JP4125311B2 - ロボットおよびマニピュレータ - Google Patents

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Description

本発明は、可撓性動力伝達部材を介して動力を伝達するロボットおよびマニピュレータに関する。
手術用の鉗子を遠隔操作できるようにしたロボット鉗子等の医療用マニピュレータが提案されている(特許文献1参照)。また、縫合結紮作業に適した医療用マニピュレータも提案されている(特許文献2参照)。
この種の従来の医療用マニピュレータは、熟練者が手動で行う素早い操作が可能で、かつマニピュレータの利点である微細な作業や難しい角度からの操作を可能としている。特に、マニピュレータの先端部には曲げや回転を行う関節が備わっているため、自由自在に先端部を動かすことができ、これまでの鉗子では難しかった種々の方向からの縫合作業や結紮作業も容易に行うことができる。
また、右手にロボット鉗子、左手に従来の鉗子という具合に、従来の手術機器と併用することも可能である。さらには、ロボット鉗子自体はそれほど構造が複雑でなく、高価な部品も必要としないため、低コストで導入できるという長所もある。
この種の医療用マニピュレータは、医療用以外の用途にも応用でき、作業者がその場で作業できないような場所、例えばエネルギー機器などの狭隘部の補修修理にも適している。
特開2000-350735公報 特開2002-102248公報
しかしながら、上述した特許文献1,2のマニピュレータは、操作部と鉗子先端部が一体化されており、操作部と鉗子先端部との間の動力伝達機構の形状、寸法および配置が制限されてしまう。
動力伝達機構としては、ワイヤ、プーリまたはリンクを用いるのが一般的である。例えば、ワイヤとプーリを用いた従来の動力伝達機構において、ワイヤ径が細い場合や駆動側プーリと従動側プーリ間の距離が長い場合には、ワイヤの弾性変形(伸び)が大きくなり、十分な動力伝達ができないという問題がある。また、駆動側プーリを固定した保持状態やサーボロック状態では、従動軸(出力軸)側に十分な回転剛性が得られないという問題がある。所望の回転剛性が得られない場合、意図通りの作業ができず、操作性および作業性が悪くなる。
さらに、過大な負荷トルクが加わった場合、ワイヤや締結部を破損するおそれがある。また、プーリ径をワイヤ径に対して十分に大きくしなければ、十分な寿命を得ることができず、疲労破断を招くおそれがある。また、プーリ径をワイヤ径に対して十分に大きくすると、動力伝達機構の大型化や低剛性につながる。
一方、ワイヤとリンクを用いた従来の動力伝達機構では、リンクの座屈を考慮する必要があり、リンクを十分に太くしたり、リンクを2本並列に配置する等の対策が必要である。これにより、重量が増加するという問題の他に、リンクを並列配置するには高い部品精度や組立精度が求められるという問題がある。また、リンクを用いた従来の動力伝達機構では、リンクを±90°まで回転させることができず、十分な動作範囲を確保できないという問題もある。
本発明は、小型軽量化が可能で、簡易な機構でありながら高信頼性、高剛性および広動作範囲で動力を伝達可能なロボットおよびマニピュレータを提供するものである。
本発明の一態様によれば、可撓性動力伝達部材と、
動力発生源により回転駆動される入力回転軸と、
前記可撓性動力伝達部材の両端に接続され前記入力回転軸の回転トルクを前記可撓性動力伝達部材に伝達する駆動側リンクと、
前記可撓性動力伝達部材が掛け渡される従動側プーリと、を備え、
前記入力回転軸は第1の切り欠き部を有し、
前記駆動側リンクは、前記第1の切り欠き部に係合可能な第2の切り欠き部を有することを特徴とするロボットが提供される。
本発明の一態様によれば、可撓性動力伝達部材と、
動力発生源により回転駆動される入力回転軸と、
前記可撓性動力伝達部材の一端に接続され前記入力回転軸の回転トルクを前記可撓性動力伝達部材に伝達する駆動側リンクと、
前記可撓性動力伝達部材の他端に接続され前記駆動側リンクとは異なるリンク長を持つ従動側リンクと、を備え、
前記入力回転軸は第1の切り欠き部を有し、
前記駆動側リンクは、前記第1の切り欠き部に係合可能な第2の切り欠き部を有することを特徴とするロボットが提供される。
本発明の一態様によれば、可撓性動力伝達部材と、
動力発生源により回転駆動される入力回転軸と、
前記可撓性動力伝達部材が掛け渡され前記入力回転軸の回転トルクを前記可撓性動力伝達部材に伝達する駆動側プーリと、
前記可撓性動力伝達部材の両端に接続される従動側リンクと、を備え、
前記入力回転軸は第1の切り欠き部を有し、
前記駆動側リンクは、前記第1の切り欠き部に係合可能な第2の切り欠き部を有することを特徴とするロボットが提供される。
本発明の一態様によれば、2軸方向に駆動可能な処置部と、
前記処置部を少なくとも2軸方向に駆動させる作業部と、
前記作業部に動力を伝達する動力伝達部と、
前記動力伝達部に動力を供給する駆動部と、を備え、
前記動力伝達部は、
可撓性動力伝達部材と、
動力発生源により回転駆動される入力回転軸と、
前記可撓性動力伝達部材の両端に接続され前記入力回転軸の回転トルクを前記可撓性動力伝達部材に伝達する駆動側リンクと、
前記可撓性動力伝達部材が掛け渡される従動側プーリと、を備え、
前記入力回転軸は第1の切り欠き部を有し、
