JP6403184B2 - 蒸着装置及びそれに適用するマスク組立体 - Google Patents

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Description

本発明は、蒸着装置及びそれに適用するマスク組立体に関する。
表示装置のうち有機発光表示装置は、それ自体が発光する自体発光型表示素子であって、視野角が広く、かつコントラストが優れるだけではなく、応答速度が速いという長所を有するため、次世代表示装置として注目を浴びている。
このような有機発光表示装置は、互いに対向する電極の間に少なくとも発光層を含む中間層を備える。前記電極及び中間層は様々な方法により形成されるが、そのうち一つの方法が蒸着方法である。
蒸着方法は、有機発光表示装置を製造するため、基板に形成される膜のパターンと同じ開口のパターンを有するマスクを介して基板に蒸着物質を蒸着して所望のパターンの膜を形成する方法である。
特開2008−198500号公報
一方、通常、マスクはマスクフレーム上に溶接などによって結合して蒸着工程に用いられるが、蒸着工程に用いられる基板が大型化にするにつれ、これに対応するマスクのサイズもまた大型化しつつある。
しかし、マスクのサイズの大型化に伴いマスクが蒸着工程中に下部に垂れる問題が発生している。このため、蒸着物質を、マスクを介して基板に蒸着する際に所望する膜のパターンより小さいサイズを有するかまたは、大きいサイズを有する膜のパターンが形成されるシャドウ効果が生じ、基板に蒸着不良が発生する。これは有機発光表示装置の発光時の混色などの問題をもたらす。
上記事情に鑑みて、本発明が解決しようとする課題は、マスクを水平方向に引張させてマスクが垂れることを防止することによってマスクを利用した蒸着工程中の基板の蒸着不良を減らすことができる蒸着装置及びこれに適用するマスク組立体を提供するものである。
本発明の課題は、以上で言及した技術的課題に制限されず、言及されていないまた他の技術的課題は次の記載から当業者に明確に理解できるであろう。
前記課題を達成するための本発明の一実施形態による蒸着装置は、フレーム開口部を有するマスクフレームと、前記フレーム開口部を覆うように前記マスクフレームの上面に結合されるマスクと、前記フレーム開口部の外周のうち少なくとも一部に配置されるが、前記マスクフレームの上面から突出するように配置され、前記マスクのうち前記フレーム開口部と対応する第1部分を前記マスクフレームの上面と接触する第2部分より前記マスクフレームの上面からの垂直距離が遠く位置するようにする引張部材を含む。
また前記課題を達成するための本発明のまた他の実施形態による蒸着装置は、フレーム開口部を有するマスクフレームと、前記フレーム開口部を覆うように前記マスクフレームの上面に結合されるマスクと、前記フレーム開口部の外周のうち少なくとも一部の下部または上部に配置され、上部または下部に移動して前記マスクのうち前記フレーム開口部と対応するマスクの第1部分を前記マスクフレームの上面と接触する第2部分より前記マスクフレームの上面からの垂直距離が遠く位置するようにする引張部材を含む。
また、前記課題を達成するための本発明の実施形態によるマスク組立体は、フレーム開口部を有するマスクフレームと、前記フレーム開口部を覆うように前記マスクフレームの上面に結合され、前記フレーム開口部と対応する第1部分と、前記マスクフレームの上面と接触する第2部分と、前記第1部分と第2部分との間に連結され、前記第1部分及び第2部分の各々より薄い厚さを有する第3部分と、を含むマスクを備える。
その他実施形態の具体的な内容は詳細な説明及び図面に含まれている。
本発明の実施形態によれば、少なくとも次のような効果がある。
本発明の一実施形態による蒸着装置は、マスクフレームのフレーム開口部の外周のうち少なくとも一部に引張部材を配置する際、溶接によって結合されたマスクフレームとマスクのうちマスクの下部を圧搾しつつマスクに接触させ、マスクの第1部分をマスクの第2部分よりマスクフレームの上面から遠く位置するようにし、マスクを水平方向に引張させることができる。
これによって、本発明の一実施形態による蒸着装置は、大型化する基板のサイズに合わせて大型化したマスクが蒸着工程中に垂れ下がることを防止し、マスクの垂れによって基板に蒸着物質を蒸着する際、所望する膜のパターンより小さいサイズを同一または大きいサイズを有する膜のパターンが形成されるシャドウ効果を防止できる。
したがって、本発明の一実施形態による蒸着装置は、マスクの垂れによって基板に蒸着不良が発生することを防止することができ、蒸着方法を利用して有機発光表示装置を製造する場合、有機発光表示装置の発光時の混色などの問題が発生することを防止できる。
本発明による効果は、以上で例示した内容によって制限されず、さらに多様な効果が本明細書内に含まれている。
本発明の一実施形態による蒸着装置を概略的に図示する断面図である。 図1に図示するマスクの一例を図示する平面図である。 図1に図示するマスクフレームと引張部材の配置を図示する平面図である。 図1の "A" の拡大図である。 図1に図示する引張部材の多様な実施形態を示す断面図である。 図1に図示する引張部材の多様な実施形態を示す断面図である。 図1に図示する引張部材の多様な実施形態を示す断面図である。 図1に図示する引張部材の多様な実施形態を示す断面図である。 図1に図示する引張部材の多様な実施形態を示す断面図である。 図1に図示する引張部材の多様な実施形態を示す断面図である。 図1に図示する引張部材の多様な実施形態を示す断面図である。 図1に図示する引張部材の多様な実施形態を示す断面図である。 図3に図示するマスクフレームと引張部材の配置の多様な実施形態を示す平面図である。 図3に図示するマスクフレームと引張部材の配置の多様な実施形態を示す平面図である。 図3に図示するマスクフレームと引張部材の配置の多様な実施形態を示す平面図である。 図3に図示するマスクフレームと引張部材の配置の多様な実施形態を示す平面図である。 図3に図示するマスクフレームと引張部材の配置の多様な実施形態を示す平面図である。 図3に図示するマスクフレームと引張部材の配置の多様な実施形態を示す平面図である。 本発明の一実施形態による蒸着装置に適用するマスク組立体の断面図である。 本発明のまた他の実施形態による蒸着装置を概略的に図示する断面図である。 本発明のまた他の実施形態による蒸着装置を概略的に図示する断面図である。 本発明のまた他の実施形態による蒸着装置を概略的に図示する断面図である。 本発明のまた他の実施形態による蒸着装置適用するマスク組立体の断面図である。
