JP6400346B2 - 手動での引き込み、ロックアウトおよび接続の機構を有する、アダプタ直接駆動 - Google Patents

Description

関連出願の引用
本願は、２０１３年６月２０日に出願された米国仮特許出願第６１／８３７，２２５号の利益および優先権を主張する。この米国仮特許出願の全内容は、本明細書中に参考として援用される。

背景
１．技術分野
本開示は、内視鏡外科手術手順を実施するための外科手術装置、デバイスおよび／またはシステム、ならびにこれらを使用する方法に関する。より特定すると、本開示は、組織をクランプ留めし、切断し、そして／またはステープル留めするための、取り外し可能な使い捨て装填ユニットおよび／または単回使用装填ユニットと一緒に使用するために構成された、電気機械的携帯型外科手術装置、アダプタ、デバイスおよび／またはシステムに関する。

２．関連技術の背景
現在、電気機械的外科手術デバイスを作動させそして／または操作するために、種々の駆動システムが存在する。多くの例において、これらの電気機械的外科手術デバイスは、再使用可能なハンドルアセンブリ、および使い捨てまたは単回使用の装填ユニットを備える。これらの装填ユニットは、使用前にこのハンドルアセンブリに選択的に接続され、そして処分する目的、またはいくつかの例においては再使用のために滅菌する目的で、使用後にこのハンドルアセンブリから接続解除される。

既存の外科手術デバイスおよび／またはハンドルアセンブリの多くと一緒に使用するための、既存のエンドエフェクタの多くは、直線力によって駆動される。例えば、胃腸内吻合手順、端端吻合手順および横断吻合手順を実施するためのエンドエフェクタはそれぞれ代表的に、作動させられる目的で直線駆動力を必要とする。従って、これらのエンドエフェクタは、動力などを送達するために回転運動を使用する外科手術デバイスおよび／またはハンドルアセンブリと適合しない。

直線状に駆動されるエンドエフェクタを、動力を送達するために回転運動を使用する外科手術デバイスおよび／またはハンドルアセンブリと適合性にする目的で、直線状に駆動されるエンドエフェクタと、回転により駆動される外科手術デバイスおよび／またはハンドルアセンブリとの間をインターフェースさせて相互接続するための、アダプタおよび／またはアダプタアセンブリの必要性が存在する。これらの外科手術デバイスに連結させるための、手動での引き込み、接続、ならびにロックおよび解放の機構を備えるアダプタもまた、必要とされている。

本発明は、例えば、以下を提供する：
（項目１）
エンドエフェクタをハンドルアセンブリに連結させるための外科手術デバイスアダプタであって、該外科手術デバイスアダプタは：
ハウジング；
該ハウジング内に配置され、該ハンドルアセンブリおよび該エンドエフェクタに連結可能である駆動機構；ならびに
該外科手術デバイスアダプタに連結され、そして該ハンドルアセンブリに選択的に連結可能である駆動連結アセンブリであって、該駆動連結アセンブリは、引き込みアセンブリを備え、該引き込みアセンブリは、該外科手術デバイスアダプタにより規定される長手方向軸の周りでの該ハウジングに対する該駆動連結アセンブリの回転が、該駆動機構を起動させるように、該駆動機構に選択的に連結可能である、駆動連結アセンブリ
を備える、外科手術デバイスアダプタ。
（項目２）
上記駆動機構は、上記エンドエフェクタに連結されて該エンドエフェクタを起動させるように構成された第一の駆動ねじを備え、該第一の駆動ねじは、上記駆動連結アセンブリ内に配置された第一の歯車に機械的に係合させられている、上記項目に記載の外科手術デバイスアダプタ。
（項目３）
上記引き込みアセンブリが：
上記駆動連結アセンブリ内に旋回可能に連結されたロック揺動部；および
上記長手方向軸の周りで該駆動連結アセンブリに対して回転可能であるロックリングであって、該ロックリングの回転の際に、該ロックリングは、該ロック揺動部を起動させて該ロック揺動部を上記第一の歯車と嵌合により係合させるように構成されている、ロックリング
を備える、上記項目のいずれかに記載の外科手術デバイスアダプタ。
（項目４）
上記引き込みアセンブリが：
上記駆動カップリングにスライド可能に連結され、そして上記ロックリングと係合しているばね付勢されたロックボルトであって、該ロックボルトは、該ロックリングの回転を防止するように構成されている、ばね付勢されたロックボルト
をさらに備える、上記項目のいずれかに記載の外科手術デバイスアダプタ。
（項目５）
上記ロックリングが、可撓性の弾力性タブをさらに備え、該可撓性の弾力性タブは、上記駆動連結アセンブリに係合して該ロックリングの回転を防止するように構成されている、上記項目のいずれかに記載の外科手術デバイスアダプタ。
（項目６）
上記駆動連結アセンブリは：
該駆動連結アセンブリ内に旋回可能に連結され、そして上記ハンドルアセンブリに係合するように構成された少なくとも１つのラッチ
を備える、上記項目のいずれかに記載の外科手術デバイスアダプタ。
（項目７）
上記少なくとも１つのラッチが、該ラッチの遠位端に連結されたタブを備え、該タブは、上記第一の歯車に係合するように構成されている、上記項目のいずれかに記載の外科手術デバイスアダプタ。
（項目８）
上記駆動連結アセンブリは：
該駆動連結アセンブリに対して回転可能であるロックリングであって、該ロックリングは、回転の際に、上記タブに係合して、該タブを上記第一の歯車と嵌合により係合させるように構成されている、ロックリング
を備える、上記項目のいずれかに記載の外科手術デバイスアダプタ。
（項目９）
上記駆動機構は、第二の駆動ねじを備え、該第二の駆動ねじは、上記エンドエフェクタに連結されており、そして該エンドエフェクタを、上記長手方向軸を横断する旋回軸の周りで関節運動させるように構成されており、該第二の駆動ねじは、上記駆動連結アセンブリ内に配置された第二の歯車に機械的に係合させられている、上記項目のいずれかに記載の外科手術デバイスアダプタ。
（項目１０）
上記引き込みアセンブリは：
カムスロットを備えるカムロック；および
上記駆動連結アセンブリ内にスライド可能に配置されたスライド可能なボタンであって、該スライド可能なボタンは、該カムスロット内に配置されたピンを備え、該スライド可能なボタンの近位方向への移動は、該カムロックを起動させて上記第二の歯車と嵌合により係合させる、スライド可能なボタン
を備える、上記項目のいずれかに記載の外科手術デバイスアダプタ。
（項目１１）
上記引き込みアセンブリは：
上記駆動カップリングにスライド可能に連結されたばね付勢された解放スイッチであって、該ばね付勢された解放スイッチは、上記スライド可能なボタンの長手軸方向の移動を防ぐように構成されている、ばね付勢された解放スイッチ
をさらに備える、上記項目のいずれかに記載の外科手術デバイスアダプタ。
（項目１２）
上記スライド可能なボタンは、該スライド可能なボタンの近位端にラッチをさらに備え、該ラッチは、該スライド可能なボタンが近位方向に移動させられるときに、上記駆動連結アセンブリに係合するように構成されている、上記項目のいずれかに記載の外科手術デバイスアダプタ。
（項目１３）
外科手術デバイスであって、
第一の顎、および該第一の顎に対して移動可能である第二の顎を備える、エンドエフェクタ；
該顎のアセンブリに機械的に連結された少なくとも１つのモータを備えるハンドルアセンブリ；ならびに
該顎のアセンブリの近位端および該ハンドルアセンブリの遠位端に取り外し可能に連結されたアダプタアセンブリであって、該アダプタアセンブリは：
ハウジング；
該ハウジング内に配置され、そして該少なくとも１つのモータを該エンドエフェクタに連結させるように構成されている駆動機構；および
該外科手術デバイスのアダプタに連結され、そして外科手術器具に選択的に連結可能である駆動連結アセンブリであって、該駆動連結アセンブリは、引き込みアセンブリを備え、該引き込みアセンブリは、該外科手術デバイスのアダプタにより規定される長手方向軸の周りでの該ハウジングに対する該駆動連結アセンブリの回転が、該駆動機構を起動させるように、該駆動機構に選択的に連結可能である、駆動連結アセンブリ
を備える、アダプタアセンブリ
を備える、外科手術デバイス。
（項目１４）
上記駆動機構は：
上記エンドエフェクタに連結され、上記第一の顎および上記第二の顎を起動させるように構成された第一の駆動ねじであって、該第一の駆動ねじは、上記駆動連結アセンブリ内に配置された第一の歯車に機械的に係合させられている、第一の駆動ねじ；ならびに
該エンドエフェクタに連結され、該エンドエフェクタを、上記長手方向軸を横断する旋回軸の周りで関節運動させるように構成された第二の駆動ねじであって、該第二の駆動ねじは、該駆動連結アセンブリ内に配置された第二の歯車に機械的に係合させられている、第二の駆動ねじ
を備える、上記項目に記載の外科手術デバイス。
（項目１５）
上記引き込みアセンブリは：
上記駆動連結アセンブリ内に旋回可能に連結されたロック揺動部；および
該駆動連結アセンブリに対して回転可能であるロックリングであって、該ロックリングの回転の際に、該ロックリングは、該ロック揺動部に係合して該ロック揺動部を上記第一の歯車と嵌合により係合させるように構成されている、ロックリング
を備える、上記項目のいずれかに記載の外科手術デバイス。
（項目１６）
上記引き込みアセンブリは：
上記駆動カップリングにスライド可能に連結され、上記ロックリングと係合しているばね付勢されたロックボルトであって、該ロックボルトは、上記ロックリングの回転を防止するように構成されている、ばね付勢されたロックボルト
をさらに備える、上記項目のいずれかに記載の外科手術デバイス。
（項目１７）
上記ロックリングは、上記駆動連結アセンブリに係合し、上記ロックリングの回転を防止するように構成された可撓性の弾力性タブをさらに備える、上記項目のいずれかに記載の外科手術デバイス。
（項目１８）
上記駆動連結アセンブリは：
該駆動連結アセンブリ内に旋回可能に連結され、上記外科手術デバイスと係合するように構成された少なくとも１つのラッチであって、該少なくとも１つのラッチは、該ラッチの遠位端に連結されたタブを備え、該タブは、上記第一の歯車に係合するように構成されている、少なくとも１つのラッチ
を備える、上記項目のいずれかに記載の外科手術デバイス。
（項目１９）
上記駆動連結アセンブリは：
上記駆動連結アセンブリに対して回転可能であるロックリングであって、該ロックリングの回転の際に、該ロックリングは、上記タブに係合して該タブを上記第一の歯車と嵌合により係合させるように構成されている、ロックリング
を備える、上記項目のいずれかに記載の外科手術デバイス。
（項目２０）
上記引き込みアセンブリは：
カムスロットを備えるカムロック；および
上記駆動連結アセンブリ内にスライド可能に配置されたスライド可能なボタンであって、該スライド可能なボタンは、該カムスロット内に配置されたピンを備え、該スライド可能なボタンの近位方向への移動は、該カムロックを起動させて上記第二の歯車と嵌合により係合させる、スライド可能なボタン；および
該駆動カップリングにスライド可能に連結され、該スライド可能なボタンの長手軸方向の移動を防止するように構成されている、ばね付勢された解放スイッチ
を備える、上記項目のいずれかに記載の外科手術デバイス。

