JPH07292741A - 脱臭装置及び脱臭装置付き便座装置 - Google Patents
脱臭装置及び脱臭装置付き便座装置Info
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- JPH07292741A JPH07292741A JP8474394A JP8474394A JPH07292741A JP H07292741 A JPH07292741 A JP H07292741A JP 8474394 A JP8474394 A JP 8474394A JP 8474394 A JP8474394 A JP 8474394A JP H07292741 A JPH07292741 A JP H07292741A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 脱臭装置を備えた便座装置において、脱臭用
のダクトの入口部分への埃の付着・堆積を確実に防止し
て脱臭機能の低下を防ぐこと。 【構成】 便器本体のボール部付近から空気を吸引して
脱臭した後に放出する脱臭装置を備えた便座装置におい
て、脱臭装置の空気吸引路を形成しその入口をボール部
に向けて臨ませた脱臭ダクトの入口部分を加熱すること
によって、付着水分を乾燥させトイレットペーパーの紙
の微粉や埃等が水分中に捕捉されることを防ぎ、埃の堆
積を防止する。加熱手段は、脱臭ダクトの入口部分及び
その周囲に温風を吹き付ける機構とすることができるほ
か、局部洗浄後の乾燥のための温風乾燥装置を備えたも
のでは、この温風乾燥装置を温風供給源として脱臭ダク
トの乾燥に利用する。
のダクトの入口部分への埃の付着・堆積を確実に防止し
て脱臭機能の低下を防ぐこと。 【構成】 便器本体のボール部付近から空気を吸引して
脱臭した後に放出する脱臭装置を備えた便座装置におい
て、脱臭装置の空気吸引路を形成しその入口をボール部
に向けて臨ませた脱臭ダクトの入口部分を加熱すること
によって、付着水分を乾燥させトイレットペーパーの紙
の微粉や埃等が水分中に捕捉されることを防ぎ、埃の堆
積を防止する。加熱手段は、脱臭ダクトの入口部分及び
その周囲に温風を吹き付ける機構とすることができるほ
か、局部洗浄後の乾燥のための温風乾燥装置を備えたも
のでは、この温風乾燥装置を温風供給源として脱臭ダク
トの乾燥に利用する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、臭気を含んだ空気を吸
引して脱臭する機能を備えた脱臭装置及び、脱臭装置を
備えた便座装置に係り、特に空気吸引用のダクトの入口
及びその付近への埃の付着を防止するようにした脱臭ダ
クトの構造に関する。
引して脱臭する機能を備えた脱臭装置及び、脱臭装置を
備えた便座装置に係り、特に空気吸引用のダクトの入口
及びその付近への埃の付着を防止するようにした脱臭ダ
クトの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】局部洗浄のための洗浄機能を持つ温水洗
浄便座は、便器本体に被さる便座をケーシングに一体化
し、このケーシングに内蔵したノズル装置によって局部
洗浄を可能としたものである。そして、局部洗浄や乾燥
のほか、便器のボール部から空気を吸引して脱臭する機
能も備えたものが既に開発されている。
浄便座は、便器本体に被さる便座をケーシングに一体化
し、このケーシングに内蔵したノズル装置によって局部
洗浄を可能としたものである。そして、局部洗浄や乾燥
のほか、便器のボール部から空気を吸引して脱臭する機
能も備えたものが既に開発されている。
【0003】この脱臭機能を備えた温水洗浄便座として
は、たとえば本出願人が提案して実開平5−3382号
として出願公開されたものがある。この脱臭装置は、空
気吸引用のダクトをボール部に臨んで開口するようにケ
ーシングの底部分に組み込み、このダクトの下流に吸引
用のファンや脱臭用のオゾナイザ等を収納し、ケーシン
グの下端から脱臭した空気を放出するというものであ
る。
は、たとえば本出願人が提案して実開平5−3382号
として出願公開されたものがある。この脱臭装置は、空
