JP6405888B2 - 超高分子量ポリエチレン組成物及びそれよりなる成形体 - Google Patents

超高分子量ポリエチレン組成物及びそれよりなる成形体 Download PDF

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Description

本発明は、融点が高く、高結晶性を示す超高分子量ポリエチレン組成物及びそれよりなる成形体に関するものであり、より詳細には、融点が高く、高結晶性を示すことから、剛性が高く、機械強度、耐熱性、耐摩耗性に優れる成形体を提供しうる新規な超高分子量ポリエチレン組成物及びそれからなる成形体に関するものである。
従来、超高分子量ポリエチレンは、汎用のポリエチレンに比べ、耐衝撃性、自己潤滑性、耐摩耗性、摺動性、耐候性、耐薬品性、寸法安定性等に優れており、エンジニアリングプラスチックに匹敵する物性を有するものとして知られている。
しかし、超高分子量ポリエチレンは、その高い分子量故に、溶融時の流動性が低く、分子量が数万から約50万の範囲にある通常のポリエチレンのように混練押出により成形することは困難である。そこで、超高分子量ポリエチレンは、重合により得られた重合体粉末を直接焼結する方法、圧縮成形する方法、間歇圧縮させながら押出成形するラム押出機による押出成形方法、溶媒等に分散させた状態で押出成形した後、溶媒を除去する方法等の方法により成形されている。しかし、これらの成形加工法は、技術的難易度が高く、成形体を得るのが困難であるという課題、さらには、高分子鎖の絡み合いによる局部的な高粘度部位の存在やポリマー粒子の流動性不足等に起因して圧縮時に疎な部分が形成されることによりウイークポイントが発生するため、得られる成形体が本来有するはずであろう機械的強度を発現することができず、機械的強度が比較的低くなるという課題があった。
そして、成形体とした際の機械的強度を上げる手段として、メタロセン触媒等の触媒を用いた分子量分布の狭い超高分子量ポリエチレンが提案されている(例えば特許文献1、2参照。)。
特許4868853号公報(例えば特許請求の範囲参照。) 特開2006−36988号公報(例えば特許請求の範囲参照。)
しかし、特許文献1、2に提案された超高分子量ポリエチレンにおいても、成形品としての性能向上は見られるものの、強度、耐熱性、結晶性という点では、まだ満足できるものではなかった。
また、一般的な超高分子量ポリエチレンは分子量が高くなるほど、分子鎖どうしの絡み合いが解けにくくなるため、分子量が高くなることにより期待される効果を十分発現することができず、例えば、引張破断強度は、分子量300万程度で最大となり、それ以上に分子量を高くしても、逆に引張破断強度が低下するという課題があった。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、剛性、強度、耐熱性、耐摩耗性に優れる超高分子量ポリエチレン組成物及びそれからなる成形体の提供を目的とするものである。
本発明者等は、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、超高分子量ポリエチレンに、特定の分子量のポリエチレンを含んだ組成物であって、特定の溶融挙動、機械特性を有する超高分子量ポリエチレン組成物が、剛性、耐熱性、耐摩耗性に優れる成形体となりうることを見出し、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明は、(1)デカリン中、135℃で測定した固有粘度(以下、[η]と記す場合もある。)が10dL/g以上80dL/g以下、である超高分子量ポリエチレン100重量部に対して、重量平均分子量が50万以下のポリエチレン(B)0.1重量部以上30重量部以下を含んでなる超高分子量ポリエチレン組成物であって、示差走査型熱量計(以下、DSCと記す場合もある。)にて、0℃から10℃/分の昇温速度で230℃まで昇温(以下、1stスキャンと記す場合もある。)した際の1stスキャンの融点のうち最も高温の融点(以下、Tmmax1と記す場合もある。)と、その後、5分間放置後、10℃/分の降温速度で−20℃まで降温し、5分間放置後、再度、10℃/分の昇温速度で−20℃から230℃まで昇温(以下、2ndスキャンと記す場合もある。)した際の2ndスキャンの融点のうち最も高温の融点(以下、Tmmax2と記す場合もある。)をそれぞれ測定し、該Tmmax1と該Tmmax2の差(ΔTmmax=Tmmax1−Tmmax2)が5℃以上30℃以下であり、引張破断呼びひずみが30%以上1000%以下であることを特徴とする超高分子量ポリエチレン組成物及びそれよりなる成形体に関するものである。
以下に、本発明を詳細に説明する。
本発明の超高分子量ポリエチレン組成物は、超高分子量ポリエチレン(A)100重量部に対して、ポリエチレン(B)0.1重量部以上30重量部以下を含んでなるものであり、ΔTmmax=Tmmax1−Tmmax2が5℃以上30℃以下、引張破断呼びひずみが30%以上1000%以下を有するものである。
その際の超高分子量ポリエチレン(A)は、(1)デカリン中、135℃で測定した[η]が10dL/g以上80dL/g以下であり、特に成形体とした際に優れた成形性と力学特性を付与する超高分子量ポリエチレン組成物となることから、好ましくは15dL/g以上80dL/g以下の超高分子量ポリエチレンであり、この範疇に属するものであれば如何なるものであっても良い。ここで、[η]が10dL/g未満のものである場合、得られる組成物は力学特性に劣るものとなる。一方、[η]が80dL/gを越えるものである場合、溶融時の流動性に劣るものとなり、成形加工性に劣るものとなる。なお、本発明における[η]は、例えばウベローデ型粘度計を用い、デカリンを溶媒としたポリマー濃度0.0005〜0.01%の溶液にて、135℃において測定する方法により測定することが可能である。また、該超高分子量ポリエチレンとしては、ポリエチレンと称される範疇のものが属し、例えばエチレン単独重合体;エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−1−ブテン共重合体、エチレン−1−ヘキセン共重合体、エチレン−1−オクテン共重合体等のエチレン−α−オレフィン共重合体;等を挙げることができる。
そして、該超高分子量ポリエチレン(A)としては、成形加工性に優れる超高分子量ポリエチレン組成物となると共に、得られる成形体が耐熱性、強度等の物性に優れるものとなることから(2)DSCにて、上記と同様の条件で1stスキャンした際の1stスキャンの融点(以下、Tmと記す場合がある。)、その後、上記と同様の条件で2ndスキャンした際の2ndスキャンの融点(以下、Tmと記す場合がある。)をそれぞれ測定し、該Tmと該Tmの差(ΔTm=Tm−Tm)が10℃以上30℃以下の超高分子量ポリエチレンであることが好ましく、特にΔTmが11℃以上15℃以下である超高分子量ポリエチレンであることが好ましい。
