JP6400385B2 - 誘導式エンコーダ - Google Patents

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Description

誘導式エンコーダは、互いに移動可能な2つの部材の位置を測定するために使用される。当該誘導式エンコーダは、例えば、互いに相対回転可能な2つの機械部品の角度位置を測定するためのロータリーエンコーダとして又は軸に沿った長手方向の移動を直接に測定するためのリニア測定器として使用される。
当該誘導式エンコーダは、電気機器用の測定器として、対応する複数の機械部品の相対移動量又は相対位置を測定するために使用される。この場合には、当該生成された位置値が、対応するインターフェース装置を通じて、電気機器を制御するための後続の電子装置に供給される。誘導式エンコーダは、インクリメンタル式エンコーダとアブソリュート式エンコーダとに区分される。多くの場合、アブソリュート式エンコーダが使用される。
このような方式の誘導式エンコーダは、米国特許第5,886,519号明細書から公知である。当該誘導式エンコーダは、スケールとこのスケールに対して移動可能な走査装置とを有する。このスケールは、絶対位置を測定するために、僅かに異なる目盛周期の、互いに平行に延在する複数の目盛トラックを有する。これらの目盛トラックの各々が、周期的な間隔で交互に配置された導電性の面及び非導電性の面又はウェブ及び空隙を有する。当該走査装置は、これらの目盛トラックを走査するために、励磁コイル及び受信コイルを導電路として共通のキャリア上に有する。交流の励磁電流が、当該励磁コイルに印加されると、相対位置に応じた走査信号が、受信コイルに生成される。次いで、絶対位置を評価装置から算出するため、これらの走査信号は、この評価装置内でさらに処理される。この絶対位置は、2つの目盛トラックの走査信号の位相を比較することによって導き出されるビート信号から生成される。
上記米国特許第5,886,519号明細書では、複数の受信コイルの周期がそれぞれ、走査時に当該各受信コイルに適合された目盛トラックの目盛周期に一致する。
米国特許第5,886,519号明細書
本発明の課題は、安価に製造可能であり、且つ柔軟に使用可能であり、且つ正確な絶対位置が誘導式エンコーダによって測定され得る当該誘導式エンコーダを提供することにある。
本発明によれば、この課題は、請求項1に記載の特徴によって解決される。
したがって、当該誘導式エンコーダは、測定方向に延在する少なくとも1つの第1目盛トラックと、当該第1目盛トラックに対して平行に延在する1つの第2目盛トラックとを有する1つのスケールを備える。当該第1目盛トラックは、第1目盛周期を有する複数のマークを備える。当該第2目盛トラックは、第2目盛周期を有する複数のマークを備える。この場合、当該第1目盛周期は、当該第2目盛周期と僅かに異なる。
当該誘導式エンコーダは、第1目盛トラックを走査し、その第1目盛周期に応じて周期的な第1走査信号を生成するための、第1周期の1つの第1受信コイルと、第2目盛トラックを走査し、その第2目盛周期に応じて周期的な第2走査信号を生成するための、第2周期の1つの第2受信コイルとを有する1つの走査装置をさらに備える。本発明によれば、当該第1受信コイルの第1周期は、当該第2受信コイルの第2周期に等しい。
当該誘導式エンコーダは、1つの評価装置をさらに有する。この評価装置は、第1走査信号の位相と第2走査信号の位相とを検出し、これらの位相から、複数の第1目盛周期及び第2目盛周期の1つの測定範囲内の1つの一義的な又はただ1つの絶対位置を生成するために構成されている。したがって、本発明では、ビートの原理又はバーニアの原理が、この絶対位置を生成するために利用される。
上記2つの走査信号の位相は、公知の方法で補間によって取得される。
第1目盛トラックの偶数個の目盛周期と、第2目盛トラックの奇数個の目盛周期とが、走査すべき1つの絶対測定範囲内に配置されていると、有益である。特に、この測定範囲内では、この第1目盛トラックの目盛周期の数が、この第2目盛トラックの目盛周期の数と1だけ異なる。
