JP5343556B2 - シート操作レバー - Google Patents

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Description

本発明は、シート構成部の位置を変更可能な状態とするに際し、着座者が操作するシート操作レバーに関する。
例えば、車両に設置される車両用シートにあっては、着座者が着座するシートクッションと、着座者の背もたれとなるシートバックとを備える。これら各シート構成部のうち、シートバックは、シートクッションに対しての傾斜角度を着座者の任意で調節できるように、リクライニング装置を備えている。このリクライニング装置は、シートクッションの側部に設置されるシート操作レバーにて操作する。
具体的には、シートクッションの側部に回転軸支された状態で取り付けられたシート操作レバーは、着座者によって引き上げるような引上げ操作によりリクライニング装置のロックを解除する。このようにリクライニング装置のロックが解除されると、着座者は、シートバックの傾斜角度を変更することができる状態となる(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−196902
一方、上記車両用シートに設置されるシート操作レバーにあっては、車両内の居住性を鑑みて、配設される個所周辺の空間は、着座者の片手一本がぎりぎり入れることのできる程度の狭さとなっている。このため、着座者がシート操作レバーの引上げ操作を行うにあたっては、通常のレバーのように握り込めないので、車両用シートの側方に突出するように形成された指掛け用段差部に、人差し指や中指等の第1関節の先端を引っ掛けるようにして、上記したような引上げ操作を行っていた。
他方、昨今においては、爪を長く伸ばす女性が増えつつある。このような爪を長く伸ばした女性が上記したような引上げ操作を行う場合、指の第1関節の先端は、長く伸びた爪が邪魔となって指掛け用段差部に引っ掛けることが難しいものとなっていた。このため、爪を長く伸ばした女性は、通常想定されるようなシート操作レバーの掴み方をしない。つまり、このような爪を長く伸ばした女性は、従前の掴み方に比して指の配置を変化させて掴む特殊な掴み方をするようになってきている。
ところが、これまでのシート操作レバーにあっては、上記のような特殊な掴み方を想定して構成されるものでなかったため、そのような特殊な掴み方をした場合、従前の掴み方に比して引上げ操作が行い難いという感想が報告されるようになってきている。
そこで、このような爪の長い着座者が上記したような特殊な掴み方をして、引上げ操作を行うような場合であっても、通常の着座者が引上げ操作を行うのと変わりなく、操作性の良いものとしておきたいという要請が生じてきた。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、本発明が解決しようとする課題は、回転軸支された状態で取り付けられ、回転軸支される回転軸側とは反対側の回転操作側を引上げ操作することによって、シート構成部の位置を変更可能な状態とするシート操作レバーであって、着座者が指の配置を変化させた特殊な掴み方で引上げ操作するような場合であっても、通常の着座者が引上げ操作するのと変わりなく、操作性の良いものとすることにある。
上記課題を解決するため本発明に係るシート操作レバーは、次の手段を採用する。
すなわち、本発明の第1の発明に係るシート操作レバーは、回転軸支された状態で取り付けられ、回転軸支される回転軸側とは反対側の回転操作側を引上げ操作することによって、シート構成部の位置を変更可能な状態とするシート操作レバーであって、着座者が引上げ操作するにあたって指を引っ掛ける指掛け用段差部のうち、前記回転操作側端近傍には、下方に突出する指掛り用凸部が形成され、前記指掛け用段差部のうち、前記指掛り用凸部に対する前記回転軸側の隣接個所には、前記指掛り用凸部から連なりながら上方に凹む指嵌まり用面部が形成されていることを特徴とする。
