JP6413393B2 - カラーフィルター保護膜用熱硬化性樹脂組成物、及びその硬化膜を備えるカラーフィルター - Google Patents

カラーフィルター保護膜用熱硬化性樹脂組成物、及びその硬化膜を備えるカラーフィルター Download PDF

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Description

本発明は、液晶表示装置などに用いられるカラーフィルター保護膜用熱硬化性樹脂組成物、及びその組成物を硬化してなる保護膜を有するカラーフィルターに関する。
近年、液晶表示装置が急速に普及したことに伴い、液晶表示装置に用いられる高品質なカラーフィルターの需要も高まっている。カラーフィルターは、透明基板上に、所定パターンに形成されたブラックマトリックス層や赤、緑、青などの複数の色が所定順序に配列された着色層と、保護膜とを重ねた構造であり、着色層の通過光を赤、緑、青の3つの基本色にし、それらの光を加法混合することにより中間色や白色を含む映像の色を作り出す役割を有している。その保護膜は、液晶表示装置の製造時においてカラーフィルターの着色層を物理的又は化学的に保護する役割を担っており、硬度、密着性、耐溶剤性及び耐熱性に優れることが求められる。また、保護膜は、着色層の色彩に悪影響を及ぼさないように、透明性や平滑性などの性能も優れることが求められる。更には、液晶表示装置の使用時において液晶化合物が汚染されないように非汚染性、例えば着色層側から液晶化合物へ汚染物質が移行するのを阻止するパシベーション性や保護膜自体が液晶化合物に溶出しない非溶出性も求められる。そのためカラーフィルターの保護膜は、硬度、密着性、耐溶剤性、耐熱性、透明性、平滑性、非汚染性などの性能を兼ね備える必要がある。
最近の液晶パネルは、液晶ディスプレイの大画面化および小型化に伴い、限られたスペースにおいてより大きな表示面積を実現するため、狭額縁化が図られることが多くなってきている。狭額縁化とは、液晶パネルを囲む枠(額縁)の幅をより狭くすることであり、液晶パネルの額縁の幅が狭ければ狭いほど、同じ液晶パネルサイズでより大きな表示面積の実現、あるいは、表示面積を維持したまま液晶パネルサイズの小型化の実現が可能になるといったメリットがあり、特に携帯情報端末などにおいては、液晶ディスプレイの大画面化や小型化に直結する。この狭額縁化に伴い、TFTアレイ基板とカラーフィルター基板(CF基板)を張り合わせるシール幅(シール面積)が狭くなることから、シール剤とTFTアレイ基板側のガラス部分、シール剤とCF基板側のカラーフィルター保護膜部分、およびこのカラーフィルター保護膜とCF基板側のガラス部分との密着強度の低下、いわゆる液晶パネルのパネル強度の低下が懸念されている。これにより、狭額縁設計の液晶パネルに適用するカラーフィルター保護膜は、高湿度などの過酷な条件下においても、より高い密着性を有することが求められるようになってきている。
そのため、例えば特許文献1においては、保護膜用樹脂組成物にアルコキシ基含有シラン変性エポキシ樹脂を配合することによって、当該組成物の硬化物からなるカラーフィルター保護膜の密着性の向上が図られている。
しかし、液晶パネルの更なる狭額縁化が進むにつれてシール面積はより狭くなり、従来の密着性向上効果では十分でない場合が生じているため、カラーフィルター保護膜の密着性の更なる向上が求められている。
特開2012−21155号公報
本発明の目的とするところは、密着性が更に向上したカラーフィルター保護膜を形成可能な熱硬化性樹脂組成物と、その硬化物からなる保護膜を用いたカラーフィルターを提供することである。
本発明は、下記のA成分〜C成分を含むカラーフィルター保護膜用熱硬化性樹脂組成物であって、A成分100重量部に対して、B成分は10〜130重量部であり、C成分は1.0〜4.4重量部である。
A成分:(a)炭素−炭素不飽和結合及びエポキシ基を有するモノマー10.0〜90.0重量部と、(b)(a)以外の炭素−炭素不飽和結合を有するモノマー90.0〜10.0重量部とからなり、(a)及び(b)の合計が100.0重量部である重量平均分子量3,000〜50,000のエポキシ基含有重合体
B成分:下記の式(1)又は式(2)で表されるカルボン酸誘導体化合物
Figure 0006413393

