが共通となるように表示している。したがって、第1関心領域251におけるトレンドグラフ201を拡大した拡大トレンドグラフ215は、第2関心領域254におけるトレンドグラフ201を拡大した拡大トレンドグラフ225よりもデータ量が少ない。なお、横軸すなわち時間軸のスケールは、入力部31からの操作入力によって適宜変更可能としてもよい。また、縦方向の2つの軸PV1、PV2の長さが等しくなるよう表示してもよい。
図18は、本変形例3における拡大トレンド画面の表示例(第2例)を示す図である。同図に示す拡大トレンド画面113は、第1関心領域と第2関心領域を横に並べて表示する際、2つのトレンドグラフの横軸すなわち時間軸のスケールが共通となるように表示している。したがって、第1関心領域251におけるトレンドグラフ201を拡大した拡大トレンドグラフ216は、第2関心領域254におけるトレンドグラフ201を拡大した拡大トレンドグラフ226よりもデータ量が少なく、横軸が短く表示される。図18に示すように、2つの縦軸のスケールが共通である場合には、2つの拡大トレンドグラフ216、226の変化率を比較するのに好適である。これに対して、2つの拡大したトレンドグラフの絶対値を比較したい場合には、横に並べた2つのトレンドグラフの縦軸すなわち測定値を示す軸が同一となるようにすればよい。なお、縦軸のスケールは、入力部31からの操作入力によって適宜変更可能としてもよい。また、横に並べる場合には、第1関心領域と第2関心領域の縦横比に応じて画面内でのトレンドグラフ表示領域の面積が異なるようにしてもよい。
以上説明した本実施の形態1の変形例3によれば、関心領域の設定をより柔軟に行うことができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2は、監視システムが備える表示装置において、トレンド画面上での多様な処理を実行することができ、特に異なる関心領域同士を容易にかつ正確に比較することができるとともに、関心領域の設定を柔軟に行うことを目的とする。本実施の形態2は、関心領域の設定を行う際に、関心領域の位置、大きさ、形状を変更可能であることを特徴とする。本実施の形態2に係る表示装置は、実施の形態1で説明したオペレータステーション3と同様の構成を有しており、監視システム1の一部をなす。以下、監視システム1が有する構成要素と同じ構成要素については、図1および図2と同一の符号を付して説明する。
本実施の形態2に係る表示装置であるオペレータステーション3が実行するトレンド画面表示処理の概要は、図4に示すフローチャートと同様であるが、拡大処理(ステップS4)の内容が異なる。以下、図19に示すフローチャートを参照して、オペレータステーション3が実行する拡大処理の概要を説明する。図19に示すステップS31〜S37の処理は、図6に示すステップS11〜S17の処理に順次対応している。なお、ステップS32において入力部31が関心領域の選択入力を受け付けない場合(ステップS32:No)、オペレータステーション3は、後述するステップS41へ移行する。
ステップS37に続くステップS38において、入力部31が関心領域の変更開始指示信号の入力を受け付けた場合(ステップS38:Yes)、オペレータステーション3は、関心領域変更処理を行う(ステップS39)。
図20は、オペレータステーション3が実行する関心領域変更処理の概要を示すフローチャートである。まず、入力部31が関心領域の変更指示信号の入力を受け付けた場合(ステップS51:Yes)、関心領域設定部361は関心領域を変更し、変更後の情報を関心領域情報記憶部372へ格納する(ステップS52)。
続いて、関心領域表示画面生成部352は、関心領域情報記憶部372を参照して全関心領域表示画面データを更新する(ステップS53)。表示制御部362は、更新された全関心領域表示画面データに対応する全関心領域表示画面を表示部34に表示させる(ステップS54)。
図21は、関心領域変更処理の一例として、関心領域の移動処理を模式的に示す図である。同図に示すトレンド表示領域301は、第1関心領域302および第2関心領域303を有する。破線で示す領域302aは、変更前の第1関心領域302の位置および大きさを仮想的に示している。なお、図21ではトレンドグラフ等の記載を省略している。図21では、ユーザが第1関心領域302の初期位置(領域302a)における外縁付近にマウスポインタMを合わせてから右下方向へマウスをドラッグアンドドロップすることにより、第1関心領域302を移動させた後の表示状態を示している。この移動操作は、パーソナルコンピュータのモニタ上でのウィンドウの移動操作と同様である。トレンド表示領域301の下方には、「続行?」という文字が表示されるとともに、「Yes」および「No」のボタンが表示される。ユーザは、他の関心領域の変更を希望する場合にはマウスポインタMを「Yes」ボタンに位置合わせしてマウスをクリックする。一方、ユーザは、関心領域の選択を終了する場合には、マウスポインタMを「No」ボタンに位置合わせしてマウスをクリックする。
図22は、関心領域の変更処理の別な例として、関心領域の拡大・変形処理を模式的に示す図である。同図に示すトレンド表示領域311は、図22に示すトレンド表示領域301に対し、ユーザが第2関心領域303の境界の右下頂点部にマウスポインタを合わせてからドラッグアンドドロップすることにより、第2関心領域303の形状を変えながら拡大することによって第2関心領域303aに変更した後の表示状態を示している。図22では、この拡大・変形操作は、パーソナルコンピュータのモニタ上でウィンドウを拡大・変形する操作と同様である。なお、図22では拡大・変形した場合を例示したが、同様の操作によって関心領域を縮小・変形することも可能であるし、関心領域の形状は変えずに拡大または縮小することも可能である。トレンド表示領域311にも、「続行?」の文字と、「Yes」、「No」のボタンが表示されている。
この後、入力部31が変更続行の指示信号の入力を受け付けた場合(ステップS55:Yes)、オペレータステーション3はステップS51に戻る。一方、入力部31が選択続行の指示信号の入力を受け付けず、終了指示信号の入力を受け付けた場合(ステップS55:No)、オペレータステーション3は関心領域変更処理を終了する。
ステップS51において、入力部31が関心領域の変更指示信号の入力を受け付けない場合(ステップS51:No)、オペレータステーション3はステップS56へ移行する。
ステップS56において、入力部31が関心領域変更処理を終了する信号の入力を受け付けた場合(ステップS56:Yes)、オペレータステーション3は関心領域変更処理を終了してメインルーチンへ戻る。一方、ステップS56において、入力部31が関心領域変更処理を終了する信号の入力を受け付けない場合(ステップS56:No)、オペレータステーション3はステップS51へ戻る。
以上説明した関心領域変更処理(ステップS39)の後、拡大トレンド画面生成部353は、関心領域をトレンド表示領域の全域へ拡大した拡大トレンド画面データを生成する(ステップS40)。この場合の拡大トレンド画面は、関心領域ごとの大きさに応じて各関心領域の表示領域を変えて表示してもよいし、各関心領域の表示領域を等分して表示してもよい。
ステップS38において、入力部31が、関心領域の変更開始指示信号の入力を受け付けない場合(ステップS38:No)、オペレータステーション3はステップS40へ移行する。
ステップS41において、入力部31が拡大処理を終了する信号の入力を受け付けた場合(ステップS41:Yes)、オペレータステーション3は拡大処理を終了してメインルーチンへ戻る。一方、ステップS41において、入力部31が拡大処理を終了する信号の入力を受け付けない場合(ステップS41:No)、オペレータステーション3はステップS32へ戻る。
以上説明した本発明の実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果に加えて、ユーザはマウスのドラッグアンドドロップ操作を行うだけで関心領域を選択することができることに加え、関心領域の位置、形状または大きさを変更することができるため、関心領域の設定を一段と柔軟に行うことができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3は、監視システムが備える表示装置において、トレンド画面上での多様な処理を実行することができ、特に異なる関心領域同士を容易にかつ正確に比較することができるとともに、過去に選択した関心領域を有効に活用して、きめの細かい監視を行うことを目的とする。図23は、本発明の実施の形態3に係る表示装置であるオペレータステーションの構成を示すブロック図である。同図に示すオペレータステーション8は、制御部81および記憶部82の構成を除いて、実施の形態1で説明したオペレータステーション3と同様の構成を有する(図2を参照)。また、オペレータステーション8は、本実施の形態3に係る監視システムの一部をなす。本実施の形態3に係る監視システムは、オペレータステーションを除いて、実施の形態1に係る監視システム1と同様の構成を有する。以下、監視システム1が有する構成要素と同じ構成要素については、図1および図2と同一の符号を付して説明する。
