JP6427861B2 - 回路基板の製造方法 - Google Patents
回路基板の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6427861B2 JP6427861B2 JP2013218599A JP2013218599A JP6427861B2 JP 6427861 B2 JP6427861 B2 JP 6427861B2 JP 2013218599 A JP2013218599 A JP 2013218599A JP 2013218599 A JP2013218599 A JP 2013218599A JP 6427861 B2 JP6427861 B2 JP 6427861B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- circuit board
- resin composition
- wiring
- manufacturing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
特許文献1では、回路基板を製造するにあたり、金属箔或いは離型フィルムの片面に付着させたBステージ樹脂組成物シートを樹脂組成物層がプリプレグ側を向くようにプリプレグの両面側それぞれに配置し、加熱、加圧条件下で硬化処理して積層板を作製している。また特許文献2では、フィリング性を高めた電解銅めっき液を用いることでサブトラクティブ法でプリント配線板の配線(配線層)を形成している。
〔1〕第1主面及び該第1主面と対向する第2主面を有しており1以上のプリプレグと該第1主面を構成するための樹脂組成物層とが一体的に硬化されている絶縁性基材、該第1主面に設けられた第1配線層、及び該第2主面に設けられた第2配線層を有する回路基板の製造方法であって、
工程(A)有機支持体、該有機支持体に前記第1主面が接合している前記絶縁性基材、及び前記第2主面に接合している導体箔からなる構造体を準備する工程と、
工程(B)前記第1主面側からレーザー照射を行って、前記絶縁性基材を貫通して前記導体箔の一部分を露出させるビアホールを形成する工程と、
工程(C)粗化処理を行う工程と、
工程(D)導体層を形成する工程と、
工程(E)前記第1配線層及び前記第2配線層を形成する工程と
を含む、回路基板の製造方法。
〔2〕前記工程(E)が、前記第1配線層及び第2配線層に加え、フィルドビアがさらに形成される工程である、〔1〕に記載の回路基板の製造方法。
〔3〕前記導体箔が銅箔であり、前記導体層が銅層である、〔1〕又は〔2〕に記載の回路基板の製造方法。
〔4〕前記工程(B)が、前記ビアホールのトップ径をr1とし、前記プリプレグに由来する第1部分の厚さをt1とし、前記樹脂組成物層に由来する第2部分の厚さをt2とした場合に、下記式を満たすように行われる、〔1〕〜〔3〕のいずれか1つに記載の回路基板の製造方法。
式:r1/2<t1+t2
〔5〕前記工程(B)が、前記ビアホールのトップ径が90μm以下となるように行われる工程である、〔1〕〜〔4〕のいずれか1つに記載の回路基板の製造方法。
〔6〕工程(B)が、前記ビアホールのトップ径が前記ビアホールの底部径よりも大きくなるように行われる、〔1〕〜〔5〕のいずれか1つに記載の回路基板の製造方法。
〔7〕前記工程(C)が、前記ビアホール内のスミア除去を兼ねる工程である、〔1〕〜〔6〕のいずれか1つに記載の回路基板の製造方法。
〔8〕前記工程(D)及び(E)が、セミアディティブ法により前記第1配線層のみか、又は前記第1の配線層及び前記第2配線層の両方を形成する工程である、〔1〕〜〔7〕のいずれか1つに記載の回路基板の製造方法。
〔9〕前記工程(E)が、前記第1配線層の第1の配線ピッチと前記第2配線層の第2の配線ピッチとが等しいか、又は前記第1の配線ピッチよりも前記第2の配線ピッチの方が大きくなるようにして行われる、〔1〕〜〔8〕のいずれか1つに記載の回路基板の製造方法。
〔10〕前記工程(B)の後であって前記工程(C)の前に、工程(F)前記有機支持体を剥離する工程をさらに含む、〔1〕〜〔9〕のいずれか1つに記載の回路基板の製造方法。
〔11〕前記樹脂組成物層の厚さが0.5μm〜10μmであり、前記プリプレグの厚さが10μm〜150μmである、〔1〕〜〔10〕のいずれか1つに記載の回路基板の製造方法。
〔12〕前記樹脂組成物層中の不揮発成分を100質量%とした場合の無機充填材の含有量をX質量%とし、前記プリプレグに含まれる樹脂組成物中の不揮発成分を100質量%とした場合の無機充填材の含有量をY質量%としたときに、前記Yの値が前記Xの値よりも大きくなるように行われる、〔1〕〜〔11〕のいずれか1つに記載の回路基板の製造方法。
〔13〕有機支持体、該有機支持体に接合している樹脂組成物層、該樹脂組成物層に接合している硬化プリプレグ、該硬化プリプレグに接合している導体箔を備え、厚さが200μm以下である構造体。
〔14〕有機支持体、該有機支持体に接合している樹脂組成物層、該樹脂組成物層に接合している1以上のプリプレグ、該プリプレグに接合している導体箔を備え、厚さが200μm以下である構造体。
まず、本発明の回路基板の製造方法により製造される回路基板の構成例について、図面を参照して説明する。図1は、フィルドビアを通る切断線で切断した回路基板の断面を示す模式的な断面図である。
本発明の回路基板の製造方法は、第1主面20a及び第1主面20aと対向する第2主面20bを有しており1以上のプリプレグと第1主面20aを構成するための樹脂組成物層とが一体的に硬化されている絶縁性基材20、第1主面20aに設けられた第1配線層32及び第2主面20bに設けられた第2配線層34を有する回路基板10の製造方法であって、工程(A)有機支持体、有機支持体に第1主面20aが接合している絶縁性基材20、及び第2主面20bに接合している導体箔からなる構造体を準備する工程と、工程(B)第1主面側から、有機支持体、絶縁性基材20を貫通して導体箔の一部分を露出させるビアホール22を形成する工程と、工程(C)粗化処理を行う工程と、工程(D)導体層を形成する工程と、工程(E)第1配線層32及び第2配線層34を形成する工程とを含む。
