JP6417880B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、画像を用紙に形成する画像形成装置に関する。
従来から、プリンタ、複写機等の電子写真方式を採用した画像形成装置が広く利用されている。画像形成装置では、画像形成部により用紙に画像を転写し、その後、定着部により用紙に画像を定着する、という一連のプロセスを通じて用紙に画像を形成している。画像を形成する用紙としては、A4サイズ等の通常の用紙の他に、ロール紙等の連続紙が利用される場合がある。ロール紙は、例えば、台紙と、接着剤を介して台紙に貼り付けられたシール材とから構成されている。
ここで、ロール紙等の連続紙を使用する場合であって、例えば定着処理時の定着温度が連続紙の耐熱温度以上となるような場合、非画像形成時に連続紙の搬送を停止させてしまうと、定着処理時の熱により用紙に大きなダメージを与えてしまう。一方で、用紙へのダメージを防止するために連続紙の搬送速度を上げることも考えられるが、連続紙の搬送速度を上げた場合、搬送速度に応じて無駄紙(やれ紙)が多くなってしまうという問題がある。そのため、定着処理においては、ロール紙の耐熱性を考慮した正確な温度管理が求められている。
定着処理等の制御に関する技術については、例えば下記特許文献1および2が挙げられる。特許文献1には、定着装置から排出口にシート材を搬送する間において、用紙の搬送速度や冷却強度を変更可能に制御する画像形成装置が記載されている。特許文献2には、非印刷中の用紙停止時に規定間隔で搬送ローラー対を用紙搬送方向へ駆動、停止させる電子写真装置が記載されている。
特開2011−191502号公報 特開2008−233770号公報
しかしながら、上記特許文献1および2に記載される画像形成装置等では、以下のような問題がある。すなわち、特許文献1に記載の画像形成装置では、非画像形成時の定着部での用紙の搬送速度等については何ら記載されていないので、非画像形成時のウォームアップ時やクールダウン時のやれ紙の問題を解決することができない。また、特許文献2に記載の電子写真装置では、非画像形成中に搬送ローラー対を用紙搬送方向へ停止させるので、用紙に大きなダメージが発生してしまい、ダメージの大きいヤレ領域が発生してしまうという問題がある。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、連続紙を用いる場合において非画像形成時におけるやれ紙の発生を低減させることが可能な画像形成装置を提供することにある。
本発明に係る画像形成装置は、上記課題を解決するために、連続紙に画像を形成する画像形成部と、一対のローラーを有し、前記画像形成部により画像が形成された前記連続紙を定着処理する定着部と、前記定着部の温度を検知する検知部と、前記検知部により検知されたウォームアップ時およびクールダウン時の少なくとも一方の非画像形成時における前記定着部の温度に応じて搬送される前記連続紙の搬送速度を可変する制御部と、を備え、前記制御部は、画像を連続紙に定着させる場合における前記一対のローラーのニップ圧よりも、前記クールダウン時における前記一対のローラーのニップ圧の方が高くなるよう制御するものである。
また、本発明に係る画像形成装置は、連続紙に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により画像が形成された前記連続紙を定着処理する定着部と、前記定着部の温度を検知する検知部と、前記検知部により検知されたウォームアップ時およびクールダウン時の少なくとも一方の非画像形成時における前記定着部の温度に応じて搬送される前記連続紙の搬送速度を可変する制御部と、前記クールダウン時に前記定着部を冷却する送風部と、を備え、前記制御部は、前記定着部の温度が下降している場合、前記連続紙の搬送速度を遅くするものである。
さらに、本発明に係る画像形成装置は、連続紙に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により画像が形成された前記連続紙を定着処理する定着部と、前記定着部の温度を検知する検知部と、前記検知部により検知されたウォームアップ時およびクールダウン時の少なくとも一方の非画像形成時における前記定着部の温度に応じて搬送される前記連続紙の搬送速度を可変する制御部と、を備え、前記制御部は、前記定着部の温度が上昇している場合、前記連続紙の搬送速度を速くし、前記定着部の温度が下降している場合、前記連続紙の搬送速度を遅くするものである。
本発明において、ウォームアップとは、画像形成前(非画像形成時)の待機時であって、連続紙に対して熱によるダメージを与えない温度から画像形成を行う温度まで定着温度を上昇させる場合をいう。クールダウンとは、画像形成後(非画像形成時)の待機時であって、画像形成を行う温度から連続紙に熱によるダメージを与えない温度まで定着温度を下降させる場合をいう。連続紙としては、ロール紙やつづら折りされた用紙等が挙げられる。
