JP6413997B2 - ワークのトリム工法及びトリム金型 - Google Patents

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本発明は、ワークのトリム工法及びトリム金型に関する。
従来、プレス金型でワークをトリム加工する技術は、特許文献1、特許文献2等に示すように公知である。例えば、特許文献1では、下型にワークを載せ、このワークを上からパッドで押さえて、上型を下げると、前記上型に設けられたトリム刃で、前記ワークの縁を切断するようにしている。
特開2011−36873号公報、図5 特開昭62−4433号公報
ところで、図11(a)に示すように凹凸形状を有するワークWに対してトリムラインLでトリム加工する場合、型費を抑えるために上記トリム刃が直線刃であると、トリムラインで切断した部分の端面及びその近傍の形状を図11(c)に示すように成り行きで潰してしまう。図11(b)は、トリム加工により潰れていない場合のワークWの断面であり、凹凸形状の厚さをaとする。図11(c)は成り行きで前記凹凸形状のワークWが潰された場合のワークWの断面であり、凹凸形状の厚さをbとする。この場合、厚さa>bとなり、トリム加工による凹凸形状のワークWの切断面の厚さが一定とならない不安定な形状となる。
また、図11(d)に示すようにトリム刃Taを直線刃とした場合、前記凹凸形状のワークWを切断しようとすると、前記直線刃の一部は切断中の状態となっていても、他の部位はいわゆる空中切りとなり、ワークWの厚さ方向におけるトリム刃Taの摺動距離が増えるため、摩耗を促進してしまう。図11(d)においては、空間領域Kが空中切りとなる領域である。また、図11(d)において、Tbは、下型のトリム刃を表わしている。
一方、図11(e)に示すように、トリム刃(切刃)の形状を、ワークWの凹凸形状に合わせて造ると、型の製作コストが上がる問題がある。
本発明の目的は、凹凸形状部を有するワークをトリム加工した際に、トリムされた切断部位の切断面形状を安定化できるとともに型コストを抑制できる凹凸形状を有するワークのトリム工法及びトリム型を提供することにある。
上記問題点を解決するために、本発明のワークのトリム工法は、複数の凹凸形状部を有するワークを下型上に載置する第1工程と、パッドを前記下型側へ相対移動して、相対移動した前記パッドと前記下型とにより、前記複数の凹凸形状部のうち前記ワークの一部の凹凸形状部を潰して潰し部位を形成するとともに、前記潰し部位を間にして残りの前記凹凸形状部が保持された非潰し部位と切断予定部位とを区画形成する第2工程と、直線刃であるトリム刃を有する上型を前記下型側へ相対移動することにより、前記下型の外縁部に設けられた直線刃であるトリム刃と、前記上型のトリム刃とにより、前記潰し部位から前記切断予定部位を切断する第3工程、を含むものである。
また、前記下型には、前記パッドと協働して前記潰し部位を形成する押圧部位と、前記押圧部位に隣接した収納凹部を有し、前記パッドの下型側の面は平面を有していて、前記第2工程では、前記パッドの前記平面により前記ワークが押圧されて、前記収納凹部内に前記非潰し部位を移動させるようにしてもよい。
また、前記パッドには、前記下型と協働して前記ワークの前記潰し部位を形成する押圧部位と、前記押圧部位に隣接した収納凹部を有し、前記第2工程では、前記下型により押圧されて前記収納凹部内に前記非潰し部位を移動させるようにしてもよい。
また、前記下型及び前記パッドには、前記ワークの前記潰し部位を協働して形成する第1押圧部位及び第2押圧部位とをそれぞれ有するとともに、前記下型及び前記パッドには、前記第1押圧部位に隣接する第1収納凹部及び前記第2押圧部位に隣接する第2収納凹部をそれぞれ有し、前記第2工程では、前記非潰し部位が前記パッド及び前記下型により押圧されて、前記第1収納凹部及び第2収納凹部内の両方に収納されるようにしてもよい。
