JP6403323B2 - 椅子用遮蔽部材、及び、椅子 - Google Patents
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Description
周囲の雑音を遮蔽する観点で見た場合、特許文献1に記載のヘッドレストは、振動伝達部材が金属等の剛性が高く遮音性を有する部材によって形成されていることから、着座者の後方からの音の進入を僅かながらも遮蔽することができる。
しかし、特許文献1に記載のヘッドレストは、振動伝達部材によって音の進入をある程度遮蔽できるものの、振動伝達部材を回り込もうとする音や、振動伝達部材自体を振動させようとする音を効率良く遮断することができない。
この場合、吸音用膨出部が着座者側に対向して外部からは見えにくくなる。このため、この構造を採用することにより、外観体裁をより損ないにくくなる。
この場合、吸音部材の延長部のみが最外層の吸音部材の内側で折り曲げられるため、折り曲げ部が襞状に略水平方向の広範囲に亙って連続することがなく、外観体裁が良好となる。また、最外層の吸音部材の内側で、端面が隣接する吸音部材の表面に当接するように延長部が折り曲げられるため、形成された吸音用膨出部が一定形状に維持され易くなるとともに、吸音部材の広範囲な領域全体を屈曲させて吸音用膨出部を形成する場合に比較して製造も容易になる。
この場合、延長部の折り曲げによって吸音用膨出部が形成されるときに、最外層の吸音部材が柔軟に変形して外面側の形状変化を緩やかにすることができる。このため、この構造を採用することにより、外観体裁をより良好なものとすることができる。
この場合、吸音用膨出部の内側のクッション材によっても、進入してくる音を有効に吸音することができる。したがって、この構造を採用することにより、吸音性能をより高めることができる。
これらの図に示すように、この実施形態に係る椅子1は、床面上に載置される脚部10と、脚部10の上端に設置されるボックス状の支基11と、支基11の上面側に取り付けられて着座者の臀部を支持する座12と、支基11の後部に取り付けられて着座者mの背部を支持する背凭れ13と、座12の下面側の左右の両側部から座12の上方側に延出し、着座者mの肘や腕先が載せ置かれる肘掛け15と、を備えている。さらに、椅子1は、背凭れ13の上部に取り付けられて、着座者mの頭部hを後方から支持するヘッドレスト16と、ヘッドレスト16を介して背凭れ13の上部に取り付けられて、着座者mの頭部hの後方側と左右の側方を覆う椅子用遮蔽部材17(以下、「遮蔽部材17」と呼ぶ。)と、を備えている。
上辺部21A−uは、側辺部21A−s,21A−sに連結される左右の端部に対し、中央領域が後方側に凹状に湾曲している。上辺部21A−uの幅方向の中央領域の後面には、ヘッドレスト16等の付加機能部品を取り付けるための部品取付部23が設けられている。部品取付部23には、詳細な図示は省略するが付加機能部品の取付基部が当接する座面と、その取付基部を締結固定するためのボルト締結部が設けられている。この実施形態では、部品取付部23にはヘッドレスト16が取り付けられている。
なお、この実施形態においては、背凭れ13や座12、脚部10等のヘッドレスト16と遮蔽部材17を除く部分が椅子本体を構成している。
ヘッドレスト16は、図6に示すように、クッション材25aの外側が表皮材25bによって被覆されたヘッドレスト本体部25と、上部側がヘッドレスト本体部25内に埋設される金属等の硬質材料から成るヘッドレストフレーム26と、を備え、ヘッドレストフレーム26の下縁部が、背凭れフレーム21の部品取付部23に締結固定される取付基部26aとされている。また、ヘッドレストフレーム26の取付基部26aの上端部位置には、図3,図8に示すように、左右の側方に張り出してヘッドレスト本体部25の下面を支持する側方張り出し部26b,26bが一体に形成されている。側方張り出し部26bには、図8に示すように、遮蔽部材17を取り付けるために締結孔27(ねじ孔)が形成されている。
遮蔽部材17を製造する場合には、図7,図9に示すように、遮音板30と、外装ユニットUと、裏面側の内側面に外側吸音層31Bの後層部31B−rを接合した表皮材32を用意し、最初に、外装ユニットUのうちの内側吸音層31Aのスリット33に対し、遮音板30を下方から挿入する。このとき、遮音板30は、下端の一対の固定片29,29を除くほぼ全域がスリット33内に配置され、一対の固定片29,29は、外装ユニットUの下端から下方前方側に突出する。
そして、こうしてヘッドレスト16に固定された遮蔽部材17は、ヘッドレスト16の取付基部26aが背凭れフレーム21の上部の部品取付部23に締結されることにより、背凭れ13に一体に固定される。
内側吸音層31Aの前層部31A−fの左右の側壁部17Bに対応する部分の下端には、図13に示すように、下方に矩形状に延出する延長部42が延設されている。延長部42は、その端面が隣接する吸音部材である内側吸音層31Aの後層部31A−rの表面に当接するようにして、内側に湾曲させて曲げられている。このように曲げられた延長部42の外側は、外側吸音層31Bの前層部31B−fの下縁によって覆われる。内側吸音層31Aの後層部31A−rと前層部31A−fと外側吸音層31Bの前層部31B−fとは、この状態で熱溶着等によって相互に接合されることにより、図12に示すように、延長部42の内側に略半円状の空洞部43が形成される。前述した吸音用膨出部41は、隣接する後層部31A−rから一部が浮き上がるように曲げられた延長部42と、その外側を覆う外側吸音層31Bの前層部31B−fとによって主に構成されている。
特に、この実施形態の場合、吸音用膨出部41の内側に空洞部43が設けられているため、吸音用膨出部41の内側の空気層によって効率良く音を遮断することができる。
この場合、外部から進入してくる音をクッション材50によっても有効に吸音することができる。したがって、この構造を採用することにより、吸音性能をより高めることができる。
17 遮蔽部材(椅子用遮蔽部材)
31A−f 前層部(吸音部材)
31A−r 後層部(吸音部材)
31B−f 前層部(吸音部材)
31B−r 後層部(吸音部材)
41 吸音用膨出部
42 延長部
50 クッション材
Claims (6)
- 椅子本体に取り付けられ、前記椅子本体に着座した着座者の後方または側方からの音の進入を遮蔽する椅子用遮蔽部材において、
板状の吸音部材が厚み方向に複数積層され、
複数の前記吸音部材の少なくともいずれか一つを、隣接する前記吸音部材から浮き上がるように湾曲、若しくは、屈曲させて吸音用膨出部が形成されていることを特徴とする椅子用遮蔽部材。 - 前記吸音用膨出部は、前記椅子本体に着座した着座者に対向する側に膨出して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の椅子用遮蔽部材。
- 最外層の前記吸音部材よりも内側の前記吸音部材の、椅子本体に設置したときに上下方向となる側の端部に、該端部の一部から延出する延長部が設けられ、
端面が隣接する前記吸音部材の表面に当接するように、最外層の前記吸音部材の内側で前記延長部が折り曲げられることにより、前記吸音用膨出部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の椅子用遮蔽部材。 - 最外層の前記吸音部材は、前記延長部の形成される前記吸音部材よりも軟質であることを特徴とする請求項3に記載の椅子用遮蔽部材。
- 前記吸音用膨出部の内側には、クッション材が配設されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の椅子用遮蔽部材。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の椅子用遮蔽部材が背凭れの上部に設けられていることを特徴とする椅子。
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