JP2775985B2 - レンズフォーカスロック装置 - Google Patents

レンズフォーカスロック装置

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JP2775985B2
JP2775985B2 JP2113367A JP11336790A JP2775985B2 JP 2775985 B2 JP2775985 B2 JP 2775985B2 JP 2113367 A JP2113367 A JP 2113367A JP 11336790 A JP11336790 A JP 11336790A JP 2775985 B2 JP2775985 B2 JP 2775985B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は投写型テレビ受像機などに用いられる拡大投
写用レンズのフォーカスロック装置に関するものであ
る。
従来の技術 近年、大画面に対するニーズが高まっており、投写レ
ンズを用いてスクリーンに拡大投写し、大画面を得る投
写型テレビの需要が急増してきている。そのために、高
輝度、高解像度な画質が求められ、ブラウン管面に形成
された画像を拡大投写するレンズ群に対しても高精度な
ものが必要とされてきている。この投写型テレビのレン
ズを用いて所定の位置にあるスクリーンに投影像を鮮明
に結像させるには、必ずレンズのフォーカシングが必要
があり、調整後は容易にフォーカスがずれないように確
実に固定しなければならない。
以下図面を参照しながら、従来のフォーカスロック装
置の一例について説明する。
第4図は従来、用いられているフォーカスロック装置
の一例である。また第5図はその斜視図である。
3は後外鏡筒であり、ブラウン管側(図示せず)に固
定され、内空部には前後動および回転自在に中鏡筒1が
収納さている。また2は前外鏡筒であり、レンズが1枚
収納され、内空部には同様に前後動、回転自在に中鏡筒
1が収納されている。中鏡筒1は複数のレンズ5〜8が
ある間隔で固定されている。
前外鏡筒2、後外鏡筒3の外壁面には、カム孔2a,2b,
3a,3bが各々180゜離れた回転対称位置に形成されてい
る。尚、カム孔2a,2b,と3a,3bのカム変位曲線は同一で
ある。また、中鏡筒1には嵌合溝1aが設けられ、極めて
ガタ少く固定ナット10が嵌合し、固定ナット10の中央近
傍にはネジ穴が設けられている。9はロックボルトで、
ネジ部が設けられ、歯付き座金11を挿入した状態でカム
穴2a,2b,および3a,3bに係合し、回転させることにより
ロックボルト9のネジ部と固定ナット10のネジ穴が螺嵌
する。
以上のように構成されたレンズフォーカスロック装置
について、以下にその動作について説明する。
レンズフォーカスを合わせるため、中鏡筒1及び前外
鏡筒2を前後に動かすが、ロックボルト9がカム孔2a,2
b,および3a,3bに係合し、これにそって回転すること
で、カム曲線に合わせて光軸方向に動くものである。前
外鏡筒2、後外鏡筒3と中鏡筒1は極めて嵌合部のガタ
を少くしており、光軸の傾きが生じないようにしてい
る。なおフォーカシング終了時にはロックボルト9を最
後まで回し、固定ナット10が上がって来ることで前外鏡
筒2、後外鏡筒3を挟締し、中鏡筒1が動かないように
固定される。ここで固定ナット10とロックボルト9のと
の挟締力だけでは確実なロックは無理なので、金属製の
歯付き座金11を間に入れることでロックを実用的使用可
能状態にしている。
発明が解決しようとする課題 上記フォーカスロック装置をスクリーンと投写装置が
離れている2体型投写テレビに用いたとき、さまざまな
不都合を生じる。
2体型投写テレビは、フォーカシングの操作が市場の
ユーザーやサービスマンによって行われる。
このとき、上記フォーカシング装置では、ロックボル
ト9をゆるめすぎると、ロックボルト9(通常成形品)
ならびに通常金属製の歯付き座金11が脱落し、テレビ装
置内部に落ち、払い上げるのが困難であるとともに、電