制御部81は、関心領域設定部361と、表示制御部362と、制御パラメータ変更部363と、ブックマーク登録部811と、関心領域選択部812とを有する。ブックマーク登録部811は、関心領域に対してブックマークに登録されたことを示す情報を付加する機能を有する。関心領域選択部812は、ブックマークに登録された関心領域の中から、入力部31が受け付けた選択信号に基づいて関心領域を選択する。
記憶部82は、状態情報記憶部371と、関心領域情報記憶部372と、レイアウト情報記憶部373と、プログラム記憶部374と、ブックマーク情報記憶部821とを有する。ブックマーク情報記憶部821は、関心領域設定部361が設定した関心領域のうち、入力部31が受け付けた登録指示信号に基づいてブックマークに登録された関心領域の情報を記憶する。
以上の構成を有するオペレータステーション8において、入力部31が関心領域のブックマークの登録指示信号の入力を受け付けると、ブックマーク登録部811が該当する関心領域の情報に対してブックマーク登録情報を付加し、ブックマーク情報記憶部821へ格納する。ブックマーク登録情報が付加された関心領域情報は、拡大トレンド画面生成部353が拡大トレンド画面データを生成した後も、ブックマーク情報記憶部821によって記憶される。
図24は、本実施の形態3に係る表示装置であるオペレータステーション8が実行する表示方法の概要を示すフローチャートである。まず、トレンド画面データの生成処理(ステップS61)およびトレンド画面の表示処理(ステップS62)は、図4のステップS1およびS2にそれぞれ対応している。
この後、入力部31がブックマーク登録済の関心領域選択処理の開始指示信号の入力を受け付けたか否か(ステップS63)に応じて、オペレータステーション8は異なる処理へ移行する。
まず、ステップS63において、入力部31がブックマーク登録済の関心領域選択処理の開始指示信号の入力を受け付けない場合(ステップS63:No)を説明する。この場合において、入力部31が拡大処理の開始指示信号の入力を受け付けた場合(ステップS64:Yes)、オペレータステーション8は、拡大処理を行う(ステップS65)。本実施の形態3においても、開始指示信号は、ユーザが入力部31のマウスを操作することによってトレンド画面上の所望の位置にマウスポインタを移動した後、マウスボタンをクリックすることによって入力される。なお、ステップS64で入力部31が拡大処理の開始指示信号の入力を受け付けない場合(ステップS64:No)、オペレータステーション8は、後述するステップS67へ移行する。
以下、図25に示すフローチャートを参照して、オペレータステーション8が行う拡大処理(ステップS65)の概要を説明する。まず、ステップS81〜S87の処理は、図6に示すステップS11〜S17の処理に順次対応している。なお、ステップS82において入力部31が関心領域の選択入力を受け付けない場合(ステップS82:No)、オペレータステーション8は、後述するステップS91へ移行する。
ステップS87に続くステップS88において、入力部31が、選択が確定した関心領域のブックマーク登録指示信号の入力を受け付けた場合(ステップS88:Yes)、オペレータステーション3は、該当する関心領域をブックマーク登録する(ステップS89)。図26は、関心領域をブックマーク登録する処理の詳細を示すフローチャートである。以下の説明では、選択が確定した関心領域の数がN(≧1)であったとする。まず、オペレータステーション8は、関心領域の数を示すカウンタnを1に初期化する(ステップS101)。
この後、表示制御部362は、全関心領域表示画面に第n関心領域の登録を確認する表示を重畳して表示部34に表示させる(ステップS102)。図27は、表示部34が表示する登録確認画面の表示例を示す図である。具体的には、図27は、図8に示す全関心領域表示画面103において、第1関心領域251に対する登録確認画面の表示例を示す図である。図27に示す登録確認画面121において、第1関心領域251の境界線は第2関心領域252の境界線よりも太線で記載されている。また、登録確認画面121では、登録確認表示部401が表示されている。登録確認表示部401には、「登録しますか?」という文章が表示されるとともに、「Yes」および「No」のボタンが表示される。これら2つのボタンのいずれかにユーザがマウスポインタMを位置合わせしてマウスをクリックすると、「Yes」または「No」の表示に応じた信号の入力受け付けがなされる。
入力部31が第n関心領域の登録指示信号の入力を受け付けた場合(ステップS103:Yes)、ブックマーク登録部811は、第n関心領域の情報にブックマーク登録情報を付加し、ブックマーク情報記憶部821へ格納する登録処理を行う(ステップS104)。
続いて、オペレータステーション8は、カウンタnを1増やす処理を行う(ステップS105)。なお、入力部31が第n関心領域の登録指示信号の入力を受け付けない場合(ステップS103:No)にも、オペレータステーション8はステップS105の処理を行う。
ステップS105の後、オペレータステーション8は、カウンタnが選択された関心領域の数N以下であるか否かを判定する(ステップS106)。カウンタnがN以下である場合(ステップS106:Yes)、オペレータステーション8は、ステップS102へ戻る。一方、カウンタnがNより大きい場合(ステップS106:No)、オペレータステーション8は、ブックマーク登録処理を終了する。
再び図25を参照して、以上説明した関心領域のブックマーク登録処理(ステップS89)の後の処理を説明する。拡大トレンド画面生成部353は、確定した関心領域の拡大トレンド画面データを生成する(ステップS90)。この後、オペレータステーション8は、拡大処理を終了してメインルーチンへ戻る。
ステップS88において、入力部31が、関心領域のブックマーク登録指示信号の入力を受け付けない場合(ステップS88:No)、オペレータステーション8はステップS90へ移行する。
ステップS91において、入力部31が拡大処理を終了する信号の入力を受け付けた場合(ステップS91:Yes)、オペレータステーション8は拡大処理を終了してメインルーチンへ戻る。一方、ステップS91において、入力部31が拡大処理を終了する信号の入力を受け付けない場合(ステップS91:No)、オペレータステーション8はステップS82へ戻る。
以上説明したステップS65の拡大処理に続く処理を、再び図24を参照して説明する。ステップS65での拡大処理の後、拡大トレンド画面データが生成されて存在している場合(ステップS66:Yes)、オペレータステーション8は後述するステップS72へ移行する。
一方、ステップS66において、拡大トレンド画面データが生成されていない場合(ステップS66:No)、制御部81は、状態情報記憶部371が記憶する状態情報が更新されているか否かを判断する(ステップS67)。判断の結果、状態情報が更新されている場合(ステップS67:Yes)、オペレータステーション8はステップS61へ戻る。一方、判断の結果、状態情報が更新されていない場合(ステップS67:No)、オペレータステーション8はステップS68へ移行する。
ステップS68において、入力部31がトレンド画面表示終了の指示信号の入力を受け付けた場合(ステップS68:Yes)、オペレータステーション8はトレンド画面表示処理を終了する。一方、入力部31がトレンド画面表示終了の指示信号の入力を受け付けない場合(ステップS68:No)、オペレータステーション8はステップS67へ戻る。
次に、ステップS63において、入力部31がブックマーク登録済の関心領域選択処理の開始指示信号の入力を受け付けた場合(ステップS63:Yes)を説明する。この場合、オペレータステーション8は、関心領域選択処理を行う(ステップS69)。
