JP5241393B2 - レンズ鏡筒 - Google Patents

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Description

本発明は、レンズ鏡筒に関し、特にカメラおよび光学機器に使用されるレンズ鏡筒において、レンズを光軸方向に移動可能としたレンズ鏡筒に関するものである。
従来デジタルカメラ等に用いられる鏡筒において、レンズを光軸方向に移動させる機構は,特許文献1(図14)に見られるようにカム溝を設けたカム筒と、レンズとカムピンを有するレンズホルダによって構成されている。
このような従来のレンズ鏡筒では、カム筒が回転すると、カム筒の内周側のカム溝に係合するカムピンが、カム溝のリフトに沿って直進キーにガイドされて光軸方向に移動することで、レンズホルダが光軸方向に移動する。
また、レンズを光軸方向に移動させる機構には、特許文献2に開示されているように、カムピンの代わりにカム溝にボールを係合させるものもある。
特開2008−58581号公報 特開平05−333255号公報
しかしながら、特許文献1に記載のようなカムピンを用いた鏡筒では、レンズ駆動の際にカムピンとカム溝の線接触の摩擦により、鏡筒の駆動負荷が大きくなり易いという課題を有している。
鏡筒の駆動負荷が大きい場合、鏡筒を駆動するモータと鏡筒の間を連結する減速ギア列の減速比を大きく取って、駆動トルクを上げる必要がある。
そのため、鏡筒の駆動負荷が小さい場合と同じモータの回転数で駆動させようとすれば、鏡筒の駆動時間を長くすることが必要となる。
また、このように鏡筒の駆動時間を長くすることを避けて同等の駆動時間とするため、鏡筒の駆動負荷が小さい場合よりも高いモータの回転数で駆動させようとすれば、鏡筒の駆動騒音が大きくなる。
また、部品の誤差による鏡筒の駆動負荷を低減させるために、カムピンとカム溝の係合にあらかじめ部品誤差分のガタを持たせるようにした構成を採ることができるが、このような構成による場合にはレンズの保持精度に課題を生じる。
また、カムピンの代わりにボールをフォロアとして用いるようにした鏡筒では、外力によってカム溝からボールフォロアが脱臼してしまうという課題を有している。
したがって、このような鏡筒は特許文献2のように、外力の掛からない部分にしか用いることができない。
本発明は、上記課題に鑑み、ズーム中における鏡筒の駆動負荷を低減することができ、外力によってレンズホルダーが脱臼する恐れのないレンズ鏡筒を提供することを目的とするものである。
本発明は、上記課題を解決するため、次のように構成したレンズ鏡筒を提供するものである。
本発明のレンズ鏡筒は、第1の筒部材と第2の筒部材を備え、前記第1の筒部材を前記第2の筒部材の外周側に配置して光軸方向に移動可能としたレンズ鏡筒であって、
前記第1の筒部材に保持されると共に前記第2の筒部材に形成された被係合溝と係合し、該第2の筒部材の回転により該被係合溝に沿って前記光軸方向に移動する複数の係合部材と、
前記第1の筒部材の外周部に設けられ、前記複数の係合部材を前記第2の筒部材に形成された被係合溝に対して付勢する環状の付勢部材とを備え、
前記第1の筒部材の外周部には、前記環状の付勢部材を支持する、前記第1の筒部材の径方向に歪むことができる2点以上の複数の支持部が設けられ、
前記複数の係合部材は、前記複数の支持部における支持部と支持部との間に挟まれた位置において、前記第2の筒部材に形成された被係合溝に対して付勢されており、
前記環状の付勢部材は、該環状の内径が前記複数の支持部の最外点を結ぶことにより形成される円の直径よりも小さく構成されていることを特徴とする
た、本発明のレンズ鏡筒は、前記第1の筒部材と前記第2の筒部材とが、外力を受けた際に互いに係合し合って外力を受ける外力当接部を有していることを特徴とする。
また、本発明のレンズ鏡筒は、前記複数の支持部のそれぞれには、記環状の付勢部材が前記光軸方向に移動することを規制する規制部を有することを特徴とする。
また、本発明のレンズ鏡筒は、前記環状の付勢部材は、前記規制部に係合する係合部を備え、該係合部が前記規制部に係合することによって前記光軸方向の移動が規制可能とされていることを特徴とする。
また、本発明のレンズ鏡筒は、複数の係合部材は、複数のボールで構成されていることを特徴とする。
また、本発明のレンズ鏡筒は、前記環状の付勢部材が、リングばねで構成されていることを特徴とする。
