JP6882639B2 - 搬送装置、画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、搬送装置、画像形成装置に関する。
特許文献1には、定着ベルト及び加圧ロールを有する定着装置と、定着ベルトの温度を制御する制御部と、を備えた画像形成装置が開示されている。特許文献1の画像形成装置では、制御部は、定着を行わない待機状態において、継続的に連続紙を加熱した場合に用紙不具合を生じる温度として予め設定された第1温度未満の待機温度となるように定着ベルトの温度を制御する。
2015−232640号公報
予め搬送経路に配置された被搬送体(例えば連帳紙)に接触する接触部材(例えば定着ベルト)を加熱する加熱構成において、接触部材の温度が目標温度に達してから被搬送体の搬送を開始する場合では、被搬送体の同じ個所が継続的に暖められ、被搬送体が劣化するおそれがある。一方、前述の加熱構成において、接触部材の加熱を開始するのと同時に被搬送体の搬送を開始する場合では、接触部材が目標温度に達するまでに搬送方向下流側へ搬送される被搬送体の搬送量が不必要に多くなる。
本発明は、接触部材が目標温度に達したら被搬送体の搬送を開始する構成に比べ、被搬送体の同じ個所が継続的に暖められることを抑制し、かつ、接触部材の加熱の開始と同時に被搬送体の搬送が開始される構成に比べ、接触部材が目標温度に達するまでに搬送方向下流側へ搬送される被搬送体の搬送量を低減することを目的とする。
請求項1の発明は、予め搬送経路に配置された被搬送体に接触する接触部材と、前記接触部材を目標温度に加熱する加熱部と、前記接触部材の温度が前記目標温度よりも低い予め定められた基準温度に達したら、前記被搬送体の搬送を開始する搬送部と、を備える搬送装置。
請求項1の発明は、前記接触部材は、前記基準温度に達したら回転を開始する。
請求項1の発明は、前記接触部材の温度が目標温度に達するまでは、前記接触部材は、前記搬送部による前記被搬送体の搬送速度以上の速度で回転する。
請求項3の発明は、前記接触部材とで前記被搬送体を挟み込む挟込部材であって、前記加熱部が前記接触部材の加熱を開始してから前記接触部材の温度が目標温度に達するまでは前記被搬送体から離間する前記挟込部材を備える。
請求項4の発明は、予め搬送経路に配置された前記被搬送体に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部によって画像が形成された被搬送体を前記目標温度にて加熱して該画像を定着する前記接触部材としての定着部材と、を備える。
本発明の請求項1の構成によれば、接触部材が目標温度に達したら被搬送体の搬送を開始する構成に比べ、被搬送体の同じ個所が継続的に暖められることを抑制でき、かつ、接触部材の加熱の開始と同時に被搬送体の搬送が開始される構成に比べ、接触部材が目標温度に達するまでに搬送方向下流側へ搬送される被搬送体の搬送量を低減できる。
本発明の請求項1の構成によれば、接触部材が目標温度に達したら接触部材の回転を開始する構成に比べ、接触部材の温度ムラを抑制でき、且つ、接触部材の加熱の開始と同時に接触部材が回転する構成に比べ、接触部材が暖められていない状態で回転を開始することを抑制できる。
本発明の請求項1の構成によれば、接触部材の温度が目標温度に達するまでの接触部材の回転速度が、搬送部による被搬送体の搬送速度未満である構成に比べ、接触部材から被搬送体への熱移動を抑制できる。
本発明の請求項3の構成によれば、挟込部材が被搬送体に常時接触する構成に比べ、接触部材から被搬送体を介して挟込部材へ熱移動することを抑制できる。
本発明の請求項4の構成によれば、定着部材が目標温度に達したら被搬送体の搬送を開始する構成に比べ、被搬送体の同じ個所が継続的に暖められることを抑制でき、定着部材の加熱の開始と同時に被搬送体の搬送が開始される構成に比べ、定着部材が目標温度に達するまでに画像形成部よりも搬送方向下流側へ搬送される被搬送体の搬送量を低減できる。
本実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略図である。 本実施形態に係るトナー画像形成部の構成を示す概略図である。 本実施形態に係る加熱装置及び定着装置の構成を示す概略図である。 図3に示す構成において、加熱装置の加圧ロール及び定着装置の加圧ロールを離間させた状態を示す概略図である。
以下に、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。なお、各図に示す矢印Hは鉛直方向を示し、矢印Wは水平方向であって装置幅方向を示す。
<画像形成装置10>
まず、画像形成装置10の構成について説明する。図1には、画像形成装置10を正面側から見た構成が示されている。
