JP2013153031A - はんだ付けノズルおよびそれを備えたはんだ付け装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】噴流はんだ付けにおける未はんだ不良を防止し、安定した信頼性の高いプリント回路基板を得ることができるはんだ付けノズルと、はんだ付け装置を提供する。
【解決手段】はんだ付け装置1には、はんだ槽2に貯留された溶融はんだ3を噴出するはんだ付けノズル4と、溶融はんだ3を圧送するプロペラ11とが設けられている。はんだ付けノズル4は、ノズル本体5とノズル支持体8からなり、ノズル本体5は、外壁部6および内壁部7によって形成されている。内壁部7は、外壁部6に対して取り替え可能とされる。内壁部7として、小径の噴出し口77aが形成された円筒状の内壁部7aが用いられている。内壁部7,7aは、はんだに対して濡れ性の高い金属の一例として、鉄から形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】はんだ付け装置1には、はんだ槽2に貯留された溶融はんだ3を噴出するはんだ付けノズル4と、溶融はんだ3を圧送するプロペラ11とが設けられている。はんだ付けノズル4は、ノズル本体5とノズル支持体8からなり、ノズル本体5は、外壁部6および内壁部7によって形成されている。内壁部7は、外壁部6に対して取り替え可能とされる。内壁部7として、小径の噴出し口77aが形成された円筒状の内壁部7aが用いられている。内壁部7,7aは、はんだに対して濡れ性の高い金属の一例として、鉄から形成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、はんだ付けノズルおよびそれを備えたはんだ付け装置に関し、特に、溶融したはんだをプリント配線板に接触させることによって、電子部品をプリント配線板へはんだ付けするためのはんだ付けノズルと、そのようなはんだ付けノズルを備えたはんだ付け装置とに関するものである。
プリント配線板に電子部品をはんだ付けする方法として、溶融はんだをプリント配線板に接触させる、いわゆる噴流はんだ付け方法(工法)がある。この方法では、まず、プリント配線板の被はんだ付け面に活性成分を含むフラックスを塗布する。次に、プリヒータの加熱によりフラックスの溶剤成分を蒸発させ、プリント配線板の被はんだ付け面をはんだ付けノズルから噴出している溶融はんだに接触させることによって、電子部品がプリント配線板にはんだ付けされる(噴流はんだ付け)。
近年、環境保護の観点から、電子部品をプリント配線板に実装するはんだとして、鉛を含まない無鉛はんだが使用されるようになった。ところが、自動車業界、電鉄業界あるいは社会インフラ業界等では、熱疲労耐性等の信頼性に問題があることから、無鉛はんだを使用することが見合わされている。
一方、部品メーカは、電極端子のめっき材やボール材に無鉛はんだを使用することを積極的に推進している。しかしながら、無鉛はんだを使用した電極にすず鉛共晶はんだを組み合わせると、継手の機械的特性が劣化する問題があることから、今後、上記業界においても、無鉛はんだを使用せざるを得ない場合が生じるとことが想定される。
無鉛はんだは、従来のすず鉛共晶はんだと比較すると、表面張力が大きく、電子部品の電極端子にはんだ付けされない不良が生じやすい。このような不良は、未はんだ不良と称されている。未はんだ不良の原因は次のように考えられている。噴流はんだ付けでは、はんだ付けノズルから噴流した溶融はんだがプリント配線板に接触する際に、電子部品を覆うようにフラックスガスや空気が存在することで、溶融はんだがプリント配線板の電極パッドに接触するのが妨げられてしまい、電極パッドに溶融はんだを付着させることが難しくなってしまう。
この未はんだ不良は、電極パッドの寸法を拡大等させることによって改善できる場合もあるが、プリント配線板の配線設計の見直しが必要となり、特に、高密度化されたプリント配線板においては、適切な対応が困難な場合が多い。
このような問題に対して、たとえば、特許文献1では、小径の噴出し口を有するはんだ付けノズルから溶融はんだを勢いよく噴流させ、その高い噴流圧力によって電子部品を覆うように存在するフラックスガスや空気を除去し、未はんだ不良を防止する方法が提案されている。また、特許文献2では、はんだ付けノズルおよびはんだ槽内を、はんだに対して濡れ性の高い材質にすることで、はんだ付けノズル内のはんだの流動を安定させて、はんだ付けの品質の向上をする方法が提案されている。
