JP6426501B2 - トナーカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トナー画像を印字する画像形成装置及びトナーを補給する着脱可能なトナーカートリッジに関する。
画像形成装置は、像担持体上の静電潜像に現像ユニットからトナーを供給してトナー像を形成し、このトナー像を用紙に転写することで印刷を行う。トナーは、印刷の度に消費されるため、トナー補給用のトナーカートリッジが、装置に交換可能に装着されるようになっている。トナーカートリッジは、一般的には筒状の容器で、内部に粉体のトナーを所定量収容しているもので、内部構造として撹拌部と補給部とを備えている。補給部は、例えばスクリュー羽根を旋回させることで補給口にトナーを導き、そこから現像ユニットにトナーを落下させて補給する。トナーカートリッジは、所定量のトナーを収容した状態で搬送用の段ボール箱に箱詰めされて出荷される。ところで、主にトナーカートリッジの搬送中、振動その他の理由によりスクリュー羽根が振動して誤って旋回してしまうとトナーが補給口側に溜まり気味となって、交換作業時に現像ユニット側により多くのトナーが一度に流れ込む虞がある。近年、トナーカートリッジからのトナー補給量は管理されていることから、一時的に多量のトナーが流れ込むと、トナー残量の適正な管理が困難となる。例えば厚紙製の包装箱の一部に、スクリュー羽根の回転駆動軸に接触させて回転を規制させる形状を採用しているが、強度面から搬送時の種々の外力によって変形して回転規制効果が十分に発揮されないなど有効性には限界がある。
特許文献1には、トナーカートリッジ内のスクリュー羽根を旋回させるスクリュー駆動ギアと同軸一体に回転する、周方向一部に切欠が形成された係止板を備え、一方、この切欠と係合する位置と離反する位置との間で移動可能なロックレバーが設けられた回転規制構造が記載されている。ロックレバーは、一端が揺動軸に支持されて揺動可能に構成され、さらに係合方向に付勢するバネ、及び切欠と係合する突起を備え、画像形成装置本体側のレバー押上げ部材によって、本体への装着時に付勢バネに抗してロックレバーを係合位置から離反位置に切り替えるようにしている。かかる機構を採用することで、搬送中でのスクリュー羽根の誤旋回を防止するようにしている。
特開平5−249820号公報
特許文献1に記載された回転規制機構は、ロックレバー及び付勢バネという可動部分を備えるため構造的に複雑となり、コスト高を招来する。また、画像形成装置側にレバー押上げ部材を付設するなど、装置本体側の構造を変更する必要がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、機構的な可動部分を設けず、かつ画像形成装置側の構造の変更を要することなく、未装着時のスクリュー羽根の誤回転を規制するトナーカートリッジ及び画像形成装置を提供するものである。
本発明は、容器内のトナーを補給口に搬送するスクリュー羽根と、前記補給口へのトナーの流出を規制する規制部とを有するトナーカートリッジにおいて、前記スクリュー羽根と伴回りする、回転円筒体の周方向一部に形成された係合部材と、前記容器側に設けられ、前記係合部材の回転軌道と干渉し、所定の位相位置に一致した状態で前記係合部材の回転に負荷を与える被係合部材とを備えたものである。
本発明によれば、スクリュー羽根が旋回すると、容器内のトナーは補給口に向けて搬送される。一方、スクリュー羽根と伴回りする、回転円筒体の周方向一部に形成された係合部材と、容器側に設けられ、係合部材の回転軌道と干渉する被係合部材とで、スクリュー羽根は旋回が規制される。この結果、未装着時の、例えば搬送中での振動等によってスクリュー羽根が誤回転して容器内のトナーが補給口側へ誤って流出された状態となって、画像形成装置に装着するときに補給口から多くのトナーが一度に流れ込むといった不都合がなくなる。係合部材の回転に付与される回転負荷は、搬送中の振動程度では回転が規制される一方、使用中に画像形成装置側から伝達される回転駆動力では、回転負荷に抗して回転する。このように、機構的な可動部分がなく、かつ画像形成装置側の構造に変更を与えることなく、未装着時のスクリュー羽根の誤回転が規制される。
また、前記規制部は、前記スクリュー羽根と一体回転すると共に所定の位相位置で前記補給口へのトナーの流出を規制するものである。この構成によれば、スクリュー羽根の非回転中には、スクリュー羽根と一体回転する蓋部やリブ等の規制部が所定の位相位置で補給口と対応することで、補給口へのトナーの流出が規制される。
