JP6405225B2 - ポリオレフィン系樹脂発泡フィルムおよび積層フィルム - Google Patents

ポリオレフィン系樹脂発泡フィルムおよび積層フィルム

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Description

本発明は、断熱性、伸び、強度および難燃性に優れたポリオレフィン系樹脂発泡フィルム、並びに当該ポリオレフィン系樹脂発砲フィルムを少なくとも1層として含む積層フィルムに関する。
発泡樹脂フィルムは、軽量化、断熱性、遮音性の要求が必要となる様々な場所で使用されている。たとえば、建築材料においては床材、壁材、ドア、窓枠などに使用され、遮音、断熱、防振などを目的として使用されている。
従来の発泡樹脂フィルムの製造方法としては、ベースとなるポリスチレン樹脂、ポリエチレン樹脂若しくはポリウレタン樹脂に化学発泡剤を添加し、成形加工すると同時に発泡剤を化学発泡させることにより発泡樹脂フィルムを得る方法が開示されている。しかしながら、化学的に発泡させる方法では、発泡の度合いを制御することが難しく、均一な発泡形状に成形することが困難であるという問題がある。特に、フィルムの厚みが薄くなると厚みの精度がより不安定となるため、更に生産がしにくくなるなど、安定した発泡フィルムを作ることが難しいのが現状である。
さらに、床材、壁材、ドア、窓枠などの建築材料としてフィルムを使用する場合、前述の性能に加えて難燃性を有することが要望される。
たとえば、特開平11−100456号公報(特許文献1)には、床材や壁材等の建築内装材として用いた場合に必要とされる難燃性と、高い意匠性を持つポリオレフィン系樹脂からなる新規な発泡性シートとして、ポリオレフィン系樹脂、アスペクト比(直径/厚み)が2〜10であり、かつ平均粒子径が2μm以下である板状の金属水酸化物、及び化学発泡剤よりなる発泡性シートの技術が提案されている。
また、特開2007−277372号公報(特許文献2)には、壁紙、レザー、床材などに好適な発泡シートとして、エチレン系共重合体樹脂100重量部に対し、発泡剤2〜10重量部、リン酸エステルにより表面処理された水酸化マグネシウム2〜50重量部を含有してなる発泡性樹脂組成物及び該発泡性樹脂組成物を成形してなる発泡シートの技術が提案されている。
しかし、床材や壁材等の建築内装として使用する場合、貼り付ける面が曲面であったり、凹凸があるデザインなどがあり、貼り付け面に対して追随するためには、フィルムに柔軟性が必要とされる。更に、化粧シートとして使用するために、フィルムの厚みは、より安定して厚みも小さいことが必要である。
このような要望に対して、従来技術の発泡樹脂シートでは、柔軟性が十分ではなく、また厚みの安定性でも十分満足できるものではなかった。
特開平11−100456号公報 特開2007−277372号公報
本発明は、断熱性、伸び、強度、更には難燃性にも優れたポリオレフィン系樹脂発泡フィルムおよび当該フィルムを少なくとも1層として含む積層フィルムを提供することを目的とする。
[1]ポリオレフィン系樹脂(A)、熱膨張マイクロカプセル(B)及びハロゲン系難燃剤(C)を含むポリオレフィン系樹脂発泡フィルムであって、前記ポリオレフィン系樹脂(A)は、エラストマーを含有し、前記ハロゲン系難燃剤はエチレンビスペンタブロモジフェニル(C−1)を主成分として含有する、前記ポリオレフィン系樹脂発泡フィルム。
[2]前記エチレンビスペンタブロモジフェニル(C−1)は、フィルム全体の質量に対して3〜30質量%含有することを特徴とする、[1]に記載のポリオレフィン系樹脂発泡フィルム。
[3]前記ポリオレフィン系樹脂(A)は、ポリオレフィン系樹脂の全質量に対して、エラストマーを10質量%以上含有していることを特徴とする、[1]又は[2]に記載のポリオレフィン系樹脂発泡フィルム。
[4]引張破断伸びが150%以上であることを特徴とする、[1]〜[3]のいずれか1項に記載のポリオレフィン系樹脂発泡フィルム。
[5]難燃助剤(D)を含有することを特徴とする、[1]〜[4]のいずれか1項に記載のポリオレフィン系樹脂発泡フィルム。
