JP6407356B1 - 車両用回転電機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ブッシュ16は、第一の筒状部161と、第二の筒状部162と、取り付け部に面接触して圧接するリング状鍔部163とを一体に有しており、リング状鍔部163の径は、第一の筒状部161の径および第二の筒状部162の径のいずれよりも大であり、第一の筒状部161および第二の筒状部162の少なくとも一方が嵌合孔1311に圧入された圧入部165であり、ブッシュ16に、ブッシュ側回り止め部164が一体に形成されており、嵌合孔1311にブッシュ16が圧入部で圧入されている状態においてブッシュ側回り止め部164に係合してブッシュ16の回り止めを行う取り付け脚側回り止め部1312が、嵌合孔1311の孔内に形成されている。
【選択図】図1
Description
また、車両用の回転電機は、軽量化の為、アルミ製の外装が多用される。そして車両の振動環境に耐えることが求められるので、耐振動性、耐摩耗性を向上する対策が取られてきた。(特許文献1および特許文献2を参照)
回転電機が傷ついたことにより回転電機を交換する場合と、エンジン側が傷ついたことによりエンジン側を交換する場合とでは、ユーザーにかかる金額の負担はエンジン側の交換の方が多大となる。
また、この構造および形状のまま、前記面圧を小さくするために前記当接面の面積を大きくしようとすると、回転電機側のブラケットの圧入側のステー孔の径を大きくすることによりブッシュの外径を大きくする必要があり、回転電機側のブラケットを同じ外径のまま前記ステー孔の径を大きくする構造にすると、アルミ製の回転電機側のブラケットの前記ステー孔周りのエンジンマウント部側の肉厚が薄くなり、耐振動性に懸念が生じる。回転電機側のブラケットの外径も大きくすると、回転電機全体の大きさが大きくなることになり、車両搭載上取り付け性が悪化する。
また、ブッシュの回り止めのための凸部(特許文献1における参照符号220)が、ブッシュに対して、エンジンマウント部と反対側に位置して、発電機側ステー部に取り付けられているため、回転電機側のブラケットの圧入側のステー孔の径を大きくすることができない。従って、前記当接面の面積を大きくして取り付け面を拡大することができないため、前記面圧を小さくすることができない。
また、従来の車両用回転電機において一般的なブッシュ部がナットと別部品のブッシュとで構成されている特許文献2の構造では、ねじ切りされたナットと締め付けボルトとの締結を行うことにより、当該締結に伴って移動するナットによって前記別部品ブッシュが押されるとことで、前記別部品ブッシュがエンジンブラケットに当接し、回転電機のエンジンへの取り付けが行われていた。この場合、ネジ部はナットにしかなく、しかもナットはボルト挿入側から最も離れた位置に配設されているので、ある程度長い締め付けボルトが必要となる。現在の車両環境はエンジンルームが小さくなる傾向にあり、長い締め付けボルトを使用しなければならない構造であれば、締め付けボルトを着脱する際に、車両フレームに締め付けボルトが当接する場合が発生し、場合によっては締め付けボルトの取り付け・取り外し不可といった車両搭載上取り付け性が悪化することも想定される。
また、車両メンテナンス時には車両用回転電機を車両から数回、繰り返し、着脱するが特許文献2の構造では、ナットのねじ部の長さが短いので、別部品ブッシュとナットとをそれぞれ取り外し、新たな別部品ブッシュとナットとを取り付ける必要があった。また、ブッシュでは圧入部のみの構成であり軸長さは比較的短く、ねじ部を設けることはできない課題もあった。
以下、本発明の実施の形態1を、図1、図2、および図3によって説明する。
図1は車載回転電機の一例の縦断側面図、図2は図1に例示の車載回転電機におけるブッシュを拡大して示す図であり、(a)は上半分を外観図で、下半分を断面図で、例示する側面図、(b)はブッシュを背面側から軸方向に見た外観図である。図3は図1に例示の車載回転電機におけるブッシュに対応する取り付け脚側の構造を拡大して示す図であり、(a)は縦断側面図、(b)は背面側から軸方向に見た図である。
なお、プーリ14は、車両の機関のクランクプーリとベルトにより結合され、機関の駆動力を発電機等の車両用回転電機1に伝達する。
車両用回転電機1は、車両側の取り付け部2に設けられた取り付け部側締め付けボルト挿通孔2aと取り付け脚側締め付けボルト挿通孔111aとに挿通された締め付けボルト15の雄螺子15sと雌螺子16sとの螺着により取り付け部2に着脱可能に取り付けられる。
