JP6561608B2 - プレス金型装置 - Google Patents

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Description

本発明は、金属板材をプレス加工する一対の金型を備え、例えば燃料電池用セパレータなどの成形に用いられるプレス金型装置に関する。
燃料電池用セパレータ(以下、セパレータ)としては、図8に示す構成が知られている(例えば特許文献1参照)。
図8に示すように、セパレータは板厚が数十〜百数十μmのチタンなどの金属板材60からなり、その上面には複数の第1凹溝61が所定間隔おきに形成されている。また、金属板材60の下面には、複数の第2凹溝62が所定間隔おきに形成されている。互いに隣り合う2つの第1凹溝61の間に1つの第2凹溝62が配置されている。そして、金属板材60の凹溝61,62が、それぞれ燃料ガス(例えば水素)のガス流路及び酸化ガス(例えば空気)のガス流路を構成する。
このようなセパレータを成形する場合には、例えば図9に示すようなプレス金型装置が従来から使用されている。このプレス金型装置は、上面に凹凸状の成形面71を有するダイ70と、下面にダイ70の成形面71と対応する凹凸状の成形面81を有し、ダイ70に対して接近及び離間可能に配置されたパンチ80とを備えている。そして、ダイ70の成形面71上にワークとしての金属板材60が載置された状態で、パンチ80がダイ70に向かって移動されることにより、ダイ70及びパンチ80の成形面71,81の間で金属板材60に第1凹溝61及び第2凹溝62がプレス成形される。
また従来、こうしたプレス金型装置を用いたプレス成形に際しては、ダイ70及びパンチ80と金属板材60との接触面の間において発生する摩擦を低減してダイ70やパンチ80、金属板材60を割れや傷、焼き付きなどから保護するために、ダイ70及びパンチ80の成形面71,81に加工油が塗布される。
特開2014―213343号公報
ところで、例えばセパレータのように板厚の薄い金属板材をプレス成形する際には、以下の不都合が生じる。すなわち、ダイ70及びパンチ80の成形面71,81と金属板材60との間に溜まっている加工油が成形圧力によって加圧されることで加工油の液圧が局所的に上昇すると、金属板材60に破れが生じたり、スプリングバックが生じたりして成形不良が発生するおそれがある。
本発明の目的は、金属板材の板厚が薄い場合であっても成形不良の発生を容易に抑制することのできるプレス金型装置を提供することにある。
上記目的を達成するためのプレス金型装置は、金属板材をプレス加工する一対の金型を備える。一対の前記金型の成形面は、並設された複数の分割型によってそれぞれ形成され、互いに接触する2つの前記分割型の接触面の少なくとも一方には、前記成形面に連通する連通溝が形成されている。
同構成によれば、プレス加工の際に、各金型の成形面に溜まっている加工油が成形圧力によって連通溝に逃げ込む。このため、加工油の液圧が上昇することを抑制することができ、加工油の液圧上昇に起因した成形不良の発生を抑制することができる。また、分割型の内部に連通孔を形成する場合に比べて、加工油を逃がすための通路を容易に形成することができる。
本発明によれば、金属板材の板厚が薄い場合であっても成形不良の発生を容易に抑制することができる。
一実施形態のプレス金型装置について、第1工程に用いられるダイ及びパンチを示す断面図。 同実施形態の第1工程に用いられるダイの平面図。 同実施形態の第1工程に用いられるパンチの平面図。 同ダイを構成する1つの分割型と同パンチを構成する1つの分割型とを上下に離間して示す斜視図。 (a)は、同ダイを構成する2つの分割型と同パンチを構成する2つの分割型とを上下に離間して示す斜視図、(b)は、下方から視た同ダイの一部を拡大して示す平面図、(c)は、上方から視た同パンチの一部を拡大して示す平面図。 (a)〜(c)は、同実施形態の第1工程の過程を示す部分断面図。 (a)〜(c)は、同実施形態の第2工程の過程を示す部分断面図。 燃料電池用セパレータを示す部分斜視図。 従来のプレス金型装置を示す断面図。
以下、図1〜図7を参照して、一実施形態について説明する。
本実施形態のプレス金型装置は、燃料電池用セパレータを成形するためのものである。
本実施形態のプレス金型装置を用いた金属板材50の成形においては、まず、図1〜図3に示すダイ10及びパンチ30を用いた第1工程により金属板材50が予備成形される。続いて、図7に示すダイ110及びパンチ130を用いた第2工程により金属板材50の本成形が行なわれる。金属板材50としては、例えばチタン、チタン合金やステンレス鋼などの耐腐食性に優れた材料が用いられる。なお、本実施形態ではチタンが用いられている。
まず、第1工程において用いられるダイ10及びパンチ30について説明する。