前記駆動側リンクは、前記第1の切り欠き部に係合可能な第2の切り欠き部を有することを特徴とするマニピュレータが提供される。
本発明の一態様によれば、2軸方向に駆動可能な処置部と、
前記処置部を少なくとも2軸方向に駆動させる作業部と、
前記作業部に動力を伝達する動力伝達部と、
前記動力伝達部に動力を供給する駆動部と、を備え、
前記動力伝達部は、
可撓性動力伝達部材と、
動力発生源により回転駆動される入力回転軸と、
前記可撓性動力伝達部材の一端に接続され前記入力回転軸の回転トルクを前記可撓性動力伝達部材に伝達する駆動側リンクと、
前記可撓性動力伝達部材の他端に接続され前記駆動側リンクとは異なるリンク長を持つ従動側リンクと、を備え、
前記入力回転軸は第1の切り欠き部を有し、
前記駆動側リンクは、前記第1の切り欠き部に係合可能な第2の切り欠き部を有することを特徴とするマニピュレータが提供される。
本発明の一態様によれば、2軸方向に駆動可能な処置部と、
前記処置部を少なくとも2軸方向に駆動させる作業部と、
前記作業部に動力を伝達する動力伝達部と、
前記動力伝達部に動力を供給する駆動部と、を備え、
前記動力伝達部は、
可撓性動力伝達部材と、
動力発生源により回転駆動される入力回転軸と、
前記可撓性動力伝達部材が掛け渡され前記入力回転軸の回転トルクを前記可撓性動力伝達部材に伝達する駆動側プーリと、
前記可撓性動力伝達部材の両端に接続される従動側リンクと、を備え、
前記入力回転軸は第1の切り欠き部を有し、
前記駆動側リンクは、前記第1の切り欠き部に係合可能な第2の切り欠き部を有することを特徴とするマニピュレータが提供される。
本発明によれば、小型軽量化が可能で、簡易な機構でありながら高信頼性、高剛性および広動作範囲で動力を伝達することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係るロボットに内蔵される動力伝達機構を示す図であり、図1(a)は平面図、図1(b)は正面図である。
図1の動力伝達機構は、医療用マニピュレータなどのロボットに用いられる。図2は図1の動力伝達機構を有する医療用マニピュレータを備えたロボット(以下、医療用マニピュレータシステム)の外観図であり、図3は図2の医療用マニピュレータシステムの内部構成の一例を示すブロック図である。なお、本実施形態に係る動力伝達機構は、上述の医療用マニピュレータに限定するものではなく、幅広く他の構成のマニピュレータの動力伝達機構にも適用できるものである。
図1の動力伝達機構を詳細に説明する前に、図2および図3を用いて医療用マニピュレータの構成および動作を説明する。医療用マニピュレータシステムは、医療用マニピュレータ本体1と制御装置2とを備えており、マニピュレータ本体1は、操作者が操作する操作部3と、図1の動力伝達機構の一部が内蔵される連結部4と、被作業部(術部)で作業を行う作業部5とを備えている。操作部3には操作者の操作量と操作方向を検出する角度検出器11が設けられ、作業部5には後述する処置部の角度を検出する角度検出器12と、処置部を駆動するモータ13とが設けられている。
制御装置2は、モータの駆動制御を行うモータ駆動回路部14と、角度検出器11,12の検出信号に基づいてモータの駆動量や駆動方向を計算する演算部15と、状況に応じてモータ電流を遮断する安全保護装置16と、電源部17と、各種操作指令を行うスイッチ18とを有する。ここで、状況に応じてとは、例えば制御装置2に設けられた非常停止スイッチが操作された場合等、ロボットの破損防止や被操作部に作業される作業対象の保護をする必要がある場合である。
図4は図1のマニピュレータを用いて胆嚢摘出手術などの腹腔鏡下手術を行う様子を示す図である。図示のように、患者の腹部21に小さな孔を複数あけてトラカール22を取り付け、トラカール22を介して各孔に内視鏡23やマニピュレータ1などを挿入し、操作者(通常は外科医)が内視鏡の映像をモニタ装置24で確認しながら手術を行う。このような手術方法は、開腹を必要としないため、患者への負担が少なく、術後の回復や退院までの日数が大幅に削減される。
図5はマニピュレータ本体1の詳細な構造を示す斜視図である。作業部5は、術部に処置を施す処置部31と、支持部32,33とを有する。支持部32は、連結部4の中心軸方向に対して直交する方向(y1方向)に処置部31を回転させる回転軸(第1の回転軸a1)をもつ。支持部33は、第1の回転軸に対して直交する方向、すなわち連結部4の中心軸方向(y2方向)に処置部31を回転させる回転軸(第2の回転軸a2)をもつ。これら回転軸により、処置部31は互いに90度異なる2軸方向に回転可能とされる。この他、処置部31は後述するようにy3方向に把持動作を行うことができる。
操作部3は、操作者が手で操作する部分であり、姿勢操作部34と処置操作部35を有する。姿勢操作部34は、連結部4の中心軸方向に対して直交する方向の第3の回転軸a3と、第3の回転軸に対して直交する方向の第4の回転軸a4をもつ。操作者は、処置操作部35を指で操作して、第3および第4の回転軸方向への回転操作と把持動作とを行う。
操作者の操作方向と処置部31の回転方向は一致しており、操作者は違和感なく処置部31を回転させることができる。
操作者による処置操作部35の操作情報は、角度検出器11で検出されて制御装置2に送られる。制御装置2は、処置操作部35の操作情報に基づいて駆動部36〜38を駆動して、動力伝達機構を動作させる。動力伝達機構は、駆動部36〜38の上部の連結端部40、連結部4および作業部5に設けられている。
連結部4は支持機構39により支持されている。支持機構39は、基部に対して上下左右動する位置調整機構41と、基部と同じ鉛直軸上を移動するとともに連結部4上を移動する円弧アーム42とを有する。
次に、図1を参照して動力伝達機構の構造および動作を説明する。図1の動作伝達機構は、可撓性動力伝達機構51と、入力回転軸52と、駆動側リンク53と、従動側プーリ54とを有する。駆動側リンク53は図5の連結端部40に設けられ、可撓性動力伝達機構51は連結部4に設けられ、従動側プーリ54は作業部5または支持部32に設けられる。
可撓性動力伝達機構51は例えばワイヤ51である。駆動側リンク53の長手方向の両端部にはワイヤ51を貫通するための孔部55が形成されており、これら孔部55にワイヤ51を貫通させて、カシメ部材56でワイヤ51を固定している。駆動側リンク53の中央部には入力回転軸52が取り付けられており、この回転軸の回転により駆動側リンク53も回転し、ワイヤ51を左右方向に引っ張る張力が得られる。孔部55の内周縁部は、ワイヤ51の損傷を防止してワイヤ51の滑りをよくするためにテーパ状やR状に面取りされている。孔部55にワイヤ51を掛け渡すことで、ワイヤ51が二重に配置され、ワイヤ51にかかる応力を駆動に必要な張力の半分にすることができる。このため、ワイヤ51を二重にしない場合に比べて、ワイヤ51の疲労寿命を長くでき、ワイヤ51の強度および信頼性が高くなる。また、プーリにワイヤを掛け渡した場合は、プーリに掛け渡されたワイヤ部分に繰り返しの曲げ応力を受け、その疲労寿命が問題となる場合があるが、本構成の場合、ワイヤ51の入力回転軸52側は繰り返しの曲げ応力を受けないため、ワイヤ51の信頼性が高くなる。
入力回転軸52は、不図示のモータ軸や減速機の出力軸に直結されるか、あるいはカップリング部50によりモータ軸等に接続される。入力回転軸52の回転トルクは直接駆動側リンク53に伝達される。
従動側プーリ54にはワイヤ51が掛け渡されている。カシメ部材56から従動側プーリ54の方向には一本のワイヤ51だけが配置されるの対し、カシメ部材56から駆動側リンク53の方向にはワイヤ51が二重に配置されている。
図6はカシメ部材56の平面図である。カシメ部材56はワイヤ51を挿入する孔部を有し、これらの孔部にワイヤ51を挿入して固定する。カシメ部材56を設けることで、カシメ部材56から駆動側リンク53の方向のワイヤ51の長さが一定にすることができる。
図7は従動側プーリ54の拡大斜視図である。図示のように、従動側プーリ54の外周面には孔部57が形成されており、この孔部57にワイヤ51を貫通させたピン58が挿入される(図7(a)(b))。これにより、くさび効果が得られ、ワイヤ51は従動側プーリ54に強固に固定される。
図8は図1の動力伝達機構の動作を説明する図である。図8(a)に示すように、入力回転軸52を図示矢印のA方向に回転させると、駆動側リンク53もA方向に回転し、その動力がワイヤ51を介して従動側プーリ54に伝達され、処置部31がA方向に回転する。また、図8(b)に示すように、入力回転軸52を図示矢印のB方向に回転させると、処置部31はB方向に回転する。
図8の場合、駆動側リンク53の回転に伴うワイヤ51の長さは幾何学的には厳密一定ではなく、張力により多少変化するが、プーリ径やリンク長に比べて、駆動側リンク53と従動側プーリ54の間の距離(軸間)が十分に長い場合には、ワイヤ51の長さの変化はほとんど無視できる長さであり、性能にはほとんど影響しない。
例えば、図9に示すように、駆動側リンク53のリンク長が10mm、従動側プーリ54の直径が6mm、軸間が400mmとした場合に、駆動側リンク53の回転角度とワイヤ51の長さの変化の関係は図10のようになり、駆動側リンク53と従動側プーリ54の回転角度の関係は図11のようになる。
これらの図に示すように、駆動側リンク53が60度回転する間にワイヤ51の長さは0.01mm変化する。プーリ径(ワイヤ51の曲げ半径)から決まるワイヤ51の径やワイヤの弾性係数、すなわちワイヤの弾性変形を考慮すると、ワイヤ51の長さの変化は動力伝達において特に障害となる長さの変化ではない。
また、駆動側リンク53の回転角度±60度に対して、従動側プーリ54を約±100度弱の広い回転角度で回転させることができる。この回転角度の比は、駆動側リンク53のリンク長と従動側プーリ54の直径との比に概ね一致している。したがって、駆動側リンク53のリンク長を従動側プーリ54の直径よりも大きくすることで、従動側プーリ54の動作範囲を十分に確保できることがわかる。
図12は駆動側リンク53と入力回転軸52との係合部分の構造を示す図であり、図12(a)は入力回転軸52の平面図および正面図、図12(b)は駆動側リンク53の平面図および正面図、図12(c)はワイヤ51を掛け渡した状態の平面図および正面図を示している。図示のように、駆動側リンク53の孔部55の内周面はR状に面取りされている。
入力回転軸52には切り欠き部59が形成され、駆動側リンク53にも切り欠き部60が形成されている。
図13は入力回転軸52の切り欠き部59と駆動側リンク53の切り欠き部60とを互いに係合させた状態を示す図であり、切り欠き部59,60の端面を点線で示している。ワイヤ51には、初期状態においても弾性変形による復元力が働くため、駆動側リンク53の切り欠き部60を入力回転軸52の切り欠き部59に強固に押し付けることができ、単に両者を係合させただけでも、安定に回転トルクを伝達できる。
