JP6411154B2 - クリック機構 - Google Patents
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Description
しかしながら、上記したクリック機構は、樹脂モールドでボールを構成するため、熱や摩耗等に対してのボールの十分な耐久性が確保できなかった。
すなわち、本発明のクリック機構は以下の構成を有する。
(1)内部にレンズを有する筒形のレンズ枠と、このレンズ枠の外周面上に嵌着され、レンズ枠と共に周方向に回転する鏡筒と、この鏡筒の外周面上に周方向に回転可能に嵌着され、径方向外向きに切り起こされた板バネ部を外周面に形成した筒状のフレームと、このフレームの外周面上に周方向に回転可能に嵌着され、前記レンズ枠の軸方向に対して傾斜したカム溝を有し、内周面に複数のクリック溝を有するカムリングと、前記カム溝より前記鏡筒を通って前記レンズ枠に螺合され、前記カム溝に係合し、カムリングの回転に伴ってレンズ枠を軸方向に移動させるねじ部と、前記フレームの板バネ部上に設置され、板バネ部の付勢力により前記カムリングのクリック溝に係合する金属ボールと、を備えることを特徴とするクリック機構。
(2)前記カムリングの周方向に、少なくとも前記複数のクリック溝にまたがる長さの開口溝が形成され、この開口溝を通ってストッパーねじが前記フレームに螺合されている(1)に記載のクリック機構。
前記カムリング4には、前記鏡筒2を通って前記レンズ枠1に螺合され、前記カム溝42に係合するねじ部43が設けられる。カムリング4の回転に伴って前記ねじ部43がカム溝42内を移動することで、レンズ枠1が軸方向に移動する。
また、前記カムリング4の周方向には、少なくとも複数のクリック溝41にまたがる長さで形成される開口溝44と、この開口溝44を通り、下端がフレーム3に螺合したストッパーねじ45とを設けている。このストッパーねじ45は、カムリング4を複数のクリック溝41を有する範囲で回転させ、かつカムリング4の回転を制限してフレーム3から脱落を防止する。
図1に示すように、レンズ11を有する筒形のレンズ枠1はクリック機構100内に位置し、レンズ枠1の外周面上には、レンズ枠1と共に周方向に回転可能な鏡筒2が嵌着される。また、図3に示すように、レンズ枠1は外周面に、後述するねじ部43が螺合するねじ穴12を有する。このねじ部43がカムリング4のカム溝42を移動することで、レンズ枠1は周方向に回転しながら軸方向の前後に移動することができる。
図1、2に示すように、鏡筒2はレンズ枠1の外周面上に嵌着され、その外周面上には挿通されたねじ部43が軸方向の前後に移動可能な溝21が設けられる(図3)。鏡筒2はねじ部43の移動によってレンズ枠1と共に周方向に回転する。
図1,2に示すように、フレーム3は鏡筒2の外周面上に、鏡筒2と独立に周方向に回転可能に外挿される筒状部材である。このフレーム3は外周面に、径方向外向きに切り起こされた板バネ部31と、前記鏡筒2の溝21と同様に、挿通されたねじ部43が移動可能な溝33とを有する(図3)。
この板バネ部31は、図4(b)に示すように、下部の鏡筒2の外周面との間に、フレーム3を薄肉化する際に空洞34が形成されている。
金属ボール32を前記板バネ部31へ設置するために、板バネ部31上に凹部35を設けて金属ボール32の一部を収容している。
カムリング4は、図4(a)に示すように、フレーム3の外周面上に周方向に回転可能に嵌着される環状の部材であり、ねじ部43を係合し前記レンズ枠1の軸方向に対して傾斜したカム溝42を有する。また、図4(b)に示すように、カムリング4は内周面に金属ボール32と係合し金属ボール32の一部が嵌入する凹状の溝部である複数のクリック溝41を所定の間隔で有する。
ストッパーねじ45は開口溝44内を自在に移動することができ、フレーム3に嵌着させたカムリング4を複数のクリック溝41を有する範囲で回転させ、かつカムリング4の回転を制限してフレーム3から脱落を防止する役割を有する。すなわち、前記ストッパーねじ4が開口溝44の両端部にまで移動すると、カムリング4の回転は制限され、フレーム3からの脱落は起こらない。
ねじ部43は、図3に示すように、上端が前記カムリング4のカム溝42に係合しており、下端がカム溝42から前記フレーム3の溝33および鏡筒2の溝21を通って前記レンズ枠1に設けたねじ穴12に螺合され、レンズ枠1と鏡筒2とフレーム3とカムリング4とをまとめている。このねじ部43は、カムリング4の回転に伴って、前記カム溝42内を移動し、レンズ枠1を軸方向の前後に移動させることができる。
クリック溝41の数や位置はレンズ枠1内部のレンズ11の軸方向の移動距離や移動したレンズ11の所定位置の数により適宜決定すればよい。また、クリック溝41の形状は、前記金属ボール32と係合可能である限り特に制限はされず、例えば断面が多角形や半円形等であってもよい。
カムリング4は、上記したようなレンズ枠1内のレンズ11を軸方向に移動させるので、ズームリング等として使用できる。
2 鏡筒
3 フレーム
4 カムリング
11 レンズ
12 ねじ穴
21、33 溝
31 板バネ部
32 金属ボール
34 空洞
41 クリック溝
42 カム溝
43 ねじ部
44 開口溝
45 ストッパーねじ
100 クリック機構
Claims (1)
- 内部にレンズを有する筒形のレンズ枠と、
このレンズ枠の外周面上に嵌着され、レンズ枠と共に周方向に回転する鏡筒と、
この鏡筒の外周面上に周方向に回転可能に嵌着され、径方向外向きに切り起こされた板バネ部を外周面に形成した筒状のフレームと、
このフレームの外周面上に周方向に回転可能に嵌着され、前記レンズ枠の軸方向に対して傾斜したカム溝を有し、内周面に複数のクリック溝を有するカムリングと、
前記カム溝より前記鏡筒を通って前記レンズ枠に螺合され、前記カム溝に係合し、カムリングの回転に伴ってレンズ枠を軸方向に移動させるねじ部と、
前記カムリングの周方向に、少なくとも前記複数のクリック溝にまたがる長さの開口溝が形成され、この開口溝を通って前記フレームに螺合されているストッパーねじと、
前記フレームの板バネ部上に設置され、板バネ部の付勢力により前記カムリングのクリック溝に係合する金属ボールと、を備え、
前記ねじ部とストッパーねじとが、互いにカムリングの径に対して対向位置にあり、カムリングの周方向に対して同時に同一方向に移動することを特徴とするクリック機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014200815A JP6411154B2 (ja) | 2014-09-30 | 2014-09-30 | クリック機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014200815A JP6411154B2 (ja) | 2014-09-30 | 2014-09-30 | クリック機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016071168A JP2016071168A (ja) | 2016-05-09 |
JP6411154B2 true JP6411154B2 (ja) | 2018-10-24 |
Family
ID=55866757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014200815A Active JP6411154B2 (ja) | 2014-09-30 | 2014-09-30 | クリック機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6411154B2 (ja) |
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2014
- 2014-09-30 JP JP2014200815A patent/JP6411154B2/ja active Active
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