図1に示すように、ダイ10の上面には成形面11が形成され、パンチ30の下面には成形面31が形成されている。また、パンチ30はダイ10に対して接近及び離間可能に設けられている。
図1〜図3、及び図6(a)に示すように、ダイ10及びパンチ30の成形面11,31は、互いに嵌り合うような凹凸形状を有している。そして、パンチ30がダイ10に向かって移動されることにより、ダイ10及びパンチ30の成形面11,31の間において金属板材50が所定の形状の予備成形体にプレス成形される。
図1、図2及び図4に示すように、ダイ10は、複数の四角柱状の分割型12,12xによって構成されている。分割型12,12xは高速度鋼などの超硬質の金属材料によって形成されている。
図1及び図2に示すように、各分割型12は、平面視長方形状を有する枠15内において台16上にシム17を介して配置されている。枠15及び台16は、支持板18上に固定されている。そして、複数の分割型12は、所定方向(同図の左右方向)に沿って延びる複数の列12A,12B,12Cを構成する。そして、図2に示すように、各列12A,12B,12Cは、これら列の延長方向に対して直交する方向に沿って並設されている。各列12A,12B,12Cには、これら列の延長方向の長さを各分割型12より短く構成した分割型12xが含まれている。
図4及び図6(a)に示すように、各分割型12(12x)の表面には、複数の凸条部121及び凹溝部122が交互に形成されている。分割型12(12x)の凸条部121及び凹溝部122はそれぞれ湾曲面状をなしており、凸条部121と凹溝部122との間には、湾曲面状の傾斜面126が形成されている。
そして、図2に示すように、各列12A,12B,12Cにおける分割型12,12xの配列状態で、これらの凸条部121及び凹溝部122が連続して配置されることによって、ダイ10の成形面11上に凸条19及び凹溝20が形成される。
また、図2に示すように、ダイ10の成形面11全体において、凸条19及び凹溝20は成形面11の端部の2箇所、すなわち、2つの列12B,12Cの一端部(同図の左端部)及び2つの列12A,12Bの一端部とは反対側の他端部(同図の右端部)において、180度屈曲して折り返されて、途切れることなく延長されている。このため、各分割型12,12xの凸条部121及び凹溝部122は、上記一端部及び他端部の屈曲部の分割型12,12xを除いて、各列12A,12B,12Cの延長方向に沿って延びている。
本実施形態においては、狭小な面積を有する各分割型12,12xの表面に凸条部121及び凹溝部122が切削加工により形成される。そして、各分割型12,12xを整列させることで各分割型12,12xの凸条部121及び凹溝部122が一体とされ、凹凸状の成形面11が形成される。
図4、図5(a)、図5(c)、及び図6に示すように、凸条部121及び凹溝部122の延長方向において互いに接触する2つの分割型12(12x)の接触面123の双方には、断面円弧状をなし、各傾斜面126に連通する連通溝124がそれぞれ形成されている。各連通溝124はパンチ30の移動方向(図4及び図6の上下方向)に沿って分割型12(12x)の反対側の端面まで延びている。また、図4に示すように、傾斜面126には、連通溝124の幅と同一の幅を有する案内溝125が上記延長方向の全体にわたって形成されている。
図5(c)に示すように、上記延長方向において互いに接触する2つの分割型12(12x)の互いに対向する一対の連通溝124によって1つの連通路127が形成される。なお、連通路127を形成する連通溝124の底面間の間隔の最大値d1は、金属板材50の板厚tよりも小さく設定されている。
図1及び図2の左方に示すように、ダイ10の枠15の長手方向(同図の左右方向)において互いに対向する枠15と各分割型12xとの間には、スペース部材21が介在されている。
また、図2の上方に示すように、枠15の短手方向(図3の上下方向)において互いに対向する枠15と列12Aの各分割型12,12xとの間には、スペース部材22が介在されている。これらのスペース部材21,22は、ねじ23によって台16に固定されている。
図1及び図2の右方に示すように、枠15の長手方向において互いに対向する枠15と各分割型12との間には、楔24が介在されている。
図2の下方に示すように、枠15の短手方向において互いに対向する枠15と列12Cの各分割型12,12xとの間には、楔25が介在されている。
両楔24,25は、同じ構成であり、各分割型12,12xに隣接して配置された第1楔部材26と、枠15に隣接して配置された第2楔部材27とを備えている。図1に示すように、各第2楔部材27は、ねじ28によって台16に固定されている。
各第1楔部材26と各第2楔部材27との接触面は楔効果を発生させるための斜面を有している。そして、各楔24,25の楔効果により、枠15内において長手方向及び短手方向に配列された複数の分割型12,12xが、対応するスペース部材21,22に向かって押圧された状態で固定されている。