また、前記第2工程では、前記潰し部位が、前記ワークの少なくとも両端に形成されるようにしてもよい。
また、本発明のトリム金型は、複数の凹凸形状部を有するワークをトリムするトリム金型において、外縁部に直線刃であるトリム刃を有するとともに、前記ワークが載置される下型と、前記下型に対して相対的に接近離間配置されたパッドであって、前記下型側へ相対移動して、前記下型上に載置された前記ワークを押圧するとともに、前記ワークに対して、縁部にある凹凸形状部を潰した潰し部位を形成して、前記潰し部位を間にして残りの前記凹凸形状部が保持された非潰し部位と切断予定部位とを区画するパッドと、前記下型側へ相対移動したとき、前記下型の前記トリム刃と協働して、前記潰し部位から前記切断予定部位を切断する直線刃のトリム刃を有する上型とを備え、前記パッド及び前記下型の少なくともいずれか一方には、前記潰し部位を形成する際に、前記非潰し部位を収納する収納凹部を有するものである。
本発明の工法及びトリム金型によれば、凹凸形状部を有するワークをトリム加工した際に、トリムされた切断部位の切断面形状を安定化できるとともに型コストを抑制できる効果を奏する。
トリム加工が行われるワークの斜視図。 第1実施形態のトリム金型において、パンチにワークを載置した状態の概略図。 第1実施形態のトリム金型において、パッドを下降させてワークに潰し部位を形成した状態の概略図。 第1実施形態のトリム金型において、ダイを下降させて切断予定部位を切断した状態の概略図。 第1実施形態のトリム金型において、パッド及びダイを上昇させた状態の概略図。 (a)は、パンチにワークを載置した状態の要部拡大図、(b)は、ワークに潰し部位を形成した状態の要部拡大図。 (a)はトリム加工された後のワークの側面図、(b)は図7(a)の7b−7b線断面図、(c)は図7(a)の7c−7c線断面図。 (a)は両端に非潰し部位が設けられたワークの平面図、(b)は、四方側縁に非潰し部位が設けられたワークの平面図。 (a)は第2実施形態の第1工程の説明図、(b)は第2工程の説明図、(c)は第2実施形態の図7(b)相当図。 (a)は第3実施形態の第1工程の説明図、(b)は第2工程の説明図、(c)は第3実施形態の図7(b)相当図。 (a)はワークのトリムラインLを示す説明図、(b)はトリム加工により潰れていない場合のワークWの断面図、(c)はトリム加工により潰れている場合のワークWの断面図、(d)は直線刃でワークをトリムする場合の説明図、(e)はワークを凹凸形状に合わせて造ったトリム刃(切刃)でワークをトリムする場合の説明図。
以下、本発明を具体化した、ワークのトリム工法及びトリム金型の一実施形態を図1〜図8を参照して説明する。
本実施形態のワークWは、燃料電池の電極となる金属製のセパレータであって、全体を平面視した場合、長方形に形成されている。図1に示すように、ワークWには、凹凸形状部としての凹部Wa及び凹凸形状部としての凸部Wbとが一方向において交互に繰返して配置されることにより全体が波板状に形成されている。本実施形態では、凹凸形状部は、上記のように複数回繰返して形成されていることにより、複数個有している。なお、凹凸形状部は、前記構成に限定するものではなく、ワークWの表裏面に凹凸の形状を有するものであればよい。
次に、トリム金型について説明する。
図2に示すように、トリム金型は、下型としてのパンチ10、上型としての一対のダイ20及びパッド30を有する。
パンチ10は、ボルスタ12上に固定されている。パンチ10の上端面は長方形に形成されるとともに図2において左右の押圧部位13を残して収納凹部15が形成されている。収納凹部15は、平面視した場合、長方形状であって、その深さは、ワークWの凹凸部形状の頂面(すなわち、凸部Wbの頂面)と、凹部Waの下面との間の距離h(図1参照)を超える深さを有していて、トリミング時に、後述する非潰し部位となるワークWの領域を収納可能となっている。