本発明の利点及び特徴、これらを達成する方法は添付する図面と共に詳細に後述する実施形態において明確になるであろう。しかし、本発明は、以下で開示する実施形態に限定されるものではなく、互いに異なる多様な形態で実現されるものであり、本実施形態は、単に本発明の開示を完全にし、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は、請求項の範囲によってのみ定義される。図面に表示する構成要素のサイズおよび相対的なサイズは説明を明瞭するため、誇張したものであり得る。明細書全体にかけて同一参照符号は同一構成要素を指称し、「および/または」は、言及されたアイテムの各々および一つ以上のすべての組合せを含む。
素子(elements)または層が他の素子または層「上(on)」と指称されるのは他の素子の真上または中間に他の層または他の素子を介在した場合をすべて含む。明細書全体にかけて同一参照符号は同一構成要素を指称する。
第1、第2などが多様な素子、構成要素を叙述するために使用されるが、これら素子、構成要素はこれらの用語によって制限されないことはいうまでもない。これらの用語は、単に一つ構成要素を他の構成要素と区別するために使用するものである。したがって、以下で言及される第1構成要素は本発明の技術的思想内で第2構成要であり得ることは勿論である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態による蒸着装置を概略的に図示する断面図であり、図2は、図1に図示するマスクの一例を図示する平面図である。
図1を参照すると、蒸着装置100は基板Sの所望する位置に蒸着物質を蒸着させ、膜のパターンを形成させるための装置である。
基板Sは表示装置用基板である。例えば、基板Sは有機発光表示装置、液晶表示装置、プラズマ表示装置のような表示装置用基板である。基板Sはベア基板(bare substrate)であるか、または一部薄膜や配線のような構造物が形成された基板である。また、基板Sは単一表示装置用基板であるか、または、複数の単位セルを含む母基板(マザーボード)として、後にカットして各セル単位で表示基板として収穫される母基板である。
蒸着装置100は、蒸着工程のための蒸着チャンバ、例えば真空蒸着チャンバの内部に設置され、マスクフレーム110、フレーム支持台120、マスク130、移送部140、引張部材150及び蒸着物質供給源160を含む。
マスクフレーム110は、マスク130を支持するものであり、溶接によってマスク130と結合できる。マスクフレーム110はマスク130を介して基板Sに蒸着物質を蒸着させる際、蒸着の邪魔にならない構造に形成される。例えばマスクフレーム110は内部にフレーム開口部FAPを有する帯形状を有する。
フレーム支持台120は、溶接によってマスク130と結合されたマスクフレーム110を支持し、マスクフレーム110と結合されたマスク130が蒸着チャンバの内部の工程が行われる空間に配置するように設置される。フレーム支持台120はマスク130を介して基板Sに蒸着物質を蒸着させる際、蒸着の邪魔にならない構造、例えば、マスクフレーム110のフレーム開口部FAPの外側である外周を支持できる構造に形成される。
マスク130は、マスクフレーム110のフレーム開口部FAPを覆うようにマスクフレーム110の上面に結合される。マスク130はマスクフレーム110のフレーム開口部FAPと対応する第1部分130a、マスクフレーム110の上面に接触し、第1部分130aよりマスク130からマスクフレーム110方向に低い位置に位置する第2部分130b、及び第1部分130aと第2部分130bからの間に連結される第3部分130cを含む。第1部分130a及び第2部分130bの各々と第3部分130cが連結される連結部は屈曲した形態を有する。マスク130は上部に配置される基板Sに蒸着物質を蒸着させ、所望する膜のパターンを形成させることを可能にするように図2に図示するように前記所望する膜のパターンと対応する位置に形成される複数のマスク開口MAPを含む。マスク130のうち複数のマスク開口MAPが形成された領域はマスクフレーム120のフレーム開口部FAPと対応する。複数のマスク開口MAPは例えば、基板Sに有機発光表示装置の赤色有機発光層、緑色有機発光層及び青色有機発光層のうち赤色有機発光層を形成させる場合、赤色有機発光層のパターンと対応する位置に形成される。マスク130はニッケル(Ni)、ニッケル合金、ニッケル−コバルト合金などの金属薄膜で形成される。図2において、複数のマスク開口MAPはスリット形状で形成されることを図示するが、ドット形状で形成され得、スリット形状とドット形状を含み、形成され得る。また、図2でマスク130は複数のマスク開口MAPがマスク130上で互いに分離しないことに構成されているが、これに限定されるものではない。すなわち、マスク130は複数のマスク開口MAPが一定方向に沿って分離できるように複数個のマスクストリップ(または分離マスク)で構成され得る。