また、本発明の撮像装置は、上記したレンズ鏡筒を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、ズーム中における鏡筒の駆動負荷を低減することができ、外力によってレンズホルダーが脱臼する恐れのないレンズ鏡筒を実現することができる。
上記構成によれば、カムピンの代わりにカム溝にボールを係合させ光軸方向に移動可能な筒部材を有するレンズ鏡筒において、ズーム中における鏡筒の駆動負荷を低減することができ、外力によってレンズホルダーが脱臼する恐れのない構成が実現できる。
その実施形態の具体例として、例えば、第1の筒部材を構成するレンズホルダと第2の筒部材を構成するカム筒を備え、前記レンズホルダを前記カム筒の外周側に配置して光軸方向に移動可能としたレンズ鏡筒を、つぎのような部材で構成する。
前記レンズホルダを光軸方向に移動可能とするため、前記レンズホルダに保持されると共に前記カム筒(第2の筒部材)に形成されたカム溝(被係合溝)と係合し、該カム筒の回転により該カム溝に沿って前記光軸方向に移動する複数の係合部材を備えた構成とする。
その際、外力によるレンズホルダーの脱臼を防ぐため該レンズホルダの外周部に設けられ、前記複数の係合部材を前記カム筒に形成されたカム溝に対して付勢する環状の付勢部材を構成する。
さらに、前記レンズホルダと前記カム筒とは、外力を受けた際に互いに係合し合って外力を受ける外力当接部として、レンズホルダに保持された衝撃ピンがカム筒に形成された衝撃受け溝に係合可能となるように構成する。
これらの構成により、鏡筒の駆動負荷を低減し、静音化とズームの高速化を図ることができ、外力によるレンズホルダーの脱臼を防ぐことが可能になる。
以下に、本発明の実施例におけるレンズ鏡筒について説明する。
図1に、本発明の実施例における1群レンズから4群レンズまでを備えた沈胴式鏡筒での、1群レンズの構成を説明する分解斜視図を示す。
図2は、図1に示される1群レンズのボールフォロア部の拡大断面図である。
また、図3は図1に示されるリングばね支持部の拡大断面図であり、図4はボールフォロアとリングばねの関係を示す図である。
まず、図1〜図4を用いて、本実施例の1群レンズの構成について説明する。
本実施例のレンズ鏡筒は、1群レンズから4群レンズまでを備えた沈胴式鏡筒を構成している(図5参照)。
図1において、3は1群レンズL1を保持している1群レンズホルダであって、内径部には120度等分で3つの直進溝3dを備える。
3aは後述のカム溝に係合するボールフォロア、3bは前記ボールフォロアを付勢するリングばね、3cは衝撃ピンである。
1群レンズホルダ3は、前述のボールフォロア3aを外径側から挿入可能な貫通穴3e、および前述の衝撃ピン3cを内側から挿入可能な圧入穴3fを、それぞれ120度等分で3箇所ずつ備えている。
さらには、前記ボールフォロア3aと光軸高さが略同じ位置に、前記リングばね3bを支持する支持部3gを、120度等分で3箇所備えている。
図1および図4に示すように、該支持部3gは3つからなり、前記ボールフォロアの各々の間にこれら3つからなる支持部3gが存在するように配置されている。
衝撃ピン3cは、1群レンズホルダ3の内径部側から圧入穴3fに差し込む。
また、ボールフォロア3aは1群レンズホルダ3の外径部側から貫通穴3eに挿入する。
内径部側は多少貫通穴がつぼまっていて、外側から入れたボールフォロアがそのまま内側に脱落することのないようになっている。
上記のようにしてボールフォロア3aを3つ組み込んだ後、リングばね3bをボールフォロア3aを取り囲むような形で、1群レンズホルダ3の外径部にはめ込む。
その際、1群レンズホルダ3の支持部3gの3点で支持されるようにリングばね3bを嵌める。
図4に示すように、リングばね3bの内径(=R2)は、支持部3gの上記3点の最外点を結ぶことにより形成される円の直径(=R1)よりも小さく構成されている(R1>R2)。
そのため、リングばねを支持部3gに嵌める際には、このリングばねをおむすび形に変形させるようにしてはめ込む必要がある。
1群レンズホルダに設置後のリングばね3bは、支持部3gによる3点以外の部分が内側に歪むため、この歪みを利用してボールフォロア3aを内径側へ付勢している。
1群レンズホルダに対して外力が加わったりして、ボールフォロア3aが外側へ逃げようとした際には、リングばねの歪み方(ひずみ量)が変化することで、衝撃力を吸収することが可能である。
なお、上記説明では、リングばねは3点で支持される構成について説明したが、このような構成に限られることなく、1群レンズホルダ3の外周部に設けられた2点以上の複数の支持部によって支持されるようにされていればよい。
