JP6405081B2 - ラインローラ、及びこれを用いた釣糸案内機構 - Google Patents

ラインローラ、及びこれを用いた釣糸案内機構 Download PDF

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本発明は、ラインローラ、及びこれを用いた釣糸案内機構に関するものである。
スピニングリールは、スプールと、一対のロータアームを有するロータと、一対のロータアームの先端部に揺動可能に装着された釣糸案内機構(いわゆるベールアーム)と、を備えている。釣糸案内機構は、釣糸をスプールに案内するための機構であり、ベールと、ベールの両端部を支持する一対のベール支持部材と、ラインローラと、から主に構成されている。ラインローラは、一般的にブッシュを介してベアリングに装着されている。このラインローラの回転をより円滑にするために、例えば、特許文献1には、ベアリングの外周面に凹部を形成することによって構成されたラインローラが開示されている。このようにブッシュなどの部品点数を減らすことによって、ラインローラの回転の円滑性を向上させている。
特開平4−316443号公報
上述したラインローラは、ベアリングの外輪の外周面に凹部を形成することによって構成されているが、ベアリングの外輪に凹部を形成すると、外輪と転動体との接触などにも影響を与えてしまう。この結果、ベアリングの回転の円滑性が損なわれるおそれがある。
本発明の課題は、ラインローラをより円滑に回転させることにある。
(1)本発明の第1側面に係るラインローラは、スピニングリールのスプールに釣糸を案内するためのラインローラであって、ベアリング部材と、案内部材とを備える。ベアリング部材は、円筒状の内輪と、内輪の外周側に配置される円筒状の外輪と、内輪と外輪との間に周方向に間隔をあけて配置される複数の転動体と、を有する。案内部材は、外輪と同種の材料で形成され、釣糸を案内するガイド面を外周側に有する筒状の部材である。また、案内部材は、ベアリング部材の外周側においてベアリング部材に一体的に固着される。
この構成によれば、ベアリング部材と案内部材とは別部材によって構成されているため、案内部材の外周面であるガイド面を加工しても、ベアリング部材の回転の円滑性に影響をおよぼすことがない。また、案内部材はベアリング部材に直接固着しているため、ラインローラは円滑に回転する。なお、案内部材はベアリング部材に直接固着しているが、案内部材とベアリング部材とは互いに同種の材料で形成されているため、電食を抑制することができる。
(2)好ましくは、内輪、外輪、及び案内部材は、互いに同種の材料で形成されている。この構成によれば、電食をより抑制することができる。
(3)好ましくは、案内部材は、周方向に延びる環状の凹部をガイド面に有する。この構成によれば、このガイド面に形成された凹部を利用して釣糸をスプールに案内することができる。
(4)好ましくは、案内部材と外輪とは、互いにイオン化傾向が同じ金属又は合金から形成される。この構成によれば、電食を抑制することができる。
(5)好ましくは、外輪及び案内部材は、ステンレス鋼で形成される。
(6)好ましくは、案内部材は、外輪が案内部材に嵌合することによって、外輪に一体的に固着される。この構成によれば、容易に案内部材を外輪に固着させることができる。
(7)好ましくは、案内部材は、外輪の外周面と案内部材の内周面とが接着することによって、外輪に一体的に固着される。この構成によれば、より確実に案内部材を外輪に固着させることができる。
(8)好ましくは、案内部材は、少なくともガイド面において、表面処理によって形成された表面処理層を有する。この構成によれば、ガイド面の耐久性を向上させたり、釣糸との摩擦抵抗を低減させたりと、種々の特性を向上させることができる。また、案内部材とベアリング部材とは別部材によって構成されているため、案内部材にのみ表面処理を施すことが容易に行える。
(9)好ましくは、案内部材は、外輪の軸方向長さよりも長い第1軸方向長さを有する外周部と、第1軸方向長さよりも短い第2軸方向長さを有する内周部と、を有する。
(10)本発明の第2側面に係る釣糸案内機構は、スピニングリールのロータの一対のロータアームの先端部に設けられ、スプールに釣糸を案内する機構であり、ベールと、第1及び第2ベール支持部材と、固定軸と、上記いずれかのラインローラと、を備えている。第1ベール支持部材は、一方のロータアームの先端部に設けられ、ベールの第1端部を支持する。第2ベール支持部材は、他方のロータアームの先端部に設けられ、ベールの第2端部を支持する。固定軸は、第1ベール支持部材とベールの第1端部との間を延びる。ラインローラは、固定軸に回転可能に支持される。
