JP6403245B2 - 筆記具 - Google Patents

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Description

本発明は粘度の高いインクを筆記荷重によってスムーズに吐出できるようにした筆記具に関する。
従来、修正液等の顔料を混合したインクを用いる筆記具に関して、特開2003−305986号公報(:特許文献1)には沈降する白色顔料とゲル化剤を含んだ剪断減粘性のあるインクを用いて、筆記チップの後方の弁体によってボールに供給されるインクへの圧力が保たれるようにした筆記具が開示されている。
また、特開2007−272号公報(:特許文献2)には、沈降する白色顔料の塗布液インクをペン先側で攪拌力等を付与することができる筆記具が開示されている。
しかしながら、これらの文献記載の筆記具では、剪断減粘性等の擬塑性のあるインクでは顔料等の沈降した内容物が原因になって、チップ先端とボールとの隙間に内容物が詰まり十分なインク流出量を得ることができない場合があった。
これに対して、特開平11−240286号公報(:特許文献3)では、高い粘性を有するインクを、筆圧に伴う筆記チップの後退で加圧してチップ先端から粘性を有したインクを吐出するようにしたボールペンが開示されている。
特開2003−305986号公報 特開2007−272号公報 特開平11−240286号公報
しかしながら、前述の特許文献3の筆記具であっても、擬塑性のインクではボールチップ近辺でインクに沈降が生じる場合等、加圧しても十分にチップ先端にインクを供給できない虞があった。
特に、粒子の大きい顔料を含んだ高擬塑性のインクの場合に、加圧のみでは顔料成分が沈降した場合等に筆記チップ先端に確実にインクを送り込めない虞があった。
本発明は、斯かる実情に鑑み、高擬塑性の流体のインクを吐出可能にして粒子の大きな顔料が使用でき、経時安定性の向上ができる筆記具を提供しようとするものである。
本発明は、剪断減粘性インクを収容した軸筒の先端に筆記ペン先を装着した筆記具において、
軸筒の先端には、
前記軸筒内のインクを筆記ペン先にインクを導く可撓性筒体と、
後端の椀状部が前記軸筒先端に嵌着され、先端周面に凹凸の溝の形成された攪拌部のあるスクリューであって、前記攪拌部で前記可撓性筒体内から前記筆記ペン先に導かれたインクを攪拌するスクリューと、
前記スクリューの椀状部のフランジに当接する後の部分、及び継手のフランジに当接する先の部分おいて先・後の部分同士がブリッジ部で繋がれていて、前記先・後の部分同士がそれらの間隔の伸縮によって周方向に位置ずれする捩じり部材とを備え、
前記継手は、先端に前記ペン先が嵌め込まれると共に、後端が捩じり部材の先の部分の先端開口に嵌り込み、当該後端から前記攪拌部が差し込まれて前記ペン先内に前記攪拌部の先端が位置するものであり、
前記筆記ペン先への筆記荷重によって、前記捩じり部材が、前記継手を介して前記筆記ペン先を周方向にスクリューに対して相対回転可能にしたことを特徴とする筆記具である。
本発明において、可撓性筒体内には、当該可撓性筒体内のインクを攪拌するためのスクリューを備えたことが好適である。
本発明の筆記具によれば、軸筒の先端に備えた可撓性筒体よって、ペン先にインクを導き、前記筆記ペン先への筆記荷重によって、捩じり部材によって当該筆記ペン先を周方向に回転可能にしているので、筆記ペン先に加圧力だけではなく回転力によって剪断減粘性インクを剪断して粘性を十分低下させて、書き味を確実に良好にできる。
また、可撓性筒体内のスクリューを設ければスクリューの回転で可撓性筒体内のインクを攪拌し剪断するので粘性がより低下しやすくなり、特に高擬塑性流体のインクを用いて筆記することが容易となる。
本発明の実施形態に係る筆記具の全体説明図で、(a)が斜視図、(b)が側面図、(c)が縦断面図、(d)が(b)とは別方向の側面図、(e)が(d)における縦断面図である。 スクリューの部品図で、(a)が正面図、(b)が先方からの斜視図、(c)が側面図、(d)が縦断面図、(e)が後方からの斜視図、(f)が後方視図である。 捩じり部材の部品図で、(a)が後方からの斜視図、(b)が後方からの視図、(c)が側面図、(d)が縦断面図、(e)が(c)とは別方向の側面図、(f)が(e)における縦断面図、(g)が先方からの斜視図、(h)が先方からの視図である。 継手の部品図で、(a)が先方からの斜視図、(b)が先方からの視図、(c)が側面図、(d)が縦断面図、(e)が後方からの斜視図、(f)が後方からの視図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面の参照によって説明する。
図1は実施形態に係る筆記具の全体説明図、図2はスクリューの部品図、図3は捩じり部材の部品図、図4は継手の部品図である。
図1に示すように、実施形態に係る筆記具は、剪断減粘性インクを収容した軸筒10の先端に筆記ペン先12を装着したものである。
前記軸筒10の先端には、筆記ペン先12にインクを導く可撓性筒体14と、前記筆記ペン先12への筆記荷重によって、当該筆記ペン先12を周方向に回転可能な捩じり部材16とを備えた筆記具である。
