JP6427018B2 - ロッカアーム - Google Patents
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Description
また、進行規制部が、当接壁側の壁板を内側に折り曲げて形成されている。これによれば、進行規制部を簡単に形成することができる。
前記一対の対向壁には、前記導入口に向けて開口幅を拡げる拡開部が設けられている。これによれば、頭部が拡開部に誘い込まれてバルブ受け部内に円滑に導入される。
本発明の実施例1を図1〜図7に基づいて説明する。実施例1のロッカアーム10は、内燃機関の動弁装置90に組み込まれる。
まず、動弁装置90について説明する。図1に示すように、シリンダヘッド91には、通気路92(吸気ポート又は排気ポート)が設けられ、さらに通気路92と連通するステム孔93がシリンダヘッド91の上面に開口して設けられている。
頭部83は、開口面を下方へ向けた円筒状のキャップであって、内部に軸部81の上端部が圧入して嵌合されるようになっている。
組み付けに際し、ロッカアーム10のバルブ受け部13内に導入口26を通して頭部83を挿入する。挿入開始時には、拡開部28に誘い込まれてバルブ受け部13内に頭部83が円滑に挿入される。また、挿入過程では、頭部83が当接壁17と両抜出規制部27との間に略位置決めして挟まれ、頭部83の下端の幅方向両端縁が両抜出規制部27の内面を摺動して、バルブ受け部13の内部に案内される。
本発明の実施例2を図8〜図10によって説明する。実施例2のものは進行規制部24Aの形態が実施例1とは異なるが、進行規制部24A以外の構造は実施例1とほぼ同様である。よって、以下の説明において、実施例1と同一又は相当する構造については実施例1と同一の符号を付し、実施例1と重複する説明を省略する。
本発明の実施例3を図11によって説明する。実施例3のものは抜出規制部27Aの形態が実施例1とは異なるが、抜出規制部27A以外の構造は実施例1とほぼ同様である。よって、以下の説明において、実施例1と同一又は相当する構造については実施例1と同一の符号を付し、実施例1と重複する説明を省略する。
本発明の実施例4を図12によって説明する。実施例4のものは拡開部28Aの形態が実施例1とは異なるが、拡開部28A以外の構造は実施例1と同様である。よって、以下の説明において、実施例1と同一又は相当する構造については実施例1と同一の符号を付し、実施例1と重複する説明を省略する。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)バルブステムの頭部は、軸部と一体に連続して設けられるものであってもよい。
(2)抜出規制部は、両対向壁のうちのいずれか一方のみに設けられるものであってもよい。
(3)ロッカアームの長さ方向の他端部を支持する支持部材は、ラッシュアジャスタではなく、バルブクリアランスの自動調整機能を有しないピボットであってもよい。
(4)組み付け時に、導入口を指ではなく治具で塞ぐようにしてもよい。
(5)抜出規制部及び進行規制部は、鋳造又は鍛造によってアーム本体と一体に成形されるものであってもよい。
11…ローラ
12…アーム本体
13…バルブ受け部
16…対向壁
17…当接壁
24、24A…進行規制部
25…貫通口
26…導入口
27、27A…抜出規制部
28、28A…拡開部
80…バルブステム
81…軸部
83…頭部
91…シリンダヘッド
Claims (3)
- 長さ方向に延びるアーム本体と、前記アーム本体に収容されるローラと、を備え、
前記アーム本体の長さ方向の一端部には、当接壁とこの当接壁の両端部から突出して互いに対向する一対の対向壁とを有するバルブ受け部が設けられ、前記バルブ受け部における前記当接壁と対向する面側が貫通口として開放され、
バルブステムの軸部が前記貫通口を貫通し、前記軸部の先端に冠着され又は一体に形成された頭部が前記バルブ受け部に挿入されて前記当接壁に当接した状態で、前記アーム本体が揺動することにより、バルブの開閉動作を行わしめるロッカアームであって、
前記バルブ受け部は、
前記対向壁に形成され、前記バルブ受け部内に挿入された前記頭部に当接することで前記頭部が前記貫通口から抜け出るのを規制する抜出規制部と、
前記貫通口に交差連通して前記アーム本体の長さ方向の一端に開口し、前記バルブ受け部内に前記頭部を導入する導入口と、
前記導入口を通して導入される前記頭部の進行方向と対向する位置に形成され、前記頭部と当接することで前記頭部のそれ以上の進行を規制する進行規制部とを有し、
前記進行規制部が、前記当接壁側の壁板を内側に折り曲げて形成され、前記ローラが収容される収容空間を区画することを特徴とするロッカアーム。 - 前記一対の対向壁には、前記導入口に向けて開口幅を拡げる拡開部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のロッカアーム。
- 前記抜出規制部が、前記対向壁の先端部を内側に折り曲げて形成され、あるいは、前記対向壁の先端を内側に切り起こして形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のロッカアーム。
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JP2015016573A JP6427018B2 (ja) | 2015-01-30 | 2015-01-30 | ロッカアーム |
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JP6427018B2 true JP6427018B2 (ja) | 2018-11-21 |
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Family Applications (1)
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