前記左右の押圧部位13はその上面が平面となっているとともに、該上面の反収納凹側の外縁部には、直線刃であるトリム刃14が紙面と直交方向に延出して形成されている。
一対のダイ20は、後述するパッド30を挟む位置においてプレス機のスライド40にそれぞれ固定されている。ダイ20の下端面において、内側縁には、直線刃であるトリム刃22が紙面と直交方向にそれぞれ延出して形成されている。トリム刃22は、パンチ10のトリム刃14と協働して、パンチ10上に載置されたワークWをトリミングすることが可能である。
図2に示すようにパッド30は、一対のダイ20の間に配置されるとともに、スライド40に対してスプリング等の弾性支持部50を介して吊下げられ支持されている。パッド30は、弾性支持部50により型開き時にはダイ20より下方へ突出するように配置されるとともに、型閉め時には図4に示すように、弾性支持部50の弾性に抗してダイ20の下面よりも上方に位置するように配置可能である。
また、パッド30は、図2においてその左側端面がパンチ10の左側端面を含むように配置された図示しない仮想垂直面に対して含まれるように配置されている。また、パッド30は、図2においてその右側端面がパンチ10の右側端面を含むように配置された図示しない仮想垂直面に対して含まれるように配置されている。そして、パッド30の左右両側端面は、各ダイ20の対向する側端面に対して摺動自在に配置されている。
また、パッド30の下端面(すなわち、パンチ10側の面)は、平面に形成されている。該下端面は、押圧部位13の上面と平行に配置されている。
(ワークのトリム工法)
次に、ワークのトリム工法について説明する。
図2、図6(a)に示すように、第1工程としてトリム金型を型開きした状態において、パンチ10における左右の押圧部位13上に、ワークWを載置する。なお、本実施形態では、凹部Waと凸部Wbとが交互に繰返して配置されている方向を、紙面と直交方向に一致させるようにしてワークWをパンチ10上に載置する。この状態で、図2に示すように、ワークWの左右両端は、パンチ10の左右両側端面から左右方向にそれぞれ突出して配置される。図1、図2に示すように、ワークWにおいて、パンチ10からの左右両側端面から左右方向にそれぞれ突出した部位は、切断予定部位pに相当する。また、図1に示すワークWにおいて、押圧部位13に当接している部位は、潰し部位となる予定の部位qである。
図3に示すように、次の第2工程では、スライド40をパンチ側へ相対移動(すなわち、降下)させて、パッド30をワークWに当てて押圧する。このパッド30による押圧により、パッド30とパンチ10の押圧部位13間のワークWの前記部位qを潰して潰し部位q1にする。上記のようにして押圧するパッド30と押圧部位13(パンチ10)とによりこの部位qにある凹凸形状部が潰されることになる。
また、図3に示すように、この潰し部位の形成時に、ワークWの両潰し部位q1間の部位は、パッド30に押圧されることにより、凹凸形状部の一部が変形して収納凹部15内に収納される。そして、この収納された部位が凹凸形状部の形状が保持された非潰し部位rとなる。
このようにして潰し部位q1が形成されることにより、潰し部位q1を間にして凹凸形状部が保持された非潰し部位rと、切断予定部位pとが区画形成される。
次に、図4に示すように、第3工程では、さらに、スライド40をパンチ側へ相対移動(すなわち、降下)させて、ダイ20のトリム刃22と、パンチ10のトリム刃14とにより、ワークWの切断予定部位pを潰し部位q1からトリム(切断)する。図6(b)は、ワークに潰し部位を形成し、切断予定部位pを切断後の状態を示している。
この後、図5に示すように、スライド40を反パンチ側へ相対移動(すなわち、上昇)させることにより、ダイ20及びパッド30を上昇させて、型開きする。