しかしながら、従来のはんだ付け方法では、次のような問題点があった。特許文献1に開示された手法では、溶融はんだを噴出する噴出し口が小径である。このため、はんだ酸化物やフラックスのカスなどの異物が噴出し口内壁に付着した場合には、噴流が安定しないことが想定される。また、噴出し口に異物が詰まった場合には、溶融はんだが噴流しないことが想定される。
特許文献2に開示された手法では、はんだ付けノズルとはんだ槽をはんだと濡れる材質にするため、はんだノズルやはんだ槽を構成する金属が溶融はんだに溶出する溶食現象が生じる。この現象は、無鉛はんだを用いた場合に、従来のすず鉛共晶はんだと比較して顕著になり、はんだ槽の内部が侵食されてしまうことが想定される。また、はんだ付けノズルの噴出し口の内壁が溶融はんだに侵食されると、はんだの流動状態が変化し、はんだ付け性が大きく変化することが想定される。
本発明は、このような想定される問題点を解決するためになされたものであり、一つの目的は、噴流はんだ付けにおける未はんだ不良を防止し、安定した信頼性の高いプリント回路基板を得ることができるはんだ付けノズルを提供することであり、他の目的は、そのようなはんだ付けノズルを備えたはんだ付け装置を提供することである。
本発明に係るはんだ付けノズルは、電子部品をプリント配線板にはんだ付けするための溶融はんだを噴出するはんだ付けノズルであって、ノズル本体と、ノズル本体を支持するノズル支持体とを有している。ノズル本体は、外壁部と内壁部とを備えている。外壁部はノズル支持体に設けられている。内壁部は、外壁部の内側に接触する態様で取り替え可能に装着され、所定の開口径の噴出し口を有し、少なくともはんだに接触する表面がはんだに対して濡れ性を有する材料から形成されている。
本発明に係るはんだ付け装置は、上記はんだ付けノズルを備えている。
本発明に係るはんだ付けノズルによれば、噴流はんだ付けにおける未はんだ不良を防止することができる。
本発明に係るはんだ付け装置によれば、噴流はんだ付けにおける未はんだ不良を防止し、安定した信頼性の高いプリント回路基板を得ることができる。
実施の形態1
本発明の実施の形態1に係るはんだ付けノズルと、それを備えたはんだ付け装置について説明する。図1に示すように、はんだ付け装置1には、はんだ槽2に貯留された溶融はんだ3をプリント配線板(図示せず)へ向けて噴出するはんだ付けノズル4と、そのはんだ付けノズル4に溶融はんだ3を圧送するプロペラ11とが設けられている。プロペラ11は、はんだ付けノズル4のほぼ直下に配置され、駆動部13によって駆動される。溶融はんだとして、たとえば、鉛フリーはんだ(Sn−3Ag−0.5Cu)が用いられる。
本発明の実施の形態1に係るはんだ付けノズルと、それを備えたはんだ付け装置について説明する。図1に示すように、はんだ付け装置1には、はんだ槽2に貯留された溶融はんだ3をプリント配線板(図示せず)へ向けて噴出するはんだ付けノズル4と、そのはんだ付けノズル4に溶融はんだ3を圧送するプロペラ11とが設けられている。プロペラ11は、はんだ付けノズル4のほぼ直下に配置され、駆動部13によって駆動される。溶融はんだとして、たとえば、鉛フリーはんだ(Sn−3Ag−0.5Cu)が用いられる。
はんだ付けノズル4の構造について、もう少し詳しく説明する。はんだ付けノズル4は、ノズル本体5とノズル支持体8からなり、ノズル本体5は、外壁部6および内壁部7によって形成されている。内壁部7は、外壁部6に対して取り付けおよび取り外し可能(取り替え可能)とされる。内壁部7が取り付けられた状態では、内壁部7は、外壁部6に隙間なく接触するとともに、ノズル支持体8の平板部9に隙間なく接触する。
内壁部7として、たとえば、直径(開口径)5mmの小径の噴出し口77aが形成された円筒状の内壁部7aが用いられている。開口径を小さくする(5mm以下)ほど、溶融はんだの流速が高くなり、未はんだ不良を抑制するのに効果がある。噴出し口77aを通る溶融はんだとの濡れ性を高めるため、内壁部7,7aは、はんだに対して濡れ性の高い金属として、たとえば、鉄から形成されている。プロペラ11によって圧送された溶融はんだ3は、図2に示すように、外壁部6に触れることなく、内壁部7,7aの噴出し口77a内を流れ、噴出し口77aの開口端から噴出されることになる。