気吸引用のダクトをボール部に臨んで開口するようにケ
ーシングの底部分に組み込み、このダクトの下流に吸引
用のファンや脱臭用のオゾナイザ等を収納し、ケーシン
グの下端から脱臭した空気を放出するというものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】空気吸引用のダクト
は、便器本体のボール部に向けて開放しているので、特
に男性の小用の際に小水の飛沫を浴びやすく、開口部分
の内部流路が濡れてしまうことがある。
は、便器本体のボール部に向けて開放しているので、特
に男性の小用の際に小水の飛沫を浴びやすく、開口部分
の内部流路が濡れてしまうことがある。
【0005】一方、脱臭装置は、用便中からその後にか
けても継続して作動させることで、臭気を除く運転とす
ることが通常である。このため、トイレットペーパーを
使ったりするとき、その紙の微小な粉がダクトへの吸引
空気の流れに乗って吸い込まれる可能性が高い。したが
って、紙の粉はダクトの内周壁に付着している小水が絡
み付いて捕らえられ、ダクトの主として入口部分に溜ま
るようになる。また、紙の粉だけでなく、漂っている微
小な埃についても同様のことが言える。
けても継続して作動させることで、臭気を除く運転とす
ることが通常である。このため、トイレットペーパーを
使ったりするとき、その紙の微小な粉がダクトへの吸引
空気の流れに乗って吸い込まれる可能性が高い。したが
って、紙の粉はダクトの内周壁に付着している小水が絡
み付いて捕らえられ、ダクトの主として入口部分に溜ま
るようになる。また、紙の粉だけでなく、漂っている微
小な埃についても同様のことが言える。
【0006】また、洗浄後の乾燥用として温風ファンか
ら温風が放出されるが、先の公報のもののように温風フ
ァンのケーシングの開口端は脱臭用のダクトの直ぐ上に
位置している場合では、放出される温風の影響や自然の
水分蒸気を受けて脱臭用ダクトの内部を乾燥させる。こ
の乾燥によって、小水に捕らえられていた紙の粉や埃は
乾燥していき、析出した塩分とホコリの固形物がダクト
の内周壁に堆積していく。
ら温風が放出されるが、先の公報のもののように温風フ
ァンのケーシングの開口端は脱臭用のダクトの直ぐ上に
位置している場合では、放出される温風の影響や自然の
水分蒸気を受けて脱臭用ダクトの内部を乾燥させる。こ
の乾燥によって、小水に捕らえられていた紙の粉や埃は
乾燥していき、析出した塩分とホコリの固形物がダクト
の内周壁に堆積していく。
【0007】このように、小水の付着,紙の粉や埃の吸
引及び温風の乾燥による紙の粉や埃の堆積の順にサイク
ルが繰り返されることによって、ダクトの内部への付着
分が増えていく。従来ではこの付着を抑えるため、たと
えばダクトの入口にフィルタを設ける等の対策が取られ
ていたが、先の紙の粉や埃の付着のメカニズムからし
て、このようなフィルタを設けても目詰まりによるトラ
ブルは必至であり、必ずしも有効ではない。
引及び温風の乾燥による紙の粉や埃の堆積の順にサイク
ルが繰り返されることによって、ダクトの内部への付着
分が増えていく。従来ではこの付着を抑えるため、たと
えばダクトの入口にフィルタを設ける等の対策が取られ
ていたが、先の紙の粉や埃の付着のメカニズムからし
て、このようなフィルタを設けても目詰まりによるトラ
ブルは必至であり、必ずしも有効ではない。
【0008】本発明において解決すべき課題は、脱臭用
のダクトの入口部分への埃の付着・堆積を確実に防止し
て脱臭機能の低下を防ぐことにある。
のダクトの入口部分への埃の付着・堆積を確実に防止し
て脱臭機能の低下を防ぐことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の脱臭装置は、便
器本体のボール部付近に開口した吸気口から前記ボール
部内に臭気を吸引して処理する脱臭装置において、前記
吸気口部分を加熱する加熱手段を備えたことを特徴とす
る。
器本体のボール部付近に開口した吸気口から前記ボール
部内に臭気を吸引して処理する脱臭装置において、前記
吸気口部分を加熱する加熱手段を備えたことを特徴とす
る。
