JP6427018B2 - ロッカアーム - Google Patents

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Description

本発明は、ロッカアームに関する。
特許文献1に開示のロッカアームは、全体として長さ方向に延びる形態とされ、長さ方向の一端部に第1端部を有している。第1端部は、本体壁と本体壁の両端部から突出して互いに対向する一対のガイド壁とを有し、内部に、バルブステムの上端部に冠着されたキャップが挿入される。両ガイド壁の内面は、先端側に向けて次第に開口幅を狭めるテーパ状の形態になっている。同様に、キャップの周壁は、先端側に向けて次第に窄まるテーパ状の形態になっている。このため、キャップが第1端部内に挿入されると、キャップの周壁と両ガイド壁の内面が当接して、キャップが第1端部から下方へ抜け出るのが防止される。
ところで、組み付け時には、ロッカアームの長さ方向の一端部がバルブステムの上端部に当接させられ、ロッカアームの長さ方向の他端部が支持部材に支持される。この場合に、ロッカアームは、ラッシュアジャスタの球部とバルブステムの上端部との2点で支えられ、不安定な状態になることから、バランスをとり難く、バルブステムから脱落する可能性がある。しかるに、上記構成によれば、第1端部の抜出防止機能によってロッカアームとバルブとの一体性が高められているため、ロッカアームが脱落するのが防止されるようになっている。
特開2012−122372号公報
上記の場合、第1端部内に、キャップをスライドして装着するための溝がバルブステムの軸方向と交差する方向(ロッカアームの長さ方向)に貫通して形成されていた。このため、組み付け時に、ロッカアームの長さ方向の一端における溝の開口を指等で塞いでも、ロッカアームの長さ方向の他端における溝の開口からキャップが抜け出る可能性があった。つまり、上記構成によれば、第1端部から下方へのキャップの抜け出しを抑えることができても、第1端部から側方へのキャップの抜け出しを確実に抑えるのが難しいという事情があった。したがって、ロッカアームの脱落防止の信頼性をよりいっそう高めた構造に改善することが希求されていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ロッカアームの組み付け作業性を改善することを目的とする。
本発明は、長さ方向に延びるアーム本体と、前記アーム本体に収容されるローラと、を備え、前記アーム本体の長さ方向の一端部には、当接壁とこの当接壁の両端部から突出して互いに対向する一対の対向壁とを有するバルブ受け部が設けられ、前記バルブ受け部における前記当接壁と対向する面側が貫通口として開放され、バルブステムの軸部が前記貫通口を貫通し、前記軸部の先端に冠着され又は一体に形成された頭部が前記バルブ受け部に挿入されて前記当接壁に当接した状態で、前記アーム本体が揺動することにより、バルブの開閉動作を行わしめるロッカアームであって、前記バルブ受け部は、前記対向壁に形成され、前記バルブ受け部内に挿入された前記頭部に当接することで前記頭部が前記貫通口から抜け出るのを規制する抜出規制部と、前記貫通口に交差連通して前記アーム本体の長さ方向の一端に開口し、前記バルブ受け部内に前記頭部を導入する導入口と、前記導入口を通して導入される前記頭部の進行方向と対向する位置に形成され、前記頭部と当接することで前記頭部のそれ以上の進行を規制する進行規制部とを有し、前記進行規制部が、前記当接壁側の壁板を内側に折り曲げて形成され、前記ローラが収容される収容空間を区画するところに特徴を有する。
導入口を通してバルブ受け部内に導入された頭部は、抜出規制部と当接することで貫通口から抜け出るのが規制され、さらに進行方向と対向する位置に配置された進行規制部と当接することでそれ以上の進行が規制される。このため、組み付け時に、導入口を指等で塞いでおくことにより、バルブ受け部から頭部が抜け出るのが確実に防止され、ひいてはロッカアームがバルブステムから脱落するのが防止される。その結果、ロッカアームの組み付け作業性が改善される。
また、進行規制部が、当接壁側の壁板を内側に折り曲げて形成されている。これによれば、進行規制部を簡単に形成することができる。