当該誘導式のエンコーダの目盛トラックは、電磁誘導式に走査可能である。各目盛トラックは、互いに離間して連続する複数の良導電性マークから構成される。1つの励磁コイル及び1つの受信コイルが、当該それぞれの目盛トラックに適合されている。この場合、ただ1つの励磁コイルが、各受信コイルに付設されてもよい、又は、1つの共通の励磁コイルが、複数の励磁コイルに付設されてもよい。これらのコイルは、キャリア上に面状に配置されている。当該誘導式エンコーダの稼働時に、その励磁コイルに通電された励磁電流が、電磁的な交流励磁磁場を生成する。この励磁磁場は、当該複数のマークによってその位置に応じて影響を受ける。その結果、その位置に応じた走査信号が、当該受信コイルに誘導される。
本発明による当該誘導式エンコーダは、リニア測定器として又は角度測定器として構成され得る。
好ましくは、当該スケールは、2つより多い目盛トラックを有する。特に、このスケールは、少なくとも1つの別の目盛トラックを有する。この別の目盛トラックの目盛周期は、第1目盛トラックの目盛周期と、第2目盛トラックの目盛周期とのそれぞれと僅かに異なる。当該走査装置は、この別の目盛トラックを走査して別の走査信号を生成するための周期を有する少なくとも1つの別の受信コイルを備える。したがって、その別の受信コイルの周期は、上記第1周期と上記第2周期とに一致する。
したがって、本発明の構成では、複数の目盛トラックのうちの少なくとも1つの目盛トラックにおいて、位置ズレ(不整合)が、この目盛トラックの目盛周期とこの目盛トラックに適合された受信コイルの周期との間で発生する。したがって、好ましくは、所定の不整合のときに、当該不整合に起因した走査信号の振幅の損失が、(不整合が無いときと比較して)40%小さいように、それぞれ1つの走査信号を生成するために同時に走査されるN個の周期が選択される。
特に、
・走査信号を生成するための周期の数Nは、1<N<50であり、及び
・受信コイルの周期は、この受信コイルに適合された目盛トラックの目盛周期と最大で1%だけ異なることが成立する。
特に、複数の目盛トラックに適合された、同じ周期の複数の受信コイルが、測定方向Xに対して平行に延在する1つの対称線に対して対称に配置されているように、当該走査装置が構成されている。
当該対称な構成のときに提供されるスペースを最適に利用するため、走査装置が、対称線上に配置されている1つの受信コイルを有し得る。この対称線上に配置されたこの受信コイルの周期は、第1受信コイルの周期及び第2受信コイルの周期と異なってもよい。したがって、この対称線上に配置された受信コイルの周期が、この受信コイルに適合された目盛トラックの目盛周期に一致してもよい。当該対称線上に配置された目盛トラックは、測定方向に配置された複数のコード要素を有する(PRCとも呼ばれる)シリアルコードでもよい。この場合、この受信コイルの1つの周期は、例えば、これらのコード要素のうちの1つのコード要素の幅に一致する。
当該対称な構成を有益に利用するため、切替装置が、走査信号の処理を第1稼働モードから第2稼働モードに選択的に切り替えるために好適な方法で設けられている。この場合、第1稼働モードでは、走査装置が、スケールに対する第1位置に指向されている。この第1位置では、走査のために、第1受信コイルが、第1目盛トラックに適合されていて、第2受信コイルが、第2目盛トラックに適合されている。第2稼働モードでは、走査のために、第1受信コイルが、第2目盛トラックに適合されていて、第2受信コイルが、第1目盛トラックに適合されているように、走査装置が、当該第1位置に対して180°だけ旋回されている。
切り替えが、手動的に介入することによって実施されるか又は自動的に実施されるように、当該切替装置は、様々な方式で構成され得る。当該自動的な切り替えに対しては、走査装置の第1位置と第2位置とをこの走査装置の走査信号を評価することによって確認するように、当該切替装置は構成され得る。
当該自動的な切り替えに対しては、測定方向に互いにずらされた複数の受信コイルの一部が、複数の目盛トラックうちの少なくとも1つの目盛トラックに適合され得る。当該それぞれの受信コイルの一部が、1つの走査信号を生成する。この場合には、走査装置の第1位置と第2位置とをこれらの走査信号から確認するように、当該切替装置は構成されている。
スケールが、測定方向に対して直角に互いに離間された2つの目盛トラックを有するときに、別の好適な構成が得られる。これらの目盛トラックは、同じ目盛周期を有し、走査装置が、同じ信号周期の2つの走査信号を生成するために複数の受信コイルを有する。この構成では、評価装置が、スケールに対する走査装置の角度位置に関する目安を当該同じ信号周期の2つの走査信号から確認するように構成され得る。
当該評価装置及び当該切替装置は、特に走査装置と一緒に1つの共通の構成装置を構成する。
