JP6407356B1 - 車両用回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単かつコンパクトなブッシュ構造で、車両側の回転電機搭載部への車両用回転電機の取り付けを簡単な作業で且つ適正に行える。
【解決手段】ブッシュ16は、第一の筒状部161と、第二の筒状部162と、取り付け部に面接触して圧接するリング状鍔部163とを一体に有しており、リング状鍔部163の径は、第一の筒状部161の径および第二の筒状部162の径のいずれよりも大であり、第一の筒状部161および第二の筒状部162の少なくとも一方が嵌合孔1311に圧入された圧入部165であり、ブッシュ16に、ブッシュ側回り止め部164が一体に形成されており、嵌合孔1311にブッシュ16が圧入部で圧入されている状態においてブッシュ側回り止め部164に係合してブッシュ16の回り止めを行う取り付け脚側回り止め部1312が、嵌合孔1311の孔内に形成されている。
【選択図】図1

Description

この発明は車両用回転電機、特に、車両のエンジン等の回転電機搭載部への車両用回転電機の取り付け構造に関するものである。
車両のエンジンルームは、乗車室内の空間の大きさの確保、あるいは増大の為、エンジンルームを小さくする傾向にあり、補機である回転電機の取り付け性は悪化の一途である。そのために、エンジンへの車両用回転電機の取り付けについては、例えば、一方向のみでの作業でエンジンへの車両用回転電機の取り付けが完了するような構造を採用することにより取り付け性を向上してきた。その代表的な構造の一例として、エンジンへの車両用回転電機の取り付け構造の一部であるブッシュ部を、ナットと、ナットとは別の部品であるブッシュとで構成した取り付けが代表的である。(特許文献2を参照)
また、車両用の回転電機は、軽量化の為、アルミ製の外装が多用される。そして車両の振動環境に耐えることが求められるので、耐振動性、耐摩耗性を向上する対策が取られてきた。(特許文献1および特許文献2を参照)
特許4297070号公報 特許4632725号公報
従来の車両用回転電機においては、特許文献1のようにエンジンマウント部に当接される側がブラケットの圧入径より小径であることで交流回転電機のブッシュを保護する対策がなされているがその場合、ブッシュとエンジンマウントとの当接面の面圧が大となる為、エンジン側もアルミ材で構成されていることから、エンジン側が傷つきやすくなる。
回転電機が傷ついたことにより回転電機を交換する場合と、エンジン側が傷ついたことによりエンジン側を交換する場合とでは、ユーザーにかかる金額の負担はエンジン側の交換の方が多大となる。
また、この構造および形状のまま、前記面圧を小さくするために前記当接面の面積を大きくしようとすると、回転電機側のブラケットの圧入側のステー孔の径を大きくすることによりブッシュの外径を大きくする必要があり、回転電機側のブラケットを同じ外径のまま前記ステー孔の径を大きくする構造にすると、アルミ製の回転電機側のブラケットの前記ステー孔周りのエンジンマウント部側の肉厚が薄くなり、耐振動性に懸念が生じる。回転電機側のブラケットの外径も大きくすると、回転電機全体の大きさが大きくなることになり、車両搭載上取り付け性が悪化する。
また、ブッシュの回り止めのための凸部(特許文献1における参照符号220)が、ブッシュに対して、エンジンマウント部と反対側に位置して、発電機側ステー部に取り付けられているため、回転電機側のブラケットの圧入側のステー孔の径を大きくすることができない。従って、前記当接面の面積を大きくして取り付け面を拡大することができないため、前記面圧を小さくすることができない。