摘要
エンドエフェクタをハンドルアセンブリに連結するための外科手術デバイスアダプタが開示される。この外科手術デバイスアダプタは、ハウジング；このハウジング内に配置されてこのハンドルアセンブリおよびこのエンドエフェクタに連結可能である駆動機構；ならびにこの外科手術デバイスアダプタに連結され、そしてこのハンドルアセンブリに選択的に連結可能である駆動連結アセンブリであって、この駆動連結アセンブリは、引き込みアセンブリを備え、この引き込みアセンブリは、外科手術デバイスアダプタにより規定される長手方向軸の周りでの、このハウジングに対するこの駆動連結アセンブリの回転が、この駆動機構を起動させるように、この駆動機構に選択的に連結可能である、駆動連結アセンブリを備える。

要旨
本発明の例示的な実施形態のさらなる詳細および局面が、添付の図面を参照しながら以下により詳細に記載される。

本開示の１つの実施形態によれば、エンドエフェクタをハンドルアセンブリに連結するための外科手術デバイスアダプタが開示される。この外科手術デバイスアダプタは、ハウジング；このハウジング内に配置されてこのハンドルアセンブリおよびこのエンドエフェクタに連結可能である駆動機構；ならびにこの外科手術デバイスアダプタに連結され、そしてこのハンドルアセンブリに選択的に連結可能である駆動連結アセンブリであって、この駆動連結アセンブリは、引き込みアセンブリを備え、この引き込みアセンブリは、外科手術デバイスアダプタにより規定される長手方向軸の周りでの、このハウジングに対するこの駆動連結アセンブリの回転が、この駆動機構を起動させるように、この駆動機構に選択的に連結可能である、駆動連結アセンブリを備える。

上記実施形態の１つの局面によれば、この駆動機構は、このエンドエフェクタに連結されてこのエンドエフェクタを起動させるように構成された第一の駆動ねじを備え、この第一の駆動ねじは、この駆動連結アセンブリ内に配置された第一の歯車と機械的に係合させられる。

上記実施形態の１つの局面によれば、この引き込みアセンブリは、この駆動連結アセンブリ内に旋回可能に連結されたロック揺動部；および長手方向軸の周りで、この駆動連結アセンブリに対して回転可能であるロックリングであって、このロックリングの回転の際に、このロックリングは、このロック揺動部を起動させてこのロック揺動部をこの第一の歯車と嵌合により係合させるように構成されている、ロックリングを備える。

上記実施形態の１つの局面によれば、この引き込みアセンブリは、この駆動カップリングにスライド可能に連結され、このロックリングと係合するばね付勢されたロックボルトをさらに備え、このロックボルトは、このロックリングの回転を防止するように構成されている。

上記実施形態の１つの局面によれば、このロックリングは、可撓性の弾力性タブをさらに備え、この可撓性の弾力性タブは、この駆動連結アセンブリに係合し、そしてこのロックリングの回転を防止するように構成されている。

上記実施形態の１つの局面によれば、この駆動連結アセンブリは、この駆動連結アセンブリ内に旋回可能に連結された少なくとも１つのラッチを備え、この少なくとも１つのラッチは、ハンドルアセンブリに係合するように構成されている。

上記実施形態の１つの局面によれば、このラッチは、このラッチの遠位端に連結されたタブを備え、このタブは、この第一の歯車に係合するように構成されている。

上記実施形態の１つの局面によれば、この駆動連結アセンブリは、この駆動連結アセンブリに対して回転可能であるロックリングを備え、このロックリングの回転の際に、このロックリングは、このタブに係合して、このタブをこの第一の歯車と嵌合により係合させるように構成されている。

上記実施形態の１つの局面によれば、この駆動機構は、第二の駆動ねじを備え、この第二の駆動ねじは、このエンドエフェクタに連結され、そしてこのエンドエフェクタを、長手方向軸を横断する旋回軸の周りで関節運動させるように構成されており、この第二の駆動ねじは、駆動連結アセンブリ内に配置された第二の歯車と機械的に係合させられる。

上記実施形態の１つの局面によれば、この引き込みアセンブリは、カムスロットを備えるカムロック；および駆動連結アセンブリ内にスライド可能に配置されたスライド可能なボタンであって、このスライド可能なボタンは、このカムスロット内に配置されたピンを備え、このスライド可能なボタンの近位方向への移動は、このカムロックを起動させて、第二の歯車と嵌合により係合させる、スライド可能なボタンを備える。

上記実施形態の１つの局面によれば、この引き込みアセンブリは、この駆動カップリングにスライド可能に連結されてこのスライド可能なボタンの長手軸方向の移動を防止するように構成された、ばね付勢された解放スイッチをさらに備える。

上記実施形態の１つの局面によれば、このスライド可能なボタンは、このスライド可能なボタンの近位端にラッチをさらに備え、このラッチは、このスライド可能なボタンが近位方向に移動させられるときに、この駆動連結アセンブリに係合するように構成されている。