本発明の好適な構成は、従属請求項に記載されている。
以下に、本発明の誘導式エンコーダの詳細及び利点を添付図面に基づく実施の形態から説明する。
本発明による第1誘導式エンコード 1%の一定の不整合の場合の受信コイルの周期数Nに対する走査信号A2の振幅AMの変化を示す。 図1による誘導式エンコーダのスケールに対する走査ユニットの可能な第1配置を示す。 図1による誘導式エンコーダのスケールに対する走査ユニットの可能な第2配置を示す。 評価装置を選択式に切り替えるための誘導式エンコーダの構成を示す。 本発明による第2誘導式エンコーダを示す。 図6による誘導式エンコーダのスケールに対する走査ユニットの可能な第1配置を示す。 図6による誘導式エンコーダのスケールに対する走査ユニットの可能な第2配置を示す。 図6による誘導式エンコーダの評価装置を選択式に切り替えるための装置を示す。
図1は、測定方向Xに沿って延在する目盛トラック11及び12を有するスケール1を示す。第1目盛トラック11は、第1目盛周期T1を成す複数のマークを有し、第2目盛トラック12は、第2目盛周期T2を成す複数のマークを有する。当該両目盛トラック11,12の周期的に配置された複数のマークは、誘導式に走査可能に構成されている。このために、これらの目盛トラック11,12はそれぞれ、測定方向Xに沿って周期的に互いに離間された導電性の複数のマークから構成される。図示されたこの実施の形態では、これらのマークは、平坦な長方形である。第1目盛トラック11の目盛周期T1と、第2目盛トラック12の目盛周期T2とは、互いに少しだけ異なる。その結果、これらの目盛周期T1,T2のうちの複数の目盛周期に関する絶対位置APが、当該相違から推定され得る。
さらに、当該誘導式エンコーダは、2つの目盛トラック11及び12を走査するために走査装置2を有する。この走査装置2は、第1目盛トラック11を走査するために第1励磁巻線51及び第1受信コイル21を有し、且つ第2目盛トラック12を走査するために第2励磁巻線52及び第2受信コイル22を有する。第1受信コイル21は、測定方向Xに沿って配置された複数の目盛周期T1を同時に走査して、当該信号周期T1を有する第1走査信号A1を生成するために、測定方向Xに沿って延在する複数の第1周期P1を有する。第2受信コイル22は、測定方向Xに沿って配置された複数の目盛周期T2を同時に走査して、当該信号周期T2を有する第2走査信号A2を生成するために、測定方向Xに沿って延在する複数の第2周期P2を有する。励磁コイル51,52によって生成された励磁磁場が、目盛トラック11,12の導電性の複数のマーク内に当該励磁磁場に対抗する対抗磁場として作用する渦電流を生成することによって、走査信号A1,A2が、公知の方法で生成される。当該複数のマークに対する相対位置に依存する電圧が、受信コイル21,22に印加された当該励磁磁場に起因して、これらの受信コイル21,22内に誘導される。これらの受信コイル21,22内に誘導された当該電圧は、位置に応じて変化し、当該変化に応じて走査信号A1,A2を生成する。
少し異なる信号周期P1及びP2の両走査信号A1及びA2が、評価装置3に入力される。この評価装置3は、第1走査信号A1の位相と第2走査信号A2の位相とを検出し、当該検出から、複数の第1目盛周期T1と複数の第2目盛周期T2とに関する絶対位置APを生成するように構成されている。一義的な絶対位置APを出力するビート信号が、双方の走査信号A1の位相と走査信号A2の位相との比較から公知の方法で生成される。当該両走査信号A1,A2によって符号化すべき絶対測定範囲は、公知の方法により、当該両目盛周期T1,T2の選択された差に依存する。目盛周期T1の数と目盛周期T2の数とは、符号化すべき全ての絶対測定範囲にわたって1だけ異なる。例えば、T1=800μm及びT2=800.024μmの場合、同様に、第1走査信号の信号周期は、A1=800μmであり、第2走査信号の信号周期は、A2=800.024μmである。これらの信号周期を用いて符号化すべき絶対測定範囲(走査距離)は、32.768×T1=32.767×T2=26214400μmである。
当該両走査信号A1及びA2の実際の位相は、公知の方法で検出される。全ての図では、それぞれただ1つの受信コイル21,22が、1つの目盛トラック11,12を走査するために示されている。公知の方法で補間される、互いに移相されている複数の走査信号を生成するため、実際には、上記走査装置2が、それぞれの目盛トラック11,12に対してそのそれぞれの目盛周期T1,T2の一部だけ互いにずらされた複数の受信コイルを有する。