また、前記係合部材は、突起であり、前記被係合部材は、前記係合部材を挟持して回転に負荷を与える一対の突起である。この構成によれば、係合部材の回転規制を挟持構造で容易に実現できる。
また、前記係合部材及び前記被係合部材の少なくとも一方は、互いに干渉する部位にテーパ形状及び曲面形状の一方を有するものである。この構成によれば、回転負荷に対する節度(フック)感を抑制できるので、回転駆動力による回転をよりスムーズにすることが可能となる。
また、前記トナーカートリッジは、前記容器内のトナーを撹拌し、撹拌されたトナーをスクリュー羽根に導く撹拌軸を有する撹拌部と、前記スクリュー羽根の回転を前記撹拌軸に伝達する回転力伝達部とを有することを特徴とする。この構成によれば、未装着時に撹拌部の撹拌軸の回転も規制されるので、トナーが過度に撹拌されることがなくなる。
また、前記トナーカートリッジは、前記スクリュー羽根と一体回転し、外部の回転駆動源と連結して回転力を前記スクリュー羽根に伝える回転部を有する連結部を備え、前記回転部は連結端面を有し、前記連結端面の一部に前記係合部材を設けたことを特徴とする。この構成によれば、回転規制のための構造の省スペース化が図れる。
また、前記トナーカートリッジは、前記容器内のトナーを撹拌し、撹拌されたトナーをスクリュー羽根に導く撹拌軸を有する撹拌部と、前記撹拌軸と伴回りする、回転円筒体の周方向一部に形成された撹拌部係合部材と、前記容器側に設けられ、前記撹拌部係合部材の回転軌道と干渉し、所定の位相位置で前記撹拌部係合部材の回転に負荷を与える撹拌部被係合部材とを備えたものである。この構成によれば、未装着時に撹拌部の撹拌軸の回転を規制することで、トナーが過度に撹拌されることがなくなる。
また、トナーを適正に現像ユニットに補給し得るトナーカートリッジを備えた画像形成装置を提供することが可能となる。
本発明によれば、機構的な可動部分を設けず、かつ画像形成装置側の構造の変更を要することなく、未装着時のスクリュー羽根の誤回転を規制することができる。
トナーカートリッジが装着された状態の画像形成装置の概略構成を示す正面図である。 トナーカートリッジの概略断面図で、(a)は撹拌部と補給部の概略を示す、図3(d)の2A−2A矢視図、(b)は補給部側の概略を示す、図2(b)の2B−2B矢視図、(c)は補給部側の概略を示す縦断面図である。 トナーカートリッジの第1実施形態を示す部分図で、(a)は左側面図、(b)は平面図、(c)は右側面図、(d)は背面図である。 トナーカートリッジの第1実施形態を示す部分図で、(a)は斜視図、(b)は正面図である。 突条と係合爪との係合構造の一例を示す斜視図である。 トナーカートリッジの第2実施形態を示す部分図で、(a)は左側面図、(b)は平面図、(c)は右側面図、(d)は背面図である。 トナーカートリッジの第2実施形態を示す部分図で、(a)は斜視図、(b)は正面図である。 トナーカートリッジの第3実施形態を示す部分図で、(a)は左側面図、(b)は平面図、(c)は右側面図、(d)は背面図である。 トナーカートリッジの第3実施形態を示す部分図で、(a)は斜視図、(b)は正面図である。 図2(b)に対応する図で、規制部の他の実施形態を示す図である。
図1に示すように、画像形成装置1は、それぞれ同様な構造を有する各色の画像形成部10,10A,10B,10Cを備えると共に、露光ユニット51、転写部52、定着部53、給紙部54及び用紙搬送系55を備えている。画像形成装置1は、必要に応じて原稿面を光学的に走査して原稿画像を取り込み、また図略の記憶装置からカラー画像データ又はモノクロの画像データを取り込む構成を備えてもよい。画像形成装置1は、取り込んだ画像データをトナーを用いて記録用紙に印刷する画像形成処理を行う。
露光ユニット51は、印字対象のカラー原稿に対応するR、G、B色の画像データをブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の色情報に変換し、変換後の各色の画像データによって変調されたレーザ光を画像形成部10,10A,10B,10Cに導く。代表して説明する画像形成部10は、感光体ドラム11を備え、その周囲に回転方向(副走査方向)に沿って帯電器12、現像ユニット13等を少なくとも備え、現像ユニット13のすぐ上流に、露光ユニット51からの対応する色の光ビームの露光域が設定されている。現像ユニット13の上部には、現像ユニット13へ補給されるトナーを収容したトナーカートリッジ14が外部より着脱可能に装着されている。感光体ドラム11は、帯電器12で均一に帯電された後、画像データで変調されたレーザ光の走査によって静電潜像が形成され、次いで現像ユニット13によってトナーが吸着されて潜像が顕在化される。転写部52は、感光体ドラム11上のトナー像を、給紙部54から用紙搬送系55を介して搬送された用紙上に転写する。定着部53は、転写されたトナー像を用紙に加熱融着し、矢印で示すように排紙トレイへ排出する。なお、各色のトナーカートリッジ14,14A,14B,14Cは同一構造を有しており、以下、トナーカートリッジ14を代表して構成を説明する。
図2に示すように、トナーカートリッジ14は、例えば樹脂製で筒状体の長尺容器であって、内部に補給用のトナーを収容する。トナーカートリッジ14は、画像形成装置1の図略の開閉扉を開いて、対応する現像ユニット13の補給路131の上部に位置するように、差し込み操作乃至は填め込み操作によって装着される。トナーカートリッジ14は、収容されているトナーの撹拌を行う撹拌部15と撹拌されたトナーを現像ユニット13に補給する補給部16とを備えている。トナーカートリッジ14は、立設された筒状の補給路131を介して現像ユニット13と連通される。画像形成装置1側、例えば現像ユニット13には、トナーカートリッジ14に駆動力を伝達するモータ等の回転駆動源101が設けられている。回転駆動源101は、撹拌部15と補給部16の駆動部を駆動させる。回転駆動源101の出力側には、撹拌部15及び補給部16と連結する構造を有する出力軸部102を備えている。図2(c)には、補給部16側の出力軸部102が示されている。連結構造は、種々の形状が採用可能であるが、ここでは後述するように、対向する端面に凸形状と凹形状の嵌合形状を採用している。
撹拌部15は、長手方向に軸支された回転軸151と、回転軸151に取り付けられ、トナーの撹拌と排出とを行うトナー排出部材152とを有する。トナー排出部材152は、回転軸151周りに回転することによって、収容されているトナーを撹拌しながら汲み上げて補給部16のスクリュー羽根162へ移送する。
補給部16は、長手方向に伸びる回転軸161の周囲にトナー搬送用のスクリュー羽根162を備えたスクリューオーガを備えている。補給部16のトナー搬送方向の先端側には、例えば樹脂製の連結部17が連接されている。連結部17は、トナーカートリッジ14が画像形成装置1に装着された状態で、スクリューオーガの回転軸161が回転駆動源101側と連結されて供回り回転可能にするものである。また、連結部17は、回転駆動源101の回転駆動を受けてスクリュー羽根162を旋回させることでトナーを補給口170aに向けて搬送し、補給口170aから現像ユニット13内に落下させる補給動作を行う。
連結部17は、図2(c)に示すように、補給部16に連接する円筒部170を有し、その内部に、回転軸161と一体回転する同心の回転円筒体171、及びその一部に同心の円板163が設けられている。円板163の周方向の一部角度範囲には、図2(b)に示すように横断面視で円弧状の蓋部164が形成されている。蓋部164は、蓋部164を支持する円板163の回転によって下側に位置した状態で補給口170aと対向する位置となるように形成されており、これによって補給口170aを閉じたり、開いたりする。
なお、トナーカートリッジ14は、図2(c)に簡単に示しているように、トナーカートリッジ14の外面で長尺方向にスライド可能に支持(例えばスライド溝に嵌合)され、補給口170aを開閉する、公知のシャッタ機構141を備えていてもよい。シャッタ機構141は、トナーカートリッジ14が画像形成装置1に対して抜き差しされる操作に連動して、画像形成装置1側の図略の当接部材に当接することでスライドして補給口170aを開閉する。
回転軸161は、円板163のさらに先端側に延設され、その先端に連結部17が形成されている。
(第1実施形態)
連結部17は、第1実施形態では、図2(c)、図3〜図5に示すように、回転円筒体171の端面かつ軸周りで十字状(放射状)となる位置に形成された、3個の連結突条172及び1個の係合突部173を有する。連結突条172は、回転駆動源101側の出力軸部102の端面に形成された連結構造としての放射状の溝に嵌合する形状で、嵌合して回転駆動源101の回転力を回転軸161に伝達する。本実施形態では、連結突条172は同一形状を有する。係合突部173は、図4(b)から分かるように、連結突条172の径方向外端よりも外側に延設された外端を有する。
係合突部173は単に突起でもよいが、本実施形態では、主に図5に示すように、回転円筒体171の端面から立設する立直部173aと、立直部173aの上端から径方向外側に屈曲して延設される係合部173bとを有する。
一方、連結部17は、円筒部170の下部に係合用基台部174が形成されており、その上面に、所定の高さを有する突起状の一対の係合爪175,175が立設されている。一対の係合爪175,175の離間距離は、係合突部173が挟持可能な寸法である。一対の係合爪175,175の中間位置は、回転軸161の真下位置に一致する。
また、図5に示すように、係合爪175は、連結突条172の回転軌道C172とは干渉しない一方、係合突部173の外端、詳しくは係合部173bの回転軌道C173とは干渉する高さ位置に設定されている。従って、係合突部173を係合爪175,175の間に挟持する位相に位置合わせした状態では、回転円筒体171、すなわち回転軸161の回転が規制される。
図4(b)及び図5では、係合突部173は真下に向いた位相位置にある。ここで、図5において、係合突部173の係合部173bの下端の高さは係合爪175の上端位置よりも僅かに低くなるように、すなわち僅かに干渉するように設定されている。こうすることで、回転軸161は、トナーカートリッジ14の搬送中での振動程度の外力に対しては、回転に負荷が作用して回転規制が維持される一方、回転駆動源101からの回転駆動力の場合には、少なくとも一方が弾性変形するなどして係合突部173が係合爪175の上端を摺動し、回転負荷に抗して乗り越えることで回転する。
摺動性を効果的にするために、係合突部173と係合爪175とが当接する部位の少なくとも一方側にテーパ形状乃至は曲面形状を採用して円滑に摺動するようにしてもよい。曲面形状として、例えば係合爪175のうち、係合突部173と当接する上端部位に、回転軸161の中心に対する円弧形状175aを採用してもよい。また、係合突部173の下端に凸面183cを形成し、係合爪175に対してスムーズに摺動するようにしている。
一対の係合爪175を採用することで、可動部分を設けることなく、簡易かつ安価な構造で搬送中の振動等の外力に対してスクリュー羽根162の誤旋回を規制する回転負荷を付与することができる。搬送中などに回転規制を維持することで、スクリュー羽根162が誤旋回してトナーを補給口170aに搬送し、現像ユニット13側への装着時に多量のトナーが一度に流れ込んでしまうといった不都合が防止できる。
なお、第1実施形態では、撹拌部15の回転軸151側にも、連結部17に類似した構造を有する連結部18が構成されており、回転駆動源101は、回転軸151及び回転軸161を回転させる各駆動源を有する。連結部18は、係合爪175に対応する構造は有していない。なお、回転軸151及び回転軸161は、回転駆動源101のそれぞれによって、例えば連動して回転駆動されてもよい。
(第2実施形態)
図6及び図7に示すように、第2実施形態は、連結部27と連結部28とを有する。連結部27は、連結部17に対して係合用基台部174及び係合爪175に対応する構造を備えていない点を除き同一構造であるので、説明は省略する。連結部28は、連結部18に、連結部17の係合用基台部174及び係合爪175に対応する構造が付加されたものである。
第2実施形態では、連結部28は、撹拌部15に連接する円筒部280を有し、その内部に回転軸151と一体回転する同心の回転円筒体281が設けられている。
連結部28は、回転円筒体281の端面かつ軸周りで十字状となる位置に形成された、3個の連結突条282及び1個の係合突部283を有する。連結突条282は、撹拌部15側の回転を担当する回転駆動源101側の出力軸部102の端面に形成された連結構造としての放射状の溝に嵌合する形状で、嵌合して回転駆動源101の回転力を回転軸151に伝達する。本実施形態では、連結突条282は同一形状を有する。係合突部283は、図7(b)から分かるように、連結突条282の径方向外端よりも外側に延設された外端を有する。
係合突部183は単に突起でもよいが、本実施形態では、図7(a)に示すように、回転円筒体281の端面から立設する立直部283aと、立直部283aの上端から径方向外側に屈曲して延設される係合部283bとを有する。