(式中のR、R及びRは炭素数1〜6のアルキル基である。)
Figure 0006413393

(式中のR、R及びRは炭素数1〜6のアルキル基である。)
C成分:下記の式(3)で表されるエポキシ基を有するアルコキシシラン及び下記の式(4)で表されるテトラアルコキシシランを反応させて得られるシラン化合物
Figure 0006413393

(式中のR、R、及びRは炭素数1又は2のアルキル基である。)
Figure 0006413393

(式中のR10、R11、R12、及びR13は炭素数1又は2のアルキル基である。)
また、本発明によれば、上記熱硬化性樹脂組成物を硬化させてなる保護膜を有するカラーフィルターを提供することもできる。
なお、本発明において数値範囲を示す「○○〜××」とは、別途記載が無い限り、その下限の数値(○○)及び上限の数値(××)も含む意味である。すなわち、正確に記載すれば「○○以上××以下」となる。
本発明のカラーフィルター保護膜用熱硬化性樹脂組成物によれば、密着性に優れたカラーフィルター保護膜を形成できる。
<カラーフィルター保護膜用熱硬化性樹脂組成物>
本発明のカラーフィルター保護膜用熱硬化性樹脂組成物は、(A)エポキシ基含有重合体、(B)カルボン酸誘導体化合物、及び(C)シラン化合物を含む。
A成分:エポキシ基含有重合体
A成分は、(a)炭素−炭素不飽和結合及びエポキシ基を有するモノマー10.0〜90.0重量部と、(b)(a)以外の炭素−炭素不飽和結合を有するモノマー90.0〜10.0重量部とからなり、(a)及び(b)の合計が100.0重量部である重量平均分子量3,000〜50,000であるエポキシ基含有重合体である。
(a)炭素−炭素不飽和結合及びエポキシ基を有するモノマーは、炭素−炭素不飽和結合と、エポキシ基を有していれば良く、このような用途に周知のいかなるモノマーも利用することができる。例えば下記式(5)、(6)で表されるモノマーが好ましい例として挙げられる。
Figure 0006413393

(式中、R13は水素原子または炭素数1〜5のアルキル基、mは1〜5の整数を示す。)
Figure 0006413393

(式中、R14は水素原子または炭素数1〜5のアルキル基、nは1〜8の整数を示す。)
(b)(a)以外の炭素−炭素不飽和結合を有するモノマーは、炭素−炭素不飽和結合を有していれば良く、このような用途に周知のいかなるモノマーも利用することができる。例えば、下記の式(7)〜(10)で表されるモノマーが好ましい例として挙げられる。
Figure 0006413393

(式中、R15は水素原子または炭素数1〜5のアルキル基、R16は炭素数1〜12のアルキル基、アリール基、アリールオキシ基、ポリアルキレングリコール残基、又は主環構成炭素数3〜12の脂環式炭素水素基を示す。)
Figure 0006413393

(式中、R17は水素原子または炭素数1〜5のアルキル基、R18は水素原子、炭素数1〜12のアルキル基、アルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、ヒドロキシル基、シロキシアルキル基、または芳香族炭化水素基を示す。)
Figure 0006413393

(式中、R19は水素原子または炭素数1〜12のアルキル基、シクロアルキル基、または芳香族炭化水素基を示す。)
Figure 0006413393

(式中、R20は水素原子または炭素数1〜5のアルキル基、pは1〜5の整数、R21、R22、R23はそれぞれ独立にメチル基またはエチル基を示す。)
エポキシ基含有重合体は、(a)10.0〜90.0重量部及び(b)90.0〜10.0重量部を合計で100.0重量部を用いて共重合することによって製造することができ、その重合態様としては直鎖状であっても分岐していても良く、ランダム共重合体、ブロック共重合体、グラフト共重合体等のいずれであっても良い。なお、(a)が10.0重量部未満であり(b)が90.0重量部を超えると保護膜の硬度が低下し、(a)が90.0重量部を超えており(b)が10.0重量部未満であると保護膜の密着性が低下する。
(a)及び(b)の重合方法は特に限定されず、ラジカル重合、イオン重合等の重合法を用いることができる。より具体的には、重合開始剤の存在下において、塊状重合法、溶液重合法、懸濁重合法、乳化重合法などの重合法を用いることができる。また、必要に応じて触媒、溶媒などの添加物を重合反応系に添加しても良い。
エポキシ基含有重合体は、重量平均分子量が3,000〜50,000になるように重合され、重量平均分子量が3,000未満であると保護膜の硬度の低下が観測され、50,000を超えると塗布硬化後の外観が悪化する恐れがあるため好ましくない。
B成分:カルボン酸誘導体化合物
B成分のカルボン酸誘導体化合物は、下記の式(1)又は(2)で表されるカルボン酸誘導体化合物である。
Figure 0006413393

