JP6401229B2 - 合成繊維用処理剤及び延伸糸の製造方法 - Google Patents

合成繊維用処理剤及び延伸糸の製造方法 Download PDF

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本発明は合成繊維用処理剤及び延伸糸の製造方法に関し、更に詳しくは合成繊維用処理剤の高濃度水性液の安定性が良好であり、紡糸工程で合成繊維へ付着しやすく、紡糸スカムや毛羽、加工時のスカムを低減できる合成繊維用処理剤と、かかる合成繊維用処理剤を用いた延伸糸の製造方法に関する。
従来、合成繊維用処理剤の高速紡糸において、製糸性向上のために、用いる合成繊維用処理剤の高濃度水性液が濃度50%以下で粘度の極大値を持たないものにすることが提案されている(例えば特許文献1参照)。しかし、かかる従来の合成繊維用処理剤には、高濃度水性液を紡糸工程で付着させるときに延伸糸への付着性が悪く、毛羽やスカムの原因になるという問題があり、また製糸後に製織、製編、仮撚り加工等の後加工を行うときにもスカムが発生し易いという問題がある。
特開平6−280160号公報
本発明が解決しようとする課題は、合成繊維用処理剤の濃度20〜50質量%の高濃度水性液の安定性が良好で、合成繊維への付着性に優れ、紡糸スカムや紡糸毛羽を抑制し、加工時のスカムも抑制できる合成繊維用処理剤、該合成繊維用処理剤を使用した延伸糸の製造方法を提供する処にある。
本発明者らは、前記の課題を解決するべく研究した結果、所定の種類の平滑剤、非イオン性界面活性剤及び所定の種類のイオン性界面活性剤を所定量含有して成る合成繊維用処理剤であって、合成繊維用処理剤の赤外吸収スペクトルチャートで特定のスペクトル吸収があり、且つH−NMRスペクトルチャートが特定の関係を満たす合成繊維用処理剤が正しく好適であることを見出した。
すなわち本発明は、平滑剤、非イオン性界面活性剤(前記平滑剤の場合を除く)、及び少なくともアラニン型両性界面活性剤及び有機脂肪酸塩を含むイオン性界面活性剤を含有して成る合成繊維用処理剤であって、平滑剤、非イオン性界面活性剤及びイオン性界面活性剤の各含有量の合計が100質量%とすると、非イオン性界面活性剤を5〜80質量%及びイオン性界面活性剤を1〜25質量%の割合で含有し、平滑剤が、少なくとも多価アルコールヒドロキシ脂肪酸エステルのポリオキシアルキレン付加物と脂肪酸とのエステルである多価アルコールヒドロキシ脂肪酸エステル誘導体を含有し、合成繊維用処理剤の赤外線吸収スペクトルチャートにエーテル結合に由来する1100cm−1の吸収があり、且つ合成繊維用処理剤のH−NMRスペクトルチャートが下記の数1を満たすことを特徴とする合成繊維用処理剤及びかかる合成繊維用処理剤の高濃度水性液を紡糸工程において付着させる延伸糸の製造方法に係る。
数1において、
X:エーテル結合している酸素原子に隣接する原子に結合する水素に帰属されるピークであって、3.5〜3.8ppmの範囲に確認されるスペクトルピーク強度の和
Y:合成繊維用処理剤の全てのスペクトルピークの強度の和
先ず、本発明に係る合成繊維用処理剤(以下、本発明の処理剤という)について説明する。本発明の処理剤は平滑剤、非イオン性界面活性剤(前記平滑剤の場合を除く)、及び少なくともアラニン型両性界面活性剤及び有機脂肪酸塩を含むイオン性界面活性剤を含有して成る合成繊維用処理剤であって、平滑剤、非イオン性界面活性剤及びイオン性界面活性剤の各含有量の合計が100質量%とすると、非イオン性界面活性剤を5〜80質量%及びイオン性界面活性剤を1〜25質量%の割合で含有し、平滑剤が、少なくとも多価アルコールヒドロキシ脂肪酸エステルのポリオキシアルキレン付加物と脂肪酸とのエステルである多価アルコールヒドロキシ脂肪酸エステル誘導体を含有し、合成繊維用処理剤の赤外線吸収スペクトルチャートにエーテル結合に由来する1100cm−1の吸収があり、且つ合成繊維用処理剤のH−NMRスペクトルチャートが前記の数1を満たすことを特徴とする合成繊維用処理剤である。
数1において、Xの水素に帰属されるピークとしては、エーテル結合している酸素原子に隣接するメチレン基やメチン基の水素に帰属されるピーク等が挙げられる。エーテル結合している酸素原子に隣接するメチル基の水素に帰属されるピークは3.4ppm付近に現れるため除かれる。
また数1において、(X/Y)×100の値は、例えば4.5超で20.0未満4.5超で15.0以下が挙げられるが本発明では5.0〜10.0である。
