JP6422102B2 - はんだ付け装置およびはんだ付け吹き口体の清掃方法 - Google Patents
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Description
なお、前記洗浄剤としてはロジン系や蟻酸系、塩素系などのフラックス剤が利用できる。また、この場合に用いる前記の固体はんだの組成は錫のみであっても良い。
なお、洗浄剤としてはロジン系や蟻酸系、塩素系などのフラックス剤が利用できる。また、この場合に用いる前記の固体はんだの組成は錫のみであっても良い。
また、はんだの主成分は錫であるので、前記の固体はんだの組成を錫のみで構成することにより、あらゆる種類のはんだに対して使用できるようになる。
図1は、プリント配線板のはんだ付け装置を説明する図で、(a)はその縦断面を示す図、(b)は吹き口体の吹き口上に溶融はんだの流れすなわちフロー波を形成した状態を説明するところの縦断面を示す図、(c)は吹き口体の吹き口上に溶融はんだの盛り上がりを形成した状態を説明するところの縦断面を示す図、である。なお、図1においては、制御系(電気系)およびガス供給系をシンボル図で描いてある。
なお、洗浄剤としては、はんだ付けに利用されるロジン系,蟻酸系,塩素系(ハロゲン系)などのフラックス剤や還元剤が利用できる。
なお、このクリームはんだはディスペンサによって吐出が可能であり、その吐出量や吐出速度もディスペンサによって制御可能である。また、クリームはんだを球状等に成形して乾燥させ固化させることで、図2(b)のようなボールはんだと同じように使用できる。
ただし、錫のみと言っても、JIS等でも無視されている微量の不純物を含有することは許容される。
図3は、吹き口体の清掃がどのよう行われるのかを説明する図で、(a)はフロー波を形成している場合を説明する縦断面を示す図、(b)は溶融はんだの盛り上がりを形成している場合を説明する縦断面を示す図、である。
このような状態に至った場合あるいは至る前にその原因を除去すなわち清掃すれば、安定した高品質,高信頼のはんだ付けを持続することができる。すなわち、図1において、清掃装置10の送りローラ用モータ24を制御装置26により予め決めた回転速度,回転角度で駆動し、目的とする量の糸はんだ21を予め決めた経過時間において吹き口12上の溶融はんだに供給する(矢印B)。
フラックス剤には、表面の汚れや酸化物を化学的に除去する表面洗浄作用,酸化を防止し還元する酸化防止/還元作用,溶融はんだの表面張力を低下させて流動性を高める流動性向上作用,の3つの作用が主にある。
したがって、吹き口体11の各部の状態が均一に維持されるので、吹き口体11の表面を溶融はんだが均一に流れ、均一な流れのフロー波を維持できるようになる。
なお、被はんだ付け領域142のフローはんだ付けを行う際に、はんだ槽101ひいてはフロー波13の空間位置を3軸ロボット等で制御してはんだ付けを行う構成である場合は、吹き口体11と共に清掃装置10を構成する糸はんだの供給手段21〜26の位置を予め決めた所定の位置に固定しておいて、この糸はんだの供給手段21〜26の下方位置にはんだ槽101ひいては吹き口体11を移動させ、糸はんだ21(あるいはボールはんだ)を吹き口12上の溶融はんだに供給すればよい。
この領域に滞留する酸化物104はシャーベット状であり、はんだの完全な酸化物と酸化していないはんだとが混ざり合っている。そこにフラックス剤を含んだ溶融はんだが流下してくると、これらを分離して酸化していないはんだをはんだ槽内のはんだに戻し、完全な酸化物も還元しつつ減少させるからである。
したがって、吹き口体11の周辺におけるシャーベット状酸化物に対する清掃作業の作用も有しており、はんだ槽のメンテナンス作業が極めて容易になる。
棒はんだの場合は図1と同様の送出機構が利用できる。また、ブロックはんだ,チップはんだでは、ボールはんだと同等の送出機構が利用できる。クリームはんだについては前記の通りディスペンサが利用できる。
すると固体はんだ内部の洗浄剤が吹き口上の溶融はんだ内部に流れ出し、加熱されて活性化し、図3の例と同様に洗浄剤が流れ、吹き口体の汚れや酸化物が除去され、清掃が行われる。
11 吹き口体
12 吹き口
13 フロー波
14 はんだ盛り上がり
21 糸はんだ
22 リール
23 送りローラ
24,130 モータ
27 ボールはんだ
101 はんだ槽
102 蓋体
103 溶融はんだ
104 滞留酸化物
105 窒素ガス
106 ヒータ
107 温度制御装置
108 温度センサ
110 流量調節弁
111 流量計
120 チャンバ体
121 吸い込み口
122 吐出口
123 ねじ部
124 ポンプ
125 ポンプ軸
126,127 プーリ
128 ベルト
129 モータ軸
140 プリント配線板
141 リード型電子部品
142 被はんだ付け領域
143 被はんだ付け部
144 ランド
145 リード端子
211,213 固体はんだ
212,214 フラックス剤
Claims (6)
- 溶融はんだに対して濡れ性を有する部材で形成された吹き口体を備えたはんだ付け装置のはんだ付け吹き口体の清掃方法であって、
前記吹き口体の吹き口上に溶融はんだの液面又は溶融はんだの流れを形成し、
その内部に洗浄剤を有する固体はんだを前記吹き口上の溶融はんだに供給して、前記溶融はんだの液内部において前記洗浄剤を活性化させること、
を特徴とするはんだ付け吹き口体の清掃方法。 - 前記洗浄剤がフラックス剤であること、
を特徴とする請求項1に記載のはんだ付け吹き口体の清掃方法。 - その内部に洗浄剤を有する前記固体はんだは錫で構成されること、
を特徴とする請求項1または請求項2に記載のはんだ付け吹き口体の清掃方法。 - 溶融はんだに対して濡れ性を有する部材で形成されたはんだ付け吹き口体と、
前記吹き口体の吹き口上に溶融はんだの液面または溶融はんだの流れを形成する溶融はんだの供給手段と、
その内部に洗浄剤を有する固体はんだを前記吹き口上の溶融はんだに供給する手段と、
を備えて成ることを特徴とするはんだ付け装置。 - 前記洗浄剤がフラックス剤であること、
を特徴とする請求項4に記載のはんだ付け装置。 - その内部に洗浄剤を有する前記固体はんだは錫で構成されること、
を特徴とする請求項4または請求項5に記載のはんだ付け装置。
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JP2014255019A JP6422102B2 (ja) | 2014-12-17 | 2014-12-17 | はんだ付け装置およびはんだ付け吹き口体の清掃方法 |
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