【0010】加熱手段は吸気口付近に設けられた発熱体
とすることができる。
とすることができる。
【0011】また、本発明の便座装置は、便器ボール部
付近に開口した吹出口に連通する局部乾燥用の温風流路
を有する温風乾燥装置と、前記ボール部付近に開口した
吸気口から前記ボール部内の臭気を吸引して処理する脱
臭装置を備えた便座装置において、前記温風流路は前記
脱臭装置の吸気口にむけて前記局部乾燥用の温風とは別
に温風を放出する吹き付け流路を備えたことを特徴とす
る。
付近に開口した吹出口に連通する局部乾燥用の温風流路
を有する温風乾燥装置と、前記ボール部付近に開口した
吸気口から前記ボール部内の臭気を吸引して処理する脱
臭装置を備えた便座装置において、前記温風流路は前記
脱臭装置の吸気口にむけて前記局部乾燥用の温風とは別
に温風を放出する吹き付け流路を備えたことを特徴とす
る。
【0012】吹き付け流路は、脱臭装置の吸入口に臨ん
で温風流路に開口した幅広なスリットとすることができ
る。
で温風流路に開口した幅広なスリットとすることができ
る。
【0013】
【作用】脱臭ダクトの入口部分及びその周囲は、加熱手
段によって加熱されるので、小水の飛沫が発生して脱臭
ダクトに付着しても、速やかに乾燥させられる。このた
め、紙の粉や埃等が付着水分によって捕捉されることが
なく、脱臭用の空気吸引流路の詰まり等の発生が防止さ
れる。
段によって加熱されるので、小水の飛沫が発生して脱臭
ダクトに付着しても、速やかに乾燥させられる。このた
め、紙の粉や埃等が付着水分によって捕捉されることが
なく、脱臭用の空気吸引流路の詰まり等の発生が防止さ
れる。
【0014】また、加熱手段を、脱臭ダクトの入口部分
に温風を吹き付ける温風放出機構とした場合でも、同様
に付着水の乾燥が可能である。そして、温風の放出方向
を脱臭ダクトの入口から遠ざかる方向とすれば、脱臭装
置が作動していないとき、温風の適切な流量の設定によ
って脱臭ダクトからの空気の排出が可能であり、内部の
埃の吸い出しも行える。
に温風を吹き付ける温風放出機構とした場合でも、同様
に付着水の乾燥が可能である。そして、温風の放出方向
を脱臭ダクトの入口から遠ざかる方向とすれば、脱臭装
置が作動していないとき、温風の適切な流量の設定によ
って脱臭ダクトからの空気の排出が可能であり、内部の
埃の吸い出しも行える。
【0015】更に、加熱手段として、局部乾燥用として
用いる温風乾燥装置を利用し、局部乾燥用として放出す
る温風とは別に脱臭ダクトの乾燥用に温風を吹き付ける
ようにすることで、温風乾燥装置を二様に活用できる。
そして、温風乾燥装置の温風ダクトに温風を吹き出す乾
燥用スリットを設けることで、先の例と同様に、脱臭ダ
クトからの埃の吸い出しが可能となる。
用いる温風乾燥装置を利用し、局部乾燥用として放出す
る温風とは別に脱臭ダクトの乾燥用に温風を吹き付ける
ようにすることで、温風乾燥装置を二様に活用できる。
そして、温風乾燥装置の温風ダクトに温風を吹き出す乾
燥用スリットを設けることで、先の例と同様に、脱臭ダ
クトからの埃の吸い出しが可能となる。
【0016】
【実施例】図1は本発明の脱臭装置のダクト構造を備え
た温水洗浄便座付きの便器装置を示す斜視図である。
た温水洗浄便座付きの便器装置を示す斜視図である。
【0017】図において、便器本体1の上に温水洗浄便
座のケーシング2が載せて固定され、このケーシング2
には便座2a及び便蓋2bを開閉自在に取り付けてい
る。ケーシング2の内部には後述する洗浄機能,乾燥機
能及び脱臭機能が組み込まれ、これらの機能はケーシン
グ2の側部に設けた操作盤2cによって操作される。
座のケーシング2が載せて固定され、このケーシング2
には便座2a及び便蓋2bを開閉自在に取り付けてい
る。ケーシング2の内部には後述する洗浄機能,乾燥機
能及び脱臭機能が組み込まれ、これらの機能はケーシン
グ2の側部に設けた操作盤2cによって操作される。
【0018】図2はケーシング2の内部構造を示す要部
の縦断面図、図3は図2の要部を拡大して示す縦断面図
である。また、図4はケーシング2内のほぼ右半分を示
す平面図、図5はその正面図である。