前記当接面の面積を拡大することが可能な構造として特許文献2に記載の構造がある。この特許文献2の構造では、ナットとブッシュとが別部品であるため、ナットのネジ部が損傷した場合、メンテナンスが困難だった。ナットとブッシュとが分かれている為、発電機ブラケットの圧入部と発電機ブラケットの六角部との同心度を高くしなければならず、工作上の精度の観点で懸念があった。また、発電機をエンジンへ取り付ける際に、取り付け作業者が、ナットを手で触って動かしながら、締め付けボルトとの芯合わせをする必要があった。
また、車両側から見た場合、補機である車両用回転電機は、車両の新型、旧型、異車種などに対する共通化が進んでおり、例えば既存エンジンに新しい車両用回転電機を採用する場合がある。その際に、回転電機とエンジンとの締結面の面積を大きくして前記面圧を低くする構造および形状の回転電機組立構造を採用していた既存車両における当該構造および形状と同じ回転電機組立構造を、特許文献1のように、エンジンマウントに当接される側がブラケットの圧入径より小径であるブッシュを採用した場合、既存機種より面圧が高くなり、不具合が起こる懸念がある。
また、従来の車両用回転電機において一般的なブッシュ部がナットと別部品のブッシュとで構成されている特許文献2の構造では、ねじ切りされたナットと締め付けボルトとの締結を行うことにより、当該締結に伴って移動するナットによって前記別部品ブッシュが押されるとことで、前記別部品ブッシュがエンジンブラケットに当接し、回転電機のエンジンへの取り付けが行われていた。この場合、ネジ部はナットにしかなく、しかもナットはボルト挿入側から最も離れた位置に配設されているので、ある程度長い締め付けボルトが必要となる。現在の車両環境はエンジンルームが小さくなる傾向にあり、長い締め付けボルトを使用しなければならない構造であれば、締め付けボルトを着脱する際に、車両フレームに締め付けボルトが当接する場合が発生し、場合によっては締め付けボルトの取り付け・取り外し不可といった車両搭載上取り付け性が悪化することも想定される。
また、車両メンテナンス時には車両用回転電機を車両から数回、繰り返し、着脱するが特許文献2の構造では、ナットのねじ部の長さが短いので、別部品ブッシュとナットとをそれぞれ取り外し、新たな別部品ブッシュとナットとを取り付ける必要があった。また、ブッシュでは圧入部のみの構成であり軸長さは比較的短く、ねじ部を設けることはできない課題もあった。
この発明は、前述のような従来の実情に鑑みてなされたもので、簡単かつコンパクトなブッシュ構造で、車両側の回転電機搭載部への車両用回転電機の取り付けを簡単な作業で且つ適正に行えるようにすることを目的とするものある。
この発明に係る車両用回転電機は、ブラケットに設けられ取り付け脚側締め付けボルト挿通孔を有した第一の取り付け脚、および前記ブラケットに前記第一の取り付け脚と所定の間隔を隔てて設けられ、雌螺子を有するブッシュが圧入された嵌合孔を有する第二の取り付け脚を有し、車両側の取り付け部に設けられた取り付け部側締め付けボルト挿通孔と前記取り付け脚側締め付けボルト挿通孔とに挿通された締め付けボルトの雄螺子と前記雌螺子との螺着により前記取り付け部に着脱可能に取り付けられる車両用回転電機であって、前記ブッシュは、第一の筒状部と、第二の筒状部と、前記螺着の状態で前記取り付け部に面接触して圧接するリング状鍔部とを一体に有しており、前記リング状鍔部の径は、前記第一の筒状部の径および前記第二の筒状部の径のいずれよりも大であり、前記第一の筒状部および前記第二の筒状部の少なくとも一方が前記嵌合孔に圧入された圧入部であり、前記ブッシュの前記第一の筒状部および前記第二の筒状部の少なくとも一方に、ブッシュ側回り止め部が一体に形成されており、前記ブッシュ側回り止め部は、前記ブッシュの前記リング状鍔部には形成されてなく、前記嵌合孔に前記ブッシュが前記圧入部で圧入されている状態において前記ブッシュ側回り止め部に係合して前記ブッシュの回り止めを行う取り付け脚側回り止め部が、前記嵌合孔の孔内に、前記ブッシュ側回り止め部に対応して形成されているものである。