第1受信コイル21は、第2受信コイル22の周期P2と同じ周期P1を有する。上記走査装置2が、同じ周期P1=P2を有する受信コイル21,22を備えることによって、一方では当該走査装置2の標準化された製造が可能であり、他方ではこの走査装置2の柔軟な使用も可能である。
本発明にしたがって構成された走査装置2は、目盛周期T1と目盛周期T2との差が異なる目盛トラック11,12を有する各種のスケール1に適合され得る。例えば、1024×T1=819200μmだけの絶対測定範囲が一義的に検出されなければならない場合、目盛周期T2=800.782μmが選択され得る。したがって、この測定範囲内の目盛周期T2の数は、1023個になり、目盛周期T1の数は、1024個になる。
本発明では、第2目盛トラック12の目盛周期T2が、この第2目盛トラック12を走査する受信コイル22の周期P2に対して不整合しているときに、その走査信号A2の振幅AMがさらに良好に評価可能であるように、この振幅だけが減少するという認識が利用される。約1%の不整合のときのその走査信号A2の振幅AMの当該減少は、図2にグラフで示されている。その走査信号A2の振幅AMの当該減少は、不整合の大きさだけに依存するのではなくて、その走査信号A2を生成するために使用される受信コイル12の周期P2の数にも依存することが分かる。不整合がないとみなした場合、より多くの周期P2が、走査信号A2の生成に寄与するほど、その絶対振幅AMは、より高い。最大で40%の振幅の減少を維持するためには、すなわち、依然として許容可能な振幅AMを維持するためには、約1%の不整合のときに、受信コイル22の、測定方向xに沿って前後して配置された約50個までの周期P2が、その走査信号A2の生成に寄与することが、図2から分かる。
以下の構成が、特に有益であると実証されている。
・走査信号を生成するための周期の数Nは、1<N<50であり、及び
・受信コイルの周期は、この受信コイルに適合された目盛トラックの目盛周期と最大で1%だけ異なる。
つまり、所定の不整合のときに、当該不整合に起因した走査信号の振幅の損失が、40%小さいように、それぞれ1つの走査信号を生成するために同時に走査されるN個の周期が選択される。
図3〜5に基づいて説明するように、本発明は、走査装置2の柔軟な使用も可能にする。
走査装置2内に取得されている絶対位置APが、従来の方法でケーブルを通じて後続の電子装置に伝送される。このために、この走査装置2は、ケーブル出力部4を有する。本発明は、2つの異なる方向又は配置で、走査装置2をスケール1の目盛トラック11及び12に適合させることを可能にする。
図3は、スケール1に対する走査装置2の配置の第1の可能性を示す。この第1の可能性では、第1受信コイル21が、第1目盛トラック11に適合されていて、信号周期T1の第1走査信号A1を取得するために、この第1目盛トラック11を走査する。また、この第1の可能性では、第2受信コイル22が、第2目盛トラック12に適合されていて、信号周期T2の第2走査信号A2を取得するために、この第2目盛トラック12を走査する。
図4は、本発明によって可能となった、スケール1に対する走査装置2の第2配置を示す。すなわち、走査装置2が、スケール1に対して180°だけ回転されて配置されている(当該回転方向は、図3では記入された矢印によって示されている)。この構成では、第1受信コイル21が、第2目盛トラック12に適合されていて、目盛周期T2を有する第2走査信号A2を取得するために、この第2目盛トラック12を走査する。これに対して、第2受信コイル22が、第1目盛トラック11に適合されていて、目盛周期T1を有する第1走査信号A1を取得するために、この第1目盛トラック11を走査する。
したがって、当該受信コイル21,22の同様な構造は、走査装置2の2つの異なる取り付け位置を可能にする。図3及び4で明らかであるように、当該構造によって、ケーブル出力部4の方向が、空間条件に応じて柔軟に選択され得る。
顧客によって希望された取り付け位置が、誘導式エンコーダの製造業者で既に所定に予め設定されている場合は、評価装置3が、当該製造業者によってこれに応じて既に適合されて構成されている。走査装置3の方向が、顧客(ユーザー)によって自由に選択可能でなければならない場合は、走査装置3も、可能な方向に応じて構成できるようにすることが必要である。