(式中のR、R及びRは炭素数1〜6のアルキル基である。また、R、R及びRは互いに同一であっても良いし、異なっていても良い。)
Figure 0006413393

(式中のR、R及びRは炭素数1〜6のアルキル基である。R、R及びRは、互いに同一であっても良いし、異なっていても良い。)
C成分:シラン化合物
C成分は、下記の式(3)で表されるエポキシ基を有するアルコキシシラン及び下記の式(4)で表されるテトラアルコキシシランを反応させて得られるシラン化合物である。
Figure 0006413393

(式中のR、R、及びRは炭素数1又は2のアルキル基である。R、R、及びRは、互いに同一であっても良いし、異なっていても良い。)
Figure 0006413393

(式中のR10、R11、R12、及びR13は炭素数1又は2のアルキル基である。R10、R11、R12、及びR13は、互いに同一であっても良いし、異なっていても良い。)
(カラーフィルター保護膜用熱硬化性樹脂組成物の製造)
本発明のカラーフィルター保護膜用熱硬化性樹脂組成物は、A成分100重量部に対して、B成分を10〜130重量部、C成分を1.0〜4.4重量部含有する。B成分が10重量部未満であると、組成物の硬化物からなる保護膜の硬度が低下し、130重量部を超えると保護膜の密着性を損なう恐れがある。一方、C成分が1.0重量部未満であると保護膜の密着性を十分に向上できず、4.4重量部を超えると硬化膜の濡れ性や膜表面の平滑性が悪くなる。また、A成分100重量部に対して、C成分は1.5〜3.0重量部であることが更に好ましい。C成分の含有量が1.5〜3.0重量部であると、硬化膜の密着性、濡れ性、及び膜表面の平滑性を更に向上することができる。なお、樹脂組成物の混合方法は特に限定されず、全成分を同時に混合しても、各成分を順次混合しても良い。
本発明のカラーフィルター保護膜用熱硬化性樹脂組成物には、目的に応じてエポキシ樹脂、レベリング剤、触媒、溶剤、その他添加剤を加えることができる。
D成分:エポキシ樹脂
本発明のカラーフィルター保護膜用熱硬化性樹脂組成物には、耐熱性、硬度、耐溶剤性を向上させる目的で本発明の効果を阻害しない範囲で必要に応じて、A成分およびC成分以外のエポキシ樹脂を含有していても良い。例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、ジフェニルエーテル型エポキシ樹脂、ハイドロキノン型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、フルオレン型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、オルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂、トリスヒドロキシフェニルメタン型エポキシ樹脂、3官能型エポキシ樹脂、テトラフェニロールエタン型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエンフェノール型エポキシ樹脂、水添ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールA含核ポリオール型エポキシ樹脂、ポリプロピレングリコール型エポキシ樹脂、グリシジルエステル型エポキシ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ樹脂、グリオキザール型エポキシ樹脂、脂環式型エポキシ樹脂、複素環型エポキシ樹脂等が挙げられる。また、これらのエポキシ樹脂は、単独で用いても2種以上を組み合わせて用いても良い。前記のエポキシ樹脂を添加して使用する場合、A成分100重量部に対して、D成分は通常0.01〜175重量部の割合で配合される。
E成分:レベリング剤
本発明のカラーフィルター保護膜用熱硬化性樹脂組成物には、本発明の効果を阻害しない範囲で必要に応じて、レベリング剤を含有しても良い。例えば、メガファックF−410(DIC(株))、同F−430(同)、同F−444(同)、同F−472SF(同)、同F−477(同)、同F−552(同)、同F−553(同)、同F−554(同)、同F−555(同)、同F−556(同)、同F−558(同)、同F−559(同)、同F−561(同)、同R−94(同)、同RS−72−K(同)、同RS−75(同)、ノベックFC−4430(住友スリーエム(株))、FC−4432(同)、サーフロンS−611(AGCセイミケミカル(株))、同S−651(同)、S−386(同)、フタージェント208G(ネオス(株))、同209F(同)、同212P(同)、同220P(同)、同222F(同)、同228P(同)、同240G(同)、同602A(同)、同650A(同)、同710FL(同)、同710FM(同)、FTX−218(同)、BYK―302(ビックケミー・ジャパン(株))、BYK−307(同)、BYK−315(同)、BYK−320(同)、BYK−322(同)、BYK−323(同)、BYK−325(同)、BYK−330(同)、BYK−331(同)、BYK−337(同)、BYK−347(同)、BYK−370(同)、BYK−UV3500(同)、BYK−UV3510(同)、BYK−350(同)、BYK−354(同)、BYK−392(同)、ポリフローKL−400HF(共栄社化学(株))、同KL−401(同)、同KL−402(同)、同KL−403(同)、同KL−404(同)、同KL−100(同)、同KL−600(同)、同KL−700(同)、同WS−30(同)、同No.75(同)、同No.77(同)、同No.90(同)、同No.95(同)、同LE−604(同)等のレベリング剤が挙げられる。また、これらのレベリング剤は、単独で用いても2種以上を組み合わせて用いても良い。前記のレベリング剤を添加して使用する場合、A成分100重量部に対して、E成分は通常0.01〜3重量部の割合で配合される。
F成分:触媒