さらに、該超高分子量ポリエチレン(A)としては、高分子鎖の適度な絡み合いが可能となり、特に耐熱性に優れる超高分子量ポリエチレン組成物となることから、(3)加熱圧縮成形したシートを、前記(2)により測定したTmより20℃高い温度で溶融延伸したときの破断強度(MTS(MPa))が2MPa以上を有する超高分子量ポリエチレンであることが好ましく、更に3MPa以上を有する超高分子量ポリエチレンであることが好ましい。
そして、溶融延伸に用いる加熱圧縮成形シートの成形条件としては、制限はなく、例えばプレス温度100〜250℃、プレス圧力5〜50MPaの条件であり、その中でも特にプレス温度190℃、プレス圧力20MPaで加熱圧縮した後、前記(2)により測定したTmより10℃〜30℃低い金型温度で冷却して成形する方法を例示することができる。また、溶融延伸方法としては、例えば厚み0.1〜5mm、幅1〜50mmの短冊形、ダンベル型等の試験片を、引張速度1mm/分〜500mm/分の速度で延伸する方法を例示することができる。
該超高分子量ポリエチレン(A)としては、より耐熱性に優れる超高分子量ポリエチレン組成物となることから、(4)前記(3)により測定した溶融延伸したときの破断強度(MTS(MPa))と[η](dL/g)が、下記関係式(a)を満たすものであることが好ましく、特に下記関係式(b)を満たすものであることが好ましい。
MTS≧0.079×[η] (a)
0.079×[η]≦MTS≦0.23×[η] (b)
該超高分子量ポリエチレン(A)としては、より強靭な成形体を提供することが可能となる超高分子量ポリエチレン組成物となることから、(5)プレス温度190℃、プレス圧力20MPaで加熱圧縮した後、前記(2)により測定したTmより10℃〜30℃低い金型温度で冷却して成形したシートの引張破断強度(TS(MPa))が、下記関係式(c)を満たすものであることが好ましく、特に下記関係式(d)を満たすものであることが好ましい。
TS≧1.35×Tm−130 (c)
1.35×Tm−130≦TS≦2×Tm−175 (d)
該超高分子量ポリエチレン(A)としては、成形体とした際により強度に優れる超高分子量ポリエチレン組成物となることから、(6)高密度ポリエチレンの領域に属するものであるならば前記(5)により測定した引張破断強度として、40MPa以上を有するものであることが好ましく、特に50MPa以上を有するものであることが好ましい。なお、引張破断強度の測定条件としては、特に制限はなく、例えば厚み0.1〜5mm、幅1〜50mmの短冊形、ダンベル型等の試験片を、引張速度1mm/分〜500mm/分の速度で測定する方法を例示することができる。
該超高分子量ポリエチレン(A)としては、流動性に優れ、保存容器、ホッパーでの充満率を高くできる等、操作性に優れるものとなると共に、超高分子量ポリエチレン組成物とする際の溶融、溶媒等への溶解に優れ、成形体の外観、物性が良好なものとなることから、(7)嵩密度が100kg/m以上700kg/m以下の粒子形状である超高分子量ポリエチレン、つまり超高分子量ポリエチレン粒子であることが好ましく、特に200kg/m以上600kg/m以下である超高分子量ポリエチレン粒子であることが好ましい。なお、本発明における嵩密度は、例えばJIS K6760(1995)に準拠した方法で測定することが可能である。
該超高分子量ポリエチレン(A)としては、特に粉体としての流動性、超高分子量ポリエチレン組成物とする際の加工性に優れるものとなることから、(8)平均粒径が1〜1000μmの超高分子量ポリエチレン粒子であることが好ましい。なお、平均粒径に関しては、例えばJIS Z8801で規定された標準篩を用いたふるい分け試験法等の方法により測定することができる。
該超高分子量ポリエチレン(A)としては、耐熱性、強度等に優れる超高分子量ポリエチレン組成物となることから、(9)重量平均分子量(以下、Mwと記すこともある。)と数平均分子量(以下、Mnと記すこともある。)の比で示される分子量分布(以下、Mw/Mnと記すこともある。)が3より大きく6未満である超高分子量ポリエチレンであることが好ましく、特に3より大きく5未満である超高分子量ポリエチレンであることが好ましい。なお、その際のMw及びMnは、例えばゲル・パーミエイション・グロマトグラフィ(以下、GPCと記すこともある。)により測定することが可能である。
該超高分子量ポリエチレン(A)としては、得られる超高分子量ポリエチレン組成物がチタニウムが原因で発生する変色(黄変)や酸化劣化等の抑制が可能で色調が良好なものとなり、耐候性にも優れるものとなることから、チタニウムの含有量が少ないものであることが好ましく、特にチタニウムの含有量が0.02ppm以下又は検出限界以下、のものが好ましい。なお、チタニウムの含有量は、化学滴定法、蛍光X線分析装置、ICP発光分析装置等による測定等により求めることができる。
該超高分子量ポリエチレン(A)は、必要に応じて公知の各種添加剤を含んでいても良く、例えばテトラキス(メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ)ヒドロシンナメート)メタン、ジステアリルチオジプロピオネート等の耐熱安定剤;ビス(2,2’,6,6’−テトラメチル−4−ピペリジン)セバケート、2−(2−ヒドロキシ−t−ブチル−5−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール等の耐候安定剤等が挙げられる。また、着色剤として無機系、有機系のドライカラーを添加しても良い。また、滑剤や塩化水素吸収剤等として公知であるステアリン酸カルシウム等のステアリン酸塩も、好適な添加剤として挙げることができる。
該超高分子量ポリエチレン(A)の製造方法としては、超高分子量ポリエチレン(A)の製造が可能であれば如何なる方法を用いても良く、例えばポリエチレン製造用触媒を用い、エチレンの単独重合、エチレンと他のオレフィンとの共重合を行う方法を挙げることができ、その際のα−オレフィンとしては、例えばプロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン等を挙げることができる。また、重合方法としては、例えば溶液重合法、塊状重合法、気相重合法、スラリー重合法等の方法を挙げることができ、その中でも、特に粒子形状が整った超高分子量ポリエチレンとしての製造が可能となると共に、高融点、高結晶化度を有し、機械強度、耐熱性、耐摩耗性に優れる超高分子量ポリエチレン組成物を提供しうる超高分子量ポリエチレンを効率よく安定的に製造することが可能となることからスラリー重合法であることが好ましい。また、スラリー重合法に用いる溶媒としては、一般に用いられている有機溶媒であればいずれでもよく、例えばベンゼン、トルエン、キシレン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン等が挙げられ、イソブタン、プロパン等の液化ガス、プロピレン、1−ブテン、1−オクテン、1−ヘキセンなどのオレフィンを溶媒として用いることもできる。