図2を参照して、工程(A)で準備される構造体50について説明する。図2は、回路基板の製造に用いられる構造体の模式的な断面図である。
図3を参照して、接着フィルムの構成について説明する。図3は、接着フィルムの構成を示す模式的な断面図である。
図3に示されるように、接着フィルム100は、有機支持体110と、この有機支持体110の一方の主面に設けられた樹脂組成物層120とを含む。
有機支持体110の材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(以下「PET」という。)、ポリエチレンナフタレート(以下「PEN」という。)等のポリエステル、ポリカーボネート(以下「PC」という。)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)等のアクリル、環状ポリオレフィン、トリアセチルセルロース(TAC)、ポリエーテルサルファイド(PES)、ポリエーテルケトン、ポリイミドなどが挙げられる。
樹脂組成物層120の厚さは、硬化体とした後に粗化工程を実施することができ、めっきにより配線が形成できることを条件として特に限定されない。樹脂組成物層120は、厚さが0.5μm〜10μmであることが好ましく、1μm〜5μmであることがより好ましい。
樹脂組成物層120の形成に用いられる樹脂組成物は、硬化されたときの熱膨張率を低下させてプリプレグ等との熱膨張率の差によるクラック、回路歪みなどの不具合の発生を抑制し、溶融粘度の過度の低下を抑制する観点から無機充填材を含むことが好ましい。
樹脂組成物は、めっきにより形成される層との密着性を向上させる観点から有機充填材を含むことが好ましい。有機充填材の例としては、ゴム粒子が挙げられる。有機充填材であるゴム粒子としては、例えば、後述する有機溶剤に溶解せず、後述するエポキシ樹脂、硬化剤、及び熱可塑性樹脂などとも相溶しないゴム粒子が使用される。このようなゴム粒子は、一般には、ゴム粒子の成分の分子量を有機溶剤や樹脂に溶解しない程度まで大きくし、粒子状とすることで調製される。
エポキシ樹脂としては、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、ビスフェノールAF型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂、トリスフェノールエポキシ樹脂、ナフトールノボラックエポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、tert−ブチル−カテコール型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂、ナフトール型エポキシ樹脂、アントラセン型エポキシ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ樹脂、グリシジルエステル型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、線状脂肪族エポキシ樹脂、ブタジエン構造を有するエポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、複素環式エポキシ樹脂、スピロ環含有エポキシ樹脂、シクロヘキサンジメタノール型エポキシ樹脂、ナフチレンエーテル型エポキシ樹脂及びトリメチロール型エポキシ樹脂等が挙げられる。エポキシ樹脂は1種単独で用いてもよく、又は2種以上を併用してもよい。
硬化剤としては、前記エポキシ樹脂を硬化する機能を有する限り特に限定されないが、例えば、フェノール系硬化剤、ナフトール系硬化剤、活性エステル系硬化剤、ベンゾオキサジン系硬化剤、及びシアネートエステル系硬化剤が挙げられる。硬化剤は1種単独で用いてもよく、又は2種以上を併用してもよい。
熱可塑性樹脂としては、例えば、フェノキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、及びポリスルホン樹脂等が挙げられる。熱可塑性樹脂は1種単独で用いてもよく、又は2種以上を併用してもよい。
硬化促進剤としては、例えば、リン系硬化促進剤、アミン系硬化促進剤、イミダゾール系硬化促進剤、グアニジン系硬化促進剤等が挙げられる。
難燃剤としては、例えば、有機リン系難燃剤、有機系窒素含有リン化合物、窒素化合物、シリコーン系難燃剤、金属水酸化物等が挙げられる。用い得る難燃剤の例としては三光(株)製「HCA−HQ」が挙げられる。難燃剤は1種単独で用いてもよく、又は2種以上を併用してもよい。樹脂組成物層120中の難燃剤の含有量は特に限定されないが、0.5質量%〜10質量%の範囲であることが好ましく、1質量%〜9質量%の範囲であることがより好ましく、1.5質量%〜8質量%の範囲であることがさらに好ましい。
樹脂組成物層120の形成のために用いる樹脂組成物は、必要に応じて、例えば樹脂組成物層120あるいはその硬化体の特性を調整することを目的とする他の添加剤を含んでいてもよく、かかる他の添加剤としては、例えば、有機銅化合物、有機亜鉛化合物及び有機コバルト化合物等の有機金属化合物、並びに増粘剤、消泡剤、レベリング剤、密着性付与剤、及び着色剤等の樹脂添加剤等が挙げられる。
樹脂組成物層120に用いる樹脂組成物は、上記の成分を適宜混合し、また、必要に応じて混練手段(三本ロール、ボールミル、ビーズミル、サンドミル等)あるいは撹拌手段(スーパーミキサー、プラネタリーミキサー等)により混練又は混合することにより調製することができる。