図3及び図4に示すように、パンチ30も、ダイ10と同様に、複数の四角柱状の分割型32(32x)によって構成されている。
図3に示すパンチ30は、図2に示すダイ10を左右反転させた構成であり、この点と成形面31の形状を除き、パンチ30はダイ10と同一の構成を備えている。したがって、以降において、ダイ10と同一または対応する構成については、ダイ10の構成の符号に「20」を加算した符号を付すことにより重複する説明を省略する。
図4及び図6(a)に示すように、各分割型32(12x)の表面には、複数の凹溝部321及び凸条部322が交互に形成されている。分割型32(32x)の凹溝部321及び凸条部322はそれぞれ湾曲面状をなしており、凹溝部321と凸条部322との間には、湾曲面状の傾斜面326が形成されている。
そして、図3に示すように、各列32A,32B,32Cにおける分割型32,32xの配列状態で、これらの凹溝部321及び凸条部322が連続して配置されることによって、パンチ30の成形面31上には、凹溝39及び凸条40が形成される。
本実施形態においては、狭小な面積を有する各分割型32,32xの表面に凹溝部321及び凸条部322が切削加工により形成される。そして、各分割型32,32xを整列させることで各分割型32,32xの凹溝部321及び凸条部322が一体とされ、凹凸状の成形面31が形成される。
図4、図5(a)、図5(b)、及び図6に示すように、凹溝部321及び凸条部322の延長方向において互いに接触する2つの分割型32(32x)の接触面323の双方には、断面円弧状をなし、傾斜面326に連通する連通溝324がそれぞれ形成されている。各連通溝324はパンチ30の移動方向(図4及び図6の上下方向)に沿って分割型32(32x)の反対側の端面まで延びている。また、傾斜面326には、連通溝324の幅と同一の幅を有する案内溝(図示略)が上記延長方向の全体にわたって形成されている。
図5(b)に示すように、上記延長方向において互いに接触する2つの分割型32(32x)の互いに対向する一対の連通溝324によって1つの連通路327が形成される。なお、連通路327を形成する連通溝324の底面間の間隔の最大値d2は、金属板材50の板厚tよりも小さく設定されている。
次に、第2工程において用いられるダイ110及びパンチ130について説明する。
第2工程において用いられるダイ110及びパンチ130は、成形面13,33及び連通溝144,344の形状を除き、第1工程において用いられるダイ10及びパンチ30と同一の構成を備えている。
図7(a)に示すように、ダイ110を構成する各分割型14の表面には、複数の凸条部141及び凹溝部142が交互に形成されている。凸条部141の頂面の中央部及び凹溝部142の底面の中央部はそれぞれパンチ130の移動方向(同図の上下方向)に直交する平面状をなしている。凸条部141と凹溝部142との間には、傾斜面146が形成されている。また、凸条部141の頂面の両隅部及び凹溝部142の底面の両隅部はそれぞれ湾曲面状をなしている。
凸条部141及び凹溝部142の延長方向において互いに接触する2つの分割型14の接触面の双方には、断面円弧状をなし、凹溝部142の底面の両隅部に連通する連通溝144がそれぞれ形成されている。各連通溝144はパンチ130の移動方向に沿って分割型14の反対側の端面まで延びている。また、凹溝部142の底面の両隅部には、連通溝144の幅と同一の幅を有する案内溝(図示略)が上記延長方向の全体にわたって形成されている。また、上記延長方向において互いに接触する2つの分割型14の互いに対向する一対の連通溝144によって1つの連通路147が形成される。
図7(a)に示すように、パンチ130を構成する各分割型34の表面には、複数の凹溝部341及び凸条部342が交互に形成されている。凹溝部341の底面の中央部及び凸条部342の頂面の中央部はそれぞれパンチ130の移動方向(同図の上下方向)に直交する平面状をなしている。凹溝部341と凸条部342との間には、傾斜面346が形成されている。また、凹溝部341の底面の両隅部及び凸条部342の頂面の両隅部はそれぞれ湾曲面状をなしている。
凹溝部341及び凸条部342の延長方向において互いに接触する2つの分割型34の接触面の双方には、断面円弧状をなし、凹溝部341の底面の両隅部に連通する連通溝344がそれぞれ形成されている。各連通溝344はパンチ130(分割型132)の移動方向に沿って分割型34の反対側の端面まで延びている。また、凹溝部341の底面の両隅部には、連通溝344の幅と同一の幅を有する案内溝(図示略)が上記延長方向の全体にわたって形成されている。また、上記延長方向において互いに接触する2つの分割型34の互いに対向する一対の連通溝344によって1つの連通路347が形成される。
次に、本実施形態の成形方法について説明するとともに、本実施形態の作用について説明する。
