JP6417653B2 - ポリプロピレン樹脂製有価物用フィルム - Google Patents
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Description
また、本発明は、前記の有価物用フィルムを用いた、紙幣、銀行券、手形、小切手、トラベラーズチェック、有価証券、商品券、宝くじ券、株券又は債券にある。
ポリプロピレン樹脂としては、プロピレン単独重合体、プロピレン・α−オレフィンランダム共重合体、またはこれらの混合物があげられる。プロピレン・α−オレフィンランダム共重合体を含んでいることが好ましい。
α−オレフィンとしては、エチレン及び/または炭素数4〜20のα−オレフィンがあげられ、エチレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテンが好ましい。
プロピレン・α−オレフィンランダム共重合体の例としては、プロピレン・エチレンランダム共重合体、プロピレン・1−ブテンランダム共重合体、プロピレン・1−ヘキセンランダム共重合体、プロピレン・1−オクテンランダム共重合体、プロピレン・エチレン・1−ブテンランダム共重合体、プロピレン・エチレン・1−ヘキセンランダム共重合体、プロピレン・1−ブテン・1−オクテンランダム共重合体等があげられる。
本発明のポリプロピレン樹脂は、プロピレン含有量が、好ましくは80〜100重量%、より好ましくは85〜99.5重量%、さらに好ましくは90〜99重量%、特に好ましくは95〜99重量%が好ましい。
本発明のポリプロピレン樹脂のプロピレン含有量は、以下装置と条件により、13C−核磁気共鳴スペクトル法によって測定した。
装置:AVANCE III(ブルカーバイオスピン(株)製)
濃度:300mg/2.5ml
溶媒:オルソジクロロベンゼン/ブロモベンゼン−d5混合溶媒(体積比4/1)
90°パルス、パルス間隔15秒
本発明のポリプロピレン樹脂は、示差走査型熱量計(DSC)で求めた融解終了温度[TE]と[TP]との差が、好ましくは[TE]−[TP]≦8℃を満たすことが、ポリプロピレン樹脂の結晶性が均一で球晶が整うので得られるフィルムの透明性に優れるため好ましい。
[TP]、[TE]は、セイコー社製DSCを用い、サンプル量5.0mgを採り、200℃で5分間保持した後、40℃まで10℃/分の降温スピードで結晶化させ、更に10℃/分の昇温スピードで融解させたときの融解ピーク温度及び融解終了温度で評価した(単位:℃)。
本発明の有価物用フィルムの一つの態様は、前記ポリプロピレン樹脂を含む単層フィルムである。前記ポリプロピレン樹脂をフィルム状に加工してもよいし、ポリプロピレン樹脂に他の素材をブレンドしたものをフィルム状に加工してもよい。他の素材としては、メタロセン触媒以外の触媒(チーグラーナッタ触媒等)の作用によって得られるポリプロピレン樹脂、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、エチレン・α−オレフィン共重合体等のポリエチレン樹脂、エチレンを主成分としたエチレン・α−オレフィン共重合体エラストマー、プロピレンを主成分としたプロピレン・α−オレフィン共重合体エラストマー、熱可塑性スチレン−ジオレフィン共重合体水素添加物、ポリメチル−1−ペンテン、エチレン−環状オレフィン共重合体等のポリオレフィン系樹脂、ナイロン−6、ナイロン−6,6、ナイロン−6,10、ナイロン−6,12等のポリアミド系樹脂、ポリエチレンテレフタレートやその共重合体、ポリエチレンナフタレート、脂肪族ポリエステル等の熱可塑性ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート、アタクティックポリスチレン、シンジオタクティックポリスチレン、ポリフェニレンスルフィド等の熱可塑性樹脂が挙げられる。また、別の他の素材としては、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、帯電防止剤、造核剤、滑剤、中和剤、分散剤、蛍光増白剤、着色剤、界面活性剤、防かび剤、無機充填材、有機充填材、アンチブロッキング剤等の添加剤が挙げられる。フィルムに含まれるポリプロピレン樹脂の含有量は50〜100重量%程度である。