本発明の処理剤に供することが可能な平滑剤としては、化合物中にエステル結合を持つ化合物、天然油脂、鉱物油等の公知の平滑剤が挙げられる。さらに本発明の処理剤に供する平滑剤は、少なくとも多価アルコールヒドロキシ脂肪酸エステルのポリオキシアルキレン付加物と脂肪酸とのエステルである多価アルコールヒドロキシ脂肪酸エステル誘導体を含有するものが使用される。これらの平滑剤は単独で用いることもできるし、また二つ以上を混合して用いることもできる。その他参考例として多価アルコールヒドロキシ脂肪酸エステルのポリオキシアルキレン付加物が挙げられる。
化合物中にエステル結合を持つ化合物としては、アルコールとカルボン酸とのエステル化合物、アルコールに炭素数2〜4のアルキレンオキサイドを付加した(ポリ)オキシアルキレン付加物とカルボン酸とのエステル化合物等が挙げられる。
前記のアルコールとしては、1価又は多価のアルコール、直鎖又は分岐のアルコール、飽和又は不飽和のアルコール、脂肪族又は芳香族のアルコールの何れでもよく、また炭素数に分布があってもよい。
前記の脂肪酸としては、1価又は多価の脂肪酸、直鎖又は分岐の脂肪酸、飽和又は不飽和の脂肪酸、脂肪族又は芳香族の脂肪酸の何れでもよく、また炭素数に分布があってもよい。
前記の炭素数2〜4のアルキレンオキサイドとしては、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、1,2−ブチレンオキサイド、1,4−ブチレンオキサイド等が挙げられる。
具体的にエステル結合を持つ化合物としては、1)オクチルパルミテート、デシルパルミテート、ラウリルパルミテート、ラウリルステアレート、ラウリルオレート、ラウリルリノレート、ラウリルパルミトレート、オレイルラウレート、オレイルオレート、イソペンタコサニルイソステアレート、イソトリデシルステアレート、ソルビタンモノオレート、トリメチロールプロパントリラウレート、グリセリンモノオレート、ジラウリルアジペート、ジオレイルアゼレート、ジイソセチルチオジプロピオナート等の脂肪族アルコールと脂肪族カルボン酸とのエステル化合物、2)ポリオキシエチレンノニルエーテルオクテート、ポリオキシエチレンラウレート、ポリオキシエチレングリセロールリシノレート、ビスポリオキシエチレンラウリルアジペート等の脂肪族アルコールに炭素数2〜4のアルキレンオキサイドを付加した(ポリ)オキシアルキレン付加物と脂肪族カルボン酸とのエステル化合物、3)エチレングリコール12−ヒドロキシステアリン酸エステル、ソルビトール乳酸エステル、トリメチロールプロパンクエン酸エステル、グリセリントリ12−ヒドロキシステアリン酸エステル、グリセリントリリシノール酸エステル等の多価アルコールとヒドロキシ脂肪酸とのエステル化合物、4)ポリオキシエチレンヒマシ油エーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油エーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン硬化ヒマシ油エーテル、ポリオキシエチレンヒマシ油エーテル等の多価アルコールヒドロキシ脂肪酸エステルのポリオキシアルキレン付加物、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油エーテルオレート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油エーテルステアレート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油エーテルリノレート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油エーテルパルミテート、ポリオキシエチレンヒマシ油エーテルラウレート等の多価アルコールヒドロキシ脂肪酸エステルのポリオキシアルキレン付加物と脂肪酸とのエステル、5)ベンジルオレート、ベンジルラウレート及びポリオキシプロピレンベンジルステアレート、ビスフェノールAジラウレート、ポリオキシエチレンビスフェノールAジラウレート等の芳香族アルコールと脂肪族カルボン酸とのエステル化合物、6)芳香族アルコールに炭素数2〜4のアルキレンオキサイドを付加した(ポリ)オキシアルキレン付加物と脂肪族カルボン酸とのエステル化合物、7)ビス2−エチルヘキシルフタレート、ジイソステアリルイソフタレート、トリオクチルトリメリテート等の脂肪族アルコールと芳香族カルボン酸とのエステル化合物、8)脂肪族アルコールに炭素数2〜4のアルキレンオキサイドを付加した(ポリ)オキシアルキレン付加物と芳香族カルボン酸とのエステル化合物等が挙げられる。