画像形成装置10は、予め搬送経路に配置された連帳紙P(被搬送体の一例)を予め定められた搬送方向(以下、紙搬送方向という)へ搬送し、当該連帳紙Pに画像を形成する装置である。すなわち、画像形成装置10は、予め搬送経路に配置された被搬送体を搬送する搬送装置の一例である。
画像形成装置10の搬送対象である連帳紙Pは、紙搬送方向に沿って長さを有する長尺状の記録媒体である。連帳紙Pとしては、例えば、普通紙、ラベル紙などが用いられる。ラベル紙は、例えば、台紙上に接着層を介して表面材が接着され、表面材を台紙から剥離して用いる紙である。
画像形成装置10は、具体的には、図1に示されるように、搬送部50と、画像形成部12と、加熱装置60と、定着装置80と、制御部70と、を有している。
(搬送部50)
搬送部50は、予め搬送経路に配置された連帳紙Pを搬送する機能を有する部分である。具体的には、搬送部50は、図1に示されるように、巻出ロール51と、巻取ロール53と、駆動部55と、搬送ロール52、54、56と、を有している。
巻出ロール51は、連帳紙Pを巻き出すロールである。この巻出ロール51には、連帳紙Pの後端側部分(紙搬送方向の上流側部分)が巻き掛けられている。巻取ロール53は、連帳紙Pを巻き取るロールである。この巻取ロール53には、連帳紙Pの先端側部分(紙搬送方向の下流側部分)が巻き掛けられている。
駆動部55は、巻取ロール53が連帳紙Pを巻き取る方向(図1における時計周り方向)に巻取ロール53を回転駆動する。そして、駆動部55の回転駆動によって巻取ロール53が連帳紙Pを巻き取ることで、連帳紙Pが引っ張られて、巻出ロール51が連帳紙Pを巻き出す。このように、駆動部55の回転駆動によって、巻取ロール53が連帳紙Pを巻き取ると共に、巻出ロール51が連帳紙Pを巻き出すことで、連帳紙Pが紙搬送方向に搬送される。
搬送ロール52、54、56は、例えば、巻取ロール53が巻き取る連帳紙Pに従動して回転する。搬送ロール52は、紙搬送方向における巻出ロール51と二次転写位置NTとの間に複数配置されている。搬送ロール54は、紙搬送方向における二次転写位置NTと加熱装置60との間に配置されている。搬送ロール56は、紙搬送方向における定着装置80と巻取ロール53との間に配置されている。
(画像形成部12)
画像形成部12は、電子写真方式により連帳紙Pに画像を形成する機能を有する部分である。具体的には、画像形成部12は、トナー画像を形成するトナー画像形成部20と、トナー画像形成部20で形成されたトナー画像を連帳紙Pに転写する転写装置30と、を有している。
トナー画像形成部20は、色ごとにトナー画像を形成するように複数備えられている。この実施形態では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)、特別色(V)の計5色のトナー画像形成部20が設けられている。図1に示す(V)、(Y)、(M)、(C)、(K)は、上記各色に対応する構成部分を示している。また、特別色(V)には、例えば、銀色や金色等の色が用いられる。
〔トナー画像形成部20〕
各色のトナー画像形成部20は、用いるトナーを除き基本的に同様に構成されている。具体的には、各色のトナー画像形成部20は、図2に示されるように、図2における時計周り方向に回転する感光体ドラム21(感光体)と、感光体ドラム21を帯電させる帯電器22と、帯電器22によって帯電された感光体ドラム21を露光して感光体ドラム21に静電潜像を形成する露光装置23と、を有している。さらに、各色のトナー画像形成部20は、露光装置23によって感光体ドラム21に形成された静電潜像を現像してトナー画像を形成する現像装置24と、後述の転写ベルト31へのトナー画像の転写後に感光体ドラム21の表面に残留したトナーを除去する除去体としてのブレード25と、を有している。
帯電器22は、例えば、感光体ドラム21の表面(感光層)を負極性に帯電させる。負極性に帯電した感光体ドラム21の表面は、露光装置23によって露光光Lが照射された部分が正極性を呈し、感光体ドラム21の表面に静電潜像が形成される。そして、現像装置24内で負極性に摩擦帯電されたトナーが、正極性を呈する静電潜像に付着して静電潜像が現像される。このように、感光体ドラム21の表面(外周面)にトナー画像が形成される。ブレード25は、感光体ドラム21の表面に接触して、感光体ドラム21の表面に残留したトナーを掻き取る。
〔転写装置30〕
転写装置30は、各色の感光体ドラム21のトナー画像を、転写ベルト31(中間転写体)に重畳して一次転写し、該重畳されたトナー画像を二次転写位置NT(ニップ部)で連帳紙Pに二次転写する。具体的には、転写装置30は、図1に示されるように、転写ベルト31と、一次転写ロール33と、二次転写ロール34と、を備えている。