[6]前記ハロゲン系難燃剤(C)と前記難燃助剤(D)の質量比は、2:1〜3:1であることを特徴とする、[5]に記載のポリオレフィン系樹脂発泡フィルム。
[7][1]〜[6]のいずれか1項に記載のポリオレフィン系樹脂発泡フィルムを少なくとも1層として含む積層フィルム。
[8]前記ポリオレフィン系樹脂発泡フィルムを中間層として含む[7]に記載の積層フィルム。
[9]積層フィルムの表面にある層は、熱膨張マイクロカプセルを含有しないことを特徴とする、[7]又は[8]に記載の積層フィルム。
本発明により、断熱性、伸び、強度に優れ、更には難燃性を有するポリオレフィン系樹脂発泡フィルムおよび当該フィルムを少なくとも1層として含む積層フィルムを提供することができる。
以下に、本発明のポリオレフィン系樹脂発泡フィルムおよび積層フィルムを詳細に説明する。
本発明のポリオレフィン系樹脂発泡フィルムは、ポリオレフィン系樹脂(A)、熱膨張マイクロカプセル(B)及びハロゲン系難燃剤(C)を含み、前記ポリオレフィン系樹脂(A)は、エラストマーを含有し、かつ前記ハロゲン系難燃剤はエチレンビスペンタブロモジフェニル(C−1)を主成分として含有することが重要である。
<熱膨張マイクロカプセル>
本発明で使用する熱膨張マイクロカプセルは、膨張を開始する温度が100〜155℃であることが好ましく、110〜155℃であることがより好ましく、130〜155℃であることが更に好ましい。
膨張を開始する温度を100℃以上とすることで、ポリオレフィン系樹脂を使用して成形する際、樹脂を押出し成形機に投入した直後などにおいて、熱膨張マイクロカプセルは膨張しにくいため安定した成形をより可能とすることができる。また、膨張を開始する温度を155℃以下とすることで、使用するポリオレフィン系樹脂の成形温度において該熱膨張マイクロカプセルが口金内で膨張し始める温度が適度となる。
本発明で使用する熱膨張マイクロカプセルは、最大に膨張する温度が160〜230℃であることが好ましく、160〜220℃であることがより好ましく、160〜210℃であることが更に好ましい。
最大に膨張する温度を160℃以上とすることで、成形機から吐出される前後のタイミングでより適度な膨張が得られる。また、最大に膨張する温度を230℃以下とすることで、使用するポリオレフィン系樹脂の成形温度において該熱膨張マイクロカプセルが最大に膨張する温度が適度となり効率の良い発泡状態を得ることができる。
本発明で使用する熱膨張マイクロカプセルは、ポリオレフィン系樹脂(A)と熱膨張マイクロカプセル(B)の質量比は、(A):(B)=97〜80:3〜20であることが好ましく、95〜85:5〜15であることがより好ましく、93〜87:7〜13であることが更に好ましい。
ポリオレフィン系樹脂(A)と熱膨張マイクロカプセル(B)の質量比を上記の範囲とすることで、フィルムの発泡を適正なものとすることができ、断熱性能を向上することができるとともに、適切な強度を保持することができる。
ポリオレフィン系樹脂(A)に熱膨張マイクロカプセル(B)を含有させて成形する場合、熱膨張マイクロカプセル(B)の飛散の防止や分散性の向上を図るため、あらかじめ熱膨張マイクロカプセル(B)を他の樹脂と混合してマスターバッチ化したものを用いてもよい。これに用いられるマスターバッチ用の樹脂としてはエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)がポリオレフィン樹脂との相溶性の点から好ましい。
本発明に使用する熱膨張マイクロカプセル(B)としては、大日精化工業社製:ダイフォーム、松本油脂社製:マツモトマイクロスフィアー、アクゾノーベル社製:EXPANCELなどがある。
<ポリオレフィン系樹脂>
本発明に使用するポリオレフィン系樹脂(A)は、エラストマーを含有することが重要であり、該ポリオレフィン系樹脂はポリエチレン系樹脂やポリプロピレン系樹脂およびこれらの混合物等があげられる。