この発明は、ブラケットに設けられ取り付け脚側締め付けボルト挿通孔を有した第一の取り付け脚、および前記ブラケットに前記第一の取り付け脚と所定の間隔を隔てて設けられ、雌螺子を有するブッシュが圧入された嵌合孔を有する第二の取り付け脚を有し、車両側の取り付け部に設けられた取り付け部側締め付けボルト挿通孔と前記取り付け脚側締め付けボルト挿通孔とに挿通された締め付けボルトの雄螺子と前記雌螺子との螺着により前記取り付け部に着脱可能に取り付けられる車両用回転電機であって、前記ブッシュは、第一の筒状部と、第二の筒状部と、前記螺着の状態で前記取り付け部に面接触して圧接するリング状鍔部とを一体に有しており、前記リング状鍔部の径は、前記第一の筒状部の径および前記第二の筒状部の径のいずれよりも大であり、前記第一の筒状部および前記第二の筒状部の少なくとも一方が前記嵌合孔に圧入された圧入部であり、前記ブッシュの前記第一の筒状部および前記第二の筒状部の少なくとも一方に、ブッシュ側回り止め部が一体に形成されており、前記ブッシュ側回り止め部は、前記ブッシュの前記リング状鍔部には形成されてなく、前記嵌合孔に前記ブッシュが前記圧入部で圧入されている状態において前記ブッシュ側回り止め部に係合して前記ブッシュの回り止めを行う取り付け脚側回り止め部が、前記嵌合孔の孔内に、前記ブッシュ側回り止め部に対応して形成されているので、簡単かつコンパクトなブッシュ構造で、車両側の回転電機搭載部への車両用回転電機の取り付けを簡単な作業で且つ適正に行え、しかも、前記ブッシュの前記リング状鍔部の、前記車両側の取り付け部との接触面の面積は、当該ブッシュのリング状鍔部には回り止め部が形成されていないことから、回り止めを考慮することなく車両側の取り付け部の面圧のみを考慮して従来装置に比べて広くすることが可能であり、車両側の取り付け部の前記接触面における面圧を低くすることが可能となり、車両側の取り付け部2の損傷を回避することが可能となる

この発明の実施の形態1を示す図で、車載回転電機の一例の縦断側面図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、図1に例示の車載回転電機におけるブッシュを拡大して示す図であり、(a)は上半分を外観図で、下半分を断面図で、例示する側面図、(b)はブッシュを背面側から軸方向に見た外観図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、図1に例示の車載回転電機におけるブッシュに対応する取り付け脚側の構造を拡大して示す図であり、(a)は縦断側面図、(b)は背面側から軸方向に見た図である。 この発明の実施の形態2を示す図で、車載回転電機の他の例を示す縦断側面図である。 この発明の実施の形態2を示す図で、図4に例示の車載回転電機におけるブッシュを拡大して示す図であり、(a)は上半分を外観図で、下半分を断面図で、例示する側面図、(b)はブッシュを背面側から軸方向に見た外観図である。 この発明の実施の形態2を示す図で、図4に例示の車載回転電機におけるブッシュに対応する取り付け脚側の構造を拡大して示す図であり、(a)は縦断側面図、(b)は背面側から軸方向に見た図である。 この発明の実施の形態3を示す図で、車載回転電機の更に他の例を示す縦断側面図である。 この発明の実施の形態3を示す図で、図7に例示の車載回転電機におけるブッシュを拡大して示す図であり、(a)は上半分を外観図で、下半分を断面図で、例示する側面図、(b)はブッシュを背面側から軸方向に見た外観図である。 この発明の実施の形態3を示す図で、図7に例示の車載回転電機におけるブッシュに対応する取り付け脚側の構造を拡大して示す図であり、(a)は縦断側面図、(b)は背面側から軸方向に見た図である。 この発明の実施の形態4を示す図で、車載回転電機の更に他の例を示す縦断側面図である。 