JP6410532B2 - 船舶の復原力回復構造及びこれを備えた船舶 - Google Patents
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Description
(7)本発明に係る船舶の復原力回復構造(請求項7)は、前記(1)〜(6)のいずれかにおいて、前記ダクトが、上部に空気抜き穴を有することを特徴とする。
また、本発明に係る船舶は、前記のような船舶の復原力回復構造を備えたので、信頼性及び安全性の確保が容易となる。
図1は本発明の実施の形態1に係る船舶の復原力回復構造を備えた船舶におけるダクトと区画部との関係を示す平面視の断面図である。図2は本発明の実施の形態1に係る船舶の復原力回復構造を備えた船舶における区画部を示す側面視の断面図である。図3は本発明の実施の形態1に係る船舶の復原力回復構造の要部を透過的に示す斜視図である。図4は本発明の実施の形態1に係る船舶の復原力回復構造の要部を示す平面図である。図5は図4のA−A線断面図である。図6は図4のB−B線断面図である。図7は図4のC−C線断面図である。
図1〜図7に示すように、本発明の実施の形態1に係る船舶100Aは、船体が隔壁60によって前後方向に複数の区画(第1区画、第2区画、第3区画…)に画成されている。すなわち、船舶100Aは、船体の左舷側が、隔壁60によって、第1左舷側区画11、第2左舷側区画12、第3左舷側区画13に画成されている。また、船舶100Aは、船体の右舷側が、隔壁60によって、第1右舷側区画21、第2右舷側区画22、第3右舷側区画23に画成されている。また、船舶100Aは、船体の中央部が、隔壁60によって、第1中央区画31、第2中央区画32、第3中央区画33に画成されている。また、船舶100Aは、船体の船底側が、隔壁60によって、第1船底区画41、第2船底区画42、第3船底区画43に画成されている。なお、区画は、図1及び図2に示すように、それ以外にも存在するが、ここではこれら12区画を例に挙げて説明する。
図8は本発明の実施の形態2に係る船舶の復原力回復構造の要部を示す平面図である。図9は図8のD−D線断面図である。図10は図8のE−E線断面図である。図11は図8のF−F線断面図である。なお、各図中、前述の実施の形態1に相当する部分には同一符号を付してある。
図8〜図11に示すように、本発明の実施の形態2に係る船舶100Bは、船体の前後で隣接する区画、ここでも第1左舷側区画11と第2左舷側区画12、および第1右舷側区画21と第2右舷側区画22、の境界となる隔壁60の両端面の左舷側外板51および右舷側外板52に面する部分に、それぞれ復原性を改善させるダクト1a,1cおよびダクト2a,2cを設けている。そして、第2区画側のダクト1a,2aは、前述の実施の形態1と同様に、いずれも下端の開口を通じて損傷時導水区画となる第2船底区画42と常時連通している。また、第1区画側のダクト1c,2cは、いずれも下端の開口を通じて損傷時導水区画となる第1船底区画41と常時連通させたものである。それ以外の構成は前述の実施の形態1のものと同様である。
図12は本発明の実施の形態3に係る船舶の復原力回復構造の要部を示す平面図である。図13は図12のG−G線断面図である。図14は図13のH−H線断面図である。図15は図12のI−I線断面図である。図16は図12のJ−J線断面図である。なお、各図中、前述の実施の形態1に相当する部分には同一符号を付してある。
図12〜図16に示すように、本発明の実施の形態3に係る船舶100Cは、船体の前後で隣接する区画、ここでは第1区画部と第2区画部の境界の左舷側外板51および右舷側外板52に面する部分に、それぞれ復原性を改善させるダクト1d,2dを設けている。すなわち、ダクト1dは、第2左舷側区画12における隔壁60と左舷側外板51とで形成されるコーナー部に形成されている。また、ダクト2dは、第2右舷側区画22における隔壁60と右舷側外板52とで形成されるコーナー部に形成されている。
図17は本発明の実施の形態4に係る船舶の復原力回復構造を備えた船舶の要部を示す平面図である。図18は図17のK−K線断面図である。図19は図18のL−L線断面図である。図20は図17のM−M線断面図である。図21は図17のN−N線断面図である。図22は図17のO−O線断面図である。なお、各図中、前述の実施の形態1に相当する部分には同一符号を付してある。