これらによりボールフォロア3aを前記支持部と支持部との間に挟まれた位置においてカム溝に対して付勢可能に構成することができる。
本実施例においては、図3に示すように、支持部3gを先端に面取りを施した爪のような形状になるように形成されている。
支持部3gに力が加わった際には、ラジアル方向に歪むことが可能になっている。
このため、リングばね3bを組み付ける際は、リングばねをスラスト方向に押し付けるように落とし込むと、先端の面取りに倣って支持部が内側へひずみ、リングばねを容易に組み付けることが可能になっている。
さらに、本実施例においては、リングばね3bはプレス加工によって作られていることを特徴としている。
直径の大きな環状の金属部品は削りで試作するとコストがかかるが、プレスによって絞った後に内径部を切り落とすことで、リング状に成形可能となり、コストを押さえることが可能である。
その際、内径部の落とし残り代が発生し、図3に示すようにリングばね3bの断面はL字状の係合部を備えた形状になる。
これらを利用し、支持部3gに切り込み凹部3hを設け、この切り込み凹部3hに上記L字状の係合部を係合するようにして、スラスト方向の移動を規制可能に構成することができる。
このようにして、組み付けが簡単で、安価でありながら、スラスト規制も簡単に行える構成とされている。
以下、図5〜図12を用いて、上記のようにして構成された1群レンズホルダを備えた鏡筒構成について、更に詳細に説明する。
図5に、実施例における1群レンズから4群レンズまでを備えたレンズ鏡筒を有するカメラを説明する外観斜視図を示す。
図6は図5に示すカメラの正面図、図7は本実施例におけるレンズ鏡筒の斜視図である。
図8は本実施例のレンズ鏡筒部における内部構造を示す図6のA−A断面図である。
図9は本実施例のレンズ鏡筒部における内部構造を示す図6のC−C断面図である。
図10は本実施例のレンズ鏡筒部におけるワイド撮影状態の内部構造を示す図6のA−A断面図であり、図11は本実施例のレンズ鏡筒部におけるテレ撮影状態の内部構造を示す図6のA−A断面図である。
図12は本実施例のレンズ鏡筒部における内部構造を示す図6のD−D断面図である。
また、図13は本実施例におけるレンズ鏡筒の固定筒に設けられた固定筒ボールフォロアと固定筒ボールバネを示す斜視図である。
図5に示すように、カメラ1の前方には、沈胴式の鏡筒2が設けられている。
鏡筒2は、図8に示すように、1群レンズL1、2群レンズL2、3群レンズL3、および4群レンズL4を備えており、4群レンズL4を光軸方向に移動させて焦点調節を行う。
図8から図12に示されるように、1群レンズL1は、前述のような1群レンズホルダ3により保持されている。
2群レンズL2は2群カムピン4aと光軸方向に伸びる1対の2群バー2bを有する2群レンズホルダ4により保持される。
3群レンズL3は3群カムピン5aと3群スリーブ5b、3群振れ止め5cを有する3群レンズホルダ5により保持され、4群レンズL4は4群レンズホルダ6により保持される。
また、シャッターユニット7はSHカムピン7aとSHスリーブ7b、SH振れ止め7cを有している。
2群バー2bの一方には3群スリーブ5bとSHスリーブ7bが光軸方向に移動可能に嵌合し、2群バー2bのもう一方には3群振れ止め5cとSH振れ止め7cが光軸方向に移動可能に嵌合している。
1群レンズホルダ3の内周、2群レンズホルダ4の外周側には、カム筒8および固定筒9が配置されている。
カム筒8は光軸中心に回転し、外周部にギア部8aと1群カム溝8b、1群衝撃受け溝8h、が設けられ、内周部に2群カム溝8c、3群カム溝8d、SHカム溝8e、カム筒駆動カム溝8g、ローラーガイド8i、が設けられている。
上記したように、リングバネ3bによって1群ボールフォロア3aが内径側に付勢され、1群カム溝8bと当接している。
また、1群衝撃受け溝8hには通常の駆動状態では1群衝撃ピン3cが適切な隙間を保ちながら配置されている。
固定筒9の外周壁には光軸方向に延びる貫通長穴状の2群直進溝9aが周方向に互いに離間して3箇所づつ配置されている。
また、2群直進溝9aと同位相の固定筒9上端面には1群直進キー9cが形成されている。
2群直進溝9aには、2群カムピン4aが光軸方向に移動可能に嵌合している。1群直進キー9cには1群直進溝3dが光軸方向に移動可能に勘合している。
また、図12および図13に示されるように、固定筒9の外周部には固定筒ボールフォロア9bが周方向に互いに離間して3箇所づつ自転可能に取り付けられている。