本開示の１つの実施形態によれば、外科手術デバイスが開示される。この外科手術デバイスは、第一の顎、およびこの第一の顎に対して移動可能である第二の顎を備える、エンドエフェクタ；顎のアセンブリに機械的に連結された少なくとも１つのモータを備えるハンドルアセンブリ；この顎のアセンブリの近位端およびこのハンドルアセンブリの遠位端に取り外し可能に連結されたアダプタアセンブリを備える。このアダプタアセンブリは、ハウジング；このハウジング内に配置された駆動機構であって、この少なくとも１つのモータをこのエンドエフェクタに連結するように構成されている、駆動機構；およびこの外科手術デバイスアダプタに連結され、そしてこの外科手術器具に選択的に連結可能である駆動連結アセンブリであって、この駆動連結アセンブリは、引き込みアセンブリを備え、この引き込みアセンブリは、この駆動連結アセンブリの、外科手術デバイスアダプタにより規定される長手方向軸の周りでのこのハウジングに対しての回転が、この駆動機構を起動させるように、この駆動機構に選択的に連結可能である、駆動連結アセンブリを備える。

上記実施形態の１つの局面によれば、この駆動機構は、このエンドエフェクタに連結されてこの第一の顎および第二の顎を起動させるように構成された第一の駆動ねじであって、この第一の駆動ねじは、この駆動連結アセンブリ内に配置された第一の歯車と機械的に係合させられる、第一の駆動ねじ；ならびにこのエンドエフェクタに連結され、そしてこのエンドエフェクタを長手方向軸を横断する旋回軸の周りで関節運動させるように構成された第二の駆動ねじであって、この第二の駆動ねじは、この駆動連結アセンブリ内に配置された第二の歯車と機械的に係合させられる、第二の駆動ねじを備える。

上記実施形態の１つの局面によれば、この引き込みアセンブリは、この駆動連結アセンブリ内に旋回可能に連結されたロック揺動部；およびこの駆動連結アセンブリに対して回転可能であるロックリングであって、このロックリングの回転の際に、このロックリングは、このロック揺動部に係合してこのロック揺動部をこの第一の歯車と嵌合により係合させるように構成されている、ロックリングを備える。

上記実施形態の１つの局面によれば、この引き込みアセンブリは、ばね付勢されたロックボルトをさらに備え、このロックボルトは、この駆動カップリングにスライド可能に連結され、そしてこのロックリングと係合し、このロックボルトは、このロックリングの回転を防止するように構成されている。

上記実施形態の１つの局面によれば、このロックリングは、この駆動連結アセンブリに係合してこのロックリングの回転を防止するように構成された、可撓性の弾力性タブをさらに備える。

上記実施形態の１つの局面によれば、この駆動連結アセンブリは、この駆動連結アセンブリ内に旋回可能に連結され、外科手術デバイスに係合するように構成された少なくとも１つのラッチを備え、この少なくとも１つのラッチは、このラッチの遠位端に連結されたタブを備え、このタブは、この第一の歯車に係合するように構成されている。

上記実施形態の１つの局面によれば、この駆動連結アセンブリは、この駆動連結アセンブリに対して回転可能であるロックリングを備え、このロックリングの回転の際に、このロックリングは、このタブに係合してこのタブをこの第一の歯車と嵌合により係合させるように構成されている。

上記実施形態の１つの局面によれば、この引き込みアセンブリは、カムスロットを備えるカムロック；および駆動連結アセンブリ内にスライド可能に配置されたスライド可能なボタンであって、このスライド可能なボタンは、このカムスロット内に配置されたピンを備え、このスライド可能なボタンの近位方向への移動は、このカムロックを起動させて、この第二の歯車と嵌合により係合させる、スライド可能なボタン；および駆動カップリングにスライド可能に連結された、ばね付勢された解放スイッチであって、このスライド可能なボタンの長手軸方向の移動を防止するように構成されている、ばね付勢された解放スイッチを備える。

本開示の実施形態が、添付の図面を参照しながら本明細書中に記載される。

図１は、本開示による、外科手術器具、エンドエフェクタおよびアダプタアセンブリを備える電気機械的外科手術システムの斜視図である。 図２は、本開示による図１の外科手術器具の斜視正面図である。 図３は、本開示による図１のアダプタアセンブリの斜視背面図である。 図４は、本開示による図１のアダプタアセンブリの背面図である。 図５は、本開示による図１のアダプタアセンブリのさらなる斜視背面図である。 図６は、本開示による図１のアダプタアセンブリの駆動カップリングの斜視図である。 図７は、本開示による図６の駆動カップリングの１対の対向するラッチの斜視図である。 図８は、本開示による図７の１対のラッチのうちの１つのラッチの斜視図である。 図９は、本開示による図１のアダプタアセンブリの斜視部分分解図である。 図１０は、本開示による図１のアダプタアセンブリの遠位ハウジングブロックの斜視図である。 図１１は、本開示による図１のアダプタアセンブリのシャフトおよびピンの斜視図である。 図１２は、本開示による図１のアダプタアセンブリの背面部分分解図である。 図１３は、本開示による図１のアダプタアセンブリの近位ハウジングブロックの斜視図である。 図１４は、図３の線１４−１４を横切って見た、本開示による図１のアダプタアセンブリの断面側面図である。 図１５は、本開示による、引き込みアセンブリおよび図１のアダプタアセンブリを備える駆動連結アセンブリの部分分解側面図である。 図１６は、本開示による図１５の駆動連結アセンブリの斜視図である。 図１７は、引き込みアセンブリのロック揺動部が駆動機構から脱係合されている、本開示による図１５のアダプタアセンブリの、図１６の線１７−１７に沿って見た断面図である。 図１８は、引き込みアセンブリのロック揺動部が駆動機構に係合している、本開示による図１５のアダプタアセンブリの、図１６の線１７−１７に沿って見た断面図である。 図１９は、ロックボルトが引き込みアセンブリのロックリングと係合している、本開示による図１５のアダプタアセンブリの、図３の線１４−１４に沿って見た断面図である。 図２０は、本開示による図１７の駆動機構の斜視部分分解図である。 図２１は、本開示による図１５のアダプタアセンブリの背面部分分解図である。 図２２は、本開示によるスペーサーの斜視図である。 図２３は、本開示による図１５のアダプタアセンブリの側面部分分解図である。 図２４は、本開示による図１５のアダプタアセンブリの背面図である。 図２５は、本開示による図１９のロックボルトの斜視図である。 図２６は、本開示による図１７のロック揺動部の斜視図である。 図２７は、本開示による図１９のロックリングの斜視図である。 図２８は、本開示による、ホーム構成にある図１７の引き込みアセンブリの斜視部分分解図である。 図２９は、ロックボルトがロックリングから脱係合している、本開示による図１７の引き込みアセンブリの斜視部分分解図である。 図３０は、ロックリングが部分的に回転している、本開示による図１７の引き込みアセンブリの斜視部分分解図である。 図３１は、ロックリングが完全に回転してロックを旋回させている、本開示による図１７の引き込みアセンブリの斜視部分分解図である。 図３２は、本開示の別の実施形態による引き込みアセンブリを有する駆動連結アセンブリの側面図である。 図３３は、本開示による図３２の引き込みアセンブリのロックボルトの斜視図である。 図３４は、本開示による図３２の引き込みアセンブリのロックリングの斜視図である。 図３５は、本開示の別の実施形態による引き込みアセンブリを有する駆動連結アセンブリの側面図である。 図３６は、本開示による図３５の引き込みアセンブリのロックリングの斜視図である。 図３７は、本開示の別の実施形態による、引き込みアセンブリを有する駆動連結アセンブリの斜視部分分解図である。 図３８は、本開示による図３７の引き込みアセンブリのロックリングおよびラッチの斜視部分分解図である。 図３９は、本開示による関節運動駆動機構および関節運動引き込みアセンブリを有する、図１のアダプタアセンブリの背面斜視図である。 図４０は、本開示による図３９の関節運動引き込みアセンブリの側面部分分解図である。 図４１は、本開示による図３９の関節運動引き込みアセンブリのスライド可能なボタンおよびカムロックの側面図である。 図４２は、関節運動引き込みアセンブリがホーム構成にある、本開示による図１のアダプタアセンブリの側面図である。 図４３は、関節運動引き込みアセンブリが関節運動駆動機構と係合している、本開示による図１のアダプタアセンブリの側面図である。 図４４は、関節運動引き込みアセンブリがホーム構成にあり、そして解放スイッチが閉じた構成にある、本開示による図１のアダプタアセンブリの側面図である。 図４５は、解放スイッチが開いた構成にあり、そしてスライド可能なボタンが遠位の構成にある、本開示による図１のアダプタアセンブリの側面図である。 図４６は、解放スイッチが開いた構成にあり、そしてスライド可能なボタンが近位の構成にある、本開示による図１のアダプタアセンブリの側面図である。 図４７は、解放スイッチが閉じた構成にあり、そしてスライド可能なボタンが近位の構成にある、本開示による図１のアダプタアセンブリの側面図である。