このようにして、ワークWは、潰し部位q1と切断予定部位p間がトリム(切断)されることにより、切断部位となる潰し部位q1の切断面形状は何ら変わることがなく、すなわち、安定化できる。この結果、トリム刃(切刃)14、22の形状は、直線刃になっており、トリム刃14,22の切断時のワークWに対する摺動距離を短くできるため、トリム刃の摩耗を抑制できる。
また、トリム刃14、22をワークWの凹凸形状に合わせて造る必要もなく、型の製作コストが上がることはない。
また、トリム金型から取出されたワークWは、図7(a)図7(b)、図7(c)及び図8(a)に示す通りとなり、図7(b)に示すように潰し部位q1の表面は、凸部Wbの頂面と面一となる。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態のワークのトリム工法は、複数の凹部Wa、凸部Wb(凹凸形状部)を有するワークWをパンチ10(下型)上に載置する。続く第2工程では、パッド30をパンチ10側へ相対移動して、相対移動したパッド30とパンチ10とにより、複数の凹凸形状部のうちワークWの一部の凹凸形状部を潰して潰し部位q1を形成するとともに、潰し部位q1を間にして残りの凹凸形状部が保持された非潰し部位rと切断予定部位pとを区画形成する。次の第3工程では、ダイ20をパンチ10側へ相対移動することにより、パンチ10の外縁部に設けられた直線刃であるトリム刃14と、ダイ20に設けられた直線刃であるトリム刃14とにより、潰し部位q1から切断予定部位pを切断する。
この結果、本実施形態によれば、凹凸形状部を有するワークをトリム加工した際に、トリムされた切断部位の切断面形状を安定化できるとともに型コストを抑制できる。すなわち、切断部位となる潰し部位q1の形状は何ら変わることがなく、安定化できる。また、トリム刃(切刃)14、22の形状は、直線刃になっており、トリム刃14、22の切断時のワークWに対する摺動距離を短くできるため、トリム刃の摩耗を抑制できてトリム刃の寿命の向上ができる。また、トリム刃14、22をワークWの凹凸形状に合わせて造る必要もなく、型の製作コストが上がることはない。
(2)本実施形態のワークのトリム工法では、パンチ10(下型)には、パッド30と協働して潰し部位q1を形成する押圧部位13と、押圧部位13に隣接した収納凹部15を有する。また、本トリム工法では、パッド30のパンチ10側の面は平面を有していて、第2工程では、パッド30によりワークWが押圧されて、収納凹部15内に非潰し部位rを移動させる。この結果、本実施形態によれば、潰し部位q1の表面は、凸部Wbの頂面と面一とすることができる。
(3)本実施形態のワークのトリム工法は、第2工程では、潰し部位q1が、ワークWの両端に形成される。この結果、ワークWの両端に潰し部位q1を有するワークを得ることができる。
(4)本実施形態のトリム金型は、外縁部に直線刃であるトリム刃14を有するとともに、ワークWが載置されるパンチ10(下型)を有する。また、トリム金型は、パンチ10に対して相対的に接近離間配置されたパッド30を有する。該パッドは、パンチ10側へ相対移動して、パンチ10上に載置されたワークWを押圧するとともに、ワークWに対して、一部の縁部にある凹凸形状部を潰した潰し部位q1を形成して、潰し部位q1を間にして残りの凹凸形状部が保持された非潰し部位rと切断予定部位pとを区画する。
また、トリム金型は、パンチ10側へ相対移動したとき、パンチ10のトリム刃14と協働して、潰し部位q1から切断予定部位pを切断する直線刃のトリム刃22を有するダイ20を備える。また、パンチ10には、潰し部位q1を形成する際に、非潰し部位rを収納する収納凹部15を有するパンチ10を備える。この結果、本実施形態によれば、凹凸形状部を有するワークをトリム加工した際に、トリムされた切断部位の形状を安定化できるとともに型コストを抑制できる。