[転写ベルト31]
転写ベルト31は、図1に示されるように、無端状を成し、複数のロール32に巻き掛けられて姿勢が決められている。この実施形態では、転写ベルト31は、正面視で装置幅方向に長い逆鈍角三角形状の姿勢とされている。複数のロール32のうち、図1に示すロール32Dは、図示しないモータの動力により転写ベルト31を矢印A方向に回転させる駆動ロールとして機能する。転写ベルト31は、矢印A方向に回転することで、一次転写された画像を二次転写位置NTへ搬送する。
また、複数のロール32のうち、図1に示すロール32Tは、転写ベルト31に張力を付与する張力付与ロールとして機能する。複数のロール32のうち、図1に示すロール32Bは、二次転写ロール34の対向ロール32Bとして機能する。対向ロール32Bには、前述の通り逆鈍角三角形状の姿勢とされた転写ベルト31の鈍角を成す下端側の頂部が巻き掛けられている。この転写ベルト31は、前述した姿勢で装置幅方向に延びる上辺部において、各色の感光体ドラム21に下方から接触している。
[一次転写ロール33]
一次転写ロール33は、各感光体ドラム21のトナー画像を転写ベルト31に転写させるロールであり、図1に示されるように、転写ベルト31の内側に配置されている。各一次転写ロール33は、転写ベルト31を挟んで対応する色の感光体ドラム21に対して対向配置されている。また、一次転写ロール33には、給電部37(図2参照)によって、トナー極性とは逆極性の一次転写電圧が印加されるようになっている。この一次転写電圧の印加により、感光体ドラム21に形成されたトナー画像が、感光体ドラム21と一次転写ロール33との間の一次転写位置Tで転写ベルト31に転写される。
[二次転写ロール34]
二次転写ロール34は、転写ベルト31に重畳されたトナー画像を連帳紙Pに転写するロールである。二次転写ロール34は、図1に示されるように、対向ロール32Bとの間に転写ベルト31を挟むように配置されており、二次転写ロール34と転写ベルト31とは予め定められた荷重にて接触している。このように接触している二次転写ロール34と転写ベルト31の間が二次転写位置NT(ニップ部)とされる。この二次転写位置NTには、巻出ロール51から連帳紙Pが供給されるようになっている。二次転写ロール34は、図1における時計周り方向へ回転駆動される。
また、二次転写ロール34には、印加部(図示省略)によって、対向ロール32Bに負極性の電圧が印加され、対向ロール32Bと二次転写ロール34との間に電位差が生じる。すなわち、対向ロール32Bに負極性の電圧が印加されることで、対向ロール32Bの対向電極をなす二次転写ロール34にトナー極性と逆極性の二次転写電圧(正極性の電圧)が間接的に印加される。これにより、対向ロール32Bと二次転写ロール34との間に転写電界が形成されて、転写ベルト31のトナー画像に対して静電力が作用し、二次転写位置NTを通過する連帳紙Pに、転写ベルト31からトナー画像が転写される。
(加熱装置60)
加熱装置60は、図1に示されるように、二次転写位置NTに対する紙搬送方向下流側であって、定着装置80に対する紙搬送方向上流側に配置されている。この加熱装置60は、定着装置80に先立って、連帳紙Pに転写されたトナー画像を加熱する加熱装置である。加熱装置60は、具体的には、図3に示されるように、加圧ロール64(挟込部材の一例)と、移動機構69と、加熱ロール62(接触部材の一例)と、駆動部62Mと、加熱源62A(加熱部の一例)と、温度センサ68と、巻掛ロール66と、を有している。
〔加熱ロール62及び駆動部62M〕
加熱ロール62(接触部材の一例)は、駆動部62Mにより回転駆動される駆動ロールであり、外周面が連帳紙Pの画像面に接触する。加熱ロール62は、駆動部62Mにより回転駆動されることで、矢印F方向に回転する。
〔加圧ロール64及び移動機構69〕
加圧ロール64(挟込部材の一例)は、移動機構69により、加熱ロール62から離間する離間位置(図4参照)と、加熱ロール62に押し付けられる押付位置(図3参照)と、の間を移動可能に構成されている。移動機構69としては、例えば、カムやリンクやリニアアクチュエータなどの機械要素を用いて構成される。
押付位置に位置する加圧ロール64と加熱ロール62との間には、加熱ロール62と加圧ロール64とで連帳紙Pを挟み込むニップ部N1(挟込部)が形成される。加圧ロール64は、回転する加熱ロール62に従動して矢印G方向に回転し、ニップ部N1に導入された連帳紙Pを加熱ロール62とで挟み込んで搬送する。
〔加熱源62A〕