の縦断面図、図3は図2の要部を拡大して示す縦断面図
である。また、図4はケーシング2内のほぼ右半分を示
す平面図、図5はその正面図である。
【0019】ケーシング2の内部には、局部洗浄のため
のノズル装置3,洗浄後の乾燥のための温風乾燥装置4
及び便器本体1のボール部1aから空気を吸引して脱臭
するための脱臭装置5がそれぞれ組み込まれる。
のノズル装置3,洗浄後の乾燥のための温風乾燥装置4
及び便器本体1のボール部1aから空気を吸引して脱臭
するための脱臭装置5がそれぞれ組み込まれる。
【0020】ノズル装置3は、洗浄水の供給配管(図示
せず)に接続されるシリンダ3aの中にノズルロッド3
bを設け、このノズルロッド3bをモータ3c及び駆動
ベルト3dに連接してストローク動作可能としたもので
あり、図1に示すようにノズルロッド3bを進出させた
ときに洗浄水を噴出して局部洗浄する。
せず)に接続されるシリンダ3aの中にノズルロッド3
bを設け、このノズルロッド3bをモータ3c及び駆動
ベルト3dに連接してストローク動作可能としたもので
あり、図1に示すようにノズルロッド3bを進出させた
ときに洗浄水を噴出して局部洗浄する。
【0021】温風乾燥装置4は、ファンハウジング4a
と温風ダクト4bとを備え、モータ4c駆動の送風ファ
ン4dをファンハウジング4aに収納し、温風ダクト4
bの上流側に加熱用のヒータ4eを備えたものである。
温風ダクト4bはケーシング2の前端側まで伸びてその
底部近傍で開放する形状を持ち、送風ファン4dによる
空気流れを利用して開くシャッタ4fを先端に設けてい
る。なお、温風温度の調節等のために温風流路中に温度
センサ等を組み込むことは無論である。
と温風ダクト4bとを備え、モータ4c駆動の送風ファ
ン4dをファンハウジング4aに収納し、温風ダクト4
bの上流側に加熱用のヒータ4eを備えたものである。
温風ダクト4bはケーシング2の前端側まで伸びてその
底部近傍で開放する形状を持ち、送風ファン4dによる
空気流れを利用して開くシャッタ4fを先端に設けてい
る。なお、温風温度の調節等のために温風流路中に温度
センサ等を組み込むことは無論である。
【0022】脱臭装置5は、ケーシング2の右端部に収
納した主ハウジング5aとこれに接続した脱臭ダクト5
bとを備えたものである。そして、主ハウジング5a内
に設けたモータ5c駆動の吸引ファン5dによって便器
本体1のボール部1aから空気を吸引し、主ハウジング
5aの下流であってケーシング1の底面に開けた放出口
1bから脱臭空気を放出する。また、ボール部1aから
吸引した空気を脱臭処理するため、主ハウジング5aと
脱臭ダクト5bとの接続部分にオゾナイザ5eを組み込
むと共に主ハウジング5aの下端側には消臭用の触媒5
fを備える。
納した主ハウジング5aとこれに接続した脱臭ダクト5
bとを備えたものである。そして、主ハウジング5a内
に設けたモータ5c駆動の吸引ファン5dによって便器
本体1のボール部1aから空気を吸引し、主ハウジング
5aの下流であってケーシング1の底面に開けた放出口
1bから脱臭空気を放出する。また、ボール部1aから
吸引した空気を脱臭処理するため、主ハウジング5aと
脱臭ダクト5bとの接続部分にオゾナイザ5eを組み込
むと共に主ハウジング5aの下端側には消臭用の触媒5
fを備える。
【0023】なお、脱臭装置の脱臭処理としては、オゾ
ナイザ5eや触媒5fを備えるものでなく、ボール部1
aから吸引した空気をトイレルームの外部に単に放出す
るような流路とすることでもできる。
ナイザ5eや触媒5fを備えるものでなく、ボール部1
aから吸引した空気をトイレルームの外部に単に放出す
るような流路とすることでもできる。
【0024】図2及び図3から明らかなように、脱臭ダ
クト5bの先端部分は温風ダクト4bの下側に位置して
いる。また、各機能部を載せているケーシング1の底板
2dの前縁よりも前方に温風ダクト4bは伸び、脱臭ダ
クト5bは前縁から少し突き出る部分までの長さを持ち
その下面を空気の吸引開口としている。すなわち、脱臭
ダクト5bの先端部分は温風ダクト4bの下側に隠れた
位置にあり、ケーシング1の上面部分は温風ダクト4b