本発明の実施例1において、ロッカアームが組み込まれた動弁装置の図である。 同じく、アーム本体のバルブ受け部内にバルブステムの頭部が挿入された状態を示す側面視方向の断面図である。 同じく、アーム本体のバルブ受け部内にバルブステムの頭部が挿入された状態を示す正面視方向の断面図である。 同じく、アーム本体の平面図である。 同じく、アーム本体の底面図である。 同じく、進行規制部を折り曲げ加工する前のアーム本体の平面図である。 同じく、進行規制部を折り曲げ加工する前のアーム本体の断面図である。 本発明の実施例2のロッカアームにおいて、アーム本体のバルブ受け部側の側面視方向の断面図である。 同じく、アーム本体のバルブ受け部側の平面図である。 同じく、アーム本体のバルブ受け部側の底面図である。 本発明の実施例3のロッカアームにおいて、アーム本体のバルブ受け部内にバルブステムの頭部が挿入された状態を示す正面視方向の断面図である。 本発明の実施例4のロッカアームにおいて、アーム本体のバルブ受け部側の底面図である。
本発明の好ましい形態を以下に示す。
前記一対の対向壁には、前記導入口に向けて開口幅を拡げる拡開部が設けられている。これによれば、頭部が拡開部に誘い込まれてバルブ受け部内に円滑に導入される。
前記抜出規制部が、前記対向壁の先端部を内側に折り曲げて形成され、あるいは、前記対向壁の先端を内側に切り起こして形成されている。これによれば、抜出規制部を簡単に形成することができる。
<実施例1>
本発明の実施例1を図1〜図7に基づいて説明する。実施例1のロッカアーム10は、内燃機関の動弁装置90に組み込まれる。
まず、動弁装置90について説明する。図1に示すように、シリンダヘッド91には、通気路92(吸気ポート又は排気ポート)が設けられ、さらに通気路92と連通するステム孔93がシリンダヘッド91の上面に開口して設けられている。
シリンダヘッド91のステム孔93には、バルブステム80が挿入されている。バルブステム80は、軸方向(上下方向)に延びる軸部81と、軸部81の下端から径方向に張り出す弁体82と、軸部81の上端に冠着される別体の頭部83とからなる。弁体82は、通気路92を開弁する開弁位置と、通気路92を閉弁する閉弁位置とに変位可能とされている。そして、バルブステム80は、常にはバルブスプリング85によって閉弁方向(上方)に付勢され、軸部81の上端部がシリンダヘッド91の上面から上方に突き出ている。
頭部83は、開口面を下方へ向けた円筒状のキャップであって、内部に軸部81の上端部が圧入して嵌合されるようになっている。
シリンダヘッド91の上面には、取付凹部94が開口して設けられている。取付凹部94には、ロッカアーム10を支持する支持部材としてのラッシュアジャスタ70が嵌合して挿入されている。また、シリンダヘッド91の内部には給油路95が設けられ、取付凹部94に給油路95が連通している。
図1に示すように、ラッシュアジャスタ70は、筒状のボディ71と、ボディ71内を上下方向に移動可能なプランジャ72とを有している。ボディ71が取付凹部94に挿入されると、プランジャ72の上端部がシリンダヘッド91の上面から上方に突出して配置され、プランジャ72の上端部に設けられた半球面状の支持部73にロッカアーム10の端部(後述するアーム本体12の長さ方向の他端部)が摺動可能に支持される。そして、ラッシュアジャスタ70は、給油路95から供給される作動油の油圧に基づいて、プランジャ72がボディ71に対して上下方向に往復移動することにより、ロッカアーム10の支持位置を自動調整することが可能となっている。
シリンダヘッド91の上方には、カムシャフト96に設けられたカム97が配置されている。ロッカアーム10は、カム97に従動して揺動するものであって、カム97に接触するローラ11と、ローラ11を収容するアーム本体12とを有している。
アーム本体12は、バルブステム80の軸方向と略直交する方向となる長さ方向に延びる形状をなし、長さ方向の一端部に位置するバルブ受け部13と、長さ方向の他端部に位置する支持受け部14と、長さ方向の中間部に位置するローラ収容部15とを有している。なお、以下の説明において、長さ方向の一端部は単に一端部とし、長さ方向の他端部は単に他端部とする。
