JP5867645B1 - ノズル先端部材、ノズル、はんだ付け装置、基板装置の製造方法 - Google Patents

ノズル先端部材、ノズル、はんだ付け装置、基板装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】先端部が径方向外側に張り出していないノズルと比較し、はんだブリッジが発生するノズルの基板に対する移動速度を高速化する。【解決手段】ノズル本体82の先端部83に装着されたアタッチメント100は、吐出口84の外縁面を構成し基端部80B側(下方側)に向かうに従って径方向外側に傾斜する上部傾斜面110と、この上部傾斜面110の外縁部から基端部B側(下方側)に繋がる周面を構成し基端部側(下方側)に向かうに従って径方向内側に傾斜する下部傾斜面120と、を有する形状となっている。【選択図】図4

Description

本発明は、ノズル先端部材、ノズル、はんだ付け装置、及び基板装置の製造方法に関する。
特許文献1には、被はんだ付け体のはんだ付け部位に対向して位置決めされ、はんだ付け部位に溶融はんだをスポット噴流してはんだ付け処理するはんだ噴流ノズルに関する技術が開示されている。この先行技術では、はんだ溜り凹部内に溜めた所定量の溶融はんだを、はんだ槽内で生成した噴射圧により被はんだ付け部材のはんだ付け部位にスポット噴流することを特徴としている。
特開2008−109034号公報
基板のスルーホールに端子が挿入された電子部品をはんだ付けする方法として、ポイントフローはんだ付けが知られている。ポイントフローはんだ付けは、溶融はんだを吐出させるノズルを基板に対して基板背面に沿って相対移動させて、電子部品をはんだ付けする方法である。
ポイントフローはんだ付けは、ノズルの基板に対する相対移動速度を高速にすると、端子間がはんだにより電気的に繋がるはんだブリッジが多数発生するので、ノズルの基板に対する相対移動速度は低速に設定される。
本発明は、先端部が吐出口の外縁面を構成する上部傾斜面と該上部傾斜面の外縁部から繋がる周面を構成する下部傾斜面とを備えていないノズルと比較し、はんだブリッジの発生を抑制しつつノズルの基板に対する相対移動速度を高速化することが目的である。
請求項1のノズルは、先端部に形成され、溶融はんだが吐出する吐出口の外縁面を構成し、基端部側に向かうに従って径方向外側に傾斜する上部傾斜面と、該上部傾斜面の外縁部から該基端部側に繋がる周面を構成し、該基端部側に向かうに従って径方向内側に傾斜する下部傾斜面と、を備えている。
請求項2のノズルは、前記上部傾斜面の前記ノズルの軸方向に対する角度は、40°以上で85°以下に設定されている。
請求項3のノズルは、前記下部傾斜面の前記ノズルの軸方向に対する角度は、前記上部傾斜面の前記ノズルの軸方向に対する角度以下に設定されている。
請求項4のノズルは、前記上部傾斜面及び前記下部傾斜面を有するノズル先端部材と、
前記ノズル先端部材が着脱可能に装着されるノズル本体と、備えている。
請求項5のはんだ付け装置は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のノズルと、前記ノズルの基端部が固定され、前記ノズルの前記吐出口から吐出した溶融はんだを回収して貯留すると共に、貯留する溶融はんだを前記ノズルの前記吐出口から吐出させる本体部と、基板の背面に沿って、前記ノズルの前記先端部を前記基板に対して相対移動させる移動装置と、を備えている。
請求項6に記載のはんだ付け装置は、前記基板の背面を支持する下側部材と、前記基板の上面側に配置される上側部材と、前記上側部材に設けられ、前記基板の上面に当たり、前記下側部材とで前記基板を把持する把持部と、前記上側部材に対して上下方向に移動可能に設けられ、前記基板上に配置された電子部品を上側から押す押付部と、を備えている。
請求項7に記載のはんだ付け装置は、前記押付部から突出する突出部であって、前記上側部材に形成された上下方向に貫通する貫通孔に挿入された前記突出部と、前記突出部が前記上側部材の上面から予め定めた突出量よりも突出すると検知する検知手段と、を備えている。
請求項8に記載のはんだ付け装置は、前記ノズルの前記基端部側の周囲から前記先端部側に向かって溶融はんだの酸化を抑制する気体を噴出する噴出手段と、前記ノズルに対して相対移動し、前記ノズルの周囲を上側から覆い、前記気体を前記ノズルの前記先端部の周囲に案内する蓋部材と、備えている。
請求項9に記載のはんだ付け装置は、前記蓋部材は、下端部が前記ノズルの前記上部傾斜面の前記外縁部よりも下側に位置するように設けられている。
請求項10に記載のはんだ付け装置は、前記ノズルの前記吐出口から吐出された溶融はんだの前記吐出口からの吐出高さを検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記吐出高さが予め定められた範囲になるように、前記ノズルの前記吐出口から吐出する溶融はんだの吐出量を制御する制御手段と、を備えている。
請求項11の基板装置の製造方法は、請求項5〜請求項10のいずれか1項に記載のはんだ付け装置を用いて、前記基板の表面側からスルーホールに電子部品の端子が挿入された前記基板の背面に沿って、前記吐出口から溶融はんだを吐出させながら前記ノズルを前記基板に対して相対移動し、前記端子を前記基板にはんだ付けする。
請求項12に記載のノズル先端部材は、溶融はんだが吐出するノズル本体に着脱可能に装着され、溶融はんだが吐出する吐出口の外縁面を構成し、前記ノズル本体の基端部側に向かうに従って径方向外側に傾斜する上部傾斜面と、該上部傾斜面の外縁部から該基端部側に繋がる周面を構成し、該基端部側に向かうに従って径方向内側に傾斜する下部傾斜面と、を備えている。
請求項13に記載のノズル先端部材は、前記上部傾斜面の前記ノズル本体の軸方向に対する角度は、40°以上で85°以下に設定されている。