気的ショート並びにトラブルを起こすという問題があっ
た。
本発明は、上記問題点を解決するために考案されたも
のである。
課題を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本発明のレンズフォー
カス装置は、外周壁面に案内孔を有する第1の鏡筒と、
この第1の鏡筒の内部を光軸方向に移動する回転自在な
第2の鏡筒と、前記第2の鏡筒の外壁面の嵌合部に嵌合
し、中央近傍に雌ネジ部を有する固定板と、前記第1鏡
筒の案内孔に嵌合する支軸部および固定板の雌ネジ部に
螺嵌する雄ネジ部を有し、軸芯部に通し孔を有した、前
記第1の鏡筒より外側に位置し、光軸方向に垂直な方向
に突出する回転軸と、前記回転軸が挿入され、前記第1
の鏡筒の外周に接触するスペーサならびに、前記軸芯部
通し穴及び前記スペーサ内を通りその先端が第2の鏡
筒、第1鏡筒の外側に軸芯部通し孔径より大きい径を有
する頭部を持つストッパ軸よりなるフォーカスロック装
置であって、前記回転軸の締付時は前記固定板と前記ス
ペーサにより、前記第1の鏡筒を挟締して前記第2の鏡
筒の回動を阻止し、かつフォーカス時に鏡筒の挟締をゆ
るめても、前記ストッパ軸によって、回転軸およびスペ
ーサの脱落を阻止するものである。
作用 本発明は、前述したように、第2の鏡筒に固定され、
回転軸の軸芯部に施された通し孔に案内されたストッパ
軸の頭部により回転軸の戻りを阻止するため、回転軸お
よび通常金属でつくられるスペーサの脱落が阻止される
ようになり、電気的トラブル等が発生しない。
実施例 以下本発明の一実施例のレンズフォーカスロック装置
について図面を参照しながら説明する。
第1図は本発明の一実施例におけるレンズフォーカス
ロック装置の組立断面図で、第2図はその側面から見た
機能の一部を表す正面断面図である。また第3図は回転
軸となるロックボルトと、固定板としての固定ナット、
スペーサ脱落防止用ストッパ軸の関係を拡大して示した
ものである。
図中3は後外鏡筒で、円柱中空形状でブラウン管面側
(図示せず)に固定され、内空部には前後動および回転
自在に中鏡筒1が収納されている。また、実施例の鏡筒
はダブルフォーカス構造、すなわちフォーカスする筒1
および前外鏡筒2と2つあり、中鏡筒1には、中空円柱
状の前鏡筒2が前後動および回転可能に嵌合している。
そして前外鏡筒2にはレンズ4、中鏡筒1には複数のレ
ンズ5〜8が一定間隔でそれぞれ固定されている。
後外鏡筒3の外壁面には、案内孔としての役割を果た
すカム孔3a,3bが各々180゜離れた回転対称位置に形成さ
れ、前外鏡筒2にも同様にカム孔2a,2bが形成されてい
る。カム孔3a,3b並びにカム孔2a,2bのカム曲線は同一で
ある。また中鏡筒1には嵌合溝1a,1bが設けられ、極め
てガタ少く固定ナット10が各々180゜対称位置に嵌合し
ている。この固定ナット10の中央近傍にはネジ穴10aが
形成されている。ロックボルト9は回転軸で、先端に雄
ネジ部が形成され、また外鏡筒より突出して外側から回
転可能であり、カム孔2a,2b,3a,3bに挿入され、回転す
ることにより、固定ナット10と螺嵌しながら締結する。
第3図に示すように、このロックボルト9のうち一方
(図の上側)には、カム孔3aに挿入される前に歯付き座
金であるところのスペーサ11を外鏡筒の外側において挿
入しており、前述のように固定ナット10と締結すること
により前外鏡筒2および後外鏡筒3の表面にスペーサ11
がくいこみ、中鏡筒1と前外鏡筒2および後外鏡筒3と
の回転止めをする。また、ロックボルト9には、軸心に
ストッパ軸12の軸部のみを通し頭部が通らないような径
であけられた通し孔9aがあり、この通し孔9aを通して、
ストッパ軸12がその先端にて中鏡筒1に固定されてい
る。
以上のように構成されたレンズフォーカスロック装置
について、以下にその動作を説明する。
レンズ焦点を合わせるため中鏡筒1を前後に動かす
が、ロックボルト9が後外鏡筒3のカム孔3a,3bに係合