本発明によれば、より円滑に回転することのできるラインローラを提供することができる。
スピニングリールの左側面図。 スピニングリールの左側断面図。 スピニングリールの正面図。 釣糸案内機構の部分拡大図。 釣糸案内機構の部分拡大断面図。 ラインローラの断面図。
本発明の実施形態に係るラインローラ、及びこれを用いたスピニングローラの実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1はスピニングリールの左側面図、図2はスピニングリールの左側面断面図である。なお、以下の説明において、図1及び図2の左側を前方、図1及び図2の右側を後方とする。
[全体構成]
図1及び図2に示すように、スピニングリール10は、ハンドル1、リール本体2、スプール3、ロータ4、及び釣糸案内機構(いわゆるベールアーム)5を備えている。ハンドル1は、リール本体2に回転可能に支持されており、リール本体2の左右いずれにも装着可能である。
[リール本体2]
リール本体2は、側部に開口を有するハウジング21と、ハウジング21の開口を塞ぐ蓋部材22とを有している。ハウジング21は、内部に種々の機構を装着するための空間を有するとともに、斜め上前方に延びるT字状の取付脚211を有している。図2に示すように、ハウジング21の空間内には、ロータ駆動機構6及びオシレーティング機構7が設けられている。
ロータ駆動機構6は、ロータ4をハンドル1の回転に連動して回転させるための機構である。このロータ駆動機構6は、駆動軸61、駆動ギア62、及びピニオンギア63を有している。
駆動軸61は、ハウジング21内の左右方向に延びるように配置されており、駆動軸61の両端は軸受を介してハウジング21に回転可能に支持されている。駆動軸61の両端にはねじ方向及び径が異なる雌ねじ部がそれぞれ形成されており、これら雌ねじ部にハンドル1が装着可能である。駆動ギア62は、駆動軸61と一体的に回転するよう駆動軸61に固定されている。この駆動ギア62はフェースギアである。
ピニオンギア63は、筒状に形成されており、駆動ギア62に噛み合うように構成されている。このピニオンギア63がハウジング21内を前後方向に延びるように配置され、ピニオンギア63の前部はロータ4の中心部を貫通しており、ナット64によってロータ4と固定されている。そして、ピニオンギア63の軸方向の中間部と後端部とが、それぞれ軸受65a、65bを介してリール本体2に回転可能に支持されている。
オシレーティング機構7は、釣り糸を均一に巻き取るためにスプール3を前後方向に移動させる機構である。このオシレーティング機構7は、スプール軸71、螺軸72、スライダ73、及び中間ギア74を有している。
スプール軸71は、前後方向に延びるように配置され、ピニオンギア63の中心部を軸方向に貫通して配置され、ピニオンギア63の内部を前後に往復移動可能である。スプール軸71は、中間部がナット64内に装着された軸受65cによって、後部がピニオンギア63の後部内周面によって、軸方向移動可能に支持される。なお、スプール軸71は回転不能であり、ピニオンギア63はスプール軸71に対して相対的に回転自在である。スプール軸71がピニオンギア63と相対回転しながら前後移動するときに、ピニオンギア63にスプール軸71がかじりつくのを防止するために、スプール軸71の表面には、無電解Niメッキが施されている。
螺軸72は、スプール軸71の下方においてスプール軸71と平行に配置されている。スライダ73は、螺軸72に沿って前後方向に移動し、スプール軸71の後端が回転不能に固定されている。中間ギア74は、螺軸72の先端に固定されており、ピニオンギア63に噛み合っている。
[スプール3]
スプール3は、釣り糸が外周面に巻き付けられる部材であり、リール本体2の前方において前後方向に移動可能に配置されている。より詳細には、図1及び図2に示すように、スプール3は、後述するロータ4の第1ロータアーム42aと第2ロータアーム42bとの間に配置されている。また、スプール3は、中心部がスプール軸71の先端部にドラグ機構8を介して連結されている。このスプール3は、糸巻胴部31、スカート部32、及びフランジ部33を有している。糸巻胴部31は、円筒状の部材であり、外周面に釣糸が巻きつけられる。スカート部32は、糸巻胴部31よりも径が大きい円筒状であって、糸巻胴部31の後方に配置されている。フランジ部33は、糸巻胴部31に糸巻胴部31の前端に形成されている。なお、糸巻胴部31、スカート部32、及びフランジ部33は一体的に形成されている。