本発明によれば、ウォームアップ時やクールダウン時に定着部の定着温度に応じて連続紙の搬送速度を可変するので、ヤレ紙の発生を低減することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成システムの構成例を示す図である。 定着部の動作例を示す図である。 画像形成装置の機能構成例を示すブロック図である。 画像形成システムの画像形成時および非画像形成時における動作例を示すフローチャートである。 画像形成システムの画像形成時および非画像形成時における定着温度と時間との関係およびロール紙の搬送速度と時間との関係を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る画像形成システムの画像形成時および非画像形成時における定着温度と時間との関係およびロール紙の搬送速度と時間との関係を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る画像形成システムの画像形成時および非画像形成時における定着温度と時間との関係およびロール紙の搬送速度と時間との関係を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上拡張されており、実際の比率と異なる場合がある。
<第1の実施の形態>
[画像形成装置の構成例]
図1は、本発明に係る画像形成システム100の構成の一例を示している。図1に示すように、画像形成システム100は、給紙装置200と、画像形成装置300と、巻き取り装置400とを備えている。なお、図1に示す画像形成装置300はカラー画像を形成するものであるが、本発明はカラー画像を形成する画像形成装置に限らず、モノクロ画像を形成する画像形成装置であっても良い。
給紙装置200は、ロール紙供給部210を有している。ロール紙供給部210には、ロール状に巻回された長尺状のロール紙Pが着脱可能に装着される。給紙装置200は、例えば画像形成システム100の電源がオンされると、ロール紙供給部210を回転駆動してロール紙Pを画像形成装置300に送り出す。給紙装置200と画像形成装置300との間には、ローラー220が設けられている。ローラー220は、給紙装置200から送り出されたロール紙Pを中継して画像形成装置300に搬送する。
画像形成装置300は、給紙装置200よりも用紙搬送方向Dの下流側に配置され、画像形成部310と定着部330と搬送ローラー322と排紙ローラー324とを備えている。画像形成部310は、感光体ドラム312Y,312M,312C,312Kと、中間転写ベルト320と、駆動ローラー326と、二次転写ローラー360とを有している。感光体ドラム312Y,312M,312C,312Kは、直列に配列されたタンデム構成であり、図示しない露光部により露光処理が施されると共に現像部により現像処理が施されることで可視画像であるトナー像が表面に形成される。
中間転写ベルト320は、駆動ローラー326等の駆動により感光体ドラム312Y,312M,312C,312Kの回転に併せて回転する。中間転写ベルト320には、感光体ドラム312Y,312M,312C,312Kと図示しない一次転写ローラーとの間に所定の電圧が印加されることで、各感光体ドラム312Y,312M,312C,312Kに形成されたトナー像が転写される(一次転写)。
二次転写ローラー360では、中間転写ベルト320上に転写されたトナー像が、給紙装置200から搬送されてくるロール紙Pの表面に一括転写される(二次転写)。二次転写されたロール紙Pは、用紙搬送方向Dの下流側に設けられた定着部330に搬送される。
定着部330は、定着ローラー(一対のローラー)332と、加熱ローラー336と、定着ベルト338と、加圧ローラー(一対のローラー)334とを有している。定着ベルト338は、定着ローラー332および加熱ローラー336によって回転可能に支持されている。定着ローラー332および加圧ローラー334は、互いに対向して配置され、圧着および離間可能に構成されている。
図2(A)および図2(B)は、定着部330の動作の一例を示している。図2(A)に示すように、画像形成(印刷)時やクールダウン時に、後述する圧着離間機構により加圧ローラー334が定着ベルト338を介して定着ローラー332に圧着される。これにより、定着ローラー332と加圧ローラー334と間にニップ部Nが形成される。図2(B)に示すように、非画像形成時のスタンバイ時やウォームアップ時に、後述する圧着離間機構により加圧ローラー334が定着ローラー332から離間されることで圧着が解除される。
図1に戻り、加熱ローラー336の内部には、ヒーター(ハロゲンランプ)340が設けられている。ヒーター340は、後述する制御部の指示に基づいてオンして定着ベルト338を定着処理に適した温度に加熱する。同様に、加圧ローラー334の内部には、ヒーター346が設けられている。ヒーター346は、後述する制御部の指示に基づいてオンして加圧ローラー334を定着処理に適した温度に加熱する。
二次転写ローラー360により画像が転写されたロール紙Pは、定着ローラー332および加圧ローラー334間に形成されるニップ部N(図2(A)参照)に搬送される。定着部330は、ニップ部Nに搬送されたロール紙Pに対して加熱および加圧処理を施すことでトナー像をロール紙Pの表面に定着させる。定着処理されたロール紙P部分は、排紙ローラー324によって外部に搬送される。画像形成装置300と巻き取り装置400との間には、ローラー372が設けられている。ローラー372は、画像形成装置300から搬出されるロール紙Pを中継して巻き取り装置400に搬送する。