請求項14に記載のノズル先端部材は、前記下部傾斜面の前記ノズル本体の軸方向に対する角度は、前記上部傾斜面の前記ノズル本体の軸方向に対する角度以下に設定されている。
請求項1に記載の発明によれば、先端部が吐出口の外縁面を構成する上部傾斜面と該上部傾斜面の外縁部から繋がる周面を構成する下部傾斜面とを備えていないノズルと比較し、はんだブリッジの発生を抑制しつつノズルの基板に対する相対移動速度を高速化することができる。
請求項2に記載の発明によれば、上部傾斜面のノズルの軸方向に対する角度が40°より大きい又は85°未満に設定されている場合と比較し、はんだブリッジの発生を抑制しつつノズルの基板に対する相対移動速度を高速化することができる。
請求項3に記載の発明によれば、下部傾斜面のノズルの軸方向に対する角度が上部傾斜面のノズルの軸方向に対する角度よりも大きい場合と比較し、はんだブリッジの発生を抑制しつつノズルの基板に対する相対移動速度を高速化することができる。
請求項4の記載の発明によれば、上部傾斜面及び下部傾斜面を有するノズル先端部材がノズル本体に対して着脱しない場合と比較し、ランニングコストを抑制することができる。
請求項5に記載の発明によれば、先端部が吐出口の外縁面を構成する上部傾斜面と該上部傾斜面の外縁部から繋がる周面を構成する下部傾斜面とを備えていないノズルが設けられている場合と比較し、はんだ付けの速度を上げることができる。
請求項6に記載の発明によれば、下側部材とで基板を把持する把持部と電子部品を上側から押す押付部とを備えていない場合と比較し、基板の反り及び電子部品の浮きを抑制することができる。
請求項7に記載の発明によれば、電子部品の実装不良を検知することができる。
請求項8に記載の発明によれば、溶融はんだの酸化を抑制する気体をノズルの先端部の周囲に案内する蓋部材を備えていない場合と比較し、ノズルの先端部の溶融はんだの酸化を抑制することができる。
請求項9に記載の発明によれば、蓋部材の下端部がノズルの上部傾斜面の外縁部よりも上側に位置する場合と比較し、ノズルの先端部の溶融はんだの酸化を抑制することができる。
請求項10に記載の発明によれば、溶融はんだの吐出高さが予め定められた範囲になるように吐出量を制御しない場合と比較し、はんだ付け品質が向上する。
請求項11に記載の発明によれば、先端部が吐出口の外縁面を構成する上部傾斜面と該上部傾斜面の外縁部から繋がる周面を構成する下部傾斜面とを備えていないノズルが設けられている場合と比較し、はんだ付けの速度を上げることができる。
請求項12に記載の発明によれば、吐出口の外縁面を構成する上部傾斜面と該上部傾斜面の外縁部から繋がる周面を構成する下部傾斜面とを備えていない場合と比較し、はんだブリッジの発生を抑制しつつノズルの基板に対する相対移動速度を高速化することができる。
請求項13に記載の発明によれば、上部傾斜面のノズル本体の軸方向に対する角度が40°より大きい又は85°未満に設定されている場合と比較し、はんだブリッジの発生を抑制しつつノズル本体の基板に対する相対移動速度を高速化することができる。
請求項14に記載の発明によれば、下部傾斜面のノズル本体の軸方向に対する角度が上部傾斜面のノズル本体の軸方向に対する角度よりも大きい場合と比較し、はんだブリッジの発生を抑制しつつノズル本体の基板に対する相対移動速度を高速化することができる。
第一実施形態のはんだ付け装置の概略構成図である。 ポイントフローはんだ付け方式の説明図である。 (A)は溶融はんだを吐出しながらノズルを移動してはんだ付け行っている状態を示す図であり、(B)は基板の背面とノズルとの間の溶融はんだが背面から離れる直前を示す図であり、(C)はノズルが電子部品の端部のリードを過ぎて背面から離れた状態を示す図である。 ノズル本体の先端部にアタッチメントが装着されたノズルを示す斜視図である。 (A)はアタッチメントが装着されたノズルの正面図であり、(B)は平面図である。 はんだカーテン幅の最大値と上部角度との関係を示すグラフである。 はんだカーテン幅の最大値及び最小値と上部角度との関係を示すグラフである。 ノズル本体の先端部にアタッチメントが装着されたノズルを示す斜視図である。 はんだ離脱幅と上部角度との関係を示すグラフである。 先端部にワッシャーを装着して溶融はんだを吐出しはんだ付けした際のノズル本体の位置が、(A)は背面におけるリードがない面での図であり、(B)及び(C)は(A)からリードがある面に移動した状態の図であり、(D)は(C)からリードがない面に移動した状態の図である。 一括フローはんだ付け方式のはんだ付け装置ではんだ付けを行っている状態の模式図である。 第二実施形態のはんだ付け装置の概略構成図である。 (A)は第二実施形態のはんだ付け装置の押付部及び検知装置の部位の断面を模式的に示す断面図であり、(B)は電子部品が実装不良の状態の断面図である。 第二実施形態のはんだ付け装置の溶融はんだの吐出高さを検出する検出装置の概略構成図である。 第二実施形態のはんだ付け装置の蓋部材でノズルを覆った状態の気体の流れを説明する説明図である。 第二実施形態のはんだ付け装置でのはんだ付け工程を(A)〜(G)へと順番に示す工程図の(A)〜(C)である。 第二実施形態のはんだ付け装置でのはんだ付け工程を(A)〜(G)へと順番に示す工程図の(D)及び(E)である。 第二実施形態のはんだ付け装置でのはんだ付け工程を(A)〜(G)へと順番に示す工程図の(F)及び(G)である。 蓋部材でノズルを覆わない比較例であり、(A)はノズル本体にアタッチメントを装着していない場合の図15に対応する説明図であり、(B)はアタッチメントを装着した場合の図15に対応する説明図である。
[第一実施形態]
本発明の第一実施形態のはんだ付け装置について説明する。
<全体構成>