次に、上述したはんだ付け装置による、プリント配線板への電子部品のはんだ付け(噴流はんだ付け)について説明する。まず、プリント配線板に実装すべき電子部品がプリント配線板における所定の位置に仮固定(配置)される。図3に示すように、電子部品23の電極端子24のそれぞれが、対応する所定の電極パッド22に接触するように、電子部品23が接着剤25によってプリント配線板21に仮固定される。
次に、図4に示すように、電子部品が仮固定されているプリント配線板21の表面がはんだ付けノズル4と対向するように、プリント配線板21を所定の位置に配置する。次に、図5に示すように、駆動部13によりプロペラ11を駆動させて、溶融はんだ3をはんだ付けノズル4へ圧送し、はんだ付けノズル4の噴出し口77aから溶融はんだ3をプリント配線板21へ向けて噴出させる。
このとき、後述するように、小径の噴出し口77aから安定的に高い圧力をもって、指向性よく溶融はんだ3が噴出することで、図6に示すように、電子部品23を覆うように存在していたフラックスガスや空気が押し出されて、溶融はんだ3が、電子部品の電極端子24と電極パッド22に容易に接触する。
はんだ付けの条件の一例として、溶融はんだ3の温度は約250℃とされ、噴出し口7aから噴出する溶融はんだ3の流速は約0.3m/秒とされる。また、プリント配線板21に溶融はんだ3を噴き付ける時間は、約10秒程度とされる。
溶融はんだ3を電極端子24等に接触させた後、プリント配線板21等を冷却させることによって、図7に示すように、電極端子24が電極パッド22にはんだ付け(はんだ33)される。こうして、電子部品23が、はんだ付けによってプリント配線板21に実装されたプリント回路基板20が得られる。
上述したはんだ付け装置によれば、噴流はんだ付けにおける未はんだ不良を防止し、安定した信頼性の高いプリント回路基板を得ることができる。このことについて、比較例を交えて説明する。
図8に示すように、従来のはんだ付け装置によるはんだ付けでは、はんだ付けノズル105から噴流した溶融はんだ103がプリント配線板121に接触する際に、フラックスガスや空気130が電子部品123を覆うように存在する。このため、溶融はんだ103が、プリント配線板121の電極パッド122に接触するのが妨げられてしまい、はんだが電極パッド122および電極端子124に良好に付着しない(未はんだ不良)ことがある。
このような問題点に対して、比較例1(特公平03−073156号公報)に係る手法では、小径の噴出し口を有するはんだ付けノズルから溶融はんだを勢いよく噴出させることで、未はんだ不良を防止しているとはいえ、溶融はんだを噴出する噴出し口が小径であるため、はんだ酸化物やフラックスのカスなどの異物が噴出し口の内壁に付着した場合には、噴流が安定しないことが想定される。また、噴出し口に異物が詰まった場合には、溶融はんだが噴流しないことが想定される。
一方、比較例2(特開平08−279675号公報)に開示された手法では、はんだ付けはんだ付けノズルとはんだ槽をはんだと濡れる材質にしているものの、はんだ付けノズルやはんだ槽を構成する金属が溶融はんだに溶出する溶食現象が生じる。この現象は、無鉛はんだを用いた場合に、従来のすず鉛共晶はんだと比較して顕著になり、はんだ槽の内部が侵食されてしまうことが想定される。また、はんだ付けノズルの噴出し口の内壁が溶融はんだに侵食されると、はんだの流動状態が変化し、はんだ付け性が大きく変化することが想定される。
これらに対して、上述したはんだ付け装置1のはんだ付けノズル4では、溶融はんだを噴出する内壁部7,7aを、はんだに対して濡れ性の高い鉄から形成したうえで、内壁部7,7aの噴出し口77aの開口径が比較的小径とされる。これにより、溶融したはんだが噴出し口77aから噴出す際に、はんだ酸化物やフラックスのカスが噴出し口77aの内壁面に付着するのを抑制することができる。その結果、溶融はんだを安定した高い噴流圧力をもって噴出させて、電子部品23をプリント配線板21に確実にはんだ付けすることができる。