[ロータ4]
ロータ4はリール本体2の前方において回転可能に支持されている。図2に示すように、ロータ4は、円筒部41と、第1及び第2ロータアーム42a、42bとを備えている。円筒部41と、第1及び第2ロータアーム42a、42bとは、たとえばアルミニウム合金製であり、一体的に形成されている。円筒部41は、後端部を除いてスプール3のスカート部32内に収容されている。また、円筒部41は内部にボス部411を有し、このボス部411を介して円筒部41はピニオンギア63に固定されている。詳細には、ボス部411の中心部に貫通孔が形成されており、この貫通孔をピニオンギア63が貫通している。ボス部411の前方にはナット64が配置され、このナット64によって、ピニオンギア63にロータ4が固定される。
円筒部41の側方から第1及び第2ロータアーム42a、42bが前方へと延びている。第1ロータアーム42aと第2ロータアーム42bとは、円筒部41の周方向において、反対側の位置に配置されている。
[釣糸案内機構5]
図3はスピニングリールの正面図、図4は釣糸案内機構の部分拡大図、図5は釣糸案内機構の部分断面図である。図1〜図3に示すように、釣糸案内機構5は、スプール3に釣糸を案内するための機構であり、第1ロータアーム42a及び第2ロータアーム42bの先端部に、糸案内姿勢と糸開放姿勢との間で揺動可能に装着されている。この釣糸案内機構5は、第1及び第2ベール支持部材51a、51bと、ベール52と、固定軸53と、ラインローラ9と、2つの規制部材55(図5参照)と、を備えている。
第1ベール支持部材51aは第1ロータアーム42aの先端部外側に揺動可能に装着され、第2ベール支持部材51bは第2ロータアーム42bの先端部外側に揺動可能に装着されている。図4に示すように、第1ベール支持部材51aは、第1端部511と第2端部512とを有し、第1端部511は第1ロータアーム42aに揺動可能に装着され、第2端部512は、固定軸53及び固定ボルト56を介してベール52の第1端部であるカバー部521を支持する。
図5に示すように、第1ベール支持部材51aの第2端部512には段付きの貫通孔513が形成されている。この貫通孔513には、固定軸53を第1ベール支持部材51aに固定するための固定ボルト56が貫通している。また、図1及び図2に示すように、第2ベール支持部材51bは、第1端部514が第2ロータアーム42bに揺動可能に装着され、第2端部515がベール52の第2端部を支持する。
図3に示すように、ベール52は、略U字状のステンレス合金製の部材であり、スプール3の外周面に沿って外方に凸となるように湾曲している。このベール52は、第1端部にカバー部521を有しており、このカバー部521が固定軸53及び固定ボルト56を介して第1ベール支持部材51aに支持されている。また、ベール52の第2端部は、第2ベール支持部材51bに支持されている。このベール52は、釣糸案内機構5が糸開放姿勢から糸案内姿勢に復帰したときに釣り糸をカバー部521を介してラインローラ9に導く。
図5に示すように、固定軸53は、第1ベール支持部材51aとベール52との間を延びる。より詳細には、固定軸53は、円筒形の軸部531と、軸部531よりも大径の頭部532を有する。軸部531の基端部5311はベール52のカバー部521に支持され、軸部531の先端部5312は第1ベール支持部材51aの第2端部512に支持される。この固定軸53の軸部531の内周面には雌ねじ部が形成されており、固定ボルト56が螺合している。
図6は、ラインローラの断面図である。図6に示すように、ラインローラ9は、ベアリング部材91と、案内部材92とを備えている。ベアリング部材91は、円筒状の内輪911、円筒状の外輪912、及び複数の転動体913を有する。内輪911には、固定軸53が嵌合している。すなわち、内輪911は、固定軸53に対して回転しないように固定されている。外輪912は、円筒状の内輪911よりも大径であり、内輪911の外周側に配置されている。複数の転動体913は、内輪911と外輪912との間に配置されており、周方向に所定の間隔で配置されている。この内輪911と外輪912とは、同種の金属又は合金によって形成されており、例えばステンレス鋼によって形成されている。