図6(a)に示すように、第1工程においては、プレス成形に先立ち、ダイ10及びパンチ30の成形面11,31に加工油が塗布される。そして、ダイ10上に平板状の金属板材50が載置された状態で、パンチ30がダイ10に向けて接近するように移動される。これにより、図6(b)及び図6(c)に示すように、ダイ10の凸条部121及び凹溝部122とパンチ30の凹溝部321及び凸条部322との間で金属板材50が所定の間隔をおいて裏面側(同図の下側)及び表面側(同図の上側)に交互に張り出されて張出し部51,52が成形される。このとき、ダイ10の傾斜面126及びパンチ30の傾斜面326に金属板材50は接触しておらず、これら傾斜面126,326と金属板材50との間では圧縮応力が作用しない。
本実施形態においては、プレス加工の際に、ダイ10及びパンチ30の成形面11,31に溜まっている加工油が案内溝125を通じてそれぞれ案内されて連通路127,327(連通溝124,324)に逃げ込む。このため、加工油の液圧が上昇することを抑制することができ、加工油の液圧上昇に起因した成形不良の発生が抑制される。
また、連通路127,327は、成形面11,31のうち金属板材50との間での圧縮応力が作用しない部位に形成されていることから、成形後の金属板材50に連通路127,327による痕跡が残らない。
図7(a)に示すように、第2工程においては、プレス成形に先立ち、ダイ110及びパンチ130の成形面13,33に加工油が塗布される。そして、第1工程において予備成形された金属板材50がダイ110上に載置された状態で、パンチ130がダイ110に向けて接近するように移動される。これにより、図7(b)及び図7(c)に示すように、ダイ110の傾斜面146とパンチ130の傾斜面346とによって張出し部51,52が圧延されて更に絞られるように引き延ばし加工される。このとき、ダイ110の凹溝部142の底面の両隅部及びパンチ130の凹溝部341の底面の両隅部に金属板材50は接触しておらず、これら両隅部と金属板材50との間では圧縮応力が作用しない。
本実施形態においては、プレス加工の際に、ダイ110及びパンチ130の成形面13,33に溜まっている加工油が案内溝(図示略)を通じてそれぞれ案内されて連通路147,347(連通溝144,344)に逃げ込む。このため、加工油の液圧が上昇することを抑制することができ、加工油の液圧上昇に起因した成形不良の発生が抑制される。
また、連通路147,347は、成形面13,33のうち金属板材50との間での圧縮応力が作用しない部位に形成されていることから、成形後の金属板材50に連通路147,347による痕跡が残らない。
以上説明した本実施形態に係るプレス金型装置によれば、以下に示す効果が得られるようになる。なお、第2工程における効果は第1工程における効果に準じたものであることから、第1工程における効果について説明することによって第2工程における効果の説明を省略する。
(1)ダイ10及びパンチ30の成形面11,31は、並設された複数の分割型12,12x,32,32xによってそれぞれ形成されている。互いに接触する2つの分割型12,12x,32,32xの接触面123,323の双方には、成形面11,31に連通する連通溝124,324が形成されている。
こうした構成によれば、プレス加工の際に、加工油の液圧上昇に起因した成形不良の発生を抑制することができる。また、分割型の内部に連通孔を形成する場合に比べて、加工油を逃がすための通路を容易に形成することができる。したがって、金属板材50の板厚が薄い場合であっても成形不良の発生を容易に抑制することができる。
(2)連通溝124,324は、互いに接触する2つの分割型12,12x,32,32xの接触面123,323の双方にそれぞれ形成され、互いに対向する一対の連通溝124,324によって成形面11,31に連通する1つの連通路127,327が形成される。
こうした構成によれば、一方の分割型の接触面のみに連通溝が形成される場合に比べて、1つの分割型12,12x,32,32xに形成される連通溝124,324の深さを浅くすることができる。このため、連通溝124,324を形成することに伴って分割型12,12x,32,32xの強度が低下することを抑制することができる。
また、連通溝124,324の深さを浅く設定することが可能となるため、超硬質の金属材料製の分割型12,12x,32,32xに対して連通溝124,324を切削加工により形成することが容易にできる。
(3)連通溝124,324は、成形面11,31のうち金属板材50との間での圧縮応力が作用しない部位に形成されている。このため、成形後の金属板材50に連通溝124,324による痕跡が残ることを適切に防止することができる。
(4)連通路127,327を形成する一対の連通溝124の底面間の間隔の最大値d1,d2が金属板材50の板厚tよりも小さく設定されている。このため、成形後の金属板材50に連通溝124,324による痕跡が残ることを適切に防止することができる。