また、該超高分子量ポリエチレン(A)を製造するのに用いる、ポリエチレン製造用触媒としては、該超高分子量ポリエチレン(A)の製造が可能であれば如何なるものを用いることも可能であり、例えば少なくとも遷移金属化合物、脂肪族塩にて変性した有機変性粘土及び有機アルミニウム化合物より得られるメタロセン系触媒を挙げることができる。
そして、該遷移金属化合物としては、例えば(置換)シクロペンタジエニル基と(置換)フルオレニル基を有する遷移金属化合物、(置換)シクロペンタジエニル基と(置換)インデニル基を有する遷移金属化合物、(置換)インデニル基と(置換)フルオレニル基を有する遷移金属化合物等を挙げることができ、その際の遷移金属としては、例えばジルコニウム、ハフニウム等を挙げることができ、その中でも特に超高分子量ポリエチレン(A)を効率よく製造することが可能となることから、(置換)シクロペンタジエニル基とアミノ基置換フルオレニル基を有するジルコニウム化合物、(置換)シクロペンタジエニル基とアミノ基置換フルオレニル基を有するハフニウム化合物であることが好ましい。
そして、より具体的には、例えばジフェニルメチレン(1−インデニル)(9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェニルメチレン(1−インデニル)(2,7−ジ−t−ブチル−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェニルメチレン(4−フェニル−1−インデニル)(2,7−ジ−t−ブチル−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェニルシランジイル(シクロペンタジエニル)(2−(ジメチルアミノ)−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェニルシランジイル(シクロペンタジエニル)(2−(ジエチルアミノ)−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェニルシランジイル(シクロペンタジエニル)(2−(ジベンジルアミノ)−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェニルシランジイル(シクロペンタジエニル)(2,7−ビス(ジメチルアミノ)−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェニルシランジイル(シクロペンタジエニル)(2,7−ビス(ジエチルアミノ)−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェニルシランジイル(シクロペンタジエニル)(2,7−ビス(ジベンジルアミノ)−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェニルシランジイル(シクロペンタジエニル)(4−(ジメチルアミノ)−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェニルシランジイル(シクロペンタジエニル)(4−(ジエチルアミノ)−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェニルシランジイル(シクロペンタジエニル)(4−(ジベンジルアミノ)−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(2−(ジメチルアミノ)−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(2−(ジエチルアミノ)−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(2−(ジベンジルアミノ)−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(2,7−ビス(ジメチルアミノ)−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(2,7−ビス(ジエチルアミノ)−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(2,7−ビス(ジベンジルアミノ)−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライドジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(4−(ジメチルアミノ)−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(4−(ジエチルアミノ)−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(4−(ジベンジルアミノ)−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(2,7−ビス(ジメチルアミノ)−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(2,7−ビス(ジエチルアミノ)−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(2,7−ビス(ジイソプロピルアミノ)−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(2,7−ビス(ジ−n−ブチル−アミノ)−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(2,7−ビス(ジベンジルアミノ)−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(3,6−ビス(ジメチルアミノ)−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(3,6−ビス(ジエチルアミノ)−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(3,6−ビス(ジ−n−プロピル−アミノ)−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(2,5−ビス(ジメチルアミノ)−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(2,5−ビス(ジエチルアミノ)−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(2,5−ビス(ジイソプロピルアミノ)−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライドなどのジルコニウム化合物;これらのジクロロ体をジメチル体、ジエチル体、ジヒドロ体、ジフェニル体、ジベンジル体に変えたジルコニウム化合物、およびこれら化合物のジルコニウムをハフニウムに変えたハフニウム化合物などを例示することができる。