本発明のカラーフィルター保護膜用熱硬化性樹脂組成物には、本発明の効果を阻害しない範囲で必要に応じて、触媒を含有しても良い。例えば、ベンジルジメチルアミントリス(ジメチルアミノメチル)フェノール、ジメチルシクロヘキシルアミン等の3級アミン類;1−シアノエチル−2−エチル−4−メチルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、1−ベンジル−2−メチルイミダゾール等のイミダゾール類;トリフェニルホスフィン、亜リン酸トリフェニル等の有機リン系化合物;テトラフェニルホスホニウムブロマイド、テトラ−n−ブチルホスホニウムブロマイド等の4級ホスホニウム塩類;1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7等やその有機酸塩等のジアザビシクロアルケン類;オクチル酸亜鉛、オクチル酸錫、オクチル酸ジルコニウム、アルミニウムアセチルアセトネート錯体等の有機金属化合物等の触媒が挙げられる。これらの触媒を添加して使用する場合、A成分100重量部に対して、F成分は通常0.01〜3重量部の割合で配合される。
G成分:溶剤
本発明のカラーフィルター保護膜用熱硬化性樹脂組成物には、本発明の効果を阻害しない範囲で必要に応じて、溶剤を含有しても良い。例えば、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸n−プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸n−ブチル、酢酸イソブチル、酢酸第二ブチル、酢酸アミル、モノメチルエーテル、酢酸メトキシブチル、3−エトキシプロピオン酸エチル、3−メトキシ−3−メチル−1−ブチルアセテート等のエステルおよびエーテルエステル類;エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールエチルメチルエーテル、ジエチレングリコールイソプロピルメチルエーテル、ジエチレングリコールブチルメチルエーテル、プロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、トリプロピレングリコールメチルエーテル、プロピレングリコールn-ブチルエーテル、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールジアセテート、プロピレングリコールフェニルエーテル等のグリコール誘導体等の溶剤が挙げられる。また、これらの溶剤は単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いても良い。前記の溶剤を添加して使用する場合、A成分100重量部に対して、G成分は通常0.01〜4500重量部の割合で配合される。
さらに、本発明のカラーフィルター保護膜用熱硬化性樹脂組成物には、本発明の効果を阻害しない範囲で目的に応じて他の様々な添加剤を加えることができる。その例として、BYK―051(ビックケミー・ジャパン(株))、BYK−052(同)、BYK−053(同)、BYK−055(同)、BYK−057(同)、BYK−1790(同)、BYK−063(同)、BYK−065(同)、BYK−066N(同)、BYK−067A(同)、BYK−077(同)、BYK−141(同)、BYK−354(同)、BYK−392(同)等の消泡剤、IRGANOX1010(チバ・ジャパン(株))、IRGANOX1035(同)、IRGANOX1076(同)、IRGANOX1098(同)、IRGANOX1135(同)、IRGANOX1330(同)、IRGANOX1726(同)、IRGANOX1425WL(同)、IRGANOX1520L(同)、IRGANOX245(同)、IRGANOX259(同)、IRGANOX3114(同)、IRGANOX5057(同)、IRGANOX565(同)、IRGANOD295(同)等の酸化防止剤が挙げられる。前記の添加剤を添加して使用する場合、A成分100重量部に対して、添加剤はそれぞれ、通常0.01〜4重量部の割合で配合される。
(カラーフィルター保護膜の形成)
本発明のカラーフィルターは、上記カラーフィルター保護膜用熱硬化性樹脂組成物を硬化させてなる硬化物の層を有する。カラーフィルター保護膜用熱硬化性組成物を硬化させてなる硬化物の層は、保護膜と呼ばれている層であることが一般的であるが、当該保護膜に限定されず、カラーフィルターの他の層として構成されていてもよい。
当該熱硬化性樹脂組成物は、基板上に配置された着色層やブラックマトリックスを覆うように塗布される。その塗布方法は特に限定されることは無く、グラビアコート法、スピンコート法、ダイコート法、インクジェット法等の従来公知の塗工方法を採用することができる。
得られた塗膜を乾燥し、さらに必要に応じて予備加熱(以下、プリベーク)を行った後、本硬化加熱(以下、ポストベーク)を経て樹脂硬化物の層を形成する。この際には、プリベーク条件として40〜140℃、0〜1時間、ポストベーク条件として150〜280℃、0.2〜2時間が好ましい条件として挙げられる。また、この際の加熱手法としては、特に限定されるものではなく、例えば、密閉式硬化炉や連続硬化が可能なトンネル炉等の硬化装置を採用することができる。加熱源は特に制約されることなく、熱風循環、赤外線加熱、高周波加熱等の方法で行うことができる。
<合成例1−1:エポキシ基含有重合体(A−1)の合成>
温度計、還流冷却器、攪拌機、滴下ロートを備えた容量300mLの4つ口フラスコに、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(以下、PGMEA)78.5重量部を仕込み、攪拌しながら加熱して80℃に昇温した。次いで、80℃の温度で3,4−エポキシシクロヘキシルメチルメタクリレート(以下、M−100)71.1重量部、シクロヘキシルメタクリレート(以下、CHMA)28.9重量部、日油(株)製の過酸化物系重合開始剤「パーヘキシルO(以下、PHO)」3.5重量部、及びPGMEA25重量部を予め均一混合したもの(滴下成分)を、2時間かけて滴下ロートより等速滴下した。滴下終了後、80℃の温度を5時間維持した後、反応を終了して、エポキシ基含有重合体(A−1)の50%PGMEA溶液を得た。得られたエポキシ基含有重合体(A−1)の重量平均分子量(Mw)を下記方法で測定したところ、50,000であった。
<合成例1−2〜1−11:エポキシ基含有重合体(A2〜11)の合成>
下記表1に示した原料、仕込み比、及び滴下・反応温度とした以外は、合成例1−1と同様の方法でA−2〜11の重合体を得た。得られたエポキシ基含有重合体(A2〜11)の重量平均分子量を表1に示す。
Figure 0006413393