この発明の実施の形態4を示す図で、図10に例示の車載回転電機におけるブッシュを拡大して示す図であり、(a)は上半分を外観図で、下半分を断面図で、例示する側面図、(b)はブッシュを背面側から軸方向に見た外観図である。 この発明の実施の形態4を示す図で、図10に例示の車載回転電機におけるブッシュに対応する取り付け脚側の構造を拡大して示す図であり、(a)は縦断側面図、(b)は背面側から軸方向に見た図である。 この発明の実施の形態5を示す図で、車載回転電機の更に他の例を示す縦断側面図である。 この発明の実施の形態5を示す図で、図13に例示の車載回転電機におけるブッシュを拡大して示す図であり、(a)は上半分を外観図で、下半分を断面図で、例示する側面図、(b)はブッシュを背面側から軸方向に見た外観図である。 この発明の実施の形態5を示す図で、図13に例示の車載回転電機におけるブッシュに対応する取り付け脚側の構造を拡大して示す図であり、(a)は縦断側面図、(b)は背面側から軸方向に見た図である。
以下に、本発明に係る車両用回転電機の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に示す図面においては、理解の容易のため、各部材の縮尺が実際とは異なる場合があり、また、本発明の特徴に関係しない構成の図示は省略してある。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1を、図1、図2、および図3によって説明する。
図1は車載回転電機の一例の縦断側面図、図2は図1に例示の車載回転電機におけるブッシュを拡大して示す図であり、(a)は上半分を外観図で、下半分を断面図で、例示する側面図、(b)はブッシュを背面側から軸方向に見た外観図である。図3は図1に例示の車載回転電機におけるブッシュに対応する取り付け脚側の構造を拡大して示す図であり、(a)は縦断側面図、(b)は背面側から軸方向に見た図である。
図1、図2、および図3に例示のように、本実施の形態1の車両用回転電機1は、車両側のアルミ製の取り付け部2、取り付け部側締め付けボルト挿通孔2a、アルミ製のブラケット(フロント側ブラケット)11、アルミ製の第一の取り付け脚111、取り付け脚側締め付けボルト挿通孔111a、固定子12、アルミ製のブラケット(リヤ側ブラケット)13、アルミ製の第二の取り付け脚131、嵌合孔1311、取り付け脚側回り止め部1312、圧入部1313、リング状鍔部受け凹部1314、プーリ14、炭素鋼製の締め付けボルト15、締め付けボルトの雄螺子15s、締め付けボルトの頭部15h、ブッシュ16、第一の筒状部161、第二の筒状部162、リング状鍔部163、車両側の取り付け部との圧接面163a、ブッシュ側回り止め部164、圧入部165、および雌螺子16sを有している。
なお、プーリ14は、車両の機関のクランクプーリとベルトにより結合され、機関の駆動力を発電機等の車両用回転電機1に伝達する。
ブラケット11に設けられ取り付け脚側締め付けボルト挿通孔111aを有した第一の取り付け脚111、およびブラケット13に第一の取り付け脚111と所定の間隔を隔てて設けられ、雌螺子16sを有するブッシュ16が圧入された嵌合孔1311を有する第二の取り付け脚131を有している。
車両用回転電機1は、車両側の取り付け部2に設けられた取り付け部側締め付けボルト挿通孔2aと取り付け脚側締め付けボルト挿通孔111aとに挿通された締め付けボルト15の雄螺子15sと雌螺子16sとの螺着により取り付け部2に着脱可能に取り付けられる。
ブッシュ16は、第一の筒状部161と、第二の筒状部162と、前記螺着の状態で取り付け部2に面接触して圧接するリング状鍔部163とを一体に有している。リング状鍔部163の径は、第一の筒状部161の径および第二の筒状部162の径のいずれよりも大である。
第一の筒状部161および第二の筒状部162の少なくとも一方が、嵌合孔1311に形成された圧入部1313に圧入される。つまり、第一の筒状部161および第二の筒状部162の少なくとも一方が、ブッシュ16の圧入部165となる。
ブッシュ16に、ブッシュ側回り止め部164が一体に形成されている。嵌合孔1311にブッシュ16が圧入部1313で圧入されている状態においてブッシュ側回り止め部164に係合してブッシュ16の回り止めを行う取り付け脚側回り止め部1312が、嵌合孔1311の孔内に形成されている。
第一の筒状部161とリング状鍔部163との間に第二の筒状部162が位置しており、第一の筒状部161にブッシュ側回り止め部164が形成され、第二の筒状部162が嵌合孔1311に圧入されている。
車両用回転電機の1の車両の機関への取り付けは、締め付けボルト15の先端の雄螺子15sと、円筒状のブッシュ16の孔内の雌螺子とを螺合して、締め付けボルト15の頭部15hを治具により締め付け方向に回すと、雌螺子16sを備えたブッシュ16と締め付けボルト15とによる締付力によって、ブッシュ16が車両の取り付け部2の方向に移動し、ブッシュ16のリング状鍔部163が、取り付け部2のブッシュ16の側の面に面接触して取り付け部2に圧接する。つまり、簡単かつコンパクトなブッシュ構造で、車両側の回転電機搭載部への車両用回転電機の取り付けを簡単な作業で且つ適正に行える。また、リング状鍔部163はブッシュ16の他の部分(第一の筒状部161および第二の筒状部162)より大径で、車両側の取り付け部2との接触面積が従来装置に比べて広いことから、車両側の取り付け部2の面圧が低く、車両側の取り付け部2の損傷を回避することができ、また、ブッシュ16を車両側の取り付け部2に接地した場合、前記接触面積が従来装置に比べて広いことから、ブッシュ16の接地が確実に行われる。
また、円筒状のブッシュ16は鉄製であり、ブッシュ16の外周面には亜鉛メッキ等のメッキが施されており、アルミ製取り付け脚131とブッシュ16間での発錆による固着が防がれ、車両メンテナンス時に車両用回転電機を数回繰り返し、着脱することが可能になる。
なお、ブッシュ16は実施の形態1では第二の取り付け脚131に取り付けた例であるが、第一の取り付け脚111に取り付けてもよい。
実施の形態2.
以下、本発明の実施の形態2を、図4、図5、および図6によって説明する。
図4は車載回転電機の他の例を示す縦断側面図、図5は図4に例示の車載回転電機におけるブッシュを拡大して示す図であり、(a)は上半分を外観図で、下半分を断面図で、例示する側面図、(b)はブッシュを背面側から軸方向に見た外観図である。図6は図4に例示の車載回転電機におけるブッシュに対応する取り付け脚側の構造を拡大して示す図であり、(a)は縦断側面図、(b)は背面側から軸方向に見た図である。
なお、実施の形態2の説明については、実施の形態1と異なる点のみを説明し、実施の形態1と同一または相当する部分についての説明は割愛する。
本実施の形態2では、図4、図5、および図6に例示のように、ブッシュ側回り止め部164が、第一の筒状部161および第二の筒状部162の双方に跨って形成された溝状のブッシュ側回り止め部である。
取り付け脚側回り止め部1312は、溝状のブッシュ側回り止め部164に係合する突起状の取り付け脚部側回り止め部である。
溝状のブッシュ側回り止め部164および突起状の取り付け脚部側回り止め部1312のいずれも、締め付けボルト15の延在方向に延在している。
締め付けボルト15の延在方向に延在している突起状の取り付け脚部側回り止め部1312と、締め付けボルト15の延在方向に延在している溝状のブッシュ側回り止め部164とが係合して、締め付けボルト15の締め付け時および締め付けボルト15の締め付け解除時の、ブッシュ16の周り止めが行われる。
なお、溝状のブッシュ側回り止め部164は、第一の筒状部161および第二の筒状部162の少なくとも一方に形成されていてもよい。
実施の形態3.