移送部140は、マスク130の上面から離隔した上部に配置され、基板Sがマスク130の上面に隣接するかまたは接するように配置されるように基板Sを移送させる。このような移送部140は垂直移動ができるように構成される。
引張部材150は、フレーム開口部FAPの外周のうち少なくとも一部に配置されるが、マスクフレーム110の上面から突出する。例えば、引張部材150は図3に図示するようにフレーム開口部FAP内でフレーム開口部FAPの外周に沿って配置されるが、マスクフレーム110の上面に突出する一つのブロックを含む。
引張部材150は、フレーム開口部FAPの外周のうち少なくとも一部に配置する際、溶接によって結合されたマスクフレーム110とマスク130のうちマスク130の下部を圧搾しつつマスク130に接触する。この場合、引張部材150はマスク130の第1部分130aをマスク130の第2部分130bよりマスクフレーム110の上面から垂直距離が遠いように、すなわちマスクフレーム110からマスク130方向に高く位置するようにし、マスク130を水平方向に引張させる役割を果たす。これに伴い、マスク130が下部に垂れることを防止する。図示していないが、引張部材150はスクリューなどによってマスクフレーム110に結合または分離できる。引張部材150がマスクフレーム110にスクリューなどによって結合する際は、マスクフレーム110に接触または離隔できる。いくつかの実施形態で、引張部材150は長い長さを有し、スクリューなどによって蒸着チャンバの内壁に結合または分離できる。マスク130に接触する引張部材150の接触部Cに関する詳細な説明は後述する。
蒸着物質供給源160は、蒸着チャンバの内部空間中、マスク130の下面から離隔した下部に位置する空間に配置される。蒸着物質供給源160はマスク130のマスク開口MAPを介して基板Sに所望する膜のパターンが形成されるようにマスク130の下側からマスク130側に蒸着物質を供給する。例えば、蒸着物質供給源160はマスク130の下部からマスク130側に有機発光物質や電極物質など所定蒸着物質を増発させることによって、マスク130側で蒸着物質を供給する。この場合、蒸着物質供給源160は高温で蒸着物質を加熱し、その蒸着物質を増発させる増発元として具現される。
いくつかの実施形態で、前記蒸着物質供給源160は蒸着チャンバの内部で水平方向に所定距離移動できるように設置される。すなわち、蒸着チャンバの内部には蒸着物質供給源160を水平方向に所定距離移送させるための移送ユニットが設置される。
次は、マスク130に接触する引張部材150の接触部についてさらに詳細に説明する。引張部材150の接触部の断面は多角形、半球型、半楕円形及びこれらの組合せの形状のうち何れか一つの形状を有する。
図4は図1の"A"部分の拡大図である。
図4を参照すると、引張部材150の接触部Cは四角形状の断面を有する。このような引張部材150は垂直移動し、広い接触面積でマスク130の下部、具体的には第1部分130aを圧搾しつつ、第1部分130aに接触して固定され、第1部分130aを水平方向、具体的には第2部分130b方向に引張させる引張力を高める。これに伴い、引張部材150は大型化する基板サイズに合わせて大型化するマスク130の垂れを防止し、マスク130の垂れによって基板Sに蒸着物質を蒸着する際に所望する膜のパターンより小さいサイズを有するかまたは大きいサイズを有する膜のパターンが形成されるシャドウ効果を防止できる。ここで、引張部材150は第1部分130aを水平方向に引張させる際、第1部分130aを第3部分130cの幅分だけに引張させることができる。
以下では、前述した蒸着装置に適用する多様な形状の接触部を有する引張部材についてより詳細に説明する。
図5ないし図12は、図1に図示する引張部材の多様な実施形態を示す断面図である。
図5ないし図12の引張部材(150a〜150h)は、接触部(C1〜C8)の側面と、マスク130の第1部分130aと第3部分130cが接する部分の間に離隔空間が形成されるように形成される。これに伴い、引張部材(150a〜150h)がマスク130の第1部分130aを水平方向に引張させる際、引張力によって薄くなる厚さを有するマスク130の第3領域130cが引張部材(150a〜150h)の角によって損傷することが防止される。
具体的には、図5は引張部材150aが三角形断面形状の接触部C1を含むことを例示する。このような引張部材150aは、接触部C1とマスク130の第1領域130cの接触面積が小さい構造であり、マスク130のサイズが小さいため、マスク130の垂れ現象が大きく発生しない場合に適用され得る。
図6は、引張部材150bが六角断面形状の接触部C2を含むことを例示する。すなわち、引張部材150bは四角断面形状の接触部Cで上部の対向する両角が面取りされて形成された接触部C2を含む。このような引張部材150bは接触部C2の側面がマスク130の第1部分130aと第3部分130cが接する部分に接しないようにする構造であり、接触部C2とマスク130の第1部分130aの接触面積を大きくし、マスク130の第1部分130aを水平方向に引張させる引張力を高める。
図7は、引張部材150cが五角断面形状の接触部C3を含むことを例示する。すなわち、引張部材150cは四角断面形状の接触部Cで上部の対向する両角のうちマスク130の第1部分130aと第3部分130cが接する部分と対向する角が面取りされて形成された接触部C3を含む。このような引張部材150cも図6の引張部材150bのように接触部C3の側面がマスク130の第1部分130aと第3部分130cが接する部分に接しないようにする構造であり、接触部C3とマスク130の第1部分130aの接触面積を大きくし、マスク130の第1部分130aを水平方向に引張させる引張力を高める。