実施形態の詳細な説明
本開示の電気機械的外科手術システム、装置および／またはデバイスの実施形態が、図面を参照しながら詳細に記載され、図面において、同じ参照番号は、数枚の図の各々における同一の要素または対応する要素を表す。本明細書中で使用される場合、用語「遠位」とは、電気機械的外科手術システム、装置および／またはデバイス、あるいはその構成要素の、使用者から遠い方の部分をいい、一方で、用語「近位」とは、電気機械的外科手術システム、装置および／またはデバイス、あるいはその構成要素の、使用者に近い方の部分をいう。用語「左」および「右」は、外科手術システム、装置および／またはデバイスが非回転（例えば、ホーム）構成にある間に、この電気機械的外科手術システム、装置および／またはデバイスの近位端から遠位端の方に向いている使用者の視野で見て、電気機械的外科手術システム、装置および／またはデバイス、あるいはその構成要素の、それぞれ左側および右側にある部分をいう。

最初に図１〜図３を参照すると、本開示の１つの実施形態による、電気機械的携帯型動力式外科手術システムが示され、一般に１０で表されている。電気機械的外科手術システム１０は、電気機械的携帯型動力式外科手術器具１００の形態の外科手術装置またはデバイスを備え、これは、複数の異なるエンドエフェクタ３００を、アダプタアセンブリ２００（例えば、細長本体）を介して選択的に取り付けるために構成される。エンドエフェクタ３００およびアダプタアセンブリ２００は、電気機械的携帯型動力式外科手術器具１００による起動および操作のために構成される。具体的には、外科手術器具１００、アダプタアセンブリ２００、およびエンドエフェクタ３００は、互いから分離可能であることにより、外科手術器具１００は、アダプタアセンブリ２００との選択的な接続のために構成され、次に、アダプタアセンブリ２００は、複数の異なるエンドエフェクタ３００のいずれか１つとの選択的な接続のために構成される。

国際出願第ＰＣＴ／ＵＳ２００８／０７７２４９号（２００８年９月２２日出願（国際公開第２００９／０３９５０６号））および米国特許出願公開第２０１１／０１２１０４９号（これらの全ての全内容は、本明細書中に参考として援用される）が、例示的な電気機械的携帯型動力式外科手術器具１００の構築および作動の詳細な説明に関して、参照され得る。

図１および図２に図示されるように、外科手術器具１００は、１つまたは１つより多くの制御器、電源、および駆動機構を備えるハンドルハウジング１０２を備え、この駆動機構は、１つまたは１つより多くのモータ、歯車セレクタボックス、および伝動装置機構などを有する。ハウジング１０２はまた、制御アセンブリ１０３を支持する。制御アセンブリ１０３は、指で起動される１つもしくは１つより多くの制御ボタン、揺動部デバイス、ジョイスティックまたは他の方向制御器を備え得、これらの入力は、駆動機構に伝えられて、アダプタアセンブリ２００およびエンドエフェクタ３００を起動させる。

具体的には、駆動機構は、エンドエフェクタ３００のツールアセンブリ３０４をエンドエフェクタ３００の近位本体部分３０２に対して選択的に動かす目的、エンドエフェクタ３００をアダプタアセンブリ２００により規定される長手方向軸「Ｘ−Ｘ」（図１）の周りでハンドルハウジング１０２に対して回転させる目的、エンドエフェクタ３００のアンビルアセンブリ３０６をカートリッジアセンブリ３０８に対して移動させる目的、ならびに／あるいはエンドエフェクタ３００のカートリッジアセンブリ３０８内のステープル留めおよび切断カートリッジを発射させる目的で、シャフトおよび／または歯車構成要素を駆動するように構成される。

図２の参照を続けると、ハウジング１０２は、アダプタアセンブリ２００の対応する駆動連結アセンブリ２１０を受容するように構成されたノーズまたは接続部分１０８を規定する。外科手術器具１００の接続部分１０８は、円柱形凹部１０８ｂを有し、この円柱形凹部は、アダプタアセンブリ２００が外科手術器具１００に嵌合させられているとき、アダプタアセンブリ２００の駆動連結アセンブリ２１０を受容する。接続部分１０８は、１つまたは１つより多くの回転可能な駆動コネクタを収容し、これらの駆動コネクタは、以下にさらに詳細に記載されるように、アダプタアセンブリ２００の対応する回転可能なコネクタスリーブとインターフェースする。外科手術器具１００は、接続部分１０８内に配置された回転可能な駆動コネクタ１１８、１２０、１２２を備え、これらの駆動コネクタは、駆動機構により起動させられる。

図２および図４を参照すると、アダプタアセンブリ２００が外科手術器具１００に嵌合させられているとき、外科手術器具１００の回転可能な駆動コネクタ１１８、１２０、１２２の各々は、アダプタアセンブリ２００の対応する回転可能なコネクタスリーブ２１８、２２０、２２２と連結される。この点に関して、対応する第一の駆動コネクタ１１８と第一のコネクタスリーブ２１８との間のインターフェース、対応する第二の駆動コネクタ１２０と第二のコネクタスリーブ２２０との間のインターフェース、および対応する第三の駆動コネクタ１２２と第三のコネクタスリーブ２２２との間のインターフェースは、キーで固定されていることにより、外科手術器具１００の駆動コネクタ１１８、１２０、１２２の各々の回転は、アダプタアセンブリ２００の対応するコネクタスリーブ２１８、２２０、２２２の対応する回転を引き起こす。

外科手術器具１００の駆動コネクタ１１８、１２０、１２２と、アダプタアセンブリ２００の対応するコネクタスリーブ２１８、２２０、２２２との嵌合は、回転力が、これらの３つのそれぞれのコネクタインターフェースの各々を介して独立して伝達されることを可能にする。外科手術器具１００の駆動コネクタ１１８、１２０、１２２は、駆動機構によって独立して回転させられるように構成される。

外科手術器具１００の駆動コネクタ１１８、１２０、１２２の各々は、アダプタアセンブリ２００のそれぞれの対応するコネクタスリーブ２１８、２２０、２２２との、キーで固定されそして／または実質的に回転不可能なインターフェースを有するので、アダプタアセンブリ２００が外科手術器具１００に連結されているとき、回転力（単数または複数）が、外科手術器具１００の駆動機構からアダプタアセンブリ２００へと選択的に伝えられる。

外科手術器具１００の駆動コネクタ（単数または複数）１１８、１２０および／または１２２の選択的な回転は、外科手術器具１００が、エンドエフェクタ３００の異なる機能を選択的に起動させることを可能にする。以下でより詳細に議論されるように、外科手術器具１００の第一の駆動コネクタ１１８の選択的な独立した回転は、エンドエフェクタ３００のツールアセンブリ３０４の選択的な独立した開閉、およびエンドエフェクタ３００のツールアセンブリ３０４のステープル留め／切断構成要素の選択的な独立した駆動に対応する。また、外科手術器具１００の第二の駆動コネクタ１２０の選択的な独立した回転は、エンドエフェクタ３００のツールアセンブリ３０４の、長手方向軸「Ｘ−Ｘ」（図１）を横断する関節運動軸の周りでの選択的な独立した関節運動に対応する。具体的には、エンドエフェクタ３００は、第二の長手方向軸を規定し、そして第二の長手方向軸が第一の長手方向軸「Ｘ−Ｘ」と実質的に整列している第一の位置から、第二の長手方向軸が第一の長手方向軸「Ｘ−Ｘ」に対して非ゼロの角度で位置する少なくとも第二の位置まで、移動可能である。さらに、外科手術器具１００の第三の駆動コネクタ１２２の選択的な独立した回転は、エンドエフェクタ３００の、長手方向軸「Ｘ−Ｘ」（図１）の周りでの、外科手術器具１００のハンドルハウジング１０２に対する選択的な独立した回転に対応する。