このシート操作レバーによれば、着座者が引上げ操作するにあたって指を引っ掛ける指掛け用段差部のうち回転操作側端近傍には、下方に突出する指掛り用凸部が形成され、指掛け用段差部のうち指掛り用凸部に対する回転軸側の隣接個所には、指掛り用凸部から連なりながら上方に凹む指嵌まり用面部が形成されているので、着座者が爪を長く伸ばした女性の場合であっても、指掛り用凸部に人差し指を引っ掛けるような掴み方をすることができ、人差し指の爪は指嵌まり用面部に位置することとなって邪魔とならずに、この引っ掛けた人差し指にてシート操作レバーの引上げ操作を快適に行うことができる。
また、このシート操作レバーによれば、指掛け用段差部のうち、指掛り用凸部に対する回転軸側の隣接個所には、指掛り用凸部から連なりながら上方に凹む指嵌まり用面部が形成されているので、通常想定されるようなシート操作レバーの掴み方もすることができ、この指嵌まり用面部に指を引っ掛けることができて、シート操作レバーの引上げ操作を快適に行うことができる。
このようにして、このシート操作レバーによれば、シート構成部の位置を変更可能な状態とするシート操作レバーであって、着座者が指の配置を変化させた特殊な掴み方で引上げ操作するような場合であっても、通常の着座者が引上げ操作するのと変わりなく、操作性の良いものとすることができる。
第2の発明に係るシート操作レバーは、前記第1の発明に係るシート操作レバーにおいて、前記指掛り用凸部は、なだらかな曲面形状を有して形成されていることを特徴とする。
このシート操作レバーによれば、指掛り用凸部は、なだらかな曲面形状を有して形成されているので、上記のような指掛り用凸部に人差し指を引っ掛けるような掴み方をした場合には、この指掛り用凸部に接触する指の腹の接触面積を広い範囲に亘らせることができる。これによって、指掛り用凸部への掴みを確かなものとしながら指の腹への接触圧力を分散させることができ、フィット感が良く且つ快適に指を掛けることができる。
第3の発明に係るシート操作レバーは、前記第1または前記第2の発明に係るシート操作レバーにおいて、前記指嵌まり用面部の領域が、着座者の指二本分が収まる範囲に設定されていることを特徴とする。
このシート操作レバーによれば、指嵌まり用面部の領域が、着座者の指二本分が収まる範囲に設定されているので、指掛り用凸部に人差し指を引っ掛けるようにした場合には、この指嵌まり用面部に、中指と薬指との指二本を収めることができる。これによって、シート操作レバーを安定的に掴むことができて、シート操作レバーの引上げ操作をより快適に行うことができる。
また、このシート操作レバーによれば、通常想定されるようなシート操作レバーの掴み方をした場合には、この指嵌まり用面部に、人差し指と中指との指二本を収めることができる。これによって、シート操作レバーを安定的に掴むことができて、シート操作レバーの引上げ操作をより快適に行うことができる。
第4の発明に係るシート操作レバーは、前記第1または前記第3の何れかの発明に係るシート操作レバーにおいて、前記指嵌まり用面部に対する前記回転軸側の隣接個所には、上方に凹む補助指嵌まり用面部が形成されていることを特徴とする。
このシート操作レバーによれば、指嵌まり用面部に対する回転軸側の隣接個所には、上方に凹む補助指嵌まり用面部が形成されているので、この補助指嵌まり用面部に、上記した指嵌まり用面部に収めた指以外の残りの指を収めることができる。
これによって、シート操作レバーと接触する指の数を増やすことができて、シート操作レバーの引上げ操作をより安定的に行うことができる。
第1の発明に係るシート操作レバーによれば、シート構成部の位置を変更可能な状態とするシート操作レバーであって、着座者が指の配置を変化させた特殊な掴み方で引上げ操作するような場合であっても、通常の着座者が引上げ操作するのと変わりなく、操作性の良いものとすることができる。
第2の発明に係るシート操作レバーによれば、指掛り用凸部への掴みを確かなものとしながら指の腹への接触圧力を分散させることができ、フィット感が良く且つ快適に指を掛けることができる。