以下、本発明の実施の形態3を、図7、図8、および図9によって説明する。
図7は車載回転電機の更に他の例を示す縦断側面図、図8は図7に例示の車載回転電機におけるブッシュを拡大して示す図であり、(a)は上半分を外観図で、下半分を断面図で、例示する側面図、(b)はブッシュを背面側から軸方向に見た外観図である。図9は図7に例示の車載回転電機におけるブッシュに対応する取り付け脚側の構造を拡大して示す図であり、(a)は縦断側面図、(b)は背面側から軸方向に見た図である。
なお、実施の形態3の説明については、実施の形態1と異なる点のみを説明し、実施の形態1と同一または相当する部分についての説明は割愛する。
本実施の形態3では、図7、図8、および図9に例示のように、ブッシュ側回り止め部164が、リング状鍔部163の外周に、外周の一部を切除した形状に形成されている。
取り付け脚部側回り止め部1312は、嵌合孔1311の一部でありリング状鍔部163を収容するリング状鍔部受け凹部1314に、内周の一部を切除した形状に形成されている。
外周の一部を切除した形状に形成されているブッシュ側回り止め部164と、内周の一部を切除した形状に形成されている取り付け脚部側回り止め部1312とが係合して、締め付けボルト15の締め付け時および締め付けボルト15の締め付け解除時の、ブッシュ16の周り止めが行われる。
実施の形態4.
以下、本発明の実施の形態4を、図10、図11、および図12によって説明する。
図10は車載回転電機の更に他の例を示す縦断側面図、図11は図10に例示の車載回転電機におけるブッシュを拡大して示す図であり、(a)は上半分を外観図で、下半分を断面図で、例示する側面図、(b)はブッシュを背面側から軸方向に見た外観図である。図12は図10に例示の車載回転電機におけるブッシュに対応する取り付け脚側の構造を拡大して示す図であり、(a)は縦断側面図、(b)は背面側から軸方向に見た図である。
なお、実施の形態4の説明については、実施の形態1と異なる点のみを説明し、実施の形態1と同一または相当する部分についての説明は割愛する。
本実施の形態4では、図10、図11、および図12に例示のように、ブッシュ側回り止め部164が、第一の筒状部161および第二の筒状部162の双方に跨ってそれらの外周に、外周の一部を切除した形に形成された平面状のブッシュ側回り止め部である。
取り付け脚側回り止め部1312は、嵌合孔1311の孔内に形成され、平面状のブッシュ側回り止め部164に係合する平面状の取り付け脚部側回り止め部である。
平面状の取り付け脚部側回り止め部1312と、平面状のブッシュ側回り止め部164とが係合して、締め付けボルト15の締め付け時および締め付けボルト15の締め付け解除時の、ブッシュ16の周り止めが行われる。
なお、平面状のブッシュ側回り止め部164は、第一の筒状部161および第二の筒状部162の少なくとも一方に形成されていてもよい。
実施の形態5.
以下、本発明の実施の形態5を、図13、図14、および図15によって説明する。
図13は車載回転電機の更に他の例を示す縦断側面図、図14は図13に例示の車載回転電機におけるブッシュを拡大して示す図であり、(a)は上半分を外観図で、下半分を断面図で、例示する側面図、(b)はブッシュを背面側から軸方向に見た外観図である。図15は図13に例示の車載回転電機におけるブッシュに対応する取り付け脚側の構造を拡大して示す図であり、(a)は縦断側面図、(b)は背面側から軸方向に見た図である。
なお、実施の形態5の説明については、実施の形態1と異なる点のみを説明し、実施の形態1と同一または相当する部分についての説明は割愛する。
本実施の形態5では、図13、図14、および図15に例示のように、第一の筒状部161が嵌合孔1311に圧入される圧入部165であり、第二の筒状部162の外周に、多角形状のブッシュ側回り止め部164が形成されている。多角形状のブッシュ側回り止め部164は、多角形状の取り付け脚側回り止め部1312に係合する。
多角形状のブッシュ側回り止め部164と、多角形状の取り付け脚側回り止め部1312とが係合して、締め付けボルト15の締め付け時および締め付けボルト15の締め付け解除時の、ブッシュ16の周り止めが行われる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を適宜、組み合わせ、変形、省略することができる。