平滑剤に供する天然油脂としては、ヤシ油、ナタネ油、ヒマワリ油、大豆油、ヒマシ油、ゴマ油、魚油及び牛脂等が挙げられ、また鉱物油としては流動パラフィン等が挙げられる。
本発明の処理剤に供する平滑剤としては、少なくとも下記の多価アルコールヒドロキシ脂肪酸エステル誘導体を含む。平滑剤、非イオン性界面活性剤、イオン性界面活性剤中にかかる多価アルコールヒドロキシ脂肪酸エステル誘導体を1〜20質量%の割合で含有して成るものがより好ましい。
多価アルコールヒドロキシ脂肪酸エステル誘導体:多価アルコールヒドロキシ脂肪酸エステルのポリオキシアルキレン付加物と脂肪酸とのエステル。
具体的に前記の多価アルコールヒドロキシ脂肪酸エステル誘導体としては、ポリオキシエチレンヒマシ油エーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油エーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン硬化ヒマシ油エーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油エーテルオレート、ポリオキシエチレンヒマシ油エーテルラウレート等のヒマシ油及び/又は硬化ヒマシ油にポリオキシアルキレンを付加した化合物と脂肪酸とのエステルが好ましい。
参考例である多価アルコールヒドロキシ脂肪酸エステルのポリオキシアルキレン付加物の具体例としては、ポリオキシエチレンヒマシ油エーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油エーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン硬化ヒマシ油エーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油エーテルオレート、ポリオキシエチレンヒマシ油エーテルラウレート等のヒマシ油及び/又は硬化ヒマシ油にポリオキシアルキレンを付加した化合物が挙げられる。
本発明の処理剤に供する非イオン性界面活性剤としては、炭素数1〜22のアルコール、アミン及び/又はアミドに炭素数2〜4のアルキレンオキサイドを付加した化合物、アルキルアミド、炭素数2〜4のオキシアルキレン単位を構成単位とするポリエーテル等が挙げられる。但し、前記の平滑剤に該当する場合を除く。これらの非イオン性界面活性剤は単独で用いることもできるし、また二つ以上を混合して用いることもできる。
非イオン性界面活性剤のうち、炭素数1〜22のアルコール、アミン及び/又はアミドに炭素数2〜4のアルキレンオキサイドを付加した化合物は、直鎖又は分岐の化合物、飽和又は不飽和の化合物、脂肪族又は芳香族の化合物の何れでもよく、また炭素数に分布があってもよい。
具体的に炭素数1〜22のアルコール、アミン及び/又はアミドに炭素数2〜4のアルキレンオキサイドを付加した化合物としては、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルエーテル、ポリオキシエチレンデシルエーテル、ポリオキシエチレンドデシルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブチルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンラウリルエーテル、ポリオキシプロピレンラウリルエーテルメチルエーテル、ポリオキシブチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンノニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンオクチルエーテル、ポリオキシエチレンドデシルエーテル、ポリオキシエチレントリデシルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルアミノエーテル、ポリオキシエチレンラウロアミドエーテル、ポリオキシエチレンジエタノールアミンモノオレイルアミド等が挙げられる。
アルキルアミドとしてはジエタノールアミンモノラウロアミド、ジエチレントリアミンジオクチルアミド等が挙げられる。