まず、第一実施形態のはんだ付け装置10(以下、「装置10」という。)の全体構成について説明する。なお、装置10は、後述するノズル80以外は、公知の装置構造と同様である。
図1に示す装置10は、所謂ポイントフローはんだ付け方式の装置である。具体的には、装置10は、図3(A)に示す電子部品60(以下、「部品60」という。)のリード(端子)62をスルーホール52に挿入させたプリント基板50(以下、「基板50」という。)の背面50Bに、図2及び図3に示すように、吐出口84から溶融はんだJを吐出させたノズル80(図4も参照)を近づける。そして、ノズル80の吐出口84から溶融はんだJ(図1及び図3参照)を吐出させながら、ノズル80を基板50の背面52Bに沿って移動させることで、リード62と基板50とをはんだ付けする。
なお、図3では図が煩雑になるのを避けるためスルーホール52は三つのみ図示している。また、図2はノズル80の移動を示す説明図であり、矢印S1及び矢印S2は、ノズル80の軌跡を表している。この図2は、一つのノズル80の移動を図示しているが、説明を判り易くするため、移動するノズル80を複数実線で図示している。また、部品60は図示していない。
図1に示すように、装置10は、本体部12と、基板50を保持する保持部14と、本体部12をX方向、Y方向及びZ方向に移動させる駆動部16と、を有している。なお、図1における上下方向がZ方向であり、左右方向がX方向であり、紙面に直交する方向がY方向である。
本体部12は、ノズル80の吐出口84から吐出した溶融はんだJを回収して貯留槽22で貯留すると共に、貯留する溶融はんだJをノズル80の吐出口84から吐出させる機能を有する。なお、図1における矢印Mは溶融はんだJの流れを表している。
そして、駆動部16が本体部12を保持部14(基板50)に対して、X方向、Y方向及びZ方向に移動させることで、前述したように、ノズル80が基板50の背面50Bに対して接離すると共に背面50Bに沿って移動する。ここで、「接離」とは、基板50のスルーホール52に挿入された部品60におけるリード62の先端(下端)にノズル80が接触せず、かつリード62に溶融はんだJが接触するようにノズル80を基板50に接近させること、またはリード62の先端に溶融はんだJが接触しないように基板50からノズル80を十分離すことをいう。
<ノズル>
次に、ノズル80の構造について説明する。
図4及び図5(A)に示すように、ノズル80は、先端部83が縮径されたノズル本体82と、ノズル本体82の先端部83に装着されたアタッチメント100と、を有する構造となっている。アタッチメント100には貫通孔102が形成され、この貫通孔102にノズル本体82の先端部83が挿入される。また、ノズル本体82の先端部83の開口は、溶融はんだJが吐出する吐出口84となっている。
図4及び図5(A)に示すように、ノズル本体82の先端部83に装着されるノズル先端部材の一例としてのアタッチメント100は、上部傾斜面110と下部傾斜面120とが形成され、ノズル本体82よりも径方向外側に張り出した形状とされている。上部傾斜面110は、吐出口84の外縁面を構成し、基端部80B側(鉛直方向下側(図1参照))に向かうに従って径方向外側に傾斜している。下部傾斜面120は、上部傾斜面110の外縁部から基端部80B側(鉛直方向下側(図1参照))に繋がる周面を構成し、基端部80B側に向かうに従って径方向内側に傾斜している。
別言すると、アタッチメント100の上部側は上側(吐出口84側)に向かって縮径され、下部側は下側(基端部80B側)に向かって縮径されている。
図5(A)に示すように、貫通孔102は、ノズル本体82の先端部83と同様に吐出口84(鉛直方向上側)に向かって縮径されている。なお、本実施形態では、ノズル本体82の先端部83における周壁83Aのノズル80の軸方向Gに対しする角度γは、7.13°に設定されている。また、吐出口84の内径L2は11.6mmに設定されている。また、ノズル本体82の外径L3は、15.23mmに設定されている。
アタッチメント100の上部傾斜面110は、ノズル80の軸方向Gに対する角度αが40°以上かつ85°以下に設定されている。なお、本実施形態では、角度αは40°に設定されている。特に、角度αを40°以上50°以下とした場合は、図3(A)および図3(B)に示すように、リード62により引っ張られた溶融はんだJ(後述する「はんだカーテン」)の下端部がアタッチメント100のエッジ部130と直接接続され、リード62により引っ張られた溶融はんだJが下部傾斜面120に沿ってスムーズに流れ落ちる。換言すると、角度αが40°以上50°以下である場合は、リード62により引っ張られた溶融はんだJの下端部と下部傾斜面120が直線状に接続される。このため、角度αが40°以上50°以下である場合は、溶融はんだJの淀みの発生が抑制されるので、はんだブリッジの発生をさらに抑制することができる。
下部傾斜面120は、ノズル80の軸方向Gに対する角度βが、上部傾斜面110のノズル80の軸方向Gに対する角度α以下に設定されている。なお、本実施形態では、角度βは15°に設定されている。
また、アタッチメント100の上部傾斜面110と下部傾斜面120とで形成される角部119における外径L1は、φ18mm又はφ22mmである。
<作用>
次に、本実施形態の作用について説明する。
図1に示す装置10は、図2及び図3に示すように、部品60のリード62をスルーホール52に挿入させた基板50の背面50Bに、ノズル80を近接させ、かつノズル80の吐出口84から溶融はんだJを吐出させながら、ノズル80を基板50の背面52Bに沿って移動させることで、リード62と基板50とをはんだ付けする。
また、図2、図3(B)及び図3(C)に示すように、ノズル80が部品60における移動方向S1側の端部のリード62まで移動すると、ノズル80を基板50の背面50Bから離して、はんだ付けを終了する。