加熱源62A(加熱部の一例)は、加熱ロール62を加熱する機能を有している。この加熱源62Aは、加熱ロール62の内部に設けられている。加熱源62Aとしては、例えば、ハロゲンランプなどが用いられる。このように、加熱源92Aが加熱ロール62を加熱することで、加熱ロール62は、連帳紙Pを加圧ロール64とで挟み込んで搬送しながらトナー画像を加熱する。
〔温度センサ68〕
温度センサ68は、加熱ロール62の周囲のいずれかの箇所に配置されている。具体的には、温度センサ68は、例えば、加熱ロール62の外周面において連帳紙Pが巻き掛けられていない部分に対向して配置される。この温度センサ68は、加熱ロール62の温度を検知する検知部として機能する。具体的には、温度センサ68は、加熱ロール62が、予め定められた目標温度に達したことを検知する。加熱ロール62の目標温度は、例えば、トナーの溶融温度よりも高く、後述の定着ベルト84の目標温度よりも低い温度に設定される。加熱ロール62の目標温度は、一例として、180℃に設定される。
また、温度センサ68は、加熱ロール62が予め定められた基準温度に達したことを検知する。加熱ロール62の基準温度は、加熱ロール62の目標温度よりも低い予め定められた温度であり、連帳紙Pが予め定められた時間加熱を継続しても損傷(ダメージ)を受けない温度に設定される。連帳紙Pの損傷としては、例えば、シワ等の変形や、切断などがある。加熱ロール62の基準温度は、連帳紙Pが普通紙である場合は、一例として、150℃に設定され、連帳紙Pが樹脂材料を含む記録媒体(例えば樹脂フィルム)である場合は、一例として、100℃に設定される。
〔巻掛ロール66〕
巻掛ロール66は、加熱ロール62の上側に配置されている。この巻掛ロール66と加熱ロール62とには、連帳紙PがS字状に巻き掛けられている。これにより、加熱ロール62への連帳紙Pの巻き掛け量を増大させて、加熱ロール62による連帳紙Pの加熱時間を確保している。
(定着装置80)
定着装置80は、連帳紙Pに転写されたトナー画像を加熱及び加圧して連帳紙Pに定着する装置である。具体的には、定着装置80は、図3に示されるように、定着ベルト84を有する定着ベルトモジュール86と、加圧ロール88(挟込部材の一例)と、移動機構81と、を備えている。
〔定着ベルトモジュール86〕
定着ベルトモジュール86は、前述の定着ベルト84(接触部材の一例)と、定着ロール89と、駆動部89Mと、内部加熱ロール90と、外部加熱ロール92と、加熱源89A、90A、92A(加熱部の一例)と、温度センサ99と、を有している。また、定着ベルトモジュール86は、対向ロール91と、リフレッシュロール93と、対向ロール94と、従動ロール95と、剥離パッド96と、支持ロール98と、を有している。
[定着ベルト84]
定着ベルト84(接触部材の一例)は、環状に形成されており、外周面が連帳紙Pに接触する。この定着ベルト84は、複数のロール(定着ロール89、内部加熱ロール90、外部加熱ロール92、対向ロール94、従動ロール95及び支持ロール98)に後述のように巻き掛けられることで、予め定められた張力が付与された状態で、当該複数のロールで支持されている。
また、定着ベルト84は、例えば、定着ロール89が後述のように回転駆動することで、矢印C方向へ回転する。なお、本実施形態における「回転」には、ベルト等の帯状の部材が循環移動する場合も含まれる。
さらに、定着ベルト84は、定着ロール89、内部加熱ロール90及び外部加熱ロール92のそれぞれを介し、加熱源89A、90A、92Aによって、後述のように加熱される。そして、定着ベルト84は、回転して連帳紙Pを加圧ロール88とで搬送しながら、連帳紙Pに形成されたトナー画像を加熱して当該トナー画像を連帳紙Pに定着する。
[定着ロール89及び駆動部89M]
定着ロール89は、定着ベルト84の内周側であって、且つ、定着ベルトモジュール86における加圧ロール88側(下側)に配置されている。この配置位置で、定着ロール89は、定着ベルト84が巻き掛けられている。また、定着ロール89は、駆動部89Mにより回転駆動される駆動ロールとして機能する。定着ロール89は、駆動部89Mにより回転駆動されることで、定着ベルト84を回転させる。
[内部加熱ロール90]
内部加熱ロール90は、定着ベルト84の内周側であって、且つ、定着ベルトモジュール86における加圧ロール88側とは反対側(上側)に配置されている。この配置位置で、定着ロール89は、定着ベルト84が巻き掛けられている。内部加熱ロール90は、例えば、回転する定着ベルト84に従動して回転する。
[外部加熱ロール92及び対向ロール91]
外部加熱ロール92は、定着ベルト84の外周側に配置されている。この外部加熱ロール92は、定着ベルト84の回転方向における定着ロール89の下流側であって、内部加熱ロール90の上流側で、定着ベルト84に、予め定められた荷重で押し付けられている。これにより、外部加熱ロール92は、定着ベルト84の回転経路を規定している。