該脂肪族塩にて変性した有機変性粘土としては、例えばN,N−ジメチル−ベヘニルアミン塩酸塩、N−メチル−N−エチル−ベヘニルアミン塩酸塩、N−メチル−N−n−プロピル−ベヘニルアミン塩酸塩、N,N−ジオレイル−メチルアミン塩酸塩、N,N−ジメチル−ベヘニルアミンフッ化水素酸塩、N−メチル−N−エチル−ベヘニルアミンフッ化水素酸塩、N−メチル−N−n−プロピル−ベヘニルアミンフッ化水素酸塩、N,N−ジオレイル−メチルアミンフッ化水素酸塩、N,N−ジメチル−ベヘニルアミン臭化水素酸塩、N−メチル−N−エチル−ベヘニルアミン臭化水素酸塩、N−メチル−N−n−プロピル−ベヘニルアミン臭化水素酸塩、N,N−ジオレイル−メチルアミン臭化水素酸塩、N,N−ジメチル−ベヘニルアミンヨウ化水素酸塩、N−メチル−N−エチル−ベヘニルアミンヨウ化水素酸塩、N−メチル−N−n−プロピル−ベヘニルアミンヨウ化水素酸塩、N,N−ジオレイル−メチルアミンヨウ化水素酸塩、N,N−ジメチル−ベヘニルアミン硫酸塩、N−メチル−N−エチル−ベヘニルアミン硫酸塩、N−メチル−N−n−プロピル−ベヘニルアミン硫酸塩、N,N−ジオレイル−メチルアミン硫酸塩等の脂肪族アミン塩;P,P−ジメチル−ベヘニルホスフィン塩酸塩、P,P−ジエチル−ベヘニルホスフィン塩酸塩、P,P−ジプロピル−ベヘニルホスフィン塩酸塩、P,P−ジメチル−ベヘニルホスフィンフッ化水素酸塩、P,P−ジエチル−ベヘニルホスフィンフッ化水素酸塩、P,P−ジプロピル−ベヘニルホスフィンフッ化水素酸塩、P,P−ジメチル−ベヘニルホスフィン臭化水素酸塩、P,P−ジエチル−ベヘニルホスフィン臭化水素酸塩、P,P−ジプロピル−ベヘニルホスフィン臭化水素酸塩、P,P−ジメチル−ベヘニルホスフィンヨウ化水素酸塩、P,P−ジエチル−ベヘニルホスフィンヨウ化水素酸塩、P,P−ジプロピル−ベヘニルホスフィンヨウ化水素酸塩、P,P−ジメチル−ベヘニルホスフィン硫酸塩、P,P−ジエチル−ベヘニルホスフィン硫酸塩、P,P−ジプロピル−ベヘニルホスフィン硫酸塩等の脂肪族ホスフォニウム塩;等の脂肪族塩により変性された粘土を挙げることができる。
また、該有機変性粘土を構成する粘土化合物としては、粘土化合物の範疇に属するものであれば如何なるものであってもよく、一般的にシリカ四面体が二次元上に連続した四面体シートと、アルミナ八面体やマグネシア八面体等が二次元上に連続した八面体シートが1:1又は2:1で組合わさって構成されるシリケート層と呼ばれる層が何枚にも重なって形成され、一部のシリカ四面体のSiがAl、アルミナ八面体のAlがMg、マグネシア八面体のMgがLi等に同型置換されることにより層内部の正電荷が不足し、層全体として負電荷を帯びており、この負電荷を補償するために層間にはNaやCa2+等の陽イオンが存在しているものとして知られているものである。そして、該粘土化合物としては天然品、または合成品としてのカオリナイト、タルク、スメクタイト、バーミキュライト、雲母、脆雲母、縁泥石等が存在し、これらを用いることが可能であり、その中でも入手のしやすさと有機変性の容易さからスメクタイトが好ましく、特にスメクタイトのなかでもヘクトライトまたはモンモリロナイトがさらに好ましい。また、該有機変性粘土の粒径に制限はなく、その中でも触媒調製時の効率、ポリエチレン製造時の効率に優れるものとなることから1〜100μmであることが好ましい。その際の粒径を調節する方法にも制限はなく、大きな粒子を粉砕して適切な粒径にしても、小さな粒子を造粒して適切な粒径にしても良く、あるいは粉砕と造粒を組み合わせても良い。また、粒径の調節は有機変性前の粘土に行っても、変性後の有機変性粘土に行っても良い。
該有機アルミニウム化合物としては、有機アルミニウム化合物と称される範疇に属するものであれば如何なるものも用いることができ、例えばトリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウムなどのアルキルアルミニウムなどを挙げることができる。
該ポリエチレン製造用触媒を構成する該遷移金属化合物、該有機変性粘土、および該有機アルミニウム化合物の使用割合に関しては、ポリエチレン製造用触媒としての使用が可能であれば如何なる制限を受けるものでない。
該超高分子量ポリエチレン(A)を製造する際の重合温度、重合時間、重合圧力、モノマー濃度などの重合条件については任意に選択可能であり、その中でも、重合温度0〜100℃、重合時間10秒〜20時間、重合圧力常圧〜100MPaの範囲で行うことが好ましい。また、重合時に水素などを用いて分子量の調節を行うことも可能である。重合はバッチ式、半連続式、連続式のいずれの方法でも行うことが可能であり、重合条件を変えて、2段以上に分けて行うことも可能である。また、重合終了後に得られる超高分子量ポリエチレン粒子は、従来既知の方法により重合溶媒から分離回収され、乾燥して得ることができる。
本発明の超高分子量ポリエチレン組成物を構成するポリエチレン(B)は、Mwが50万以下のポリエチレンであり、超高分子量ポリエチレン組成物とする際の加工性に優れ、特に物性等に優れる超高分子量ポリエチレン組成物となることから、Mwが500以上20万以下であることが好ましい。ここで、Mwが50万を越えるポリエチレンである場合、得られる組成物は、成形加工性、力学特性等に劣るものとなる。なお、Mwは、前記したGPCによる同様の方法により測定することができる。
そして、該ポリエチレン(B)としては、ポリエチレンと称される範疇のものが属し、例えばエチレン単独重合体;エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−1−ブテン共重合体、エチレン−1−ヘキセン共重合体、エチレン−1−オクテン共重合体、エチレン−4−メチル−1−ペンテン共重合体等のエチレン−α−オレフィン共重合体;等を挙げることができる。また、ポリエチレン(B)としては、粒子状、ペレット状、シート状、塊状など、いずれの形状を有するものでもよく、その中でも超高分子量ポリエチレン組成物とする際の生産性に優れ、得られる組成物が物性、成形性にも優れることから平均粒径が1〜1000μmの粒子状を有するものが好ましい。なお、平均粒径に関しては、例えばJIS Z8801で規定された標準篩を用いたふるい分け試験法等の方法により測定することができる。