また、可撓性筒体14内には、当該筒体14内から前記筆記ペン先12に導いたインクを攪拌するためのスクリュー18を備えている。
また、実施形態では、筆記ペン先12は金属製または樹脂製のチップ先端にボールを回転可能に嵌入したもののであり、筆記具がボールペンとなっている。
ここで、前記筆記具には、前記捩じり部材16の先端開口に継手20が嵌り込み、その継手20によって前記筆記ペン先12を嵌着して支持している。
前記軸筒10は、後端が封鎖され、先端の開口部に前記スクリュー18が嵌着され、そのスクリュー18外周に捩じり部材16が配置されて、前記捩じり部材16(後の環状体16b)が前記スクリュー18の後部椀状部18aに固定されている。
前記スクリュー18は、図2に示すように、後部の椀状部18aの外周にフランジが拡径構成されて前記軸筒10に嵌着時に軸筒先端に該フランジが当接して位置決めする。当該椀状部18aには内部に先後に通して貫通孔18bが形成され、先端に攪拌棒状部18cが延びている。攪拌棒状部18cは周面に凹凸によって複数の溝が形成されており、先後に延びても、螺旋を形成してもよい。
前記捩じり部材16は、図3に示すように、先・後の環状体16a・16bを複数の螺旋状のブリッジ部16cで繋ぐ構造であり、先・後の環状体の間隔が狭めて伸縮することによってブリッジ部16cの倒れに応じ、先の環状体16aが後に環状体16bに対して周方向に位置ずれして回転する、すなわち捩じれる構造である。
前記可撓性筒体14は、柔軟性のある樹脂製例えばポリプロピレン製のフィルムからなるパイプである。
継手20は、図4に示すように外周にフランジのある概略筒構造である。該継手20には、図1に示すように先端に筆記ペン先12を嵌め込み、その筆記ペン先12内に後部から前記スクリュー18の攪拌棒状部18cを差し込んで位置させる。
上記のように、捩じり部材16の形状、スクリュー18の形状、可撓性筒体14との接続部に特徴的である。
なお、軸筒10、可撓性筒体14、捩じり部材16、スクリュー18、継手20各部は樹脂製として例えばポリアセタールやポリプロピレンであり、必要に応じて金属を用いることができる。
上記構成の実施形態に係る筆記具によれば、軸筒10の先端に備えた可撓性筒体14によって、筆記ペン先12にインクを導く。その際、前記筆記ペン先12への使用者による筆記荷重によって、捩じり部材16が当該筆記ペン先12を周方向に回転する。前記ペン先12内の前記スクリュー18の攪拌棒状部18cが前記筆記ペン先12と相対回転して前記筆記ペン先12内にてインクを攪拌する。
したがって、筆記ペン先12に加圧力だけではなく回転力によって剪断減粘性インクを剪断して粘性を十分低下させて、書き味を確実に良好にできる。
このため、粒子の大きな顔料を使用しても粒子が沈降による等の筆記不良を起こしにくい経時安定性に優れた高擬塑性流体のインクを使用できることで、一般的な筆記具では流出しにくいインクでも使用することができる。
また、可撓性筒体14内のスクリュー18の攪拌棒状部18cを前記筆記ペン先12内に差し込んで位置させているので、前記スクリュー18に対する前記筆記ペン先12の相対回転で可撓性筒体14内から前記筆記ペン先12に導いたインクを攪拌し剪断することによって、インクの粘性がより低下しやすくなりさらに、書きやすくなる。
また、筆記ペン先がボールペンであり、ボールの回転によってインクが剪断されるので粘性が低下する。
なお、本発明は実施形態に限定されず、種々に変形させて実施できる。
本発明の筆記具は、特に比重の高い顔料を使用した高擬塑性流体のインクを使用したボールペン、修正ペン等の筆記具に利用することができる。
10 軸筒
12 筆記ペン先
14 可撓性筒体
16 捩じり部材
16a・16b 環状体
16c ブリッジ部
18 スクリュー
20 継手

Claims (1)

  1. 剪断減粘性インクを収容した軸筒の先端に筆記ペン先を装着した筆記具において、
    軸筒の先端には、
    前記軸筒内のインクを筆記ペン先にインクを導く可撓性筒体と、
    後端の椀状部が前記軸筒先端に嵌着され、先端周面に凹凸の溝の形成された攪拌部のあるスクリューであって、前記攪拌部で前記可撓性筒体内から前記筆記ペン先に導かれたインクを攪拌するスクリューと、
    前記スクリューの椀状部のフランジに当接する後の部分、及び継手のフランジに当接する先の部分おいて先・後の部分同士がブリッジ部で繋がれていて、前記先・後の部分同士がそれらの間隔の伸縮によって周方向に位置ずれする捩じり部材とを備え、
    前記継手は、先端に前記ペン先が嵌め込まれると共に、後端が捩じり部材の先の部分の先端開口に嵌り込み、当該後端から前記攪拌部が差し込まれて前記ペン先内に前記攪拌部の先端が位置するものであり、
    前記筆記ペン先への筆記荷重によって、前記捩じり部材が、前記継手を介して前記筆記ペン先を周方向にスクリューに対して相対回転可能にしたことを特徴とする筆記具。
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