図8は、引張部材150dが四角断面形状の接触部Cで上部の対向する両角のうちマスク130の第1部分130aと第3部分130cが接する部分と対向する角を直線形状に面取りされ、残りの角がラウンド形状に面取りされて形成された接触部C4を含む。このような引張部材150dも図6の引張部材150bとのように接触部C4の側面がマスク130の第1部分130aと第3部分130cが接する部分に接しないようにする構造であり、接触部C4とマスク130の第1部分130aの接触面積を大きくし、マスク130の第1部分130aを水平方向に引張させる引張力を高める。
図9は、引張部材150eが半球型断面形状の接触部C5を含むことを例示する。このような引張部材150eは図5の引張部材150aより接触部C5とマスク130の第1領域130cの接触面積をもう少し大きくする構造であり、マスク130のサイズが小さいため、マスク130の垂れ現象が大きく発生しない場合、マスク130と安定した接触を成すために適用されることができる。
図10は、引張部材150fが半楕円形断面形状の接触部C6を含むことを例示する。このような引張部材150fも図6の引張部材150bのように接触部C6の側面がマスク130の第1部分130aと第3部分130cが接する部分に接しないようにする構造であり、接触部C6とマスク130の第1部分130aの接触面積を大きくし、マスク130の第1部分130aを水平方向に引張させる引張力を高める。
図11は、引張部材150gが四角断面形状の接触部Cで上部の対向する両角のうちマスク130の第1部分130aと第3部分130cが接する部分と対向する角がラウンド形状に面取りされ、残り角を直線形状に面取りされて形成された接触部C7を含む。このような引張部材150gも図6の引張部材150bのように接触部の側面がマスク130の第1部分130aと第3部分130cが接する部分に接しないようにする構造であり、接触部C7とマスク130の第1部分130aの接触面積を大きくし、マスク130の第1部分130aを水平方向に引張させる引張力を高める。
図12は、引張部材150hが四角断面形状の接触部Cで上部の対向する両角のうちマスク130の第1部分130aと第3部分130cが接する部分と対向する角がラウンド形状に面取りされて形成された接触部C8を含む。このような引張部材150hも図6の引張部材150bのように接触部C8の側面がマスク130の第1部分130aと第3部分130cが接する部分に接しないようにする構造であり、接触部C8とマスク130の第1部分130aの接触面積を大きくし、マスク130の第1部分130aを水平方向に引張させる引張力を高める。
以下、図3に図示するマスクフレームと引張部材の配置の多様な実施形態についてより詳細に説明する。
図13ないし図18は、図3に図示するマスクフレームと引張部材の配置の多様な実施形態を示す平面図である。
図13ないし図18は、マスクフレーム110のフレーム開口部FAPが例えば、四辺を有する四角平面形状を有する場合において、引張部材が前記四辺のうち何れか一つの辺に配置されるブロックを含み、マスクのうち所望する部分を水平方向に引張させる制御が可能であることを例示する。
具体的には、図13は引張部材250がマスクフレーム110のフレーム開口部FAP内でフレーム開口部FAPの外周のうちX軸方向に一側に配置されることを例示する。このような引張部材250はマスク130のサイズが小さいため、マスク130の垂れ現象が大きく発生しない場合、マスク130の一側に接触してマスク130の一側を水平方向に微細に引張させることに適用されることができる。
図14は、引張部材350がマスクフレーム110のフレーム開口部FAP内でフレーム開口部FAPの外周のうちX軸方向に両側に配置される第1ブロック351と第2ブロック352を含むことを例示する。このような引張部材350はマスク130がX軸方向に垂れる場合、第1ブロック351と第2ブロック352を介してマスク130をX軸方向に水平方向に均衡的に引張させ、マスク130が垂れることを防止できる。
図15は、引張部材450がマスクフレーム110のフレーム開口部FAP内でフレーム開口部FAPの外周のうちY軸方向に両側に配置される第1ブロック451と第2ブロック452を含むことを例示する。このような引張部材450はマスク130がY軸方向に垂れる場合、第1ブロック451と第2ブロック452を介してマスク130をY軸方向に水平方向に均衡的に引張させ、マスク130が垂れることを防止できる。
図16は、引張部材550がマスクフレーム110のフレーム開口部FAP内でフレーム開口部FAPの四辺の各々に配置される第1ブロック551、第2ブロック552、第3ブロック553及び第4ブロック554を含むことを例示する。このような引張部材550は第1ブロック551、第2ブロック552、第3ブロック553及び第4ブロック554の各々がマスク130の下部を圧搾しつつマスク130に接触することを独立的に制御することを可能にし、マスク130が垂れる位置に応じてマスク130を水平方向に引張させる位置を異なるようにすることができる。
図17は、引張部材650がマスクフレーム110のフレーム開口部FAPのフレーム開口部FAP内で四辺の各々に配置されるが、少なくとも一つの辺に分割された複数のブロックを配置するように第1ブロック651、第2ブロック652、第3ブロック653、第4ブロック654、第5ブロック655、第6ブロック656、第7ブロック657及び第8ブロック658を含むことを例示する。このような引張部材650は第1ブロック651、第2ブロック652、第3ブロック653、第4ブロック654、第5ブロック655、第6ブロック656、第7ブロック657及び第8ブロック658各々がマスク130の下部を圧搾しつつマスク130に接触することを独立的に制御することを可能にし、マスク130が垂れる位置に応じてマスク130を水平方向に引張させる位置をさらに細分化して異なるようにすることができる。