の先端まで被さっている。
クト5bの先端部分は温風ダクト4bの下側に位置して
いる。また、各機能部を載せているケーシング1の底板
2dの前縁よりも前方に温風ダクト4bは伸び、脱臭ダ
クト5bは前縁から少し突き出る部分までの長さを持ち
その下面を空気の吸引開口としている。すなわち、脱臭
ダクト5bの先端部分は温風ダクト4bの下側に隠れた
位置にあり、ケーシング1の上面部分は温風ダクト4b
の先端まで被さっている。
【0025】脱臭ダクト5bの入口部分の内周及びその
周囲には、従来技術の項で説明したような現象によっ
て、埃等が堆積する。そして、この埃等の堆積を誘発す
るそもそもの原因は、小水等の飛沫によって脱臭ダクト
5bの入口部分に水分が付着することにあった。
周囲には、従来技術の項で説明したような現象によっ
て、埃等が堆積する。そして、この埃等の堆積を誘発す
るそもそもの原因は、小水等の飛沫によって脱臭ダクト
5bの入口部分に水分が付着することにあった。
【0026】そこで、このような水分の付着が発生して
も、これを速やかに乾燥させるようにすれば、トイレッ
トペーパーの微粉や埃等が水分に捕捉されることがなく
なり、吸引ファン5dによる空気流れに乗って運ばれ、
埃の堆積を未然に防ぐことができる。
も、これを速やかに乾燥させるようにすれば、トイレッ
トペーパーの微粉や埃等が水分に捕捉されることがなく
なり、吸引ファン5dによる空気流れに乗って運ばれ、
埃の堆積を未然に防ぐことができる。
【0027】このような脱臭ダクト5bの入口部分の乾
燥のための構造の一例として、温風乾燥装置4による温
風の吹き付けを利用することが可能である。すなわち、
図2及び図3に示すように、脱臭ダクト5bの上側に被
さって配置される温風乾燥装置4の温風ダクト4bの底
部分に乾燥用スリット6を設け、これから温風を放出す
ることによって、脱臭ダクト5bの入口部分を乾燥させ
る。
燥のための構造の一例として、温風乾燥装置4による温
風の吹き付けを利用することが可能である。すなわち、
図2及び図3に示すように、脱臭ダクト5bの上側に被
さって配置される温風乾燥装置4の温風ダクト4bの底
部分に乾燥用スリット6を設け、これから温風を放出す
ることによって、脱臭ダクト5bの入口部分を乾燥させ
る。
【0028】乾燥用スリット6は、脱臭ダクト5bの先
端部に対応してこの部分の全体を覆う程度の開口幅を持
ち、図3に示すように、脱臭ダクト5bの先端部の斜め
形状に沿って温風が流れ先端から遠ざかる向きに流れ去
るように、斜めのガイド壁6aを形成したものである。
端部に対応してこの部分の全体を覆う程度の開口幅を持
ち、図3に示すように、脱臭ダクト5bの先端部の斜め
形状に沿って温風が流れ先端から遠ざかる向きに流れ去
るように、斜めのガイド壁6aを形成したものである。
【0029】なお、脱臭ダクト5bの入口部分には、そ
の開口部分の全体を覆う適切な大きさのメッシュを持つ
フィルタ5gを組み込むようにしてもよいが、ホコリの
付着を防止する意味からは無い方がベストである。
の開口部分の全体を覆う適切な大きさのメッシュを持つ
フィルタ5gを組み込むようにしてもよいが、ホコリの
付着を防止する意味からは無い方がベストである。
【0030】以上の構成において、小用の際に小水の飛
沫等によって脱臭ダクト5bの入口及びその周りの付近
に水分が付着しても、温風乾燥装置4を作動させると温
風が乾燥用スリット6から放出されるので、これらの水
分を速やかに乾燥させることができる。したがって、水
分の付着が解消され、紙の微粉や埃の堆積等による脱臭
流路及びフィルタ5gの目詰まりが防止される。
沫等によって脱臭ダクト5bの入口及びその周りの付近
に水分が付着しても、温風乾燥装置4を作動させると温
風が乾燥用スリット6から放出されるので、これらの水
分を速やかに乾燥させることができる。したがって、水
分の付着が解消され、紙の微粉や埃の堆積等による脱臭
流路及びフィルタ5gの目詰まりが防止される。
【0031】このような乾燥用スリット6からの温風放
出では、洗浄後の乾燥過程で使用される温風乾燥装置4
の温風が利用されるのみである。そして、この乾燥のた