表1中の略号は次の通りである。
M−100:3,4−エポキシシクロヘキシルメチルメタクリレート
GMA:グリシジルメタクリレート
CHMA:シクロヘキシルメタクリレート
DCPMA:ジシクロペンタニルメタクリレート
St:スチレン
CHMI:シクロヘキシルマレイミド
MPS:メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン
PHO:過酸化物系重合開始剤(商品名:「パーヘキシルO」)
PGMEA:プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
<合成例2−1:カルボン酸誘導体化合物(B−1)の合成>
温度計、還流冷却器、攪拌機を備えた4つ口フラスコに、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)26.9重量部、トリメリット酸(以下、TMA)26.9重量部、n-プロピルビニルエーテル(以下、nPr−VE)46.3重量部を仕込み、攪拌しながら加熱し80℃に昇温した。次いで、温度を保ちながら攪拌し続け、一定間隔で混合物の酸価を下記方法で測定した。混合物の酸価が2.0mgKOH/g以下になったことを確認した後、加温・混合を終了し、空冷することで、多価カルボン酸誘導体化合物の60%PGMEA溶液(B−1)を得た。得られた多価カルボン酸誘導体化合物溶液の酸価を測定したところ、空冷中に反応が進行し、0.6mgKOH/gであった。
<合成例2−2、2−3:カルボン酸誘導体化合物(B−2、B−3)の合成>
下記表2に示した原料及び仕込み比とした以外は、合成例2−1と同様の方法でB−2、B−3の化合物を得た。得られた多価カルボン酸誘導体化合物溶液(B−2、B−3)の酸価を表2に示す。
Figure 0006413393