対向ロール91は、定着ベルト84の内周側であって、外部加熱ロール92に対向する位置に配置されている。この配置位置で、対向ロール91は、定着ベルト84の内周面84Cに接触している。これにより、対向ロール91は、外部加熱ロール92の荷重を支持している。
[加熱源89A、90A、92A]
加熱源89A、90A、92A(加熱部の一例)は、それぞれ、定着ロール89の内部、内部加熱ロール90の内部、及び外部加熱ロール92の内部に設けられている。加熱源89A、90A、92Aは、定着ロール89、内部加熱ロール90及び外部加熱ロール92のそれぞれを介し、定着ベルト84を加熱する機能を有している。加熱源62Aとしては、例えば、ハロゲンランプなどが用いられる。本実施形態では、加熱源89Aが定着ロール89を介して、定着ベルト84を後述のニップ部N2にて加熱する。
[温度センサ99]
温度センサ99は、定着ベルト84の周囲のいずれかの箇所に配置されている。温度センサ99は、定着ベルト84の温度を検知する検知部として機能する。具体的には、温度センサ99は、定着ベルト84が、予め定められた目標温度に達したことを検知する。定着ベルト84の目標温度は、例えば、トナーの溶融温度よりも高く、加熱ロール62の目標温度よりも高い温度に設定される。定着ベルト84の目標温度は、一例として、200℃に設定される。
また、温度センサ99は、定着ベルト84が予め定められた基準温度に達したことを検知する。定着ベルト84の基準温度は、定着ベルト84の目標温度よりも低い予め定められた温度であり、連帳紙Pが予め定められた時間加熱を継続しても損傷(ダメージ)を受けない温度に設定される。連帳紙Pの損傷としては、例えば、シワ等の変形や、切断などがある。定着ベルト84の基準温度は、加熱ロール62の基準温度と同様に、連帳紙Pが普通紙である場合は、一例として、150℃に設定され、連帳紙Pが樹脂材料を含む記録媒体(例えば樹脂フィルム)である場合は、一例として、100℃に設定される。
[剥離パッド96及び支持ロール98]
剥離パッド96及び支持ロール98は、定着ベルト84の内周側であって、定着ベルト84の回転方向における定着ロール89の下流側の近傍に配置されている。さらに、具体的には、剥離パッド96及び支持ロール98は、紙搬送方向におけるニップ部N2の下流側に配置されている。
なお、支持ロール98は、定着ベルト84の回転方向及び紙搬送方向において、剥離パッド96の下流側に配置されている。支持ロール98は、この配置位置で、定着ベルト84が巻き掛けられている。
剥離パッド96は、定着ロール89の軸方向に沿って長さを有している。図3に示されるように、剥離パッド96を定着ロール89の軸方向に沿って見た断面形状は、略円弧状をなしている。この剥離パッド96は、具体的には、定着ロール89の外周面に沿って湾曲した内側面96Aと、定着ベルト84を介して加圧ロール88に対向する対向面96Bと、対向面96Bに対して決められた角度を有し定着ベルト84を屈曲させる外側面96Cと、を有している。
剥離パッド96では、対向面96Bと外側面96Cから構成される角部Uで、加圧ロール88から離れる方向(上方側)に定着ベルト84を屈曲させ、ニップ部N2から排出された連帳紙Pの先端を定着ベルト84から剥離させる。
[リフレッシュロール93、対向ロール94及び従動ロール95]
リフレッシュロール93は、定着ベルト84の外周側に配置されている。このリフレッシュロール93は、定着ベルト84の回転方向における内部加熱ロール90から定着ロール89までの間で、定着ベルト84に押し付けられている。対向ロール94は、定着ベルト84の内周側におけるリフレッシュロール93に対向する位置で、定着ベルト84が巻き掛けられている。
リフレッシュロール93は、定着ベルト84の外周面(表面)を摩擦することで、連帳紙Pの通過によって荒れた表面と、荒れていない表面(連帳紙Pが通過しない領域の表面)との両方に対して細かい擦り跡(擦り傷)を多数形成し、定着ベルト84の表面の凹凸差を低減する。これにより、定着ベルト84及び加圧ロール88で定着された画像上のグロス差(光沢差)が解消されるようになっている。
従動ロール95は、定着ベルト84の内周側において、定着ベルト84の回転方向における内部加熱ロール90からリフレッシュロール93までの間で定着ベルト84が巻き掛けられている。この従動ロール95は、定着ベルト84の回転に伴って従動回転する。
〔加圧ロール88及び移動機構81〕
加圧ロール88(挟込部材の一例)は、移動機構81により、定着ベルト84から離間する離間位置(図4参照)と、定着ベルト84に押し付けられる押付位置(図3参照)と、の間を移動可能に構成されている。移動機構81としては、例えば、カムやリンクやリニアアクチュエータなどの機械要素を用いて構成される。