延伸フィルムは、具体的には、通常の工業的な延伸フィルムの製造に用いられる方法、例えば、ロール延伸、テンター延伸、チューブラー延伸、パンタグラフ式卓上延伸機等の延伸方法を採用することにより、少なくとも一軸方向に延伸することによって得ることができる。なお、二軸延伸の場合は、二方向に同時延伸、逐次又は多段延伸のいずれの方法も適用することができる。好ましくは、剛性、透明性、引き裂き特性のバランスから、同時二軸延伸法が好ましく、より好ましくはチューブラー二軸延法が好ましい。延伸倍率は、一般に一方向に対して好ましくは2〜12倍、より好ましくは3〜10倍、さらに好ましくは3〜5倍が好ましい。延伸後に緊張化又は数パーセント緩和しつつ熱処理することができる。必要により、空気中又は不活性ガス中でコロナ放電等の表面処理をしてもよい。延伸後に熱処理を行い、その後表面処理することもできる。
本発明の有価物用フィルムの一つの態様は、前記ポリプロピレン樹脂を含むフィルム層と他の層とからなる多層フィルムである。
ポリプロピレン樹脂を含むフィルム層には、ポリプロピレン樹脂又はポリプロピレン樹脂に他の素材をブレンドしたものを使用することができる。他の素材としては、単層フィルムに用いられるものと同じものを使用することができる。
多層フィルムにおける他の層には、ポリプロピレン樹脂、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、エチレン・α−オレフィン共重合体等のポリエチレン樹脂、エチレンを主成分としたエチレン・α−オレフィン共重合体エラストマー、プロピレンを主成分としたプロピレン・α−オレフィン共重合体エラストマー、熱可塑性スチレン−ジオレフィン共重合体水素添加物、ポリメチル−1−ペンテン、エチレン−環状オレフィン共重合体等のポリオレフィン系樹脂、ナイロン−6、ナイロン−6,6、ナイロン−6,10、ナイロン−6,12等のポリアミド系樹脂、ポリエチレンテレフタレートやその共重合体、ポリエチレンナフタレート、脂肪族ポリエステル等の熱可塑性ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート、アタクティックポリスチレン、シンジオタクティックポリスチレン、ポリフェニレンスルフィド等の熱可塑性樹脂や紙、布などを使用することができる。
他の層にはメタロセン触媒の作用によって得られるポリプロピレン樹脂が含まれていても構わない。すなわちメタロセン触媒の作用によって得られるポリプロピレン樹脂を含むフィルム層とメタロセン触媒の作用によって得られるポリプロピレン樹脂を含むフィルム層との多層フィルムであってもよい。
延伸フィルムは、具体的には、通常の工業的な延伸フィルムの製造に用いられる方法、例えば、ロール延伸、テンター延伸、チューブラー延伸、パンタグラフ式卓上延伸機等の延伸方法を採用することにより、少なくとも一軸方向に延伸することによって得ることができる。なお、二軸延伸の場合は、二方向に同時延伸、逐次又は多段延伸のいずれの方法も適用することができる。好ましくは、剛性、透明性、引き裂き特性のバランスから、同時二軸延伸法が好ましく、より好ましくはチューブラー二軸延法が好ましい。延伸倍率は、一般に一方向に対して好ましくは2〜12倍、より好ましくは3〜10倍、さらに好ましくは3〜5倍が好ましい。延伸後に緊張化又は数パーセント緩和しつつ熱処理することができる。必要により、空気中又は不活性ガス中でコロナ放電等の表面処理をしてもよい。延伸後に熱処理を行い、その後表面処理することもできる。
本発明の有価物用フィルムは、ポリプロピレン樹脂を含む単層フィルム又は多層フィルムの引張弾性率が、好ましくは500〜2000MPa、より好ましくは600〜1700MPa、さらに好ましくは700〜1500MPa、特に好ましくは800〜1300MPaである。ここで引張弾性率は、フィルムから切り出した幅15mmの試験片を用いてJIS K7127−1999に従って測定するフィルムの縦方向(フィルムを成形する際の引き取り方向)の値である。本発明の有価物用フィルムは、適度な剛性感を発現することが可能であり使用時に扱いやすい。
本発明の有価物用フィルムは、ポリプロピレン樹脂を含む単層フィルム又は多層フィルムのヘイズが、好ましくは0.1〜10%、より好ましくは0.2〜5%である。ここでヘイズは、フィルムから有価物のサイズに切り出した試験片を用いてもっとも透明性が良好な部位についてJIS K7136−2000に従って測定する値である。局所的に薄肉部を設けたフィルムであれば、当該薄肉部が、もっとも透明性が良好な部位になるであろうし、穴あきの紙との積層フィルムであれば、穴あき部がもっとも透明性が良好な部位になるであろう。透明性が良好であれば、偽造防止の透かしやホログラムを施す際の効果が高い。
なお、本発明において採用しているTREF法とは、以下に示す方法である。