図18は、引張部材750がマスクフレーム110のフレーム開口部FAP内でフレーム開口部FAPの四辺に分割された複数のブロックを配置するが、複数のブロックが互いに離隔するように配置することを例示する。このような引張部材750は複数のブロックがマスク130の下部を圧搾しつつマスク130に接触することを独立的に制御することが可能であるとき、複数のブロック間の干渉が発生しないようにすることができる。
一方、マスク130を前述した引張部材(150、150a〜150h、250、350、450、550、650、750)を利用してマスク130を水平方向に引張させる際、複数のマスク開口MAP間のピッチが歪む場合があるが、このような歪みを考慮し、最初からマスク130に複数のマスク開口MAP間のピッチを調整して複数のマスク開口MAPが形成され得る。また、前述した引張部材(150、150a〜150h、250、350、450、550、650、750)が複数のマスク開口MAP間のピッチの歪みを許容する範囲でマスク130を水平方向に引張させるように制御できる。
上記のように本発明の一実施形態による蒸着装置100はフレーム開口部FAPの外周のうち少なくとも一部に引張部材150を配置する際、溶接によって結合されたマスクフレーム110とマスク130のうちマスク130の下部を圧搾しつつマスク130に接触させ、マスク130の第1部分130aをマスク130の第2部分130bよりマスクフレーム110の上面から垂直距離が遠いように、すなわちマスクフレーム110からマスク130方向に高く位置するようにし、マスク130を水平方向に引張させることができる。
これによって、本発明の一実施形態による蒸着装置100は大型化する基板Sのサイズに合わせて大型化するマスク130が蒸着工程中の垂れを防止し、マスク130の垂れによって基板Sに蒸着物質を蒸着する際、所望する膜のパターンより小さいサイズを有するかまたは大きいサイズを有する膜のパターンが形成されるシャドウ効果を防止できる。
したがって、本発明の一実施形態による蒸着装置100はマスク130の垂れによって基板Sに蒸着不良が発生することを防止でき、蒸着方法を利用して有機発光表示装置を製造する場合、有機発光表示装置の発光時の混色などの問題が発生することを防止できる。
次は、本発明の一実施形態による蒸着装置100に適用するマスク組立体の断面図である。
図19は、本発明の一実施形態による蒸着装置に適用するマスク組立体の断面図である。
図19を参照すると、本発明の一実施形態による蒸着装置100に適用するマスク組立体10はマスクフレーム110とマスク130を含む。
マスクフレーム110はマスク130を支持するものであり、溶接によってマスク130と結合する。マスクフレーム110はマスク130を介して基板Sに蒸着物質を蒸着させる際、蒸着の邪魔にならない構造に形成される。例えば、マスクフレーム110は内部にフレーム開口部FAPを有する帯形状を有する。
マスク130は、マスクフレーム110のフレーム開口部FAPを覆うようにマスクフレーム110の上面に結合される。マスク130はマスクフレーム110のフレーム開口部FAPと対応する第1部分130a、マスクフレーム110の上面に接触する第2部分130b、及び第1部分130aと第2部分130bの間に連結された第3部分130cを含む。ここで、図1の引張部材150がフレーム開口部FAPの外周のうち少なくとも一部に配置する際、マスクフレーム110の上面から突出するように配置されることによって、第1部分130aは第2部分130bよりマスクフレーム110からマスク130方向に高い位置に位置し、第1部分130a及び第2部分130bの各々と第3部分130cが連結される連結部は屈曲した形状を有する。そして、第3部分130cは引張部材150によって水平方向に引張して第1部分130a及び第2部分130bの各々より薄い厚さを有する。
次は、本発明のまた他の実施形態による蒸着装置800について説明する。
図20は、本発明のまた他の実施形態による蒸着装置を概略的に図示する断面図である。
図20を参照すると、本発明の本発明のまた他の実施形態による蒸着装置800は蒸着チャンバ、例えば、真空蒸着チャンバの内部に設置され得、マスクフレーム110、フレーム支持台120、マスク130、移送部140、引張部材850及び蒸着物質供給源160を含む。
本発明のまた他の実施形態による蒸着装置800は、図1の蒸着装置100と比較して引張部材850のみ異なり、同一な構成を有する。したがって、本発明のまた他の実施形態による蒸着装置800では引張部材850を中心に説明する。
引張部材850は、マスクフレーム110のフレーム開口部FAPの外周のうち少なくとも一部の下部に配置され、垂直移動するように形成される。このような引張部材850は移動ブロック851(またはブロックという)、スクリュー852、モータ853及びモータ支持部854を含む。
移動ブロック851は、上部に垂直移動してマスク130の下部を圧搾しつつ、マスク130に接触してマスク130を水平方向に引張させることができる。このような移動ブロック851は図3の引張部材150、図13の引張部材250、図14の引張部材350、図15の引張部材450、図16の引張部材550、図17の引張部材650及び図18の引張部材750のような配置形態で配置される。また、移動ブロック851は図4ないし図12の引張部材(150、150a、150b、150c、150d、150e、150f、150g、150h)の接触部のような形態で接触部を有し得る。
スクリュー852は、移動ブロック851に接続され、モータ853の駆動によって回転して移動ブロック851を上部に垂直移動させたり下部に垂直移動させたりできる。ここで、スクリュー852は最小限の移動ブロック851の個数と同じ個数を有し得、精密な制御のために移動ブロック851の個数以上の個数を有する。
モータ853は、スクリュー852に連結され、動力を発生させてスクリュー852を回転させる。モータ853の個数はスクリュー852の個数と同じである。モータ853の駆動は別途の制御部によって制御される。
モータ支持部854は、モータ853の下部に形成されてモータ853を支持する。
一方、図20で、引張部材850は移動ブロック851、スクリュー852、モータ853及びモータ支持部854を含む場合を図示するが、リフトピンを利用した移動部材またはリニアガイド及びスクリューを含む移動部材で構成される。
一方、マスク130を前述した引張部材850を利用して水平方向に引張させる際、複数のマスク開口MAP間ピッチが歪む場合があるが、このような歪みを考慮して最初からマスク130に複数のマスク開口MAP間のピッチが調整されて複数のマスク開口MAPが形成される。また、前述した引張部材850が複数のマスク開口MAP間ピッチの歪みを許容する範囲でマスク130を水平方向に引張させるように制御できる。
上記のように、本発明のまた他の実施形態によるフレーム開口部FAPの外周のうち少なくとも一部の下部に引張部材850を配置させて上部に移動させるように形成し、マスク130の下部を圧搾しつつ、マスク130に接触してマスク130の第1部分130aをマスク130の第2部分130bよりマスクフレーム110の上面から垂直距離が遠いように、すなわちマスクフレーム110からマスク130方向に高く位置するようにし、マスク130を水平方向に引張させることができる。
これによって、本発明のまた他の実施形態による蒸着装置800は大型化する基板Sのサイズに合わせて大型化するマスク130が蒸着工程中に垂れることを防止し、マスク130の垂れによって基板Sに蒸着物質を蒸着する際、所望する膜のパターンより小さいサイズを有するかまたは大きいサイズを有する膜のパターンが形成されるシャドウ効果を防止できる。
したがって、本発明のまた他の実施形態による蒸着装置800はマスク130の垂れることによって基板Sに蒸着不良が発生することを防止でき、蒸着方法を利用して有機発光表示装置を製造する場合、有機発光表示装置の発光時の混色などの問題が発生することを防止できる。
次に、本発明のまた他の実施形態による蒸着装置900について説明する。
図21は、本発明のまた他の実施形態による蒸着装置を概略的に図示する断面図である。
図21を参照すると、本発明の本発明のまた他の実施形態による蒸着装置900は蒸着チャンバ、例えば真空蒸着チャンバの内部に設置され得、マスクフレーム110、フレーム支持台120、マスク930、移送部140、引張部材950及び蒸着物質供給源160を含む。
本発明のまた他の実施形態による蒸着装置900は、図1の蒸着装置100に比較してマスク930と引張部材950のみ異なり、同じ構成を有する。したがって、本発明のまた他の実施形態による蒸着装置900ではマスク930と引張部材950を中心に説明する。
マスク930は、マスクフレーム110のフレーム開口部FAPを覆うようにマスクフレーム110の上面に結合され、マスクフレーム110のフレーム開口部FAPと対応する第1部分930a、マスクフレーム110の上面に接触する第2領域930b、及び第1部分930aと第2部分930bとの間に連結された第3部分930cを含み、図1のマスク130と類似する。ただし、マスク930の第1部分930aが第2部分930bよりマスク130からマスクフレーム110方向に低い位置に位置する。
引張部材950は、マスクフレーム110のフレーム開口部FAPの外周のうち少なくとも一部に配置されるが、マスク130の下部に固定されるように配置され、垂直移動するように形成される。引張部材950は移動ブロック951(またはブロックという)、スクリュー952、モータ953及びモータ支持部954を含む。
移動ブロック951は、マスク930に固定された状態で下部に垂直移動してマスク130を水平方向に引張させることができる。このような移動ブロック951は図3の引張部材150、図13の引張部材250、図14の引張部材350、図15の引張部材450、図16の引張部材550、図17の引張部材650及び図18の引張部材750のような配置形態に配置される。また、移動ブロック951は図4ないし図12の引張部材(150、150a、150b、150c、150d、150e、150f、150g、150h)の接触部のような形態で接触部を有する。
一方、移動ブロック951はマスク930の下部に固定される前に、マスクフレーム110のフレーム開口部FAPの外周のうち少なくとも一部の下部に配置された状態である。このような移動ブロック951はマスク930の下部に固定されるために上部に垂直移動してスクリューなどによってマスク930に固定される。
スクリュー952は、移動ブロック951に接続され、モータ953の駆動によって回転して移動ブロック851を上部に垂直移動させるかまたは下部に垂直移動させる。ここで、スクリュー952は最小限の移動ブロック951の個数と同じ個数を有し得、精密な制御のために移動ブロック951の個数以上の個数を有する。
モータ953は、スクリュー952に連結され、動力を発生させてスクリュー952を回転させる。モータ953の個数はスクリュー952の個数と同じである。モータ953の駆動は別途の制御部によって制御される。
モータ支持部954は、モータ953の下部に形成されてモータ953を支持する。
一方、図21で引張部材950は移動ブロック951、スクリュー952、モータ953及びモータ支持部954を含むものを図示するが、リフトピンを利用した移動部材またはリニアガイド及びスクリューを含む移動部材で構成される。
また、マスク930を前述した引張部材950を利用して水平方向に引張させる際、複数のマスク開口(図2のMAPを参照)間ピッチが歪む場合があるが、このような歪みを考慮し、最初からマスク930に複数のマスク開口MAP間のピッチが調整され、複数のマスク開口MAPが形成される。また、前述した引張部材950が複数のマスク開口MAP間ピッチの歪みを許容する範囲でマスク930を水平方向に引張させるように制御できる。
上記の通りに本発明のまた他の実施形態による蒸着装置900は、引張部材950をマスクフレーム110のフレーム開口部FAPの外周のうち少なくとも一部に配置させるが、マスク930の下部に固定されるように配置させ、下部に移動するように形成してマスク930の第1部分930aをマスク930の第2部分930bよりマスクフレーム110の上面から垂直距離が遠いように、すなわちマスク130でマスクフレーム110方向に低く位置するようにし、マスク930を水平方向に引張させることができる。
これによって、本発明のまた他の実施形態による蒸着装置900は大型化する基板Sのサイズに合わせて大型化するマスク930が蒸着工程中の垂れを防止し、マスク930の垂れによって基板Sに蒸着物質を蒸着する際に所望する膜のパターンより小さいサイズを有するかまたは大きいサイズを有する膜のパターンが形成されるシャドウ効果を防止できる。
したがって、本発明のまた他の実施形態による蒸着装置900は、マスク930の垂れによって基板Sに蒸着不良が発生することを防止でき、蒸着方法を利用して有機発光表示装置を製造する場合、有機発光表示装置の発光時の混色などの問題が発生することを防止できる。
次に、本発明のまた他の実施形態による蒸着装置1000について説明する。
図22は、本発明のまた他の実施形態による蒸着装置を概略的に図示する断面図である。
図22を参照すると、本発明の本発明のまた他の実施形態による蒸着装置1000は蒸着チャンバ、例えば真空蒸着チャンバの内部に設置され、マスクフレーム110、フレーム支持台120、マスク930、移送部140、引張部材1050及び蒸着物質供給源160を含む。
本発明のまた他の実施形態による蒸着装置1000は、図1の蒸着装置100と比較してマスク930と引張部材1050のみが異なり、同じ構成を有する。これに伴い、本発明のまた他の実施形態による蒸着装置1000ではマスク930と引張部材1050を中心に説明する。
マスク930は、マスクフレーム110のフレーム開口部FAPを覆うようにマスクフレーム110の上面に結合され、マスクフレーム110のフレーム開口部FAPと対応する第1部分930a、マスクフレーム110の上面に接触する第2領域930b、及び第1部分930aと第2部分930bとの間に連結された第3部分930cを含むものであって、図1のマスク130と類似する。ただし、マスク930の第1部分930aが第2部分930bよりマスク130からマスクフレーム110方向に低い位置に位置する。
引張部材1050は、マスクフレーム110のフレーム開口部FAPの外周のうち少なくとも一部に配置されるが、マスク130の上部に配置され、下部に移動するように形成される。引張部材1050は押すことが可能なプレスブロック(またはブロックという)で構成される。
引張部材1050を構成するプレスブロックは下部に垂直移動してマスク130の上部を圧搾しつつ、マスク130に接触することによってマスク130を水平方向に引張させることができる。このような引張部材1050は、図3の引張部材150、図13の引張部材250、図14の引張部材350、図15の引張部材450、図16の引張部材550、図17の引張部材650及び図18の引張部材750のような配置形態に配置される。また、引張部材1050は図4ないし図12の引張部材(150、150a、150b、150c、150d、150e、150f、150g、150h)の接触部のような形態で接触部を有する。
一方、図示してはいないが、プレスブロックで構成される引張部材1050は下部に移動するためにスクリュー及びモータなどのような構成をさらに含む。
また、マスク930を前述した引張部材1050を利用して水平方向に引張させる際、複数のマスク開口(図2のMAPを参照)間のピッチが歪む場合があるが、このような歪みを考慮して最初からマスク930に複数のマスク開口MAP間のピッチが調整され、複数のマスク開口MAPが形成される。また、前述した引張部材1050が複数のマスク開口MAP間のピッチの歪みを許容する範囲でマスク930を水平方向に引張させるように制御できる。
上記のように、本発明のまた他の実施形態による蒸着装置1000は、引張部材1050をマスクフレーム110のフレーム開口部FAPの外周のうち少なくとも一部に配置させるが、マスク930の上部に配置させて下部に移動するように形成し、マスク930の上部を圧搾しつつ、マスク930に接触してマスク930の第1部分930aをマスク930の第2部分930bよりマスクフレーム110の上面から垂直距離が遠いように、すなわちマスク130からマスクフレーム110方向に低く位置するようにし、マスク930を水平方向に引張させることができる。
これによって、本発明のまた他の実施形態による蒸着装置1000は、大型化する基板Sのサイズに合わせて大型化するマスク930が蒸着工程中の垂れを防止し、マスク930の垂れによって基板Sに蒸着物質を蒸着する際、所望する膜のパターンより小さいサイズを有するかまたは大きいサイズを有する膜のパターンが形成されるシャドウ効果を防止できる。
