JP6404688B2 - 車両用ドアロック装置 - Google Patents
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Description
スライドドア10が開放されている状態では、アンラッチ位置に保持されるラッチ25は、ボデーに固着されたストライカ29に係合凹部25aを対向させる。つまり、係合凹部25aは、スライドドア10の閉作動に伴うストライカ29の進入経路を開放している。また、所定の初期回動位置に保持されるポール26は、係合端部26aを第3爪部25dの上方に配置する。なお、このときのラッチ機構22の状態をアンラッチ状態(解除状態)という。
まず、ラッチ機構22がハーフラッチ状態にあり、図4に示すように、アクティブレバー35が中立範囲にあるとする。この状態で、ECUは、操作軸70aが中立スイッチレバー71と一体回動する中立スイッチ70が中立範囲にあることを検知する。これに基づき、ECUによりアクチュエータ31を駆動してアクティブレバー35を図示時計回転方向に回動させる。そして、回動規定範囲でアクティブレバー35が回動する際、第1ギヤ部37a及び第2ギヤ部71aの噛合状態にあれば、その回動方向に応じた回動方向(ここでは図示反時計回転方向)で中立スイッチレバー71が回動する。また、クローズ位置に向かうアクティブレバー35の回動に伴って第1カム部37b及び第2カム部71bが当接状態になると、中立スイッチレバー71は、第2カム部71bにおいて操作軸70aを中心とする径方向内側に第1カム部37bが突出することで回動規制される。一方、アクティブレバー35は、第2カム部71bに第1カム部37bを摺動させることで中立スイッチレバー71に対して回動可能である。従って、アクティブレバー35は、中立スイッチレバー71を残置したまま第2カム部71bに第1カム部37bを摺動させつつクローズ位置に向かって回動する。このように、アクティブレバー35がクローズ位置に到達するまで中立スイッチレバー71が回動し続ける必要がなくなることで、その移動領域が縮小される。なお、アクチュエータ31の駆動は、例えばラッチスイッチ80によりラッチ25がフルラッチ位置にあることが検出されることでECUにより停止される。
(1)本実施形態では、アクティブレバー35がクローズ位置に到達するまで中立スイッチレバー71が回動し続ける必要がなくなることで、その移動領域が縮小される分、構成部品の配置の自由度をより向上させることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態において、連結部37の解放部37fの内歯車部37eから離間する先端部は平面形状に限定されるわけではなく、例えば段付形状であってもよい。
・前記実施形態において、アクティブレバー35の案内カム37cを省略してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
回動規定範囲で支持軸の周りに回動自在であり、電動モータに駆動連結されて前記ラッチ機構に連係され、中立範囲から前記回動規定範囲の一端側であるクローズ位置に向かって一方向に回動することで半ドア状態にある前記ドアを全閉状態で保持するように前記ラッチ機構を作動させ、前記中立範囲から前記回動規定範囲の他端側であるリリース位置に向かって他方向に回動することで前記ドアの全閉状態での保持を解除するように前記ラッチ機構を作動させる作動ギヤであって、前記支持軸を中心とする周方向に並んで外周部に第1ギヤ部及び当該周方向に沿って延びる第1カム部を有する作動ギヤと、
前記支持軸と平行な操作軸を有し、前記作動ギヤが前記中立範囲にあることを検出する回転検出部材と、
前記操作軸に一体回動するように連結され、該操作軸を中心とする周方向に並んで外周部に前記第1ギヤ部と噛合可能な第2ギヤ部及び前記リリース位置に向かう前記作動ギヤの回動に伴って前記第1カム部と当接可能であって該第1カム部と当接状態にあるときに前記支持軸を中心とする周方向に沿って延びる第2カム部を有する検出ギヤとを備えた、車両用ドアロック装置。
Claims (3)
- 車両のドアを閉止状態に保持可能なラッチ機構と、
回動規定範囲で支持軸の周りに回動自在であり、電動モータに駆動連結されて前記ラッチ機構に連係され、中立範囲から前記回動規定範囲の一端側であるクローズ位置に向かって一方向に回動することで半ドア状態にある前記ドアを全閉状態で保持するように前記ラッチ機構を作動させ、前記中立範囲から前記回動規定範囲の他端側であるリリース位置に向かって他方向に回動することで前記ドアの全閉状態での保持を解除するように前記ラッチ機構を作動させる作動ギヤであって、前記支持軸を中心とする周方向に並んで外周部に第1ギヤ部及び当該周方向に沿って延びる第1カム部を有する作動ギヤと、
前記支持軸と平行な操作軸を有し、前記作動ギヤが前記中立範囲にあることを検出する回転検出部材と、
前記操作軸に一体回動するように連結され、該操作軸を中心とする周方向に並んで外周部に前記第1ギヤ部と噛合可能な第2ギヤ部及び前記クローズ位置に向かう前記作動ギヤの回動に伴って前記第1カム部と当接可能であって該第1カム部と当接状態にあるときに前記支持軸を中心とする周方向に沿って延びる第2カム部を有する検出ギヤとを備えた、車両用ドアロック装置。 - 請求項1に記載の車両用ドアロック装置において、
前記検出ギヤには、前記第2ギヤ部及び前記第2カム部の境界部に配置され、前記第1ギヤ部及び前記第2ギヤ部の噛合状態から前記第1カム部及び前記第2カム部の当接状態へと切り替わる最後まで前記第2ギヤ部と噛合する前記第1ギヤ部の歯である第1端歯が係入する係入溝が形成されており、
前記作動ギヤは、前記第1ギヤ部及び前記第1カム部の境界部に配置され、前記クローズ位置に向かう回動に伴って前記第2カム部を押圧して、前記第1ギヤ部及び前記第2ギヤ部の噛合状態から前記第1カム部及び前記第2カム部の当接状態へと切り替わる最後まで前記第1ギヤ部と噛合する前記第2ギヤ部の歯である第2端歯の歯先を前記第1ギヤ部の回動軌跡から離間させる案内カムを有した、車両用ドアロック装置。 - 車両のドアを閉止状態に保持可能なラッチ機構と、
回動規定範囲で支持軸の周りに回動自在であり、電動モータに駆動連結されて前記ラッチ機構に連係され、中立範囲から前記回動規定範囲の一端側であるクローズ位置に向かって一方向に回動することで半ドア状態にある前記ドアを全閉状態で保持するように前記ラッチ機構を作動させる作動ギヤであって、前記支持軸を中心とする周方向に並んで外周部に第1ギヤ部及び当該周方向に沿って延びる第1カム部を有する作動ギヤと、
前記支持軸と平行な操作軸を有し、前記作動ギヤが前記中立範囲にあることを検出する回転検出部材と、
前記操作軸に一体回動するように連結され、該操作軸を中心とする周方向に並んで外周部に前記第1ギヤ部と噛合可能な第2ギヤ部及び前記クローズ位置に向かう前記作動ギヤの回動に伴って前記第1カム部と当接可能であって該第1カム部と当接状態にあるときに前記支持軸を中心とする周方向に沿って延びる第2カム部を有する検出ギヤとを備えた、車両用ドアロック装置。
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JP2014238212A JP6404688B2 (ja) | 2014-11-25 | 2014-11-25 | 車両用ドアロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014238212A JP6404688B2 (ja) | 2014-11-25 | 2014-11-25 | 車両用ドアロック装置 |
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Family Applications (1)
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JP2014238212A Active JP6404688B2 (ja) | 2014-11-25 | 2014-11-25 | 車両用ドアロック装置 |
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