プリプレグは、シート状繊維基材中に樹脂組成物を含浸させたシート状の構造体である。本発明の回路基板10の製造方法に用いられ得るプリプレグとしては、回路基板10の用途に応じた任意好適なプリプレグを用いることができる。
プリプレグは、ホットメルト法、ソルベント法等の公知の方法により製造することができる。ホットメルト法では、樹脂組成物を有機溶剤に溶解することなく、樹脂組成物と剥離性の良い離型紙に一旦コーティングし、それをシート状繊維基材にラミネートするか、あるいはダイコーターによりシート状繊維基材に直接的に塗工するなどして、プリプレグを製造している。またソルベント法では、樹脂組成物を有機溶剤に溶解した樹脂ワニスにシート状繊維基材を浸漬することにより、樹脂組成物をシート状繊維基材に含浸させ、その後乾燥させて、プリプレグを形成している。さらにはプリプレグは、樹脂組成物からなる2枚の樹脂シートでシート状繊維基材をその両面側から挟み込んで加熱、加圧条件下で、連続的に熱ラミネートすることで形成することもできる。
図4及び図5を参照して、工程(A)の第1実施形態について説明する。図4及び図5は、回路基板の製造工程を説明するための模式的な断面図である。
工程(I)は、導体箔220、導体箔220に接合するように配置されたプリプレグ210及びプリプレグ210に接合するように配置された支持体を真空熱プレス工程により一体成型してプリプレグ210を硬化し、支持体を除去し、導体箔付き硬化プリプレグ200を形成する工程である。
支持体と導体箔220とは、同一の構成及び特性を有している銅箔を用いてもよく、また構成及び特性が互いに異なる銅箔を用いてもよい。
この工程は、有機支持体110に樹脂組成物層120が設けられた接着フィルム100を準備し、硬化されたプリプレグ(硬化プリプレグ210)の表面に樹脂組成物層120を接合させて熱硬化する工程である。
構造体300の厚さt3は、回路基板10のさらなる薄型化の観点から、200μm以下であり、好ましくは100μm以下であり、さらに好ましくは90μm以下である。厚さt3の下限は本発明の目的を損なわないことを条件として特に限定されないが50μm以上である。
用いられ得る真空ラミネーターとしては、例えばバッチ式の(株)ニチゴー・モートン製 2ステージビルドアップラミネーター CVP700が挙げられる。
図6を参照して、工程(A)の第2実施形態について説明する。図6は、回路基板の製造工程を説明するための模式的な断面図である。
すなわち、導体箔220が接合されたプリプレグ210Xのうちのプリプレグ210Xと有機支持体110と接合された樹脂組成物層120のうちの樹脂組成物層120とが接触するように重ね合わせることにより構造体300を得る。
図7を参照して、工程(B)について説明する。図7は、回路基板の製造工程を説明するための模式的な断面図である。
レーザー照射の条件は特に限定されず、レーザー照射は選択された手段に応じた常法に従う任意好適な工程により実施することができる。
式:r1/2<t1+t2
次に工程(C)として、有機支持体110を剥離することにより露出させた絶縁性基材20に対して粗化処理が行われる。粗化処理の手順、条件は特に限定されず、例えば、多層プリント配線板の絶縁層を形成するに際して通常使用される公知の手順、条件を採用することができる。乾式の粗化処理の例としてはプラズマ処理等が挙げられ、湿式の粗化処理の例としては膨潤液による膨潤処理、酸化剤による粗化処理及び中和液による中和処理をこの順に行う方法が挙げられる。
図8を参照して、工程(D)について説明する。図8は、回路基板の製造工程を説明するための模式的な断面図である。
図8に示されるように、露出した絶縁性基材20の第1主面20aに接合する導体層30を形成する。
工程(E)は第1配線層32及び第2配線層34を形成する工程である。特に半導体チップが搭載される側の配線層は、例えば、セミアディティブ法、フルアディティブ法等の従来公知の技術により微細な配線を含む配線層を形成することができる。
図9〜図12を参照して、工程(E)の第1実施形態について説明する。図9〜図12は、回路基板の製造工程を説明するための模式的な断面図である。
なお、第1配線層32及び第2配線層34は、線状の配線のみならず、例えば外部端子が搭載され得る電極パッド(ランド)なども含み得る。また第2配線層34は、電極パッドのみから構成されていてもよい。
前述の第1配線層32の形成工程と同様にドライフィルムを用いて第2マスクパターン420を形成する。まず、形成された第1配線層32及び露出した絶縁性基材20を覆うように第1配線層32側の全面と、導体箔220の全面とにドライフィルムを接合させる。次いで導体箔220側に設けられたドライフィルムに対して所望のパターンを形成するためにフォトマスクを用いて所定の条件で露光工程、現像工程及び洗浄工程を行う。また第1配線層32側に設けられたドライフィルムについては全面を露光、現像して第1配線層32の全面を覆ってこれを保護するように形成する。
以上の工程により、図1を参照して既に説明した構成を有する回路基板10を製造することができる。
図13を参照して、工程(E)の第2実施形態について説明する。図13は、回路基板の製造工程を説明するための模式的な断面図である。
なお第2実施形態では、第1配線層32及び第2配線層34の両方を、半導体チップ等の搭載が可能な微細な配線を含む配線層として形成することが想定されている。
また工程(E)にかかる第1実施形態、第2実施形態によれば、フィルドビア40の形成工程時にビアホール22の底部側に導体箔220が存在しており、ビアホール22が貫通していないので、埋め込み性をより良好にすることができ、ボイドの発生が抑制された信頼性の高いフィルドビア40を形成することができる。