本発明に使用するエラストマーとしては、例えば、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、ブチルゴム、プロピレン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−イソプレンゴム等のジエン系ゴムや、エチレン−プロピレン共重合体ゴム、エチレン−プロピレン非共役ジエンゴム、エチレン−ブタジエン共重合体ゴム等のポリオレフィン系熱可塑性エラストマー、及びスチレン−ブタジエン系やスチレン−イソプレン系等のスチレン系熱可塑性エラストマーが挙げられる。
エラストマー中にα−オレフィンを含有していることがより好ましい。α―オレフィンは炭素原子数が4〜12のものが好ましく、例えば、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、4−メチル−1−ペンテン、1−デセン等が挙げられ、その一種または二種以上の混合物が用いられる。
本発明に使用するエラストマーは、ポリオレフィン系樹脂の全質量に対して、10質量%以上であることが好ましく、13質量%以上であることがより好ましく、15質量%以上であることが更に好ましい。エラストマーの含有量を10質量%以上とすることで、ポリオレフィン系樹脂の伸び性能が優れるものとなる。また、エラストマーの含有量の上限は特に制限しないが、コストアップ等を考慮すると80質量%以下であることが好ましい。
α−オレフィンは、エラストマー系樹脂の全質量に対して、3から30質量%であることが好ましく、4から25質量%であることがより好ましく、5から20質量%であることが更に好ましい。α―オレフィンの含有量を3質量%以上とすることで、ポリオレフィン系樹脂の伸び性能が優れるものとなる。また、α―オレフィンの含有量を30質量%以下とすることでブロッキングの発生が抑制され生産性に優れる。
ポリエチレン系樹脂としては、エチレンの単独重合体および/またはエチレンを主成分とする、エチレンとこれと共重合可能な他の単量体との共重合体(低密度ポリエチレン(LDPE)、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、メタロセン系触媒を用いて重合して得られたポリエチレン等)、あるいは前記単独重合体および/または共重合体と他の共重合体との混合物(ポリマーブレンド)等が例示できる。この単独重合体および/または共重合体と混合してポリマーブレンドを与えることのできる重合体としては、例えばイソプレンゴム、ブタジエンゴム、ブチルゴム、プロピレン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−イソプレンゴム等のジエン系ゴム、エチレン−プロピレン非共役ジエンゴム、エチレン−ブタジエン共重合体ゴム等のポリオレフィン系熱可塑性エラストマー、およびスチレン−ブタジエン系やスチレン−イソプレン系等のスチレン系熱可塑性エラストマーがあげられる。
ポリプロピレン系樹脂としては、プロピレンの単独重合体、共重合体、あるいは前記単独重合体および/または共重合体と他の重合体との混合物(ポリマーブレンド)等が例示できる。該共重合体としてはプロピレンとエチレンまたは他のα−オレフィンとの、ランダム共重合体またはブロック共重合体、あるいはポリオレフィン系の共重合体を幹ポリマーとしたプロピレンのグラフト共重合体等が例示できる。中でも、ランダム共重合体がフィルムの透明性及び柔軟性が良好となるので好ましい。このプロピレンと共重合可能なα−オレフィンとしては、炭素原子数が4〜12のものが好ましく、例えば、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、4−メチル−1−ペンテン、1−デセン等が挙げられ、その一種または二種以上の混合物が用いられる。α−オレフィンの混合割合はプロピレンに対して1〜10質量%、特に1〜6質量%とするのが好ましい。