めには、温風ダクト4bに乾燥用スリット6を開けるだ
けの変更であって、従来仕様品に対する設計変更も微々
たるもので済む。
出では、洗浄後の乾燥過程で使用される温風乾燥装置4
の温風が利用されるのみである。そして、この乾燥のた
めには、温風ダクト4bに乾燥用スリット6を開けるだ
けの変更であって、従来仕様品に対する設計変更も微々
たるもので済む。
【0032】また、乾燥用スリット6からの空気流れが
脱臭ダクト5bの先端の形状に沿って流れしかも入口か
ら遠ざかる方向への流れである。このため、脱臭装置5
を作動させない期間において、乾燥用スリット6からの
温風の流速を或る程度大きくすれば、脱臭ダクト5bの
入口部分の空気が流れに引かれて流出する。したがっ
て、水分の乾燥だけでなく、この乾燥によって浮遊化し
やすくなっている紙の微粉や埃は強制的に脱臭ダクト5
bから排出される。これにより、埃分の脱臭装置5への
入り込みも抑えられ、触媒5f等による脱臭機能の低下
の防止も図られる。
脱臭ダクト5bの先端の形状に沿って流れしかも入口か
ら遠ざかる方向への流れである。このため、脱臭装置5
を作動させない期間において、乾燥用スリット6からの
温風の流速を或る程度大きくすれば、脱臭ダクト5bの
入口部分の空気が流れに引かれて流出する。したがっ
て、水分の乾燥だけでなく、この乾燥によって浮遊化し
やすくなっている紙の微粉や埃は強制的に脱臭ダクト5
bから排出される。これにより、埃分の脱臭装置5への
入り込みも抑えられ、触媒5f等による脱臭機能の低下
の防止も図られる。
【0033】図6は脱臭ダクト5bの入口部分への温風
の供給を温風乾燥装置4に代えて別の温風ユニット7を
利用して行う例を示す概略図である。
の供給を温風乾燥装置4に代えて別の温風ユニット7を
利用して行う例を示す概略図である。
【0034】この温風ユニット7は、脱臭ダクト5bの
入口部分の乾燥のための専用のものであってもよいし、
たとえば便所内の暖房のためにケーシング2に組み込む
暖房ユニットのものであってもよい。そして、温風ユニ
ット7は図示の例では概略してファン7aとヒータ7b
を備え、その下流には乾燥用ダクト7cを接続してその
終端を脱臭ダクト5bの入口部分に位置させる。
入口部分の乾燥のための専用のものであってもよいし、
たとえば便所内の暖房のためにケーシング2に組み込む
暖房ユニットのものであってもよい。そして、温風ユニ
ット7は図示の例では概略してファン7aとヒータ7b
を備え、その下流には乾燥用ダクト7cを接続してその
終端を脱臭ダクト5bの入口部分に位置させる。
【0035】このような温風ユニット7によっても、脱
臭ダクト5bに便座装置の使用又は便器の使用をトイレ
ルーム内の人体を検出することによって、人体検出中は
常時温風を吹き付けたり、タイマー手段によって自動で
間欠的に供給したりすることによって、脱臭ダクト5b
の入口及びその周囲の付着水分を乾燥させることがで
き、埃等の堆積による目詰まりの防止が図られる。ま
た、乾燥用ダクト7cからの放出温風の流れ方向と流量
を、先の例で示した乾燥用スリット6によるものと同じ
ようにしておけば、乾燥後の埃の脱臭ダクト5bからの
吸い出しも可能である。
臭ダクト5bに便座装置の使用又は便器の使用をトイレ
ルーム内の人体を検出することによって、人体検出中は
常時温風を吹き付けたり、タイマー手段によって自動で
間欠的に供給したりすることによって、脱臭ダクト5b
の入口及びその周囲の付着水分を乾燥させることがで
き、埃等の堆積による目詰まりの防止が図られる。ま
た、乾燥用ダクト7cからの放出温風の流れ方向と流量
を、先の例で示した乾燥用スリット6によるものと同じ
ようにしておけば、乾燥後の埃の脱臭ダクト5bからの
吸い出しも可能である。
【0036】なお、温風の吹き付けのタイミングとして
は、便座上への人体の接触を検出する着座センサや便器
への人体の接近を検出する人体感知センサによって便座
装置や便器の使用状態を検出し、使用から非使用状態に
移行したことが検出されると温風乾燥装置4や温風ユニ
ット7を一定時間駆動して必ず埃除去のための温風吹き
出しを行なうことも考えられ、その場合装置の使用と脱