図4及び図5に示すように、ノズル80は、ノズル本体82の先端部83にアタッチメント100が装着されている。アタッチメント100は吐出口84の外縁面を構成し基端部80B側(下方側)に向かうに従って径方向外側に傾斜する上部傾斜面110と、この上部傾斜面110の外縁部から基端部80B側(下方側)に繋がる周面を構成し基端部80B側(下方側)に向かうに従って径方向内側に傾斜する下部傾斜面120と、を有する形状となっている。
このような形状のアタッチメント100を装着することで、アタッチメント100を装着していないノズル本体82のみの場合(先端部が径方向外側に張り出していないノズルの場合)と比較し、ノズル80と基板50の背面50Bとの間の溶融はんだJが、連続してスムーズに流れ落ちるので、リード62間が繋がるはんだブリッジが発生しにくい傾向にある。
したがって、アタッチメント100を装着していないノズル本体82のみの場合と比較し、はんだブリッジが発生しないノズル80の基板50に対する移動速度が高速化する。つまり、ノズル80の基板50に対する移動速度を高速化することができる。なお、「はんだブリッジが発生しない」とは、はんだブリッジの発生率が0.1%以下のことをいう。
更に、上部傾斜面110は、ノズル80の軸方向Gに対する角度αが40°以上かつ85°以下に設定されている(本実施形態では角度αは40°)。また、下部傾斜面120は、ノズル80の軸方向Gに対する角度βが、上部傾斜面110のノズル80の軸方向Gに対する角度α以下に設定されている(本実施形態では、角度βは15°)。
よって、ノズル80と基板50の背面50Bとの間の溶融はんだJが、更に連続してスムーズに流れ落ちるので、リード62間が繋がるブリッジが更に発生しにくくなる傾向にある。したがって、ノズル80の基板50に対する移動速度を更に高速化することができる。
また、ノズル80の基板50に対する移動速度を高速化することができるので、部品60のリード62と基板50とのはんだ付けの速度が高速化する。
ここで、ポイントフローによるはんだ付けは、ノズル先端部に付着し成長する酸化膜(ドロス)の影響で、はんだ付け性能が悪化することが分かっている。このため、ノズルは、定期的にメンテナンスが必要とされている。メンテナンスは、ノズル先端部からの酸化膜の除去、ノズル先端部への酸化防止のためのプリフラックスの塗布、ノズル交換などが例示できる。
そして、本実施形態では、はんだ付け性能に影響を与えるノズル先端部はアタッチメント100である。よって、メンテナンスは、アタッチメント100のみの交換も採用できる。メンテナンスとしてアタッチメント100の交換を採用した場合は、アタッチメント100が安価であるため、ノズル80全体を交換する場合と比較し、ランニングコストを低減できる。また、アタッチメント100の上部傾斜面100は酸化膜が成長し難いため、メンテナンスとしてアタッチメント100へのプリフラックスの塗布を採用した場合は、プリフラックスの使用量(ランニングコスト)を低減できる。
〔アタッチメントの上部傾斜面の角度αの予備検討〕
図10は、ノズル本体82の先端部83に、φ25−H5のワッシャー500を装着した場合の溶融はんだJの挙動を示している。
図10(A)に示すように、基板50の背面50Bにおけるリード62がない面での溶融はんだJの噴流角度R1は約27°であった。
図10(B)及び図10(C)に示すように、ノズル本体82を移動し、リード62がはんだ付けされている状態での溶融はんだJの噴流角度R2及びR3は約42°であった。
図10(C)に示すように、ノズル本体82を移動し、溶融はんだJがリード62から離脱する際の噴流角度R4は再び約27°となった。
また、図11に示すように、本実施形態の装置10とは別方式である一括フローはんだ付け方式の装置600において、基板50の傾斜角度R5が5°の場合、はんだブリッジが発生しない(発生率0.1%以下)ことが確認された。
以上の予備検討の結果から、適切な溶融はんだJの噴流角度は、5°〜50°程度であると考えられた。そして、噴流角度が5°〜50は、ノズル80の軸方向G(図5参照)に対しては85°〜40°となるので、アタッチメント100の上部傾斜面110の角度αを40°以上85°以下に設定した。
なお、本検討に用いたはんだは、M24CY(千住金属社製Sn0.7CuNi)である。
〔アタッチメントの上部傾斜面の角度αと溶融はんだJの挙動との関係〕
つぎに、アタッチメント100における上部傾斜面110の角度αと、ノズル80と基板50の背面50Bとの間の溶融はんだJの挙動との関係、具体的には角度αと図3(A)に示すはんだカーテン幅K1及び図3(B)に示すはんだ離脱幅K2と、の関係を調べた。ここで、溶融はんだJを吐出しつつノズル80を基板50に対して相対的に移動させた場合、ノズル80から吐出した溶融はんだJの一部は、基板50の背面50Bから突出したリード62に引っ張られる。本発明では、リード62に引っ張られた一部の溶融はんだJとノズル80から吐出される溶融はんだJが繋がったカーテン状の部分を「はんだカーテン」という。
なお、図3(A)に示すように、はんだカーテン幅K1は、ノズル80と基板50の背面50Bとの間の溶融はんだJにおける基板50側の端部と吐出口84の端部とのノズル80の移動方向S1に沿った長さである。また、はんだカーテン角度ωは、はんだカーテンの傾斜面J1の基板50に対する角度である。
また、図3(B)に示すように、はんだ離脱幅K2は、ノズル80が基板50の背面50Bから離れる(図3(C)参照)直前の、溶融はんだJの基板50の背面50B側の幅である。
なお、アタッチメント100は、外径Lがφ18mmと外径φ22mmとの二つを用いた。アタッチメント100の下部角度βは、15°とした。はんだは、M24CY(千住金属社製Sn0.7CuNi)を使用した。ノズル80の移動速度は、7mm/秒とした。