本発明の回路基板は、半導体チップ等の電子部品を搭載するための配線板として用いることができる。また本発明の回路基板を用いて、種々の態様の半導体装置を製造することができる。本発明の回路基板を備える半導体装置は、電気製品(例えば、コンピューター、携帯電話、デジタルカメラ及びテレビ等)及び乗物(例えば、自動二輪車、自動車、電車、船舶及び航空機等)等に好適に用いることができる。
ビスフェノール型エポキシ樹脂(新日鐵化学(株)製「ZX1059」、ビスフェノールA型エポキシ樹脂とビスフェノールF型エポキシ樹脂との1:1混合品、エポキシ当量169)8部、ナフタレン型エポキシ樹脂(DIC(株)製「HP4032SS」、エポキシ当量約144)3部、ビフェニル型エポキシ樹脂(三菱化学(株)製「YX4000HK」、エポキシ当量約185)6部、ビフェニル型エポキシ樹脂(日本化薬(株)製「NC3000H」、エポキシ当量約288)15部、フェノキシ樹脂(三菱化学(株)製「YX6954BH30」、不揮発成分30質量%のMEK:シクロヘキサノン=1:1溶液)25部を、ソルベントナフサ10部に撹拌しながら加熱溶解させた。室温(常温)まで冷却した後、そこへ、トリアジン骨格含有フェノールノボラック系硬化剤(DIC(株)製「LA−7054」、水酸基当量125、不揮発成分60%のMEK溶液)12部、ナフトール系硬化剤(新日鐵化学(株)製「SN―485」、水酸基当量215、不揮発成分60%のMEK溶液)12部、ポリビニルアセタール樹脂溶液(積水化学工業(株)製「KS−1」)不揮発成分15%のエタノールとトルエンとの1:1溶液との混合溶液)25部、硬化促進剤(4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)、不揮発成分5質量%のMEK溶液)1部、三菱化学(株)製「P200H50」を1部、フェニルアミノシラン系カップリング剤(信越化学工業(株)製「KBM573」)で表面処理された球形シリカ(平均粒径0.5μm、(株)アドマテックス製「SOC2」、単位面積当たりのカーボン量0.39mg/m2)40部、有機充填材であるゴム粒子(ガンツ化成(株)製、スタフィロイドAC3816N)6部を混合し、高速回転ミキサーで均一に分散して、樹脂ワニス1を調製した。組成を表1に示す。
ナフタレン型エポキシ樹脂(DIC(株)製「HP4032SS」、エポキシ当量約144)5部、ナフタレン型エポキシ樹脂(DIC(株)製「HP4710」、エポキシ当量約171)5部、ナフタレン型エポキシ樹脂(DIC(株)製「HP6000」、エポキシ当量約248)5部、ビフェニル型エポキシ樹脂(三菱化学(株)製「YX4000HK」、エポキシ当量約185)5部、ビフェニル型エポキシ樹脂(日本化薬(株)製「NC3000H」、エポキシ当量約288)10部、フェノキシ樹脂(三菱化学(株)製「YL7553BH30」、不揮発成分30質量%のMEK:シクロヘキサノン=1:1溶液)5部を、ソルベントナフサ50部に撹拌しながら加熱して溶解させた。室温にまで冷却した後、そこへ、トリアジン骨格含有フェノールノボラック系硬化剤(DIC(株)製「LA−7054」、水酸基当量125、不揮発成分60%のMEK溶液)5部、活性エステル系硬化剤(DIC(株)製「HPC8000−65T」、活性基当量約223、不揮発成分65質量%のトルエン溶液)30部、硬化促進剤(4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)、不揮発成分5質量%のMEK溶液)4部、フェニルアミノシラン系カップリング剤(信越化学工業(株)製「KBM573」)で表面処理された球形シリカ(平均粒径0.5μm、(株)アドマテックス製「SOC2」、単位面積当たりのカーボン量0.39mg/m2)200部、難燃剤(三光(株)製「HCA−HQ」、10−(2,5−ジヒドロキシフェニル)−10−ヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−10−オキサイド、平均粒径2μm)5部を混合し、高速回転ミキサーで均一に分散して、樹脂ワニス2を調製した。組成を表1に示す。
(1)真空熱プレス工程
前記<プリプレグの製造>において作成されたプリプレグを、250mm×250mm角にカットし、クッション紙(阿波製紙(株)製 AACP−9N、厚さ800μm)/ステンレス(SUS)板(厚さ1mm)/離型シート(旭硝子(株)製 アフレックス50N NT、厚さ50μm)/銅箔(支持体)/プリプレグ/銅箔/離型シート/SUS板/クッション紙の順に積層して真空熱プレス装置(北川精機(株)製 商品名VH1−1603)を使用して真空熱プレス工程を実施して硬化プリプレグの両主面側に銅箔が積層された硬化プリプレグを作製した。
温度:室温(常温)から230℃に至るまで昇温率5℃/分で昇温し、230℃で90分間ホールドし、その後降温率5℃/分で室温まで降温
押圧力:押圧せず(0kg/cm2)20分間ホールドし、温度が約125℃となった時点で押圧力を50kg/cm2としてこれを降温終了時までホールド
気圧:70mm/hg〜74mm/hg(9.3×10−3MPa〜9.9×10−3MPa)
形成された銅箔付き硬化プリプレグのうちの硬化プリプレグの露出面に、前記接着フィルムの樹脂組成物層が接合するように、バッチ式真空加圧ラミネーター((株)ニチゴー・モートン製 2ステージビルドアップラミネーター CVP700)を用いて、ラミネートした。このラミネート工程は、30秒間減圧して気圧を13hPa以下とした後、温度を140℃とし、押圧力を0.74MPaとして30秒間圧着させることにより実施した。次いで、温度を140℃とし、圧力を0.5MPaとして60秒間平滑化工程を行った。平滑化工程の後、温度を170℃として30分間加熱して、PETフィルム(有機支持体)、硬化プリプレグと樹脂組成物層とが一体的に硬化された絶縁性基材、及び銅箔がこの順で積層された構造体を一体成型した。形成された絶縁性基材の厚さは33μmであった。