また、上述したはんだ付け装置1のはんだ付けノズル4では、図9に示すように、溶融はんだを噴出する内壁部7,7aが交換可能とされる。これにより、内壁部7,7aが溶融はんだに溶出した場合でも、新しい内壁部7,7aに取り替えることで、はんだ付け性の経時変化を抑えることができる。
このことについて、もう少し詳しく説明する。はんだに対して濡れ性の高い鉄から形成された内壁部は、時間の経過とともに溶融はんだによって腐食されてしまう。このため、内壁部の平坦性が失われてしまったり、噴出し口の開口径が徐々に大きくなってしまい、時間の経過とともに、はんだ付けの状態(はんだ付け性)が良好な状態から徐々に悪い状態なることが想定される。
上述したはんだ付けノズル4では、内壁部7,7aを交換可能にすることで、たとえ、内壁部7,7aが溶融はんだに溶出したり、噴出し口77aが侵食される場合であっても、使用を開始してから所定の時間を経過した内壁部7、7aをはんだ付けノズル4から取り外し、これを新しい内壁部に取り替えることができる。これにより、はんだ付け性の経時変化を抑えて、電子部品をプリント配線板に安定にはんだ付けすることができる。
実施の形態2
本発明の実施の形態2に係るはんだ付け装置のはんだ付けノズルのバリエーションの一例について説明する。はんだ付けノズルの内壁部の噴出し口の開口径は、円筒状の内壁部の肉厚を変更することによって、任意の開口径に変更することが可能である。ここでは、前述した噴出し口よりも開口径の小さい噴出し口を有するはんだ付けノズルについて説明する。
本発明の実施の形態2に係るはんだ付け装置のはんだ付けノズルのバリエーションの一例について説明する。はんだ付けノズルの内壁部の噴出し口の開口径は、円筒状の内壁部の肉厚を変更することによって、任意の開口径に変更することが可能である。ここでは、前述した噴出し口よりも開口径の小さい噴出し口を有するはんだ付けノズルについて説明する。
図10に示すように、はんだ付け装置のはんだ付けノズル4には、内壁部7として、前述した噴出し口77aよりも開口径を小さくした噴出し口77bを有する内壁部7bが、はんだ付けノズル4に取り替え可能に取り付けられている。なお、これ以外の構成については、図1に示すはんだ付け装置と同様なので、同一部材には同一符号を付しその説明を繰り返さないこととする。
次に、上述したはんだ付け装置による電子部品のプリント配線板へのはんだ付けについて説明する(噴流はんだ付け)。はんだ付けの手順は、前述したはんだ付け装置による手順と実質的に同じである。溶融はんだ3をはんだ付けノズル4へ圧送し、はんだ付けノズル4の内壁部7,7bの噴出し口77bから溶融はんだ3をプリント配線板21へ向けて噴出させることによって、電子部品がプリント配線板にはんだ付けされることになる。
ここで、内壁部7,7bの噴出し口77bの開口径を小さくするほど、溶融はんだの噴出圧力が増大して、電子部品の周辺に存在する空気やフラックスガスを押し出す能力が大きくなる。上述したはんだ付け装置では、内壁部7,7bの噴出し口77bの開口径が、前述した噴出し口77aの開口径よりも小さく設定されている。これにより、噴出し口77bから噴出する溶融はんだの噴出圧力が増大し、電子部品の周辺に存在する空気やフラックスガスが確実に押し出されて、溶融はんだがより容易に電子部品の電極端子と電極パッドに接触する。その結果、電子部品をプリント配線板に確実にはんだ付けすることができる。
しかも、前述したように、溶融はんだを噴出する内壁部7,7bを、はんだに対して濡れ性の高い鉄から形成することで、溶融したはんだが噴出し口77bから噴出す際に、はんだ酸化物やフラックスのカスが噴出し口77bの内壁面に付着するのを抑制することができる。その結果、溶融はんだを安定した高い噴流圧力をもって噴出させて、電子部品をプリント配線板に確実にはんだ付けすることができる。
また、内壁部7,7bを取り替え可能とすることで、はんだに対して濡れ性の高い内壁部7,7bが溶融はんだに溶出した場合でも、新しい内壁部7に取り替えることで、はんだ付性の経時変化を抑えることができる。さらに、はんだ付けする電子部品やプリント配線板に応じて、適切な噴出し口の開口径を設定することで、所望の噴流形状と圧力をもって溶融はんだを噴出し口から噴出させることができ、電子部品をプリント配線板に確実にはんだ付けすることができる。