炭素数2〜4のオキシアルキレン単位を構成単位とするポリエーテルとしては、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンランダムポリエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシブチレンランダムポリエーテル等が挙げられるが、好ましくはポリオキシエチレンポリオキシプロピレンランダムポリエーテル及び/又はポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリエーテルである。
本発明に供する非イオン性界面活性剤としては、分子中にポリオキシプロピレン基を有する化合物を含むことが好ましく、且つ平滑剤、非イオン性界面活性剤及びイオン性界面活性剤の合計量中に該ポリオキシプロピレン基を有する化合物を1〜60質量%の割合で含有することが好ましい。
本発明の処理剤に供することが可能なイオン性界面活性剤としては、1)オクチル酸カリウム塩、オレイン酸カリウム塩等の有機脂肪酸塩、デカンスルホネートカリウム塩、ペンタデカンスルホネートナトリウム塩等の有機スルホン酸塩、ドデシルサルフェートナトリウム塩、イソトリデシルサルフェートカリウム塩等の有機硫酸塩、ラウリルリン酸エステルカリウム塩、オレイルリン酸エステルカリウム塩、ポリオキシエチレンラウリルリン酸エステルとポリオキシエチレンラウリルアミノエーテルの塩等の有機リン酸エステル塩等のアニオン性界面活性剤、2)テトラブチルアンモニウム塩等の第4級アンモニウム塩等のカチオン性界面活性剤、3)ジメチルステアリルアミンオキサイド等の有機アミンオキサイド、オクチルジメチルアンモニオアセタート等のベタイン型両性界面活性剤、N,N−ビス(2−カルボキシエチル)−オクチルアミンナトリウム、N−オレイル−N'−カルボキシエチル−N‘−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム等のアラニン型両性界面活性剤等が挙げられる。さらに、本発明の処理剤に供するイオン性界面活性剤としては、少なくともアラニン型両性界面活性剤及び有機脂肪酸塩を含む。
本発明の処理剤としては、いずれも以上説明したような平滑剤、非イオン性界面活性剤及びイオン性界面活性剤の各含有量の合計が100質量%とすると、非イオン性界面活性剤を5〜80質量%及びイオン性界面活性剤を1〜25質量%の割合で含有する。さらに平滑剤を15〜90質量%の割合で含有して成るものが好ましく、平滑剤を15〜85質量%、非イオン性界面活性剤を10〜80質量%及びイオン性界面活性剤を1〜25質量%(合計100質量%)の割合で含有して成るものがより好ましい。
また本発明の処理剤としては、酸価が25mgKOH/g以下であるものが好ましい。更に本発明の処理剤としては、下記の測定方法で求められる最大加水粘度が500mm/s以下であり、且つ下記の測定方法で求められる表面張力が20〜35dyn/cmであるものが好ましい。
最大加水粘度:合成繊維用処理剤の30質量%、40質量%及び50質量%の各水性液を調製し、これらの水性液の動粘度を30℃にて測定して得られた値の最高値
表面張力:合成繊維用処理剤の30質量%、40質量%及び50質量%の各水性液を調製し、これらの水性液の表面張力を20℃にて測定して得られた値の全て
最大加水粘度については、20〜300mm/sのものが好ましく、30質量%水性液の測定値が20〜200mm/sであり、40質量%水性液の測定値が50〜300mm/sであって、且つ50質量%水性液の測定値が80〜300mm/sであるものがより好ましく、30質量%水性液の測定値が20〜100mm/sであり、40質量%水性液の測定値が50〜250mm/sであって、且つ50質量%水性液の測定値が100〜300mm/sであるものが特に好ましい。
本発明の処理剤の水性液を調製するときに用いる水としては、水道水、工業用水、イオン交換水、蒸留水等が挙げられるが、なかでもイオン交換水、蒸留水が好ましい。
本発明の処理剤には、合目的的に他の成分、例えば消泡剤(シリコーン系化合物、鉱物油等)、酸化防止剤、防腐剤、防錆剤等を併用することができるが、その併用量は本発明の効果を損なわない範囲内でできるだけ少量とすることが好ましい。