なお、各図中、同一符合は同一または相当部分を示す。
1 車両用回転電機、 2 車両側の取り付け部、
2a 取り付け部側締め付けボルト挿通孔、
11 ブラケット(フロント側ブラケット)、
111 第一の取り付け脚、 111a 取り付け脚側締め付けボルト挿通孔、
12 固定子、 13 ブラケット(リヤ側ブラケット)、
131 第二の取り付け脚、 1311 嵌合孔、
1312 取り付け脚側回り止め部、 1313 圧入部、
1314 リング状鍔部受け凹部、 14 プーリ、
15 締め付けボルト、 15s 締め付けボルトの雄螺子、
15h 締め付けボルトの頭部、 16 ブッシュ、
161 第一の筒状部、 162 第二の筒状部、
163 リング状鍔部、 163a 車両側の取り付け部との圧接面、
164 ブッシュ側回り止め部、 165 圧入部、
16s 雌螺子

Claims (6)

  1. ブラケットに設けられ取り付け脚側締め付けボルト挿通孔を有した第一の取り付け脚、および
    前記ブラケットに前記第一の取り付け脚と所定の間隔を隔てて設けられ、雌螺子を有するブッシュが圧入された嵌合孔を有する第二の取り付け脚を有し、
    車両側の取り付け部に設けられた取り付け部側締め付けボルト挿通孔と前記取り付け脚側締め付けボルト挿通孔とに挿通された締め付けボルトの雄螺子と前記雌螺子との螺着により前記取り付け部に着脱可能に取り付けられる車両用回転電機であって、
    前記ブッシュは、第一の筒状部と、第二の筒状部と、前記螺着の状態で前記取り付け部に面接触して圧接するリング状鍔部とを一体に有しており、
    前記リング状鍔部の径は、前記第一の筒状部の径および前記第二の筒状部の径のいずれよりも大であり、
    前記第一の筒状部および前記第二の筒状部の少なくとも一方が前記嵌合孔に圧入された圧入部であり、
    前記ブッシュの前記第一の筒状部および前記第二の筒状部の少なくとも一方に、ブッシュ側回り止め部が一体に形成されており、
    前記ブッシュ側回り止め部は、前記ブッシュの前記リング状鍔部には形成されてなく、
    前記嵌合孔に前記ブッシュが前記圧入部で圧入されている状態において前記ブッシュ側回り止め部に係合して前記ブッシュの回り止めを行う取り付け脚側回り止め部が、前記嵌合孔の孔内に、前記ブッシュ側回り止め部に対応して形成されている
    ことを特徴とする車両用回転電機。
  2. 前記第一の筒状部と前記リング状鍔部との間に前記第二の筒状部が位置しており、
    前記第一の筒状部に前記ブッシュ側回り止め部が形成され、
    前記第二の筒状部が前記嵌合孔に圧入されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用回転電機。
  3. 前記ブッシュ側回り止め部が、前記第一の筒状部および前記第二の筒状部の少なくとも一方に形成された溝状のブッシュ側回り止め部であり、
    前記取り付け脚側回り止め部が、前記溝状のブッシュ側回り止め部に係合する突起状の取り付け脚部側回り止め部である
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用回転電機。
  4. 前記ブッシュ側回り止め部が、前記第一の筒状部および前記第二の筒状部の少なくとも一方の外周に形成された平面状のブッシュ側回り止め部であり、
    前記取り付け脚側回り止め部が、前記嵌合孔の孔内に形成され前記平面状のブッシュ側回り止め部に係合する平面状の取り付け脚部側回り止め部である
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用回転電機。
  5. 前記第一の筒状部が前記圧入部であり、
    前記第二の筒状部の外周に、前記ブッシュ側回り止め部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用回転電機。
  6. 前記第一の取り付け脚、前記第二の取り付け脚、および前記取り付け部は何れもアルミ製であり、
    前記締め付けボルトは炭素鋼製であり、
    前記ブッシュは鉄製でありその外周面にメッキが施されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の車両用回転電機。
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