(5)本実施形態では、ワークWは、燃料電池の電極となるセパレータとして使用される。従来は、上記のように切断面形状が安定していないセパレータの場合、燃料電池の電極部品としては電池性能をばらつかせる原因となるが、本実施形態の工法及びトリム金型によれば、燃料電池の電極部品としては電池性能のばらつきを抑制できる。
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・パッド30をパンチ10側へ相対移動する例として、前記実施形態では、パンチ10を固定して、ダイ20を可動としたが、パッド30をパンチ10側へ相対移動する例として、ダイ20を固定し、パンチ10を可動してもよい。また、前記相対移動にはダイ20及びパンチの両方を相対移動することも含む。
・前記実施形態では、図8(a)に示すように、ワークWの左右両端に潰し部位q1を形成するようにしたが、この構成に代えて、図8(b)に示すようにワークWの四辺全体に、潰し部位q1、潰し部位q2を形成するようにしてもよい。すなわち、トリム金型のパンチ10には、潰し部位q2を形成するための押圧部位を形成するとともに、潰し部位q2を形成した時に該潰し部位q2に連結されている切断予定部位を切断するためのトリム刃をダイ20に設けてもよい。
・前記実施形態では、ワークWの厚さ方向において、潰し部位q1を、凸部Wb側に配置して、図7(b)に示すように潰し部位q1の表面が、凸部Wbの頂面と面一となるようにした。これに代えて、ワークWの厚さ方向において、その厚さの1/2のところに潰し部位q1を配置するようにしてもよい。
この場合、図9(a)に示すように、パッド30の下面であるパンチ対向面には、パンチ10の押圧部位13、及び収納凹部15とは鏡像対称的に、押圧部位13及び前記収納凹部15と同一の大きさの押圧部位33及び収納凹部35を形成する。また、収納凹部35は、図9(b)に示すように、第2工程では、ワークWの厚さ方向における上半分を収納できる深さを有している。また、収納凹部15は、第2工程では、ワークWの厚さ方向における下半分を収納できる深さを有している。
このようにすると、第2工程では、図9(b)、図9(c)に示すように、押圧部位13、33とにより潰し部位q1を形成するとともに非潰し部位rの上下半分を収納凹部35、15のそれぞれに収納する。こうすることにより、潰し部位q1をワークWの厚さ方向において、1/2の厚さのところに配置することができる。
ここで、収納凹部15は、第1収納凹部に相当する。収納凹部35は、第2収納凹部に相当する。押圧部位13は、第1押圧部位に相当し、押圧部位33は、第2押圧部位に相当する。
・また、ワークWの厚さ方向において、潰し部位q1を、凹部Wa側に配置するようにしてもよい。この場合、前記実施形態の押圧部位13及び収納凹部15を省略して、パンチ10の下面であるパンチ対向面には、図10(a)に示すように、押圧部位33及び押圧部位33に隣接した収納凹部35を形成する。また、収納凹部35は、図10(b)に示すように、第2工程では、ワークWを収納できる深さを有している。
押圧部位33は、図10(a)、図10(b)に示すように、パッド30の下端面から突出して、潰し部位q1を形成するためのものである。なお、本実施形態では、前記実施形態の図2において、パンチ10の押圧部位13を省略する代りに、該押圧部位13の上方側のパッド30に、押圧部位33を設けるようにすればよい。
このようにすると、第2工程では、非潰し部位rの全体を収納凹部35に収納して、潰し部位q1をワークWの厚さ方向において、凹部Wa側に寄せて配置することができる。
・もちろん、図7(b)、図9(c)及び図10(c)で示す実施形態において、潰し部位q1のワークWの厚さ方向における位置は例示であって、ワークWの厚さ方向における位置はこれ以外の位置であってもよい。
・前記実施形態ではワークWは、全体を平面視した場合、長方形に形成したが、長方形以外の他の形状であってもよい。トリム金型は、そのワークの形状に応じて、構成すればよい。