スケール1に対する走査装置2の選択された方向に応じて評価装置3を構成するための複数の可能性が存在する。1つの可能性は、評価装置3が、両走査信号A1及びA2を処理するために、選択された方向に応じて、2つの異なる稼働モードにプログラミングされる点にある。実際の方向に関する情報が、機械式に操作すべきスイッチを通じてユーザーから評価装置3に通知され得る、又は評価装置3自体によって調査され得る。当該自主的な調査では、実際の方向が、スケール1上に存在する情報を走査することによって確認される。スケール1上のこの情報は、走査装置2のセンサによって検出される磁石でもよい。しかし、走査装置2又は評価装置3が、走査によって−特に、相対移動時の走査信号A1,A2の実際の位相を評価することによって、目盛トラック11,12の異なる目盛周期T1,T2を確認し、当該確認された目盛周期に適合する評価装置3の稼働モードを選択することによって、当該スケール1に対する走査装置2の実際の方向を確認するための、このスケール1上に存在する情報が、当該目盛トラック11,12自体によって生成されてもよい。
図5には、1つの実施の形態が、上記の目的のために示されている。受信コイル21,22のうちの少なくとも1つの受信コイル−この実施の形態では、受信コイル22−が、測定方向Xに沿ってずらされた複数の部分22.1,22.2に分割されている。一方の部分22.1の走査信号A2.1と他方の部分22.2の走査信号A2.2とが、切替装置5に供給される。この切替装置5は、当該双方の走査信号A2.1の位相と走査信号A2.2の位相とを測定し、当該測定から、走査装置2の実際の方向を確認し、当該確認に応じて、評価装置3を正しい稼働モードに切り替える。当該両走査信号A2.1及びA2.2の位相又は移相が、当該走査信号に対応する目盛トラック12の目盛周期T2に比例する。その結果、部分22.1及び22.2が、目盛トラック11に適合されているのか又は目盛トラック12に適合されているのかどうかが、当該位相又は移相から一義的に確認され得る。当該部分22.1,22.2は、一緒に受信トラック22を形成し、走査信号A2は、走査信号A2.1と走査信号A2.2との和である。
以下に、本発明の別の実施の形態を図6〜9に基づいて説明する。一方ではスケール101に対する走査装置102の角度位置に関する目安を確認するため、他方では測定すべき絶対測定範囲内で区間ごとにさらに別の絶対位置を測定できるようにするため、第1の実施の形態による誘導式エンコーダが拡張されてある。その結果、絶対位置測定の信頼性が向上する。
−モアレ効果とも言われる−スケール101に対する走査装置102の傾斜に関する目安を確認するため、目盛周期T1を有する追加の第1目盛トラック11.1が、第1目盛トラック11に付設されている。この目盛トラック11.1は、測定方向Xに対して垂直に当該第1目盛トラック11から離間されている。走査装置102が、目盛トラック11.1を走査するために、励磁コイル51.1と周期P1を有する受信コイル21.1とを備える。当該目盛トラック11.1の走査では、この受信コイル21.1は、走査信号A1.1を生成する。スケール101に対する走査装置102の傾斜(図6の面を貫く回転軸を中心とした傾斜)が、2つの走査信号A1と走査信号A1.1とを比較することによって取得される。当該角度位置のこの実際の目安が、評価装置103内で走査装置102によって取得された走査信号A2,A3又はこれらの走査信号から測定された絶対位置APを補正するために使用され得る。
当該走査信号A1.1は、走査信号A1も補正するために追加して又はその代わりに使用され得る。例えば、当該補正された走査信号A1は、2つの信号A1及びA1.1を平均することによって取得され得る。
公知の方法では、走査すべき絶対測定範囲は、上記の複数の走査信号の位相が互いに比較されるこれらの走査信号の複数の信号周期の差によって決定されている。これらの信号周期が大きいほど、当該走査すべき絶対走査範囲は大きい。この示された例では、最大絶対測定範囲が、2つの走査信号A1及びA2によって、すなわち2つの目盛周期11及び12によって決定される。目盛トラック11の目盛周期T1が、これらの両走査信号A1及びA2から取得される絶対位置によって一義的に測定可能である必要がある。この実施の形態では、当該最大絶対測定範囲は、32.768×目盛周期T1未満である。