図28は、関心領域選択処理の概要を示すフローチャートである。まず、表示制御部362はブックマーク登録済みの関心領域を選択するための選択用画面を表示部34に表示させる(ステップS111)。図29は、表示部34における選択用画面の表示例を示す図である。図29に示す選択用画面501は、複数のブックマーク登録済み関心領域の始点に相当する日時をメニュー表示している。選択用画面501では、マウスポインタMが指示しているメニューを識別可能に表示する。図29では、ブックマーク登録済みの関心領域を示す複数のメニューのうち、メニュー「2.2013/5/20 18:30」が選択された状態を示している。この日時は、対応する関心領域の始点の情報を示している。ここで、メニューの変更は、例えばユーザがマウスホイールまたはキーボードを操作することによって行われる。図29に示す状態でユーザがマウスをクリックすることにより、入力部31はメニュー「2.2013/5/20 18:30」に対応する関心領域の選択入力を受け付ける。
この後、入力部31がブックマーク登録済みの関心領域の選択入力を受け付けた場合(ステップS112:Yes)、関心領域選択部812は、選択された関心領域の情報をブックマーク情報記憶部821から取得して関心領域表示画面生成部352へ出力する(ステップS113)。
ステップS113に続いて、関心領域表示画面生成部352は、関心領域選択部812から出力された関心領域の情報に基づいて選択関心領域表示画面データを生成する(ステップS114)。その後、表示制御部362は、ステップS114で生成された選択関心領域表示画面データに対応する選択関心領域表示画面を表示部34に表示させる(ステップS115)。これによりユーザは、ブックマーク登録された関心領域のうち所望の関心領域を閲覧することができる。
図30は、選択関心領域表示画面の表示例を示す図である。同図に示す選択関心領域表示画面502は、トレンド表示領域に表示され、タイトル表示領域511と、トレンド表示領域521とを有する。タイトル表示領域511には、選択された関心領域の始点の日時情報(「2.2013/5/20 18:30」)に加え、拡大ボタン512、戻るボタン513、および進むボタン514が表示される。関心領域522は、トレンド表示領域521の中央に位置している。トレンド表示領域521の下方には、「続行?」という文字と、「Yes」、「No」のボタンが表示されている。ユーザは、他の関心領域の選択を希望する場合にはマウスポインタMを「Yes」ボタンに位置合わせしてマウスをクリックする。一方、ユーザは、関心領域の選択を終了する場合には、マウスポインタMを「No」ボタンに位置合わせしてマウスをクリックする。図30において、トレンドグラフ等は省略して記載している。なお、タイトルに関心領域の始点の日時情報を表示する代わりに、ユーザが設定入力したタイトルや内部計器のTAG情報等を表示するようにしてもよい。
拡大ボタン512は、表示中の関心領域の拡大指示信号の入力を受け付ける機能を有している。拡大ボタン512にマウスポインタを合わせた状態でマウスがクリックされると、関心領域の拡大トレンド画面が生成される。なお、関心領域の内部にマウスポインタを合わせてクリックまたはダブルクリック等の操作を行うことによって拡大トレンド画面の表示指示を入力する構成としてもよい。
戻るボタン513は、一つ前に登録された関心領域へ表示を移行する指示入力を受け付ける。図31は、図30に示す選択関心領域表示画面502において、戻るボタン513が選択された場合に表示される関心領域画面の表示例を示す図である。図31に示す関心領域表示画面503は、タイトル表示領域531と、トレンド表示領域541とを有する。タイトル表示領域531には、選択された関心領域の始点の日時情報(「1.2013/2/9 12:10」)に加え、拡大ボタン532、戻るボタン533、および進むボタン534が表示されている。関心領域542は、トレンド表示領域541の中央に位置している。図31においても、トレンドグラフ等は省略して記載している。
進むボタン514は、一つ後に登録された関心領域へ表示を移行する指示入力を受け付ける。例えば、図30に示す選択関心領域表示画面502において、進むボタン514が選択されると、図29の選択画面におけるメニュー「3.2014/1/15 9:00」に相当する関心領域表示画面が表示部34で表示されることとなる。
この後、入力部31が選択続行の指示信号の入力を受け付けた場合(ステップS116:Yes)、オペレータステーション8はステップS112に戻る。一方、入力部31が選択続行の指示信号の入力を受け付けず、終了指示信号の入力を受け付けた場合(ステップS116:No)、オペレータステーション8は関心領域選択処理を終了する。
ステップS112において、入力部31がブックマーク登録済みの関心領域の選択入力を受け付けない場合(ステップS112:No)、オペレータステーション8はステップS117へ移行する。
ステップS117において、入力部31が関心領域選択処理を終了する信号の入力を受け付けた場合(ステップS117:Yes)、オペレータステーション8は関心領域選択処理を終了してメインルーチンへ戻る。一方、ステップS117において、入力部31が関心領域変更処理を終了する信号の入力を受け付けない場合(ステップS117:No)、オペレータステーション8はステップS112へ戻る。
図32は、すでに1つのブックマーク登録済み関心領域が選択された場合の選択用画面の表示例を示す図である。同図に示す選択用画面504では、複数のメニューのうち、選択済みのメニュー「2.2013/5/20 18:30」は太字で囲まれている。図32に示す状態でメニュー「4.2014/4/10 15:25」が選択されると、選択関心領域表示画面では2つの関心領域が表示される。
図33は、2つのブックマーク登録済み関心領域が選択された場合の表示部34における選択関心領域表示画面の表示例を示す図である。図33に示す選択関心領域表示画面505は、トレンド表示領域に表示され、2つのタイトル表示領域551、552と、2つのトレンド表示領域553、554とを有する。タイトル表示領域551には、1番目に選択された関心領域の始点の日時情報(「2.2013/5/20 18:30」)が表示され、タイトル表示領域552には、2番目に選択された関心領域の始点の日時情報(「4.2014/4/10 15:25」)が表示される。トレンド表示領域553には、1番目に選択された第1関心領域555(図30の関心領域522に対応)が表示される。トレンド表示領域554には、2番目に選択された第2関心領域556が表示される。選択関心領域表示画面505においても、「続行?」という文字と、「Yes」、「No」のボタンが表示されている。この後、関心領域の選択が繰り返されるたびに、選択関心領域表示画面には、選択された全ての関心領域が表示される。なお、1番目に選択された方を下に表示してもよいし、2つの関心領域を左右に並べて表示してもよい。また、これらの文字およびボタンの表示位置は図33に示すものに限られるわけではない。また、タイトル表示領域551、552に、拡大ボタン、戻るボタン、および進むボタンを表示して、選択によってブックマーク登録済みの関心領域を切り換えることができるようにしてもよい。
以上説明した関心領域選択処理(ステップS69)の後、入力部31が関心領域の拡大指示信号の入力を受け付けた場合(ステップS70:Yes)、オペレータステーション8はステップS71へ移行する。一方、入力部31が関心領域の拡大指示信号の入力を受け付けない場合(ステップS70:No)、オペレータステーション8はステップS74へ移行する。
まず、入力部31が関心領域の拡大指示信号の入力を受け付けた場合(ステップS70:Yes)を説明する。この場合、拡大トレンド画面生成部353は、関心領域をトレンド表示領域の全域へ拡大した拡大トレンド画面データを生成する(ステップS71)。その後、表示制御部362は、拡大トレンド画面を表示部34に表示させる(ステップS72)。なお、拡大トレンド画面を表示する際に、その拡大トレンド画面がブックマーク登録されたものであるか否かを識別できるような表示を追加してもよい。
ステップS72の後、入力部31がトレンド表示終了の指示信号の入力を受け付けたとき(ステップS73:Yes)、オペレータステーション8はトレンド画面表示処理を終了する。一方、ステップS73において、入力部31がトレンド表示終了の指示信号の入力を受け付けない場合(ステップS73:No)、オペレータステーション8はステップS73を繰り返す。
次に、入力部31が関心領域の拡大指示信号の入力を受け付けない場合(ステップS70:No)を説明する。この場合において、入力部31が関心領域の変更指示入力を受け付けたとき(ステップS74:Yes)、オペレータステーション8はステップS69へ戻る。この場合、ステップS69での関心領域選択処理は、初期化された状態から行われるものとするが、選択用画面において、前回の関心領域選択処理で選択した関心領域を識別可能な状態で表示するようにしてもよい。
ステップS70で入力部31が関心領域の拡大指示信号の入力を受け付けない場合(ステップS70:No)において、入力部31が関心領域の変更指示入力を受け付けないとき(ステップS74:No)、オペレータステーション8はステップS67へ移行する。