本発明のポリオレフィン系樹脂発泡フィルムに用いられるポリエチレン系単独重合体の溶融張力は0.003〜0.03N(230℃、引取速度5〜50m/min)であることが好ましい。溶融張力が0.003N以上であれば成形しやすく平滑なフィルムが得られやすい。また溶融張力が0.03N以下であれば溶融張力が低くなりすぎることがなく、フィルムの成形が困難になることがない。特にポリエチレン系単独重合体を用いて成形すると、その成形温度が本発明で使用する熱膨張マイクロカプセルの膨張開始温度および/または最大膨張温度の範囲と好適に適合することから好適な発泡状態を得ることができ、さらには熱膨張マイクロカプセルの焼け等の発生を抑制することが可能となる。
<難燃剤>
本発明に使用するハロゲン系難燃剤(C)は、エチレンビスペンタブロモジフェニル(C−1)が主成分であることが重要である。その他のハロゲン系難燃剤は、特に限定することは無く公知のハロゲン系難燃剤を使用することができる。たとえば、デカブロモジフェニルオキサイド、テトラブロモビスフェノールA−ビス(2,3−ジブロモプロピルエーテル)、デカブロモジフェニルエーテル、トリス(2,3−ジブロモプロピル)イソシアヌレート等を挙げることができる。
なお、本発明において、「主成分」と表現した場合には、特に記載しない限り、当該主成分の機能を妨げない範囲で他の難燃剤を含有することを許容する意を包含し、特に当該主成分の含有割合を特定するものではないが、主成分は難燃剤全体中の50質量%以上、好ましくは60質量%以上、特に好ましくは70質量%以上(100質量%も含む)を占める意を包含するものである。
本発明に使用するエチレンビスペンタブロモジフェニルは、ポリオレフィン系樹脂発泡フィルム全体に対して3〜30質量%含有することが好ましく、3〜25質量%含有することがより好ましく、5〜20質量%含有することが更に好ましい。エチレンビスペンタブロモジフェニルを3質量%以上含有することで難燃性が好ましいものとなる。また、含有量を30質量%以下とすることで、発泡樹脂フィルムの伸びや強度が低下するのを抑制することができる。
また、その他の難燃剤として、有機系難燃剤の臭素化合物系、リン化合物系、塩素化合物系や無機系難燃剤の金属水酸化物系など公知の難燃剤を使用することもできる。本発明においては、非無機系難燃剤を使用することが好ましい。非無機系の難燃剤としては、NOR型ヒンダードアミン誘導体、臭素化合物系、リン化合物系などがあげられ、なかでもNOR型ヒンダードアミン誘導体が好ましい。
NOR型ヒンダードアミン誘導体を含有することで、より安定した難燃性の相乗効果をもたらすことができる。
<NOR型ヒンダードアミン誘導体>
本発明に使用できるNOR型ヒンダードアミン誘導体は、特に限定することはないが、下記一般式1で表される基を有するNOR型ヒンダードアミン誘導体が好ましく使用することができ、下記一般式2で表されるNOR型ヒンダードアミン誘導体を使用することがさらに好ましい。
Figure 0006405225

[式中、Rは炭素数1〜18のアルキル基、炭素数5〜12のシクロアルキル基、炭素数7〜18の二環式もしくは三環式の炭化水素基、炭素数7〜15のフェニルアルキル基を表し、R、R、R及びRは、各々独立して、炭素数1〜4からなるアルキル基を表すか、或いはRとR及び/又はRとRが結合したペンタメチレン基を表し、Rは水素原子、炭素数1〜12の直鎖または分岐鎖のアルキル基を表す。]
Figure 0006405225

[式中、TないしTは、各々独立して、水素原子又は一般式1の基を表す。]
ここで、R同士が架橋反応を起こすこともあるが、該反応物が存在していてもよい。
前記一般式2中の、T、T、Tが前記一般式1の基であるもの、またはT、T、Tが前記一般式1の基であるものが好ましく、具体的にはN,N’,N’’−トリス{2,4−ビス((1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)n−ブチルアミノ)−sym−トリアジン−6−イル}−3,3’−エチレンジイミノジプロピルアミン、N,N’,N’’−トリス{2,4−ビス((1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)n−ブチルアミノ)−sym−トリアジン−6−イル}−3,3’−エチレンジイミノジプロピルアミン、N,N’,N’’−トリス{2,4−ビス((1−メトキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)n−ブチルアミノ)−sym−トリアジン−6−イル}−3,3’−エチレンジイミノジプロピルアミン等を挙げることができる。