表2中の略号は次の通りである。
TMA:トリメリット酸
CHTA:1,2,4−シクロヘキサントリカルボン酸
nPr−VE:n−プロピルビニルエーテル
iPr−VE:i−プロピルビニルエーテル
PGMEA:プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
<合成例3−1:シラン化合物(C−1)の合成>
温度計、還流冷却器、攪拌機、滴下ロートを備えた4つ口フラスコに、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(以下、GPTM)236.0重量部、テトラメトキシシラン(以下、TMOS)152.0重量部、メタノール(以下、MeOH)320.0重量部及びフッ化カリウム(以下、KF)0.06重量部を仕込み、攪拌しながら室温でHO28.8重量部を滴下ロートよりゆっくり滴下した。滴下終了後、室温で3時間維持した後、メタノール還流下で2時間攪拌した。この後、低沸分を減圧留去、濾過して、無色透明の液体であるシラン化合物を得た。得られたシラン化合物のエポキシ当量及び重量平均分子量をそれぞれ下記方法によって測定したところ、エポキシ当量が319g/mol、重量平均分子量(Mw)が1,600であった。
<合成例3−2〜3−5および比較合成例3−1〜3−9:シラン化合物(C−2〜C−14)の合成>
下記表3に示した原料及び仕込み比とした以外は、合成例3−1と同様の方法でC−2〜14の化合物を得た。得られたシラン化合物(C−2〜C−14)のエポキシ当量及び重量平均分子量を表3に示す。
Figure 0006413393

表3中の略号は次の通りである。
GPTM:3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン
GPTE:3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン
ECETM:2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン
ECETE:2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリエトキシシラン
GPMDM:3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン
GPMDE:3−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン
NGA:N−グリシジルーN,N−ビス[3−(メチルジメトキシシリル)プロピル]アミン
EOMTM:(3−エチルオキセタン−3−イル)プロピルトリエトキシシラン
MPTM:3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン
TMOS:テトラメトキシシラン
TEOS:テトラエトキシシラン
MTMS:メチルトリメトキシシラン
PhTMS:フェニルトリメトキシシラン
KF:フッ化カリウム
MeOH:メタノール
<実施例1〜9、比較例1〜18>
下記表4、表5に示す成分及び配合量で溶解混合した混合物を、メンブレンフィルター(材質:PE、孔径:0.2μm)で濾過した後、更に中空系フィルター(材質:PP、孔径:0.02μm)で濾過して、実施例1〜9及び比較例1〜18のカラーフィルター保護膜用樹脂組成物を得た。各カラーフィルター保護膜用樹脂組成物を、スピンコーター(型式1H−DX−2、ミカサ(株)製)により10cm角のガラス基板上に回転塗布した。カラーフィルター保護膜用樹脂組成物を塗布したガラス基板を90℃のクリーンオーブン中にて2分間乾燥処理した後、230℃のクリーンオーブン中にて30分間加熱することにより膜厚1.5μmの硬化膜を得た。得られたカラーフィルター保護膜用樹脂組成物及び硬化膜について、下記方法によって、密着性(クロスカット試験、ピンプル試験)、濡れ性(UV照射後の水接触角)、平滑性(表面粗さ)、及び保存安定性の物性評価を行った。各成分の配合割合及び物性評価の結果を表4及び表5に示す。
Figure 0006413393