該ポリエチレン(B)としては、一部が超高分子量ポリエチレンの可塑剤として作用することにより、特に成形加工性、耐熱性、機械特性、耐磨耗性のバランスに優れる超高分子量ポリエチレン組成物となることから、該超高分子量ポリエチレン(A)のTm以下の融点を有するものが好ましく、特にTmに対して−30℃以上0℃以下の範囲の融点を有するもの、更に−30℃以上−5℃以下の範囲の融点を有するものが好ましい。なお、該融点は、DSCにて上記した1stスキャンと同様の条件により測定することができる。
該ポリエチレン(B)の製造方法としては、如何なる方法を用いても良く、例えばチーグラー触媒、フィリップス触媒、メタロセン化合物触媒、ハーフメタロセン化合物触媒等の存在下、エチレンの単独重合、又は、エチレンとα−オレフィンの共重合を行なうことにより製造することが可能であり、その際のα−オレフィンとしては、例えばプロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテン等を挙げることができる。
その際のチーグラー触媒としては、エチレン、α−オレフィンの配位重合に用いるチーグラー触媒として一般的に知られているものでよく、例えばチタン化合物および有機アルミニウム化合物を含む触媒であり、ハロゲン化チタン化合物と有機アルミニウム化合物からなる触媒、チタニウム、マグネシム、塩素等からなる固体触媒成分と有機アルミニウム化合物からなる触媒等を例示することができる。このような触媒としては、より具体的には、無水マグネシウムジハロゲン化物のアルコール予備処理物と有機金属化合物との反応生成物にチタン化合物を反応させて得られる触媒成分(a)と有機金属化合物(b)からなる触媒(例えば特開昭49−119980号公報に記載の触媒)、マグネシウム金属と水酸化有機化合物またはマグネシウムなどの酸素含有有機化合物、遷移金属の酸素含有有機化合物、およびアルミニウムハロゲン化物を反応させて得られる触媒成分(A)と有機金属化合物の触媒成分(B)とからなる触媒(例えば特公昭52−15110号公報に記載の触媒)、(i)金属マグネシウムと水酸化有機化合物、マグネシウムの酸素含有有機化合物、およびハロゲン含有化合物から選んだ少なくとも一員、(ii)遷移金属の酸素含有有機化合物およびハロゲン含有化合物から選ばれた少なくとも一員、(iii)ケイ素化合物を反応させて得られる反応物と、(iv)ハロゲン化アルミニウム化合物を反応させて得られる固体触媒成分(A)と有機金属化合物の触媒成分(B)とからなる触媒(例えば特公昭62−58367号公報に記載の触媒)等を例示することができる。
また、フィリップス触媒としては、エチレン、α−オレフィンの配位重合に用いるフィリップス触媒として一般的に知られているものでよく、たとえば酸化クロム等のクロム化合物を含む触媒系であり、具体的には、シリカ、アルミナ、シリカ−アルミナ、シリカ−チタニア等の固体酸化物に、三酸化クロム、クロム酸エステル等のクロム化合物を担持した触媒を例示することができる(例えば特開昭53−91092号公報、特公昭47−1766号公報に記載の触媒)。
メタロセン化合物触媒、ハーフメタロセン化合物触媒としては、特開昭58−19309号、特表平1−501950号公報、特表平1−502036号公報、特許番号3033452号公報、特表平7−500622号公報、WO2000/078828号公報等を例示することができる。
また、該ポリエチレン(B)としては、市販品として入手したものであってもよく、例えば(商品名)ハイワックス100P(三井化学(株)製)、(商品名)ハイワックス200P(三井化学(株)製)、(商品名)ハイワックス800P(三井化学(株)製)、(商品名)ハイワックス110P(三井化学(株)製)、(商品名)ハイワックス720P(三井化学(株)製)等のポリエチレンワックス;(商品名)ニポロンハード2000、(商品名)ニポロンハード5700(東ソー(株)製)、(商品名)ニポロンハード8300A(東ソー(株)製)、(商品名)ニポロン−L M50(東ソー(株)製)、(商品名)ニポロン−Z TZ240(東ソー(株)製)、(商品名)ペトロセン172(東ソー(株)製)、(商品名)ペトロセン170K(東ソー(株)製)、(商品名)ペトロセン205(東ソー(株)製)、(商品名)ペトロセン310(東ソー(株)製)、(商品名)ノバテックHD HJ360(日本ポリエチレン(株)製)、(商品名)ノバテックLL UJ960(日本ポリエチレン(株)製)、(商品名)ノバテックLD LC520(日本ポリエチレン(株)製)等のHDPE、LLDPE,LDPE等を挙げることができる。
本発明の超高分子量ポリエチレン組成物は、該超高分子量ポリエチレン(A)100重量部に対して、該ポリエチレン(B)0.1重量部以上30重量部以下を含んでなるものであって、DSCにて、1stスキャンした際のTmmax1と、その後、2ndスキャンした際のTmmax2をそれぞれ測定し、ΔTmmax(=Tmmax1−Tmmax2)が5℃以上30℃以下であり、引張破断呼びひずみが30%以上1000%以下のものである。
本発明の超高分子量ポリエチレン組成物は、超高分子量ポリエチレン(A)100重量部に対し、該ポリエチレン(B)0.1重量部以上30重量部以下を含んでなり、特に機械特性、耐熱性に優れる超高分子量ポリエチレン組成物となることから0.2重量部以上20重量部以下を含んでなるものであることが好ましい。ここで、ポリエチレン(B)が0.1重量部未満である場合、得られる組成物は成形加工性、物性に劣るものとなる。一方、30重量部を越える場合、強度、耐熱性、耐摩耗性に劣るものとなる。
また、本発明の超高分子量ポリエチレン組成物は、DSCにて測定したΔTmmaxが5℃以上30℃以下であり、機械的強度、耐摩耗性に優れるものとなることから特にΔTmmaxが10℃以上30℃以下であることが好ましい。ここで、ΔTmmaxが5℃未満である場合、得られる組成物は機械的強度に劣るものとなる。一方、ΔTmmaxが30℃を越える場合、組成物より得られる成形体は脆いものとなる。
さらに、本発明の超高分子量ポリエチレン組成物は、引張破壊呼びひずみが30%以上1000%以下のものであり、より良好な延伸性を示すものとなることから特に100%以上800%以下を示すものであることが好ましい。ここで、引張破壊呼びひずみが30%未満である場合、得られる組成物は機械特性に劣るものとなる。一方、引張破壊呼びひずみが1000%を越える場合、得られる組成物は剛性に劣るものとなる。なお、本発明における引張破壊呼びひずみは、超高分子量ポリエチレン(A)の引張破断強度に関する測定方法と同様の方法で測定することができる。例えば厚み0.1〜5mm、幅1〜50mmの短冊形、ダンベル型等の該超高分子量ポリエチレン組成物からなる試験片を、引張速度1mm/分〜500mm/分の速度で測定する方法を例示することができる。
本発明の超高分子量ポリエチレン組成物の製造方法としては、該超高分子量ポリエチレン(A)と該ポリエチレン(B)を混合して超高分子量ポリエチレン組成物をすることが可能であれば如何なる方法であってもよく、例えば押出混練、ロール混練、ドライブレンド等により超高分子量ポリエチレン組成物とする方法を挙げることができる。また、後述するような成形体としての形状を有するものとして製造したものであっても良い。その際の製造条件としては任意に選択可能であり、その中でも、超高分子量ポリエチレン(A)を完全溶融することなく、ポリエチレン(B)を混合することにより、超高分子量ポリエチレン(A)の高融点、高結晶化度を維持することが可能となり、特に耐熱性、剛性に優れる超高分子量ポリエチレン組成物とすることが可能となることから、該超高分子量ポリエチレン(A)のTm以下の温度条件とすることが好ましく、更に該超高分子量ポリエチレン(A)のTm以下、かつ、該ポリエチレン(B)の融点以上の温度条件とすることが好ましい。
また、本発明の超高分子量ポリエチレン組成物は、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて、必要に応じて公知の各種添加剤を含んでいても良く、例えばテトラキス(メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ)ヒドロシンナメート)メタン、ジステアリルチオジプロピオネート等の耐熱安定剤;ビス(2,2’,6,6’−テトラメチル−4−ピペリジン)セバケート、2−(2−ヒドロキシ−t−ブチル−5−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール等の耐候安定剤等が挙げられる。また、着色剤として無機系、有機系のドライカラーを添加しても良い。さらに、滑剤や塩化水素吸収剤等として公知であるステアリン酸カルシウム等のステアリン酸塩も添加していてもよい。これら添加剤は、超高分子量ポリエチレン(A)、超高分子量ポリエチレン(B)に添加されていたものであってもかまわない。
本発明の超高分子量ポリエチレン組成物は、剛性が高く、機械特性、耐熱性、耐摩耗性に優れることから各種成形体としての適用が可能である。その際の成形加工条件としては任意に選択可能であり、その中でも、超高分子量ポリエチレン(A)の高融点、高結晶化度を維持することが可能となり、特に耐熱性、剛性、耐摩耗性に優れる成形体とすることが可能となることから、該超高分子量ポリエチレン(A)のTm以下の温度条件とすることが好ましく、更に該超高分子量ポリエチレン(A)のTm以下、かつ、該ポリエチレン(B)の融点以上の温度条件とし、成形体とすることが好ましい。また、成形体としては、成形後も剛性、耐熱性が高く、摩擦特性に優れるものとなることから、例えばライニング材、食品工業のライン部品、機械部品、人工関節部品、スポーツ用品、微多孔膜、ネット、ロープ等を挙げることができる。
本発明の超高分子量ポリエチレン組成物は、融点が高く、高結晶性を示すことから、それより得られる成形体は、機械的強度、耐熱性、耐摩耗性に優れるものとなり各種産業用機器等の基材等として優れた特性を有するものとなる。
以下に、実施例を示して本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例により制限されるものではない。
なお、断りのない限り、用いた試薬等は市販品、あるいは既知の方法に従って合成したものを用いた。
有機変性粘土の粉砕にはジェットミル(セイシン企業社製、(商品名)CO−JET SYSTEM α MARK III)を用い、粉砕後の粒径はマイクロトラック粒度分布測定装置(日機装株式会社製、(商品名)MT3000)を用いてエタノールを分散剤として測定した。
ポリエチレン製造用触媒の調製、超高分子量ポリエチレンの製造および溶媒精製は全て窒素ガス雰囲気下で行った。トリイソブチルアルミニウムのヘキサン溶液(20wt%)は東ソーファインケム(株)製を用いた。
さらに、実施例における超高分子量ポリエチレン、ポリエチレン、超高分子量ポリエチレン組成物の諸物性は、以下に示す方法により測定した。
〜固有粘度の測定〜
ウベローデ型粘度計を用い、デカリンを溶媒として、135℃において、超高分子量ポリエチレン濃度0.005wt%で測定した。
〜Mw、Mnの測定〜
Mw、Mn、およびMw/Mnは、GPCによって測定した。GPC装置((株)センシュー科学製 (商品名)SSC−7110)およびカラム(東ソー(株)製、(商品名)TSKguardcolumnHHR(S)HT×1本、東ソー(株)製、(商品名)TSKgelGMHHR−H(S)HT×2本)を用い、カラム温度を210℃に設定し、溶離液として1−クロロナフタレンを用いて測定した。測定試料は0.5mg/mlの濃度で調製し、0.2ml注入して測定した。分子量の検量線は、分子量既知のポリスチレン試料を用いて校正した。なお、分子量はQファクターを用いてポリエチレンの分子量に換算し値を求めた。
〜嵩密度の測定〜
JIS K6760(1995)に準拠した方法で測定した。
〜結晶融解温度(融点)の測定〜
示差走査型熱量計(DSC)(エスアイアイ・ナノテクノロジー(株)製 (商品名)DSC6220)を用いて、0℃から10℃/分の昇温速度で230℃まで昇温(1stスキャン)し1stスキャンの結晶融解ピークの測定を行った。その後、5分間放置後、10℃/分の降温速度で−20℃まで降温し、5分間放置後、再度、10℃/分の昇温速度で−20℃から230℃まで昇温(2ndスキャン)し2ndスキャンの結晶融解ピークを測定した。その際のサンプル量は6mgとした。
〜チタニウム含有量の測定〜
超高分子量ポリエチレンを灰化し、アルカリ溶融して、調製した溶液を用いて、ICP発光分析装置((株)パーキンエルマー製、(商品名)Optima3000XL)により、超高分子量ポリエチレン中のチタニウム含有量を測定した。
〜引張破断強度の測定〜
測定サンプルをポリエチレンテレフタレートフィルムに挟んで、190℃で、5分間予熱した後、190℃、プレス圧力20MPaの条件にて加熱圧縮した。その後、金型温度110℃、10分間冷却し、厚さ0.3mmのプレスシートを得た。
このシートからダンベル型に切り出したサンプル(測定部の幅5mm)を、23℃にて48時間静置した後、引張試験機((株)エイ・アンド・ディー製、(商品名)テンシロンRTG−1210)にて、測定温度23℃、試験片の初期長さ20mm、引張速度20mm/分で引張試験をし、引張破断強度を求めた。