本発明のポリオレフィン系樹脂発泡フィルムに用いられるNOR型ヒンダードアミン誘導体は、少なくとも前記NOR型ヒンダードアミン誘導体のいずれか1種を使用すればよく、2種以上を混合体として使用することもできる。
本発明のポリオレフィン系樹脂発泡フィルムにおけるNOR型ヒンダードアミン誘導体の含有量はフィルム全体に対して0.03質量%〜2質量%含有することが好ましく、0.05質量%〜1.5質量%含有することがさらに好ましい。NOR型ヒンダードアミン誘導体の含有量をこの範囲とすることで、ハロゲン系難燃剤との相乗作用によってより安定した、優れた難燃性を発揮することができる。これにより、ハロゲン系難燃剤の使用量をより少なくした場合にも難燃性を付与することが可能となる。
NOR型ヒンダードアミン誘導体の難燃剤としては、BASF社製のFlamestabNOR116があげられる。
<難燃助剤>
本発明に使用する難燃助剤(D)としては、通常のハロゲン系難燃剤や水酸化マグネシウムの難燃助剤として使用されているものであればよく、例えば三酸化アンチモン、五酸化アンチモン、四酸化アンチモン、十三酸化六アンチモン、結晶性アンチモン酸、アンチモン酸ナトリウム、アンチモン酸バリウム、アンチモン酸リチウム、ホウ酸亜鉛、錫酸亜鉛、塩基性モリブデン酸亜鉛、モリブデン酸カルシウム亜鉛、酸化モリブデン、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化鉄、赤リン、カーボンブラック等を挙げることができる。これらの内、三酸化アンチモンがより好ましく使用することができる。
また、本発明の難燃助剤(D)は、前記ハロゲン系難燃剤(C)と前記難燃助剤(D)の質量比が、2:1〜3:1で添加することが好ましい。ハロゲン系難燃剤(C)と難燃助剤(D)の質量比を上記の範囲とすることで、難燃性能をより効率よく向上させることができる。
本発明のポリオレフィン系樹脂発泡フィルムは、引張破断伸びが150%以上であることが好ましく、200%以上であることがより好ましく、250%以上であることがさらに好ましい。引張破断伸びを150%以上とすることで、建築材料である床材や壁材などに使用する場合、例えば合板などに、ポリオレフィン系樹脂発泡フィルムを張り付ける際、フィルムが破けたりすることを防止することができる。また、合板の表面が曲面であったりする場合には、表面に応じた追随性能を向上させることができる。
本発明において、引張破断伸びは、JIS K7127に準拠して行い、破断点で算出される伸びのことを言う。尚、破断しない場合は、試験機で測定可能な最大ストロークにおける点を伸びとする。
本発明のポリオレフィン系樹脂発泡フィルムは、引張強度(MD)が2.0MPa以上であることが好ましく、2.5MPa以上がより好ましく、3.0MPa以上がさらに好ましい。引張強度を2.0MPa以上とすることで、建築材料である床材や壁材などに使用する場合、例えば合板などに、ポリオレフィン系樹脂発泡フィルムを張り付ける際、フィルムが破れたりすることを防止することができる。また、引張強度の上限は特に限定することはないが、合板などに張り付ける場合は、強度が高すぎるとハンドリング性が悪くなる恐れもあるため、25MPa以下であることが好ましい。
本発明において、引張強度は、JIS K7127に準拠して行った最大強度の点で算出される引張強度のことを言い、最大点が降伏点の場合は、その降伏点における引張強度のことであり、最大点が破断点の場合は、その破断点における引張強度のことを言う。尚、MDとはフィルムを生産するときの機械の巻き取り方向のことを言う。
また、本発明のポリオレフィン系樹脂発泡フィルムの密度は、0.30〜0.70g/cmであることが好ましい。ポリオレフィン系樹脂発泡フィルムの密度を0.30g/cm以上とすることで、フィルムの強度低下を抑制することができる。また、ポリオレフィン系樹脂発泡フィルムの密度を0.70g/cm以下とすることで、フィルムの断熱性能を良好とすることができる。