第3の発明に係るシート操作レバーによれば、シート操作レバーの掴み力を向上させることができて、シート操作レバーの引上げ操作をより快適に行うことができる。
第4の発明に係るシート操作レバーによれば、シート操作レバーと接触する指の数を増やすことができて、シート操作レバーの引上げ操作をより安定的に行うことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、車両用シート10の斜視図である。図1に示す車両用シート10は、車両としての乗用車に設置されるものであり、図示例は乗用車内前列左側席の例となっている。なお、この車両用シート10のうち着座姿勢左側(紙面略手前側)に、図示しない乗用車のドアが近接配置される。
なお、図示想像線(2点鎖線)は、乗員となる着座者Pを示しており、図示にあっては着座者P前側が前方向Frとなっており、この反対側が後方向Rrとなっている。
この車両用シート10は、着座者Pが着座するシートクッション11と、着座者Pの背もたれとなるシートバック12と、着座者Pの頭もたれとなるヘッドレスト13とを備える。シートバック12は、シートクッション11に対しての傾斜角度を、着座者Pの任意に応じて調節できるようにリクライニング装置15が内蔵される。また、シートクッション11の側部11aには、このリクライニング装置15を操作するためのシート操作レバー20が設けられている。
シート操作レバー20は、図1に示すように、基端20R側がシートクッション11の側部11aに回転軸支された状態で取り付けられている。つまり、シート操作レバー20は、前方向Frと一致方向の先端20F側が回転操作側に設定されており、後方向Rrと一致方向の基端20R側が回転軸側に設定されている。なお、このシート操作レバー20の先端20Fが、本発明に係る回転操作側端に相当するものとなる。
着座者Pは、この先端20F側となる回転操作側を引き上げるような引上げ操作を行うことによって、上記したリクライニング装置15のロックを解除してシートバック12の傾斜角度(位置)を変更可能な状態とする。具体的には、シート操作レバー20は、回転軸側となる基端20R側を回転の中心とし、回転操作側となる先端20F側を円弧状に回転させることにより、引上げ操作を行ったものとし、シートバック12の傾斜角度(位置)は変更可能な状態となる。
なお、このシート操作レバー20が配設されるシートクッション11の側部11a近接位置には、上記したように乗用車のドアが配置されているので、このシート操作レバー20が配設されるシートクッション11の側部11aの周辺空間には、着座者Pの左手がぎりぎり入る程度の狭いものとなっている。つまり、シート操作レバー20は、左手一本しか入らない狭い空間に配設されるものであって、この狭い空間にぎりぎり入る左手によって引上げ操作されるものとなっている。
次に、シート操作レバー20について詳しく説明する。
図2は、実施の形態となるシート操作レバー20を斜め下側から視た斜視図である。図3は、図2に示すシート操作レバー20のIII−III断面矢視を示す断面図である。図4は、図2に示すシート操作レバー20のIV−IV断面矢視を示す断面図である。図5は、図2に示すシート操作レバー20を下側から視た下側正面視図である。
シート操作レバー20は、ポリプロピレン樹脂等の適宜プラスチック樹脂の成形品であり、上記したように、基端20R側が回転の中心となる回転軸側に設定され、先端20F側が円弧状に回転する回転操作側に設定されている。このシート操作レバー20には、図2〜図5に示すように、先端20F側から基端20R側に向けて、指の第1関節の長さに対応して車両用シート10の側方に突出する指掛け用段差部21が形成されている。具体的には、指掛け用段差部21は、15〜20mm(図4に示す符号20A)に設定される長さで車両用シート10の側方に突出するように段差形状を形成して構成される。
なお、シート操作レバー20は、指掛け用段差部21の下側に安定的にスライドさせるためのスライド用延在部22が設けられている。