巻き取り装置400は、画像形成装置300よりも用紙搬送方向Dの下流側に配置され、巻き取り部410を有している。巻き取り部410は、例えば画像形成システム100の電源がオンされると、回転駆動して画像形成処理および定着処理されたロール紙Pを巻き取る。
[画像形成装置のブロック構成例]
図3は、画像形成装置300の機能構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、画像形成装置300は、装置全体の動作を制御する制御部350を備えている。制御部350は、CPU(Central Processing Unit)352と、ROM(Read Only Memory)354と、RAM(Random Access Memory)356とを有している。CPU352は、ROM354から読み出したソフトウェア(プログラム)を実行することにより、画像形成装置300の各部を制御し、定着温度制御を含む画像形成に関連する機能を実現する。
制御部350には、操作表示部370と、画像形成部310と、定着部330と、温度検知部380と、搬送ローラー駆動部390と、排紙ローラー駆動部392、冷却ファン(送風部)394とがそれぞれ接続されている。
操作表示部370は、液晶パネル等からなる表示装置と位置入力装置とが組み合わされたタッチパネルと、数字キーや決定キー等から構成される複数の操作キーとを有している。操作表示部370は、制御部350から供給される表示信号に基づいて表示装置に操作画面等を表示したり、操作画面やネットワークを介して接続されるコンピュータ等で受け付けられた定着温度やロール紙Pの搬送速度、用紙サイズ等の画像形成条件に関する情報を制御部350に供給したりする。
画像形成部310は、圧着離間機構314と、駆動部316とを有している。圧着離間機構314は、制御部350から供給される制御信号に基づいて二次転写ローラー360を駆動ローラー326に圧着したり、駆動ローラー326への圧着を解除(離間)したりする。駆動部316は、例えば、ステッピングモータ等から構成され、制御部350から供給される駆動信号に基づいて駆動ローラー326を回転駆動する。なお、駆動部316は、二次転写ローラー360側を回転駆動するようにしても良い。
定着部330は、ヒーター340と、圧着離間機構342と、駆動部344とを有している。ヒーター340は、例えば、加熱ローラー336の内部に設けられ、制御部350から供給される制御信号に基づいてオン/オフすることにより定着ベルト338を加熱等する。圧着離間機構342は、制御部350から供給される制御信号に基づいて加圧ローラー334を定着ローラー332に圧着したり、加圧ローラー334の定着ローラー332への圧着を解除したりする。
駆動部344は、例えば、DCブラシレスモータ等から構成され、加熱ローラー336を回転駆動する。これにより、定着ベルト338および定着ローラー332が従動回転する。なお、駆動部344は、定着ローラー332や加圧ローラー334側を回転駆動するように構成しても良いし、2以上のローラーを組み合わせて回転駆動するようにしても良い。
温度検知部380は、例えばサーミスタ等から構成され、定着ベルト338の周辺部に設置されている。温度検知部380は、定着ベルト338の表面の定着温度を検知し、検知した温度情報を制御部350に供給する。
搬送ローラー駆動部390は、例えばDCブラシレスモータ等から構成され、制御部350から供給される駆動信号に基づいて搬送ローラー322を回転駆動する。搬送ローラー駆動部390は、非画像形成時(待機時)のウォームアップやクールダウン時において定着部330の定着温度の変化に応じて可変制御される。
排紙ローラー駆動部392は、例えばステッピングモータ等から構成され、制御部350から供給される駆動信号に基づいて排紙ローラー324を回転駆動する。排紙ローラー駆動部392は、非画像形成時(待機時)のウォームアップやクールダウン時において定着部330の定着温度の変化に応じて可変制御される。
冷却ファン394は、定着部330の周辺部に設置され、制御部350から供給される駆動信号に基づいてオン/オフする。本例では、冷却ファン394は、画像形成処理が終了して定着部330をクールダウンする際にオンし、定着部330に風を当てることで定着温度を下げ、搬送されるロール紙Pを冷却する。
制御部350は、画像形成前のウォームアップ時や画像形成後のクールダウン時に、温度検知部380から定着部330の定着温度を取得し、取得した定着温度の上昇および下降(変化)に連動するようにロール紙Pの搬送速度を可変させる。制御部350は、ウォームアップ時、定着温度の上昇に連動して、搬送ローラー駆動部390、排紙ローラー駆動部392、画像形成部310の駆動部316および定着部330の駆動部344の駆動を同期制御してロール紙Pの搬送速度を加速させる。また、制御部350は、クールダウン時、定着温度の下降に連動して、搬送ローラー駆動部390、排紙ローラー駆動部392、画像形成部310の駆動部316および定着部330の駆動部344の駆動を同期制御してロール紙Pの搬送速度を減速させる。このとき、制御部350は、給紙装置200のロール紙供給部210および巻き取り装置400の巻き取り部410についても、画像形成装置300の搬送ローラー322等によるロール紙Pの搬送速度に合うように可変制御する。