〜溶融延伸時の破断応力の測定〜
上記引張破断強度の測定に記載の方法によりプレスシートを得た。
このシートからダンベル型に切り出したサンプル(測定部の幅10mm)を、23℃にて48時間静置した後、引張試験機((株)エイ・アンド・ディー製、(商品名)テンシロンUMT2.5T)にて、示差走査型熱量計(DSC)の2ndスキャンの結晶融解ピーク(Tm)より20℃高い温度で、試験片の初期長さ10mm、引張速度20mm/分で引張試験をし、溶融延伸時の破断応力を求めた。歪み硬化が起き、延伸に伴い応力が増加した場合はその最大値を破断応力とし、歪み硬化が起きず、延伸しても応力が増加しない場合は、降伏後の平坦領域の応力を破断応力とした。
〜平均粒径の測定〜
JIS Z8801で規定された9種類の篩(目開き:710μm、500μm、425μm、300μm、212μm、150μm、106μm、75μm、53μm)を用いて、100gの超高分子量ポリエチレンを分級した際に得られる各篩に残った粒子の重量を目開きの大きい側から積分した積分曲線において、50%の重量になる粒子径を測定することにより平均粒径を求めた。
〜引張破断呼びひずみの測定〜
厚さ0.3mmのシートからダンベル型に切り出したサンプル(測定部の幅5mm)を、23℃にて48時間静置した後、引張試験機((株)エイ・アンド・ディー製、(商品名)テンシロンRTG−1210)にて、測定温度23℃、試験片の初期長さ20mm、引張速度20mm/分で引張試験をし、破断するまでの呼びひずみを求めた。
〜引張弾性率の測定〜
厚さ0.3mmのシートからダンベル型に切り出したサンプル(測定部の幅5mm)を、23℃にて48時間静置した後、引張試験機((株)エイ・アンド・ディー製、(商品名)テンシロンRTG−1210)にて、測定温度23℃、試験片の初期長さ20mm、引張速度1mm/分で引張試験をし、引張弾性率を求めた。
〜耐摩耗性の評価〜
超高分子量ポリエチレン組成物200gを金型に投入し、金型温度190℃、面圧力30MPaにて20分間プレス成形し、縦横各150mm、厚さ10mmの板状成形品を得た。
該板状成形品を平削り機にて切削加工して、直径5mm高さ8mmの丸棒を試験用サンプルとして調製し、摩擦摩耗試験機(オリエンテック(株)、型式EFM−III−EN)を用いて、JIS K7218に準拠して、速度2.0m/秒、荷重25MPa、時間360分、相手材料SS400の条件で摩耗量を測定した。摩耗量が少ないほど、耐摩耗性に優れている。
製造例1
(1)有機変性粘土の調製
1リットルのフラスコに工業用アルコール(日本アルコール販売社製、(商品名)エキネンF−3)300ml及び蒸留水300mlを入れ、濃塩酸15.0g及びジメチルベヘニルアミン(ライオン株式会社製、(商品名)アーミンDM22D)42.4g(120mmol)を添加し、45℃に加熱して合成ヘクトライト(Rockwood Additives社製、(商品名)ラポナイトRDS)を100g分散させた後、60℃に昇温させてその温度を保持したまま1時間攪拌した。このスラリーを濾別後、60℃の水600mlで2回洗浄し、85℃の乾燥機内で12時間乾燥させることにより125gの有機変性粘土を得た。この有機変性粘土はジェットミル粉砕して、メジアン径を7μmとした。
(2)ポリエチレン製造用触媒の懸濁液の調製
温度計と還流管が装着された300mlのフラスコを窒素置換した後に(1)で得られた有機変性粘土25.0gとヘキサンを108ml入れ、次いでジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(2,7−ビス(ジエチルアミノ)−9−フルオレニル)ハフニウムジクロライドを0.786g、及び20%トリイソブチルアルミニウム142mlを添加して60℃で3時間攪拌した。45℃まで冷却した後に上澄み液を抜き取り、200mlのヘキサンにて2回洗浄後、ヘキサンを200ml加えてポリエチレン製造用触媒の懸濁液を得た(固形重量分:11.6wt%)。
(3)超高分子量ポリエチレンの製造
2リットルのオートクレーブにヘキサンを1.2リットル、20%トリイソブチルアルミニウムを1.0ml、(2)で得られたポリエチレン製造用触媒の懸濁液を69.4mg(固形分8.1mg相当)加え、70℃にした後、1.3MPaになるように供給し、その後、分圧が1.3MPaになるようにエチレンを連続的に供給し、エチレンのスラリー重合を行った。180分経過後に脱圧し、スラリーを濾別後、乾燥することで87gの超高分子量エチレン単独重合体(以下、超高分子量ポリエチレン(A−1)と記す。)を得た(活性:10800g/g触媒)。得られた超高分子量ポリエチレン(A−1)の物性は表1に示す。
製造例2
(1)有機変性粘土の調製
1リットルのフラスコに工業用アルコール(日本アルコール販売社製、(商品名)エキネンF−3)300ml及び蒸留水300mlを入れ、濃塩酸15.0g及びジオレイルメチルアミン(ライオン株式会社製、(商品名)アーミンM20)64.2g(120mmol)を添加し、45℃に加熱して合成ヘクトライト(Rockwood Additives社製、(商品名)ラポナイトRDS)を100g分散させた後、60℃に昇温させてその温度を保持したまま1時間攪拌した。このスラリーを濾別後、60℃の水600mlで2回洗浄し、85℃の乾燥機内で12時間乾燥させることにより160gの有機変性粘土を得た。この有機変性粘土はジェットミル粉砕して、メジアン径を7μmとした。
(2)ポリエチレン製造用触媒の懸濁液の調製
温度計と還流管が装着された300mlのフラスコを窒素置換した後に(1)で得られた有機変性粘土25.0gとヘキサンを108ml入れ、次いでジフェニルメチレン(4−フェニル−1−インデニル)(2,7−ジ−t−ブチル−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライドを0.795g、及び20%トリイソブチルアルミニウム142mlを添加して60℃で3時間攪拌した。45℃まで冷却した後に上澄み液を抜き取り、200mlのヘキサンにて2回洗浄後、ヘキサンを200ml加えてポリエチレン製造用触媒の懸濁液を得た(固形重量分:11.7wt%)。
(3)超高分子量ポリエチレンの製造
2リットルのオートクレーブにヘキサンを1.2リットル、20%トリイソブチルアルミニウムを1.0ml、(2)で得られたポリエチレン製造用触媒の懸濁液を326mg(固形分38.2mg相当)加え、30℃にした後、プロピレン6gを加え、分圧が1.5MPaになるようにエチレンを連続的に供給し、スラリー重合を行った。180分経過後に脱圧し、スラリーを濾別後、乾燥することで35.1gの超高分子量エチレン−プロピレン共重合体(以下、超高分子量ポリエチレン(A−2)と記す。)を得た(活性:910g/g触媒)。得られた超高分子量ポリエチレン(A−2)の物性は表1に示す。