10…パンチ(下型)、12…ボルスタ、13…押圧部位(第1押圧部位)、
14…パンチ10のトリム刃、15…収納凹部(第1収納凹部)、
20…ダイ(上型)、22…ダイ20のトリム刃、
30…パッド、33…押圧部位(第2押圧部位)、35…収納凹部(第2収納凹部)、
40…スライド、50…弾性支持部、
L…トリムライン、W…ワーク、
Wa…凹部(凹凸形状部)、Wb…凸部(凹凸形状部)、
p…切断予定部位、q…潰し部位となる予定の部位、q1…潰し部位、
r…非潰し部位。

Claims (6)

  1. 複数の凹凸形状部を有するワークを下型上に載置する第1工程と、
    パッドを前記下型側へ相対移動して、相対移動した前記パッドと前記下型とにより、前記複数の凹凸形状部のうち前記ワークの一部の凹凸形状部を潰して潰し部位を形成するとともに、前記潰し部位を間にして残りの前記凹凸形状部が保持された非潰し部位と切断予定部位とを区画形成する第2工程と、
    直線刃であるトリム刃を有する上型を前記下型側へ相対移動することにより、前記下型の外縁部に設けられた直線刃であるトリム刃と、前記上型のトリム刃とにより、前記潰し部位から前記切断予定部位を切断する第3工程、
    を含むワークのトリム工法。
  2. 請求項1のワークのトリム工法において、
    前記下型には、前記パッドと協働して前記潰し部位を形成する押圧部位と、前記押圧部位に隣接した収納凹部を有し、
    前記パッドの下型側の面は平面を有していて、
    前記第2工程では、前記パッドの前記平面により前記ワークが押圧されて、前記収納凹部内に前記非潰し部位を移動させる、ワークのトリム工法。
  3. 請求項1のワークのトリム工法において、
    前記パッドには、前記下型と協働して前記ワークの前記潰し部位を形成する押圧部位と、前記押圧部位に隣接した収納凹部を有し、
    前記第2工程では、前記下型により押圧されて前記収納凹部内に前記非潰し部位を移動させる、ワークのトリム工法。
  4. 請求項1のワークのトリム工法において、
    前記下型及び前記パッドには、前記ワークの前記潰し部位を協働して形成する第1押圧部位及び第2押圧部位とをそれぞれ有するとともに、前記下型及び前記パッドには、前記第1押圧部位に隣接する第1収納凹部及び前記第2押圧部位に隣接する第2収納凹部をそれぞれ有し、
    前記第2工程では、前記非潰し部位が前記パッド及び前記下型により押圧されて、前記第1収納凹部及び第2収納凹部内の両方に収納される、ワークのトリム工法。
  5. 前記第2工程では、前記潰し部位が、前記ワークの少なくとも両端に形成されるものである、請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項に記載のワークのトリム工法。
  6. 複数の凹凸形状部を有するワークをトリムするトリム金型において、
    外縁部に直線刃であるトリム刃を有するとともに、前記ワークが載置される下型と、
    前記下型に対して相対的に接近離間配置されたパッドであって、前記下型側へ相対移動して、前記下型上に載置された前記ワークを押圧するとともに、前記ワークに対して、縁部にある凹凸形状部を潰した潰し部位を形成して、前記潰し部位を間にして残りの前記凹凸形状部が保持された非潰し部位と切断予定部位とを区画するパッドと、
    下型側へ相対移動したとき、前記下型の前記トリム刃と協働して、前記潰し部位から前記切断予定部位を切断する直線刃のトリム刃を有する上型とを備え、
    前記パッド及び前記下型の少なくともいずれか一方には、前記潰し部位を形成する際に、前記非潰し部位を収納する収納凹部を有するトリム金型。
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