アーム本体12は、所定形状の板材を折り曲げて成形され、図4及び図5に示すように、互いに対向して配置される一対の対向壁16と、一端部において両対向壁16の上端間に架け渡される当接壁17と、他端部において両対向壁16の上端間に架け渡される摺接壁18とを有している。したがって、バルブ受け部13は当接壁17と一対の対向壁16とで構成され、支持受け部14は摺接壁18と一対の対向壁16とで構成され、ローラ収容部15は一対の対向壁16で構成されることになる。
ローラ収容部15は、両対向壁16間で且つ当接壁17と摺接壁18との間に、ローラ11が収容される収容空間19を有している。図1に示すように、ローラ11は、収容空間19に収容された状態で、両対向壁16の軸孔20を貫通する軸部材21によって回転可能に支持されている。
図1に示すように、支持受け部14は、両対向壁16と摺接壁18とによって区画される内側の空間に、ラッシュアジャスタ70のプランジャ72の支持部73を収容可能とされている。摺接壁18は、プランジャ72の支持部73の外周面に沿って上方へ略半球状に膨出する摺動受け部22を有している。カム97に応じてアーム本体12がローラ11を介して揺動すると、摺動受け部22が支持部73の外周面を摺動するようになっている。
図1〜図3に示すように、バルブ受け部13は、両対向壁16と当接壁17とによって区画される内側の空間に、バルブステム80の頭部83を収容可能とされている。図2に示すように、当接壁17は、長さ方向の中央部を下方へ湾曲させた帯板状のパッドであって、アーム本体12の揺動時に、湾曲状の内面23が頭部83の上端面に押し当てられた状態になる。
また、図2及び図5に示すように、当接壁17の後端の幅方向中央部には、板片状の進行規制部24が一体に連結して設けられている。進行規制部24は、ローラ収容部15の収容空間19に向けて突出する舌片31(図6及び図7を参照)を下方へ略直角に屈曲させてなるものであって、収容空間19との間を区画するとともに、バルブ受け部13内の頭部83と当接して収容空間19側に頭部83が抜け出るのを規制する役割をはたす。図2に示すように、進行規制部24は、当接壁17の後端から下方へほぼ鉛直に突出する形態になっている。なお、図示する場合、進行規制部24の当接壁17からの突出量は、当接壁17の壁厚よりも小さくされている。
図2及び図5に示すように、バルブ受け部13は、両対向壁16の下端間で且つ当接壁17の内面と対向する下面側に、下方(バルブステム80の軸方向)に開放された貫通口25を有している。バルブ受け部13の貫通口25には、バルブステム80の上端部が貫通して配置される。貫通口25は、後述する一対の抜出規制部27によってバルブ受け部13内の上部空間よりも開口幅が狭められている。
また、バルブ受け部13は、進行規制部24と対向する一端面側に、一端側方(バルブステム80の軸方向と交差する方向)に開放された導入口26を有している。バルブ受け部13の導入口26は、貫通口25と略直角に連通する形態をなし、両対向壁16及び当接壁17の一端縁によって画成されている。
図3に示すように、両対向壁16の下端部には、一対の抜出規制部27が設けられている。両抜出規制部27は、両対向壁16の下端部を内側へ鈍角に折り曲げてなり、互いに下端へ向けて次第に近づくテーパ状の形態になっている。図2に示すように、両抜出規制部27は、両対向壁16の下端部に、ローラ収容部15の後端部からバルブ受け部13の前端部に至る範囲に亘って長さ方向に延びる形態になっている。
図5に示すように、両対向壁16の一端部の内面には、一端に向けて次第に開口幅を拡げるテーパ状の拡開部28が設けられている。拡開部28は、バルブ受け部13における両対向壁16の一端部の内面をプレス金型で圧潰して形成される。ここで、両対向壁16は、拡開部28によって一端に行くほど次第に壁厚を小さくする形態になっている。また、導入口26の開口幅は、拡開部28によってバルブ受け部13における両対向壁16の他端側の開口幅よりも拡げられている。図2に示すように、拡開部28は、両対向壁16のほぼ全高に亘って形成されている。
次に、上記のロッカアーム10を動弁装置90に組み付ける方法について説明する。
組み付けに際し、ロッカアーム10のバルブ受け部13内に導入口26を通して頭部83を挿入する。挿入開始時には、拡開部28に誘い込まれてバルブ受け部13内に頭部83が円滑に挿入される。また、挿入過程では、頭部83が当接壁17と両抜出規制部27との間に略位置決めして挟まれ、頭部83の下端の幅方向両端縁が両抜出規制部27の内面を摺動して、バルブ受け部13の内部に案内される。
ここで、仮に、頭部83がローラ収容部15側へ向かう進行方向に深く押し込まれると、その進行方向で対向する進行規制部24に頭部83の上端の幅方向中央部が当接して、頭部83のそれ以上の進行が阻止される。したがって、頭部83がローラ収容部15の収容空間19に抜け出るのが防止される。また、バルブ受け部13内に挿入された頭部83は、両抜出規制部27に支持されることによって、貫通口25から下方へ抜け落ちるのが防止される(図3を参照)。
続いて、上記頭部83を組み付けたロッカアーム10をバルブステム80の軸部81の上端に載せる。このとき、バルブ受け部13の導入口26を指で塞ぎつつ、頭部83内に軸部81の上端部を圧入状態で挿入する。このように導入口26が閉塞されていれば、抜出規制部27と進行規制部24とによって頭部83がバルブ受け部13内に確実に保持された状態になるため、ロッカアーム10が軸部81から脱落することがない。また、頭部83がバルブ受け部13内においてアーム本体12の長さ方向にスライド可能となっているため、バルブステム80に対するロッカアーム10の取り付け位置を微調整することが可能となる。
次いで、ロッカアーム10の支持受け部14の摺接壁18をラッシュアジャスタ70のプランジャ72の支持部73に載せる。この間、ローラ11がカム97と接触して、ロッカアーム10が下方へ押圧されるものの、一端部においてバルブステム80に対するバルブ受け部13の支持状態が安定に保たれているため、組み付け過程で、ロッカアーム10が脱落するのが確実に防止される。
以上説明したように、実施例1によれば、組み付けに際し、バルブステム80の頭部83が抜出規制部27と当接することで貫通口25からの抜け出しが規制されるとともに進行規制部24と当接することで頭部83のローラ収容部15側への進行が規制されるため、導入口26を指等で塞いでおけば、バルブ受け部13から頭部83が抜け出るのを抑えることができ、ひいてはロッカアーム10がバルブステム80から脱落するのを防止することができる。その結果、ロッカアーム10の組み付け作業性が改善される。
また、両対向壁16に設けられた拡開部28によって頭部83がバルブ受け部13内に円滑に誘い込まれて挿入されるため、組み付け作業性がより良好となる。さらに、抜出規制部27と進行規制部24とが折り曲げ加工によってアーム本体12を成形する板材から一体に成形されるため、成形容易で安価に製造することができる。
<実施例2>
本発明の実施例2を図8〜図10によって説明する。実施例2のものは進行規制部24Aの形態が実施例1とは異なるが、進行規制部24A以外の構造は実施例1とほぼ同様である。よって、以下の説明において、実施例1と同一又は相当する構造については実施例1と同一の符号を付し、実施例1と重複する説明を省略する。
進行規制部24Aは、アーム本体12のバルブ受け部13の当接壁17に設けられている。具体的には、進行規制部24Aは、当接壁17の後端部の幅方向中央部を外側からプレスピンで打ち込むことにより、当接壁17の内面側に絞られて突出する突起部分によって構成されている。よって、進行規制部24Aは、当接壁17の後端部の幅方向中央部に部分的に設けられるに過ぎない。組み付け時には、頭部83の上端の幅方向中央部が進行規制部24Aと当接することにより、頭部83がローラ収容部15側へ抜け出るのが規制されるようになっている。実施例2によれば、実施例1と同様に、アーム本体12を成形する板材から進行規制部24Aを容易に成形することができる。
<実施例3>
本発明の実施例3を図11によって説明する。実施例3のものは抜出規制部27Aの形態が実施例1とは異なるが、抜出規制部27A以外の構造は実施例1とほぼ同様である。よって、以下の説明において、実施例1と同一又は相当する構造については実施例1と同一の符号を付し、実施例1と重複する説明を省略する。
抜出規制部27Aは、両対向壁16の下端を内側に切り起こして形成されている。具体的には、抜出規制部27Aは、両対向壁16の下端面の板厚方向略中央部に、アーム本体12の長さ方向に沿ったプレス刃を打ち込むことにより、両対向壁16の下端面に形成される断面略V字形の打刻溝29とともに形成される。抜出規制部27Aに頭部83の下端の幅方向両端縁が両抜出規制部27Aに支持されることで、頭部83の貫通口25からの抜け出しが規制される。この点は実施例1と同様である。また、実施例3においても、アーム本体12を成形する板材から両抜出規制部27Aを容易に成形することができる。