図３および図５を参照すると、アダプタアセンブリ２００の駆動連結アセンブリ２１０は、アダプタアセンブリ２００を器具１００に対して配向させるための配向溝２３０を備える。アダプタアセンブリ２００はまた、連結アセンブリ２１０に連結されたアダプタハウジング２３２を備え、このアダプタハウジングは、図２０および図２１に関して以下にさらに詳細に記載されるように、駆動機構３３０を取り囲む。実施形態によっては、駆動連結アセンブリ２１０は、駆動ハウジング２３２に取り外し可能に連結され得る。アダプタハウジング２３２は、ファスナー２３３（図１４）を介して相互接続された２つの部分を備え得る。

図６〜図８を参照すると、駆動連結アセンブリ２１０は、ばね付勢された１対の対向するラッチ２３６を備える。ラッチ２３６の各々は、歯２４２、およびラッチ２３６を駆動連結アセンブリ２１０に旋回可能に連結する旋回ピン２３８を備え、そしてばね２３５を取り囲むためのスロット２４０を規定する。ラッチ２３６は、接続部分１０８の対応するスロット１０８ａ（図２）が歯２４２と係合するとき、自動的に回転／旋回して開く。駆動連結アセンブリ２１０を接続部分１０８から脱係合させるために、ラッチ２３６が押下され、これによって、ラッチ２３６を旋回させ、そして歯２４２をスロット１０８ａから持ち上げる。

図９〜図１１は、アダプタアセンブリ２００の駆動アセンブリ２５０を図示する。駆動アセンブリ２５０は、ハウジング２３２内に取り囲まれた実質的に円柱形の本体を有する遠位ハウジングブロック２５２を備える。ブロック２５２は、複数の開口部２５４を備え、これらの開口部は、ねじ切りされるか、ねじ切りされたシャフト２５６を備えて、その開口部を通して駆動ねじ（図示せず）を案内し得る。これらの駆動ねじは、アダプタアセンブリ２００の対応する回転可能なコネクタスリーブ２１８、２２０、２２２に連結され得る。ブロック２５２はまた、さらなるピン２５８を備えて、構造的一体性を提供し得る。シャフト２５６はまた、これらの駆動ねじを滅菌するためのオートクレーブ処理中に、熱伝導体として働く。

図４および図１２〜図１４は、アダプタアセンブリ２００の最終的な組み立てを図示する。図１２は、アダプタハウジング２３２に連結された駆動連結アセンブリ２１０を示す。近位ハウジングブロック２６０（図１３）がその後、図４に示されるように、遠位ハウジングブロック２５２に連結される。図１３および図１４に示されるように、近位ハウジングブロック２６０はまた、この近位ハウジングブロックを通る複数の開口部２５９を備え、これらの開口部は、シャフト２５６およびピン２５８と嵌合するように構成されており、これらの嵌合は、ハウジングブロック２５２および２６０のための構造的支持を提供する。種々のファスナー２５３（例えば、ねじ、ボルトなど）が、ハウジングブロック２５２とハウジングブロック２６０とを固定するために使用され得る（図４）。

図３および図１５〜図１９を参照すると、アダプタアセンブリ２００はまた、駆動連結アセンブリ２１０内に配置された、駆動機構３３０を手動で逆転させるための第一の引き込みアセンブリ２８０を備える。具体的には、引き込みアセンブリ２８０は、アダプタアセンブリ２００の対応する回転可能なコネクタスリーブ２１８に連結された起動駆動ねじ３３２（図２０）を引き込むことによって、アダプタアセンブリ２００のクランプおよび発射行程を逆転させるように構成されている。

引き込みアセンブリ２８０は、ロックリング２８２、ばね付勢されたロックボルト２８４、およびロック揺動部２８５を備える。ロックリング２８２は、ロック揺動部２８５を駆動機構３３０と手動で係合させるために使用され、これによってロックリング２８２の連続的な時計回りの回転は、以下にさらに詳細に記載されるように、駆動機構３３０を逆転させる。ロックボルト２８４は、安全機構であり、ロックリング２８２と駆動機構３３０との不慮の係合を防止する。ロックボルト２８４は、ばね付勢されており、これによって、このロックボルトが近位方向に引かれてロックリング２８２の起動を可能にするまで、ロックリング２８２と連続的に係合する。

図１７〜図２１を参照して、アダプタアセンブリ２００の駆動機構３３０（図２０）が示される。駆動機構３３０は、キーで固定された遠位端３３１を有する駆動ねじ３３２を備え、この遠位端は、コネクタスリーブ２１８に係合するような寸法および構成にされることにより、このコネクタスリーブの回転は、駆動ねじ３３２に伝えられる。駆動ねじ３３２はまた、遊び歯車３３６と嵌合して係合する平歯車３３４を備える。駆動機構３３０は、内かみ合い表面３３８ａと外かみ合い表面３３８ｂとを有する外歯車３３８をさらに備える。遊び歯車３３６は、シャフト２５６のうちの１つに回転可能に配置され、そして平歯車３３４と外歯車３３８とを相互接続する遊星歯車として働き、これによって、回転運動を平歯車３３４から外歯車３３８へ伝えることを可能にする。外歯車３３８は、以下にさらに記載されるように、ロックリング２８２により係合されない限り、自由に回転可能である。

図１５および図２１〜図２４を参照すると、駆動機構３３０と引き込みアセンブリ２８０との組み立てが図示されている。図１７〜図１９に示されるように、歯車３３４、３３６、３３８が、遠位ハウジングブロック２５２と近位ハウジングブロック２６０との間に配置される。最初に、ロックリング２８２が駆動連結アセンブリ２１０の遠位端に挿入され、次いでこの駆動連結アセンブリが、図２３に示されるように、遠位ハウジングブロック２５２に挿入される。次いで、ハウジング２３２（例えば、２つの半体が嵌合させられる）が、遠位ハウジングブロック２５２に連結される。次いで、駆動機構３３０が、図２１に示されるように、遠位ハウジングブロック２５２に挿入され、その後、スペーサー２６２（図２２）が挿入される。

図２２を参照すると、スペーサー２６２は、遠位ハウジングブロック２５２と近位ハウジングブロック２６０との間に配置されて、上記のように歯車３３４、３３６、３３８が回転するための充分なクリアランスを提供する。スペーサー２６２は、複数の円筒形の表面特徴２６３を備え、これらの表面特徴は、シャフト２５６およびピン２５８の通過のための開口部２６３ａを有する。組み立て中に、歯車３３４、３３６、３３８を備える駆動機構３３０が、遠位ハウジングブロック２５２の近位端に配置され、そしてスペーサー２６２が歯車３３４、３３６、３３８上に挿入され、その後、近位ハウジングブロック２６０が、図２４に示されるように挿入され、これらが次いで、上記のように固定される。

図１９および図２５を参照すると、ロックボルト２８４は、近位に面するポスト２８６を備え、このポストにはばね２８８が配置されており、このばねは、ロックボルト２８４を遠位方向に付勢する。ロックボルト２８４はまた、以下にさらに詳細に記載されるようにロックリング２８２とインターフェースする特徴２９０、および使用者によるより良好な把持を可能にする把持特徴２９２を備える。ロックボルト２８４は、反対側で横方向に面するタブ２９４ａ、２９４ｂをさらに備え、これらのタブは、ロックボルト２８４を駆動連結アセンブリ２１０にスライド可能に連結するためのものである。

図１７、図１８、および図２６を参照すると、ロック揺動部２８５は、開口部３１１内に配置された旋回ピン３１０を備え、この旋回ピンは、ラッチ２３６のうちの１つの下方で、ロック揺動部２８５を駆動連結アセンブリ２１０に旋回可能に連結している。ロック揺動部２８５は、その近位端に配置されたラッチ掛け特徴３１２、旋回ピン３１０の遠位に配置された歯特徴３１４、およびその遠位端に配置されたカム作用特徴３１６を備える。ラッチ掛け特徴３１２は、図１７および図２４に示されるように、近位ハウジングブロック２６０に位置するスロット２６０ａに係合するように構成される。ロック揺動部２８５の歯特徴３１４は、外歯車３３８の外かみ合い表面３３８ｂに係合するように構成され、そしてロック揺動部２８５のカム作用特徴３１６は、図１８に示され、以下にさらに詳細に記載されるように、ロックリング２８２に係合するように構成される。