この一義的な決定を簡単にするためには、当該最大絶対範囲が、複数の絶対測定範囲にさらに分割され、これらの絶対測定範囲のうちの1つの絶対測定範囲だけが、走査信号A1及びA2から取得される絶対位置によって一義的に決定される必要があることが好ましい。この示された実施の形態では、この目的のために、目盛周期T3を有する第3目盛トラック13が設けられている。走査装置102が、この目盛トラック13を走査するために励磁コイル53及び受信コイル23を有する。同様に、この目盛周期T3は、目盛周期T1と少しだけ異なる。第3受信コイル23の周期P3が、第1受信コイル21の周期P1に一致する。したがって、同様に、不整合が、目盛周期T1と周期P3との間に存在する。しかし、この不整合は、(不整合が無いときと比較して)信号周期T3を有する走査信号A3の振幅が、この不整合によって少しだけ(40%未満)減少される程度の不整合である。複数の絶対区間が、走査すべき全絶対測定範囲内で2つの走査信号A1及びA3の位相と位相とを比較することによって決定され得るように、目盛周期T1及びT3は選択されている。第1の実施の形態で説明した数値の例に基づいて、目盛周期T1=800μm、目盛周期T2=800.024μm及び目盛周期T3=800.782μmである。等しい位相P1=P2=P3=800μmを有する1つの受信コイル21,22,23が、それぞれの目盛トラック11,12及び13に適合されている。819200μmの絶対測定範囲が、位相の比較によって走査信号A1及びA3から得られる。この絶対測定範囲は、26214400μmの全測定範囲を長さ819200μmの32個の範囲に分割する。
本発明による誘導式エンコーダは、別の目盛トラック及び受信コイルをさらに有する。これらの目盛トラックは、絶対測定範囲をさらに大きくするために、又は存在する目盛トラック11,11.1,12,13によって決定された絶対測定範囲内で、絶対測定範囲をより小さい複数の絶対測定範囲にさらに分割するために使用され得る。
図6の実施の形態によれば、もう1つの目盛トラック−すなわち、第4目盛トラック14−が設けられている。この第4目盛トラック14は、走査信号A1及びA3によって取得されたそれぞれの絶対測定範囲を、より小さい複数の絶対測定範囲に分割するために使用される。目盛周期T4を有するこの第4目盛トラック14を走査するため、目盛周期T4の走査信号A4を生成する走査装置102が、励磁コイル54及び受信コイル24を有する。したがって、この受信コイル24の周期P4が、周期P1,P2,P3と異なる。図7及び8に基づいて後でさらに説明する、スケール101に対する走査装置102の柔軟な適合の利点が利用されなければならないときに、その他の受信コイル21,22,23と異なるこの周期P4では、受信コイル24が、対称線S上に配置される。
既に説明した数値の例に基づいて、目盛周期T4は、例えば825.806μmである。したがって、26214400μmの全絶対測定範囲が、走査信号A1及びA2から得られる。819200μmの絶対測定範囲が、走査信号A1及びA3から得られる。この絶対測定範囲は、26214400μmの全測定範囲を32個の範囲に分割する。25600の絶対測定範囲が、走査信号A1及びA4から得られる。この絶対測定範囲は、819200μmの測定範囲を32個の範囲に分割する。当該25600μmの絶対測定範囲は、同様に32×T1に相当する。したがって、この例では、2つの目盛トラック11及び12によって決定された全絶対測定距離は、さらなる目盛トラックT3,T4によってそれぞれ32個のステップにさらに分割される。当然に、この分割係数は、例示にすぎず、本発明を全く限定しない。
本発明の第2の実施の形態でも、上記の利点が得られる。一方では、走査装置102は、大量に安価に製造され得る。何故なら、全ての受信コイル21,21.2,22,23がそれぞれ、同じ周期P1=P2=P3を有するからである。他方では、本発明は、走査装置102をスケール101に対して様々に適合させることを可能にする。これらの有利な効果に対する条件は、同一に形成された受信コイル21,21.1,22,23を対称線Sに対して対称に配置することだけである。図7及び8には、走査装置102及びスケール101の2通りの可能な配置が大まかに示されている。図8は、第2の配置を示す。この第2の配置では、走査装置102が、図7に示された第1の配置に対して180°だけ回転されている。したがって、ケーブル出力部104の方向が、空間条件に応じてさらに柔軟に選択され得る。