臭ダクト5bの加熱乾燥とを対応させて行うことによっ
て、埃付着・堆積防止をより確実に行なうことができ
る。
は、便座上への人体の接触を検出する着座センサや便器
への人体の接近を検出する人体感知センサによって便座
装置や便器の使用状態を検出し、使用から非使用状態に
移行したことが検出されると温風乾燥装置4や温風ユニ
ット7を一定時間駆動して必ず埃除去のための温風吹き
出しを行なうことも考えられ、その場合装置の使用と脱
臭ダクト5bの加熱乾燥とを対応させて行うことによっ
て、埃付着・堆積防止をより確実に行なうことができ
る。
【0037】更に、図7は脱臭ダクト5bの乾燥をヒー
タ8によって行う例を示す要部の概略斜視図である。
タ8によって行う例を示す要部の概略斜視図である。
【0038】脱臭ダクト5bの先端であってその上面に
は、たとえばセメントヒータ等を利用したヒータ8を一
体に組み込み、このヒータ8によって脱臭ダクト5bの
先端部分を加熱できるようにする。
は、たとえばセメントヒータ等を利用したヒータ8を一
体に組み込み、このヒータ8によって脱臭ダクト5bの
先端部分を加熱できるようにする。
【0039】図示の例では、ヒータ8を線状体としてい
るが、加熱面積を拡げるためにシート状のものとしても
よく、いずれにしろ水分が付着しやすい脱臭ダクト5b
の先端部分の全体が加熱されるものであればよい。そし
て、付着する水分の量も比較的小さいことが予想される
ので、ヒータ8は数ワットから10数ワット程度の低発
熱量のものであれば十分であり、その通電も間欠的なも
のとするなど適切に制御することが好ましい。
るが、加熱面積を拡げるためにシート状のものとしても
よく、いずれにしろ水分が付着しやすい脱臭ダクト5b
の先端部分の全体が加熱されるものであればよい。そし
て、付着する水分の量も比較的小さいことが予想される
ので、ヒータ8は数ワットから10数ワット程度の低発
熱量のものであれば十分であり、その通電も間欠的なも
のとするなど適切に制御することが好ましい。
【0040】このようにヒータ8を脱臭ダクト5bの入
口部分に一体に組み込んだものでも、付着水分の加熱に
よる除去が可能であり、埃の付着による脱臭流路の目詰
まりが防止される。
口部分に一体に組み込んだものでも、付着水分の加熱に
よる除去が可能であり、埃の付着による脱臭流路の目詰
まりが防止される。
【0041】
【発明の効果】本発明では、脱臭ダクの入口部分及びそ
の周囲に水分が付着しても加熱によってこれを乾燥させ
て埃分の捕捉・付着が防止され、紙の粉や埃等が入口付
近に付着したり堆積したりしない。このため、脱臭ダク
トの流路の詰まり等の発生がなく、これを確認するため
の保守点検の作業も不要となる。
の周囲に水分が付着しても加熱によってこれを乾燥させ
て埃分の捕捉・付着が防止され、紙の粉や埃等が入口付
近に付着したり堆積したりしない。このため、脱臭ダク
トの流路の詰まり等の発生がなく、これを確認するため
の保守点検の作業も不要となる。
【0042】また、便座温風乾燥装置を備えるもので
は、局部乾燥用の温風とは別に脱臭ダクトの乾燥用の温
風を吹き出せるようにすることで、温風乾燥装置を脱臭
ダクトの乾燥用としてもそのまま利用でき、機能の拡充
も図られる。
は、局部乾燥用の温風とは別に脱臭ダクトの乾燥用の温
風を吹き出せるようにすることで、温風乾燥装置を脱臭
ダクトの乾燥用としてもそのまま利用でき、機能の拡充
も図られる。
【0043】更に、温風乾燥装置等からの温風の放出方
向や流速を適切にすることで、脱臭ダクトからの埃等を
吸い出すこともでき、目詰まりの防止が更に確実にな
る。
向や流速を適切にすることで、脱臭ダクトからの埃等を
吸い出すこともでき、目詰まりの防止が更に確実にな
る。
【図1】本発明の脱臭ダクト構造を備えた温水洗浄便座
付きの便器装置を示す斜視図である。
付きの便器装置を示す斜視図である。
【図2】ケーシングの内部の構造の要部を示す縦断面図
である。
である。
【図3】温風ダクトに設ける乾燥用スリット部分を拡大
して示す要部の縦断面図である。
して示す要部の縦断面図である。
【図4】ケーシングの内部構造の要部を示す平面図であ
る。
る。