日立ビアメカニクス(株)製CO2レーザー加工機「LC−2k212/2C」を使用して、PETフィルム側から穴あけ加工して、PETフィルム、絶縁性基材を貫通して銅箔を露出させる、構造体の厚さ方向に見たときの平面的な開口形状が略円形状のビアホールを形成した。絶縁性基材の表面におけるビアホールのトップ径(直径)は60μmであった。なお、穴あけ加工は、マスク径を3.50mmとし、パワーを0.74Wとし、周波数を2000Hzとし、パルス幅を4μsとし、ショット数を3とし、サイクルモードとして実施した。
ビアホールが形成された構造体からPETフィルムを剥離し、膨潤液である、アトテックジャパン(株)のジエチレングリコールモノブチルエーテル含有のスエリングディップ・セキュリガンスPに60℃で5分間浸漬し、次に粗化液として、アトテックジャパン(株)のコンセントレート・コンパクトP(KMnO4:60g/L、NaOH:40g/Lの水溶液)に80℃で20分間浸漬し、水洗処理後、中和液として、アトテックジャパン(株)のリダクションソリューション・セキュリガンスPに40℃で5分間浸漬した。その後、130℃で15分間乾燥した。これによりビアホール及び絶縁性基材のデスミア処理を兼ねる粗化処理工程を行った。
絶縁性基材の露出した表面に導体層を形成するため、無電解めっき工程(アトテックジャパン(株)製薬液を使用した無電解銅めっき工程)を行った。形成される無電解めっき層の厚さは1μmとした。
1.アルカリクリーニング(絶縁性基材の表面の洗浄と電荷調整)
Cleaning Cleaner Securiganth 902(商品名)を用いて60℃で5分間洗浄した。
2.ソフトエッチング(ビアホール内の洗浄)
硫酸酸性ペルオキソ二硫酸ナトリウム水溶液を用いて、30℃で1分間処理した。
3.プレディップ(Pd付与のための絶縁性基材の表面の電荷の調整)
Pre. Dip Neoganth B(商品名)を用い、室温で1分間処理した。
4.アクティヴェーター(絶縁性基材の表面へのPdの付与)
Activator Neoganth 834(商品名)を用い、35℃で5分間処理した。
5.還元(絶縁性基材に付与されたPdを還元)
Reducer Neoganth WA(商品名)及びReducer Acceralator 810 mod.(商品名)の混合液を用い、30℃で5分間処理した。
6.無電解銅めっき(Cuを絶縁性基材の表面(Pd表面)に析出)
Basic Solution Printganth MSK-DK(商品名)、Copper solution Printganth MSK(商品名)、Stabilizer Printganth MSK-DK(商品名)及びReducer Cu(商品名)の混合液を用いて、35℃で20分間処理した。
次いで、構造体の表面を5%硫酸水溶液で30秒間処理し、厚さ25μmの第1マスクパターン形成用のPETフィルム付きドライフィルムであるニチゴー・モートン(株)製「ALPHO NIT3025」(商品名)を構造体の両面に真空ラミネーターにて積層した。積層は、バッチ式真空加圧ラミネーターMVLP−500((株)名機製作所製、商品名)を用いて、圧力を0.1MPaとし、温度を70℃とし、30秒間減圧して気圧を13hPa以下にしてから、20秒間加圧して行った。
次に、温度30℃の1%炭酸ナトリウム水溶液を圧力0.15MPaで30秒間スプレー処理した。
次に、水洗して、現像工程を行った。現像工程を行った構造体にアトテックジャパン(株)製の薬液を使用して、ビアホールに銅が充填される条件で電解銅めっき工程を行って、マスクパターンが形成された構造体の露出面の全面に電解銅めっき層(導体層)を形成し、併せてビアホールを埋め込んでフィルドビアを形成した。
前記の通り形成された20個のフィルドビアについて、評価を行った。
フィルドビアの切断は、フィルドビアが形成されたサンプルをポリエステル樹脂(丸本ストルアス(株)製 冷間埋込樹脂)にて封止することで固定し、回転型研磨台(丸本ストルアス(株)製 ロトポール22)にて研磨することによりフィルドビアの径が最大となる部分を切断線が通るように切断して切断面の観察を行った。観察は金属顕微鏡(KEYENCE(株)製 VK8550)により行い、以下の評価基準により評価した。結果を表2に示す。
評価基準
フィルドビア中にボイド無し:○
フィルドビア中にボイドが1つ以上あり:×
次に、構造体に対して温度50℃の3%NaOH溶液を圧力0.2MPaでスプレー処理し、構造体の両面からのマスクパターンの剥離を行ってマスクパターン上の電解銅めっき層のみを除去した。次いで、(株)荏原電産製のSACプロセス(フラッシュエッチング工程)用エッチャントを用いマスクパターンの除去により露出した無電解銅めっき層のみを除去するセミアディティブ法により微細配線(第1配線層)を形成した。その後、微細配線に剥離が無いことを光学顕微鏡にて確認し、さらに露出した無電解銅めっき層の残りが無いことを櫛歯パターンの絶縁抵抗を測定することで確認した。形成された櫛歯パターンのうちの線状部分10本中、9本以上で問題が見られなかったサンプルを合格と評価した。
次いで、再度、構造体の表面を5%硫酸水溶液で30秒間処理し、前記<微細配線の形成工程>と同様にして、厚さ25μmの第2マスクパターン形成用PETフィルム付きドライフィルムであるニチゴー・モートン(株)製「ALPHO NIT3025」(商品名)を構造体の両面に真空ラミネーターにて積層した。
形成された第2マスクパターンを用いて、従来公知の塩化銅水溶液系エッチャントを用いてエッチング工程を行うサブトラクティブ法により配線(第2配線層)を形成した。前記の第1配線層の評価と同様にして評価したところ、40μmピッチでの配線形成が可能であることがわかった。
前記工程中のハンドリングに関して、下記の評価基準により評価した。結果を表2に示す。
評価基準
問題なし:○
工程中、工程間の移送、加熱処理等でうねり等の外観不良が発生:×
