JP2006275245A - 釣具リール用軸受 - Google Patents

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Abstract

【課題】釣具リールのハンドリング性を損なうことなく、スプール軸の円滑な回転を確保することである。
【解決手段】スプール軸14aを回転自在に支持する玉軸受1の軸受空間に、潤滑グリースと平均分子量1×10〜5×10の超高分子量ポリエチレンを主成分とする混合物を熱固化した流動性のない固形潤滑剤を充填することにより、軸受空間に海水等が浸入しても固形潤滑剤が流出しないようにし、釣具リールのハンドリング性を損なうことなく、スプール軸の円滑な回転を確保できるようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、釣具リールのスプール軸を回転自在に支持する釣具リール用軸受に関する。
釣具リールのスプール軸を回転自在に支持する釣具リール用軸受には玉軸受等の転がり軸受が使用され、その内輪と外輪の間に複数の転動体が保持器で保持された軸受空間には、スプールの装着されたスプール軸が円滑に回転するように、潤滑グリースが充填されている。
このような釣具リール用軸受では、軸受空間に海水、雨水、洗浄水等が浸入しやすく、軸受空間に充填された潤滑グリースが乳化して流出し、スプール軸が円滑に回転しなくなることがある。また、軸受空間への海水等の浸入によって、内外輪や転動体等の軸受部品に錆が生じ、スプール軸の円滑な回転が阻害されることもある。スプール軸が円滑に回転しないと、仕掛けの投擲距離が短くなったり、仕掛けの沈降速度が遅くなったりし、釣果に大きく影響する。
このような海水等の浸入によるスプール軸の円滑な回転の阻害を防止する手段としては、リール本体に転がり軸受全体をシールするシール部を設ける手段(例えば、特許文献1参照)や、転がり軸受の内外輪や転動体をステンレス鋼等の高耐食性材料で形成するか、または高耐食性材料で被覆する手段(例えば、特許文献2参照)が提案されている。
特開2001−178332号公報(第3、5図) 特開2002−101795号公報(第2、3頁)
特許文献1に記載されたリール本体に転がり軸受全体をシールするシール部を設ける手段は、軸受空間への海水等の浸入を防止してスプール軸の円滑な回転を確保できるが、リール本体が大型化するとともに重くなり、釣具リールのハンドリング性が損なわれる問題がある。
一方、特許文献2に記載された転がり軸受の内外輪や転動体に耐食性を持たせる手段は、潤滑グリースの乳化による軸受空間からの流出を防止できず、スプール軸の円滑な回転を確保できない。また、転動体を保持する金属製保持器の発錆を防止できない問題もある。
そこで、本発明の課題は、釣具リールのハンドリング性を損なうことなく、スプール軸の円滑な回転を確保することである。
上記の課題を解決するために、本発明は、釣具リールのスプール軸を回転自在に支持し、内輪と外輪の間の軸受空間に複数の転動体を保持器で保持した釣具リール用軸受において、前記軸受空間に、潤滑グリースと平均分子量1×10〜5×10の超高分子量ポリエチレンを主成分とする混合物を熱固化した固形潤滑剤を充填した構成を採用した。
すなわち、軸受空間に、潤滑グリースと平均分子量1×10〜5×10の超高分子量ポリエチレンを主成分とする混合物を熱固化した流動性のない固形潤滑剤を充填することにより、軸受空間に海水等が浸入しても固形潤滑剤が流出しないようにし、リール本体に余分なシール部を設けずに釣具リールのハンドリング性を損なうことなく、スプール軸の円滑な回転を確保できるようにした。
前記軸受空間をシールで密封することにより、軸受空間への海水等の浸入を防止し、より良好にスプール軸の円滑な回転を確保することができる。
前記シールを弾性部材で形成したシールリップを有する接触シールとし、この接触シールのシールリップをシール摺接面に線接触させることにより、軸受空間への海水等の浸入をより確実に防止するとともに、シールリップのシール摺接面への接触によるトルク損失を抑制して、スプール軸の円滑な回転を確保することができる。
前記接触シールを固定側の外輪に取り付け、前記シールリップを回転側の内輪に設けたシール摺接面に線接触させることにより、回転側の質量増加をなくして、スプール軸をより円滑に回転させることができる。
前記保持器をステンレス鋼で形成することにより、保持器の発錆を防止することができる。
本発明の釣具リール用軸受は、軸受空間に、潤滑グリースと平均分子量1×10〜5×10の超高分子量ポリエチレンを主成分とする混合物を熱固化した流動性のない固形潤滑剤を充填したので、軸受空間に海水等が浸入しても固形潤滑剤が流出しないようにし、リール本体に余分なシール部を設けずに釣具リールのハンドリング性を損なうことなく、スプール軸の円滑な回転を確保することができる。
前記軸受空間をシールで密封することにより、軸受空間への海水等の浸入を防止し、より良好にスプール軸の円滑な回転を確保することができる。
前記シールを弾性部材で形成したシールリップを有する接触シールとし、この接触シールのシールリップをシール摺接面に線接触させることにより、軸受空間への海水等の浸入をより確実に防止できるとともに、シールリップのシール摺接面への接触によるトルク損失を抑制して、スプール軸の円滑な回転を確保することができる。
前記接触シールを固定側の外輪に取り付け、前記シールリップを回転側の内輪に設けたシール摺接面に線接触させることにより、回転側の質量増加をなくして、スプール軸をより円滑に回転させることができる。
前記保持器をステンレス鋼で形成することにより、保持器の発錆を防止することができる。
以下、図面に基づき、本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明に係る釣具リール用軸受を採用した釣具リールを示す。この釣具リールは手回し式の両軸受リールであり、リール本体11と、リール本体11の側方に配置されたハンドル12と、ハンドル12のリール本体11側に配置されたドラグ13とを備え、ハンドル12の回転がリール本体11に組み込まれた回転伝達機構とクラッチ機構(図示省略)を介して、スプール14が装着されたスプール軸14aに伝達され、取り付け脚15を介して釣竿に取り付けられるようになっている。
前記リール本体11は、左右一対の側板16a、16bとこれらを連結する複数の連結部材16cとから成るフレーム16と、フレーム16の左右両側に装着されたカバー17a、17bとを有し、各カバー17a、17bの内側に設けられた筒部18a、18bに玉軸受1が取り付けられて、これらの玉軸受1でスプール軸14aが回転自在に支持されている。
前記各玉軸受1は、図2に示すように、外輪2が各カバー17a、17bの筒部18a、18bに固定され、内輪3が回転するスプール軸14aの両端部に取り付けられており、複数のボール4が保持器5で保持された軸受空間には、潤滑グリースと平均分子量1×10〜5×10の超高分子量ポリエチレンを主成分とする混合物を熱固化した固形潤滑剤が固形潤滑剤の封入領域Aに充填されている。この固形潤滑剤の封入形態は、固形潤滑剤の封入領域Aのほぼ全体に封入したものとしてもよいし、保持器5の表面に多点封入したものとしてもよい。したがって、軸受空間に海水等が浸入しても、流動性のない固形潤滑剤は流出する恐れがない。なお、外輪2、内輪3、ボール4および保持器5は、いずれもステンレス鋼SUS440Cで形成されている。
前記軸受空間の両側は、芯金6aと弾性部材6bとから成る接触シール6で密封されている。接触シール6は外輪2の内周両端部に設けられた係止溝2aに固定され、弾性部材6bで形成されたシールリップ6cが、内輪3の外周に設けられたシール摺接面3aと線接触している。したがって、軸受空間への海水等の浸入がより確実に防止されるとともに、シールリップ6cのシール摺接面3aとの接触によるトルク損失が抑制される。
上述した実施形態では、釣具リールを手回し式の両軸受リールとしたが、本発明に係る釣具リール用軸受は、電動式のリールや片軸受リールにも採用することができる。また、軸受によるスプール軸の支持位置も、実施形態のような両端部に限定されることはなく、例えば、軸受の外輪を左右の側板に固定して、スプール軸のやや中央部寄りを支持するようにしてもよい。
本発明に係る釣具リール用軸受を採用した釣具リールを示す一部切欠き正面図 図1の玉軸受を拡大して示す縦断面図
符号の説明
A 固形潤滑剤の封入領域
1 玉軸受
2 外輪
2a 係止溝
3 内輪
3a シール摺接面
4 ボール
5 保持器
6 接触シール
6a 芯金
6b 弾性部材
6c シールリップ
11 リール本体
12 ハンドル
13 ドラグ
14 スプール
14a スプール軸
15 取り付け脚
16 フレーム
16a、16b 側板
16c 連結部材
17a、17b カバー
18a、18b 筒部