すなわち、試料を140℃でオルトジクロロベンゼンに溶解し溶液とする。これを140℃のTREFカラムに導入した後8℃/分の降温速度で100℃まで冷却し、引き続き4℃/分の降温速度で40℃まで冷却後、10分間保持する。その後、溶媒であるオルトジクロロベンゼンを1mL/分の流速でカラムに流し、TREFカラム中で40℃のオルトジクロロベンゼンに溶解している成分を10分間溶出させ、次に昇温速度100℃/時間にてカラムを140℃までリニアに昇温し、溶出曲線を得る。
上記条件に従って得た溶出曲線から40℃で溶出する成分の全量に対する割合(重量%)を算出する。用いるカラム、溶媒、温度等の条件は以下の通りである。
カラムサイズ:4.3mmφ×150mm
カラム充填材:100μm表面不活性処理ガラスビーズ
溶媒:オルトジクロロベンゼン
試料濃度:5mg/mL
試料注入量:0.2mL
溶媒流速:1mL/分
検出器:波長固定型赤外検出器 FOXBORO社製 MIRAN 1A
測定波長:3.42μm
本発明の有価物用フィルムには、各種の偽造防止手段、改竄防止手段等を施すこともできる。
日本ポリプロ製WEG7T(メタロセン系プロピレン・エチレン共重合体、メルトフローレート(MFR)1.4g/10分、プロピレン含有量99重量%、DSCで求めた融解ピーク温度(TP)153℃、融解終了温度(TE)157℃)を用いて、1台の押出機から230℃にて溶融混練し、240℃のダイス温度に設定したTダイフィルム成形機より押出し、30℃の冷却ロールで冷却して、厚さ30μmの未延伸フィルムを得た。未延伸フィルムの両面にグラビア印刷したのちに、縦76mm×横160mmに裁断して、紙幣様のサンプルを得た。印刷の際は、サンプルに透かし部が残るように15mm円の未印刷部分を残した。未延伸フィルムの縦方向の引張弾性率は700MPa、縦方向の引裂強度(EMD)は6N/mm、横方向の引裂強度(ETD)は95N/mm、ヘイズは2.0%、TREF法による40℃以下の可溶分量は1.8重量%であった。紙幣様のサンプルを200枚程度重ねて、手でめくるように枚数を数えたところ、程よい滑り感と、しっかり感が感じられた。透かし部は澄んでいた。また、紙幣様のサンプル1枚を手で50回揉み解したが印刷の剥れは見られなかった。
日本ポリプロ製WEG7Tを用いて、1台の押出機から230℃にて溶融混練し、230℃に設定した環状ダイスにより下向きに押出した。形成されたチューブ状のフィルムを、内側は冷却水が循環している円筒状冷却マンドレルの外表面を摺動させながら、外側は水槽を通すことにより冷却しながら引き取り、未延伸フィルムを得た。このチューブ状未延伸フィルムをチューブラー二軸延伸装置に導き、105℃で縦横それぞれ3倍に延伸し、次にこの延伸フィルムをチューブアニーリング装置にて75℃の熱風で縦横各々10%弛緩させた後、室温に冷却し、フィルム両端をトリミングして、二枚別々に巻き取った。最終のフィルム厚さ30μmの二軸延伸フィルムを得た。二軸延伸フィルムの縦方向の引張弾性率は1300MPa、縦方向の引裂強度(EMD)は5N/mm、横方向の引裂強度(ETD)は5N/mm、ヘイズは1.7%、TREF法による40℃以下の可溶分量は1.5重量%であった。紙幣様のサンプルを200枚程度重ねて、手でめくるように枚数を数えたところ、程よい滑り感と、しっかり感が感じられた。実施例1の未延伸フィルムより引張弾性率が高く、縦方向の引裂強度(EMD)と横方向の引裂強度(ETD)の数値が近くバランスが優れているため、未延伸フィルムよりさらに良好な手触り感を得られた。透かし部は澄んでいた。また、紙幣様のサンプル1枚を手で50回揉み解したが印刷の剥れは見られなかった。
日本ポリプロ製WEG7Tを用いて、1台の押出機から230℃にて溶融混練し、240℃のダイス温度に設定したTダイフィルム成形機より押出し、30℃の冷却ロールで冷却して原反シートを得た。この原反シートを110℃の加熱ロールで縦方向(MD)に5倍延伸し、引き続き150℃のテンターオーブンで横方向(TD)に8倍延伸して厚さ30μmの二軸延伸フィルムを得た。この二軸延伸フィルムの縦方向の引張弾性率は1800MPa、縦方向の引裂強度(EMD)は4N/mm、横方向の引裂強度(ETD)は2N/mm、ヘイズは1.0%、TREF法による40℃以下の可溶分量は1.1重量%であった。紙幣様のサンプルを200枚程度重ねて、手でめくるように枚数を数えたところ、程よい滑り感と、しっかり感が感じられた。実施例2の二軸延伸フィルムより引張弾性率が高く、剛性が若干高いが、未延伸フィルムよりは良好な手触り感を得られた。特に透かし部は実施例2の二軸延伸フィルムより澄んでいた。また、紙幣様のサンプル1枚を手で50回揉み解したが印刷の剥れは見られなかった。