次に本発明に係る延伸糸の製造方法(以下、本発明の製造方法)について説明する。本発明の製造方法は、紡糸装置から紡出した合成繊維を延伸し、延伸した合成繊維を巻き取る延伸糸の製造方法であって、合成繊維の紡出から巻き取りまでの間に、以上説明したような本発明の処理剤を20〜50質量%及び水を50〜80質量%(合計100質量%)の割合から成る水性液を付着させる方法である。なかでも紡出から巻き取りまでの間の合成繊維に、本発明の処理剤を30〜40質量%及び水を60〜70質量%(合計100質量%)の割合から成る水性液を付着させることが好ましい。
本発明の製造方法に供する合成繊維としては、1)ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリ乳酸エステル等のポリエステル系繊維、2)ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド系繊維、3)ポリアクリル、モダアクリル等のポリアクリル系繊維、4)ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系繊維、ポリウレタン系繊維等が挙げられる。
本発明の製造方法では、紡出から巻き取りまでの間の合成繊維に対し、本発明の処理剤として0.1〜5質量%となるように付着させることが好ましい。
合成繊維に本発明の処理剤の水性液を付与する方法としては、公知の方法が使用できる。これには例えば、ローラー給油法、計量ポンプを用いたガイド給油法、浸漬給油法、スプレー給油法等が挙げられる。
本発明の製造方法では、繊度が10〜500デシテックス、フィラメント数が20〜150フィラメントの延伸糸を製造することが好ましい。
以上説明した本発明によると、合成繊維用処理剤の濃度20〜50質量%の高濃度水性液の安定性が良好で、かかる合成繊維用処理剤の水性液を用いた合成繊維の紡糸延伸工程において合成繊維への付着性に優れ、紡糸スカムや紡糸毛羽を抑制し、後加工時のスカムも抑制できるという効果がある。
以下、本発明の構成及び効果をより具体的にするため、実施例等を挙げるが、本発明がこれらの実施例に限定されるというものではない。尚、以下の実施例及び比較例において、部は質量部を、また%は質量%を意味する。
試験区分1(合成繊維用処理剤の調製)
参考例
いずれも表1の脚注に記載のものを用いて、平滑剤としてL−1を38部、L−7を22部及びLH−1を9部、非イオン性界面活性剤としてAP−1を13部、イオン性界面活性剤としてP−1を13部及びP−3を5部の割合で均一混合して参考例1の合成繊維用処理剤を調製した。
・赤外線吸収スペクトルの確認
調製した参考例1の合成繊維用処理剤を赤外分光光度計(堀場製作所製のFT−720)に供し、エーテル結合に由来する1100cm−1の吸収を確認した。
・数1の(X/Y)×100の値の算出
調製した参考例1の合成繊維用処理剤約30mgを直径5mmのNMR用試験管に秤量し、重水素化溶媒として約0.5mlの重水素化クロロホルムを加えて溶解させ、H−NMR測定装置(VARIAN 300MHz)に供して、前記した数1のX及びYを求め、(X/Y)×100の値を算出した。
・酸価の測定
調製した参考例1の合成繊維用処理剤約5gを精秤し、約70mlの50%エタノール水にて溶解し、電位差滴定装置に供して0.1mol/L水酸化カリウム水溶液で滴定した。得られた値を、合成繊維用処理剤の有効成分あたりに換算して、酸価を求めた。
・ポリオキシプロピレン基を有する化合物の割合の算出
調製した参考例1の合成繊維用処理剤に使用した非イオン性界面活性剤のうち、ポリオキシプロピレン基を有する化合物(AP−1)について、平滑剤、非イオン性界面活性剤及びイオン性界面活性剤中の割合を算出した。
実施例2、参考例3〜10及び比較例1〜3
参考例1の合成繊維用処理剤と同様にして、実施例2、参考例3〜10及び比較例1〜3の合成繊維用処理剤を調製した。以上で調製した各例の合成繊維用処理剤の内容を表1にまとめて示した。また調製した各例の合成繊維用処理剤について、参考例1の合成繊維用処理剤と同様にして、赤外吸収スペクトルにエーテル結合に由来する1100cm−1の吸収を確認すると共に、(X/Y)×100の値、酸価及びポリオキシプロピレン基を有する化合物の割合を求めた。以上で求めた値を表2にまとめて示した。
表1において、
L−1:鉱物油(30℃動粘度が47mm/s)
L−2:ラウリルオレート75%、ラウリルステアレート5%、ラウリルリノレート10%、ラウリルパルミテート5%及びラウリルパルミトレート5%の混合物