実施例1における「(1)真空熱プレス工程」において、片面の銅箔を、三井金属鉱山(株)製、ロープロファイル銅箔、3EC−VLP(厚さ12μm)とし、もう一方の面を三井金属鉱山(株)製、キャリア銅箔付極薄銅箔(厚さ3μmの極薄銅箔と厚さ18μmのキャリア銅箔との構造体)であるMicro Thin Exのうちの極薄銅箔をプリプレグと接合させた。その後、ロープロファイル銅箔(3EC−VLP)をエッチング工程により除去し、150℃で30分間乾燥した。形成された絶縁性基材の厚さは33μmであった。
「(5)導体層の形成工程」において、<無電解銅めっき工程>後にキャリア銅箔付極薄銅箔のキャリア銅箔を除去して厚さ3μmの極薄銅箔のみの状態にし、無電解銅めっき層と極薄銅箔との両方にマスクパターン形成用PETフィルム付きドライフィルムをラミネートして、構造体の両面側それぞれに、L/S=10μm/10μm、すなわち20μmピッチの櫛歯パターン(配線長15mm、16ライン)、L/S=15μm/15μm、すなわち30μmピッチの櫛歯パターン(配線長15mm、16ライン)、L/S=20/20μmの40μmピッチの櫛歯パターン(配線長15mm、16ライン)、を各10個形成した実施例1と同じガラスマスクをPETフィルム上に載置し、UV−ランプを用いて150mJ/cm2の紫外光を照射する露光工程を行ってマスクパターンを形成し、このマスクパターンを用いてセミアディティブ法により両面に同時に微細配線を形成した。
実施例1の「(1)真空熱プレス工程」において、プリプレグの両面側にロープロファイル銅箔(3EC−VLP)をラミネートして、真空熱プレス工程を行った後、両面のロープロファイル銅箔ををエッチング工程により除去し、150℃で30分間乾燥させて硬化プリプレグとした。
「(2)接着フィルムと硬化プリプレグとの一体成型工程」において、硬化プリプレグの両面に接着フィルムをラミネートして一体成型して絶縁性基材を得た。
「(3)ビアホールの形成工程」において、絶縁性基材の片面側からビアホール(貫通スルーホール)を、加工面側のトップ径(直径)が60μmとなり、反対面側のボトム径が40μmとなる条件で形成した。
「(5)導体層の形成工程」において、無電解銅めっき層を絶縁性基材の両面に形成し、無電解銅めっき層上に、実施例2と同様にしてセミアディティブ法により両面に同時に微細配線を形成した。
実施例1の「(1)真空熱プレス工程」において、プリプレグの両面側の銅箔を、三井金属鉱山(株)製、キャリア銅箔付極薄銅箔 Micro Thin Exとし、そのまま使用した。
「(2)接着フィルムと硬化プリプレグとの一体成型工程」は行っていない。
「(3)ビアホールの形成工程」、「(4)デスミア処理を兼ねる粗化処理工程」では、硬化プリプレグ(絶縁性基材)の片面側のキャリア銅箔のみを剥離し、露出した極薄銅箔側から、極薄銅箔の表面におけるトップ径(直径)が60μmとなるように条件を調整してレーザー加工を行う(3)ビアホールの形成工程を行い、さらに(4)デスミア処理を兼ねる粗化処理工程を行った。その後残存していたキャリア銅箔を剥離した。
「(5)導体層の形成工程」において、硬化プリプレグの両面側の極薄銅箔それぞれに、実施例2と同様にしてセミアディティブ法により同時に微細配線を形成した。
実施例1、実施例2、比較例1及び比較例2の第1配線層における微細配線形成能について、下記の評価基準により評価した。結果を表2に示す。
評価基準
配線ピッチを30μm以下にできた:○
配線ピッチを30μm以下にできなかった:×
20 絶縁性基材
20a 第1主面
20b 第2主面
20A 第1部分
20B 第2部分
22 ビアホール
30 導体層
30a シード層(無電解めっき層)
30b 電解めっき層
32 第1配線層
34 第2配線層
40 フィルドビア
50、300 構造体
100 接着フィルム
110 有機支持体
120 樹脂組成物層
200 導体箔付き硬化プリプレグ
210 硬化プリプレグ
210X プリプレグ
220 導体箔
400 マスクパターン
410 第1マスクパターン
420 第2マスクパターン
Claims (14)
- 第1主面及び該第1主面と対向する第2主面を有しており1以上のプリプレグと該第1主面を構成するための樹脂組成物層とが一体的に硬化されている絶縁性基材、該第1主面に設けられた第1配線層、及び該第2主面に設けられた第2配線層を有する回路基板の製造方法であって、
工程(A)有機支持体、該有機支持体に前記第1主面が接合している前記絶縁性基材、及び前記第2主面に接合している導体箔(ただし、導体箔が導体回路である場合は除かれる。)からなる構造体を準備する工程と、
工程(B)前記第1主面側からレーザー照射を行って、前記絶縁性基材を貫通して前記導体箔の一部分を露出させるビアホールを形成する工程と、
工程(C)粗化処理を行う工程と、
工程(D)導体層を形成する工程と、
工程(E)前記第1配線層及び前記第2配線層を形成する工程と
を含む、回路基板の製造方法。 - 前記工程(E)が、前記第1配線層及び第2配線層に加え、フィルドビアがさらに形成される工程である、請求項1に記載の回路基板の製造方法。
- 前記導体箔が銅箔であり、前記導体層が銅層である、請求項1又は2に記載の回路基板の製造方法。
- 前記工程(B)が、前記ビアホールのトップ径をr1とし、前記プリプレグに由来する第1部分の厚さをt1とし、前記樹脂組成物層に由来する第2部分の厚さをt2とした場合に、下記式を満たすように行われる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の回路基板の製造方法。
式:r1/2<t1+t2 - 前記工程(B)が、前記ビアホールのトップ径が90μm以下となるように行われる工程である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の回路基板の製造方法。
