JP6405203B2 - シートベルト引出具 - Google Patents
シートベルト引出具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6405203B2 JP6405203B2 JP2014240012A JP2014240012A JP6405203B2 JP 6405203 B2 JP6405203 B2 JP 6405203B2 JP 2014240012 A JP2014240012 A JP 2014240012A JP 2014240012 A JP2014240012 A JP 2014240012A JP 6405203 B2 JP6405203 B2 JP 6405203B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat belt
- movable
- hole
- tip
- clip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
- Emergency Lowering Means (AREA)
Description
図1(a)及び(b)は、本実施形態に係るシートベルト引出具を例示する図で、(a)には斜視図が表され、(b)には断面図が表される。
図1(a)に表したように、本実施形態に係るシートベルト引出具1は、シートベルトSBの途中に装着して、シートベルトSBを引き出す際の補助となる把手として使用される。さらに、本実施形態に係るシートベルト引出具1は、緊急時にガラスを割るためのハンマーとしても利用される。このような本実施形態に係るシートベルト引出具1は、クリップ部10、ヘッド部20及びネック部30を備える。
次に、クリップ部10の詳細な構造について説明する。
クリップ部10は、穴10hの一方側に設けられたベース部11と、穴10hの他方側に設けられた可動部12、引っ掛け部13及び仕切り部14とを有する。本実施形態において、ベース部11、可動部12、引っ掛け部13及び仕切り部14は、プラスチックによって一体成形されている。このプラスチック材料としては、例えばポリプロピレン(PP)やポリカーボネート(PC)が用いられる。
図2(c)に表したように、本実施形態では可動部12の爪121の先端には傾斜面121fが設けられている。傾斜面121fは下から上にかけて引っ掛け部13の爪131に近づくような傾斜で設けられる。これにより、可動部12を閉じる際には引っ掛け部13の爪131と傾斜面121fとが当接して爪131から傾斜面121fへの圧力が徐々に強くなる。そして、爪131が傾斜面121fを乗り越えることで可動部12の爪121が引っ掛け部13の爪131の下側に入り込み、可動部12を閉じた状態で保持することができる。
図3(a)及び(b)は、クリップ部を開閉する操作を説明する模式図である。
シートベルト引出具1において、クリップ部10の可動部12を開くには、ベース部11を湾曲させるように力を加えると容易に開くことができる。
図4は、内側部分の構造を例示する分解斜視図である。
内側部分220は、球状体を2つに割った構造となっている。すなわち、内側部分220は、第1半球部分220Rと第2半球部分220Lとを組み合わせて球状体が構成される。内側部分220は中空構造になっている。これにより、ヘッド部20の重さを必要以上に重くしなくて済む。
次に、本実施形態に係るシートベルト引出具1の使用例について説明する。
図5は、車両のシートベルトへの装着例を示す模式図である。
先ず、シートベルトSBの構造について説明する。シートベルトSBの一端は、センターピラーCPの内側に設けられたリトラクタ50に巻き取られている。リトラクタ50から引き出されているシートベルトSBの他端は、センターピラーCPの上側に設けられたスルーリング51を通され下向きに折り返され、スルータング52を通してシートSTの横のフロア(図示せず)に固定されている。
図6(a)に表したように、シートSTに座った乗員は、シートベルトSBを引き出す際、予めスルータング52の近傍に装着されたシートベルト引出具1のヘッド部20を掴んで手前に引き出す。
次に、本実施形態に係るシートベルト引出具1の緊急時の使用例について説明する。
車両の水没や事故などで車内に閉じ込められた場合など、緊急時においてガラスを割って脱出しなければならない場合もある。このような場合、本実施形態に係るシートベルト引出具1をガラスを割るためのハンマーとして利用する。
シートベルト引出具1をシートベルトSBから外した後は、ハンマー部21に被せられたキャップ21c(図1(a)参照)を外してハンマー部21を露出させる。そして、図7に表したように、シートベルト引出具1のクリップ部10を柄として握り、ハンマー部21の先端をガラスWDに向かって殴打する。これにより、ガラスWDが割れて、車外へ脱出することができる。
10…クリップ部
10h…穴
11…ベース部
11a…第3凸部
12…可動部
12a…第1凸部
12b…第2凸部
13…引っ掛け部
14…仕切り部
20…ヘッド部
21…ハンマー部
21a…軸
21c…キャップ
30…ネック部
30h…凹部
50…リトラクタ
51…スルーリング
52…スルータング
53…バックル
121…爪
121f…傾斜面
131…爪
210…外側部分
220…内側部分
220L…第2半球部分
220R…第1半球部分
220h…孔
CP…センターピラー
LK…係合部分
SB…シートベルト
ST…シート
WD…ガラス
Claims (5)
- シートベルトを通す穴を有し、前記シートベルトに対する固定及び解除を行うクリップ部と、
ハンマー部を有するヘッド部と、
一端側に前記ヘッド部が接続され、他端側に前記クリップ部が接続されるネック部と、
を備え、
前記クリップ部は、
前記穴の一方側に設けられたベース部と、
前記穴の他方側に設けられ、前記ベース部の前記ネック部とは反対側の端部で前記ベース部と接続され、前記ベース部との一体成形によるバネ性で開閉可能に設けられた可動部と、
前記穴の他方側に設けられ、前記可動部が閉じる際に前記可動部の先端と係合する引っ掛け部と、
前記引っ掛け部と前記可動部の先端との係合部分と、前記穴との間に設けられた仕切り部と、を有し、
前記可動部は、閉じている状態で前記ベース部を湾曲させることにより前記可動部の先端が前記引っ掛け部から外れて開くことを特徴とするシートベルト引出具。 - 前記可動部の前記係合部分寄りには前記穴側に凸となる凸部が設けられ、