L−3:オクチルパルミテート95%、デシルパルミテート4%及びラウリルパルミテート1%の混合物
L−4:ナタネ油
L−5:ポリオキシエチレン(7モル)ノニルエーテルオクテート
L−6:ポリオキシエチレン(3モル)モノラウレート
L−7:ソルビタンモノオレート
LH−1:硬化ヒマシ油1モルに対してエチレンオキサイドを20モル付加したポリオキシエチレン脂肪酸エステルと混合脂肪酸(オレイン酸85%、ステアリン酸5%、リノール酸5%、パルミチン酸5%の混合物)2モルとのエステル化物
LH−2:ヒマシ油1モルに対してエチレンオキサイドを15モル付加したポリオキシエチレン脂肪酸エステルとラウリン酸3モルとのエステル化物
LH−3:ヒマシ油1モルに対してエチレンオキサイドを7モル付加したポリオキシエチレン脂肪酸エステル
LH−4:硬化ヒマシ油1モルに対してエチレンオキサイドを8モル付加したポリオキシエチレン脂肪酸エステル
A−1:ポリオキシエチレン(7モル)ラウリルエーテル
A−2:ポリオキシエチレン(10モル)オクチルエーテル90%、ポリオキシエチレン(10モル)デシルエーテル9%及びポリオキシエチレン(10モル)ドデシルエーテル1%の混合物
A−3:ジエタノールアミンモノラウロアミド
AP−1:ポリオキシエチレン(9モル)ポリオキシプロピレン(4モル)ブチルエーテル
AP−2:ポリオキシエチレン(10モル)ポリオキシプロピレン(13モル)ラウリルエーテル
AP−3:ポリオキシエチレン/ポリオキシプロピレン(6/4(質量比))ランダムポリエーテル(分子量6000)
AP−4:ポリオキシエチレン/ポリオキシプロピレン(1/9(質量比))ブロックポリエーテル(分子量3000)
P−1:オクチル酸カリウム塩
P−2:ペンタデカンスルホネートナトリウム塩
P−3:ポリオキシエチレン(4モル)ラウリルリン酸エステルとポリオキシエチレン(4モル)ラウリルアミノエーテルの塩
P−4:N−オレイル−N’−カルボキシエチル−N’−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム
P−5:イソトリデシルサルフェートカリウム塩
試験区分2(合成繊維用処理剤の水性液の調製とその物性)
・合成繊維用処理剤の水性液の調製
試験区分1で調製した各例の合成繊維用処理剤の所要量とイオン交換水の所要量を均一混合して、濃度30%、40%及び50%の水性液を調製した。これらの水性液について、表面張力と加水粘度を下記に示す方法で測定し、結果を表3にまとめて示した。
表面張力:吊り板式表面張力計(協和界面化学社製(感度0.1mN/m)WILHELMY式表面張力計、吊り板:白金板)を用い、20℃の表面張力を測定する方法。
加水粘度:キャノンフェンスケ法により30℃の動粘度(単位:mm/s)を測定する方法。
試験区分3(合成繊維用処理剤の水性液の安定性評価)
試験区分1で調製した各例の合成繊維用処理剤の所要量とイオン交換水の所要量を均一混合して、濃度20%、30%、40%及び50%の水性液を調製した。各水性液100mlをとり、200ml密閉容器に入れ、蓋をして、30℃にて3日間静置し、目視観察して安定性を以下の基準で評価した。結果を表4にまとめて示した。
・水性液の安定性の評価基準
◎:分離がなく、透過性あり
○:分離があるが、透過性あり
×:分離しており、透過性なし
試験区分4(延伸糸の製造と評価)
・延伸糸の製造
試験区分1で調製した各例の合成繊維用処理剤30部とイオン交換水70部を均一混合して、濃度30%の水性液を調製した。固有粘度0.64、酸化チタン含有量0.2%のポリエチレンテレフタレートのチップを常法により乾燥した後、エクストルーダーを用いて295℃で紡糸し、口金から吐出して冷却固化した後、走行糸条に前記の水性液を、計量ポンプを用いたガイド給油法にて、走行糸条に対し合成繊維用処理剤として1.0%となるよう付着させた後、ガイドで集束させて、90℃に加熱した引き取りローラーにより1400m/分の速度で引き取り、ついで引き取りローラーと4800m/分の速度で回転する延伸ローラーとの間で3.2倍に延伸し、83.3デシテックス(75デニール)36フィラメントの延伸糸を製造した。かくして延伸糸を製造したときの付着性、紡糸スカム及び紡糸毛羽を次の方法で評価し、またこれらの延伸糸を用いた後加工での加工スカムを次の方法で評価して、結果を表4にまとめて示した。
・付着性の評価
前記の合成繊維の製造において、給油ガイドの下部で認められる水性液の飛散量を目視観察し、下記の基準で評価した。結果を表4にまとめて示した。