案内部材92は、略円筒状であって、その内周側にベアリング部材91が一体的に固着している。具体的には、ベアリング部材91が案内部材92に嵌合している。これによって、案内部材92は外輪912と一体的に回転する。案内部材92は、外輪912とイオン化傾向が同じ金属又は合金によって形成することが好ましく、例えば、外輪912と同じステンレス鋼によって形成されている。案内部材92の外周面は釣糸を案内するためのガイド面921となっている。具体的には、ガイド面921の中央部には周方向に延びる環状の凹部922が形成されている。なお、この凹部922は、ガイド面921の中央よりもカバー521側の位置に形成されている。ガイド面921は、釣糸を凹部922へと案内するよう、両端部から凹部922に向かって傾斜している。また、案内部材92は、外周部923と内周部924とを有しており、外周部923の軸方向長さである第1軸方向長さL1は、外輪912の軸方向長さよりも長くなるように構成されている。また、内周部924の軸方向長さである第2軸方向長さL2は、外輪912の軸方向長さとほぼ同じ又は外輪912の軸方向長さよりもわずかに長くなっており、外周部923の第1軸方向長さL1よりも短い。
図5に示すように、2つの規制部材55は、ラインローラ9を挟むように固定軸53に回転可能に支持されている。具体的には、一方の規制部材55は、カバー部521とラインローラ9との間に配置されている。また、他方の規制部材55は、第1ベール支持部材51aの第2端部512と、ラインローラ9との間に配置されている。この2つの規制部材55によって、ラインローラ9の軸方向への移動を規制している。各規制部材55は、円筒状の形状であって、内径は固定軸53の外径以上である。また、各規制部材55の外径は、ベアリング部材91の内輪の外径よりも大きい。
次に、リールの操作及び動作について詳細に説明する。キャスティング時には、ロータ4を逆転禁止状態にして、手で釣糸案内機構5を持って釣糸案内機構5を糸開放姿勢に反転させる。釣糸案内機構5が糸開放姿勢に倒れた状態では、スプール3からの釣り糸を容易に繰り出すことが可能である。
キャスティング後に、釣糸案内機構5を糸開放姿勢に維持したままの状態で、ハンドル1を糸巻き取り方向に回転させると、ロータ駆動機構6によりロータ4が糸巻き取り方向に回転する。ロータ4が糸巻き取り方向に回転すると、釣糸案内機構5が糸巻き取り姿勢に復帰する。このとき、さらにハンドル1を糸巻き取り方向に回転させると、釣り糸はベール52からカバー部521を介してラインローラ9に案内され、スプール3に巻き取られる。
[特徴]
本実施形態に係るラインローラ9は、次の特徴を有する。
(1)ラインローラ9は、スピニングリール10のスプール3に釣糸を案内するための部材であって、ベアリング部材91と、案内部材92とを備える。ベアリング部材91は、円筒状の内輪911と、内輪911の外周側に配置される円筒状の外輪912と、内輪911と外輪912との間に周方向に間隔をあけて配置される複数の転動体913と、を有する。案内部材92は、外輪912と同種の材料で形成されている。また、案内部材92は、釣糸を案内するガイド面921を外周側に有する筒状の部材であり、ベアリング部材91の外周側においてベアリング部材91に一体的に固着される。
この構成によれば、ベアリング部材91と案内部材92とは別部材によって構成されているため、案内部材92の外周面であるガイド面921を加工しても、ベアリング部材91の回転の円滑性に影響をおよぼすことがない。また、案内部材92はベアリング部材91に直接固着しているため、ラインローラ9は円滑に回転する。なお、案内部材92はベアリング部材91に直接固着しているが、案内部材92とベアリング部材91とは互いに同種の材料で形成されているため、電食を抑制することができる。
(2)内輪911、外輪912、及び案内部材92は、互いに同種の材料で形成されている。この構成によれば、電食をより抑制することができる。
(3)案内部材92は、周方向に延びる環状の凹部922をガイド面921に有する。この構成によれば、このガイド面921に形成された凹部922を利用して釣糸をスプール3に案内することができる。
(4)案内部材92と外輪912とは、互いにイオン化傾向が同じ金属又は合金から形成される。この構成によれば、電食を抑制することができる。
(5)案内部材92は、外輪912が案内部材92に嵌合することによって、外輪912に一体的に固着される。この構成によれば、容易に案内部材92を外輪912に固着させることができる。