本発明のポリオレフィン系樹脂発泡フィルムは、熱伝導率が0.1W/m・K以下であることが好ましい。ここで、熱伝導率は、発泡フィルムの熱拡散率、比熱容量、見かけ密度をそれぞれ測定し、(1)式により算出することができる。
λ=α×Cp×ρ ・・・(1)式
λ:熱伝導率(W/m・K)
α:熱拡散率(JIS R1611(2010)に準拠して測定した。)
Cp:比熱容量(JIS K7123(2012)に準拠して測定した。)
ρ:見かけ密度(JIS K7222(2005)に準拠して測定した。)
本発明のポリオレフィン系樹脂発泡フィルムは、本発明の効果を損なわない範囲において必要に応じて、顔料、安定剤、滑剤、帯電防止剤、耐候助剤等公知の添加剤を含有してもよい。
本発明のポリオレフィン系樹脂発泡フィルムを製造する方法としては、特に限定されることはなく、公知の成形方法、たとえばTダイ押し出し成形法、インフレーション成形法、カレンダー成形法等の成形方法を用いることができる。
本発明のポリオレフィン系樹脂発泡フィルムの厚みは、特に限定されることはないが、使用する用途により適宜設定できる。一般的には5mm以下であることが好ましく、特に本発明のポリオレフィン系樹脂発泡フィルムが好適に使用できるのは、厚みが1mm以下の場合である。
また、本発明のポリオレフィン系樹脂発泡フィルムは、単層であってもよく、多層であってもよい。
本発明のもう一つの態様は、本発明のポリオレフィン系樹脂発泡フィルムを少なくとも1層として含む積層フィルムであり、より好ましくは、本発明のポリオレフィン系樹脂発泡フィルムを中間層として有する積層フィルムである。
ポリオレフィン系樹脂発泡フィルムを中間層とし、ポリオレフィン系樹脂やその他の樹脂を使用して積層フィルムとすることができる。たとえば、ポリオレフィン系樹脂発泡フィルムの表面層および/または裏面層にポリオレフィン系樹脂層を設けることができる。また、表面層および/または裏面層に使用するポリオレフィン系樹脂にもエラストマーを含有してもよい。
本発明のポリオレフィン系樹脂発泡フィルムは、たとえばフィルム表面の外観性能に優れる性能が必要である用途に使用する場合などは、表面層にポリオレフィン系樹脂層を設けることで、発泡による外観の不具合を抑制することができる。
また、ポリオレフィン系樹脂発泡フィルムの表面層および/または裏面層にポリオレフィン系樹脂層を設けることで、フィルム生産時に発生する口金のリップ部に付着するメヤニなどを抑制することができ、生産性を良好とすることができる。
この場合、特に積層フィルムの表面層および/または裏面層には、熱膨張マイクロカプセルを含有しないことがより好ましい。なお、「熱膨張マイクロカプセルを含有しない」ことには、熱膨張マイクロカプセルの発泡作用により外観が損なわれない程度のごくわずかな量を含有することも含まれる。
また、ポリオレフィン系樹脂発泡フィルムを中間層とし、ポリオレフィン系樹脂やその他の樹脂を使用して積層フィルムとする場合、ハロゲン系難燃剤は中間層に含有させることが好ましく、表面層および裏面層にはハロゲン系難燃剤を含有しないことがさらに好ましい。このような構成とすることで、より難燃性を向上させることができ、また長期に保管した場合においてもハロゲン系難燃剤のブリードを防止することができる。
本発明のポリオレフィン系樹脂発泡フィルムは、必要に応じて片面および/または両面にコロナ放電処理を施したり、プライマー層を形成してもよい。
本発明のポリオレフィン系樹脂発泡フィルムには、耐候性やその他必要な目的に応じて別の樹脂層を設けることもできる。この樹脂層は、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂等を積層またはコーティングすることにより形成できる。また、この樹脂層にエンボス加工を施すこともできる。
本発明のポリオレフィン系樹脂発泡フィルムと積層フィルムの製造方法としては、(1)ポリオレフィン系樹脂発泡フィルムとその他のフィルム層を予め調製し、その後、ポリオレフィン系樹脂発泡フィルムとその他のフィルム層を積層する方法、(2)ポリオレフィン系樹脂発泡フィルムとその他のフィルム層を直接形成させる方法が挙げられる。
(1)の方法の場合は、ポリオレフィン系樹脂発泡フィルムとその他のフィルム層を押出して加圧ロールによりラミネートする押し出しラミネート法を用いることができる。
(2)の方法の場合は、ポリオレフィン系樹脂発泡フィルムとその他のフィルム層を、Tダイ押出し成形法等の押出し成形法、インフレーション成形法及びカレンダー成形法等の成形方法により調製することができるが、本発明においては押出し成形法が好適に用いられる。
本発明において、ポリオレフィン系樹脂発泡フィルム、その他のフィルム層を製造するにあたり、樹脂を混練する方法としては、一般的な方法が使用できる。具体的には、ペレットや粉体、固体の細片等をヘンシェルミキサーやリボンミキサーで乾式混合し、単軸や2軸の押出し機、バンバリーミキサー、ニーダー、ミキシングロールなどの公知の溶融混練機に供給して溶融混練することができる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<実施例1〜8、比較例1〜7>
<ポリオレフィン系樹脂発泡フィルムの作製>
表1、表2に示す配合を用いて、50mmφの押出機1台と35mmφの押出機2台のTダイ押出機(Tダイ:650mm幅)を用い、ダイス温度180℃の条件で、厚さ500〜950μmの三層のポリオレフィン系樹脂発泡フィルムを作製した。
尚、三層の場合の各層の比率は、表層:中間層:裏層=5:90:5で作製した。
<評価方法>
<熱伝導率の測定>
得られたフィルムを使用し、熱拡散率、比熱容量、見かけ密度をそれぞれ測定し、(1)式により熱伝導率を算出した。
各測定結果を表1、表2に示す。

λ=α×Cp×ρ ・・・(1)式

λ:熱伝導率(W/m・K)
α:熱拡散率(JIS R1611(2010)に準拠して測定した。)
Cp:比熱容量(JIS K7123(2012)に準拠して測定した。)
ρ:見かけ密度(JIS K7222(2005)に準拠して測定した。)
<引張破断伸びの測定>
得られたフィルムを使用し、JIS K7127に準拠し、測定部分が10mm幅のダンベルを使用し、23℃でチャック間を40mm、引っ張り速度300mm/minの条件で測定を行った。
各測定結果を表1、表2に示す。
<引張強度の測定>
得られたフィルムを使用し、JIS K7127に準拠し、測定部分が10mm幅のダンベルを使用し、23℃でチャック間を40mm、引っ張り速度300mm/minの条件で測定を行った。
<難燃性の測定>
[消防法防炎規格]
得られたフィルムを使用し、JIS L1091消防法防炎規格に準拠し、350mm×250mmの試験体を使用し、45°燃焼性試験機を用いてミクロバーナーの炎高さを45mm、加熱時間を60秒として測定を行った。残炎時間3秒以下、残じん時間5秒以下、炭化面積30cm以下を合格とした。
各測定結果を表1、表2に示す。
[UL94規格]
得られたフィルムを使用し、UL94規格に準拠し、50mm×200mmの試験体を直径12.7mmのマンドレルに巻きつけ円筒状にしたもので、UL94VTM試験(薄手材料垂直燃焼試験)の測定を行い、得られた結果を燃焼性判定基準に従い、VTM−0、VTM−1、VTM−2および不合格とした。
<使用した材料>
[ポリオレフィン系樹脂]
(A−1):低密度ポリエチレン(日本ポリエチレン(株)製:LC500)
(A−2):ポリプロピレン(日本ポリプロ(株)製:FX3B)
(A−3):エラストマー(三井化学(株)製:タフマーPN―2060(α―オレフィン含有量6.1質量%))
[熱膨張マイクロカプセル]
(B):950DU80(アクゾノーベル社製:熱膨張開始温度138〜148℃、最大膨張温度188〜200℃)
[難燃剤]
(C−1):ハロゲン系難燃剤 エチレンビスペンタブロモジフェニル((株)鈴裕化学製)
(C−2):ハロゲン系難燃剤 ビス(3,5−ジブロモ−4−(2,3−ジブロモプロポキシフェニル))スルフォン((株)鈴裕化学製)