固定筒ボールフォロア9bの内少なくともひとつは固定筒ボールバネ部9dによってカム筒8のカム筒駆動カム溝8gに付勢され、その反力で残る2つの固定筒ボールフォロア9bもカム筒駆動カム溝8gに押し付けられる。
図9に示すように、9iはポリアセタール等の弾性材料で作られたローラーである。
ローラー9iは上下一対の軸部9iaと、軸部9iaより太いドラム部9ibによって構成され、固定筒9に軸部9iaを自転可能に軸支され、ドラム部9ibがローラカム筒8のローラーガイド8iに当接してカム筒8を固定筒9の外周で回転可能に支持している。
10は駆動ギア、11はズーム駆動装置、12はメイン基板、13は鏡筒フレキ、14はCCDホルダ、15は公知のボイスコイルを用いた4群駆動装置である。
CCDホルダ14は固定筒9、駆動ギア10、ズーム駆動装置11、4群駆動装置15を保持し、カメラ1に固定される。
またメイン基板12は不図示の配線を介してCCDプレート25上のCCD26に接続され、CCD26は鏡筒2によって結像される被写体像を撮影し公知のデジタルカメラとして機能する。
次に、沈胴式鏡筒2の動作について詳細に説明する。
図7に示されるメイン基板12から鏡筒フレキ13を介してズーム駆動装置11に通電するとカム筒8のギア部8aに連結する駆動ギア10を介してカム筒8が固定筒9の周りを回転する。
カム筒8が回転すると、カム筒8の内周側の1群カム溝8bに係合する1群ボールフォロア3aは、1群カム溝8bのリフトに沿って1群直進溝3dに嵌合する1群直進キー9cにガイドされて光軸方向に移動する。
同様に、カム筒8が回転すると、カム筒8の内周側の2群カム溝8cに係合する2群カムピン4aは、2群カム溝8cのリフトに沿って2群直進溝9aにガイドされて光軸方向に移動する。
同じく、カム筒8が回転すると、カム筒8の内周側の3群カム溝8dに係合する3群カムピン5aは、3群カム溝8dのリフトに沿って2群バー2bにガイドされて光軸方向に移動する。
また、カム筒8が回転すると、カム筒8の内周側のSHカム溝8eに係合するSHカムピン7aは、SHカム溝8eのリフトに沿って2群バー2bにガイドされて光軸方向に移動する。
さらに、固定筒9の外周の固定筒ボールフォロア9bにカム筒駆動カム溝8gが係合するカム筒8は、ローラーガイド8iをドラム部9ibにガイドされながら回転すると、カム筒駆動カム溝8gのリフトに沿って図12の状態から光軸方向に移動する。
4群レンズL4は4群駆動装置15によって、光軸方向に進退移動され合焦動作を行う。
このように、1群レンズホルダ3と2群レンズホルダ4、3群レンズホルダ5、4群レンズホルダ6、シャッターユニット7、カム筒8が光軸方向に移動することで、鏡筒2は図8や図9に示される沈胴状態から図10に示すワイド撮影状態に移動する。
さらに、カム筒8が回転することで図11に示されるテレ撮影状態に移動する。
このような鏡筒において、カメラが落下などで外力を受けた場合の1群レンズホルダ3について説明する。
1群レンズホルダ3にリングばね3bの付勢力以上の外力が加わると、1群ボールフォロア3aは1群カム溝8bから外れ、代わりに1群衝撃受け溝8hと1群衝撃ピン3cが係合し外力を受ける。
衝撃ピンが係合することによって、1群レンズホルダがカム溝から脱臼し、復帰できなくなるのを防いでいる。
この状態から1群レンズホルダ3に加わった外力が除かれると、リングばね3bの付勢力によってボールフォロア3aが1群カム溝8bに復帰する。
このようにカムピンの代わりにボールを用いた鏡筒において、衝撃受けとボールをカム溝に付勢する復帰手段を併用することで、外力によって脱落したボールを復帰させて落下強度を確保することができる。
外力の掛かる部分のフォロアにボールを用いることが可能になることで、従来のカムピンを用いた鏡筒に比べて鏡筒駆動負荷を低減することができる。
また、同様に静音化とズームの高速化を両立させつつ、カム溝とフォロアのガタをなくしレンズ保持精度を向上させることが可能になる。
さらには、外力を受けた際に、ボールフォロアがカム溝から転がりながら脱臼することによって、カム溝を傷つけてしまうことがない。カム溝に傷をつけてしまうと、その後のズーム移動時にガタが出たり傷にフォロアが引っかかり移動できない等の危険性があるが、この構成にしたことで外力を受けた後もそれまで同様にスムーズなズーム動作が可能になっている。
以上のような本実施例におけるボールフォロアの付勢力を環状のばね(リングばね)とした構成によれば、ボールフォロアを圧縮ばねなどで付勢するようにした構成に比して、つぎのような利点を有している。