[画像形成装置の動作例]
図4は、本発明に係る画像形成システム100の画像形成時および非画像形成時における動作例を示すフローチャートである。図4に示すように、ステップS100で制御部350は、画像形成システム100の電源がオンされたか否かを判断する。画像形成システム100の電源のオンには、例えばスリープ状態からの復帰も含まれている。制御部350は、画像形成システム100の電源がオンされたと判断した場合には、ステップS110に進み、画像形成システム100の電源がオンされていないと判断した場合には、画像形成システム100の電源の状態を継続して監視する。
ステップS110で制御部350は、画像形成システム100の電源がオンされると、画像形成システム100の定着部330の温度制御を開始する(プレウォーム処理)。制御部350は、定着部330の定着ベルト338を回転させると共にヒーター340を動作させることで、定着ベルト338の表面の温度が均一となるように定着ベルト338を加熱する。制御部350は、温度検知部380により検知された定着ベルト338表面の温度情報に基づいてヒーター340の動作を制御し、定着部330の定着温度が第1の設定温度T1となるよう温度制御を行う。第1の設定温度T1とは、離間した定着ローラー332および加圧ローラー334間にロール紙Pがある場合に、定着部330で発生する熱によりロール紙Pにダメージを与えない温度である。第1の設定温度T1は、使用するロール紙Pの紙種や接着剤、樹脂材等によって異なるが、例えば100℃である。
ステップS120で制御部350は、温度検知部380から取得した温度情報に基づいて、定着ベルト338の表面の定着温度が第1の設定温度T1まで上昇したか否かを判断する。制御部350は、定着ベルト338の表面の定着温度が第1の設定温度T1まで上昇したと判断した場合、ステップS130に進む。一方、制御部350は、定着温度が第1の設定温度T1まで上昇していないと判断した場合、温度検知部380からの温度情報を継続して確認する。
ステップS130で制御部350は、ヒーター340の動作を制御して定着温度を第1の設定温度T1で維持する(スタンバイ状態)。このとき、制御部350は、定着ベルト338を連続的に回転させたり、間欠的に回転させたりすることで、定着ベルト338の表面温度を均一に保つ。
ステップS140で制御部350は、操作表示部370やネットワークを介して接続されたコンピュータ等において印刷指示(画像形成指示)が受け付けられたか否かを判断する。制御部350は、印刷指示が受け付けられたと判断した場合、ステップS150に進み、印刷指示が受け付けられていないと判断した場合、操作表示部370等での印刷指示の受け付けを継続して確認する。
ステップS150で制御部350は、印刷指示が受け付けられると、ヒーター340の動作を制御して定着温度を第2の設定温度T2まで上昇させる(ウォームアップ処理)。第2の設定温度T2は、第1の設定温度T1よりも高い温度であって印刷に必要な温度であり、例えば180℃である。また、制御部350は、給紙装置200および巻き取り装置400を駆動してロール紙Pの巻き取り(搬送)を開始する。このとき、制御部350は、温度検知部380から供給される温度情報に基づいて、定着温度の上昇に連動させてロール紙Pの搬送速度を連続的に加速させる。ロール紙Pの搬送速度は、ロール紙Pが停止しない速度以上で、かつ、画像形成時の搬送速度よりも遅い速度以下に設定され、具体的にはロール紙Pへの単位時間当たりに供給される熱量によりダメージにならない範囲で設定される。制御部350は、例えば、以下に示す式(1)によりロール紙Pの搬送速度を算出する。
搬送速度(mm/s)=3.125×定着温度(℃)−262.5・・・(1)
ステップS160で制御部350は、温度検知部380から取得した温度情報に基づいて定着温度が第2の設定温度T2まで上昇したか否かを判断する。制御部350は、定着温度が第2の設定温度T2まで上昇したと判断した場合、ステップS170に進み、定着温度が第2の設定温度T2に到達していないと判断した場合、温度検知部380からの温度情報を継続して確認する。
ステップS170で制御部350は、定着温度が第2の設定温度T2に到達したら、圧着離間機構314の動作を制御して二次転写ローラー360を駆動ローラー326に圧着させると共に、圧着離間機構342の動作を制御して定着部330を構成する定着ローラー332および加圧ローラー334を圧着させる。また、制御部350は、二次転写ローラー360等の圧着が完了したら、画像形成部310を制御してロール紙Pの表面に所定の画像を転写させる。ロール紙Pは、ウォームアップ処理時の搬送速度よりも速い搬送速度(画像形成速度)にて搬送される。
ステップS180で制御部350は、印刷処理(ジョブ)が終了したか否かを判断する。制御部350は、印刷処理が終了したと判断した場合、ステップS190に進み、印刷が終了していないと判断した場合、残りの印刷を実行する。