- 工程(B)が、前記ビアホールのトップ径が前記ビアホールの底部径よりも大きくなるように行われる、請求項1〜5のいずれか1項に記載の回路基板の製造方法。
- 前記工程(C)が、前記ビアホール内のスミア除去を兼ねる工程である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の回路基板の製造方法。
- 前記工程(D)及び(E)が、セミアディティブ法により前記第1配線層のみか、又は前記第1配線層及び前記第2配線層の両方を形成する工程である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の回路基板の製造方法。
- 前記工程(E)が、前記第1配線層の第1の配線ピッチと前記第2配線層の第2の配線ピッチとが等しいか、又は前記第1の配線ピッチよりも前記第2の配線ピッチの方が大きくなるようにして行われる、請求項1〜8のいずれか1項に記載の回路基板の製造方法。
- 前記工程(B)の後であって前記工程(C)の前に、工程(F)前記有機支持体を剥離する工程をさらに含む、請求項1〜9のいずれか1項に記載の回路基板の製造方法。
- 前記樹脂組成物層の厚さが0.5μm〜10μmであり、前記プリプレグの厚さが10μm〜150μmである、請求項1〜10のいずれか1項に記載の回路基板の製造方法。
- 前記樹脂組成物層中の不揮発成分を100質量%とした場合の無機充填材の含有量をX質量%とし、前記プリプレグに含まれる樹脂組成物中の不揮発成分を100質量%とした場合の無機充填材の含有量をY質量%としたときに、前記Yの値が前記Xの値よりも大きくなるように行われる、請求項1〜11のいずれか1項に記載の回路基板の製造方法。
- 請求項1〜12のいずれか1項に記載の製造方法に用いられる構造体であって、有機支持体、該有機支持体に接合している樹脂組成物層、該樹脂組成物層に接合している硬化プリプレグ、該硬化プリプレグに接合している導体箔(ただし、導体箔が導体回路である場合は除かれる。)を備え、厚さが200μm以下である構造体。
- 請求項1〜12のいずれか1項に記載の製造方法に用いられる構造体であって、有機支持体、該有機支持体に接合している樹脂組成物層、該樹脂組成物層に接合している1以上のプリプレグ、該プリプレグに接合している導体箔(ただし、導体箔が導体回路である場合は除かれる。)を備え、厚さが200μm以下である構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013218599A JP6427861B2 (ja) | 2013-10-21 | 2013-10-21 | 回路基板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013218599A JP6427861B2 (ja) | 2013-10-21 | 2013-10-21 | 回路基板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015082535A JP2015082535A (ja) | 2015-04-27 |
JP6427861B2 true JP6427861B2 (ja) | 2018-11-28 |
Family
ID=53012997
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013218599A Active JP6427861B2 (ja) | 2013-10-21 | 2013-10-21 | 回路基板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6427861B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3321325B1 (en) * | 2015-07-06 | 2021-11-24 | Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. | Resin composition, prepreg, metal foil-clad laminate, and printed circuit board |
JP6834121B2 (ja) | 2015-09-17 | 2021-02-24 | 味の素株式会社 | 配線板の製造方法 |
JP6852332B2 (ja) | 2015-10-28 | 2021-03-31 | 味の素株式会社 | 接着フィルム |
JP6690356B2 (ja) * | 2016-03-29 | 2020-04-28 | 味の素株式会社 | 熱硬化性樹脂組成物 |
JP7046477B2 (ja) | 2016-07-01 | 2022-04-04 | 味の素株式会社 | 樹脂組成物 |
JP6705312B2 (ja) | 2016-07-01 | 2020-06-03 | 味の素株式会社 | 樹脂組成物 |
US11059260B2 (en) | 2016-07-29 | 2021-07-13 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Prepreg, metal-clad laminated board, and printed wiring board |
CN111884613B (zh) * | 2020-06-19 | 2021-03-23 | 珠海越亚半导体股份有限公司 | 一种具有空气谐振腔的嵌埋封装结构的制造方法 |
CN117796156A (zh) * | 2021-08-05 | 2024-03-29 | 住友电工印刷电路株式会社 | 印刷布线板 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62248632A (ja) * | 1986-04-22 | 1987-10-29 | 松下電工株式会社 | 金属張フレキシブル積層板 |