図１６〜図１９および図２７を参照すると、ロックリング２８２は、ロックボルト２８４の特徴２９０に係合するための構成および寸法にされた、円周上のスロット３１８を備える。ロックリング２８２はまた、ロック揺動部２８５のカム作用特徴３１６に係合するための、第一のカム作用表面３２０および第二のカム作用表面３２４を備える。第一のカム作用表面３２０は、ロックリング２８２の外周に位置し、そして図１７および図２４に示されるように、ロック揺動部２８５を近位ハウジングブロック２６０と係合させて維持する。第一のカム作用表面３２０はまた、当接表面３２２を備え、この当接表面は、ロックリング２８２が回転させられた後に、ロックボルト２８４の特徴２９０に係合するための構成および寸法にされている。第二のカム作用スロット３２４は、ロックリング２８２の内周に位置し、そして第一のカム作用部分３２４ａおよび第二のカム作用部分３２４ｂを備える。第二のカム作用表面スロット３２４は、図１８に示され、以下にさらに詳細に記載されるように、ロック揺動部２８５を外歯車３３８と係合させるように案内するために使用される。

図２８〜図３１は、引き込みアセンブリ２８０の作動を示す。引き込みは、例えば、器具１００が外科手術手順中に故障するかまたは作動不能になった場合に、器具１００がアダプタアセンブリ２００から接続解除された後に、試みられ得る。図１７、図１９、および図２８は、いわゆる「ホーム」構成にある引き込みアセンブリ２８０を示し、この構成において、ロック揺動部２８５は駆動機構３３０から脱係合させられている。この「ホーム」構成において、ロックボルト２８４は、図１９および図２８に示されるように、ばね２８８によって付勢されて、スロット３１８においてロックリング２８２に係合し、これによって、ロックリング２８２の回転を防止する。ロック揺動部２８５は次に、図１７、図２５、および図２８に示されるように、近位ハウジングブロック２６０のスロット２６０ａと係合する。ロック揺動部２８５、および特に、ロック揺動部２８５のカム作用特徴３１６は、最初に、ロックリング２８２の第一のカム作用表面３２０と係合させられる。

図２９は、ロックボルト２８４を矢印「Ａ」により示されるように近位方向に引くことによって、ロックボルト２８４がロックリング２８２から脱係合され、これによって、ロックリング２８２の時計回り方向への回転を可能にして、引き込みプロセスを開始することを図示する。図３０を参照すると、ロックリング２８２が最初に矢印「Ｂ」により示されるように回転させられると、ロック揺動部２８５のカム作用特徴３１６は、依然として第一のカム作用表面３２０と係合しているが、第一のカム作用表面３２０に沿って移動し、そして最終的に、第二のカム作用表面３２０の第一のカム作用部分３２４ａに接触する。ロックリング２８２の回転が続けられると、ロック揺動部２８５のカム作用特徴３１６は、第二のカム作用表面３２０の第二のカム作用部分３２４ｂに沿って移動し続ける。これと同時に、ロックボルト２８４もまた、ばね２８８によってロックリング２８２と再係合させられ、そして当接表面３２２に載る。

図１８および図３１は、ロックリング２８２の完全な回転を示し、この状態において、駆動連結アセンブリ２１０は、駆動機構３３０と、すなわち、ロックリング２８２を介して外歯車３３８と、係合している。駆動連結アセンブリ２１０が駆動ハウジング２３２に対して、矢印「Ｂ」により示されるように時計回り方向に、ロックリング２８２と一緒に手動で回転させられると、外歯車３３８もまた、ロック揺動部２８５を介して回転する。これは次に、遊び歯車３３４を介して駆動ねじ３３２を回転させ、そしてエンドエフェクタ３００のアンビルアセンブリ３０６をカートリッジアセンブリ３０８に対して逆転させそして／または引き込む。このエンドエフェクタは、アダプタアセンブリ２００の遠位端に接続されている。この逆転および／または引き込みは、ロックリング２８２の反時計回りの回転、ならびに駆動ねじ３３２の任意の順方向（例えば、クランプ留めおよび／または発射）移動を防止する。

図３２〜図３４は、引き込みアセンブリ３８０の別の実施形態を示す。この引き込みアセンブリは、引き込みアセンブリ２８０と実質的に類似であるので、これらの間の違いのみが記載される。引き込みアセンブリ３８０は、ロックリング３８２、ばね付勢されたロックボルト３８４、およびロック揺動部２８５を備え、このロック揺動部は変更なしである。

図３２および図３３を参照すると、ロックボルト３８４は、ばね３８８が配置された、近位に面するポスト３８６を備え、このばねは、ロックボルト３８４を遠位方向に付勢する。ロックボルト３８４はまた、以下にさらに詳細に記載されるようにロックリング３８２とインターフェースするための特徴（例えば、ポスト）３９０、および使用者によるより良好な把持を可能にし、そしてまたばね３８８に当接する、把持特徴３９２を備える。

図３２および図３４を参照すると、ロックリング３８２は、ロックボルト３８４の特徴３９０に係合するための構成および寸法にされた、第一のスロット４１８を備える。ロックリング３８２はまた、ロック揺動部２８５のカム作用特徴３１６に係合するための、第一のカム作用表面４２０および第二のカム作用表面４２４を備える。第一のカム作用表面４２０は、ロックリング３８２の外周に位置し、そしてロックリング２８２に関して図１７に示されたように、ロック揺動部２８５を近位ハウジングブロック２６０に係合させて維持する。ロックリング３８２はまた、第二のスロット４２２を備え、この第二のスロットは、ロックリング３８２が回転させられた後に、ロックボルト３８４の特徴３９０に係合するための構成および寸法にされる。第二のカム作用スロット４２４は、ロックリング３８２の内周に位置し、そして第一のカム作用部分４２４ａおよび第二のカム作用部分４２４ｂを備える。第二のカム作用表面スロット４２４は、ロックリング２８２に関して図１８に示されたように、ロック揺動部２８５を外歯車３３８と係合させるように案内するために使用される。

ロックリング３８２は、図２８〜図３１に関して上に記載されたように、ロックリング２８２と類似の様式で作動させられる。最初に、ロックボルト３８４が第一のスロット４１８から近位方向に引かれ、そしてロックリング３８２が時計回りの方向に回転させられる。回転が完了した後に、ロック揺動部２８５が上記のように、駆動機構３３０と、すなわち、外歯車３３８と係合させられる。ロックボルト３８４はまた、ばね３８８によって、ロックリング３８２と再係合させられ、そして特徴３９０は、第二のスロット４２２に係合する。次いで、駆動連結アセンブリ２１０が駆動ハウジング２３２に対して、矢印「Ｃ」により示されるように時計回り方向に手動で回転させられて、駆動機構３３０を引き込み／逆転させる。

図３５および図３６は、引き込みアセンブリ４８０の別の実施形態を示し、この引き込みアセンブリは、引き込みアセンブリ２８０と実質的に類似であるので、これらの間の違いのみが記載される。引き込みアセンブリ４８０は、ロックリング４８２およびロック揺動部２８５を備え、このロック揺動部は変更なしである。ロックリング４８２は、このロックリングに連結された可撓性の弾力性タブ４８４を備え、このタブは、ロックボルト２８４および３８４の機能を果たす。弾力性タブ４８４は、特徴（例えば、ブロック）４９０を備え、この特徴は、デバイス連結アセンブリ２１０の外側表面に規定された第一の開口部５１８および第二の開口部５２０とインターフェースするためのものである。弾力性タブ４８４はまた、使用者によるより良好な把持を可能にする把持特徴４９２を備える。ロックリング４８２は、上記ロックリング２８２および３８２と実質的に類似であり、そしてロック揺動部２８５とインターフェースするための類似のカム作用表面を備える。