以上説明した本発明の実施の形態3によれば、実施の形態1と同様の効果に加えて、ブックマーク登録機能を有することにより、ユーザは所望の関心領域を一時的ではなく記憶させておくことができる。また、本実施の形態3によれば、ブックマーク登録された関心領域を選択して閲覧する機能を有することにより、過去に選択した関心領域を有効に活用して、一段ときめの細かい監視を行うことが可能となる。
なお、本実施の形態3において、ブックマーク登録済みの関心領域が選択された場合において、その周辺にブックマーク登録済みの他の関心領域が存在しているとき、これらを一括して表示するようにしてもよい。図34は、この場合の関心領域表示画面の表示例を示す図である。同図に示す関心領域表示画面506は、タイトル表示領域561と、トレンド表示領域571とを有する。タイトル表示領域561には、選択された関心領域の始点の日時情報(「3.2014/1/15 9:00」)に加え、拡大ボタン562、戻るボタン563、および進むボタン564が表示される。トレンド表示領域571には、選択された関心領域572に加えて、その周辺でブックマーク登録済みの2つの関心領域573、574が同時に表示されている。このような表示方法を採用することにより、ユーザはより効率的に過去に選択してブックマーク登録された関心領域の情報を得ることができる。
図34に示す場合において、例えば関心領域572だけを太枠で表示するなどして他の関心領域573、574との差別化を図り、ユーザが選択した関心領域572を明示するようにしてもよい。この場合には、ユーザが選択した関心領域をトレンド表示領域の中央に配置させる必要はない。
ここまで説明した図34は、関心領域572と関心領域573、574とが重なっていない場合を例示している。これに対し、関心領域が重なっている場合には、他と重なっていない部分にマウスポインタを合わせてクリックすることで、全体を一意の関心領域として設定することができる。また、同様の操作を行うことで、重なった関心領域のうちの1つを拡大表示させるようにしてもよい。一方、重なっている関心領域をクリックした場合には、重なっている部分のみを新たな関心領域として設定するようにしてもよいし、重なっている関心領域から1つの関心領域を選択して拡大表示するための選択画面を表示してユーザに選択を促すようにしてもよい。
なお、本実施の形態3において、ブックマーク情報記憶部821をデータベースステーション4に設けてもよい。この場合には、第2通信部33を介してデータベースステーション4との間で適宜通信を行うことにより、上述した表示方法を実現することとなる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4は、監視システムが備える表示装置において、トレンド画面上での多様な処理を実行することができ、特に異なる関心領域同士を容易にかつ正確に比較することができるとともに、関心領域を正確に把握できるようにすることを目的とする。本発明の実施の形態4は、複数の関心領域を拡大する際に、拡大対象とする領域を一段と正確に把握するための構成を有することを特徴とする。本実施の形態4に係る表示装置は、実施の形態1で説明したオペレータステーション3と同様の構成を有しており、監視システム1の一部をなす。以下、監視システム1が有する構成要素と同じ構成要素については、図2と同一の符号を付して説明する。
本実施の形態4において、関心領域表示画面生成部352は、トレンド表示領域の背景色の特性を変更することにより、背景色特性変更画面データを生成する。関心領域表示画面生成部352が変更する背景色の特性として、例えば透過性、光の三属性である色相、彩度、明度のいずれか一つ、または透過性および光の三属性のうち複数を組み合わせたものを挙げることができる。
図35は、本実施の形態4に係る表示装置が実行する表示方法の処理の概要を示すフローチャートである。図35では、オペレータステーション3が行うトレンド画面表示処理の概要を示している。
ステップS131、S132の処理は、実施の形態1で説明したステップS1、S2の処理にそれぞれ対応している。図36は、表示部34におけるトレンド画面の表示例を示す図である。同図に示すトレンド画面601は、3つの内部計器A、B、Cのトレンドを表示している。トレンド画面601は、タイトル表示領域611と、数値情報表示領域612と、トレンド表示領域613とを有する。タイトル表示領域611には、「トレンド画面」というタイトルが表示されている。数値情報表示領域612には、例えば各内部計器の最新の測定値(PV)、データ取得期間、計測周期、縦罫線間隔等の数値情報が表示されている。トレンド表示領域613には、内部計器A、B、Cのトレンドをそれぞれ示す折れ線のトレンドグラフ614、615、616に加え、表示範囲を縦方向および横方向にそれぞれスクロールするための縦スクロールバー617および横スクロールバー618が表示されている。なお、図36では、3つの内部計器のトレンドを表示している場合を例示しているが、表示対象のトレンドの数はこれに限られるわけではない。
ステップS132の後、入力部31が拡大処理の開始指示信号の入力を受け付けた場合(ステップS133:Yes)、オペレータステーション3は、拡大処理を行う(ステップS134)。本実施の形態4において、開始指示信号は、ユーザが入力部31のマウスを操作することによってトレンド画面上の所望の位置にマウスポインタを移動した後、マウスボタンをクリックすることによって入力される。以下、図37に示すフローチャートを参照して、拡大処理の概要を説明する。
まず、関心領域表示画面生成部352は、ステップS133で入力された拡大処理の開始指示信号をトリガとして、トレンド表示領域の背景色の特性を変更することにより、背景色特性変更画面データを生成する(ステップS151)。続いて、表示制御部362は、背景色特性変更画面を表示部34に表示させる(ステップS152)。図38は、表示部34における背景色特性変更画面の表示例を示す図である。同図に示す背景色特性変更画面602は、もとのトレンド画面601のトレンド表示領域613全体を網掛けした態様で表示している。この網掛けは、背景色の特性として、その透過性を低くして表示していることを模式的に示している。
ステップS152の後、オペレータステーション8は、関心領域の数を示すカウンタnを1に初期化する(ステップS153)。
続いて、入力部31が第n関心領域の選択入力を受け付けた場合(ステップS154:Yes)、オペレータステーション3はステップS155へ移行する。本実施の形態4において、拡大表示対象領域の選択入力操作は、マウスのドラッグ操作によって実現される。このドラッグ操作は、例えば通常のパーソナルコンピュータが備える表示モニタ上で表示されるウィンドウの面積を拡大する際に行う操作と同様である。マウスがドラッグされると、関心領域はマウスポインタの始点と終点を対角線とする矩形領域として定義される。
関心領域設定部361は、入力部31が受け付けた第n関心領域の選択入力に基づいてトレンド画面における第n関心領域の設定を行い(ステップS155)、設定した情報を関心領域情報記憶部372へ一時的に格納する。
続いて、関心領域表示画面生成部352は、関心領域情報記憶部372を参照し、設定された関心領域の背景色の特性を元に戻すことによって全関心領域表示画面データを生成する(ステップS156)。
この後、表示制御部362は、全関心領域表示画面データに対応する全関心領域表示画面を表示部34に表示させる(ステップS157)。図39は、全関心領域表示画面の表示例(第1例)を示す図である。同図に示す全関心領域表示画面603は、トレンド表示領域613の中に第1関心領域613aをトレンド画面601と同様の特性を有する背景色で表示する一方、非関心領域613bは背景色特性変更画面602と同様の特性を有する背景色で表示している。図39では、ユーザが第1関心領域613aの左上の頂点(図38を参照)から右下の頂点までマウスでドラッグ操作を行うことによって関心領域を設定した場合を示している(第1関心領域613a内の破線の矢印Lを参照)。矢印Lは、図38の背景色特性変更画面602から図39の全関心領域表示画面603に至るまでのマウスポインタMの軌跡を示す仮想的な線であって実際の画面上に表示されるわけではない。ただし、軌跡を明示するために画面上で表示させるようにすることももちろん可能である。
図39では、トレンド表示領域の略中央部に選択確定確認表示部619が表示される。選択確定確認表示部619には、「選択確定?」という文字とともに、「Yes」および「No」のボタンが表示される。ユーザがマウスポインタMを用いて「Yes」を選択すると、第1関心領域613aのみの選択で関心領域の選択が確定される。一方、ユーザがマウスポインタMを用いて「No」を選択すると、さらに別の関心領域を選択することができる。