しているため、中鏡筒1はこのカム孔3a,3bにそって回
動することでカム曲線に合わせて光軸方向に動く。前外
鏡筒2の場合も同様である。後外鏡筒3と中鏡筒1およ
び前外鏡筒2と中鏡筒1は極めて嵌合のガタを少くして
おり、光軸傾きがない。
フォーカシング終了時は前述のようにロックボルト9
を最後まで回すと、固定ナット10が上がり、後外鏡筒3
前外鏡筒2の外壁をロックボルト9、固定ナット10、ス
ペーサ11で挟結し中鏡筒1が動かないようになる。
ここで、フォーカシングは、ロックボルト9をゆるめ
て行なうが、ある程度ゆるめると、ロックボルト9がス
トッパ軸12の頭部に阻止され、ロックボルト9およびス
ペーサ11が鏡筒より脱落するのを防いでいる。
なお、歯付座金であるところのスペーサ11がなくても
挟結はできるが、完全に固定することが難しく、振動等
で再び回動しやすいため使用した方が実用上好しいもの
である。
発明の効果 以上のように本発明のレンズフォーカスロック装置
は、外面壁面に案内孔を有する第1の鏡筒と、この第1
の鏡筒の内部を光軸方向に移動する回転自在な第2の鏡
筒を固定するために、第2の鏡筒外壁面の嵌合部に嵌合
し、中央近傍に雄ネジ部を有する固定板と、前記第1鏡
筒の案内孔に嵌合する支軸部および前記固定板に螺嵌す
る雄ネジ部を有し、かつ、軸芯に通し孔を施し、前記第
1鏡筒より外側に位置し、光軸方向に垂直な方向に突出
する回転軸と、この回転軸の前記軸芯部通し孔を通り、
第1の鏡筒の外側に前記軸芯部通し孔より大きな径を有
する頭部を有し、第2の鏡筒の嵌合部の底部に固定され
たストッパ軸、そして、前記回転軸が挿入され、前記第
1の鏡筒の外周に接触するスペーサとから成るレンズフ
ォーカスロック装置であって、前記回転軸の締付時は前
記固定板と前記スペーサが第1の鏡筒を挟締して前記第
2の鏡筒の回動を確実に阻止し、又、フォーカシング時
に前記回転軸の締結をゆるめても、ある程度の回転で前
記ストッパ軸の頭部に阻止され、回転軸、スペーサの脱
落を防ぐものである。
本発明は、第1の鏡筒との挟締固定を確実にするため
通常、熱伝導性金属でつくられるスペーサが、回転軸が
ゆるんでも、ストッパ軸頭部により鏡筒外に脱落するこ
となく、電気的ショート等のトラブルが起きないもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるレンズフォーカスロ
ック装置の組立断面図、第2図はその側面から見た機能
の一部を表す正面断面図、第3図は回転軸であるロック
ボルトと固定ナット、スペーサの関係を表した拡大断面
図、第4図は従来例であるところのレンズフォーカスロ
ック装置の組立断面図、第5図はその斜視図である。 1……中鏡筒(第2の鏡筒)、2……前外鏡筒(第1の
鏡筒)、3……後外鏡筒(第1の鏡筒)、4〜8……レ
ンズ、9……ロックボルト(回転軸)、10……固定ナッ
ト(固定板)、11……スペーサ、12……ストッパ軸。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周壁面に案内孔を有する第1の鏡筒と、
    この第1の鏡筒の内部を光軸方向に移動する回転自在な
    第2の鏡筒と、前記第2の鏡筒の外壁面の嵌合部に嵌合
    し、中央近傍に雌ネジ部を有した固定板と、前記第1鏡
    筒の案内孔に嵌合する支軸部および前記固定板に螺嵌す
    る雄ネジ部と軸芯部に通し孔を有し、前記第1の鏡筒よ
    り外側に位置し、光軸方向に垂直な方向に突出する回転
    軸と、前記回転軸が挿入され、前記第1の鏡筒の外周に
    接触するスペーサと、前記回転軸の軸芯部に施された通
    し孔および前記スペーサ内を通り、その先端が第2の鏡
    筒の嵌合部の底部に固定されるとともに、前記通し孔の
    孔径より大きな頭部を前記第1の鏡筒の外側に有するス
    トッパー軸とを有するレンズフォーカスロック装置。
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