(6)案内部材92は、外輪912の軸方向長さよりも長い第1軸方向長さL1を有する外周部923と、第1軸方向長さL1よりも短い第2軸方向長さL2を有する内周部924と、を有する。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
変形例1
案内部材92をベアリング部材91に確実に固着させるために、接着剤などによって案内部材92の内周面と外輪912の外周面とを接着させてもよい。この場合、ベアリング部材91は案内部材92に嵌合していてもよいし、嵌合していなくてもよい。
変形例2
案内部材92は、少なくともガイド面921に、表面処理を施すことによって表面処理層を有していてもよく、例えばCVD法又はPVD法などによってDLC(diamond-like carbon)などの表面処理層を案内部材92の少なくともガイド面921に形成することができる。他にも、案内部材92の少なくともガイド面921にIP(Ion Plating)を施してもよい。なお、案内部材92をベアリング部材91に固着させる前に、案内部材92に各種の表面処理を施すことが好ましい。これによって、ベアリング部材91には表面処理を施さずに、案内部材92のみに表面処理を施すことができる。この結果、ベアリング部材91の回転の円滑性が損なわれることを防止することができる。
変形例3
上記実施形態では、ベアリング部材91の外輪912と案内部材532とはイオン化傾向が同じ金属又は合金によって形成されているが、電食しない程度にイオン化傾向が同じであれば、イオン化傾向が完全に同じである必要はない。
10 スピニングリール
5 釣糸案内機構
51a 第1ベール支持部材
51b 第2ベール支持部材
52 ベール
53 固定軸
9 ラインローラ
91 ベアリング部材
911 内輪
912 外輪
913 転動体
92 案内部材
921 ガイド面
922 凹部

Claims (8)

  1. スピニングリールのスプールに釣糸を案内するためのラインローラであって、
    円筒状の内輪、前記内輪の外周側に配置される円筒状の外輪、及び前記内輪と外輪との間に周方向に間隔をあけて配置される複数の転動体、を有するベアリング部材と、
    前記外輪と同種の材料で形成され、前記釣糸を案内するガイド面を外周側に有し、前記ベアリング部材の外周側において前記ベアリング部材に一体的に固着される筒状の案内部材と、
    を備え
    前記内輪、前記外輪、及び前記案内部材は、互いに同種の材料で形成され、
    前記案内部材は、前記外輪の外周面と前記案内部材の内周面とが接着剤によって互いに接着することによって、前記外輪に一体的に固着される、
    ラインローラ。
  2. 前記案内部材は、周方向に延びる環状の凹部をガイド面に有する、請求項1に記載のラインローラ。
  3. 前記案内部材と前記外輪とは、互いにイオン化傾向が同じ金属又は合金から形成される、請求項1又は2に記載のラインローラ。
  4. 前記外輪及び案内部材は、ステンレス鋼で形成される、請求項1からのいずれかに記載のラインローラ。
  5. 前記案内部材は、前記外輪が前記案内部材に嵌合することによって、前記外輪に一体的に固着される、請求項1からのいずれかに記載のラインローラ。
  6. 前記案内部材は、少なくとも前記ガイド面において、表面処理によって形成された表面処理層を有する、請求項1からのいずれかに記載のラインローラ。
  7. 前記案内部材は、前記外輪の軸方向長さよりも長い第1軸方向長さを有する外周部と、前記第1軸方向長さよりも短い第2軸方向長さを有する内周部と、を有する、請求項1からのいずれかに記載のラインローラ。
  8. スピニングリールのロータの一対のロータアームの先端部に設けられ、スプールに釣糸を案内する釣糸案内機構であって、
    ベールと、
    前記一方のロータアームの先端部に設けられ、前記ベールの第1端部を支持する第1ベール支持部材と、
    前記他方のロータアームの先端部に設けられ、前記ベールの第2端部を支持する第2ベール支持部材と、
    前記第1ベール支持部材と前記ベールの前記第1端部との間を延びる固定軸と、
    前記固定軸に回転可能に支持される、請求項1からのいずれかに記載のラインローラと、
    を備える、釣糸案内機構。
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