また、比較例として、アタッチメント100を装着していないノズル本体82のみでも同様に実施した。
なお、このはんだ付けの実験において、アタッチメント100を装着していないノズル本体82の場合は、はんだブリッジが発生したが、アタッチメント100を装着すると、いずれにおいても、はんだブリッジは発生しなかった。
また、部品60が装着された基板50の背面50Bを、ノズル80の移動方向に四つのエリアに区分けして、それぞれのエリアで、はんだカーテン幅K1及びはんだ離脱幅K2の測定を行った。
(カーテン幅K1の最大値と上部角度αとの関係)
図6のグラフは、カーテン幅K1の最大値と上部角度αとの関係を示している。なお、カーテン幅K1の最大値とは、四つのエリアのカーテン幅K1のうちの最大の値である(ばらつきの上限値)。また、図中のALLは、吐出口84がφ18mmとφ22mmと両方の結果の平均である。
なお、カーテン幅K1が短いほど、はんだ切れが良く、はんだブリッジが発生しにくいと考えられる。
この図6のグラフから、アタッチメント100を装着することで、カーテン幅K1の最大値は短くなっている。よって、アタッチメント100を装着することで、カーテン幅K1の最大値を縮小する効果が認められる、つまり、はんだブリッジを発生にくくする効果が認められる。
また、はんだカーテン幅K1の最大値は、アタッチメント100の上部角度αが50°以上で85°以下の範囲内では、角度αが小さくなるほど小さくなる。更に、上部角度α50°でカーテン幅K1の最大値が最も小さくなった。よって、カーテン幅K1の最大値を小さくする観点からは、アタッチメント100の上部角度αは50°が好ましい。
また、アタッチメント100の外径L1の違いによる差(φ18mmとφ22mmとの差)は小さい。
(カーテン幅K1の最大値と最小値との差(ばらつき)と上部角度αとの関係)
図7のグラフは、カーテン幅K1の最大値及び最小値と上部角度αとの関係を示している。なおカーテン幅K1の最大値及び最小値とは、四つのエリアのカーテン幅K1の最大値と最小値である。つまり、はんだカーテン幅K1の最大値と最小値との差が小さいほど、ばらつきが小さく、溶融はんだJの挙動が安定していることを表している。
この図7のグラフからアタッチメント100を装着することで、カーテン幅K1の最大値と最大値との幅が小さくなっている。よって、アタッチメント100を装着することで、カーテン幅K1が安定する効果が認められる、つまり溶融はんだJの挙動が安定する効果が認められる。
また、アタッチメント100の上部角度が70°以上で最大幅と最小幅の差、すなわちばらつきが最も小さくなり、上部角度が70°未満の場合は徐々にその差、すなわちばらつきが大きくなる。
(はんだ離脱幅K2と上部角度αとの関係)
はんだ離脱幅K2が短いほど、はんだ切れがよく、はんだブリッジが発生しにくいと考えられる。
図9に示すように、アタッチメント100の上部角度αが50°以上60°以下の場合にはんだ離脱幅K2が短くなる。
〔アタッチメントの下部傾斜面の角度βと溶融はんだJの挙動との関係〕
図10に示すφ25−H5のワッシャー500を、ノズル本体82の先端部83に装着した場合、溶融はんだJは脈動が発生し、連続してスムーズに流れ落ちない。
これに対して、ノズル本体82の先端部83に、本実施形態のアタッチメント100を装着することで、脈動が少なくなり、連続してスムーズに流れ落ちるようになった。
しかし、アタッチメント100の下部傾斜面120の角度βを90°以上にすると、脈動が発生し、連続してスムーズに流れ落ちなくなる。
また、下部傾斜面120の角度βが上部傾斜面110の角度αよりも大きくなるように設定すると、脈動がより減少し、より連続してスムーズに流れ落ちるようになった。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態のはんだ付け装置について説明する。なお、第一実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
<全体構成>
図12に示すように、はんだ付け装置11(以下、「装置11」という。)は、本体部212と、基板50を保持する保持部200と、本体部12をX方向、Y方向及びZ方向に移動させる駆動部16と、制御装置90と、を有している。
本体部212は、ノズル80の吐出口84から吐出した溶融はんだJを回収して貯留槽22で貯留すると共に、貯留する溶融はんだJをノズル80の吐出口84から吐出させる吐出装置92を有している。また、制御装置90は、装置11全体を制御する。また、基板50は、ベルト状の搬送部材209に載せられて搬送される。
(クランプ装置)
図12示すように、保持部200は、クランプ装置210を有している。クランプ装置210は、基板50の背面50Bを支持する板状の下側部材220と、基板50の上面50A側に配置される板状の上側部材230と、を有している。
なお、クランプ装置210は、図示していない駆動装置によって、下側部材220及び上側部材230が、それぞれ上下方向に独立して移動するように構成されている。
下側部材220には、複数の各部品60のリード62に対応する位置に孔部222が形成されている。
一方、上側部材230には、基板50の上面50Aに当たり下側部材220とで基板50を挟んで把持する複数の把持部232が突出している。
更に、上側部材230には、上側部材230に対して上下方向に移動可能な複数の押付部240が設けられている。押付部240は、コイルばねなどの弾性部材242によって、基板50の上面50Aに配置された部品60を上側から下側に向けて押し付けるように構成されている。なお、押付部240は、図示していないストッパーで予め定めた位置よりも下側に移動しないように止められる。換言すると、押付部240は、ストッパーにより上側部材230から外れることがない。