ロックリング４８２は、図２８〜図３４に関して上に記載されたようなロックリング２８２および３８２と類似の様式で作動する。最初に、弾力性タブ４８４が第一の開口部５１８から引き出され、そしてロックリング４８２が時計回り方向に回転させられる。回転が完了した後に、ロック揺動部２８５が、上記のように、駆動機構３３０と、すなわち、外歯車３３８と係合させられる。弾力性タブ４８４はまた、特徴４９０が第二のスロット５２０に係合すると、デバイス連結アセンブリ２１０と再係合させられる。次いで、駆動連結アセンブリ２１０は、駆動ハウジング２３２に対して時計回り方向に手動で回転させられて、駆動機構３３０を引き込み／逆転させる。

図３７および図３８は、引き込みアセンブリ５８０の別の実施形態を示し、この引き込みアセンブリは、引き込みアセンブリ２８０と実質的に類似であるので、これらの間の違いのみが記載される。引き込みアセンブリ５８０は、ロックリング５８２および１対のタブ５８４を備え、これらのタブは、ラッチ２３６の遠位端に連結されている。実施形態によっては、１対のラッチ２３６のうちの一方のみが、タブ５８４を備えてもよい。タブ５８４は、外歯車３３８の外かみ合い表面３３８ｂとインターフェースするような構成および寸法にされる。ロックリング５８２は、１対のカム作用タブ５８６を備え、これらのカム作用タブは、ラッチ２３６のタブ５８４とインターフェースし、これによって、タブ５８４を外歯車３３８と係合させるような構成および寸法にされている。

作動中に、器具１００がアダプタアセンブリ２００から接続解除された後に、ラッチ２３６が押下され、これによって、ラッチ２３６を旋回させ、そしてタブ５８４を外歯車３３８と係合させる。次いで、ロックリング５８２が時計回り方向に回転させられて、タブ５８６をタブ５８４と係合させ、これによって、タブ５８４と外歯車３３８との係合を維持する。ロックリング５８２の連続的な回転は、図２８〜図３６に関して上に記載されたように、駆動機構３３０を逆転させ、そして／または引き込む。

図３９〜図４７は、駆動機構３３０の関節運動機構６３０を引き込みそして／または逆転させるための、第二の引き込みアセンブリ６８０を図示する。図３９および図４０を参照すると、関節運動機構６３０は、エンドエフェクタ３００のツールアセンブリ３０４を、長手方向軸「Ｘ−Ｘ」（図１）を横断する関節運動軸の周りで関節運動させるように構成される。関節運動機構６３０は、キーで固定された遠位端を有する関節運動駆動ねじ（図示せず）を備え、この遠位端は、コネクタスリーブ２２０に係合することにより、このコネクタスリーブの回転が関節運動駆動ねじに伝えられるような寸法および構成にされる。関節運動駆動ねじはまた、遊び歯車（図示せず）と嵌合により係合する平歯車（図示せず）を備える。駆動機構６３０は、外歯車６３８（図３９および図４０）をさらに備える。この遊び歯車は、シャフト２５６のうちの１つに回転可能に配置され、そしてこの平歯車と外歯車６３８とを相互接続する遊星歯車として働き、これによって、回転運動がこの平歯車から外歯車６３８へ伝わることを可能にする。外歯車６３８は、以下にさらに記載されるように、引き込みアセンブリ６８０により係合されない限り、自由に回転可能である。

図４０〜図４３を参照すると、引き込みアセンブリ６８０は、駆動連結アセンブリ２１０のスロット２１１内に配置されたスライド可能なボタン６８２を備える。スライド可能なボタン６８２は、近位に面するラッチ６８４を備え、このラッチは、スライド可能なボタン６８２が近位方向に引かれるときに、駆動連結アセンブリ２１０に係合するためのものである。スライド可能なボタン６８２はまた、その遠位端のピン６８６（以下にさらに詳細に記載されるように、カムロック６９０とインターフェースするためのもの）、および駆動連結アセンブリ２１０を通って上向きに延びる把持特徴６８８（使用者によるより良好な把持を可能にする）を備える。

引き込みアセンブリ６８０はまた、カムスロット６９２を有するカムロック６９０を備え、このカムスロットは、スライド可能なボタン６８２のピン６８６に係合するためのものである。カムロック６９０は、旋回ピン６９１を介して、駆動連結アセンブリ２１０に旋回可能に連結される。カムロック６９０はまた、関節運動機構６３０の外歯車６３８に係合するための特徴６９４を備える。スライド可能なボタン６８４が近位方向に引かれると、ピン６８６は、カムロック６９０のカムスロット６９２を通って移動し、カムロック６９０を遠位下向きの方向に押し、これによって、特徴６９４を外歯車６３８と係合させる。

引き込みアセンブリ６８０はまた、スライド可能なボタン６８２の長手軸方向の移動を制御する、ばね付勢された解放スイッチ６９６を備える。解放スイッチ６９６は、軸「Ｘ−Ｘ」（図１）を横断する軸に沿って移動し、そして解放スイッチ６９６が引き戻されない限り、把持特徴６８８の移動を防止する。スライド可能なボタン６８２がそのいわゆる「ホーム」（例えば、近位）構成にあり、そしてカムロック６９０が関節運動機構６３０から脱係合しているとき、解放スイッチ６９６は、把持特徴６８８の近位に位置する。スライド可能なボタン６８２がその遠位の構成にあり、そしてカムロック６９０が関節運動機構６３０と係合しているとき、解放スイッチ６９６は、把持特徴６８８の遠位に位置する。従って、近位の構成または遠位の構成から移行するために、解放スイッチ６９６は、把持特徴６８８の移動前に引き戻されて、引き込みアセンブリ６８０を関節運動機構６３０と係合または脱係合のいずれかをさせる。

図４４〜図４７を参照して、引き込みアセンブリ６８０の作動が記載される。使用中に、関節運動機構６３０の手動での引き込みが望まれる場合、アダプタアセンブリ２００は、外科手術器具１００から接続解除される。その後、引き込みアセンブリ６８０が関節運動機構６３０と係合させられる。図４２および図４４に示されるように、最初に、引き込みアセンブリ６８０はそのいわゆる「ホーム」構成にあり、この構成において、スライド可能なボタン６８２はその遠位の構成にあり、そしてカムロック６９０は、関節運動機構６８０の外歯車６３８と係合していない。図４５および図４６に示されるように、解放スイッチ６９６がスロット２１１を通して引かれて、スライド可能なボタン６８２が近位方向に引かれることを可能にする。スライド可能なボタン６８２が引き戻されると、近位に面するラッチ６８４が駆動連結アセンブリ２１０に係合し、スライド可能なボタン６８２をその近位の構成に維持する。カムロック６９０はまた、上記のように関節運動機構６８０の外歯車６３８に係合し、そして解放スイッチ６９６はスライドさせられて適所に戻され、スライド可能なボタン６８２の遠位方向への移動を防止する。

種々の改変が、本明細書中に開示される実施形態に対してなされ得ることが理解される。例えば、器具１００は、必ずしもステープルを適用する必要はなく、むしろ、当該分野において公知であるような２部品ファスナーを適用してもよい。さらに、ステープルまたはファスナーの直線状の列の長さが、特定の外科手術手順の要件に合うように、改変され得る。従って、起動シャフトの１行程の長さならびに／あるいは使い捨て装填ユニット内のステープルおよび／またはファスナーの直線状の列の長さは、これに従って変更され得る。従って、上記説明は、限定であると解釈されるべきではなく、単に、好ましい実施形態の例示であると解釈されるべきである。当業者は、添付の特許請求の範囲の趣旨および範囲内で、他の改変を予測する。

１０ 電気機械的外科手術システム
１００ 外科手術器具
１０２ ハンドルハウジング
１０３ 制御アセンブリ
２００ アダプタアセンブリ
２１０ 駆動連結アセンブリ
３００ エンドエフェクタ
３０２ 近位本体部分
３０４ ツールアセンブリ
３０６ アンビルアセンブリ
３０８ カートリッジアセンブリ

Claims (20)