Claims (5)

  1. 釣具リールのスプール軸を回転自在に支持し、内輪と外輪の間の軸受空間に複数の転動体を保持器で保持した釣具リール用軸受において、前記軸受空間に、潤滑グリースと平均分子量1×10〜5×10の超高分子量ポリエチレンを主成分とする混合物を熱固化した固形潤滑剤を充填したことを特徴とする釣具リール用軸受。
  2. 前記軸受空間をシールで密封した請求項1に記載の釣具リール用軸受。
  3. 前記シールを弾性部材で形成したシールリップを有する接触シールとし、この接触シールのシールリップをシール摺接面に線接触させるようにした請求項2に記載の釣具リール用軸受。
  4. 前記接触シールを固定側の外輪に取り付け、前記シールリップを回転側の内輪に設けたシール摺接面に線接触させるようにした請求項3に記載の釣具リール用軸受。
  5. 前記保持器をステンレス鋼で形成した請求項1乃至4のいずれかに記載の釣具リール用軸受。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140125723A (ko) * 2013-04-19 2014-10-29 가부시키가이샤 시마노 라인 롤러, 및 이것을 사용한 낚싯줄 안내 기구
JP2014209877A (ja) * 2013-04-19 2014-11-13 株式会社シマノ ラインローラ、及びこれを用いた釣糸案内機構

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