入力回転軸52の切り欠き部59と駆動側リンク53の切り欠き部60の少なくとも一方の切り欠き深さを適切に調整することで、所定量以上の過大トルクが加わった時に互いの係合が解除されるメカニカルヒューズとして利用することができる。
図14は入力回転軸52の切り欠き部59よりも駆動側リンク53の切り欠き部60を深くした例を示す図であり、図14(a)は入力回転軸52の平面図および正面図、図14(b)は駆動側リンク53の平面図および正面図を示している。
図14の入力回転軸52の切り欠き部59と駆動側リンク53の切り欠き部60を互いに係合させると、図15のようになる。図15(a)および図15(b)は入力回転軸52をロックした状態で従動側プーリ54に過大な負荷が加わった状態を示している。この場合、所定の負荷までは入力回転軸52も駆動側リンク53も静止(ワイヤの弾性変形による微小動作程度の動作をする場合も含む)しているが、負荷が所定量を超えると、入力回転軸52は回転せずに駆動側リンク53だけが回転し、メカニカルヒューズが動作した状態になる。
一方、図16(a)および図16(b)は従動側プーリ54をロックした状態で入力回転軸52が回転する場合を示している。この場合、所定の回転負荷までは入力回転軸52は静止(ワイヤの弾性変形による微小動作程度の動作をする場合も含む)しているが、所定の回転負荷を超えると駆動側リンク53は回転せずに入力回転軸52だけが回転し、やはりメカニカルヒューズが動作した状態になる。
このようなメカニカルヒューズは、過負荷がかからなくなると、元の状態に容易に復帰でき、過負荷がかかっても装置が破壊するおそれがなくなり、安全性および信頼性の高い動力伝達機構を実現できる。また、従動側プーリ54がロック状態のときに駆動側リンク53に過負荷がかかっても、その影響で従動側プーリ54が異常な動作をすることがなく、被作業部5に悪影響を与えることもなくなり、高い安全性が保証される。
なお、メカニカルヒューズが作用し始める負荷トルクは、駆動側リンク53や入力回転軸52の切り欠き部の形状、切り欠き深さ、ワイヤ51の支持位置、引っ張り剛性および初期張力などにより設定可能である。
図1では、駆動側リンク53と従動側プーリ54の間に位置するカシメ部材56を中央よりも駆動側リンク53寄りに配置している。これに対して図17はカシメ部材56を従動側プーリ54寄りに配置した例を示している。この場合、ワイヤ51が二重になっている領域がより増大し、図1よりも引っ張り剛性が高くなり、結果として、従動側プーリ54の間接剛性も高くすることができる。
図1では、処置部31を1軸方向にしか回転できないが、図5のような医療用マニピュレータの処置部31は2軸方向への回転と把持動作が可能である。図18は図5の処置部31に動力を伝達可能な動力伝達機構を示す図であり、図18(a)は平面図、図18(b)は正面図である。
図18の動力伝達機構は、処置部31を図5に示した矢印y1の向き、矢印y2の向き、矢印y3の向きに回転させる従動側プーリ54、61、62とを有する。これら3つの従動側プーリ54、61、62にはそれぞれ別個にワイヤ51が掛け渡され、これらワイヤ51の一端は対応する駆動側リンク53,63,64に接続されている。駆動側リンク53に取り付けられた入力回転軸52は、それぞれ別個に回転駆動される。このため、3つの従動側プーリ54、61、62は個別独立に回転動作を行う。
ワイヤ51に取り付けられるカシメ部材56を左右方向の同一位置に配置すると、カシメ部材56同士が接触するおそれがあるため、図18(a)に示すように、上下方向に隣接するカシメ部材56は左右方向の位置を互いにずらすのが望ましい。可能であれば、隣接するカシメ部材だけでなく、全てのカシメ部材を左右方向の位置を互いにずらすのが望ましい。
図18では省略しているが、これら3つの従動側プーリ54、61、62と処置部31の間には駆動方向を切り替える機構が設けられている。図19は従動側プーリ54と処置部31の間の詳細構造を示す平面図である。図示のように、従動側プーリ54は回転軸71に回転自在に支持され、かつ、回転軸74が固定されているこの回転軸71回転に合わせて、処置部31は図5の矢印y1の向きに回転する。
従動側プーリ61は回転軸71に対して回転自在に支持されている。従動側プーリ61にはピニオンギア72が同軸上に固定されており、このピニオン72には直交する方向に配置されたフェイスギア73が噛み合っている。このフェイスギア73は、回転軸74に対して回転自在に支持されており、また、処置部31の一方78が固定されている。
従動側プーリ62も回転軸71に対して回転自在に支持されている。従動側プーリ54にはピニオンギア75が同軸上に固定されており、このピニオンギア75には直交する方向に配置されたフェイスギア76が噛み合っている。このフェイスギア76は、回転軸74に対して回転自在に支持されており、また、処置部31のもう一方77が固定されている。
したがって、従動側プーリ61、62を反対方向に駆動させれば、処置部31は、矢印y2の向きに回転し、同じ方向に回転させれば、把持動作を行うことができる。
図18では、3つの従動側プーリ54,61,62をそれぞれ別個の駆動側リンク53,63,64で駆動する例を示したが、少なくとも一部の従動側プーリを駆動側プーリで駆動してもよい。図20は3つの従動側プーリ54のうち2つをそれぞれ駆動側プーリ81,82で駆動し、1つの従動側プーリ54を駆動側リンク53で駆動する例を示している。駆動側にリンクを用いた方がワイヤ51を二重にできるためワイヤ51の寿命が長くなるが、その分、プーリを用いるよりも構造が複雑になる。このため、図20の動力伝達機構の場合、負荷が小さい駆動部に対してはプーリを用い、負荷が大きい駆動部に対してはリンクを用いるのが望ましい。
図1等では、駆動側リンク53に形成した孔部55にワイヤ51を掛け渡してワイヤ51の二重に配置する例を説明したが、ワイヤ51の一端にカシメ部83を取り付け、このカシメ部83を駆動側リンク53に係合する係合部材84を設けてもよい。
図21は固定部材84とカシメ部材56の連結部4の構造を示す図であり、図21(a)はこの構造の正面図と二方向の平面図、図21(b)はワイヤ51に負荷がかかった状態を示す正面図である。
固定部材84は、カシメ部83を有し、別方向の挿入口に挿入されたピン85により回転自在に連結される。固定部材84はピン85の周りを回転できるため、図21(b)のようにワイヤ51に負荷がかかった場合には、固定部材84は、駆動側リンク53回りに相対的に回転し、固定部材84に無理な張力がかかるおそれがなく、破壊を防止できる。
このように、第1の実施形態では、駆動側リンク53と従動側プーリ54とをワイヤ51で接続し、駆動側リンク53とワイヤ51との接続を二重にするか、あるいはカシメ部83と固定部材84で固定するため、駆動側リンク53に多大な負荷がかかってもワイヤ51が切れにくくなり、信頼性および安全性が高くなる。また、駆動側リンク53と入力回転軸52との係合部分にメカニカルヒューズを設けるため、被作業部5に異常な負荷がかかるおそれがなくなり、安全性が高くなる。さらには、本実施形態の動力伝達機構は上下方向に複数重ね合わせることが可能なため、異なる複数方向の回転動作や把持動作を行うマニピュレータに容易に適用できる。さらには、小型化も可能なため、医療用マニピュレータのように細密な作業を行うことも可能である。
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態では、従動側プーリ54の直径よりも駆動側リンク53のリンク長の方が長い例を説明したが、両者の長短には特に制限はなく、必要に応じて長さを変更してもよい。
例えば、図22は従動側プーリ54の直径と駆動側リンク53のリンク長が略等しい、すなわち減速比が1の動力伝達機構を示し、図23は減速比が1より大きい動力伝達機構を示している。いずれの場合も減速比が異なる他は第1の実施形態と同様の構造を有する。減速比は、処置部31の作業内容や動作伝達機構のサイズ、動作範囲、ワイヤ51等の剛性等の種々の条件に応じて適切な値を設定すればよい。
上述した図1等では、駆動側リンク53と従動側プーリ54を備えた動力伝達機構について説明したが、本発明は駆動側プーリと従動側リンクを備えた動力伝達機構にも適用可能である。
図24、図25および図26は駆動側プーリ91と従動側リンク92を備えた動力伝達機構の一例を示す正面図であり、図24は減速比が1未満、図25は減速比が1、図26は減速比が1より大きい場合を示している。従動側リンク92とワイヤ51との接続箇所の構造は図1等と同様であり、その接続箇所付近ではワイヤ51は二重になっている。駆動側プーリ91は入力回転軸52に固定され、入力回転軸52の回転に合わせて駆動側プーリ91も回転する。また、従動側リンク92とワイヤ51との接続箇所にカシメ部材を用いる場合、図17と同様にカシメ部材を中央よりも駆動側プーリ91寄りに配置することができる。さらに、従動側リンク92とワイヤ51との接続箇所には、図21と同様にカシメ部材を用いることができる。
プーリは、リンクよりも回転範囲が広いため、図24〜図26の方が図1等よりも、駆動部側の回転範囲の制約を少なくできる。
一方、図27および図28は駆動側と従動側の双方にリンクを用いた動力伝達機構の一例を示す正面図であり、図27は減速比が1未満の場合、図28は減速比が1より大きい場合を示している。図27および図28の場合、駆動側リンク53と従動側リンク92の双方ともワイヤ51が二重に接続されているため、ワイヤ51がよりいっそう切れにくくなり、安全性および信頼性が高くなる。また、プーリを用いないため、ワイヤは繰り返しの曲げ応力を受けないことから、ワイヤ51の信頼性がより高くなる。
このように、第2の実施形態では、駆動側プーリ91または駆動側リンク53と、従動側プーリ54または従動側リンク92とを任意に組み合わせ、かつ減速比を適切に設定することにより、安全性および信頼性が高い動力伝達機構を実現可能である。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、図15に示したメカニカルヒューズ機構を備えた駆動側リンク53に適用されるものであり、メカニカルヒューズが作動しているかどうかを外部から容易に検出できるようにしたものである。
図29は第3の実施形態による入力回転軸52と駆動側リンク53の構造を示す図であり、図29(a)は入力回転軸52の平面図および正面図を示し、図29(b)は駆動側リンク53の平面図および正面図を示している。