1. エンドエフェクタをハンドルアセンブリに連結させるための外科手術デバイスアダプタであって、該外科手術デバイスアダプタは：
   ハウジング；
   該ハウジング内に配置され、該ハンドルアセンブリおよび該エンドエフェクタに連結可能である駆動機構；ならびに
   該ハウジングに連結され、該ハンドルアセンブリに選択的に連結可能である駆動連結アセンブリであって、該駆動連結アセンブリは、引き込みアセンブリを含み、該引き込みアセンブリは、該外科手術デバイスアダプタにより規定される長手方向軸の周りでの該ハウジングに対する該駆動連結アセンブリの手動回転が、該駆動機構を回転させるように、該駆動機構に選択的に連結可能である、駆動連結アセンブリ
   を備える、外科手術デバイスアダプタ。
2. 前記駆動機構は、前記エンドエフェクタに連結されて該エンドエフェクタを起動させるように構成された第一の駆動ねじを含み、該第一の駆動ねじは、前記駆動連結アセンブリ内に配置された第一の歯車に機械的に係合させられている、請求項１に記載の外科手術デバイスアダプタ。
3. 前記引き込みアセンブリが：
   前記駆動連結アセンブリ内に旋回可能に連結されたロック揺動部；および
   前記長手方向軸の周りで該駆動連結アセンブリに対して回転可能であるロックリングであって、該ロックリングの回転は、該ロック揺動部を起動させて該ロック揺動部を前記第一の歯車と嵌合により係合させる、ロックリング
   を含む、請求項２に記載の外科手術デバイスアダプタ。
4. 前記引き込みアセンブリが：
   前記駆動連結アセンブリにスライド可能に連結され、前記ロックリングと係合しているばね付勢されたロックボルトであって、該ロックボルトは、該ロックリングの回転を防止するように構成されている、ばね付勢されたロックボルト
   をさらに含む、請求項３に記載の外科手術デバイスアダプタ。
5. 前記ロックリングが、可撓性の弾力性タブをさらに含み、該可撓性の弾力性タブは、前記駆動連結アセンブリに係合して該ロックリングの回転を防止するように構成されている、請求項３に記載の外科手術デバイスアダプタ。
6. 前記駆動連結アセンブリは：
   該駆動連結アセンブリ内に旋回可能に連結され、前記ハンドルアセンブリに係合するように構成された少なくとも１つのラッチ
   をさらに含む、請求項２に記載の外科手術デバイスアダプタ。
7. 前記少なくとも１つのラッチが、該ラッチの遠位端に連結されたタブを含み、該タブは、前記第一の歯車に係合するように構成されている、請求項６に記載の外科手術デバイスアダプタ。
8. 前記駆動連結アセンブリは：
   前記ハウジングに対して回転可能であるロックリングであって、該ロックリングの回転は、該ロックリングを前記タブに係合させることにより、該タブを前記第一の歯車と嵌合により係合させる、ロックリング
   をさらに含む、請求項７に記載の外科手術デバイスアダプタ。
9. 前記駆動機構は、第二の駆動ねじを含み、該第二の駆動ねじは、前記エンドエフェクタに連結されており、該エンドエフェクタを、前記長手方向軸を横断する旋回軸の周りで関節運動させるように構成されており、該第二の駆動ねじは、前記駆動連結アセンブリ内に配置された第二の歯車に機械的に係合させられている、請求項１に記載の外科手術デバイスアダプタ。
10. 前記引き込みアセンブリは：
    カムスロットを含むカムロック；および
    前記駆動連結アセンブリ内にスライド可能に配置されたスライド可能なボタンであって、該スライド可能なボタンは、該カムスロット内に配置されたピンを含み、該スライド可能なボタンの近位方向への移動は、該カムロックを起動させて前記第二の歯車と嵌合により係合させる、スライド可能なボタン
    を含む、請求項９に記載の外科手術デバイスアダプタ。
11. 前記引き込みアセンブリは：
    前記駆動連結アセンブリにスライド可能に連結されたばね付勢された解放スイッチであって、該ばね付勢された解放スイッチは、前記スライド可能なボタンの長手軸方向の移動を防ぐように構成されている、ばね付勢された解放スイッチ
    をさらに含む、請求項１０に記載の外科手術デバイスアダプタ。
12. 前記スライド可能なボタンは、該スライド可能なボタンの近位端にラッチをさらに含み、該ラッチは、該スライド可能なボタンが近位方向に移動させられるときに、前記駆動連結アセンブリに係合するように構成されている、請求項１０に記載の外科手術デバイスアダプタ。
13. 外科手術デバイスであって、
    第一の顎、および該第一の顎に対して移動可能である第二の顎を含む、エンドエフェクタ；
    該エンドエフェクタに機械的に連結された少なくとも１つのモータを含むハンドルアセンブリ；ならびに
    該エンドエフェクタの近位端および該ハンドルアセンブリの遠位端に取り外し可能に連結されたアダプタアセンブリであって、該アダプタアセンブリは：
    ハウジング；
    該ハウジング内に配置され、該少なくとも１つのモータを該エンドエフェクタに連結させるように構成されている駆動機構；および
    該ハウジングに連結され、該ハンドルアセンブリに選択的に連結可能である駆動連結アセンブリであって、該駆動連結アセンブリは、引き込みアセンブリを含み、該引き込みアセンブリは、該アダプタアセンブリにより規定される長手方向軸の周りでの該ハウジングに対する該駆動連結アセンブリの手動回転が、該駆動機構を回転させるように、該駆動機構に選択的に連結可能である、駆動連結アセンブリ
    を含む、アダプタアセンブリ
    を含む、外科手術デバイス。
14. 前記駆動機構は：
    前記エンドエフェクタに連結され、前記第一の顎および前記第二の顎を起動させるように構成された第一の駆動ねじであって、該第一の駆動ねじは、前記駆動連結アセンブリ内に配置された第一の歯車に機械的に係合させられている、第一の駆動ねじ；ならびに
    該エンドエフェクタに連結され、該エンドエフェクタを、前記長手方向軸を横断する旋回軸の周りで関節運動させるように構成された第二の駆動ねじであって、該第二の駆動ねじは、該駆動連結アセンブリ内に配置された第二の歯車に機械的に係合させられている、第二の駆動ねじ
    を含む、請求項１３に記載の外科手術デバイス。
15. 前記引き込みアセンブリは：
    前記駆動連結アセンブリ内に旋回可能に連結されたロック揺動部；および
    該駆動連結アセンブリに対して回転可能であるロックリングであって、該ロックリングの回転は、該ロックリングを該ロック揺動部に係合させることにより、該ロック揺動部を前記第一の歯車と嵌合により係合させる、ロックリング
    を含む、請求項１４に記載の外科手術デバイス。
16. 前記引き込みアセンブリは：
    前記駆動連結アセンブリにスライド可能に連結され、前記ロックリングと係合しているばね付勢されたロックボルトであって、該ロックボルトは、前記ロックリングの回転を防止するように構成されている、ばね付勢されたロックボルト
    をさらに含む、請求項１５に記載の外科手術デバイス。
17. 前記ロックリングは、前記駆動連結アセンブリに係合し、前記ロックリングの回転を防止するように構成された可撓性の弾力性タブをさらに含む、請求項１５に記載の外科手術デバイス。
18. 前記駆動連結アセンブリは：
    該駆動連結アセンブリ内に旋回可能に連結され、前記ハンドルアセンブリと係合するように構成された少なくとも１つのラッチであって、該少なくとも１つのラッチは、該ラッチの遠位端に連結されたタブを含み、該タブは、前記第一の歯車に係合するように構成されている、少なくとも１つのラッチ
    を含む、請求項１４に記載の外科手術デバイス。
19. 前記駆動連結アセンブリは：
    前記ハウジングに対して回転可能であるロックリングであって、該ロックリングの回転は、該ロックリングを前記タブに係合させることにより、該タブを前記第一の歯車と嵌合により係合させる、ロックリング
    を含む、請求項１８に記載の外科手術デバイス。
20. 前記引き込みアセンブリは：
    カムスロットを含むカムロック；および
    前記駆動連結アセンブリ内にスライド可能に配置されたスライド可能なボタンであって、該スライド可能なボタンは、該カムスロット内に配置されたピンを含み、該スライド可能なボタンの近位方向への移動は、該カムロックを起動させて前記第二の歯車と嵌合により係合させる、スライド可能なボタン；および
    該駆動連結アセンブリにスライド可能に連結され、該スライド可能なボタンの長手軸方向の移動を防止するように構成されているばね付勢された解放スイッチ
    を含む、請求項１４に記載の外科手術デバイス。

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