Figure 0006405888
ポリエチレン(B)として用いたポリエチレンの物性を表2に示す。
Figure 0006405888
実施例1
製造例1で製造した超高分子量ポリエチレン(A−1)100gとポリエチレン(B−1)(HDPEワックス)((商品名)ハイワックス グレード200P、三井化学製;Mw=2000)2g、さらに酸化防止剤((商品名)イルガノックス1010、BASFジャパン(株)製)0.1gを加えて、ドライブレンド物とした。
このドライブレンド物を140℃、プレス圧力1MPaで60分、さらに20MPaに昇圧して30分というプレス条件下で、シート形状を有する超高分子量ポリエチレン組成物として成形した後、プレス圧力20MPaで100℃以下になるまで冷却し、シート形状を有する超高分子量ポリエチレン組成物を得た。
得られたシート形状を有する超高分子量ポリエチレン組成物の融点、引張破断呼びひずみ、引張弾性率、引張破断強度、摩擦特性等を表3に示す。
比較例1
ポリエチレン(B−1)2gを用いなかった以外は、実施例1と同様の方法により、超高分子量ポリエチレンのシート形状物を得た。
得られたシート形状を有する超高分子量ポリエチレンの融点、引張破断呼びひずみ、引張弾性率、引張破断強度、耐摩耗性等を表3に示す。得られたシートは、引張破断呼びひずみが低く、引張破断強度が低かった。
比較例2
製造例1で製造した超高分子量ポリエチレン(A−1)100gの代わりに、表1に示す超高分子量ポリエチレン(A−3)(市販超高分子量ポリエチレン(商品名)ハイゼックスミリオン340M(三井化学製))100gを用いた以外は、実施例1と同様の方法により、シート形状を有する組成物のシートを得た。
得られたシート形状を有する組成物の融点、引張破断呼びひずみ、引張弾性率、引張破断強度、摩擦特性を表3に示す。シートは、融点、引張弾性率、引張破断強度、耐摩耗性が低かった。
実施例2
製造例1で製造した超高分子量ポリエチレン(A−1)100gの代わりに、製造例2で製造した超高分子量ポリエチレン(A−2)100gを用いた以外は、実施例1と同様の方法により、シート形状を有する超高分子量ポリエチレン組成物を得た。
得られたシート形状を有する超高分子量ポリエチレン組成物の融点、引張破断呼びひずみ、引張弾性率、引張破断強度、摩擦特性を表3に示す。
実施例3
ポリエチレン(B−1)2gの代わりに、平均粒径100μmに粉砕して粉末状にしたポリエチレン(B−2)(東ソー製、(商品名)ニポロンハード グレード2300;Mw=77000)5gを用いた以外は、実施例1と同様の方法により、シート形状を有する超高分子量ポリエチレン組成物を得た。
得られたシート形状を有する超高分子量ポリエチレン組成物の融点、引張破断呼びひずみ、引張弾性率、引張破断強度、摩擦特性を表3に示す。
Figure 0006405888
本発明の超高分子量ポリエチレン組成物は、融点が高く、高結晶性を示すことから、剛性、耐熱性、耐摩耗性に優れる成形体を提供することが可能となり、その産業上の利用可能性は極めて高いものである。

Claims (7)

  1. (1)デカリン中、135℃で測定した固有粘度([η])が10dL/g以上80dL/g以下、(2)示差走査型熱量計(DSC)にて、0℃から10℃/分の昇温速度で230℃まで昇温(1stスキャン)した際の1stスキャンの融点(Tm )、その後、5分間放置後、10℃/分の降温速度で−20℃まで降温し、5分間放置後、再度、10℃/分の昇温速度で−20℃から230℃まで昇温(2ndスキャン)した際の2ndスキャンの融点(Tm )をそれぞれ測定し、該Tm と該Tm の差(ΔTm=Tm −Tm )が11℃以上30℃以下、であるメタロセン触媒系超高分子量ポリエチレン(A)100重量部に対して、重量平均分子量が50万以下のポリエチレン(B)0.1重量部以上30重量部以下を含んでなる超高分子量ポリエチレン組成物であって、示差走査型熱量計(DSC)にて、0℃から10℃/分の昇温速度で230℃まで昇温(1stスキャン)した際の1stスキャンの融点のうち最も高温の融点(Tmmax1)と、その後、5分間放置後、10℃/分の降温速度で−20℃まで降温し、5分間放置後、再度、10℃/分の昇温速度で−20℃から230℃まで昇温(2ndスキャン)した際の2ndスキャンの融点のうち最も高温の融点(Tmmax2)をそれぞれ測定し、該Tmmax1と該Tmmax2の差(ΔTmmax=Tmmax1−Tmmax2)が5℃以上30℃以下であり、引張破断呼びひずみが30%以上1000%以下である、ことを特徴とする超高分子量ポリエチレン組成物。
  2. メタロセン触媒系超高分子量ポリエチレン(A)が、スラリー法メタロセン触媒系超高分子量ポリエチレンであり、ポリエチレン(B)が前記に示すメタロセン触媒系超高分子量ポリエチレン(A)のTm以下の融点を有するポリエチレンであることを特徴とする請求項1に記載の超高分子量ポリエチレン組成物。
  3. メタロセン触媒系超高分子量ポリエチレン(A)が、(3)150℃で溶融延伸した際の破断時応力が2MPa以上を示すメタロセン触媒系超高分子量ポリエチレン、であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の超高分子量ポリエチレン組成物。
  4. メタロセン触媒系超高分子量ポリエチレン(A)が、(4)150℃で溶融延伸した際の破断時応力(MTS)と固有粘度([η])が下記関係式(a)を満たすメタロセン触媒系超高分子量ポリエチレンである、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の超高分子量ポリエチレン組成物。
    MTS≧0.11×[η] (a)
  5. メタロセン触媒系超高分子量ポリエチレン(A)が、(5)分子量分布(Mw/Mn)が3より大きく6未満のメタロセン触媒系超高分子量ポリエチレンである、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の超高分子量ポリエチレン組成物。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の超高分子量ポリエチレン組成物よりなることを特徴とする成形体。
  7. ポリエチレン(B)の融点以上、かつ、メタロセン触媒系超高分子量ポリエチレン(A)のTm以下の成形温度で成形したものである、ことを特徴とする請求項6に記載の成形体。
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