すなわち、シート操作レバー20をシートクッション11の側部11aに取り付けた際には、この段差形状によって形成される指掛け用段差部21の下側面が、着座者Pの指が接する指接触面21Dに設定されることとなる。つまり、この指掛け用段差部21に指を引っ掛けた状態で下から上に引き上げる場合には、着座者Pの指は指接触面21Dに接触することとなる。
ここで、この指接触面21Dは、次に説明するような凹凸形状を有して形成される。なお、この凹凸形状を説明するにあたっては、説明を分かり易いものとするために、従前と変わりなく残された指接触面21Dの周縁個所を側縁部23として設定して説明する。
すなわち、図2〜図5に示すように、指掛け用段差部21の指接触面21Dうち、回転操作側端近傍となる先端20F近傍には、下方に突出する指掛り用凸部25が形成されている。この指掛り用凸部25は、側縁部23に対して1〜5mm(図3に示す符号20B)下方に突出し、この突出個所は丸みを帯びたなだらかな曲面形状を有して形成されている。つまり、後にも説明するが、指掛り用凸部25は、図6に示すような特殊な握り方をして引上げ操作を行う場合には、回転操作側端近傍となる先端20F側となる前側(符号Fr)から掛けられる人差し指F1が、フィット感良く掛けられるようになっており、具体的な形状として、なだらかな曲面形状を有している。
また、指掛け用段差部21の指接触面21Dうち、この指掛り用凸部25に対する回転軸側(基端20R側)の隣接個所には、この指掛り用凸部25から連なりながら上方に凹む指嵌まり用面部26が形成されている。この指嵌まり用面部26は、側縁部23に対して1〜5mm(図3および図4に示す符号20C)上方に凹んでいる。また、この凹み形状に指掛り用凸部25から指嵌まり用面部26に至るまでは、着座者Pの指が接触した場合の指接触面積がなるべく広くなるように、滑らかな面を有して形成されている。
この指嵌まり用面部26の領域は、着座者Pの指二本分が収まる範囲に設定されている。具体的には、指嵌まり用面部26の領域は、着座者Pの指先二本分の接触領域に応じた範囲に設定されており、前後方向(FrからRrに延びる方向)の数値では30〜40mm(図3および図5に示す符号20D)に設定されている。なお、この指嵌まり用面部26の基端20R側には、この指嵌まり用面部26の領域を仕切るために、側縁部23と同様に突出する仕切り壁部28が形成されている。
また、指掛け用段差部21の指接触面21Dうち、指掛り用凸部25に対する回転軸側(基端20R側)の隣接個所には、上方に凹む補助指嵌まり用面部29が形成されている。この補助指嵌まり用面部29は、上記した指嵌まり用面部26と同様、側縁部23に対して1〜5mm(図3および図4に示す符号20C)上方に凹んでおり、その領域は着座者Pの指先二本分の接触領域に応じた範囲に設定されている。つまり、補助指嵌まり用面部29の領域は、上記した指嵌まり用面部26と同様、前後方向(FrからRrに延びる方向)の数値では30〜40mm(図3および図5に示す符号20E)に設定されている。なお、上記したように、指嵌まり用面部29の先端20F側には、仕切り壁部28が形成されている。
上記のように構成されたシート操作レバー20によれば、次のような作用効果を奏することができる。
図6は、爪を長く伸ばした女性の着座者Pが引上げ操作しようと掴んだ例を示すシート操作レバー20の下側面図である。図7は、通常想定されるような男性の着座者Pが引上げ操作しようと掴んだ例を示すシート操作レバー20の下側面図である。
すなわち、シート操作レバー20によれば、着座者Pが引上げ操作するにあたって指を引っ掛ける指掛け用段差部21のうち先端20F近傍には、下方に突出する指掛り用凸部25が形成され、指掛け用段差部21のうち指掛り用凸部25に対する基端20R側の隣接個所には、指掛り用凸部25から連なりながら上方に凹む指嵌まり用面部26が形成されているので、爪を長く伸ばした女性の着座者Pがシート操作レバー20の引上げ操作を行う場合には、図6に示すように、指掛り用凸部25に人差し指F1を引っ掛けるような掴み方をすることができ、人差し指F1の爪は指嵌まり用面部26に位置することとなって邪魔とならずに、この引っ掛けた人差し指F1にてシート操作レバー20の引上げ操作を快適に行うことができる。
