JP6424512B2 - 衛生洗浄装置 - Google Patents
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Description
この衛生洗浄装置によれば、脱臭フィルターに供給された水によって、送風部によって吸引されたトイレルーム内の空気に含まれる悪臭成分を捕集できる。また、送風部によって吸引された空気が、送風部の下流側に設けられた脱臭フィルターを通過するため、衛生洗浄装置の内部に溜まった空気は、脱臭フィルターを通過し、悪臭成分が捕集された後にトイレルームへ排出されることとなる。よって、送風部を作動させた際に、空気がトイレルームへ排出されることを防ぐことができる。したがって、この衛生洗浄装置によれば、トイレルーム内に常在する空気に含まれた悪臭成分を捕集又は分解することができ、且つ、吸気装置、即ち送風部を作動させた際にも、使用者が不快感を感じることを防ぐことができる。
この衛生洗浄装置によれば、吐水部から供給される水は、水を電気分解することで生成される機能水であるため、脱臭フィルターに供給された機能水が、送風部によって排出されたトイレルーム内の空気に含まれる悪臭成分を捕集及び分解することができる。
この衛生洗浄装置によれば、制御部は、少なくとも脱臭フィルターが乾燥するまで、送風部を動作させる制御を実行するため、送風部を動作していないときには、脱臭フィルターを乾燥状態にすることができる。よって、脱臭フィルター内に、黴などの菌が繁殖することを抑制できる。
この衛生洗浄装置によれば、制御部は、少なくとも30分以上、送風部を動作させる制御を実行するため、送風部を動作していない状態において、脱臭フィルターを乾燥状態に近づけることができる。よって、脱臭フィルター内に、黴などの菌が繁殖することを抑制できる。
この衛生洗浄装置によれば、脱臭フィルターの中に溜まったスケールや塵などの滞留物を、送風部によって吸引された空気、及び、滞留物自身の重さによって、下方に払い落とすことができるため、脱臭フィルターに滞留物が溜まりにくくなる。
図1は、本発明の一実施形態に係る衛生洗浄装置が設置されたトイレルームを示す模式的斜視図である。
図2は、図1の衛生洗浄装置を示す模式的斜視図である。
なお、図1および図2では、衛生洗浄装置は、大便器に設けられている。
まず、図1及び図2を用いて、本発明の一実施形態に係る衛生洗浄装置1について説明する。
図3は、本発明の一実施形態に係る洗浄水供給装置及び脱臭装置を示すブロック図である。
図4は、本発明の一実施形態に係る脱臭装置を示す模式的斜視図である。
図5は、図4の脱臭装置を示す模式的平面図である。
図6は、図4の脱臭装置を示す模式的正面図である。
図7は、図4の脱臭装置を示す模式的側面図である。
なお、図5は、本実施形態の脱臭装置を図4に表した矢印A5の方向にみたときの模式的平面図である。図6は、本実施形態の脱臭装置を図4に表した矢印A6の方向にみたときの模式的平面図である。図7は、本実施形態の脱臭装置を図4に表した矢印A7の方向にみたときの模式的平面図である。
図3〜7を用いて、本発明の一実施形態に係る洗浄水供給装置12及び脱臭装置16について説明する。
Cl2+H2O → HClO+H++Cl− ・・・(1)
(1)式に示すように、電解槽28によって電気分解された水は、次亜塩素酸(HClO)を含んだ洗浄水(以下、「機能水」とする)となる。
HClO+NH3 → NH2Cl+H2O ・・・(2)
(2)式に示すように、アンモニア(NH3)は、次亜塩素酸(HClO)と反応することで、モノクロラミン(NH2Cl)と水(H2O)に変わる。モノクロラミンの臭いは、塩素と同じカルキ臭である。この臭いによって、使用者は清潔感を感じることができる。また、分解されずに残った悪臭成分も、機能水内に捕集されるため、空気へ戻ることはない。その結果、脱臭フィルター48内を通過した空気は、悪臭成分が取り除かれる。悪臭成分が取り除かれた空気は、排気口54からトイレルーム100へ排出される。このように、脱臭装置16は、トイレルーム100内に常在する悪臭成分を捕集又は分解することができる。よって、使用者は、トイレルーム100に入室する度に、トイレルーム100内に常在する悪臭成分による臭気を吸うことがなくなり、快適にトイレを利用できる。
一方で、図6に表した矢印A13のように、悪臭成分を取り除かれ脱臭フィルター48を通過した空気は、排気口54から排出される。
図8を用いて、本発明の一実施形態に係る洗浄水供給装置12及び脱臭装置16についてさらに説明する。
図9は、図4の脱臭装置の脱臭動作におけるタイミングチャートである。
図9を用いて、洗浄水供給装置12及び脱臭装置16の使用例について説明する。
図10を用いて、洗浄水供給装置12及び脱臭装置16の使用例についてさらに説明する。
以上、本発明の一実施形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
Claims (5)
- 吸気口と排気口とを有する脱臭装置と、
前記脱臭装置に設けられ、前記吸気口からトイレルーム内の空気を吸引し、吸引した空気を前記吸気口から前記トイレルームに吹き出す送風部と、
前記脱臭装置において前記送風部の下流側に設けられ、前記送風部によって吸引された前記空気が通過する脱臭フィルターと、
前記脱臭装置において前記脱臭フィルターの上方に設けられ、前記脱臭フィルターに水を供給する吐水部と、
前記脱臭装置において前記送風部と前記吐水部との間に設けられ、前記脱臭装置の上面内壁から下方に向かって突出する立壁部と、
を備えた、
衛生洗浄装置。 - 前記吐水部から供給される水は、水を電気分解することで生成される機能水である
請求項1に記載の衛生洗浄装置。 - 前記送風部を制御する制御部をさらに備え、
前記制御部は、前記脱臭フィルターが乾燥するまで、前記送風部を動作させる制御を実行する
請求項1又は2に記載の衛生洗浄装置。 - 前記送風部を制御する制御部をさらに備え、
前記制御部は、30分以上、前記送風部を動作させる制御を実行する
請求項1又は2に記載の衛生洗浄装置。 - 前記送風部によって吸引された前記空気は、前記脱臭フィルターを上方から下方へ通過する
請求項1乃至4の何れか1項に記載の衛生洗浄装置。
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