前記可動部が閉じている状態では前記凸部の先端は前記仕切り部よりも前記穴側に位置し、前記可動部が開いている状態では前記凸部の先端は前記仕切り部よりも前記穴から離れた位置になることを特徴とする請求項1記載のシートベルト引出具。 - 前記可動部の先端には傾斜面が設けられ、
前記可動部を閉じる際には前記引っ掛け部と前記傾斜面とが当接して前記引っ掛け部から前記傾斜面への圧力が徐々に強くなり、前記引っ掛け部が前記傾斜面を乗り越えることで前記可動部の閉じた状態が保持されることを特徴とする請求項1または2に記載のシートベルト引出具。 - 前記ヘッド部は、
前記クリップ部よりも軟らかい第1の硬さを有する外側部分と、
前記第1の硬さよりも硬い第2の硬さを有し、前記外側部分の内側に設けられた内側部分と、を有し、
前記内側部分には前記ハンマー部の根元を嵌める孔が設けられたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のシートベルト引出具。 - 前記内側部分は中空構造であることを特徴とする請求項4記載のシートベルト引出具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014240012A JP6405203B2 (ja) | 2014-11-27 | 2014-11-27 | シートベルト引出具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014240012A JP6405203B2 (ja) | 2014-11-27 | 2014-11-27 | シートベルト引出具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016101779A JP2016101779A (ja) | 2016-06-02 |
JP6405203B2 true JP6405203B2 (ja) | 2018-10-17 |
Family
ID=56088625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014240012A Active JP6405203B2 (ja) | 2014-11-27 | 2014-11-27 | シートベルト引出具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6405203B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5245932U (ja) * | 1975-09-27 | 1977-03-31 | ||
JP3032497U (ja) * | 1996-04-16 | 1996-12-24 | 利秋 真鍋 | シートベルトを着用しやすくする為の保持具 |
JP3723951B2 (ja) * | 1997-10-16 | 2005-12-07 | 富士重工業株式会社 | 車両用シートベルトのタング構造 |
JP3650310B2 (ja) * | 2000-05-10 | 2005-05-18 | アロン化成株式会社 | 高年齢者バリアフリ−用シ−トベルトシステム |
US20040050608A1 (en) * | 2002-09-16 | 2004-03-18 | Macdougall Lonny | Vehicle safety escape apparatus |
-
2014
- 2014-11-27 JP JP2014240012A patent/JP6405203B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016101779A (ja) | 2016-06-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5057550B2 (ja) | シートベルト装置 | |
US10631599B2 (en) | Knife and associated sheath | |
WO2015022790A1 (ja) | 車両用シート | |
JP3955127B2 (ja) | ヘルメット | |
KR20170030148A (ko) | 콘솔박스 개폐용 후크 | |
US20110308057A1 (en) | Device to open buckles for child safety seats | |
JP6314768B2 (ja) | 車両用シート | |
JP6405203B2 (ja) | シートベルト引出具 | |
JP2009006776A (ja) | シートベルトバックル装置 | |
CA2874971A1 (en) | Buckle release tool | |
JP5708568B2 (ja) | タングプレート及び車両用シートベルト装置 | |
WO2020162479A1 (ja) | 車両のアウトドアハンドル | |
JP6254541B2 (ja) | 車両脱出用のガラス破砕具 | |
KR200490748Y1 (ko) | 차량용 손잡이 | |
JP5019974B2 (ja) | 車両用リアシート | |
JP4596318B2 (ja) | 窓シャッター用操作具 | |
KR100841687B1 (ko) | 차량용 어시스트 그립 핸들의 장착구조 | |
JP5343556B2 (ja) | シート操作レバー | |
JP6044875B2 (ja) | サンシェードの構造 | |
JP3145470U (ja) | 陳列フック | |
JP5204580B2 (ja) | 小物吊り下げ具 | |
CN109649291B (zh) | 用于机动车辆的门饰板 | |
JP3155239U (ja) | 吊り下げホルダー | |
JP6501572B2 (ja) | 車両用内装材 | |
KR200307905Y1 (ko) | 자동차 시트커버용 지퍼 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171110 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180807 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180828 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180914 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6405203 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |