JP6699398B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
例えば、安定時を基準としてニップ幅を封筒にシワが発生しない程度に小さく設定した場合、低温時には熱膨張が不足し加圧部材と定着部材が接触せず、逆に低温時を基準として封筒にシワが発生しない程度に小さく設定した場合、安定時には熱膨張によりニップ幅が広がりすぎてしまうという問題が生じる。
用紙に形成されたトナー像を加熱する無端状の定着ベルトと、
前記定着ベルトの内側に配置された弾性ローラーと、
前記定着ベルトを介して前記弾性ローラーに前記用紙を圧接させる加圧ローラーと、
前記弾性ローラーの外側に配置され、前記定着ベルトを加熱する第1の加熱部と、
前記弾性ローラーの内側に配置され、前記弾性ローラーを加熱する第2の加熱部と、
前記第2の加熱部の加熱量を制御することにより、前記弾性ローラーの熱膨張を制御する加熱制御手段と、
前記弾性ローラーと前記加圧ローラーが形成するニップ部の荷重を変更する定着ニップ荷重変更手段を備え、
一枚の紙からなる用紙の印刷時に対応する第1のモードと、用紙が重ね合わされた重ね合わせ部を有する用紙の印刷時に対応する第2のモードと、を有し、
前記定着ニップ荷重変更手段は、前記第2のモード時に、前記ニップ部の荷重を前記第1のモード時の荷重よりも小さくし、
前記加熱制御手段は、前記第2のモード時に、前記第2の加熱部による前記弾性ローラーの加熱量を前記第1のモード時の加熱量よりも増加させるように制御することを特徴とする。
前記加熱制御手段は、前記弾性ローラーの熱膨張が所定の状態となるように、前記第1の加熱部と前記第2の加熱部との点灯比率を制御することを特徴とする。
前記弾性ローラーの内部に配置された芯金と、
前記芯金の温度を検出する温度検出手段と、を備え、
前記加熱制御手段は、前記温度検出手段による前記芯金の検出温度に基づき、前記第2の加熱部の加熱量を制御することを特徴とする。
前記芯金の熱膨張率は前記定着ベルトの熱膨張率よりも高いことを特徴とする。
前記弾性ローラーは、前記芯金の外周に設けられた第1弾性層と、該第1弾性層の外周に前記第1弾性層よりも熱膨張率の低い第2弾性層と、を有することを特徴とする。
前記芯金を冷却する冷却手段と、
前記冷却手段の作動を制御する冷却制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
前記冷却手段は、前記弾性ローラーの内部の芯金に冷却風を送風する送風部を備え、
前記芯金は、内部に該芯金の軸方向に沿って形成された溝構造を有することを特徴とする。
前記第1の加熱部は、インバーターヒーターからなり、
前記第2の加熱部は、ランプヒーターからなる
ことを特徴とする。
前記加圧ローラーは駆動回転し、
前記弾性ローラーは従動回転することを特徴とする。
用紙にトナー像を形成する画像形成部と、
トナー像が形成された用紙を、加熱圧接してトナー像を用紙に定着させる請求項1から9のいずれか一項に記載の定着装置と、
を備えることを特徴とする。
以下、本発明の画像形成装置に係る実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明の実施形態ではカラーの画像形成装置を例に挙げて説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばモノクロの画像形成装置に適用することも可能である。
C、M、Y及びKに対応する4つの感光体ドラム172上に各々C、M、Y及びKのトナーで形成された画像(単色画像)は、各感光体ドラム172から転写体174上に順次重ねられて転写される。これにより、転写体174上にC、M、Y及びKを色成分とするカラー画像が形成される。転写体174は、複数の転写体搬送ローラーに巻き回された無端ベルトであり、各転写体搬送ローラーの回転に従って回転する。
2次転写ローラー175は、転写体174上のカラー画像を、給紙トレイ22又は外部に設けられる給紙装置から給紙された用紙上に転写する。詳しくは、用紙及び転写体174を挟持する2次転写ローラー175に所定の転写電圧が印加されることにより、転写体174上においてカラー画像を形成しているトナーが用紙側に引き寄せられて用紙に転写される。
また図4(B)に示すように、芯金184の外周には、軸方向の全長に亘って形成された溝構造が、均等な間隔をおいて複数施されている。
ここで、図5のフローチャートを用いて定着装置の動作を説明する。
図5に示すように、制御部10は、印刷の指示があったかどうかを判断し(ステップS501)、印刷の指示があったと判断した場合(ステップS501:Yes)、制御部10はIHヒーター185に通電して、定着ベルトの加熱を開始する(ステップS502)。
一方、印刷の指示がなかったと判断した場合(ステップS501:No)は、印刷の指示があるまでステップS501の処理を繰り返す。
低圧モードが選択されたと判断した場合(ステップS503:Yes)、制御部10は定着ニップ荷重を下げるように付勢部材187の付勢力を制御し(ステップS504)、ハロゲンランプヒーター186を加熱して弾性ローラー182を加熱する(ステップS505)。
低圧モードが選択されなかったと判断した場合(ステップS503:No)、ステップS506へと移行する。
例えば、IHヒーター185とハロゲンランプヒーター186の点灯割合を100:0(IHヒーター185は点灯するが、ハロゲンランプヒーター186は点灯しない)〜100:50(ハロゲンランプヒーター186は、IHヒーター185の点灯割合の半分の比率で点灯する)〜100:100(IHヒーター185、ハロゲンランプヒーター186とも同じ比率で点灯する)のように制御してもよいし、又はこれらの間の比率で制御してもよい。
最終ページではないと判断した場合(ステップS511:No)、ステップS511の処理を繰り返す。
所定の温度まで冷却されていないと判断した場合(ステップS517:No)、ステップS517の処理を繰り返す。
また、ユーザーは通常モードと低圧モードを選択することができるため、記録材の種類に応じた加熱定着が可能である。
ここで制御部10は、弾性ローラー182の表面硬度を変化させる場合、定着ベルト183の表面温度と弾性ローラー182の表面硬度が所定の状態となるように、IHヒーター185に対するハロゲンランプヒーター186の点灯比率を制御することができる。
これにより、定着ベルト183の温度と弾性ローラー182の表面硬度を、それぞれ所定の状態となるように独立に制御できる。