また、このシート操作レバー20によれば、指掛り用凸部25は、なだらかな曲面形状を有して形成されているので、この指掛り用凸部25に接触する指(例えば人差し指F1)の腹の接触面積を、広い範囲に亘らせることができる。これによって、指掛り用凸部25への掴みを確かなものとしながら指の腹への接触圧力を分散させることができ、フィット感が良く且つ快適に指を掛けることができる。
また、このシート操作レバー20によれば、この凹み形状に指掛り用凸部25から指嵌まり用面部26に至るまでは、着座者Pの指が接触した場合の指接触面積がなるべく広くなるように、滑らかな面を有して形成されているので、図6に示すように、指掛り用凸部25に人差し指F1を引っ掛けるような掴み方をした場合には、この人差し指F1の指先の接触面積を広いものとすることができて、シート操作レバー20の引上げ操作をより安定的に行うことができる。
また、このシート操作レバー20によれば、指掛け用段差部21のうち、指掛り用凸部25に対する基端20R側の隣接個所には、指掛り用凸部25から連なりながら上方に凹む指嵌まり用面部26が形成されているので、通常想定されるような男性の着座者Pが引上げ操作を行う場合には、図7に示すように、通常想定されるようなシート操作レバー20の掴み方もすることができ、この指嵌まり用面部26に指を引っ掛けることができて、シート操作レバー20の引上げ操作を快適に行うことができる。
このようにして、このシート操作レバー20によれば、シートバック12の位置を変更可能な状態とするシート操作レバー20であって、爪の長い着座者Pが引上げ操作するような場合であっても、通常の着座者Pが引上げ操作するのと変わりなく、操作性の良いものとすることができる。
また、このシート操作レバー20によれば、指嵌まり用面部26の領域が、着座者Pの指先二本分が収まる範囲に設定されているので、上記したように指掛り用凸部25に人差し指F1を引っ掛けるようにした場合には、この指嵌まり用面部26に、人差し指F1と中指F2との指先二本を収めることができる。これによって、シート操作レバー20を安定的に掴むことができて、シート操作レバー20の引上げ操作をより快適に行うことができる。
また、このシート操作レバー20によれば、通常想定されるようなシート操作レバー20の掴み方をした場合には、この指嵌まり用面部26に、人差し指F1と中指F2との指先二本を収めることができる。これによって、シート操作レバー20を安定的に掴むことができて、シート操作レバー20の引上げ操作をより快適に行うことができる。
また、このシート操作レバー20によれば、指嵌まり用面部26に対する基端20R側の隣接個所には、上方に凹む補助指嵌まり用面部29が形成されているので、この補助指嵌まり用面部29に、上記した指嵌まり用面部26に収めた指以外の残りの指(薬指F3、小指F4)を収めることができる。これによって、シート操作レバー20と接触する指の数を増やすことができて、シート操作レバー20の引上げ操作をより安定的に行うことができる。
なお、本発明に係るシート操作レバーにあっては、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜に変更することができる。
例えば、上記実施の形態におけるシート操作レバー20における指掛け用段差部21は、15〜20mm(図4に示す符号20A)に設定される長さで車両用シート10の側方に突出するように段差形状を形成して構成されるものであった。しかしながら、本発明に係るシート操作レバーのの指掛け用段差部の突出長さ等は、このような数値に限定されるものではなく、適宜の数値で構成されるものであってよい。