<実施例4>
本発明の実施例4を図12によって説明する。実施例4のものは拡開部28Aの形態が実施例1とは異なるが、拡開部28A以外の構造は実施例1と同様である。よって、以下の説明において、実施例1と同一又は相当する構造については実施例1と同一の符号を付し、実施例1と重複する説明を省略する。
拡開部28Aは、実施例1と同様、バルブ受け部13における両対向壁16の一端部の内面に設けられ、両対向壁16の一端部の内面をプレス金型で圧潰して形成される。拡開部28Aは、一端に向けて次第に拡開幅を拡げるテーパ状の第1拡開部28ABと、第1拡開部28ABから一端に向けてほぼ同幅で開口する第2拡開部28ACとで構成されている。導入口26の開口幅は、第2拡開部28ACによって第1拡開部28AB側よりも拡げられている。
実施例4の場合、組み付け時に、第2拡開部28AC内に頭部83を略位置決めした状態でいったん仮留めし、その後、頭部83を第2拡開部28ACにより案内させながらバルブ受け部13内にスライドして移動させることができるため、組み付け作業性がより良好となる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)バルブステムの頭部は、軸部と一体に連続して設けられるものであってもよい。
(2)抜出規制部は、両対向壁のうちのいずれか一方のみに設けられるものであってもよい。
(3)ロッカアームの長さ方向の他端部を支持する支持部材は、ラッシュアジャスタではなく、バルブクリアランスの自動調整機能を有しないピボットであってもよい。
(4)組み付け時に、導入口を指ではなく治具で塞ぐようにしてもよい。
(5)抜出規制部及び進行規制部は、鋳造又は鍛造によってアーム本体と一体に成形されるものであってもよい。
10…ロッカアーム
11…ローラ
12…アーム本体
13…バルブ受け部
16…対向壁
17…当接壁
24、24A…進行規制部
25…貫通口
26…導入口
27、27A…抜出規制部
28、28A…拡開部
80…バルブステム
81…軸部
83…頭部
91…シリンダヘッド

Claims (3)

  1. 長さ方向に延びるアーム本体と、前記アーム本体に収容されるローラと、を備え、
    前記アーム本体の長さ方向の一端部には、当接壁とこの当接壁の両端部から突出して互いに対向する一対の対向壁とを有するバルブ受け部が設けられ、前記バルブ受け部における前記当接壁と対向する面側が貫通口として開放され、
    バルブステムの軸部が前記貫通口を貫通し、前記軸部の先端に冠着され又は一体に形成された頭部が前記バルブ受け部に挿入されて前記当接壁に当接した状態で、前記アーム本体が揺動することにより、バルブの開閉動作を行わしめるロッカアームであって、
    前記バルブ受け部は、
    前記対向壁に形成され、前記バルブ受け部内に挿入された前記頭部に当接することで前記頭部が前記貫通口から抜け出るのを規制する抜出規制部と、
    前記貫通口に交差連通して前記アーム本体の長さ方向の一端に開口し、前記バルブ受け部内に前記頭部を導入する導入口と、
    前記導入口を通して導入される前記頭部の進行方向と対向する位置に形成され、前記頭部と当接することで前記頭部のそれ以上の進行を規制する進行規制部とを有し
    前記進行規制部が、前記当接壁側の壁板を内側に折り曲げて形成され、前記ローラが収容される収容空間を区画することを特徴とするロッカアーム。
  2. 前記一対の対向壁には、前記導入口に向けて開口幅を拡げる拡開部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のロッカアーム。
  3. 前記抜出規制部が、前記対向壁の先端部を内側に折り曲げて形成され、あるいは、前記対向壁の先端を内側に切り起こして形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のロッカアーム。
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