JP2002176259A (ja) * | 2000-09-27 | 2002-06-21 | Hitachi Ltd | 多層プリント配線板の製造方法および多層プリント配線板 |
JP4895448B2 (ja) * | 2001-09-27 | 2012-03-14 | 京セラ株式会社 | 多層配線基板 |
JP2003249764A (ja) * | 2002-02-25 | 2003-09-05 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | アディティブ用基材入りbステージ樹脂組成物シートの製造方法。 |
JP2004281872A (ja) * | 2003-03-18 | 2004-10-07 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | レーザーによる孔の作製方法 |
JP5177855B2 (ja) * | 2008-02-29 | 2013-04-10 | 京セラSlcテクノロジー株式会社 | 配線基板の製造方法 |
JP2010087213A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Toppan Printing Co Ltd | 印刷配線板の製造方法 |
JP2013206937A (ja) * | 2012-03-27 | 2013-10-07 | Kyocer Slc Technologies Corp | 配線基板およびその製造方法 |
-
2013
- 2013-10-21 JP JP2013218599A patent/JP6427861B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015082535A (ja) | 2015-04-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI701289B (zh) | 樹脂組成物 | |
CN106912158B (zh) | 粘接膜 | |
JP6427861B2 (ja) | 回路基板の製造方法 | |
CN106548946B (zh) | 布线板的制造方法 | |
JP6350093B2 (ja) | 部品内蔵基板の製造方法および半導体装置 | |
JP6225643B2 (ja) | 積層板の製造方法 | |
KR102259479B1 (ko) | 프린트 배선판의 제조 방법 | |
JP2017179055A (ja) | 熱硬化性樹脂組成物 | |
JP6136330B2 (ja) | 薄型フィルム用樹脂組成物、薄型フィルム、積層シート及び多層プリント配線板 | |
JP2017059779A (ja) | プリント配線板の製造方法 | |
JP2017110104A (ja) | プリプレグ | |
JP6318690B2 (ja) | 部品内蔵回路板の製造方法、および半導体装置 | |
JP6176294B2 (ja) | 支持体付き樹脂シート | |
TWI663196B (zh) | 樹脂片、層合片、層合板及半導體裝置 | |
JP6322989B2 (ja) | 部品内蔵基板の製造方法 | |
WO2016059828A1 (ja) | 支持体、接着シート、積層構造体、半導体装置及びプリント配線板の製造方法 | |
JP6171604B2 (ja) | 部品内蔵回路板の製造方法、および半導体装置 | |
JP7283498B2 (ja) | 樹脂シート、プリント配線板及び半導体装置 | |
JP6657954B2 (ja) | 配線板の製造方法 | |
JP7331812B2 (ja) | 配線板及び半導体装置 | |
JP6225422B2 (ja) | 硬化体、硬化体の製造方法、積層体、プリント配線板及び半導体装置 | |
JP6610612B2 (ja) | 支持体付き樹脂シート | |
JP2023100866A (ja) | 配線板及び半導体装置 | |
KR102650250B1 (ko) | 지지체, 접착 시트, 적층 구조체, 반도체 장치 및 프린트 배선판의 제조 방법 | |
JP6232747B2 (ja) | 多層プリント配線板の製造法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160905 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170420 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170425 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20170623 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170808 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180123 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180312 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181002 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181015 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6427861 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |