JP6403056B2 - 作業車両 - Google Patents

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Description

本発明は、作業車両に関し、特に運転座席の近傍にディスプレイを備えた作業車両に関する。
従来、農作業用のトラクタ(特許文献1参照)や土木作業用のホイルローダといった作業車両が知られている。このような作業車両には作業内容に応じた作業機を装着して使用するものがある。例えば、トラクタにはロータリ、プラウ、ハロー等を装着することができる。
トラクタに作業機を装着する方式には標準3点リンク又は特殊3点リンクといった3点リンク方式があり、左右一本ずつのリフトアーム、リフトロッド(リフトリンク)で吊られるロワリンクと、中央上部に位置する1本のトップリンクの合計3本のリンクで作業機を支持するようになっている(特許文献2参照)。ここで、同じトラクタであっても装着する作業機に応じてリフトアームやロワリンクの穴位置、トップリンクの長さなどの装着条件を変える必要がある。
特開2010−163036号公報 特開2004−225号公報
ところで、一般的に同じ作業機を頻繁に使用することは少なく、一年に一度だけ使用するという場合も多い。このような場合、オペレータはその作業機の前回の装着条件を思い出すことが難しいため、作業機毎に装着条件をノート等に記録しているのが一般的である。しかしながら、ノートから記録した箇所を探すのが煩雑であったり、記録したノートをなくしてしまったりするという問題がある。
本発明は、オペレータが作業機の装着条件を入力でき、入力された装着条件を記憶し、記憶された装着条件を適時表示できる作業車両を提供することを目的とする。
本発明の作業車両は、運転座席の近傍に設けられた表示部と、前記表示部に表示された項目を選択及び決定操作するための操作部と、作業機の装着条件を入力可能なメモ画像を記憶する記憶部と、前記記憶部から前記メモ画像を読み出して前記表示部に表示させ、前記操作部による前記装着条件の入力を受け付け、前記装着条件が入力された前記メモ画像を前記記憶部に記憶させるように制御する制御部とを備えた作業車両であって、前記メモ画像は、作業機を装着する部分の作業車両のリンク機構の図が記され、前記作業車両のリンク機構の図には、前記装着条件としてのトップリンクの長さ、リフトリンク穴、ロアリンク穴の取付け位置が記されているものである。
上記の作業車両において、前記記憶部は、複数の作業機が記された作業機選択画像を記憶し、前記表示部は、所望の作業機が選択できるように前記作業機選択画像を表示し、前記操作部によって前記作業機選択画像から所望の作業機が決定操作された場合、前記制御部は、決定操作された作業機に対応する前記メモ画像を前記記憶部から読み出して前記表示部に表示させるように制御するようにしてもよい。
また上記の作業車両において、前記メモ画像には、作業機を装着する部分の図と、この図に対応させた装着条件の各項目とが予め記されていることとしてもよい。
また上記の作業車両において、前記操作部は、前記表示部と一体に設けられた複数のボタン及びエンコーダダイヤルであることとしてもよい。
本発明の作業車両によれば、メモ画像を用いることにより、オペレータが作業機の装着条件を入力でき、入力された装着条件を記憶し、記憶された装着条件を適時表示できるようにしている。よって、オペレータは作業機の装着条件をノートに記録する代わりにメモ画像に記憶させることができる。そのため、ノートから記録した箇所を探すのが煩雑であったり、記録したノートをなくしてしまったりするという問題がなくなり、必要な時にすぐにメモ画像で作業機の装着条件を確認することができる。その結果、一年に一度使用するだけの作業機であっても短時間で装着でき、作業効率が向上する。
また、本発明の作業車両によれば、作業機選択画像を用いることで、複数の作業機のメモ画像から所望の作業機のメモ画像を容易に表示できる。
また、本発明の作業車両によれば、メモ画像に作業機を装着する部分の図と、この図に対応させた装着条件の各項目とを予め記しておくことにより、オペレータが理解しやすくなり、メモ画像の利便性が向上する。
また、本発明の作業車両によれば、表示部と一体に設けられた複数のボタン及びエンコーダダイヤルを操作部として用いることにより、直感的で速やかな操作が可能となる。
トラクタの外観斜視図である。 図1の矢印Xから見た図である。 図1の矢印Yから見た図である。 図1の矢印Zから見た図である。 トラクタのリンク機構を示す図である。 トラクタの運転座席とその周囲を示す図である。 オペレータの視界を示す図である。 トラクタの情報ネットワークを示す図である。 ディスプレイを示す図である。 ディスプレイに関する制御システムを示す図である。 ディスプレイに表示された画面を示す図である。 ディスプレイに表示された画面を示す図である。 ディスプレイに表示された画面を示す図である。 ディスプレイに表示された画面を示す図である。 ディスプレイに表示された画面を示す図である。 ディスプレイに表示された画面を示す図である。 ディスプレイに表示された画面を示す図である。
本発明の技術的思想は、あらゆる作業車両に適用することが可能である。以下では、代表的な作業車両であるトラクタを用いて説明する。
まず、トラクタ1について簡単に説明する。
図1は、トラクタ1を示している。図2は、図1の矢印Xから見た図であり、図3は、図1の矢印Yから見た図である。また、図4は、図1の矢印Zから見た図である。なお、図中には、トラクタ1の前後方向、左右方向及び上下方向を表す。
トラクタ1は、主に、フレーム11と、エンジン12と、トランスミッション13と、フロントアクスル14と、リヤアクスル15と、で構成されている。また、トラクタ1は、キャビン16を備えている。キャビン16は、その内側が操縦室になっており、運転座席161のほか、アクセルペダル162やシフトレバー163などが配置されている(図6参照)。
フレーム11は、トラクタ1の前部における骨格をなす。フレーム11は、トランスミッション13やリヤアクスル15とともにトラクタ1のシャシを構成する。以下に説明するエンジン12は、フレーム11によって支持される。
エンジン12は、燃料を燃焼させて得た熱エネルギーを運動エネルギーに変換する。つまり、エンジン12は、燃料を燃やすことによって回転動力を生み出す。なお、エンジン12には、エンジン制御装置が接続されている(図示せず)。エンジン制御装置は、オペレータがアクセルペダル162(図6参照)を操作すると、その操作に応じてエンジン12の運転状態を変更する。また、エンジン12には、排気浄化装置12Eが備えられている。排気浄化装置12Eは、排気に含まれる微粒子や一酸化炭素、炭化水素などを酸化させる。
トランスミッション13は、エンジン12の回転動力をフロントアクスル14やリヤアクスル15に伝達する。トランスミッション13には、連結機構を介してエンジン12の回転動力が入力される。なお、トランスミッション13には、無段変速装置(HST若しくはHMT、図示せず)が備えられている。無段変速装置は、オペレータがシフトレバー163(図6参照)を操作すると、その操作に応じてトランスミッション13の作動状態を変更する。
フロントアクスル14は、エンジン12の回転動力をフロントタイヤ141に伝達する。フロントアクスル14には、トランスミッション13を介してエンジン12の回転動力が入力される。なお、フロントアクスル14には、操舵装置が並設されている(図示せず)。操舵装置は、オペレータがハンドル164(図6参照)を操作すると、その操作に応じてフロントタイヤ141の舵角を変更する。
リヤアクスル15は、エンジン12の回転動力をリヤタイヤ151に伝達する。リヤアクスル15には、トランスミッション13を介してエンジン12の回転動力が入力される。なお、リヤアクスル15には、PTO出力装置(図示せず)が設けられている。PTO出力装置は、オペレータがPTOスイッチ165(図6参照)を操作すると、その操作に応じて牽引する作業機に回転動力を伝達する。また、リヤアクスル15には、リンク機構35が設けられている(図5参照)。
図5は、トラクタ1のリンク機構35を示している。なお、以下では、リンク機構35にロータリが取り付けられた状態を想定して説明する。
リンク機構35は、ロータリの高さ自動制御や傾き自動制御を実現できる。リンク機構35は、トップブラケット351と、トップリンク352と、を具備している。また、リンク機構35は、ロワブラケット353と、ロワリンク354と、を具備している。更に、リンク機構35は、リフトアーム355と、昇降用アクチュエータ356と、リフトリンク357と、傾倒用アクチュエータ358と、を具備している。
トップブラケット351は、リヤアクスル15の後部に取り付けられている。トップブラケット351は、互いに平行となる二枚のプレートを溶接したヒンジ部を有している。ヒンジ部には、水平方向に二枚のプレートを貫くピン孔が設けられている。ピン孔は3つ設けられており、上から順にNo.1、No.2、No.3と称する。何れのピン孔を使用するかは装着する作業機によって決まる。
トップリンク352は、トップブラケット351のヒンジ部に取り付けられている。トップリンク352は、基端部に取り付けられたクレビスのピン孔とトップブラケット351のピン孔を重ね合わせた状態でピンP1が挿入されることにより、該ピンP1を中心として回動自在に連結されている。また、トップリンク352は、先端部に取り付けられたクレビスのピン孔とロータリのピン孔を重ね合わせた状態でピン(図示せず)が挿入されることにより、該ピンを中心として回動自在に連結されている。
また、トップリンク352は、両側ともターンバックルになっており、作業機を取り付けたままトップリンク352の長さを作業機に合わせて変えることが可能である。
ロワブラケット353は、リヤアクスル15の下部に取り付けられている。ロワブラケット353は、互いに平行となる二枚のプレートを溶接したヒンジ部を有している。ヒンジ部には、水平方向に二枚のプレートを貫くピン孔が設けられている。
ロワリンク354は、ロワブラケット353のヒンジ部に取り付けられている。ロワリンク354は、基端部に設けられたピン孔とロワブラケット353のピン孔を重ね合わせた状態でピンP2が挿入されることにより、該ピンP2を中心として回動自在に連結されている。また、ロワリンク354は、先端部に取り付けられたフックがロータリのロッド(図示せず)に掛けられることにより、該ロッドを中心として回動自在に連結されている。
リフトアーム355は、リヤアクスル15の側部に取り付けられている。リフトアーム355は、基端部に設けられたピン孔にリヤアクスル15のピンP3が嵌め込まれることにより、該ピンP3を中心として回動自在に連結されている。また、リフトアーム355は、先端部にクレビスが形成されており、該クレビスにユニバーサルジョイント355Jが取り付けられている。
昇降用アクチュエータ356は、リフトアーム355の中央部に取り付けられている。昇降用アクチュエータ356は、シリンダに取り付けられたクレビスのピン孔とリフトアーム355のピン孔を重ね合わせた状態でピンP4が挿入されることにより、該ピンP4を中心として回動自在に連結されている。また、昇降用アクチュエータ356は、ピストンロッドに取り付けられたクレビスのピン孔とロワブラケット353のピン孔を重ね合わせた状態でピンP5が挿入されることにより、該ピンP5を中心として回動自在に連結されている。
リフトリンク357は、左側のリフトアーム355とロワリンク354に取り付けられている。リフトリンク357は、基端部に取り付けられたクレビスのピン孔とユニバーサルジョイント355Jのピン孔を重ね合わせた状態でピンP6が挿入されることにより、該ピンP6を中心として回動自在に連結されている。また、リフトリンク357は、先端部に取り付けられたクレビスのピン孔とロワリンク354のピン孔を重ね合わせた状態でピンP7が挿入されることにより、該ピンP7を中心として回動自在に連結されている。
ピンP7が挿入されるリフトリンク357のクレビスのピン孔は3つ設けられており、上から順に上穴、中穴、下穴と称する。一方、ピンP7が挿入されるロワリンク354のピン孔も3つ設けられており、前から順に前穴、中穴、後穴と称する。何れのピン孔を使用するかは装着する作業機によって決まる。
傾倒用アクチュエータ358は、右側のリフトアーム355とロワリンク354に取り付けられている。傾倒用アクチュエータ358は、シリンダに取り付けられたクレビスのピン孔とユニバーサルジョイント355Jのピン孔を重ね合わせた状態でピンP8が挿入されることにより、該ピンP8を中心として回動自在に連結されている。また、傾倒用アクチュエータ358は、ピストンロッドに取り付けられたクレビスのピン孔とロワリンク354のピン孔を重ね合わせた状態でピンP9が挿入されることにより、該ピンP9を中心として回動自在に連結されている。
次に、トラクタ1の操縦室について説明する。
図6は、運転座席161とその周囲を示している。また、図7は、オペレータの視界を示している。
上述したように、キャビン16は、その内側が操縦室になっており、運転座席161のほか、アクセルペダル162やシフトレバー163などが配置されている。また、運転座席161の周囲には、ブレーキペダル166やクラッチペダル167、リバーサレバー168、スピードダイヤル169、インストルメントパネル170などが配置されている。オペレータは、運転座席161に座った状態でアクセルペダル162やシフトレバー163などを操作し、トラクタ1を操縦することができる。
また、サイドコンソールにコントロールパネル171が配置されており、コントロールパネル171内には3P切換えスイッチなどが配置されている。3P切換えスイッチは例えば1〜4の切り替え位置を有している。オペレータは、作業機を付け替えたとき、その作業機によって定まる3点リンクの取付状態に応じて、3P切換えスイッチを1〜4の何れかの位置に切り替える。
更に、本トラクタ1においては、運転座席161の近傍にディスプレイ2を具備している。ディスプレイ2は、オペレータが右手で操作できるよう、運転座席161の右前側に配置されている。以下に、トラクタ1の情報ネットワークについて簡単に説明するとともに、ディスプレイ2及び該ディスプレイ2に関する制御システムについて説明する。
図8は、トラクタ1の情報ネットワークを示している。図9は、ディスプレイ2を示している。図10は、ディスプレイ2に関する制御システムを示している。制御装置3は記憶部31を備え、制御に必要な情報を記憶しておくことが可能である。なお、記憶部31は制御装置3の外部に設けてもよい。
本トラクタ1は、最大限の性能を発揮できるよう、各所に情報ネットワークが張り巡らされている。具体的には、エンジン12のほか、トランスミッション13、インストルメントパネル170、コントロールパネル171、ディスプレイ2が互いに情報を共有できるコントローラ・エリア・ネットワーク(CAN)を構成している。
本トラクタ1において、ディスプレイ2は、サイドコンソールの上に配置されている(図6、図7参照)。ディスプレイ2は、液晶パネル(表示部)21と、エンコーダダイヤル(操作部)22と、エンターボタン(操作部)23と、5つのコマンドボタン(操作部)24〜28とが一体に設けられて構成される。
液晶パネル21は、ディスプレイ2の前面中央に設けられている。液晶パネル21は、制御装置(制御部)3からの指示に基づいて所定の画面を表示できる。例えば、液晶パネル21は、制御装置3からの指示に基づいてオープニング画面S1を表示できる(図11参照)。また、液晶パネル21は、制御装置3からの指示に基づいてその他の画面を表示できる(図12から図17参照)。なお、表示部は液晶パネル21に限定されることはなく、有機EL(electroluminescence)又は無機ELを用いたELパネル等の薄型表示パネルなどを用いることもできる。
エンコーダダイヤル22は、ディスプレイ2の上面右側に設けられている。エンコーダダイヤル22は、ロータリエンコーダを内蔵し、液晶パネル21に表示された要素(項目)の選択に際して、タブをスクロールさせる若しくはハイライト表示をトラバースさせる旨のオペレータの意思(選択操作)を制御装置3へ伝達できる。例えば、エンコーダダイヤル22は、表示された数字や英文字の選択に際して、タブをスクロール(図12参照)させる旨のオペレータの意思や、ハイライト表示をトラバース(図17参照)させる旨のオペレータの意思を制御装置3へ伝達できる。また、エンコーダダイヤル22は、表示されたアイコンの選択に際して、ハイライト表示をトラバースさせる旨のオペレータの意思を制御装置3へ伝達できる(図13から図17参照)。
エンターボタン23は、エンコーダダイヤル22と一体的に設けられている。エンターボタン23は、エンコーダダイヤル22の上下動に対応した操作ボタンであり、エンコーダダイヤル22の上面が押されることによって操作される。なお、エンターボタン23は、エンコーダダイヤル22の上端面に設けた押しボタンであってもよい。
エンターボタン23は、液晶パネル21に表示された要素(項目)のうち、一の要素を決定した旨のオペレータの意思(決定操作)を制御装置3へ伝達できる。例えば、エンターボタン23は、表示された数字や英文字のうち、一の数字若しくは英文字を決定した旨のオペレータの意思を制御装置3へ伝達できる(図12、図17参照)。また、エンターボタン23は、表示されたアイコンのうち、一のアイコンを決定した旨のオペレータの意思を制御装置3へ伝達できる(図13から図17参照)。
5つのコマンドボタン24〜28は、画面上端に表示されたアイコンを決定操作する操作ボタンである。各コマンドボタン24〜28はディスプレイ2の前面上部に横並びで設けられ、各コマンドボタン24〜28は液晶パネル21に表示された直下のアイコンに対応している。コマンドボタン24〜28は、直下のアイコンを決定した旨のオペレータの意思を制御装置3へ伝達できる。コマンドボタン24〜28の何れかが押されると、制御装置3はそのアイコンに対応したコマンドを実行する。各コマンドボタン24〜28に割り当てられるアイコン及びコマンドは画面毎に異なり、各画面で必要となるアイコン及びコマンドが割り当てられる。
コマンドとしては、第1ホーム画面S3への切り替えを指示するコマンド(アイコンは「HOME」)、ショートカット画面(オペレータが任意に設定した画面)への切り替えを指示するコマンド(アイコンは「フリー1」又は「フリー2」)、エンターボタン23と同様に一の要素の決定を指示するコマンド(アイコンは「決定」)、一つ前の画面への切り替えを指示するコマンド(アイコンは「戻る」)、タブをスクロールさせる方向若しくはハイライト表示をトラバースさせる方向を指示するコマンド(アイコンは方向を示す矢印)などがある。
なお、操作部として液晶パネル21にタッチパネルを設けてもよい。この場合、エンコーダダイヤル22、エンターボタン23、コマンドボタン24〜28は適宜省略することができる。
ところで、記憶部31には作業機の装着条件を入力可能なメモ画像(図16参照)が記憶されており、本トラクタ1の制御装置3は、記憶部31からメモ画像を読み出して液晶パネル21に表示させるように制御する。メモ画像は作業機毎に記憶されており、複数の作業機が記された作業機選択画像(図15参照)において、オペレータにより所望の作業機が選択、決定操作されることで、その作業機に対応するメモ画像を読み出して表示させるようにすることができる。
また、制御装置3は操作部(エンコーダダイヤル22、エンターボタン23、コマンドボタン24〜28)による作業機の装着条件の入力(図17参照)を受け付けるように制御する。また、制御装置3は作業機の装着条件が入力されたメモ画像を記憶部31に記憶させるように制御する。なお、作業機の装着条件が入力されたメモ画像を記憶する際、入力された装着条件の情報をメモ画像と一体の情報として記憶してもよいし、入力された装着条件の情報をメモ画像に関連付けて記憶しておきメモ画像を表示する際に重畳するようにしてもよい。
メモ画像は、少なくともオペレータが作業機の装着条件をメモ(入力)できるものであればよい。入力方法は、入力欄に任意の文字を入力するものであってもよいし、入力欄に予め選択可能に記された装着条件から選択するものであってもよい。
また、メモ画像には作業機の装着条件の各項目を予め記しておいてもよい。項目は、作業機がロータリであればトップリンクの長さなどの項目名と、該項目名に対応する入力欄とで構成できる。これにより、オペレータは入力欄を埋めるだけでよいので、簡単にメモでき、装着条件の項目の何れかをメモし忘れることも防止できる。
また、メモ画像には、作業機を装着する部分(リンク機構)の図を予め記しておいてもよい。これにより、オペレータが理解しやすくなり、メモ画像の利便性が向上する。さらに、この図の各部に対応させた位置に上記の装着条件の各項目を配置すると、オペレータはより理解しやすくなる。また、メモ画像には、オペレータのコメントを入力できるコメント欄など他の入力欄を設けてもよい。
このように、トラクタ1でメモ画像を用いることにより、オペレータは作業機の装着条件をノートに記録する代わりにトラクタ1に記憶させることができる。そのため、ノートから記録した箇所を探すのが煩雑であったり、記録したノートをなくしてしまったりするという問題がなくなり、必要な時にすぐにメモ画像で作業機の装着条件を確認することができる。その結果、一年に一度使用するだけの作業機であっても短時間で装着でき、作業効率が向上する。
以下に、メモ画像に関連してディスプレイ2に表示される画面及びディスプレイ2の操作方法について説明する。
図11から図17は、ディスプレイ2に表示される画面を示している。但し、各図は、本実施形態の説明に必要な部分のみを簡略的に表している。
まず、ディスプレイ2には、オープニング画面S1が表示される(図11参照)。オープニング画面S1では、中央付近にシンボルマークSmが表示される。シンボルマークSmは、サプライヤメーカを象徴する意匠である。シンボルマークSmは、黒色の背景画像に浮き上がり、オペレータに強い印象を与える。
次に、ディスプレイ2には、ロック解除画面S2が表示される(図12参照)。ロック解除画面S2では、横一列に暗証番号を入力するための4つのスクロールボックスSb1〜Sb4が表示される。スクロールボックスSb1〜Sb4は、選択されているいずれか1つがハイライト表示される(図中のH部参照)。スクロールボックスSb1〜Sb4は、0から9までの数字若しくはAからFまでの英文字を上下方向にスクロールできる。
また、ロック解除画面S2では、上端にコマンドボタン25〜28に対応したアイコン251・261・271・281が表示される。また、ロック解除画面S2では、オペレータ名が記されたダイアログボックスDb1と、作業機名が記されたダイアログボックスDb2とが表示される。オペレータは、これらのダイアログボックスDb1・Db2でオペレータ名及び作業機名が正しく設定されているかを確認できる。
オペレータは、エンコーダダイヤル22を回すことによって数字若しくは英文字をスクロールさせて選択し、エンターボタン23を押すことによって決定できる。また、ロック解除画面S2においては、コマンドボタン25・26を押すことによって数字若しくは英文字をスクロールさせて選択し、コマンドボタン27を押すことによって決定することもできる。また、コマンドボタン28を押すことによって決定を取り消すこともできる。暗証番号を間違ったときは、その旨のメッセージが表示される。
次に、ディスプレイ2には、第1ホーム画面S3が表示される(図13参照)。第1ホーム画面S3では、メニュー又はページを選択するためのアイコンIa1〜Ia10が表示される。アイコンIa1〜Ia10は、選択されているいずれか1つがハイライト表示される(図中のH部参照)。そして、ハイライト表示は、エンコーダダイヤル22の回転に応じてトラバースされる。選択できないアイコンについては、グレーアウトされる(図中のG部参照)。また、ホーム画面S3では、上端にコマンドボタン24〜28に対応したアイコン242・252・262・272・282が表示される。
「フリー1」のアイコン242又は「フリー2」のアイコン252への登録方法を「フリー1」への登録を例に簡単に説明する。まず、「フリー1」のアイコン242に対応したコマンドボタン24を長押し(例えば3秒)すると、登録画面(不図示)に遷移する。そして、登録画面でエンコーダダイヤル22を操作して所望のアイコン(例えば「OFF」のアイコン)を選択し、エンターボタン23を押すと、そのアイコンが「フリー1」のアイコン242に登録され、「フリー1」の表示に替えてそのアイコンが表示される。
第1ホーム画面S3においてオペレータは、エンコーダダイヤル22を回すことによって所望のアイコンIa1〜Ia10を選択し、エンターボタン23又はコマンドボタン27を押すことによって決定できる。ここでは、「次ページ」と記されたアイコンIa10を選択して決定する。
次に、ディスプレイ2には、第2ホーム画面S4が表示される(図14参照)。第2ホーム画面S4では、メニューを選択するためのアイコンIb1〜Ib10が表示される。アイコンIb1〜Ib10は、選択されているいずれか1つがハイライト表示される(図中のH部参照)。そして、ハイライト表示は、エンコーダダイヤル22の回転に応じてトラバースされる。また、第2ホーム画面S4では、上端にコマンドボタン24〜28に対応したアイコン243・253・263・273・283が表示される。
第2ホーム画面S4においてオペレータは、エンコーダダイヤル22を回すことによって所望のアイコンIb1〜Ib10を選択し、エンターボタン23又はコマンドボタン27を押すことによって決定できる。ここでは、「メモ」と記されたアイコンIb6を選択して決定する。
次に、ディスプレイ2には、作業機選択画面S5が表示される(図15参照)。作業機選択画面S5では、作業機名が記された8つのアイコンIc1〜Ic8からなる作業機選択画像が選択可能に表示される。アイコンIc1〜Ic8は、選択されているいずれか1つがハイライト表示される(図中のH部参照)。そして、ハイライト表示は、エンコーダダイヤル22の回転に応じてトラバースされる。また、作業機選択画面S5では、上端にコマンドボタン24〜28に対応したアイコン244・254・264・274・284が表示される。
作業機選択画面S5においてオペレータは、エンコーダダイヤル22を回すことによって所望のアイコンIc1〜Ic8を選択し、エンターボタン23を押すことによって決定できる。ここでは、「ロータリ2」と記されたアイコンIc1を選択して決定する。
次に、ディスプレイ2には、「ロータリ2」に対応した作業機取付メモ画面S6が表示される(図16参照)。作業機取付メモ画面S6では、中央付近にメモ画像が表示される。メモ画像には、作業機を装着する部分の図Fiと、この図Fiに対応する位置に配置された各項目名It1〜It5と、各項目名It1〜It5に対応する入力欄In1〜In5とが記されている。
具体的には、作業機を装着する部分の図Fiとしてトラクタ1のリンク機構35の図が記されている。項目名It1〜It5として「作業機名」、「3P切換え」、「トップリンク長さ」、「リフトリンク穴」、「ロワリンク穴」が記されている。3P切換えとは、3P切換えスイッチの切り替え位置を意味している。入力欄In1〜In5は既に入力済みの状態を示しており、入力欄In1〜In5には「ロータリ」、「3」、「650」、「上」、「前」が入力されている。
作業機取付メモ画面S6では、上端にコマンドボタン24〜28に対応したアイコン245・255・265・275・285が表示される。
作業機取付メモ画面S6において、オペレータは作業機の装着条件を確認することができる。また、作業機取付メモ画面S6において入力欄の内容を変更したい場合、オペレータはエンコーダダイヤル22を回すことによって所望の入力欄In1〜In5を選択し、エンターボタン23を押すことによって決定できる。ここでは、「上」と入力されている入力欄In4を選択して決定する。
次に、ディスプレイ2には、入力画面S6が表示される(図17参照)。入力画面S6では、中央付近に入力画像が表示される。入力画像には、入力された文字や数字を表示する入力表示欄Efと、入力に使用する文字や数字の一覧Ta1と、入力に使用する各種機能の一覧Ta2・Ta3とが記されている。一覧Ta1〜Ta3は、選択されていることが分かるようにハイライト表示される(図中のH部参照)。そして、ハイライト表示は、エンコーダダイヤル22の回転に応じてトラバースされる。また、入力画面S6では、上端にコマンドボタン24〜28に対応したアイコン246・256・266・276・286が表示される。
入力画面S6においてオペレータは、エンコーダダイヤル22を回すことによって所望の文字等を選択し、エンターボタン23を押すことによって決定できる。また、入力画面S6においては、コマンドボタン24〜27を押すことによって所望の文字等を選択し、エンターボタン23を押すことによって決定することもできる。そして、所望の入力内容を全て入力した後にエンターボタン23を押すと、入力内容が記憶され、入力された内容が反映された作業機取付メモ画面が表示される。
1 トラクタ(作業車両)
3 制御装置(制御部)
21 液晶パネル(表示部)
22 エンコーダダイヤル(操作部)
23 エンターボタン(操作部)
24 コマンドボタン(操作部)
25 コマンドボタン(操作部)
26 コマンドボタン(操作部)
27 コマンドボタン(操作部)
28 コマンドボタン(操作部)
31 記憶部
161 運転座席
Fi 作業機を装着する部分の図
S5 作業機選択画面(作業機選択画像)
S6 作業機取付メモ画面(メモ画像)

Claims (4)

  1. 運転座席の近傍に設けられた表示部と、
    前記表示部に表示された項目を選択及び決定操作するための操作部と、
    作業機の装着条件を入力可能なメモ画像を記憶する記憶部と、
    前記記憶部から前記メモ画像を読み出して前記表示部に表示させ、前記操作部による前記装着条件の入力を受け付け、前記装着条件が入力された前記メモ画像を前記記憶部に記憶させるように制御する制御部とを備えた作業車両であって、
    前記メモ画像は、作業機を装着する部分の作業車両のリンク機構の図が記され、
    前記作業車両のリンク機構の図には、前記装着条件としてのトップリンクの長さ、リフトリンク穴、ロアリンク穴の取付け位置が記されている
    作業車両。
  2. 前記記憶部は、複数の作業機が記された作業機選択画像を記憶し、
    前記表示部は、所望の作業機が選択できるように前記作業機選択画像を表示し、
    前記操作部によって前記作業機選択画像から所望の作業機が決定操作された場合、前記制御部は、決定操作された作業機に対応する前記メモ画像を前記記憶部から読み出して前記表示部に表示させるように制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
  3. 前記メモ画像には、作業機を装着する部分の図と、この図に対応させた装着条件の各項目とが予め記されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の作業車両。
  4. 前記操作部は、前記表示部と一体に設けられた複数のボタン及びエンコーダダイヤルである
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の作業車両。
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