また、弾性ローラー182を加熱する第2の加熱部はハロゲンランプヒーター186であるため、芯金184を均一に加熱することができる。
また、芯金184には軸方向に溝構造が複数形成されている。これにより芯金内部の表面積を増加させるとともに、冷却風の通りがよくなり、冷却効率が向上する。
上記実施の形態は本発明の好適な一例であり、これに限定されない。本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態において、弾性ローラー182を異なる熱膨張率を有する二層の弾性層からなる弾性体としたが、これに限らず、一層または三層以上からなる弾性層としてもよい。
10 制御部(加熱制御手段、冷却制御手段)
11 記憶部
12 操作部
13 表示部
14 インターフェース
15 スキャナー
16 画像処理部
17 画像形成部
18 画像定着部
181 加圧ローラー
182 弾性ローラー
183 定着ベルト
184 芯金
184a 第1の温度センサー(温度検出手段)
185 IHヒーター(第1の加熱部)
186 ハロゲンランプヒーター(第2の加熱部)
187 付勢部材(定着ニップ荷重変更手段)
188 ファン(冷却手段)
19 搬送部
22 給紙トレイ
23 排紙トレイ
S 記録材
Claims (10)
- 用紙に形成されたトナー像を加熱する無端状の定着ベルトと、
前記定着ベルトの内側に配置された弾性ローラーと、
前記定着ベルトを介して前記弾性ローラーに前記用紙を圧接させる加圧ローラーと、
前記弾性ローラーの外側に配置され、前記定着ベルトを加熱する第1の加熱部と、
前記弾性ローラーの内側に配置され、前記弾性ローラーを加熱する第2の加熱部と、
前記第2の加熱部の加熱量を制御することにより、前記弾性ローラーの熱膨張を制御する加熱制御手段と、
前記弾性ローラーと前記加圧ローラーが形成するニップ部の荷重を変更する定着ニップ荷重変更手段を備え、
一枚の紙からなる用紙の印刷時に対応する第1のモードと、用紙が重ね合わされた重ね合わせ部を有する用紙の印刷時に対応する第2のモードと、を有し、
前記定着ニップ荷重変更手段は、前記第2のモード時に、前記ニップ部の荷重を前記第1のモード時の荷重よりも小さくし、
前記加熱制御手段は、前記第2のモード時に、前記第2の加熱部による前記弾性ローラーの加熱量を前記第1のモード時の加熱量よりも増加させるように制御することを特徴とする定着装置。 - 前記加熱制御手段は、前記弾性ローラーの熱膨張が所定の状態となるように、前記第1の加熱部と前記第2の加熱部との点灯比率を制御することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
- 前記弾性ローラーの内部に配置された芯金と、
前記芯金の温度を検出する温度検出手段と、を備え、
前記加熱制御手段は、前記温度検出手段による前記芯金の検出温度に基づき、前記第2の加熱部の加熱量を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。 - 前記芯金の熱膨張率は前記定着ベルトの熱膨張率よりも高いことを特徴とする請求項3記載の定着装置。
- 前記弾性ローラーは、前記芯金の外周に設けられた第1弾性層と、該第1弾性層の外周に前記第1弾性層よりも熱膨張率の低い第2弾性層と、を有することを特徴とする請求項3又は4に記載の定着装置。
- 前記芯金を冷却する冷却手段と、
前記冷却手段の作動を制御する冷却制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項3から5の何れか一項に記載の定着装置。 - 前記冷却手段は、前記弾性ローラーの内部の芯金に冷却風を送風する送風部を備え、
前記芯金は、内部に該芯金の軸方向に沿って形成された溝構造を有することを特徴とする請求項6記載の定着装置。 - 前記第1の加熱部は、インバーターヒーターからなり、
前記第2の加熱部は、ランプヒーターからなる
ことを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載の定着装置。 - 前記加圧ローラーは駆動回転し、
前記弾性ローラーは従動回転することを特徴とする請求項1から8のいずれか一項記載の定着装置。 - 用紙にトナー像を形成する画像形成部と、
トナー像が形成された用紙を、加熱圧接してトナー像を用紙に定着させる請求項1から9のいずれか一項に記載の定着装置と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016127137A JP6699398B2 (ja) | 2016-06-28 | 2016-06-28 | 定着装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016127137A JP6699398B2 (ja) | 2016-06-28 | 2016-06-28 | 定着装置及び画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018004714A JP2018004714A (ja) | 2018-01-11 |
JP6699398B2 true JP6699398B2 (ja) | 2020-05-27 |
Family
ID=60946341
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016127137A Active JP6699398B2 (ja) | 2016-06-28 | 2016-06-28 | 定着装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6699398B2 (ja) |
-
2016
- 2016-06-28 JP JP2016127137A patent/JP6699398B2/ja active Active
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Publication number | Publication date |
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JP2018004714A (ja) | 2018-01-11 |
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