図40は、関心領域表示画面の表示例(第2例)を示す図である。同図に示す全関心領域表示画面604は、トレンド表示領域613の中に第1関心領域613aおよび第2関心領域613cをトレンド画面601と同様の特性を有する背景色でそれぞれ表示する一方、非関心領域613dは背景色特性変更画面602と同様の特性を有する背景色で表示している。図40では、図39に示す状態で、選択確定確認表示部619の「No」ボタンが選択された後、ユーザが第2関心領域613cを設定するためのマウスのドラッグ操作を行った状態を示している。この際、第2関心領域613cの領域が第1関心領域613aと合同な領域となるように設定されている場合には、マウスのドラッグ操作とは無関係に第2関心領域613cを決定してもよい。全関心領域表示画面604にも、選択確定確認表示部619が表示されている。図40に示す状態で関心領域の選択を確定する場合、ユーザはマウスの操作によって「Yes」ボタンを選択する一方、さらに別の関心領域を選択する場合には、「No」ボタンを選択すればよい。
ステップS157において全関心領域表示画面が表示部34で表示された後、オペレータステーション8は、カウンタnを1増やす処理を行う(ステップS158)。
続いて、入力部31が関心領域の選択確定信号の入力を受け付けた場合(ステップS159:Yes)、拡大トレンド画面生成部353は、選択された領域をトレンド表示領域全域に拡大して表示する拡大トレンド画面データを生成する(ステップS160)。上述したように、ステップS159における選択確定信号の入力受付は、図39等の選択確定確認表示部619の「Yes」ボタンを選択することにより実行される。
拡大トレンド画面生成部353は、関心領域をトレンド表示領域613の全域に拡大する。本実施の形態4において、拡大トレンド画面生成部353は、拡大する際に、拡大対象とする領域のトレンドに関する状態情報を再取得して、拡大するトレンド表示領域613のスケール(縦スケール、横スケール)に合わせて再描画する。このため、関心領域の縦横比(アスペクト比)がトレンド表示領域の縦横比と等しくない場合、縦方向と横方向の拡大率は異なる。例えば、図39に示す場合、第1関心領域613aの横方向の拡大率の方が縦方向の拡大率よりも大きくなる。
拡大トレンド画面生成部353は、第1関心領域613aの周辺の非関心領域613bについても拡大トレンド画面データを生成する。この際、拡大トレンド画面生成部353は、拡大前の第1関心領域613aおよび非関心領域613bの背景色の特性を保持したまま、拡大トレンド画面データを生成する。これにより、入力部31が拡大トレンド画面のスクロール操作の入力を受け付けた場合、表示部34でスクロール画面をスムーズに表示させることが可能となる(後述するステップS138を参照)。
ステップS154において入力部31が関心領域の選択入力を受け付けない場合(ステップS154:No)、およびステップS159において入力部31が関心領域の選択確定信号の入力を受け付けない場合(ステップS159:No)、オペレータステーション3はステップS161へ移行する。
ステップS161の処理は、実施の形態1で説明した図6のステップS19と同様である。ステップS161において、入力部31が拡大処理を終了する信号の入力を受け付けない場合(ステップS161:No)、オペレータステーション3はステップS154へ戻る。
以上説明したステップS134の拡大処理に続く処理を説明する。ステップS134での拡大処理の後、拡大トレンド画面データが生成されて存在している場合(ステップS135:Yes)、表示制御部362は、拡大トレンド画面を表示部34に表示させる(ステップS136)。図41は、拡大トレンド画面の表示例(第1例)を示す図である。同図に示す拡大トレンド画面605は、図40の全関心領域表示画面604における第1関心領域613aおよび第2関心領域613cをトレンド表示領域613で縦に並べて拡大した画面である。この場合の第1関心領域613aおよび第2関心領域613cの拡大率は、上述したように、横方向の拡大率が縦方向の拡大率よりも大きい。
この後、入力部31が、拡大トレンド画面のスクロール操作の入力を受け付けた場合(ステップS137:Yes)、表示制御部362は、スクロール量に応じて表示する部分を変更して(スクロールして)表示部34に表示させる(ステップS138)。図42は、スクロール量に応じた拡大トレンド画面の表示例(第2例)を示す図である。同図に示す拡大トレンド画面606は、第1関心領域613aに対して縦スクロールバー617aを用いて画面を上向きにスクロールする一方、横スクロールバー618aを用いて画面を右向きにスクロールするとともに、第2関心領域613cに対して縦スクロールバー617bを用いて画面を上向きにスクロールする一方、横スクロールバー618bを用いて画面を右向きにスクロールした後の表示例を示している。拡大トレンド画面606では、第1関心領域613aおよび第2関心領域613cと非関心領域613dの背景色の特性が全関心領域表示画面604と同じである。このため、ユーザは、拡大トレンド画面をスクロールした場合、第1関心領域613aおよび第2関心領域613cと非関心領域613dの境界を正確に把握することができる。
続いて、入力部31が縮小指示の入力を受け付けた場合(ステップS139:Yes)、オペレータステーション3はステップS131へ戻る。
ステップS139において、入力部31が縮小表示の入力を受け付けない場合(ステップS139:No)において、トレンド表示終了の指示信号の入力を受け付けたとき(ステップS140:Yes)、オペレータステーション3はトレンド画面表示処理を終了する。一方、ステップS140において、入力部31がトレンド表示終了の指示信号の入力を受け付けない場合(ステップS140:No)、オペレータステーション3はステップS137へ戻る。
ステップS133において、入力部31が拡大処理の開始指示信号の入力を受け付けない場合(ステップS133:No)、およびステップS135において、拡大トレンド画面データが生成されていない場合(ステップS135:No)、制御部36は、状態情報記憶部371が記憶する状態情報が更新されているか否かを判断する(ステップS141)。判断の結果、状態情報が更新されている場合(ステップS141:Yes)、オペレータステーション3はステップS131へ戻る。一方、判断の結果、状態情報が更新されていない場合(ステップS141:No)、オペレータステーション3はステップS142へ移行する。ステップS142の処理は、実施の形態1で説明した図4のステップS9と同様である。
ステップS137において、拡大トレンド画面のスクロール操作の入力を受け付けない場合(ステップS137:No)、オペレータステーション3はステップS139へ移行する。
以上説明した本発明の実施の形態4によれば、実施の形態1と同様の効果に加え、拡大対象の領域として設定される関心領域をそれ以外の非関心領域とは異なる背景色の特性で表示する関心領域表示画面を生成するため、表示画面の一部を拡大する際に、関心領域を正確に把握することができる。
また、本実施の形態4によれば、非関心領域では背景色の透過性を低下させることで関心領域との特性の違いを生み出しているため、非関心領域のトレンドも把握することができる。
また、本実施の形態4によれば、拡大トレンド画面を生成する際、関心領域周辺の非関心領域も拡大するため、スクロールすることによって関心領域の周辺のトレンドも確認することができる。加えて、非関心領域の背景色の特性は拡大前後で同じであるため、ユーザは拡大後も関心領域と非関心領域を明確に区別することができる。
また、本実施の形態4によれば、ユーザはマウスのドラッグアンドドロップ操作を行うだけで、関心領域の設定および拡大トレンド画面の生成を実行することができるため、簡単な操作で所望の拡大トレンド画面を見ることができる。
ところで、トレンド画面のようにトレンドグラフを表示する画面では、例えば関心領域を単なる枠で表示しても、グラフとの見分けがつきにくくなってしまうおそれがある。これに対して、本実施の形態4においては、関心領域と非関心領域で背景色の特性を変更しているため、トレンドグラフを含むような画面内で関心領域を設定する場合であっても、関心領域を明確に認識することが可能となる。
(実施の形態4の変形例1)
図43は、本実施の形態4の変形例1に係る表示部34における拡大トレンド画面の表示例を示す図である。同図に示す拡大トレンド画面607は、図40に示す第1関心領域613aおよび第2関心領域613cの縦横の比率を変えずに同じ倍率でそれぞれ拡大して表示したものである。拡大トレンド画面607のトレンド表示領域613’内の第1関心領域613a’および第2関心領域613c’では、縦方向が最大である一方、横方向は最大ではない。このため、拡大トレンド画面では、横方向に沿って非関心領域613d’が表示されている。なお、拡大トレンド画面607は、2つの関心領域の横幅がほぼ一致した場合を示しているが、これはあくまでも一例に過ぎない。