これら複数の押付部240及び弾性部材242は、複数の各部品60に対応する位置にそれぞれ設けられている。また、弾性部材242の押し付け力(弾性力)は、各部品60の大きさや形状等によって適宜設定される。
図13(A)に示すように、押付部240には、上側部材230に形成された上下方向に貫通する貫通孔234から上側に突出する突出部244が形成されている。また、上側部材230の上面230Aには、検知装置250が設けられている。
検知装置250は、発光素子252と受光素子254とが対向して配置された構造とされているセンサであって、フォトインタラプタが例示できる。検知装置250は、図13(B)に示すように、突出部244が上側部材230の上面230Aから予め定めた突出量よりも突出すると検知し、検知結果を制御装置90(図12)に送る。なお、検知装置250は、図13以外の図では省略し、図示していない。
なお、押付部240は、突出部244が上側部材230の貫通孔234に挿入されることで上下方向にのみ移動するように規制される。
また、上側部材230の把持部232、押付部240及び弾性部材242は、着脱可能とされている。つまり、把持部232及び押付部232は、基板50にはんだ付けする各部品60の位置及び種類に応じて、把持部232の位置及び押付部240のZ方向の高さが予め適宜設定されて、上側部材230に装着される。また、弾性部材242は、その弾性力が部品60毎に予め適宜設定されて上側部材230に装着される。
把持部232、押付部240及び弾性部材242を着脱可能にする構造は、どのようなものであってもよい。本実施形態では、把持部232及び押付部240を、上側部材230に予め形成した孔にはめ込み(圧入)、又は予め形成したネジ穴にネジ部を締め込むことによって固定する構造となっている。また、本実施形態の把持部232及び押付部240はピン形状とされ、上側部材230はガラスエポキシ樹脂製のパレットで構成されている。
(検出装置)
装置11の本体部212には、図14に示すように、ノズル80の吐出口84から吐出する溶融はんだJの吐出高さJAを検出する検出装置260が設けられている。検出装置260は、発光部262と受光部264とが対向して配置された構造とされている。
検出装置260で検出された吐出高さJAの検出結果は、制御装置90(図1参照)に送られる。制御装置90は、検出結果に基づいて溶融はんだJの吐出高さJAが予め定めた範囲になるように溶融はんだJを吐出させる吐出装置92を制御している。
具体的には、制御装置90は、検出した溶融はんだJの吐出高さJAが予め定められた範囲よりも低い場合は、溶融はんだJの吐出量を上げ、逆に溶融はんだJの吐出高さJAが予め定められた範囲よりも高い場合は、溶融はんだJの吐出量を下げる。
なお、検出装置260は、図14以外の図では省略し、図示していない。
(蓋部材)
図12に示すように、本体部212には、溶融はんだJの酸化を抑制する気体N(本実施形態では窒素ガス、図15参照)を噴出する噴出装置96が設けられている。
噴出装置96は、図15に示すように、ノズル80が突出する先細形状の筒状のカバー部94とノズル80との隙間から(ノズル80の基端部80B側の周囲から)先端部側に向かって気体Nが噴出するように構成されている。なお、図15の矢印Nが気体の流れを表している。
また、装置11には、蓋部材270が設けられている。蓋部材270は、下方側が開口する断面逆U字形状とされ、はんだ付け作業が休止中で待機位置に移動したノズル80のアタッチメント100の周囲を上側から覆うように構成されている。
また、蓋部材270は、ノズル80を上側から覆った状態では、下端部270Aがノズル80のアタッチメント100の上部傾斜面110の外縁部、すなわち角部119の下側に位置するように設けられている。なお、本実施形態では、蓋部材270の下端部270Aは、カバー部94に接触するように設けられている。
本実施形態では、ノズル80が待機位置に移動後、図示しない駆動装置によって蓋部材270が下降し、ノズル80を覆う構造となっている。なお、ノズル80が待機位置に移動後、ノズル80が上昇して装置11などに固定された蓋部材270がノズル80を覆う構成でもよいし、ノズル80及び蓋部材270が共に移動して蓋部材270がノズル80を覆う構成であってもよい。
<作用>
次に、本実施形態の作用について説明する。
図16(A)に示すように、装置11は、部品60のリード62をスルーホール52(図13(A)を参照)に挿入した基板50をベルト状の搬送部材209で、上側部材230と下側部材220との間に搬送する。
次に、図16(B)に示すように、装置11は、下側部材220を上昇させる。そうすると、下側部材220における各部品60に対応する位置に形成された孔部222から、基板50のスルーホール52(図13(A))からリード62が突出した状態の背面50Bが露出する。
図16(C)に示すように、装置11は、上側部材230を下降させる。これにより、把持部232が、基板50の上面50Aに当たり、把持部232と下側部材220とで基板50を把持する。このように把持することで、基板50の反りが矯正される。
また、図13(A)に示すように、各部品60をそれぞれ対応する押付部240が上側から基板50に押し付ける。これにより各部品60の浮きが抑制される。
ここで、図13(B)に示すように、仮に部品60のリード62がスルーホール52に挿入されていなかった場合、押付部240が下降しないので、突出部244が上側部材230の上面230Aから予め定めた突出量よりも突出した状態となる。そして、この状態の突出部244を検知装置250が検知することで、制御装置90(図12参照)は部品60の実装不良、すなわちリード62がスルーホール52に挿入されていないと判断する。この場合、制御装置90は、例えば、図示していない制御パネルに警告を出し、はんだ付け工程を中断する。