図29(a)に示すように、入力回転軸52の切り欠き部59には、駆動側リンク53の切り欠き部60との接触状態を検出するスイッチ93が設けられている。このスイッチ93は駆動側リンク53の切り欠き部60が接触している場合にはオンし、接触していない場合、すなわちメカニカルヒューズが作動している場合にはオフする。このスイッチ93の状態信号は、図5に示した制御装置2に送信される。制御装置2は、スイッチ93のオン/オフ状態を図4に示したモニタ装置24に表示する。これにより、操作者は、入力回転軸52と駆動側リンク53が正常に係合しているかどうかを簡易かつ迅速に把握できる。
なお、スイッチ93は、入力回転軸52の切り欠き部59ではなく、駆動側リンク53の切り欠き部60に設けてもよい。また、スイッチ93の具体的な形態は特に問わず、例えば機械的な接点方式のスイッチ93や、感圧式のセンサなど、種々のスイッチ93やセンサが適用可能である。
このように、第3の実施形態では、駆動側リンク53と入力回転軸52との係合部分にスイッチ93を配置するため、両者の係合状態に異常がないかどうかを簡易かつ迅速に検出でき、誤動作を未然に防止できる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態は、駆動側リンク53と入力回転軸52との係合力を高めるものである。
図30は第4の実施形態による入力回転軸52と駆動側リンク53の構造を示す図であり、図30(a)は入力回転軸52の平面図および正面図を示し、図30(b)は駆動側リンク53の平面図および正面図を示している。
入力回転軸52の切り欠き部59と駆動側リンク53の切り欠き部60の双方には、互いに対向する位置に電磁石94が配置されている。これら電磁石94の極性は互いに逆であり、双方の切り欠き部を対向配置させると、互いを近づける方向に磁力が働き、入力回転軸52と駆動側リンク53の吸引力が増大する。
電磁石94は不図示のコイルにより磁力を発生させるため、コイルに流れる電流を遮断することで磁力による吸引力をゼロにすることが可能である。この場合は、機械的な吸引力のみになる。また、コイルに流れる電流量を変えることで、磁力による吸引力を調整することができる。さらには、互いの電磁石の極を同極とすることで反発力が生じ、より吸引力を弱めることもできる。加えて、係合部に伸びバネを接続し、機械的な吸引力よりも小さな吸引力の状態を実現できるようにしつつ、電磁石により吸引力を強める機能と併用することで、所望の吸引力の調整範囲を得ることができる。
このように、本実施形態は、入力回転軸52と駆動側リンク53との吸引力を段階的に調整することができる。例えば、先端に多大な負荷がかかる作業を行う医療用マニピュレータや、大きな把持力を必要とする作業を行う医療用マニピュレータでは、入力回転軸52に大きなトルクがかかる状態が頻繁に発生するため、あまり負荷のかからない作業を行う他のマニピュレータと同程度の構造や吸引力では仕様を満足させることができない。上述した第1の実施形態で説明したように、切り欠き部59,60の深さを変えることで吸引力を変化させることも可能であるが、負荷が変化するたびに切り欠き部59,60の深さを変えることは不可能である。また、作業の種類に応じてマニピュレータを取り替えるのも煩雑である。このため、本実施形態のように、入力回転軸52と駆動側リンク53の吸引力を電気的に調整できれば、負荷に応じて吸引力を切り替えることができ、種々の用途に利用可能なマニピュレータを実現可能である。
(第5の実施形態)
第5の実施形態は、駆動側リンク53または駆動側プーリ91と、従動側リンク92または従動側プーリ54とを接続するワイヤ51の張力を簡易かつ正確に測定するものである。
図31は第5の実施形態による入力回転軸52と駆動側リンク53の構造を示す図であり、図31(a)は入力回転軸52の平面図および正面図を示し、図31(b)は駆動側リンク53の平面図および正面図を示している。
入力回転軸52の構造は第1の実施形態と同様であるが、駆動側リンク53にはひずみゲージ95が取り付けられている。このひずみゲージ95は、駆動側リンク53の上面、下面または側面などに取り付けられる。駆動側リンク53の孔部55に掛け渡されたワイヤ51が外れると、駆動側リンク53にかかる張力が急激に減少するため、ひずみゲージ95で測定される張力も大きく変化する。したがって、ひずみゲージ95で測定される張力により、リンクが外れたことを認識できる。これにより、ワイヤ51の断線などの不具合を簡易かつ迅速に検出でき、安全性の高い動力伝達機構を実現可能である。
なお、駆動側リンク53にひずみゲージ95を取り付ける代わりに、ワイヤ51に直接ひずみゲージ95を取り付けてもよい。この場合、ワイヤ51の張力をより迅速かつ正確に検出でき、入力回転軸52を駆動する不図示のモータのトルクを正確に見積もることができる。例えば、入力回転軸52と駆動側リンク53が係合されている状態では、モータの回転に応じてモータトルクはある範囲内で変動する。モータトルクはモータ電流を計測することで計測可能である。入力回転軸52と駆動側リンク53との係合が外れると、モータトルクは規定値よりも小さくなり、モータ電流値も正常値から外れた値になる。したがって、モータ電流の変動を逐次監視することで、入力回転軸52と駆動側リンク53の係合状態を正確に監視できる。
ひずみゲージ95は、駆動側リンク53の代わりに駆動側プーリ91を用いる場合には、駆動側プーリ91に取り付ければよい。