(実施の形態4の変形例2)
図44は、本実施の形態4の変形例2に係る表示部34における拡大トレンド画面の表示例を模式的に示す図である。同図に示す拡大トレンド画面608は、トレンド表示領域613’’の第1関心領域613a’’および第2関心領域613c’’の表示範囲が、各表示領域の全域よりも小さくなっており、周縁部に非関心領域613d’’が表示されている。このような表示を行うことにより、ユーザは拡大トレンド画面でも、関心領域と非関心領域の境界を正確に把握することができる。
以上説明した本実施の形態4の変形例1および2が、実施の形態4と同様の効果を奏するものであることはいうまでもない。
(実施の形態5)
本発明の実施の形態5は、監視システムが備える表示装置において、トレンド画面上での多様な処理を実行することができ、特にユーザが所望する関心領域を記憶させておくことを目的とする。本発明の実施の形態5は、1つの関心領域を拡大する際に、拡大対象とする領域を一段と正確に把握するための構成を有することを特徴とする。図45は、本実施の形態5に係る表示装置であるオペレータステーションの構成を示すブロック図である。同図に示すオペレータステーション9は、実施の形態3で説明したオペレータステーション8と同様の構成を有しており、監視システム1の一部をなす。以下、監視システム1が有する構成要素と同じ構成要素については、図23と同一の符号を付して説明する。
オペレータステーション9が備える画像処理部91は、トレンド画面データを生成するトレンド画面生成部911と、トレンド画面で設定される関心領域を表示する関心領域表示画面データを生成する関心領域表示画面生成部912と、関心領域を拡大した拡大トレンド画面データを生成する拡大トレンド画面生成部913と、を有する。画像処理部91は、CPUや各種演算回路等を用いて実現される。
関心領域表示画面生成部912は、トレンド画面の中で関心領域として設定された領域をそれ以外の非関心領域と識別可能に表示する関心領域表示画面データを生成する。具体的には、関心領域表示画面生成部912は、入力部31が拡大処理の開始指示信号の入力を受け付けると、トレンド表示領域の背景色の特性を変更することにより、背景色特性変更画面データを生成する。その後、入力部31が関心領域の選択入力を受け付けると、関心領域表示画面生成部912は、トレンド表示領域の中に関心領域をトレンド画面と同様の特性を有する背景色で表示する一方、非関心領域は背景色特性変更画面と同様の特性を有する背景色で表示している。関心領域表示画面生成部912が変更する背景色の特性は、上述した実施の形態4と同様である。
オペレータステーション9が実行するトレンド画面表示処理の概要は、図24に示すフローチャートと同様であるが、拡大処理(ステップS65)の内容が異なる。以下、図46に示すフローチャートを参照して、オペレータステーション9が実行する拡大処理の概要を説明する。
図46において、ステップS171〜S172の処理は、図37のステップS151〜S152の処理とそれぞれ同様である。図47は、表示部34におけるトレンド画面の表示例を示す図である。図47に示すトレンド画面701は、図36に示すトレンド画面601と同様の構成を有している。このため、トレンド画面601と対応する部分にはトレンド画面601と同じ符号を付してある。また、トレンド画面701も、3つの内部計器A、B、Cのトレンドをそれぞれ示す折れ線のトレンドグラフ711、712、713を表示する場合を例示しているが、表示対象のトレンドの数はこれに限られるわけではない。
図48は、表示部34における背景色特性変更画面の表示例を示す図である。同図に示す背景色特性変更画面702は、もとのトレンド画面701のトレンド表示領域613全体を網掛けした態様で表示している。この網掛けは、背景色の特性として、その透過性を低くして表示していることを模式的に示している。
この後、入力部31が関心領域の選択入力を受け付けた場合(ステップS173:Yes)、オペレータステーション9はステップS174へ移行する。本実施の形態5において、拡大表示対象領域の選択入力操作は、実施の形態4と同様にマウスのドラッグ操作によって実現される。
関心領域設定部361は、入力部31が受け付けた関心領域の選択入力に基づいて、トレンド画面における関心領域の設定を行い、設定した情報を関心領域情報記憶部372へ一時的に格納する(ステップS174)。
続いて、関心領域表示画面生成部912は、関心領域情報記憶部372を参照し、設定された関心領域の背景色の特性を元に戻すことによって関心領域表示画面データを生成する(ステップS175)。
この後、表示制御部362は、関心領域表示画面を表示部34に表示させる(ステップS176)。図49は、関心領域表示画面の表示例を示す図である。同図に示す関心領域表示画面703は、トレンド表示領域613の中に関心領域721をトレンド画面701と同様の特性を有する背景色で表示する一方、非関心領域722は背景色特性変更画面702と同様の特性を有する背景色で表示している。図49では、ユーザが関心領域721の左上の頂点(図48を参照)から右下の頂点までマウスでドラッグ操作を行うことによって関心領域を設定した場合を示している(関心領域721内の破線の矢印Lを参照)。なお、図49においても、矢印Lは仮想的な線であるが、画面上で表示させるようにしてもよい。
続いて、入力部31が関心領域の選択確定信号の入力を受け付けた場合(ステップS177:Yes)において、入力部31が確定した関心領域のブックマーク登録指示信号の入力を受け付けたとき(ステップS178:Yes)、ブックマーク登録部811は、該当する関心領域の情報に対してブックマーク登録情報を付加し、ブックマーク情報記憶部821へ格納する(ステップS179)。
続いて、拡大トレンド画面生成部913は、選択された領域をトレンド表示領域613全域に拡大して表示する拡大トレンド画面データを生成する(ステップS180)。本実施の形態5において、選択確定信号は、実施の形態4と同様にマウスのドロップ操作によって実現される。図49では、関心領域721の左上の頂点が始点であり、右下の頂点が終点である場合を示している。ステップS180の後、オペレータステーション9は拡大処理を終了してメインルーチン(図24を参照)へ戻る。
図50は、拡大トレンド画面の表示例を示す図である。同図に示す拡大トレンド画面704は、図49の関心領域表示画面703における関心領域721をトレンド表示領域613の全域へ拡大した画面である。この場合の関心領域721の拡大率は、上述したように、横方向の拡大率が縦方向の拡大率よりも大きい。
ステップS178において、入力部31が、確定した関心領域のブックマーク登録指示信号の入力を受け付けない場合(ステップS178:No)、オペレータステーション9はステップS180へ移行する。
ステップS173において入力部31が関心領域の選択入力を受け付けない場合(ステップS173:No)、およびステップS177において入力部31が関心領域の選択確定信号の入力を受け付けない場合(ステップS177:No)、オペレータステーション9はステップS181へ移行する。
ステップS181において、入力部31が拡大処理を終了する信号の入力を受け付けた場合(ステップS181:Yes)、オペレータステーション9は拡大処理を終了してメインルーチンへ戻る。一方、ステップS181において、入力部31が拡大処理を終了する信号の入力を受け付けない場合(ステップS181:No)、オペレータステーション9はステップS173へ戻る。
以上説明した本発明の実施の形態5によれば、トレンド画面上で多様な処理を行うことができる。特に、本実施の形態5によれば、ブックマーク登録機能を有することにより、ユーザは所望の関心領域を記憶させておくことができる。
また、本実施の形態5によれば、ブックマーク登録された関心領域を選択して閲覧する機能を有することにより、過去に選択した関心領域を有効に活用して、一段ときめの細かい監視を行うことが可能となる。
また、本実施の形態5によれば、拡大対象の領域として設定される関心領域をそれ以外の非関心領域とは異なる背景色の特性で表示する関心領域表示画面を生成するため、表示画面の一部を拡大する際に、関心領域を正確に把握することができる。
また、本実施の形態5によれば、非関心領域では背景色の透過性を低下させる点や、拡大トレンド画面を生成する際、関心領域周辺の非関心領域も拡大する点が実施の形態4と同じであるため、実施の形態4と同様、ユーザは非関心領域のトレンドも把握することができたり、拡大後も関心領域と非関心領域を明確に区別したりすることができる。さらに、トレンドのようなトレンドグラフを表示する画面に対して好適である点も、実施の形態と同様である。