(C−3):無機系難燃剤 水酸化マグネシウム(協和化学工業(株)製)
(C−4):無機系難燃剤 水酸化マグネシウム(神島化学工業(株)製)
(C−5):無機系難燃剤 ポリリン酸アンモニウム((株)鈴裕化学製)
(C−6):窒素系難燃剤 メラミンイソシアヌレート(日産化学工業(株)製)
(C−7):窒素系難燃剤 NOR型ヒンダードアミン誘導体(BASF(株)製)
[難燃助剤]
(D−1):無機系難燃助剤 ジ−N−ブチル錫マレイン酸塩((株)鈴裕化学製)
(D−2):無機系難燃助剤 三酸化アンチモン((株)鈴裕化学製)
Figure 0006405225
Figure 0006405225

Figure 0006405225
<評価結果>
表1より、実施例1〜8の三層フィルムは、いずれも熱伝導率が低く断熱性があり、また伸びおよび強度共に優れ、さらに優れた難燃性を有することが確認された。
一方、表2の比較例2および4は、難燃剤であるエチレンビスペンタブロモジフェニル(C−1)が主成分ではないため、難燃性が不十分であることが確認された。また、比較例3、5〜7は、エチレンビスペンタブロモジフェニル(C−1)を使用していないため難燃性が不十分であることが確認され、さらに比較例3〜5は破断伸びの性能も劣っていることが確認された。
なお、比較例1は、ハロゲン系難燃剤ビス(3,5−ジブロモ−4−(2,3−ジブロモプロポキシフェニル))スルフォンの融解温度が100℃以下と低いため製膜することができなかった。
この結果より、本発明のポリオレフィン系樹脂発泡フィルムおよび積層フィルムは、フィルム厚みが1mmよりも薄いにもかかわらず、熱伝導率は0.1W/m・K以下という優れた断熱性能を有し、かつ強度および伸びにも優れ、さらには優れた難燃性をも有するものである。

Claims (9)

  1. ポリオレフィン系樹脂(A)、熱膨張マイクロカプセル(B)及びハロゲン系難燃剤(C)を含むポリオレフィン系樹脂発泡フィルムであって、
    前記ポリオレフィン系樹脂(A)は、該ポリオレフィン系樹脂(A)の全質量に対して、エラストマーを10質量%以上60質量%以下含有し、
    前記エラストマーは、該エラストマーの全質量に対して3〜30質量%のα−オレフィンを含有し、
    前記ハロゲン系難燃剤(C)はエチレンビスペンタブロモジフェニル(C−1)を主成分として含有し、かつ、
    前記フィルムの熱伝導率が0.1W/m・K以下である、前記ポリオレフィン系樹脂発泡フィルム。
  2. 前記エチレンビスペンタブロモジフェニル(C−1)は、フィルム全体の質量に対して3〜30質量%含有する、請求項1に記載のポリオレフィン系樹脂発泡フィルム。
  3. 前記熱膨張マイクロカプセルは、膨張を開始する温度が130〜155℃であり、最大に膨張する温度が160〜230℃である、請求項1又は2に記載のポリオレフィン系樹脂発泡フィルム。
  4. 引張破断伸びが150%以上である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のポリオレフィン系樹脂発泡フィルム。
  5. 難燃助剤(D)を含有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載のポリオレフィン系樹脂発泡フィルム。
  6. 前記ハロゲン系難燃剤(C)と前記難燃助剤(D)の質量比は、2:1〜3:1である、請求項5に記載のポリオレフィン系樹脂発泡フィルム。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のポリオレフィン系樹脂発泡フィルムを少なくとも1層として含む積層フィルム。
  8. 前記ポリオレフィン系樹脂発泡フィルムを中間層として含む請求項7に記載の積層フィルム。
  9. 積層フィルムの表面にある層は、熱膨張マイクロカプセル(B)を含有しない、請求項7又は8に記載の積層フィルム。
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