全ての部品60のリード62がスルーホール52に挿入されていた場合、図16(D)に示すように、装置11は、ノズル80を近接させ、かつノズル80の吐出口84から溶融はんだJ(図3参照)を吐出させながら、ノズル80を基板50の背面52Bに沿って移動させる。そうすることで、リード62と基板50は、はんだ付けされる。なお、この動作は、図2及び図3を用いて説明した第一実施形態の装置10の動作と同様である。また、図16(D)では溶融はんだJの図示を省略している。
ここで、前述したように上側部材230の把持部232がプリント基板50の上面50Aに当たり、把持部232と下側部材220とでプリント基板50を把持しているので、プリント基板50の反りが矯正されている。更に、各部品60を押付部240で上側から基板50に押し付けているので、各部品60の浮きが抑制されている。
したがって、基板50の反り及び部品60の浮きに起因する、はんだ付け品質の低下が抑制される。
また、図14に示すように、検出装置260で検出された吐出高さJAの検出結果は、制御装置90に送られる。制御装置90は、当該検出結果に基づいて溶融はんだJの吐出高さJAが予め定めた範囲に収まるように吐出装置92(図12参照)を制御する。よって、はんだ吐出高さJA不良(予め定めた範囲外)に起因する、はんだ付け品質の低下の発生が抑制される。
はんだ付け作業が終了すると、装置11は、図16(E)に示すように、上側部材230を上昇したのち、図16(F)に示すように下側部材220を下降し、基板50の把持を解除する。そして、装置11は、図16(G)に示すように、基板50を送り出す。
その後、制御装置90は、ノズル80を待機位置に移動させる。
この待機位置では、図15に示すように、蓋部材270が下降し、蓋部材270がノズル80を覆う。そして、噴出装置96(図12参照)がノズル80の基端部80B(図12参照)側の周囲から先端部のアタッチメント100側に向かって溶融はんだJの酸化を抑制する気体N(本実施形態では窒素ガス)を噴出する。噴出した気体Nは蓋部材270の中に充満し、溶融はんだJの酸化膜の発生が抑制されると共に、酸化膜によるはんだ付け品質の低下が抑制される。
ここで、蓋部材270でノズルを覆わない比較例について説明する。
図17(A)に示すように、アタッチメント100が装着されていないノズル本体82のみの場合は、ノズル本体82の先端部が先細形状であるので、気体Nがはんだ表面に沿って流れやすい。つまり、気体Nは、溶融はんだJの上端部であっても接触し易い。
しかし、図17(B)に示すように、ノズル本体82に径向外側に張り出したアタッチメント100を装着した場合は、上部傾斜面110上に気体Nが廻り込みにくいので、上部傾斜面110上の溶融はんだJに気体Nが接触しにくい。
これに対して、本実施形態では、噴出した気体Nは蓋部材270の中に充満し拡散しないので、気体Nが溶融はんだJに高濃度で接触する。更に、径向外側に張り出したアタッチメント100を装着しても上部傾斜面110上の溶融はんだJに気体Nが高濃度で接触する。よって、蓋部材270でノズル80を覆わない場合と比較し、溶融はんだJの酸化膜の発生が抑制される。
なお、前述の説明では省略したが、本実施形態においても、第一実施形態と同様に、アタッチメント100を装着することで、アタッチメント100を装着していないノズル本体82のみの場合(先端部が径方向外側に張り出していないノズルの場合)と比較し、ノズル80と基板50の背面50Bとの間の溶融はんだJが、連続してスムーズに流れ落ちるので、リード62間が繋がるはんだブリッジが発生しにくい傾向にある。
したがって、装置11は、アタッチメント100を装着していないノズル本体82のみの場合と比較して、はんだブリッジの発生を抑制しつつノズル80の基板50に対する移動速度を高速化することができる。
また、本実施形態においても、第一実施形態と同様に、メンテナンスは、ノズル本体82に着脱自在なアタッチメント100のみの交換を採用することができる。この場合は、ノズル80全体を交換する場合と比較し、ランニングコストが低減できる。また、アタッチメント100に塗布する酸化防止のためのプリフラックスの使用量を削減することも可能である。
<その他>
尚、本発明は、上記実施形態に限定されない。
例えば、上記実施形態では、ノズル本体82の先端部83に別部材のアタッチメント100を装着することでノズル80の先端部を径方向外側に張り出した形状にしたが、これに限定されない。アタッチメント100とノズル本体82とが一体であってもよい。つまり、ノズル80の先端部の外形形状をアタッチメント100が装着された形状としてもよい。
また、上記実施形態におけるアタッチメント100の形状は、アタッチメント100の軸Gに垂直な断面が円形であるものを示したが、これに限定されない。
例えば、アタッチメントは、軸Gに垂直な断面が矩形である図8に示す形状であっても良い。図8に示したノズル380のアタッチメント300は、上部傾斜面310と下部傾斜面320とが形成され、ノズル本体82よりも径方向外側に張り出した形状とされている。上部傾斜面310は、吐出口84の外縁面を構成し、基端部80B側(鉛直方向下側(図1参照))に向かうに従って径方向外側に傾斜している。下部傾斜面320は、上部傾斜面310の外縁部から基端部80B側(鉛直方向下側(図1参照))に繋がる周面を構成し、基端部80B側に向かうに従って径方向内側に傾斜している。なお、アタッチメント300は、外側の形状のみアタッチメント100と異なり、内側(貫通孔102(図5(A)参照)及び吐出口84はアタッチメント100と同じである。
また、上記実施形態では、固定された基板50の背面50Bにノズル80を沿って移動させたが、これに限定されない。ノズル80を固定して基板50を移動させてもよいし、ノズル80と基板50との両方を移動させてもよい。