評価装置103が、当該選択された配置に応じて適切に構成される必要がある。このために、第1の実施の形態に基づいて説明した解決手段が使用され得る。以下に、評価装置103を柔軟に適合させるために可能な好適な実施の形態を図9に基づいて説明する。切替装置105が、例えばスイッチとして評価装置103に付設されている。このスイッチは、走査装置102及びスケール101の実際の配置に応じて、走査信号A1,A2,A3,A4を第1稼働モード又は第2稼働モードで処理する。当該2つの異なる稼働モードを明らかにするため、2つのブロック61及び62が、図9に概略的に記入されている。これらのブロックは、ソフトウェアとして又は回路として構成され得る。図示された切替位置では、走査信号A1,A2,A3,A4が、ブロック61内に予め設定されている稼働モードにしたがって処理され、破線で示された第2稼働モードでは、走査信号A1,A2,A3,A4が、ブロック62内に予め設定されている稼働モードにしたがって処理される。
1 スケール
2 走査装置
3 評価装置
4 ケーブル出力部
5 切替装置
11 第1目盛トラック
11.1 目盛トラック
12 第2目盛トラック
13 第3目盛トラック
14 第4目盛トラック
21 第1受信コイル
21.1 受信コイル
22 第2受信コイル
23 受信コイル
24 受信コイル
51 励磁巻線
51.1 励磁コイル
52 励磁巻線
61 ブロック
62 ブロック
22.1 目盛トラック11の一部
22.2 目盛トラック12の一部
101 スケール
102 走査装置
103 評価装置
104 ケーブル出力部
105 切替装置
A1 走査信号
A2 走査信号
A2.1 走査信号
A2.2 走査信号
A3 走査信号
A4 走査信号
AP 絶対位置
P1 周期
P2 周期
T1 第1目盛周期
T2 第2目盛周期
T3 目盛周期
T4 目盛周期
AM 振幅
S 対称線
N 周期数
X 測定装置

Claims (13)

  1. 1つのスケール(1,101)と1つの走査装置(2,102)と1つの評価装置(3,103)とを有する誘導式エンコーダにおいて、
    前記スケール(1,101)は、測定方向(X)に沿って延在する少なくとも1つの第1目盛トラック(11)と、当該第1目盛トラック(11)に対して平行に延在する1つの第2目盛トラック(12)とを有し、前記第1目盛トラック(11)は、第1目盛周期(T1)を有する複数のマークを備え、前記第2目盛トラック(12)は、第2目盛周期(T2)を有する複数のマークを備え、
    前記第1目盛周期(T1)は、前記第2目盛周期(T2)と僅かに異なり、
    前記走査装置(2,102)は、前記第1目盛トラック(11)を走査し、その第1目盛周期(T1)に応じて周期的な第1走査信号(A1)を生成するための、第1周期(P1)を有する1つの第1受信コイル(21)と、前記第2目盛トラック(12)を走査し、その第2目盛周期(T2)に応じて周期的な第2走査信号(A2)を生成するための、第2周期(P2)を有する1つの第2受信コイル(22)とを備え、
    前記第1受信コイル(21)の前記第1周期(P1)は、前記第2受信コイル(22)の前記第2周期(P2)に等しく、
    前記評価装置(3,103)は、前記第1走査信号(A1)の位相と前記第2走査信号(A2)の位相とを検出し、これらの位相から、複数の第1目盛周期及び第2目盛周期の1つの測定範囲内の1つの絶対位置(AP)を生成するために構成されており、
    前記スケール(101)は、少なくとも1つの別の第3目盛トラック(13)を有し、この別の第3目盛トラック(13)の目盛周期(T3)は、前記第1目盛トラック(11)の目盛周期(T1)と、前記第2目盛トラック(12)の目盛周期(T2)とのそれぞれと僅かに異なること、及び
    前記走査装置(102)は、前記別の第3目盛トラック(13)を走査して別の走査信号(A3)を生成するための周期(P3)を有する少なくとも1つの別の第3受信コイル(23)を備え、その別の第3受信コイル(23)の周期(P3)は、前記第1周期(P1)と前記第2周期(P1)とに一致することを特徴とする誘導式エンコーダ。
  2. 前記第1目盛トラック(11)の偶数個の目盛周期と、前記第2目盛トラック(12)の奇数個の目盛周期とが、前記測定範囲内に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の誘導式エンコーダ。