ステップS190で制御部350は、印刷が終了したら、ヒーター340の動作を制御(例えばオフ)して定着温度を降下させる(クールダウン処理)。ロール紙Pは、定着の熱によるダメージを抑制するために、搬送状態が維持される。また、制御部350は、圧着離間機構314の動作を制御して二次転写ローラー360を離間させる一方で、定着部330の定着ローラー332および加圧ローラー334の圧着状態は維持する。制御部350は、クールダウン処理における定着ローラー332および加圧ローラー334のニップ圧が例えば画像形成時の定着処理の定着ローラー332および加圧ローラー334のニップ圧よりも高くなるように圧着離間機構342の動作を制御する。これにより、定着ローラー332および加圧ローラー334によりロール紙Pの熱をより効果的に奪うことができる。
このとき、制御部350は、温度検知部380から供給される定着温度に基づいて、定着温度の降下に連動させてロール紙Pの搬送速度を連続的に減速させていく。ロール紙Pの搬送速度は、ロール紙Pが停止しない速度以上で、かつ、画像形成時の搬送速度よりも遅い速度以下に設定され、具体的にはロール紙Pへの単位時間当たりに供給される熱量によりダメージにならない範囲で設定される。ロール紙Pの搬送速度は、例えば上記式(1)に示したような計算式を用いて算出することができる。
ステップS200で制御部350は、温度検知部380から取得した定着温度が第3の設定温度T3まで降下したか否かを判断する。制御部350は、定着温度が第3の設定温度T3まで降下したと判断した場合、ステップS210に進み、定着温度が第3の設定温度T3まで降下していないと判断した場合、温度検知部380からの定着温度を継続して確認する。第3の設定温度T3は、例えば100℃である。
ステップS210で制御部350は、定着温度が第3の設定温度T3まで降下したら、圧着離間機構342の動作を制御して定着部330の定着ローラー332および加圧ローラー334を離間させると共に、搬送ローラー駆動部390等の動作を制御してロール紙Pの搬送を停止させる。ステップS220で制御部350は、画像形成システム100の電源のオフにより定着温度が例えば常温に戻ったと判断した場合、定着部330の一連の温度制御を終了する。
[非画像形成時等における定着温度(搬送速度)と時間との関係]
図5は、画像形成システム100の画像形成時および非画像形成時における定着温度と時間との関係およびロール紙Pの搬送速度と時間との関係を示している。図5において、左側の縦軸は定着温度を示し、右側の縦軸はロール紙Pの搬送速度を示し、横軸は時間を示している。また、細線のグラフは定着温度であり、太線のグラフはロール紙Pの搬送速度である。以下では、第1の設定温度T1および第3の設定温度T3を100℃に設定し、第2の設定温度T2を180℃に設定する。
図5に示すように、例えば画像形成システム100の電源がオンされると、時間s1においてプレウォーム処理が開始され、定着部330のヒーター340がオンされる。これにより、定着部330の定着温度が常温から徐々に上昇していき、時間s2において100℃まで上昇する。定着部330の定着温度が100℃まで上昇すると、印刷指令があるまで100℃を維持するスタンバイ状態に移行する。
時間s3において印刷指令があると、ウォームアップ処理が開始される。ウォームアップ処理では、ヒーター340の設定温度が180℃に設定される。これにより、定着部330の定着温度が上昇していき、時間s4で180℃となる。また、ウォームアップ処理では、時間s3において、定着温度の上昇に伴ってロール紙Pの搬送が開始される。ロール紙Pの搬送速度は、定着温度の上昇に連動して50mm/sから徐々に加速され、時間s4で搬送速度が300mm/sとなる。
時間s4において定着温度が180℃になると、印刷処理が開始される。印刷処理の期間においてロール紙Pは、300mm/sで搬送される。
時間s5において印刷処理が終了すると、クールダウン処理が開始される。クールダウン処理では、定着部330のヒーター340の設定温度が100℃に設定されると共に、冷却ファン394がオンされる。これにより、定着部330の温度が180℃から徐々に降下していき、時間s6において100℃まで下降する。
また、クールダウン処理では、時間s5において定着温度の下降に連動してロール紙Pの搬送速度が300mm/sから徐々に減速され、時間s6においてロール紙Pの搬送速度が50mm/sとなる。その後、定着温度がロール紙Pにダメージを与えない温度(100℃)まで下がっているので、ロール紙Pの搬送が停止される。
定着部330の定着温度が100℃まで下降すると、100℃を維持するスタンバイ状態に移行する。続けて、時間s7において、例えば画像形成システム100の電源がオフされると、定着温度制御もオフされ、定着温度が低下していき時間s8で常温に戻る。
なお、図5の破線で示すように、制御部350は、ウォームアップ時およびクールダウン時におけるロール紙Pの搬送速度を階段状に切り替えて制御することもできる。具体的には、ウォームアップ処理の場合、ロール紙Pの搬送速度を140mm/s、220mm/s、300mm/sのように段階的に上げることができる。同様に、クールダウン処理の場合、ロール紙Pの搬送速度を300mm/s、220mm/s、140mm/sのように段階的に下げることができる。これにより、階段的に搬送速度を可変させる場合には、搬送速度を連続的に可変させる場合よりも制御の簡易化を図ることができる。
以上説明したように、第1の実施の形態によれば、ウォームアップ時やクールダウン時の待機時に定着部330の定着温度に応じてロール紙Pの搬送速度を制御するので、非画像形成時でも継続して搬送されるロール紙Pの熱によるダメージを抑制することができる。これにより、ロール紙Pのヤレ領域を短くできるので、やれ紙の発生を低減することができる。第1の実施の形態によれば、上述したロール紙Pの搬送制御を行うことで、ダメージのより少ない、つまりダメージが軽減されたやれ紙(見栄えの悪くないやれ紙)とすることができる。これにより、例えばシール材を含むロール紙Pを用いるような場合、定着の熱により接着剤等が溶けて定着部330等の部品等に付着してしまうことを防止できる。
また、第1の実施の形態によれば、クールダウン時に定着ローラー332および加圧ローラー334のニップ圧が、例えば画像形成時の定着処理の定着ローラー332および加圧ローラー334のニップ圧よりも高くなるように調整するので、効率的に定着温度を低下させることができる。さらに、冷却ファン394を用いるので、より効果的に定着温度を低下させることができる。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態では、第1の実施の形態で使用したロール紙Pよりも耐熱性が高いロール紙Paを用いた場合について説明する。なお、その他の画像形成システム100の構成等は、上記第1の実施の形態と同様であるため、共通の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図6は、耐熱性が高いロール紙Paを用いて定着制御を行う場合における定着温度と時間との関係およびロール紙Paの搬送速度と時間との関係を示している。図6において、左側の縦軸は定着温度を示し、右側の縦軸はロール紙Paの搬送速度を示し、横軸は時間を示している。また、細線のグラフは定着温度であり、太線のグラフは耐熱性が高いロール紙Paの搬送速度であり、破線のグラフは耐熱性が標準のロール紙Pの搬送速度である。以下では、第1の設定温度T1および第3の設定温度T3を120℃に設定し、第2の設定温度T2を180℃に設定する。
図6に示すように、例えば画像形成システム100の電源がオンされると、時間s1においてプレウォーム処理が開始され、定着部330のヒーター340がオンされる。第1の設定温度T1を120℃とすることで、定着処理時の熱によりロール紙Paにダメージを与えてしまう時間を短くできる。これにより、定着部330の定着温度が常温から徐々に上昇していき、時間s2において120℃まで上昇する。定着部330の定着温度が120℃まで上昇すると、印刷指令があるまで120℃を維持するスタンバイ状態に移行する。
時間s3において印刷指令があると、ウォームアップ処理が開始される。ウォームアップ処理では、ヒーター340の設定温度が180℃に設定される。これにより、定着部330の定着温度が上昇していき、時間s4で180℃となる。
また、ウォームアップ処理では、時間s3において、定着温度の上昇に伴ってロール紙Paの搬送が開始される。ロール紙Paの搬送速度は、定着温度の上昇に連動して50mm/sから徐々に加速される。制御部350は、ロール紙Pの耐熱容量に応じてロール紙Pの搬送速度を決定する。以下のクールダウン処理でも同様である。本例では、図6の破線で示す第1の実施の形態のロール紙Pの搬送速度よりも、ロール紙Paの搬送速度が遅くなるように搬送制御される。これは、ロール紙Paの搬送速度を遅くしても、耐熱性が高いロール紙Paを用いているため、ロール紙Paが定着部330の熱によるダメージを受け難いからである。時間s4において、ロール紙Paの搬送速度は300mm/sとなる。
時間s4において定着温度が180℃になると、印刷処理が開始される。印刷処理の期間においてロール紙Paは、300mm/sで搬送される。
時間s5において印刷処理が終了すると、クールダウン処理が開始される。クールダウン処理では、定着部330のヒーター340の設定温度が120℃に設定されると共に、冷却ファン394がオンされる。これにより、定着部330の温度が180℃から徐々に降下していき、時間s6において120℃まで下降する。
また、クールダウン処理では、時間s5において、定着温度の下降に連動してロール紙Paの搬送速度が300mm/sから徐々に減速される。本例では、図6の破線で示す第1の実施の形態のロール紙Pの搬送速度よりも、ロール紙Paの搬送速度が遅くなるように搬送制御される。これは、ロール紙Paの搬送速度を遅くしても、耐熱性が高いロール紙Paを用いているため、ロール紙Paが定着部330の熱によるダメージを受け難いからである。時間s6において、ロール紙Paの搬送速度は50mm/sとなる。その後、定着温度がロール紙Paにダメージを与えない温度まで下がっているので、ロール紙Paの搬送が停止される。
定着部330の定着温度が120℃まで下降すると、次の指示があるまで120℃を維持するスタンバイ状態に移行する。続けて、時間s7において、例えば画像形成システム100の電源がオフされると、定着温度制御もオフされ、定着温度が下降していき時間s8で常温に戻る。
このように、第2の実施の形態によれば、耐熱性の高いロール紙Paを用いることで、ウォームアップ時およびクールダウン時において、ロール紙Paの搬送速度を第1の実施の形態の耐熱性を有する標準のロール紙Pを用いた場合よりも遅くすることができる。これにより、ロール紙Paのやれ領域を大幅に低減することができる。また、スタンバイ状態の定着温度を高く設定でき、印刷可能な温度に上昇させるまでの時間を短くできるので、ロール紙Paに対して熱によるダメージを与える時間も短くできる。これによっても、ロール紙Paのやれ領域を大幅に低減することができる。具体的には、図6に示すように、第1の実施の形態のロール紙Pを用いた場合の搬送速度が描く面積と、第2の実施の形態のロール紙Paを用いた場合の搬送速度が描く面積との差分(斜線で示す面積)がロールPa,Pの搬送距離(走行距離)の差分となるので、この差分だけロール紙Paのやれ領域を低減することができる。
<第3の実施の形態>
第3の実施の形態では、第1の実施の形態で使用したロール紙Pよりも耐熱性が低いロール紙Pbを用いた場合について説明する。なお、その他の画像形成システム100の構成等は、上記第1の実施の形態と同様であるため、共通の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図7は、耐熱性が低いロール紙Pbを用いて定着制御を行う場合における定着温度と時間との関係およびロール紙Pbの搬送速度と時間との関係を示している。図7において、左側の縦軸は定着温度を示し、右側の縦軸はロール紙Pの搬送速度を示し、横軸は時間を示している。また、細線のグラフは定着温度であり、太線のグラフは耐熱性が弱いロール紙Paの搬送速度であり、破線のグラフは耐熱性が標準のロール紙Pの搬送速度である。以下では、第1の設定温度T1および第3の設定温度T3を80℃に設定し、第2の設定温度T2を180℃に設定する。
図7に示すように、例えば画像形成システム100の電源がオンされると、時間s1においてプレウォーム処理が開始され、定着部330のヒーター340がオンされる。本例では、耐熱性の低いロール紙Pbを用いているので、第1の設定温度T1が第1の実施の形態の100℃よりも低い80℃に設定される。これにより、定着部330の定着温度が常温から徐々に上昇していき、時間s2において80℃まで上昇する。定着部330の定着温度が80℃まで上昇すると、印刷指令があるまで80℃を維持するスタンバイ状態に移行する。
時間s3において印刷指令があると、ウォームアップ処理が開始される。ウォームアップ処理では、ヒーター340の設定温度が180℃に設定される。これにより、定着部330の定着温度が上昇していき、時間s5で180℃となる。
また、ウォームアップ処理では、時間s3において、定着温度の上昇に伴ってロール紙Pbの搬送が開始される。ロール紙Pbの搬送速度は、定着温度の上昇に連動して50mm/sから徐々に加速される。制御部350は、ロール紙Pの耐熱容量に応じてロール紙Pの搬送速度を決定する。以下のクールダウン処理でも同様である。本例では、図7の破線で示す第1の実施の形態のロール紙Pの搬送速度よりも、ロール紙Pbの搬送速度が速くなるように搬送制御される。これは、ロール紙Pbの搬送速度を速くしないと、耐熱性が低いロール紙Pbを用いているため、ロール紙Pbが定着部330の熱によるダメージを受けてしまうからである。時間s4において、ロール紙Pbの搬送速度は300mm/sとなる。
時間s5において定着温度が180℃になると、印刷処理が開始される。印刷処理の期間においてロール紙Pbは、300mm/sで搬送される。
時間s6において印刷処理が終了すると、クールダウン処理が開始される。クールダウン処理では、定着部330のヒーター340の設定温度が80℃に設定されると共に、冷却ファン394がオンされる。これにより、定着部330の温度が180℃から徐々に降下していき、時間s8において80℃まで下降する。
また、ウォームアップ処理では、時間s7において、定着温度の下降に連動してロール紙Pbの搬送速度が300mm/sから徐々に減速される。本例では、図7の破線で示す第1の実施の形態のロール紙Pの搬送速度よりも、ロール紙Pbの搬送速度が速くなるように搬送制御される。これは、ロール紙Pbの搬送速度を速くしないと、耐熱性が低いロール紙Pbを用いているため、ロール紙Pbが定着部330の熱によるダメージを受けてしまうからである。時間s8において、ロール紙Pbの搬送速度は50mm/sとなる。その後、定着温度がロール紙Pbにダメージを与えない温度まで下がっているので、ロール紙Pbの搬送が停止される。
定着部330の定着温度が80℃まで下降すると、次の指示があるまで80℃を維持するスタンバイ状態に移行する。続けて、時間s9において、例えば画像形成システム100の電源がオフされると、定着温度制御もオフされ、定着温度が下降していき時間s9で常温に戻る。
このように、第3の実施の形態によれば、ウォームアップ時およびクールダウン時において、定着温度の上昇および下降に応じてロール紙Pbの搬送速度を加速および減速させるので、耐熱性の低いロール紙Pbを用いた場合でも、ロール紙Pのヤレ領域を短くできるので、やれ紙の発生を低減することができる。