したがって、本発明のまた他の実施形態による蒸着装置1000は、マスク930が垂れることによって基板Sに蒸着不良が発生することを防止でき、マスク930が垂れることによって基板Sに蒸着不良が発生することを防止でき、蒸着方法を利用して有機発光表示装置を製造する場合、有機発光表示装置の発光時の混色などの問題が発生することを防止できる。
次は、本発明のまた他の実施形態による蒸着装置(900、1000)に適用するマスク組立体の断面図である。
図23は、本発明のまた他の実施形態による蒸着装置に適用するマスク組立体の断面図である。
図23を参照すると、本発明の一実施形態による蒸着装置(900、1000)に適用するマスク組立体20はマスクフレーム110とマスク930を含む。
マスクフレーム110は、マスク930を支持するものであり、溶接によってマスク930と結合する。マスクフレーム110はマスク930を介して基板Sに蒸着物質を蒸着させる際、蒸着の邪魔にならない構造に形成される。例えば、マスクフレーム110は、内部にフレーム開口部FAPを有する帯形状を有する。
マスク930は、マスクフレーム110のフレーム開口部FAPを覆うようにマスクフレーム110の上面に結合される。マスク930はマスクフレーム110のフレーム開口部FAPと対応する第1部分930a、マスクフレーム110の上面に接触する第2部分930b、及び第1部分930aと第2部分930bとの間に連結された第3部分930cを含む。ここで、図21及び図22の引張部材(950、1050)が下部に垂直移動してマスク930を水平方向に引張させることによって、第1部分930aは第2部分930bよりマスク130からマスクフレーム110方向に低く位置し、第1部分930a及び第2部分930bの各々と第3部分930cが連結される連結部は屈曲陣形態を有する。そして、第3部分930cは、引張部材(950、1050)により水平方向に引張して第1部分930a及び第2部分930bの各々より薄い厚さを有する。
以上、添付する図面を参照して本発明の実施形態について説明したが、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者は、本発明のその技術的思想や必須の特徴を変更しない範囲で、他の具体的な形態で実施され得ることを理解できる。したがって、上記実施形態はすべての面で例示的なものであり、限定的なものではないと理解しなければならない。
100、800、900、1000 蒸着装置
110 マスクフレーム
120 フレーム支持台
130、930 マスク
140 移送部
150、150a〜150h、250、350、440、550、650、750、850、950、1050 引張部材
160 蒸着物質供給源

Claims (9)

  1. フレーム開口部を有するマスクフレームと、
    前記フレーム開口部を覆うように前記マスクフレームの上面に結合されるマスクと、
    前記フレーム開口部の外周のうち少なくとも一部の下部または上部に配置され、上部または下部に移動して前記マスクのうち前記フレーム開口部と対応するマスクの第1部分を前記マスクフレームの上面と接触する第2部分より前記マスクフレームの上面からの垂直距離が遠く位置するようにする引張部材を含み、
    前記引張部材は、前記フレーム開口部の外周の前記マスクフレームの内側面に接触し、前記フレーム開口部内でモータの駆動によって前記上部または下部への移動をし、
    前記引張部材と前記マスクとの接触点によって前記第1部分の前記マスクフレームの上面からの垂直距離を規定し、
    前記マスクフレームの重量はフレーム支持台により支持され固定され
    前記マスクは、前記第1部分と前記第2部分との間に連結された第3部分を含み、
    前記第3部分は前記第1部分及び前記第2部分の各々より薄い厚さを有する、蒸着装置。
  2. 前記第1部分が前記第2部分より前記マスクフレームから前記マスク方向に高い位置に位置する請求項1に記載の蒸着装置。
  3. 前記第1部分が前記第2部分より前記マスクで前記マスクフレーム方向に低い位置に位置する請求項1に記載の蒸着装置。
  4. 前記引張部材は、前記フレーム開口部内で前記フレーム開口部の外周に沿って配置される一つのブロックを含む請求項1〜3のいずれか一項に記載の蒸着装置。
  5. 前記引張部材は、前記マスクと接触する接触部を含み、前記接触部の断面は多角形、半球型、半楕円形及びこれらの組合せ形状のうち何れか一つを有する請求項1〜4のいずれか一項に記載の蒸着装置。
  6. 前記マスクは、前記第1部分と第2部分との間に連結された第3部分を含み、
    前記引張部材は、前記マスクの第1部分と接触する接触部を含み、
    前記第1部分と第3部分が接する部分と前記接触部の側面との間に離隔空間が形成される請求項1〜5のいずれか一項に記載の蒸着装置。
  7. 前記フレーム開口部は、四辺を有する四角平面形状を有し、
    前記引張部材は、前記四辺のうち少なくとも何れか一つの辺に配置されるブロックを含む請求項1〜6のいずれか一項に記載の蒸着装置。
  8. 前記フレーム開口部は、四辺を有する四角平面形状を有し、
    前記引張部材は、前記四辺のうち少なくとも何れか一つの辺に分割された複数のブロックを含み、
    前記複数のブロックは、互いに接するかまたは互いに離隔するように配置される請求項1〜7のいずれか一項に記載の蒸着装置。
  9. 前記マスクの上面から離隔した上部に配置され、前記マスクの上面に基板を配置させる移送部と、
    前記マスクの下面から離隔した下部に配置され、前記マスクを介して前記基板に蒸着物を供給する蒸着物質供給源をさらに含む請求項1〜8のいずれか一項に記載の蒸着装置。
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