(5)成形面11,31のうち金属板材50との間での圧縮応力が作用しない部位には連通溝124,324に連なる案内溝125が形成されている。このため、成形面11,31に溜まっている加工油を連通溝124,324まで円滑に導くことができる。
(6)ダイ10は複数の分割型12,12xによって構成されている。また、パンチ30は複数の分割型32,32xによって構成されている。
ダイ10及びパンチ30は超硬質の金属材料によって形成されている。このため、成形面11,31を形成するための切削工具が鈍化しやすい。そのため、本実施形態とは異なり、ダイ及びパンチが分割されていない場合には、1つの切削工具により成形面をその凹凸の延長方向へ一回で切削することが困難となる。
この点、上記構成によれば、ダイ10及びパンチ30がそれぞれ複数の分割型12,12x,32,32xによって構成されているため、1つの切削工具により切削する対象の成形面が小さくなる。したがって、ダイ10及びパンチ30の成形面11,31の切削加工を容易に行なうことができる。
<変形例>
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・案内溝125を省略することもできる。
・成形後の金属板材に連通溝による痕跡が残ることを適切に抑制することができるのであれば、成形面のうち金属板材との間での圧縮応力が作用する部位に連通溝を形成してもよい。
・互いに接触する2つの分割型12,12x,32,32xの接触面123,323のいずれか一方にのみ連通溝124(324)を形成してもよい。
・本発明に係るプレス金型装置を、燃料電池用セパレータ以外の金属成形品をプレス加工するために用いることもできる。
10,110…ダイ(金型)、11,13…成形面、12,12x,14…分割型、12A,12B,12C…列、121,141…凸条部(凸部)、122,142…凹溝部(凹部)、123…接触面、124,144…連通溝、125…案内溝、126,146,…傾斜面、127,147…連通路、15…枠、16…台、17…シム、18…支持板、19…凸条、20…凹溝、21,22…スペース部材、23…ねじ、24,25…楔、26…第1楔部材、27…第2楔部材、28…ねじ、30,130…パンチ(金型)、31,33…成形面、32,32x,34…分割型、32A,32B,32C…列、321,341…凹溝部(凹部)、322,342…凸条部(凸部)、323…接触面、324,344…連通溝、326,346…傾斜面、327,347…連通路、35…枠、36…台、37…シム、38…支持板、39…凹溝、40…凸条、41,42…スペース部材、43…ねじ、44,45…楔、46…第1楔部材、47…第2楔部材、48…ねじ、50…金属板材,51,52…張出し部。

Claims (5)

  1. 金属板材をプレス加工する一対の金型を備えるプレス金型装置において、
    一対の前記金型の成形面は、並設された複数の分割型によってそれぞれ形成され、
    前記成形面には、前記分割型の並設方向に沿って延びる凸条部と凹溝部が交互に設けられ、
    前記凸条部と前記凹溝部との間には傾斜面が形成され、
    互いに接触する2つの前記分割型の接触面の少なくとも一方には、前記成形面に連通する連通溝が形成され、
    前記傾斜面には、前記凸条部及び前記凹溝部に沿って延びるとともに前記連通溝に連なる案内溝が形成されている、
    プレス金型装置。
  2. 前記連通溝は、互いに接触する2つの前記分割型の接触面の双方にそれぞれ形成され、
    互いに対向する一対の前記連通溝によって前記成形面に連通する1つの連通路が形成される、
    請求項1に記載のプレス金型装置。
  3. 前記連通溝は、前記成形面のうち金属板材との間での圧縮応力が作用しない部位に形成されている、
    請求項1または請求項2に記載のプレス金型装置。
  4. 前記案内溝は、前記成形面のうち金属板材との間での圧縮応力が作用しない部位に形成されている、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のプレス金型装置。
  5. 金属板材をプレス加工する一対の金型を備えるプレス金型装置において、
    一対の前記金型の成形面は、並設された複数の分割型によってそれぞれ形成され、
    前記成形面には、前記分割型の並設方向に沿って延びる凸条部と凹溝部が交互に設けられ、
    互いに接触する2つの前記分割型の接触面の少なくとも一方には、前記成形面に連通する連通溝が形成され、
    前記連通溝は、前記凹溝部の底面の隅部に連通している、
    レス金型装置。
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