図17〜図22に示すように、本発明の実施の形態4に係る船舶100Dは、船体の前後で隣接する区画、ここでは第1区画部と第2区画部の境界の左舷側外板51および右舷側外板52に面する部分に、それぞれ復原性を改善させるダクト1f,2fを設けている。すなわち、ダクト1fは、第2左舷側区画12における隔壁60と左舷側外板51とで形成されるコーナー部に形成されている。また、ダクト2fは、第2右舷側区画22における隔壁60と右舷側外板52とで形成されるコーナー部に形成されている。
1e,2e,1g,2g 横ダクト部
10 空気抜き穴
11 第1左舷側区画
12 第2左舷側区画
13 第3左舷側区画
21 第1右舷側区画
22 第2右舷側区画
23 第3右舷側区画
31 第1中央区画
32 第2中央区画
33 第3中央区画
41 第1船底区画
42 第2船底区画
43 第3船底区画
51 左舷側外板(舷側外板)
52 右舷側外板(舷側外板)
60 隔壁
70 船殻部材
100A〜100D 船舶
Claims (9)
- 複数の区画を有する船体の前後で隣接する区画の境界の舷側外板に面する部分に、これら区画とは別の損傷時導水区画と同一の区画を形成するダクトを備え、
前記ダクトは、前記区画の境界となる隔壁と前記舷側外板とで形成されるコーナー部に船殻部材を設けて形成され、前記舷側外板の一部と前記隔壁の一部とが当該ダクトの一部を構成していることを特徴とする船舶の復原力回復構造。 - 前記損傷時導水区画は、前記ダクトが設けられた前記舷側外板に面する区画よりも下方に位置する区画であることを特徴とする請求項1記載の船舶の復原力回復構造。
- 前記複数の区画は、少なくとも、
前記船体の前後方向に複数設けられた左舷側区画と、
前記船体の前後方向に複数設けられた右舷側区画と、
前記左舷側区画の下方から前記右舷側区画の下方に至る範囲に形成されて前記船体の前後方向に複数設けられた船底側区画と、を有しており、
前記ダクトが設けられる区画は、前記左舷側区画と前記右舷側区画であり、
前記損傷時導水区画は、前記船底側区画であることを特徴とする請求項1又は2記載の船舶の復原力回復構造。 - 前記複数の区画は、少なくとも、
前記船体の前後方向に複数設けられた左舷側区画と、
前記船体の前後方向に複数設けられた右舷側区画と、
前記左舷側区画と前記右舷側区画との間に形成されて前記船体の前後方向に複数設けられた中央区画と、を有しており、
前記ダクトが設けられる区画は、前記左舷側区画と前記右舷側区画であり、
前記損傷時導水区画は、前記中央区画であることを特徴とする請求項1記載の船舶の復原力回復構造。 - 前記複数の区画は、少なくとも、
前記船体の前後方向に複数設けられた左舷側区画と、
前記船体の前後方向に複数設けられた右舷側区画と、を有しており、
前記ダクトは、前記左舷側区画又は前記右舷側区画のうち少なくとも一方に設けられ、該ダクトを設けた舷側区画とは反対側に位置する前記左舷側区画又は前記右舷側区画に連通する連通部材を有しており、
前記損傷時導水区画は、前記ダクトを設けた区画とは反対側に位置する前記右舷側区画又は前記左舷側区画であることを特徴とする請求項1記載の船舶の復原力回復構造。 - 前記損傷時導水区画は、隣接する前記隔壁間ごとに形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の船舶の復原力回復構造。
- 前記ダクトは、上部に空気抜き穴を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の船舶の復原力回復構造。
- 前記ダクトは、前記前後で隣接する区画の境界となる隔壁の両端面にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の船舶の復原力回復構造。
- 請求項1〜8のいずれか一項に記載の船舶の復原力回復構造を備えたことを特徴とする船舶。
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