なお、上述した各実施の形態では、ノズル本体5の内壁部7が鉄から形成された場合を例に挙げて説明した。内壁部7としては、はんだに対して濡れ性の高い材料であれば、鉄に限られず、たとえば、ニッケル、ステンレス鋼、アルミニウム等の金属から形成された内壁部であってもよい。また、たとえば、ニッケルめっき処理のように、溶融はんだと接触する表面に濡れ性の高い材料を形成するようにしてもよい。
さらに、内壁部7として、円筒状の内壁部を例に挙げて説明した。内壁部としては、噴出し口の断面積が、溶融はんだを高い圧力をもって指向性よく噴出させることができれば、円筒状のものに限られず、たとえば、噴出し口の開口形状が四角形や五角形の筒状のものでもよい。
また、はんだ付けの条件として示した溶融はんだの温度、噴出し流速および浸漬時間の数値は一例であって、これらに限定されるものではない。さらに、溶融はんだをノズル4へ向けて送り出すのに、ノズル4のほぼ直下に配置されたプロペラ11によって溶融はんだを圧送する場合を例に挙げて説明した。プロペラを配置する位置としては、溶融はんだをノズル4へ向けて送り出すことができれば、ノズル4の直下に限られない。また、プロペラ以外に、たとえば、ポンプを用いて溶融はんだを送り出すようにしてもよい。
さらに、溶融はんだとして、Sn−Ag−Cu系の鉛フリーはんだ(Sn−3Ag−0.5Cu)を例に挙げたが、このようなSn−Ag−Cu系はんだ以外に、たとえば、Sn−Cu系はんだ、Sn−In系はんだ、Sn−Pb系はんだ(鉛含有)等を適用してもよい。
今回開示された実施の形態は例示であってこれに制限されるものではない。本発明は上記で説明した範囲ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、噴流はんだ付けに有効に利用される。
1 はんだ付け装置、2 はんだ槽、3 溶融はんだ、33 はんだ、4 はんだ付けノズル、5 ノズル本体、6 外壁部、7,7a,7b 内壁部、77a,77b 噴出し口、8 ノズル支持体、9 平板部、11 プロペラ、13 駆動部、20 プリント回路基板、21 プリント配線板、22 電極パッド、23 電子部品、24 電極端子、25 接着剤。
Claims (5)
- 電子部品をプリント配線板にはんだ付けするための溶融はんだを噴出するはんだ付けノズルであって、
ノズル本体と、
前記ノズル本体を支持するノズル支持体と
を有し、
前記ノズル本体は、
前記ノズル支持体に設けられた外壁部と、
前記外壁部の内側に接触する態様で取り替え可能に装着され、所定の開口径の噴出し口を有し、少なくともはんだに接触する表面がはんだに対して濡れ性を有する材料から形成された内壁部と
を備えた、はんだ付けノズル。 - 前記内壁部は、
前記噴出し口の開口径として、一の開口径の噴出し口を有する一の内壁部と、
前記一の開口径とは異なる他の開口径の噴出し口を有し、前記一の内壁部と取り換え可能な他の内壁部と
を備えた、請求項1記載のはんだ付けノズル。 - 前記ノズル支持体は、前記内壁部が前記外壁部に装着された状態で前記内壁部の底が接触する平板部を有する、請求項1または2に記載のはんだ付けノズル。
- 請求項1〜3のいずれかに記載のはんだ付けノズルを備えた、はんだ付け装置。
- 溶融はんだを貯留するはんだ槽と、
前記はんだ槽に貯留された前記溶融はんだを、前記はんだ付けノズルへ向けて送り出す送り出し部と
を備えた、請求項4記載のはんだ付け装置。
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JP2016112602A (ja) * | 2014-12-17 | 2016-06-23 | 株式会社センスビー | はんだ付け装置およびはんだ付け吹き口体の清掃方法 |
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2012
- 2012-01-25 JP JP2012012692A patent/JP2013153031A/ja active Pending
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