ブッシュ16は、第一の筒状部161と、第二の筒状部162と、前記螺着の状態で取り付け部2に面接触して圧接するリング状鍔部163とを一体に有している。リング状鍔部163の径は、第一の筒状部161の径および第二の筒状部162の径のいずれよりも大である。
第一の筒状部161および第二の筒状部162の少なくとも一方が、嵌合孔1311に形成された圧入部1313に圧入される。つまり、第一の筒状部161および第二の筒状部162の少なくとも一方が、ブッシュ16の圧入部165となる。
ブッシュ16に、ブッシュ側回り止め部164が一体に形成されている。嵌合孔1311にブッシュ16が圧入部1313で圧入されている状態においてブッシュ側回り止め部164に係合してブッシュ16の回り止めを行う取り付け脚側回り止め部1312が、嵌合孔1311の孔内に形成されている。
以下、本発明の実施の形態2を、図4、図5、および図6によって説明する。
図4は車載回転電機の他の例を示す縦断側面図、図5は図4に例示の車載回転電機におけるブッシュを拡大して示す図であり、(a)は上半分を外観図で、下半分を断面図で、例示する側面図、(b)はブッシュを背面側から軸方向に見た外観図である。図6は図4に例示の車載回転電機におけるブッシュに対応する取り付け脚側の構造を拡大して示す図であり、(a)は縦断側面図、(b)は背面側から軸方向に見た図である。
なお、実施の形態2の説明については、実施の形態1と異なる点のみを説明し、実施の形態1と同一または相当する部分についての説明は割愛する。
取り付け脚側回り止め部1312は、溝状のブッシュ側回り止め部164に係合する突起状の取り付け脚部側回り止め部である。
以下、本発明の実施の形態3を、図7、図8、および図9によって説明する。
図7は車載回転電機の更に他の例を示す縦断側面図、図8は図7に例示の車載回転電機におけるブッシュを拡大して示す図であり、(a)は上半分を外観図で、下半分を断面図で、例示する側面図、(b)はブッシュを背面側から軸方向に見た外観図である。図9は図7に例示の車載回転電機におけるブッシュに対応する取り付け脚側の構造を拡大して示す図であり、(a)は縦断側面図、(b)は背面側から軸方向に見た図である。
なお、実施の形態3の説明については、実施の形態1と異なる点のみを説明し、実施の形態1と同一または相当する部分についての説明は割愛する。
取り付け脚部側回り止め部1312は、嵌合孔1311の一部でありリング状鍔部163を収容するリング状鍔部受け凹部1314に、内周の一部を切除した形状に形成されている。
以下、本発明の実施の形態4を、図10、図11、および図12によって説明する。
図10は車載回転電機の更に他の例を示す縦断側面図、図11は図10に例示の車載回転電機におけるブッシュを拡大して示す図であり、(a)は上半分を外観図で、下半分を断面図で、例示する側面図、(b)はブッシュを背面側から軸方向に見た外観図である。図12は図10に例示の車載回転電機におけるブッシュに対応する取り付け脚側の構造を拡大して示す図であり、(a)は縦断側面図、(b)は背面側から軸方向に見た図である。
なお、実施の形態4の説明については、実施の形態1と異なる点のみを説明し、実施の形態1と同一または相当する部分についての説明は割愛する。
取り付け脚側回り止め部1312は、嵌合孔1311の孔内に形成され、平面状のブッシュ側回り止め部164に係合する平面状の取り付け脚部側回り止め部である。
以下、本発明の実施の形態5を、図13、図14、および図15によって説明する。
図13は車載回転電機の更に他の例を示す縦断側面図、図14は図13に例示の車載回転電機におけるブッシュを拡大して示す図であり、(a)は上半分を外観図で、下半分を断面図で、例示する側面図、(b)はブッシュを背面側から軸方向に見た外観図である。図15は図13に例示の車載回転電機におけるブッシュに対応する取り付け脚側の構造を拡大して示す図であり、(a)は縦断側面図、(b)は背面側から軸方向に見た図である。
なお、実施の形態5の説明については、実施の形態1と異なる点のみを説明し、実施の形態1と同一または相当する部分についての説明は割愛する。
なお、各図中、同一符合は同一または相当部分を示す。
2a 取り付け部側締め付けボルト挿通孔、
11 ブラケット(フロント側ブラケット)、
111 第一の取り付け脚、 111a 取り付け脚側締め付けボルト挿通孔、
12 固定子、 13 ブラケット(リヤ側ブラケット)、
131 第二の取り付け脚、 1311 嵌合孔、
1312 取り付け脚側回り止め部、 1313 圧入部、
1314 リング状鍔部受け凹部、 14 プーリ、