Figure 0006413393

表4及び表5中の略号は次の通りである。
TMA:トリメリット酸
TMA−An:無水トリメリット酸
X−41−1053:シラン化合物(信越化学(株)製、商品名:「X−41−1053」、エポキシ当量830g/eq)
X−41−1059A:シラン化合物(信越化学(株)製、商品名:「X−41−1059A」、エポキシ当量350g/eq)
GPTM:3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン
TMOS:テトラメトキシシラン
X−41−1056:シラン化合物(信越化学(株)製、商品名:「X−41−1056」、エポキシ当量280g/eq)
Ep−828:ビスフェノールA型エポキシ樹脂(三菱化学(株)製、商品名:「Ep−828」、エポキシ当量189g/eq)
Ep−157:ビスフェノールAノボラック型エポキシ樹脂(三菱化学(株)製、商品名:「jER157S70」、エポキシ当量210g/eq)
GT−401:ブタンテトラカルボン酸テトラ(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)修飾ε−カプロラクトン((株)ダイセル製、商品名:「エポリードGT−410」、エポキシ当量220g/eq)
Cel−2021p:3’,4’−エポキシシクロヘキシルメチル3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート((株)ダイセル製、商品名:「セロキサイド2021P」、エポキシ当量130g/eq)
VG3101L:グリシジルエーテル型エポキシ樹脂(プリンテック(株)製、商品名:「テクモアVG3101L」、エポキシ当量210g/eq)
EHPE−3150:2,2−ビス(ヒドロキシメチル)−1−ブタノールの1,2−エポキシ−4−(2−オキシラニル)シクロヘキサン付加物((株)ダイセル製、商品名:「EHPE3150」、エポキシ当量180g/eq)
CG−500:フルオレン系エポキシ樹脂(大阪ガスケミカル(株)製、商品名:「CG−500」、エポキシ当量311g/eq)
F−477:フッ素系レベリング剤(DIC(株)製、商品名:「メガファックF−477」)
602A:フッ素系レベリング剤((株)ネオス製、商品名:「フタージェント602A」)
FTX−218:フッ素系レベリング剤((株)ネオス製、商品名:「FTX−218」)
LCAT−1:オクチル酸亜鉛とN−メチルモルホリンの反応物
PGMEA:プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
MMBA:3−メトキシ−3−メチル−1−ブチルアセテート
EDM:ジエチレングリコールメチルエチルエーテル
EEP:エチルエトキシプロピオネート
尚、X−41−1053およびX−41−1059Aは本願のC成分に該当するシラン化合物である。
[測定法及び評価法]
<重量平均分子量>
重量平均分子量(Mw)は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー装置(型式HLC−8820GPC、東ソー(株)製)を用いて、カラム(型式SHODEX K−801、昭和電工(株)製)を用い、THFを溶離液とし、RI検出器により測定してポリスチレン換算により求めた。
<酸価>
酸価は、JIS K 0070:1992「化学製品の酸価、けん化価、エステル価、よう素価、水酸基価及び不けん化物の試験方法」の加水分解酸価測定によって測定した。
<エポキシ当量>
過剰の0.2N・塩酸ジオキサン溶液でエポキシ基の開環反応を行った後、未反応の塩酸を0.1N・KOHエタノール溶液にて逆滴定し、エポキシ当量を算出した。
<密着性:クロスカット試験>
硬化膜を作製したガラス基板をプレッシャークッカー試験(以下、PCT)の処理を行った後に、JIS K 5600−5−6:1999「塗料一般試験方法−第5部:塗膜の機械的性質−第6節:付着性(クロスカット法)」に準拠し密着性の評価を行った。尚、PCTの条件は、「温度120℃、相対湿度100%、気圧2気圧、試験時間6時間」とした。本願の目的に供するには、評価は100/100が必要である。
<密着性:ピンプル試験>
硬化膜を作製したガラス基板を1cm角に断裁し、硬化膜上にエポキシ樹脂付きスタッドピン(品番:P/N901106、QUAD GROUP(株)製)を立てた後、マウントクリップ(QUAD GROUP(株)製)で固定したまま150℃のオーブン中で1時間加熱した。その後、50℃以下になるまでオーブン内で徐冷し、マウントクリップを取り外して評価用サンプルを得た。この評価用サンプルについてプレッシャークッカー試験(PCT)後の密着力を測定することで密着性の評価とした。PCTの条件は、「温度120℃、相対湿度100%、気圧2気圧、試験時間2時間」とした。密着力(MPa)の測定は、オートグラフ(型番:AG−I、(株)島津製作所製)を用いて、引張速度10mm/分にて行った。本願の目的に供するには、密着力は40MPa以上が必要である。
<濡れ性:UV照射後の水接触角>
硬化膜を作製したガラス基板を、UV洗浄装置(型式アイ UV−オゾン洗浄装置、岩崎電気(株)製)を用いて照射量1000mJ/cmとなるよう、UV−オゾン洗浄を行って評価用サンプルを得た。この評価用サンプル表面に対する水1μlの接触角(°)を接触角測定装置(型式DropMasterR500、協和界面化学(株)製)で測定した。本願の目的に供するには、接触角は60°以下が必要である。
<平滑性:表面粗さ>
硬化膜を作製したガラス基板の表面粗さ(nm)を、表面粗度計(型式ET4000、(株)小坂研究所製)を用いて測定した。本願の目的に供するには、表面粗さは10nm以下が必要である。
<保存安定性>
カラーフィルター保護膜用樹脂組成物の初期粘度を測定した後、当該組成物を密閉容器中に5℃で放置し、粘度変化を評価することで粘度が初期粘度の2倍になるまでの期間(日)を測定した。なお、最長で180日間放置しており、180日後に粘度が初期粘度の2倍に到達していない場合は、便宜的に「180日」と示す。本願の目的に供するには、180日が必要である。
実施例1〜9のカラーフィルター保護膜用樹脂組成物は、密着性、濡れ性、平滑性、及び保存安定性のいずれにおいても優れた結果を示した。一方、比較例1及び2では、C成分として式(3)で表されるエポキシ基を有するアルコキシシラン及び式(4)で表されるテトラアルコキシシランの一方しか含まないため、密着性が劣っており、比較例2は濡れ性も劣っていた。比較例3は、C成分として式(3)で表されるエポキシ基を有するアルコキシシラン及び式(4)で表されるテトラアルコキシシランを含んでいるものの、両者が未反応であるため、密着性及び濡れ性が劣っていた。比較例4〜6は、式(4)に該当しない化合物をC成分に用いているため、密着性及び濡れ性が劣っていた。比較例7〜13は、式(3)に該当しない化合物をC成分に用いているため、密着性が劣っており、比較例9〜13は平滑性も劣っていた。また、比較例13は保存安定性も劣っていた。比較例14は、C成分が少なすぎるため、密着性が劣っていた。比較例15及び16は、C成分が多すぎるため、濡れ性及び平滑性が劣っていた。比較例17及び18は、B成分として式(1)又は式(2)に該当しないカルボン酸誘導体化合物を用いているため、保存安定性が劣っていた。