付着性の評価基準
◎:飛散が認められない
○:ほとんど飛散が認められない
×:明らかに飛散が認められる
××:かなりの飛散が認められる
・紡糸スカムの評価
前記の延伸糸の製造において、10日間連続して製造した後の引き取りローラーの上に脱落したスカムの外観を目視観察し、下記の基準で評価した。結果を表4にまとめて示した。
紡糸スカムの評価基準
◎:スカムが認められない
○:僅かにスカムが認めるが、実用上問題ない
×:明らかにスカムが認められる
・紡糸毛羽の評価
前記の延伸糸の製造において、巻き取り装置の直前に設置した毛羽計数装置(東レエンジニアリング社製のDT−105)により測定した1時間当たりの毛羽数を下記の基準で評価した。結果を表4にまとめて示した。
紡糸毛羽の評価基準
◎:毛羽数が0〜2個
○:毛羽数が3〜5個
×:毛羽数が6個以上
・加工スカムの評価
前記の延伸糸をウォータージェットルーム方式の織機(日産自動車製のLW−52)により製織した。14日間製織後の筬に付着したスカムの外観を目視観察し、下記の基準で評価した。結果を表4にまとめて示した。
加工スカムの評価基準
◎:スカムが認められない
○:僅かにスカムが認められるが、実用上問題ない
×:かなりのスカムが認められる
表1〜3に対応する表4の結果からも明らかなように、本発明によれば、合成繊維用処理剤の濃度20〜50質量%の高濃度水性液の安定性が良好で、合成繊維への付着性に優れ、紡糸スカムや紡糸毛羽を抑制し、加工スカムも抑制できる。

Claims (8)

  1. 平滑剤、非イオン性界面活性剤(前記平滑剤の場合を除く)、及び少なくともアラニン型両性界面活性剤及び有機脂肪酸塩を含むイオン性界面活性剤を含有して成る合成繊維用処理剤であって、
    平滑剤、非イオン性界面活性剤及びイオン性界面活性剤の各含有量の合計が100質量%とすると、非イオン性界面活性剤を5〜80質量%及びイオン性界面活性剤を1〜25質量%の割合で含有し、
    平滑剤が、少なくとも多価アルコールヒドロキシ脂肪酸エステルのポリオキシアルキレン付加物と脂肪酸とのエステルである多価アルコールヒドロキシ脂肪酸エステル誘導体を含有し、
    合成繊維用処理剤の赤外線吸収スペクトルチャートにエーテル結合に由来する1100cm−1の吸収があり、且つ合成繊維用処理剤のH−NMRスペクトルチャートが下記の数1を満たすことを特徴とする合成繊維用処理剤。
    (数1において、
    X:エーテル結合している酸素原子に隣接する原子に結合する水素に帰属されるピークであって、3.5〜3.8ppmの範囲に確認されるスペクトルピーク強度の和
    Y:合成繊維用処理剤の全てのスペクトルピークの強度の和)
  2. 平滑剤、非イオン性界面活性剤及びイオン性界面活性剤の各含有量の合計が100質量%とすると、平滑剤を15〜90質量%の割合で含有して成る請求項1記載の合成繊維用処理剤。
  3. 酸価が25mgKOH/g以下である請求項1又は2記載の合成繊維用処理剤。
  4. 平滑剤、非イオン性界面活性剤及びイオン性界面活性剤の合計量中に前記多価アルコールヒドロキシ脂肪酸エステル誘導体を1〜20質量%の割合で含有して成る請求項1〜3のいずれか一つの項記載の合成繊維用処理剤。
  5. 非イオン性界面活性剤として分子中にポリオキシプロピレン基を有する化合物を含み、且つ平滑剤、非イオン性界面活性剤及びイオン性界面活性剤の合計量中に該ポリオキシプロピレン基を有する化合物を1〜60質量%の割合で含有して成る請求項1〜4のいずれか一つの項記載の合成繊維用処理剤。
  6. 紡糸装置から紡出した合成繊維を延伸し、延伸した合成繊維を巻き取る延伸糸の製造方法であって、合成繊維の紡出から巻き取りまでの間に、請求項1〜5のいずれか一つの項記載の合成繊維用処理剤を20〜50質量%及び水を50〜80質量%(合計100質量%)の割合から成る水性液を付着させることを特徴とする延伸糸の製造方法。
  7. 合成繊維用処理剤の水性液を、合繊繊維に対し合成繊維用処理剤として0.1〜5質量%となるように付着させる請求項6記載の延伸糸の製造方法。
  8. 延伸糸が、繊度が10〜500デシテックス、フィラメント数が20〜150フィラメントである場合のものである請求項6又は7記載の延伸糸の製造方法。
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