15 締め付けボルト、 15s 締め付けボルトの雄螺子、
15h 締め付けボルトの頭部、 16 ブッシュ、
161 第一の筒状部、 162 第二の筒状部、
163 リング状鍔部、 163a 車両側の取り付け部との圧接面、
164 ブッシュ側回り止め部、 165 圧入部、
16s 雌螺子
Claims (6)
- ブラケットに設けられ取り付け脚側締め付けボルト挿通孔を有した第一の取り付け脚、および
前記ブラケットに前記第一の取り付け脚と所定の間隔を隔てて設けられ、雌螺子を有するブッシュが圧入された嵌合孔を有する第二の取り付け脚を有し、
車両側の取り付け部に設けられた取り付け部側締め付けボルト挿通孔と前記取り付け脚側締め付けボルト挿通孔とに挿通された締め付けボルトの雄螺子と前記雌螺子との螺着により前記取り付け部に着脱可能に取り付けられる車両用回転電機であって、
前記ブッシュは、第一の筒状部と、第二の筒状部と、前記螺着の状態で前記取り付け部に面接触して圧接するリング状鍔部とを一体に有しており、
前記リング状鍔部の径は、前記第一の筒状部の径および前記第二の筒状部の径のいずれよりも大であり、
前記第一の筒状部および前記第二の筒状部の少なくとも一方が前記嵌合孔に圧入された圧入部であり、
前記ブッシュの前記第一の筒状部および前記第二の筒状部の少なくとも一方に、ブッシュ側回り止め部が一体に形成されており、
前記ブッシュ側回り止め部は、前記ブッシュの前記リング状鍔部には形成されてなく、
前記嵌合孔に前記ブッシュが前記圧入部で圧入されている状態において前記ブッシュ側回り止め部に係合して前記ブッシュの回り止めを行う取り付け脚側回り止め部が、前記嵌合孔の孔内に、前記ブッシュ側回り止め部に対応して形成されている
ことを特徴とする車両用回転電機。 - 前記第一の筒状部と前記リング状鍔部との間に前記第二の筒状部が位置しており、
前記第一の筒状部に前記ブッシュ側回り止め部が形成され、
前記第二の筒状部が前記嵌合孔に圧入されている
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用回転電機。 - 前記ブッシュ側回り止め部が、前記第一の筒状部および前記第二の筒状部の少なくとも一方に形成された溝状のブッシュ側回り止め部であり、
前記取り付け脚側回り止め部が、前記溝状のブッシュ側回り止め部に係合する突起状の取り付け脚部側回り止め部である
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用回転電機。 - 前記ブッシュ側回り止め部が、前記第一の筒状部および前記第二の筒状部の少なくとも一方の外周に形成された平面状のブッシュ側回り止め部であり、
前記取り付け脚側回り止め部が、前記嵌合孔の孔内に形成され前記平面状のブッシュ側回り止め部に係合する平面状の取り付け脚部側回り止め部である
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用回転電機。 - 前記第一の筒状部が前記圧入部であり、
前記第二の筒状部の外周に、前記ブッシュ側回り止め部が形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用回転電機。 - 前記第一の取り付け脚、前記第二の取り付け脚、および前記取り付け部は何れもアルミ製であり、
前記締め付けボルトは炭素鋼製であり、
前記ブッシュは鉄製でありその外周面にメッキが施されている
ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車両用回転電機。
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JP2017102300A JP6407356B1 (ja) | 2017-05-24 | 2017-05-24 | 車両用回転電機 |
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JP2017102300A JP6407356B1 (ja) | 2017-05-24 | 2017-05-24 | 車両用回転電機 |
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JP2017102300A Active JP6407356B1 (ja) | 2017-05-24 | 2017-05-24 | 車両用回転電機 |
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