上述した第1〜第5の実施形態では、医療用マニピュレータに用いられる動力伝達機構について説明したが、本発明の動力伝達機構は、医療用マニピュレータ以外の各種のロボットに適用可能である。
本発明の第1の実施形態に係るロボットに内蔵される動力伝達機構を示す図。 図1の動力伝達機構を有する医療用マニピュレータを備えたロボットの外観図。 図2の医療用マニピュレータシステムの内部構成の一例を示すブロック図。 図1のマニピュレータを用いて胆嚢摘出手術などの腹腔鏡下手術を行う様子を示す図。 マニピュレータ本体1の詳細な構造を示す斜視図。 カシメ部材56の平面図。 従動側プーリ54の拡大斜視図。 図1の動力伝達機構の動作を説明する図。 駆動側リンクのサイズの一例を説明する図。 駆動側リンク53の回転角度とワイヤ51の長さの変化の関係を示す図。 駆動側リンク53と従動側プーリ54の回転角度の関係を示す図。 駆動側リンク53と入力回転軸52との係合部分の構造を示す図。 入力回転軸52の切り欠き部59と駆動側リンク53の切り欠き部60とを互いに係合させた状態を示す図。 入力回転軸52の切り欠き部59よりも駆動側リンク53の切り欠き部60を深くした例を示す図。 図15(a)および図15(b)は駆動側リンク53をロックした状態で従動側プーリ54に過大な負荷が加わった状態を示す図。 図16(a)および図16(b)は従動側プーリ54をロックした状態で入力回転軸52が回転する場合を示す図。 カシメ部材56を従動側プーリ54寄りに配置した例を示す図。 図5の処置部31に動力を伝達可能な動力伝達機構を示す図。 従動側プーリ54と処置部31の間の詳細構造を示す平面図。 3つの従動側プーリ54、61、62のうち2つ(61、62)をそれぞれ駆動側プーリ81,82で駆動し、1つの従動側プーリ54を駆動側リンク53で駆動する例を示す図。 固定部材84とカシメ部材56の連結部4の構造を示す図。 減速比が1の動力伝達機構を示す図。 減速比が1より大きい動力伝達機構を示す図。 減速比が1未満の場合の駆動側プーリ91と従動側リンク92を備えた動力伝達機構の一例を示す正面図。 減速比が1の場合の駆動側プーリ91と従動側リンク92を備えた動力伝達機構の一例を示す正面図。 減速比が1より大きい場合の駆動側プーリ91と従動側リンク92を備えた動力伝達機構の一例を示す正面図。 減速比が1未満の場合の駆動側と従動側の双方にリンクを用いた動力伝達機構の一例を示す正面図。 減速比が1より大きい場合の駆動側と従動側の双方にリンクを用いた動力伝達機構の一例を示す正面図。 第3の実施形態による入力回転軸52と駆動側リンク53の構造を示す図。 第4の実施形態による入力回転軸52と駆動側リンク53の構造を示す図。 第5の実施形態による入力回転軸52と駆動側リンク53の構造を示す図。
符号の説明
1 マニピュレータ本体
2 制御装置
3 操作部
4 連結部
5 作業部
51 可撓性動力伝達機構
52 入力回転軸
53,63,64 駆動側リンク
54,61,62 従動側プーリ
55 孔部
56 カシメ部材
59,60 切り欠き部

Claims (14)

  1. 可撓性動力伝達部材と、
    動力発生源により回転駆動される入力回転軸と、
    前記可撓性動力伝達部材の両端に接続され前記入力回転軸の回転トルクを前記可撓性動力伝達部材に伝達する駆動側リンクと、
    前記可撓性動力伝達部材が掛け渡される従動側プーリと、を備え
    前記入力回転軸は第1の切り欠き部を有し、
    前記駆動側リンクは、前記第1の切り欠き部に係合可能な第2の切り欠き部を有することを特徴とするロボット。
  2. 可撓性動力伝達部材と、
    動力発生源により回転駆動される入力回転軸と、
    前記可撓性動力伝達部材の一端に接続され前記入力回転軸の回転トルクを前記可撓性動力伝達部材に伝達する駆動側リンクと、
    前記可撓性動力伝達部材の他端に接続され前記駆動側リンクとは異なるリンク長を持つ従動側リンクと、を備え
    前記入力回転軸は第1の切り欠き部を有し、
    前記駆動側リンクは、前記第1の切り欠き部に係合可能な第2の切り欠き部を有することを特徴とするロボット。
  3. 可撓性動力伝達部材と、
    動力発生源により回転駆動される入力回転軸と、
    前記可撓性動力伝達部材が掛け渡され前記入力回転軸の回転トルクを前記可撓性動力伝達部材に伝達する駆動側プーリと、
    前記可撓性動力伝達部材の両端に接続される従動側リンクと、を備え
    前記入力回転軸は第1の切り欠き部を有し、
    前記駆動側リンクは、前記第1の切り欠き部に係合可能な第2の切り欠き部を有することを特徴とするロボット。
  4. 前記可撓性動力伝達部材は、前記駆動側リンクに形成された孔部を貫通して前記駆動側リンクに掛け渡され、
    前記駆動側リンクと前記従動側プーリとの間で、前記駆動側リンクの孔部を貫通する前記可撓性動力伝達部材を固定するカシメ部材を備え、
    前記カシメ部材と前記駆動側リンクとの間は二重の前記可撓性動力伝達部材にて接続され、前記カシメ部材と前記従動側プーリとの間は一重の前記可撓性動力伝達部材にて接続され、
    前記カシメ部材は、前記駆動側リンクと前記従動側プーリとの中間位置よりも前記従動側プーリ寄りに配置されることを特徴とする請求項に記載のロボット。