【図5】ケーシングの内部構造の要部を示す正面図であ
る。
る。
【図6】温風乾燥装置に代えて温風ユニットによる脱臭
ダクトの加熱の構造例を示す要部の概略図である。
ダクトの加熱の構造例を示す要部の概略図である。
【図7】脱臭ダクトの入口部分に加熱用のヒータを一体
に備えた例を示す要部の概略図である。
に備えた例を示す要部の概略図である。
1 便器本体 1a ボール部 1b 放出口 2 ケーシング 2d 底板 3 ノズル装置 4 温風乾燥装置 4a ファンハウジング 4b 温風ダクト 4d 送風ファン 4e ヒータ 5 脱臭装置 5a 主ハウジング 5b 脱臭ダクト 5c モータ 5d 吸引ファン 5e オゾナイザ 5f 触媒 6 乾燥用スリット 7 温風ユニット 7a ファン 7b ヒータ 7c 乾燥用ダクト 8 ヒータ
Claims (4)
- 【請求項1】 便器本体のボール部付近に開口した吸気
口から前記ボール部内に臭気を吸引して処理する脱臭装
置において、前記吸気口部分を加熱する加熱手段を備え
た脱臭装置。 - 【請求項2】 前記加熱手段は吸気口付近に設けられた
発熱体であることを特徴とする請求項1記載の脱臭装
置。 - 【請求項3】 便器ボール部付近に開口した吹出口に連
通する局部乾燥用の温風流路を有する温風乾燥装置と、
前記ボール部付近に開口した吸気口から前記ボール部内
の臭気を吸引して処理する脱臭装置を備えた便座装置に
おいて、前記温風流路は前記脱臭装置の吸気口にむけて
前記局部乾燥用の温風とは別に温風を放出する吹き付け
流路を備えた脱臭装置付き便座装置。 - 【請求項4】 前記吹き付け流路は、前記脱臭装置の吸
入口に臨んで温風流路に開口した幅広なスリットである
請求項3記載の脱臭装置付き便座装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8474394A JPH07292741A (ja) | 1994-04-22 | 1994-04-22 | 脱臭装置及び脱臭装置付き便座装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8474394A JPH07292741A (ja) | 1994-04-22 | 1994-04-22 | 脱臭装置及び脱臭装置付き便座装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07292741A true JPH07292741A (ja) | 1995-11-07 |
Family
ID=13839179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8474394A Pending JPH07292741A (ja) | 1994-04-22 | 1994-04-22 | 脱臭装置及び脱臭装置付き便座装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07292741A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103774732A (zh) * | 2012-10-23 | 2014-05-07 | 科勒诺维达株式会社 | 温水洁身器的干燥及脱臭装置 |
JP2016044398A (ja) * | 2014-08-19 | 2016-04-04 | Toto株式会社 | 衛生洗浄装置 |
-
1994
- 1994-04-22 JP JP8474394A patent/JPH07292741A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103774732A (zh) * | 2012-10-23 | 2014-05-07 | 科勒诺维达株式会社 | 温水洁身器的干燥及脱臭装置 |
JP2016044398A (ja) * | 2014-08-19 | 2016-04-04 | Toto株式会社 | 衛生洗浄装置 |
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