押付位置に位置する加圧ロール88と定着ベルト84との間には、定着ベルト84と加圧ロール88とで連帳紙Pを挟み込むニップ部N2(挟込部)が形成されている。また、加圧ロール88は、回転する定着ベルト84に従動して矢印E方向に回転し、ニップ部N2に導入された連帳紙Pを定着ベルト84とで挟んで搬送する。
(制御部70)
制御部70は、画像形成装置10の各部の動作を制御する機能を有する部分である。制御部70には、温度センサ68及び温度センサ99が接続されている。これにより、温度センサ68及び温度センサ99の検知結果が、温度センサ68及び温度センサ99から制御部70へ送られる。
制御部70には、搬送部50の駆動部55、加熱ロール62の駆動部62M、定着ロール89の駆動部89M、加圧ロール64の移動機構69、及び加圧ロール88の移動機構81を含む画像形成装置10の各部が接続されている。前述の駆動部及び移動機構を含む各部の駆動を制御部70が制御する。制御部70の駆動制御によって駆動される各部の動作は、後述の作用にて説明する。
<作用>
本実施形態では、まず、例えば、作業者の手作業により、連帳紙Pが画像形成装置10の搬送経路に予め配置される。このように、連帳紙Pが搬送経路に予め配置されることで、加熱ロール62及び定着ベルト84と連帳紙Pとが接触した状態になる。
なお、連帳紙Pが搬送経路に配置される前において、加熱装置60の加圧ロール64は、加熱ロール62から離間する離間位置(図4参照)に位置する。また、定着装置80の加圧ロール88は、定着ベルト84から離間する離間位置(図4参照)に位置する。このように、接触するロール同士が離間され、ニップ部N1、N2を含む各ニップ部において、接触状態(ニップ)が解除されている。少なくともニップ部N1、N2においては、連帳紙Pが搬送経路に配置された後も、加圧ロール64、88が離間位置に位置する状態が維持されている。
次に、画像形成装置10の電源が入れられて、制御部70による各部の駆動制御によって、画像形成装置10の立ち上げ動作が実行される。
当該立ち上げ動作では、加熱源62Aが加熱ロール62を加熱し、加熱源89A、90A、92Aが、定着ロール89、内部加熱ロール90及び外部加熱ロール92のそれぞれを介し、定着ベルト84を加熱する。
次に、温度センサ68及び温度センサ99の少なくとも一方が基準温度を検知すると、搬送部50の駆動部55が巻取ロール53を回転駆動して、連帳紙Pの巻き取りを開始する。すなわち、加熱ロール62及び定着ベルト84の少なくとも一方が基準温度に達したら、連帳紙Pの搬送が開始される。このときの搬送速度は、例えば、画像形成動作を行う際の搬送速度よりも遅くされる。なお、当該搬送速度は、画像形成動作を行う際の搬送速度と同じであってもよい。
また、温度センサ68及び温度センサ99の少なくとも一方が基準温度を検知すると、駆動部62Mが加熱ロール62の回転を開始し、駆動部89Mが定着ロール89を回転駆動することで定着ベルト84の回転が開始される。加熱ロール62の回転速度(周速度)及び、定着ベルト84の回転速度(周速度)は、搬送部50による連帳紙Pの搬送速度以上の速度とされている。すなわち、加熱ロール62及び定着ベルト84は、連帳紙Pの搬送速度以上の速度で回転する。
なお、温度センサ68が基準温度を検知すると、駆動部62Mが加熱ロール62の回転を開始し、温度センサ99が基準温度を検知すると、駆動部89Mが定着ロール89を回転駆動することで定着ベルト84の回転が開始される構成であってもよい。
加熱ロール62の回転速度(周速度)及び、定着ベルト84の回転速度(周速度)と、連帳紙Pの搬送速度との速度関係は、温度センサ68及び温度センサ99がそれぞれの目標温度を検知するまで維持される。すなわち、加熱ロール62及び定着ベルト84の温度が目標温度に達するまでは、加熱ロール62及び定着ベルト84の回転速度は、連帳紙Pの搬送速度より速いか、同じ速度とされている。
また、加圧ロール64、88が離間位置に位置する状態が、温度センサ68及び温度センサ99が目標温度を検知するまで維持されている。すなわち、加熱ロール62及び定着ベルト84の加熱が開始されてから加熱ロール62及び定着ベルト84の温度が目標温度に達するまでは、加圧ロール64、88が連帳紙Pから離間する。
次に、温度センサ68及び温度センサ99が目標温度を検知すると、加圧ロール64、88は、移動機構69、89により離間位置(図4参照)から押付位置(図3参照)へ移動される。このように、立ち上げ動作が行われ、立ち上げ動作後に画像形成部12による連帳紙Pへの画像形成動作が行われる。