また、上記第二実施形態では、上側部材230の複数の押付部240及び弾性部材242は、複数の各部品60に対応する位置にそれぞれ設けられていたが、これに限定されない。
一つの押付部240が複数の部品60を押し付ける構成であってもよい。また、この場合、一つの押付部240に対して複数の弾性部材で押し付け力(弾性力)を付与してもよい。
更に、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは言うまでもない。
10 はんだ付け装置
11 はんだ付け装置
12 本体部
16 駆動部(移動装置の一例)
50 プリント基板(基板の一例)
50A 表面
50B 背面
52 スルーホール
60 電子部品
62 リード
80 ノズル
80B 基端部
82 ノズル本体
84 吐出口
90 制御装置(制御手段の一例)
96 噴出装置(噴出手段の一例)
100 アタッチメント(ノズル先端部材の一例)
110 上部傾斜面
120 下部傾斜面
220 下側部材
230 上側部材
232 把持部
234 貫通孔
240 押付部
244 突出部
250 検知装置(検知手段の一例)
260 検出装置(検出手段の一例)
270 蓋部材
270A 下端部
J 溶融はんだ
N 気体

Claims (14)

  1. 先端部に形成され、溶融はんだが吐出する吐出口の外縁面を構成し、基端部側に向かうに従って径方向外側に傾斜する上部傾斜面と、
    該上部傾斜面の外縁部から該基端部側に繋がる周面を構成し、該基端部側に向かうに従って径方向内側に傾斜する下部傾斜面と、
    を備えるノズル。
  2. 前記上部傾斜面の前記ノズルの軸方向に対する角度は、40°以上で85°以下に設定されている請求項1に記載のノズル。
  3. 前記下部傾斜面の前記ノズルの軸方向に対する角度は、前記上部傾斜面の前記ノズルの軸方向に対する角度以下に設定されている請求項1又は請求項2に記載のノズル。
  4. 前記上部傾斜面及び前記下部傾斜面を有するノズル先端部材と、
    前記ノズル先端部材が着脱可能に装着されるノズル本体と、
    を備える請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のノズル。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のノズルと、
    前記ノズルの基端部が固定され、前記ノズルの前記吐出口から吐出した溶融はんだを回収して貯留すると共に、貯留する溶融はんだを前記ノズルの前記吐出口から吐出させる本体部と、
    基板の背面に沿って、前記ノズルの前記先端部を前記基板に対して相対移動させる移動装置と、
    を備えたはんだ付け装置。
  6. 前記基板の背面を支持する下側部材と、
    前記基板の上面側に配置される上側部材と、
    前記上側部材に設けられ、前記基板の上面に当たり、前記下側部材とで前記基板を把持する把持部と、
    前記上側部材に対して上下方向に移動可能に設けられ、前記基板上に配置された電子部品を上側から押す押付部と、
    を備える請求項5に記載のはんだ付け装置。
  7. 前記押付部から突出する突出部であって、前記上側部材に形成された上下方向に貫通する貫通孔に挿入された前記突出部と、
    前記突出部が前記上側部材の上面から予め定めた突出量よりも突出すると検知する検知手段と、
    を備える請求項6に記載のはんだ付け装置。
  8. 前記ノズルの前記基端部側の周囲から前記先端部側に向かって溶融はんだの酸化を抑制する気体を噴出する噴出手段と、
    前記ノズルに対して相対移動し、前記ノズルの周囲を上側から覆い、前記気体を前記ノズルの前記先端部の周囲に案内する蓋部材と、
    を備える、
    請求項5〜請求項7のいずれか1項に記載のはんだ付け装置。
  9. 前記蓋部材は、下端部が前記ノズルの前記上部傾斜面の前記外縁部よりも下側に位置するように設けられている、
    請求項8に記載のはんだ付け装置。
  10. 前記ノズルの前記吐出口から吐出された溶融はんだの前記吐出口からの吐出高さを検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づいて、前記吐出高さが予め定められた範囲になるように、前記ノズルの前記吐出口から吐出する溶融はんだの吐出量を制御する制御手段と、
    を備える請求項5〜請求項9のいずれか1項に記載のはんだ付け装置。
  11. 請求項5〜請求項10のいずれか1項に記載のはんだ付け装置を用いて、前記基板の表面側からスルーホールに電子部品の端子が挿入された前記基板の背面に沿って、前記吐出口から溶融はんだを吐出させながら前記ノズルを前記基板に対して相対移動し、前記端子を前記基板にはんだ付けする基板装置の製造方法。
  12. 溶融はんだが吐出するノズル本体に着脱可能に装着され、
    溶融はんだが吐出する吐出口の外縁面を構成し、前記ノズル本体の基端部側に向かうに従って径方向外側に傾斜する上部傾斜面と、
    該上部傾斜面の外縁部から該基端部側に繋がる周面を構成し、該基端部側に向かうに従って径方向内側に傾斜する下部傾斜面と、
    を備えるノズル先端部材。
  13. 前記上部傾斜面の前記ノズル本体の軸方向に対する角度は、40°以上で85°以下に設定されている請求項12に記載のノズル先端部材。
  14. 前記下部傾斜面の前記ノズル本体の軸方向に対する角度は、前記上部傾斜面の前記ノズル本体の軸方向に対する角度以下に設定されている請求項12又は請求項13に記載のノズル先端部材。
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