また、本実施の形態5によれば、ブックマーク登録機能を有することにより、ユーザは所望の関心領域を一時的ではなく記憶させることができ。また、本実施の形態5によれば、ブックマーク登録された関心領域を選択して閲覧する機能を有することにより、過去に選択した関心領域を有効に活用して、一段ときめの細かい監視を行うことが可能となる。
また、本実施の形態5によれば、実施の形態4と同様、ユーザはマウスのドラッグアンドドロップ操作を行うだけで関心領域を選択することができることに加え、関心領域の位置、形状または大きさを変更することができるため、関心領域の設定を一段と柔軟に行うことができる。
なお、実施の形態5において、図50に示す拡大トレンド画面704から図49に示す関心領域表示画面703へ戻る場合には、マウスホイールを操作することにより、操作量(回転量)に応じて徐々に画像を縮小していくようにしてもよい。この場合、ユーザは途中でマウスホイールの操作を止めることにより、中間状態のトレンド画面を見ることができる。ここで、関心領域と非関心領域の背景色の特性を保持したままとすれば、ユーザは画像を縮小している途中の段階でも関心領域と非関心領域を明確に識別することができるのでより好ましい。
また、実施の形態5において、図50に示す拡大トレンド画面704から図49に示す関心領域表示画面703へ戻る場合、表示部で「戻る」と表示されたアイコンを選択することによって処理を開始するようにしてもよい。この場合には、拡大トレンド画面704から関心領域表示画面703へ徐々に縮小していくように表示すれば、上述したマウスホイール操作と同様の視覚的な効果を得ることができる。さらに、表示部で「停止」と表示されたアイコンを選択することによって縮小処理を停止させるような構成とすれば、マウスホイール操作を縮小途中で止めた場合と同様の効果を得ることができる。
(その他の実施の形態)
ここまで、本発明を実施するための形態を説明してきたが、本発明は上述した実施の形態1〜5のみによって限定されるべきものではない。例えば、実施の形態1に対して、実施の形態2〜4の少なくともいずれか1つの実施の形態の内容を組み合わせて実施することも可能である。
また、トレンド画面以外の各種監視システム用画面を表示する場合にも、上記同様の機能を具備させることが可能である。
また、本明細書では、プラントに設置された機器の状態情報のトレンドについて説明してきたが、より一般にトレンドグラフを用いてトレンドを表示する場合に適用すれば、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。このようなトレンドとしては、例えば株価、為替、商品先物取引等のトレンドを挙げることができる。
また、本明細書で記載したフローチャートにおける処理の順序はあくまでも一例に過ぎず、本発明を実施する際に矛盾のない範囲で変更することが可能である。
また、先に説明したDCS以外に、SCADA(Supervisory Control And Data Acquisition)ソフトが組み込まれた表示機能を有するパーソナルコンピュータによる監視システムや、プログラマブルコントローラと表示部とを備えたプログラマブルコントロールシステムによる監視システムに対しても、本発明を適用することができる。
1 監視システム
2 制御装置
3、8、9 オペレータステーション
4 データベースステーション
5 プリンタ
6 制御ネットワーク
7 情報ネットワーク
31 入力部
32 第1通信部
33 第2通信部
34 表示部
35、91 画像処理部
36、81 制御部
37、82 記憶部
100 表示画面
100a メニュー表示領域
100b 状態情報表示領域
101、601、701 トレンド画面
102、103、104、111、603、604 全関心領域表示画面
105、106、107、108、109、110、112、113、605、606、607、608、704 拡大トレンド画面
121 登録確認画面
201、614、615、616、711、712、713 トレンドグラフ
211、212、213、214、215、216、221、221a、222、223、224、225、226、231 拡大トレンドグラフ
251 第1関心領域
252、254 第2関心領域
253 第3関心領域
301、311、521、541、553、554、571、613、613’、613’’ トレンド表示領域
302、555、613a、613a’、613a’’ 第1関心領域
303、303a、556、613c、613c’、613c’’ 第2関心領域
351、911 トレンド画面生成部
352、912 関心領域表示画面生成部
353、913 拡大トレンド画面生成部
361 関心領域設定部
362 表示制御部
363 制御パラメータ変更部
371 状態情報記憶部
372 関心領域情報記憶部
373 レイアウト情報記憶部
374 プログラム記憶部
401 登録確認表示部
501、504 選択用画面
502、505 選択関心領域表示画面
503、506、703 関心領域表示画面
511、531、551、552、561、611 タイトル表示領域
512、532、562 拡大ボタン
513、533、563 戻るボタン
514、534、564 進むボタン
522、542、572、573、574、721 関心領域
602、702 背景色特性変更画面
612 数値情報表示領域
613b、613d、613d’、613d’’、722 非関心領域
617、617a、617b 縦スクロールバー
618、618a、618b 横スクロールバー
619 選択確定確認表示部
811 ブックマーク登録部
812 関心領域選択部
821 ブックマーク情報記憶部
M マウスポインタ
P プラント
P1、P2 機器

Claims (24)

  1. 画像を表示可能な表示部と、
    前記表示部の所定の表示領域に表示するトレンド画面のデータを生成するトレンド画面生成部と、
    前記トレンド画面内で設定される互いに異なる複数の関心領域の情報を前記トレンド画面とともに表示する関心領域表示画面のデータを生成する関心領域表示画面生成部と、
    各関心領域の画面上での配置、縦横のスケールおよび表示する値の範囲に関する情報を含む所定のレイアウト情報にしたがって、前記複数の関心領域を拡大した拡大トレンド画面のデータを生成する拡大トレンド画面生成部と、
    前記複数の関心領域の設定入力および前記拡大トレンド画面の生成指示入力を受け付ける入力部と、
    前記トレンド画面、前記関心領域表示画面および前記拡大トレンド画面を前記表示部にそれぞれ表示させる表示制御部と、
    を備えたことを特徴とする表示装置。
  2. 前記拡大トレンド画面生成部は、
    前記複数の関心領域を拡大して一つの方向に沿って並べることによって前記拡大トレンド画面のデータを生成することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記拡大トレンド画面生成部は、
    前記複数の関心領域を同じ大きさで並べることによって前記拡大トレンド画面のデータを生成することを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記拡大トレンド画面生成部は、
    前記複数の関心領域を並べる方向と直交する方向のスケールを互いに等しくすることによって前記拡大トレンド画面のデータを生成することを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  5. 前記拡大トレンド画面生成部は、
    前記複数の関心領域を拡大して重畳することによって前記拡大トレンド画面のデータを生成することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  6. 前記トレンド画面は、横軸を時間軸とする一方、縦軸を所定の測定値の軸として該測定値の時間変化を示すトレンドグラフを表示し、
    前記拡大トレンド画面生成部は、
    前記複数の関心領域をそれぞれ通過する前記トレンドグラフの各部分における線の特徴を関心領域ごとに変えることによって前記拡大トレンド画面のデータを生成することを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  7. 前記トレンド画面は、横軸を時間軸とする一方、縦軸を所定の測定値の軸として該測定値の時間変化を示すトレンドグラフを表示し、
    前記拡大トレンド画面生成部は、