  5. 前記可撓性動力伝達部材は、前記従動側リンクに形成された孔部を貫通して前記駆動側リンクに掛け渡され、
    前記駆動側プーリと前記従動側リンクとの間で、前記従動側リンクの孔部を貫通する前記可撓性動力伝達部材を固定するカシメ部材を備え、
    前記カシメ部材と前記駆動側プーリとの間は一重の前記可撓性動力伝達部材にて接続され、前記カシメ部材と前記従動側リンクとの間は、二重の前記可撓性動力伝達部材にて接続され、
    前記カシメ部材は、前記駆動側プーリと前記従動側リンクとの中間位置よりも前記駆動側プーリ側に配置されることを特徴とする請求項に記載のロボット。
  6. 前記第1切り欠き部と前記第2切り欠き部との係合状態を検知する接触検知器を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のロボット。
  7. 前記第1切り欠き部と前記第2切り欠き部との間に少なくとも吸引力または反発力のいずれか一方を発生させるための電磁石を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のロボット。
  8. 2軸方向に駆動可能な処置部と、
    前記処置部を少なくとも2軸方向に駆動させる作業部と、
    前記作業部に動力を伝達する動力伝達部と、
    前記動力伝達部に動力を供給する駆動部と、を備え、
    前記動力伝達部は、
    可撓性動力伝達部材と、
    動力発生源により回転駆動される入力回転軸と、
    前記可撓性動力伝達部材の両端に接続され前記入力回転軸の回転トルクを前記可撓性動力伝達部材に伝達する駆動側リンクと、
    前記可撓性動力伝達部材が掛け渡される従動側プーリと、を備え
    前記入力回転軸は第1の切り欠き部を有し、
    前記駆動側リンクは、前記第1の切り欠き部に係合可能な第2の切り欠き部を有することを特徴とするマニピュレータ。
  9. 2軸方向に駆動可能な処置部と、
    前記処置部を少なくとも2軸方向に駆動させる作業部と、
    前記作業部に動力を伝達する動力伝達部と、
    前記動力伝達部に動力を供給する駆動部と、を備え、
    前記動力伝達部は、
    可撓性動力伝達部材と、
    動力発生源により回転駆動される入力回転軸と、
    前記可撓性動力伝達部材の一端に接続され前記入力回転軸の回転トルクを前記可撓性動力伝達部材に伝達する駆動側リンクと、
    前記可撓性動力伝達部材の他端に接続され前記駆動側リンクとは異なるリンク長を持つ従動側リンクと、を備え
    前記入力回転軸は第1の切り欠き部を有し、
    前記駆動側リンクは、前記第1の切り欠き部に係合可能な第2の切り欠き部を有することを特徴とするマニピュレータ。
  10. 2軸方向に駆動可能な処置部と、
    前記処置部を少なくとも2軸方向に駆動させる作業部と、
    前記作業部に動力を伝達する動力伝達部と、
    前記動力伝達部に動力を供給する駆動部と、を備え、
    前記動力伝達部は、
    可撓性動力伝達部材と、
    動力発生源により回転駆動される入力回転軸と、
    前記可撓性動力伝達部材が掛け渡され前記入力回転軸の回転トルクを前記可撓性動力伝達部材に伝達する駆動側プーリと、
    前記可撓性動力伝達部材の両端に接続される従動側リンクと、を備え
    前記入力回転軸は第1の切り欠き部を有し、
    前記駆動側リンクは、前記第1の切り欠き部に係合可能な第2の切り欠き部を有することを特徴とするマニピュレータ。
  11. 前記可撓性動力伝達部材は、前記駆動側リンクに形成された孔部を貫通して前記駆動側リンクに掛け渡され、
    前記駆動側リンクと前記従動側プーリとの間で、前記駆動側リンクの孔部を貫通する前記可撓性動力伝達部材を固定するカシメ部材を備え、
    前記カシメ部材と前記駆動側リンクとの間は二重の前記可撓性動力伝達部材にて接続され、前記カシメ部材と前記従動側プーリとの間は一重の前記可撓性動力伝達部材にて接続され、
    前記カシメ部材は、前記駆動側リンクと前記従動側プーリとの中間位置よりも前記従動側プーリ寄りに配置されることを特徴とする請求項に記載のマニピュレータ。
  12. 前記可撓性動力伝達部材は、前記従動側リンクに形成された孔部を貫通して前記駆動側リンクに掛け渡され、
    前記駆動側プーリと前記従動側リンクとの間で、前記従動側リンクの孔部を貫通する前記可撓性動力伝達部材を固定するカシメ部材を備え、
    前記カシメ部材と前記駆動側プーリとの間は一重の前記可撓性動力伝達部材にて接続され、前記カシメ部材と前記従動側リンクとの間は、二重の前記可撓性動力伝達部材にて接続され、
    前記カシメ部材は、前記駆動側プーリと前記従動側リンクとの中間位置よりも前記駆動側プーリ側に配置されることを特徴とする請求項10に記載のマニピュレータ。
  13. 前記第1切り欠き部と前記第2切り欠き部との係合状態を検知する接触検知器を備えることを特徴とする請求項8乃至10のいずれかに記載のマニピュレータ。
  14. 前記第1切り欠き部と前記第2切り欠き部との間に少なくとも吸引力または反発力のいずれか一方を発生させるための電磁石を備えることを特徴とする請求項8乃至10のいずれかに記載のマニピュレータ。
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