例えば、単にボールフォロアを圧縮ばねなどで付勢するように構成した場合には、小型化した際に、付勢力が足りなかったり、組み付けにくく、また付勢力を確保しようとするとスペースが必要になったりして好ましくない。
これに対して、本実施例のようにボールフォロアの付勢力を環状のばね(リングばね)としたことによって、1部品にて複数のボールフォロアの付勢が可能なだけでなく、組み立ても容易で、かつスペースも最小限で済むように構成することができる。
本発明の実施例における1群レンズから4群レンズまでを備えた沈胴式鏡筒での、1群レンズの構成を説明する分解斜視図。 本発明の実施例における図1に示される1群レンズのボールフォロア部の拡大断面図。 本発明の実施例における図1に示されるリングばね支持部の拡大断面図。 本発明の実施例におけるボールフォロアとリングばねの関係を示す図。 本発明の実施例における1群レンズから4群レンズまでを備えたレンズ鏡筒を有するカメラを説明する外観斜視図。 本発明の実施例における図5に示すカメラの正面図。 本発明の実施例におけるレンズ鏡筒の斜視図。 本発明の実施例のレンズ鏡筒部における内部構造を示す図6のA−A断面図。 本発明の実施例のレンズ鏡筒部における内部構造を示す図6のC−C断面図。 本発明の実施例のレンズ鏡筒部におけるワイド撮影状態の内部構造を示す図6のA−A断面図。 本発明の実施例のレンズ鏡筒部におけるテレ撮影状態の内部構造を示す図6のA−A断面図。 本発明の実施例のレンズ鏡筒部における内部構造を示す図6のD−D断面図。 本発明の実施例におけるレンズ鏡筒の固定筒に設けられた固定筒ボールフォロアと固定筒ボールバネを示す斜視図。 従来例である特許文献1におけるレンズ鏡筒を説明する図。
符号の説明
L1:1群レンズ
L2:2群レンズ
L3:3群レンズ
L4:4群レンズ
1:カメラ
2:鏡筒
3:1群レンズホルダ
3a:1群ボールフォロア
3b:リングばね
3c:1群衝撃ピン
3g:支持部
8:カム筒
8b:1群カム溝
8h:1群衝撃受け溝

Claims (7)

  1. 第1の筒部材と第2の筒部材を備え、前記第1の筒部材を前記第2の筒部材の外周側に配置して光軸方向に移動可能としたレンズ鏡筒であって、
    前記第1の筒部材に保持されると共に前記第2の筒部材に形成された被係合溝と係合し、該第2の筒部材の回転により該被係合溝に沿って前記光軸方向に移動する複数の係合部材と、
    前記第1の筒部材の外周部に設けられ、前記複数の係合部材を前記第2の筒部材に形成された被係合溝に対して付勢する環状の付勢部材とを備え、
    前記第1の筒部材の外周部には、前記環状の付勢部材を支持する、前記第1の筒部材の径方向に歪むことができる2点以上の複数の支持部が設けられ、
    前記複数の係合部材は、前記複数の支持部における支持部と支持部との間に挟まれた位置において、前記第2の筒部材に形成された被係合溝に対して付勢されており、
    前記環状の付勢部材は、該環状の内径が前記複数の支持部の最外点を結ぶことにより形成される円の直径よりも小さく構成されていることを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記第1の筒部材と前記第2の筒部材とは、外力を受けた際に互いに係合し合って外力を受ける外力当接部を有していることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記複数の支持部のそれぞれには、前記環状の付勢部材が前記光軸方向に移動することを規制する規制部を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記環状の付勢部材は、前記規制部に係合する係合部を備え、該係合部が前記規制部に係合することによって前記光軸方向の移動が規制可能とされていることを特徴とする請求項に記載のレンズ鏡筒。
  5. 複数の係合部材は、複数のボールで構成されていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  6. 前記環状の付勢部材は、リングばねで構成されていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  7. 請求項1からのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒を備えていることを特徴とする撮像装置。
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