また、上記実施の形態におけるシート操作レバー20における指掛り用凸部25は、側縁部23に対して1〜5mm(図3に示す符号20B)下方に突出し、この突出個所は丸みを帯びた形状を有して形成されるものであった。しかしながら、本発明に係るシート操作レバーの指掛り用凸部は、このような数値に限定されるものではなく、突出個所の形状は適宜の形状を選択することができる。
また、上記実施の形態におけるシート操作レバー20における指嵌まり用面部26は、側縁部23に対して1〜5mm(図3および図4に示す符号20C)上方に凹んで形成されるものであった。しかしながら、本発明に係るシート操作レバーの指嵌まり用面部は、このような数値に限定されるものではなく、形状も平面や曲面等の適宜の形状を選択することができる。
また、上記実施の形態におけるシート操作レバー20における指嵌まり用面部26および補助指嵌まり用面部29は、その領域は、着座者Pの指先二本分の接触領域に応じた範囲となる、前後方向(FrからRrに延びる方向)の数値では30〜40mm(図3および図5に示す符号20D,20E)に設定されるものであった。しかしながら、本発明に係るシート操作レバーの指嵌まり用面部および補助指嵌まり用面部は、このような数値に限定されるものではない。
ところで、上記した内容にあっては、説明を分かり易いものとするために、着座者の指の配置を変化させた特殊な掴み方の例として、爪を長く伸ばした女性の掴み方を例に挙げて説明するものであった。しかしながら、本発明における着座者の指の配置を変化させた特殊な掴み方としては、指の太い着座者や着座者の趣向によっても様々に変わるものである。つまり、本発明に係るシート操作レバーは、指掛り用凸部に人差し指あるいは中指を引っ掛けるような掴み方をして引上げ操作を快適に行うことができる点で、従前のシート操作レバーと全く相違するものであり、着座者が爪を長く伸ばした女性であることは単に例示に過ぎないものである。
車両用シートの斜視図である。 実施の形態となるシート操作レバーを斜め下側から視た斜視図である。 図2におけるIII−III断面矢視を示す断面図である。 図2におけるIV−IV断面矢視を示す断面図である。 図2に示すシート操作レバーを下側から視た下側正面視図である。 爪を長く伸ばした女性の着座者が引上げ操作しようと掴んだ例を示すシート操作レバーの下側面図である。 通常想定されるような男性の着座者が引上げ操作しようと掴んだ例を示すシート操作レバーの下側面図である。
符号の説明
10 車両用シート
11 シートクッション
12 シートバック
13 ヘッドレスト
15 リクライニング装置
20 シート操作レバー
20F シート操作レバーの先端
20R シート操作レバーの基端
21D 指接触面
21 指掛け用段差部
22 スライド用延在部
23 側縁部
25 指掛り用凸部
26 指嵌まり用面部
28 仕切り壁部
29 補助指嵌まり用面部
Fr 前方向
Rr 後方向
P 着座者

Claims (3)

  1. 回転軸支された状態で取り付けられ、回転軸支される回転軸側とは反対側の回転操作側を引上げ操作することによって、シート構成部の位置を変更可能な状態とするシート操作レバーであって、
    着座者が引上げ操作するにあたって指を引っ掛ける指掛け用段差部のうち、前記回転操作側端近傍には、下方に突出する指掛り用凸部が形成され、
    前記指掛け用段差部のうち、前記指掛り用凸部に対する前記回転軸側の隣接個所には、前記指掛り用凸部から連なりながら上方に凹む指嵌まり用面部が形成されており、
    前記指嵌まり用面部の領域が、着座者の指二本分が収まる範囲に設定されていることを特徴とするシート操作レバー。
  2. 請求項1に記載のシート操作レバーにおいて、
    前記指掛り用凸部は、なだらかな曲面形状を有して形成されていることを特徴とするシート操作レバー。
  3. 請求項1または請求項2に記載のシート操作レバーにおいて、
    前記指嵌まり用面部に対する前記回転軸側の隣接個所には、上方に凹む補助指嵌まり用面部が形成されていることを特徴とするシート操作レバー。


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