また、温度センサ68及び温度センサ99が目標温度を検知した検知結果に基づき、制御部70が加熱源62A及び加熱源89A、90A、92Aをフィードバック制御することで、加熱ロール62及び定着ベルト84が目標温度に維持される。
以上のように、本実施形態では、加熱ロール62及び定着ベルト84の少なくとも一方が基準温度に達したら、連帳紙Pの搬送が開始される。
このため、加熱ロール62及び定着ベルト84が目標温度に達したら連帳紙Pの搬送を開始する構成に比べ、連帳紙Pの同じ個所が基準温度を超えた温度で継続的に暖められることが抑制される。したがって、連帳紙Pの同じ個所が基準温度を超えた温度で継続的に暖められることによる連帳紙Pの劣化や切断が抑制され、連帳紙Pの搬送不良が抑制される。
また、加熱ロール62及び定着ベルト84の加熱の開始と同時に連帳紙Pの搬送が開始される構成に比べ、加熱ロール62及び定着ベルト84が目標温度に達するまでに搬送方向下流側へ搬送される連帳紙Pの搬送量が低減される。したがって、二次転写位置NTに対する搬送方向下流側へ搬送されることで画像が形成されない損紙の発生が抑制される。
また、本実施形態では、温度センサ68及び温度センサ99の少なくとも一方が基準温度を検知すると、駆動部62Mが加熱ロール62の回転を開始し、駆動部89Mが定着ロール89を回転駆動することで定着ベルト84の回転が開始される。
このため、加熱ロール62及び定着ベルト84が目標温度に達したら、加熱ロール62及び定着ベルト84の回転を開始する構成に比べ、連帳紙Pとの接触部分で生じる加熱ロール62及び定着ベルト84から連帳紙Pへの局所的な熱移動が抑制される。これにより、加熱ロール62及び定着ベルト84の周方向での温度ムラが抑制される。
また、加熱ロール62及び定着ベルト84の加熱の開始と同時に加熱ロール62及び定着ベルト84が回転する構成に比べ、加熱ロール62及び定着ベルト84が暖められていない状態で回転を開始することが抑制される。これにより、加熱ロール62の表面層及び定着ベルト84が軟化していない状態で回転を開始することで生じる表面層及び定着ベルト84の亀裂などの損傷が抑制される。
また、本実施形態では、加熱ロール62及び定着ベルト84の温度が目標温度に達するまでは、加熱ロール62及び定着ベルト84の回転速度は、連帳紙Pの搬送速度以上の速度とされている。
このため、加熱ロール62及び定着ベルト84の温度が目標温度に達するまでの加熱ロール62及び定着ベルト84の回転速度が連帳紙Pの搬送速度未満である構成に比べ、加熱ロール62及び定着ベルト84が、連帳紙Pの冷たい部分(新たにニップ部N1、N2に搬送される部分)と接触する時間が減り、加熱ロール62及び定着ベルト84から連帳紙Pへの熱移動が抑制される。これにより、加熱ロール62及び定着ベルト84の加熱を開始してから加熱ロール62及び定着ベルト84の温度が目標温度に達するまでの時間が短縮される。
また、本実施形態では、加熱ロール62及び定着ベルト84の加熱が開始されてから加熱ロール62及び定着ベルト84の温度が目標温度に達するまでは、加圧ロール64、88が連帳紙Pから離間する。
このため、加圧ロール64、88が連帳紙Pに常時接触する構成に比べ、連帳紙Pが加熱ロール62及び定着ベルト84に密着せず、加熱ロール62及び定着ベルト84から連帳紙Pを介して加圧ロール64、88へ熱移動することが抑制される。これにより、加熱ロール62及び定着ベルト84の加熱を開始してから加熱ロール62及び定着ベルト84の温度が目標温度に達するまでの時間が短縮される。
(変形例)
上記実施形態では、搬送装置の一例として、画像形成部12を備える画像形成装置10について説明したが、これに限られない。例えば、搬送装置としては、例えば、被搬送体への画像形成を行わず、被搬送体を加熱しながら搬送する装置であってもよい。
また、上記実施形態では、被搬送体の一例として、連帳紙Pを用いたが、これに限られない。被搬送体としては、例えば、樹脂材料で形成された樹脂フィルムなどであってもよく、被搬送体の材質は不問である。なお、被搬送体の材質によって、前述の基準温度が異なる温度に設定される。
また、上記実施形態では、画像形成装置10は、加熱装置60を備えていたが、加熱装置60を備えない構成であってもよい。すなわち、上記実施形態では、接触部材、加熱部及び挟込部材の一例として、それぞれ、複数の部材(加熱ロール62、加熱源62A、加圧ロール64、定着ベルト84、加熱源89A、90A、92A、及び加圧ロール88)が設けられていたが、単一の部材で構成されていてもよい。この構成では、温度センサ99の検知結果に基づき、搬送部50の駆動部55、定着ロール89の駆動部89M、及び加圧ロール64の移動機構69などが制御される。