    前記複数の関心領域を通過する前記トレンドグラフのいずれか2つにおける同じ時間の測定値の差が閾値以上である領域の背景色の特性と該閾値未満である領域の背景色の特性とを変えることによって前記拡大トレンド画面のデータを生成することを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  8. 前記複数の関心領域は、互いの面積および形状がそれぞれ同じであることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  9. 前記拡大トレンド画面生成部は、
    前記複数の関心領域の形状を各関心領域の縦横比に応じて拡大することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  10. 前記入力部は、
    前記複数の関心領域の選択確定入力を受け付けた後に各関心領域の位置、面積または形状を変更する指示入力を受け付け可能であり、
    前記関心領域表示画面生成部は、
    前記入力部が受け付けた指示入力に基づいて前記関心領域表示画面における前記複数の関心領域の位置、形状または大きさを変更可能であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  11. 前記関心領域表示画面生成部は、
    前記トレンド画面内で設定される前記複数の関心領域における背景色の特性と前記トレンド画面内の前記複数の関心領域以外の非関心領域における背景色の特性とが異なる関心領域表示画面のデータを生成することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  12. 前記背景色の特性は、色の透過性であることを特徴とする請求項11に記載の表示装置。
  13. プラントに設置された複数の機器に接続された制御装置と通信可能に接続されてなり、
    前記表示部は、
    前記制御装置から前記複数の機器の状態をそれぞれ示す複数の状態情報を取得して表示することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  14. 前記トレンド画面は、
    前記複数の状態情報の少なくともいずれか一つのトレンドを示すトレンドグラフを表示することを特徴とする請求項13に記載の表示装置。
  15. 画像を表示可能な表示部と、
    前記表示部の所定の表示領域に表示するトレンド画面のデータを生成するトレンド画面生成部と、
    前記トレンド画面内で設定される関心領域を識別可能に表示する関心領域表示画面のデータを生成する関心領域表示画面生成部と、
    各関心領域の画面上での配置、縦横のスケールおよび表示する値の範囲に関する情報を含む所定のレイアウト情報にしたがって、前記表示領域内で少なくとも前記関心領域を拡大した拡大トレンド画面のデータを生成する拡大トレンド画面生成部と、
    前記関心領域の設定入力、前記拡大トレンド画面の生成指示入力および前記関心領域のブックマーク登録指示信号の入力を受け付ける入力部と、
    前記トレンド画面、前記関心領域表示画面および前記拡大トレンド画面を前記表示部にそれぞれ表示させる表示制御部と、
    前記入力部が入力を受け付けたブックマーク登録指示信号に基づいて、前記関心領域に対してブックマークに登録されたことを示す情報を付加するブックマーク登録部と、
    を備えたことを特徴とする表示装置。
  16. 前記入力部は、前記ブックマークに登録された前記関心領域の選択信号の入力を受け付け、
    前記ブックマーク登録部によって前記ブックマークに登録された前記関心領域の情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部から前記選択信号に対応する前記関心領域を選択する関心領域選択部と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項15に記載の表示装置。
  17. 前記関心領域表示画面は、
    前記トレンド画面内で設定される関心領域における背景色の特性と前記トレンド画面内の前記関心領域以外の非関心領域における背景色の特性とが異なることを特徴とする請求項15に記載の表示装置。
  18. プラントに設置された複数の機器に接続された制御装置と、
    前記制御装置と通信可能に接続され、前記制御装置から前記複数の機器の状態をそれぞれ示す複数の状態情報を取得して前記表示部で表示する請求項1に記載の表示装置と、
    を備えたことを特徴とする監視システム。
  19. プラントに設置された複数の機器に接続された制御装置と、
    前記制御装置と通信可能に接続され、前記制御装置から前記複数の機器の状態をそれぞれ示す複数の状態情報を取得して前記表示部で表示する請求項15に記載の表示装置と、
    を備えたことを特徴とする監視システム。
  20. 画像を表示可能な表示部を備えた表示装置が行う表示方法であって、
    前記表示部の所定の表示領域にトレンド画面を表示するトレンド画面表示ステップと、
    前記トレンド画面内に含まれる複数の関心領域の設定入力を受け付ける関心領域設定ステップと、
    前記トレンド画面内で設定される複数の関心領域を示す情報を前記トレンド画面とともに表示する関心領域表示画面表示ステップと、
    各関心領域の画面上での配置、縦横のスケールおよび表示する値の範囲に関する情報を含む所定のレイアウト情報にしたがって、前記複数の関心領域を拡大した拡大トレンド画面を表示する拡大トレンド画面表示ステップと、
    を含むことを特徴とする表示方法。
  21. 画像を表示可能な表示部を備えた表示装置が行う表示方法であって、
    前記表示部の所定の表示領域にトレンド画面を表示するトレンド画面表示ステップと、
    前記トレンド画面内に含まれる関心領域の設定入力を受け付ける関心領域設定ステップと、
    前記関心領域を識別可能に表示する関心領域表示画面を表示する関心領域表示画面表示ステップと、
    各関心領域の画面上での配置、縦横のスケールおよび表示する値の範囲に関する情報を含む所定のレイアウト情報にしたがって、前記表示領域内で少なくとも前記関心領域を拡大した拡大トレンド画面を表示する拡大トレンド画面表示ステップと、
    ブックマーク登録指示信号の入力に応じて前記関心領域に対してブックマークに登録されたことを示す情報を付加するブックマーク登録ステップと、
    を含むことを特徴とする表示方法。
  22. 画像を表示可能な表示部を備えた表示装置に、
    前記表示部の所定の表示領域にトレンド画面を表示するトレンド画面表示ステップと、
    前記トレンド画面内に含まれる複数の関心領域の設定入力を受け付ける関心領域設定ステップと、
    前記トレンド画面内で設定される複数の関心領域を示す情報を前記トレンド画面とともに表示する関心領域表示画面表示ステップと、
    各関心領域の画面上での配置、縦横のスケールおよび表示する値の範囲に関する情報を含む所定のレイアウト情報にしたがって、前記複数の関心領域を拡大した拡大トレンド画面を表示する拡大トレンド画面表示ステップと、
    を実行させることを特徴とする表示プログラム。
  23. 画像を表示可能な表示部を備えた表示装置に、
    前記表示部の所定の表示領域にトレンド画面を表示するトレンド画面表示ステップと、
    前記トレンド画面内に含まれる関心領域の設定入力を受け付ける関心領域設定ステップと、
    前記関心領域を識別可能に表示する関心領域表示画面を表示する関心領域表示画面表示ステップと、
    各関心領域の画面上での配置、縦横のスケールおよび表示する値の範囲に関する情報を含む所定のレイアウト情報にしたがって、前記表示領域内で少なくとも前記関心領域を拡大した拡大トレンド画面を表示する拡大トレンド画面表示ステップと、
    ブックマーク登録指示信号の入力に応じて前記関心領域に対してブックマークに登録されたことを示す情報を付加するブックマーク登録ステップと、
    を実行させることを特徴とする表示プログラム。
  24. 前記トレンド画面は、横軸を時間軸とする一方、縦軸を所定の測定値の軸として該測定値の時間変化を示すトレンドグラフを表示し、
    前記拡大トレンド画面生成部は、
    前記測定値と所定の閾値との大小関係に応じて前記トレンドグラフの線種および線色の少なくともいずれか一方を変えることによって前記拡大トレンド画面のデータを生成することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
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