日本ポリプロ製WEG7T 80重量%と日本ポリエチレン製KF280(メタロセン系ポリエチレン)10重量%とからなる組成物を用いて、実施例2と同様に紙幣様のサンプルを得た。未延伸フィルムの縦方向の引張弾性率は900MPa、縦方向の引裂強度(EMD)は7N/mm、横方向の引裂強度(ETD)は7N/mm、ヘイズは1.5%、TREF法による40℃以下の可溶分量は15重量%であった。紙幣様のサンプルを200枚程度重ねて、手でめくるように枚数を数えたところ、程よい滑り感と、しっかり感が感じられた。透かし部は澄んでいた。また、紙幣様のサンプル1枚を手で50回揉み解したが印刷の剥れは見られなかった。
日本ポリプロ製WEG7T 90重量%と日本ポリエチレン製KF280(メタロセン系ポリエチレン)10重量%とからなる組成物からなる基材層の両面に日本ポリプロ製WEG7Tからなる表面層を設け、表面層/基材層/表面層の厚み比が1/2/1になるように押出量を調整して、各組成物を3台の押出機から230℃にて溶融混練し、230℃に設定した3層環状ダイスにより下向きに共押出した。形成された3層構成のチューブ状フィルムを、内側は冷却水が循環している円筒状冷却マンドレルの外表面を摺動させながら、外側は水槽を通すことにより冷却しながら引き取り、3層構成の未延伸フィルムを得た。この3層構成のチューブ状未延伸フィルムをチューブラー二軸延伸装置に導き、105℃で縦横それぞれ3倍に延伸し、次にこの延伸フィルムをチューブアニーリング装置にて75℃の熱風で縦横各々10%弛緩させた後、室温に冷却し、フィルム両端をトリミングして、二枚別々に巻き取った。最終のフィルム厚さ30μmの二軸延伸フィルムを得た。この二軸延伸フィルムの縦方向の引張弾性率は1000MPa、縦方向の引裂強度(EMD)は6N/mm、横方向の引裂強度(ETD)は6N/mm、ヘイズは1.6%、TREF法による40℃以下の可溶分量は8重量%であった。紙幣様のサンプルを200枚程度重ねて、手でめくるように枚数を数えたところ、程よい滑り感と、しっかり感が感じられた。透かし部は澄んでいた。また、紙幣様のサンプル1枚を手で50回揉み解したが印刷の剥れは見られなかった。
実施例2で得られた二軸延伸の単層フィルムと印刷が施された坪量45g/m2の薄紙を印刷層が層間にくるようにドライラミネートして積層フィルムを得たのちに、縦76mm×横160mmに裁断して、紙幣様のサンプルを得た。薄紙には、サンプルに透かし部が残るように15mm円の型抜きをした。紙幣様のサンプルを200枚程度重ねて、手でめくるように枚数を数えたところ、実施例1のグラビア印刷しものと同様、程よい滑り感と、しっかり感が感じられた。また、紙幣用のサンプル1枚を手で50回揉み解したが印刷の剥れは見られなかった。
Claims (8)
- メタロセン触媒の作用によって得られるポリプロピレン樹脂を含む単層フィルム又は多層フィルムからなる有価物用フィルムであって、前記ポリプロピレン樹脂が、プロピレン・α−オレフィンランダム共重合体であることを特徴とする有価物用フィルム。
- 前記ポリプロピレン樹脂は、プロピレン含有量が85〜99.5重量%であるプロピレン・α−オレフィンランダム共重合体であることを特徴とする請求項1に記載の有価物用フィルム。
- 前記ポリプロピレン樹脂は、JIS K7120(230℃、2.16kg荷重)に準拠したメルトフローレート(MFR)が1〜30g/10分であることを特徴とする請求項1又は2に記載の有価物用フィルム。
- 前記ポリプロピレン樹脂は、示差走査型熱量計(DSC)で求めた融解終了温度[TE]と[TP]との差が、[TE]−[TP]≦8℃を満たすことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の有価物用フィルム。
- 単層フィルム又は多層フィルムは、引張弾性率が500〜2000MPaであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の有価物用フィルム。
- 単層フィルム又は多層フィルムは、ヘイズが0.1〜10%であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の有価物用フィルム。
- 単層フィルム又は多層フィルムは、オルソジクロルベンゼンを溶媒とした温度上昇溶離分別(TREF)法で測定した40℃以下の可溶分量が20重量%以下であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の有価物用フィルム。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の有価物用フィルムを用いた、紙幣、銀行券、手形、小切手、トラベラーズチェック、有価証券、商品券、宝くじ券、株券又は債券。
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