一方、連結部28は、円筒部280の下部に係合用基台部284が形成されており、その上面に、所定の高さを有する突起状の一対の係合爪285,285が立設されている。一対の係合爪285,285の離間距離は、係合突部283が挟持可能な寸法である。一対の係合爪285,285の中間位置は、回転軸151の真下位置に一致する。
また、係合爪285は、連結突条282の回転軌道とは干渉しない一方、係合突部283の外端、詳しくは係合部283bの回転軌道とは干渉する高さに設定されている。従って、係合突部283を係合爪285,285の間に挟持する位相に位置合わせした状態では、回転円筒体281、すなわち回転軸151の回転が規制される。
図7(b)では、係合突部283は真下に向いた位相位置にある。ここで、係合突部283の係合部283bの下端の高さは係合爪285の上端位置よりも僅かに低くなるように、すなわち僅かに干渉するように設定されている。こうすることで、回転軸151は、トナーカートリッジ14の搬送中での振動程度の外力に対しては回転規制が維持される一方、回転駆動源101からの回転駆動力の場合には、少なくとも一方が弾性変形するなどして係合突部283が係合爪285の上端を摺動し、回転負荷に抗して乗り越えることで回転する。
摺動性を効果的にするために、係合突部283と係合爪285とが当接する部位の少なくとも一方側にテーパ形状乃至は曲面形状を採用して円滑に摺動するようにしてもよい。曲面形状として、例えば係合爪285のうち、係合突部283と当接する上端部位に、回転軸151の中心に対する円弧形状を採用してもよい。また、係合突部183の下端に凸面を形成し、係合爪175に対してスムーズに摺動するようにしてもよい。すなわち、連結部28の係合突部283と係合爪285の形状として、図5の形状を採用してもよい。
一対の係合爪285を採用することで、可動部分を設けることなく、簡易かつ安価な構造で搬送中の振動等の外力に対して回転軸151の誤旋回を規制する回転負荷を付与することができる。搬送中などに回転規制を維持することで、必要以上のトナーの撹拌が防止され、トナーを適正状態に維持管理することが可能となる。なお、回転軸151及び回転軸161は、回転駆動源101のそれぞれによって、例えば連動して回転駆動されてもよい。
(第3実施形態)
図8及び図9に示すように、第3実施形態は、連結部37と連結部38とを有する。連結部37には、回転円筒体371の端部に所定径の、例えば拡径のギア376が一体で周設され、一方、連結部38には、回転円筒部380の端部に所定径の、例えば拡径のギア386が一体で周設されている。ギア376とギア386とは互いに噛合している。従って、回転駆動源101は、回転軸151,161のいずれか一方を回転駆動する構成で足りる。
次いで、連結部37の構造を説明する。連結部37は、円筒部370、円筒部370に内嵌された回転円筒体371及び連結突条372を備え、これらの構造は連結部17と同一である。他方、連結部37の係合突部373及び係合爪375の構造は、後述するように連結部17とは異なっている。
係合突部373は、回転円筒体371の外周面適所に形成されている。係合突部373は、詳しくは、回転円筒体371の外周面一部に立設する立直部373aと、立直部373aの上端から軸方向に屈曲して延設される係合部373bとを有する。一方、周方向に一対の係合爪375は、円筒部370の外周面適所、ここでは真上位置であって、係合突部373の係合部373bの回転軌道と干渉する位置に形成されている。係合突部373が一対の係合爪375に挟持された位相位置で、補給口370aが蓋部164(図2参照)と対向する。なお、係合突部373の係合部373bと係合爪375との干渉形状は、図5に示すものと同様である。第3実施形態によれば、回転駆動源101は1つの出力軸部102で済む。また、出力軸部102と連結される連結突条372を十字状とすることができる。
なお、前記実施形態において、補給口170a、270a、370aは同一形状を有するものである。また、撹拌部15、連結部18,28,38は必要に応じて採用される構成である。
さらに、前記実施形態では、係合突部を一対の係合爪で挟持することによって係合する形状を採用したが、搬送中の振動程度の外力に対しては、回転負荷を付与して回転を規制する一方、回転駆動源101の回転駆動力では弾性変形によって、回転負荷に抗して回転を可能とする係合構造として、突起形状に限定されず、他の種々の態様が採用可能である。例えば、前記実施形態とは逆の関係、すなわち一対の係合突部が1個の係合爪を挟持する態様としてもよい。また、一方を凸形状とし、他方を凹形状として、両者の係合に節度(フック)感のような回転負荷を付与する態様でもよい。また、係合突部及び係合爪として、弾性体の屈曲片やシート体を採用してもよい。