また、上記実施形態では、接触部材の一例として、加熱ロール62及び定着ベルト84を用いたが、これに限られない。接触部材の一例としては、例えば、加熱ベルト及び定着ロールであってもよい。また、接触部材の一例としては、例えば、回転しない非回転部材であってもよい。
また、上記実施形態では、定着ベルト84を加熱する加熱部の一例として、複数の加熱源89A、90A、92Aを用いたが、これに限られず、単一の加熱源であってもよい。
また、上記実施形態では、定着ベルト84は、ニップ部N2を含む部分で加熱されていたが、これに限らない。例えば、定着ベルト84は、ニップ部N2を含まない部分で加熱される構成であってもよい。
また、上記実施形態では、挟込部材の一例として、加圧ロール64、88を用いたが、これに限られない。挟込部材の一例としては、例えば、加圧ベルトであってもよい。
また、上記実施形態では、接触部材の一例としての加熱ロール62及び定着ベルト84は、基準温度に達したら回転を開始していたが、これに限られない。例えば、目標温度よりも低く、基準温度と異なる予め定められた温度に達したら、加熱ロール62及び定着ベルト84の回転を開始する構成であってもよい。また、例えば、接触部材として暖められていない状態で開始しても損傷のおそれがない部材を用いる場合は、接触部材の加熱の開始と共に接触部材を回転させる構成であってもよい。
また、上記実施形態では、加熱ロール62及び定着ベルト84の温度が目標温度に達するまでは、加熱ロール62及び定着ベルト84の回転速度は、連帳紙Pの搬送速度以上の速度とされていたが、これに限られない。例えば、加熱ロール62及び定着ベルト84の温度が目標温度に達するまで、加熱ロール62及び定着ベルト84の回転速度が、連帳紙Pの搬送速度未満の速度とされている構成であってもよい。
また、上記実施形態では、加圧ロール64、88が離間位置に位置する状態が、温度センサ68及び温度センサ99が目標温度を検知するまで維持されていたが、これに限られない。例えば、加圧ロール64、88は、温度センサ68及び温度センサ99が目標温度を検知する前の任意のタイミングで、移動機構69、89により離間位置(図4参照)から押付位置(図3参照)へ移動される構成であってもよい。
本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、その主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形、変更、改良が可能である。例えば、上記に示した変形例は、適宜、複数を組み合わせて構成してもよい。
10 画像形成装置(搬送装置の一例)
50 搬送部
62 加熱ロール(接触部材の一例)
62A 加熱源(加熱部の一例)
64 加圧ロール(挟込部材の一例)
84 定着ベルト(接触部材の一例)
88 加圧ロール(挟込部材の一例)
89A、90A、92A 加熱源
P 連帳紙(被搬送体の一例)

Claims (4)

  1. 予め搬送経路に配置された被搬送体に接触する接触部材と、
    前記接触部材を目標温度に加熱する加熱部と、
    前記接触部材の温度が前記目標温度よりも低い予め定められた基準温度に達したら、前記被搬送体の搬送を開始する搬送部と、
    を備え、
    前記接触部材は、前記基準温度に達したら回転を開始し、
    前記接触部材の温度が目標温度に達するまでは、前記接触部材は、前記搬送部による前記被搬送体の搬送速度以上の速度で回転する
    搬送装置。
  2. 予め搬送経路に配置され且つ軟化層を一部に有さない被搬送体に接触する接触部材と、
    前記接触部材を目標温度に加熱する加熱部と、
    前記接触部材の温度が前記目標温度よりも低い予め定められた基準温度に達したら、前記被搬送体の搬送を開始する搬送部と、
    を備え、
    前記接触部材は、前記基準温度に達したら回転を開始し、
    前記接触部材の温度が目標温度に達するまでは、前記接触部材は、前記搬送部による前記被搬送体の搬送速度以上の速度で回転する
    搬送装置。
  3. 前記接触部材とで前記被搬送体を挟み込む挟込部材であって、前記加熱部が前記接触部材の加熱を開始してから前記接触部材の温度が目標温度に達するまでは前記被搬送体から離間する前記挟込部材
    を備える請求項1又は2に記載の搬送装置。
  4. 予め搬送経路に配置された前記被搬送体に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部によって画像が形成された被搬送体を前記目標温度にて加熱して該画像を定着する前記接触部材としての定着部材と、
    を備える請求項1〜3のいずれか1項に記載の搬送装置としての画像形成装置。
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