なお、本発明の技術範囲は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。例えば、上述した実施の形態では、ウォームアップ時およびクールダウン時の両方で、定着温度の変化に応じてロール紙Pの搬送速度を可変させたが、これに限定されることはない。例えば、ウォームアップ時にのみ定着温度の変化に応じてロール紙Pの搬送速度を可変させても良いし、クールダウン時にのみ定着温度の変化に応じてロール紙Pの搬送速度を可変させても良い。
また、上述した実施の形態では、定着部330を冷却する手段として、冷却ファン394を設けたが、定着ローラー332および加圧ローラー334の圧着のみで定着部330を冷却するようにしても良い。逆に、定着ローラー332および加圧ローラー334を離間させた状態で、冷却ファン394のみにより定着部330を冷却するようにしても良い。また、画像形成システム100のメイン制御を画像形成装置300の制御部350が行うようにしたが、給紙装置200や巻き取り装置400の図示しない制御部等が画像形成システム100のメイン制御を行うようにしても良い。
100 画像形成システム
200 給紙装置
300 画像形成装置
310 画像形成部
330 定着部
332 定着ローラー
334 加圧ローラー
350 制御部
380 温度検知部(検知部)
394 冷却ファン(送風部)
400 巻き取り装置
P,Pa,Pb ロール紙(連続紙)

Claims (9)

  1. 連続紙に画像を形成する画像形成部と、
    一対のローラーを有し、前記画像形成部により画像が形成された前記連続紙を定着処理する定着部と、
    前記定着部の温度を検知する検知部と、
    前記検知部により検知されたウォームアップ時およびクールダウン時の少なくとも一方の非画像形成時における前記定着部の温度に応じて搬送される前記連続紙の搬送速度を可変する制御部と、
    を備え
    前記制御部は、画像を連続紙に定着させる場合における前記一対のローラーのニップ圧よりも、前記クールダウン時における前記一対のローラーのニップ圧の方が高くなるよう制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 連続紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により画像が形成された前記連続紙を定着処理する定着部と、
    前記定着部の温度を検知する検知部と、
    前記検知部により検知されたウォームアップ時およびクールダウン時の少なくとも一方の非画像形成時における前記定着部の温度に応じて搬送される前記連続紙の搬送速度を可変する制御部と、
    前記クールダウン時に前記定着部を冷却する送風部と、
    を備え
    前記制御部は、前記定着部の温度が下降している場合、前記連続紙の搬送速度を遅くすることを特徴とする画像形成装置。
  3. 連続紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により画像が形成された前記連続紙を定着処理する定着部と、
    前記定着部の温度を検知する検知部と、
    前記検知部により検知されたウォームアップ時およびクールダウン時の少なくとも一方の非画像形成時における前記定着部の温度に応じて搬送される前記連続紙の搬送速度を可変する制御部と、
    を備え
    前記制御部は、前記定着部の温度が上昇している場合、前記連続紙の搬送速度を速くし、前記定着部の温度が下降している場合、前記連続紙の搬送速度を遅くすることを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記定着部の温度が上昇している場合、前記連続紙の搬送速度を速くする
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記定着部の温度が下降している場合、前記連続紙の搬送速度を遅くする
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記連続紙の搬送速度を複数段階で切り替えて制御する
    ことを特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記定着部の温度の変化に連動させて前記連続紙の搬送速度を制御する
    ことを特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記搬送速度は、前記連続紙が停止しない速度以上で、かつ、画像形成時の搬送速度よりも遅い速度以下である
    ことを特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、前記連続紙の耐熱容量に応じて前記連続紙の搬送速度を決定する
    ことを特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の画像形成装置。
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