また、前記各実施形態では、補給口170aを蓋部164で覆った位相位置で、スクリュー羽根162の回転を規制することで、スクリュー羽根162の正規回転に伴うトナーの補給口170aへの搬送によらない、他の理由による補給口170aへのトナーの流出を規制するようにしたが、規制部として蓋部164を必須としない他の実施形態も採用可能である。例えば、図10に示すように、スクリュー羽根162の先端部(トナー搬送方向下流端)に径方向の長尺のリブ165を突設し、このリブ165が補給口170aに対してスクリュー羽根162の回転方向上流となる位相位置で、スクリュー羽根162の回転を規制するようにしてもよい。これによれば、スクリュー羽根162が非回転中にリブ165から補給口170aへのトナーの流出が規制される。また、補給口170aへのトナーの流出を規制する規制部の一態様としてのシャッタ機構141を備えたトナーカートリッジ14においては、画像形成装置1への未装着時でのスクリュー羽根162の回転を規制して、トナーが補給口170aの近傍に多く集まらないようにすればよい。
また、上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 画像形成装置
14 トナーカートリッジ
141 シャッタ機構(規制部)
15 撹拌部
151 回転軸(撹拌軸)
16 補給部
162 スクリュー羽根
164 蓋部(規制部)
165 リブ(規制部)
170a 補給口
17,27,37 連結部
173,373 係合突部(係合部材)
175,375 係合爪(被係合部材)
171 回転円筒体(回転部)
283 係合突部(撹拌部係合部材)
285 係合爪(撹拌部被係合部材)
376,386 ギア(回転力伝達部)
101 回転駆動源(外部の回転駆動源)

Claims (8)

  1. 容器内のトナーを補給口に搬送するスクリュー羽根と、前記補給口へのトナーの流出を規制する規制部とを有するトナーカートリッジにおいて、
    前記スクリュー羽根と伴回りする、回転円筒体の周方向一部に形成された係合部材と、
    前記容器側に設けられ、前記係合部材の回転軌道と干渉し、所定の位相位置に一致した状態で前記係合部材の回転に負荷を与える被係合部材とを備えたトナーカートリッジ。
  2. 前記規制部は、前記スクリュー羽根と一体回転すると共に所定の位相位置で前記補給口へのトナーの流出を規制するものである請求項1に記載のトナーカートリッジ。
  3. 前記係合部材は、突起であり、前記被係合部材は、前記係合部材を挟持して回転に負荷を与える一対の突起である請求項1又は2に記載のトナーカートリッジ。
  4. 前記係合部材及び前記被係合部材の少なくとも一方は、互いに干渉する部位にテーパ形状及び曲面形状の一方を有する請求項1〜3のいずれかに記載のトナーカートリッジ。
  5. 前記容器内のトナーを撹拌し、撹拌されたトナーをスクリュー羽根に導く撹拌軸を有する撹拌部と、前記スクリュー羽根の回転を前記撹拌軸に伝達する回転力伝達部とを有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のトナーカートリッジ。
  6. 前記スクリュー羽根と一体回転し、外部の回転駆動源と連結して回転力を前記スクリュー羽根に伝える回転部を有する連結部を備え、前記回転部は連結端面を有し、前記連結端面の一部に前記係合部材を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のトナーカートリッジ。
  7. 前記容器内のトナーを撹拌し、撹拌されたトナーをスクリュー羽根に導く撹拌軸を有する撹拌部と、
    前記撹拌軸と伴回りする、回転円筒体の周方向一部に形成された撹拌部係合部材と、
    前記容器側に設けられ、前記撹拌部係合部材の回転軌道と干渉し、所定の位相位置で前記撹拌部係合部材の回転に負荷を与える撹拌部被係合部材とを備えた請求項1〜4のいずれかに記載のトナーカートリッジ。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載のトナーカートリッジを備えた画像形成装置。
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