  3. 前記測定範囲内では、前記第1目盛トラック(11)の目盛周期の数が、前記第2目盛トラック(12)の目盛周期の数と1だけ異なることを特徴とする請求項2に記載の誘導式エンコーダ。
  4. 所定の不整合のときに、当該不整合に起因した前記第2及び第3走査信号(A2,A3)の振幅の損失が、不整合無しのときと比較して40%小さいように、それぞれ1つの第2及び第3走査信号(A2,A3)を生成するために同時に走査される周期の数Nが選択されることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の誘導式エンコーダ。
  5. それぞれの第2及び第3走査信号(A,A3)を生成するための前記周期の数Nは、以下の条件
    1<N<50を満たすこと、及び
    前記第2及び第3受信コイル(22,23)の第2及び第3周期(P2,P3)は、この第2及び第3受信コイル(22,23)に適合された前記第2及び第3目盛トラック(12,13)の第2及び第3目盛周期(T2,T3)と最大で1%だけ異なることを特徴とする請求項に記載の誘導式エンコーダ。
  6. 複数の前記第1、第2及び第3目盛トラック(11,12,13)に適合された、同じ周期の複数の前記第1、第2及び第3受信コイル(21,22,23)が、前記測定方向(X)に対して平行に延在する1つの対称線(S)に対して対称に配置されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の誘導式エンコーダ。
  7. 前記走査装置(102)は、前記対称線(S)上に配置されている1つの第4受信コイル(24)を有することを特徴とする請求項に記載の誘導式エンコーダ。
  8. 前記対称線(S)上に配置された前記第4受信コイル(24)の周期(P4)は、前記第1受信コイル(21)の周期(P1)及び前記第2受信コイル(22)の周期(P2)と異なることを特徴とする請求項に記載の誘導式エンコーダ。
  9. 切替装置(5,105)が、前記第1〜第4走査信号(A1〜A4)の処理を第1稼働モードから第2稼働モードに選択的に切り替えるために設けられていて、
    前記第1稼働モードでは、前記走査装置(2,102)が、前記スケール(1,101)に対する第1位置に指向されていて、前記第2稼働モードでは、前記走査装置(2,102)が、前記スケール(1,101)に対する第2位置に指向されていて、この第2位置では、前記走査装置(2,102)が、前記第1位置に対して180°だけ旋回されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の誘導式エンコーダ。
  10. 前記切替装置(5)は、前記走査装置(2)の前記第1位置と前記第2位置とを前記第1及び第2走査信号(A1,A2)を評価することによって確認するように構成されていることを特徴とする請求項に記載の誘導式エンコーダ。
  11. 測定方向(X)に互いにずらされた複数の受信コイルの一部(22.1,22.2)が、複数の前記目盛トラックうちの少なくとも1つの第2目盛トラック(12)に適合されていて、当該それぞれの受信コイルの一部(22.1,22.2)が、1つの走査信号(A2.1,A2.2)を生成すること、及び
    前記走査装置(2)の前記第1位置と前記第2位置とをこれらの走査信号(A2.1、A2.2)から確認するように、前記切替装置(5)は構成されていることを特徴とする請求項10に記載の誘導式エンコーダ。
  12. 前記測定方向(X)に対して直角に互いに離間された、前記スケール(101)の2つの追加的な第1及び第2目盛トラック(11.1,11.2)が、同じ目盛周期(P1)を有し、前記走査装置(102)が、同じ周期(T1)の2つの第1及び追加的な第1走査信号(A1,A1.1)を生成するために複数の励磁コイル(51,51.1)を有することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の誘導式エンコーダ。
  13. 前記評価装置(103)は、前記スケール(101)に対する前記走査装置(102)のモアレ角度に関する目安を同じ周期(T1)の前記2つの第1及び追加的な第1走査信号(A1,A1.1)から確認するように構成されていることを特徴とする請求項12に記載の誘導式エンコーダ。
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