Claims (2)

  1. 下記のA成分〜C成分を含むカラーフィルター保護膜用熱硬化性樹脂組成物であって、A成分100重量部に対して、B成分は10〜130重量部であり、C成分は1.0〜4.4重量部であるカラーフィルター保護膜用熱硬化性樹脂組成物。
    A成分:(a)炭素−炭素不飽和結合及びエポキシ基を有するモノマー10.0〜90.0重量部と、(b)(a)以外の炭素−炭素不飽和結合を有するモノマー90.0〜10.0重量部とからなり、(a)及び(b)の合計が100.0重量部である重量平均分子量3,000〜50,000のエポキシ基含有重合体
    B成分:下記の式(1)又は式(2)で表されるカルボン酸誘導体化合物
    Figure 0006413393

    (式中のR、R及びRは炭素数1〜6のアルキル基である。)
    Figure 0006413393

    (式中のR、R及びRは炭素数1〜6のアルキル基である。)
    C成分:下記の式(3)で表されるエポキシ基を有するアルコキシシラン及び下記の式(4)で表されるテトラアルコキシシランを反応させて得られるシラン化合物
    Figure 0006413393

    (式中のR、R、及びRは炭素数1又は2のアルキル基である。)
    Figure 0006413393

    (式中のR10、R11、R12、及びR13は炭素数1又は2のアルキル基である。)
  2. 請求項1に記載のカラーフィルター保護膜用熱硬化性樹脂組成物を硬化させてなる保護膜を有する、カラーフィルター。
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