JP6399884B2 - Led駆動回路 - Google Patents

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Description

本発明は、商用交流電源を整流して得た脈流を、ほぼそのままの波形で、複数のLEDが直列接続したLED列に印加し、LEDを点灯させるLED駆動回路に関し、さらに詳しくはトライアックを含むディマー回路に接続したときにフラッシングが現れないLED駆動回路に関する。
商用交流電源を整流して得た脈流(主に全波整流波形。以下全波整流波形により説明する。)を、ほぼその波形を保ったまま複数のLEDが直列接続したLED列に印加し、LEDを点灯させるLED駆動回路が知られている。このようなLED駆動回路のなかには、LED列を分割し、分割した部分(以下部分LED列と呼ぶ)同士の接続部にバイパス回路を設け、全波整流波形の一部の位相でLED列を部分的に点灯させるものがある。さらにこのLED駆動回路のなかには、LED列に流れる電流を検出し、この電流に応じてバイパス回路を制御し、点灯させる部分LED列を選択するものがある。
このLED駆動回路は、例えば特許文献1の図1Aに記載されている。そこで特許文献1の図1Aを図4に再掲示して説明する。図4は、LED列に流れる電流に基づいてバイパス回路を制御することにより、点灯させる部分LED列を選択するLED駆動回路(調整回路)100の回路図である。
図4に示すようにLED駆動回路100は、商用交流電源(AC電圧源)101が入力する整流回路(整流器)107、前段の部分LED列(LEDグループ)109と後段の部分LED列(ダイオードグループ)111が直列接続したLED列、デプレッション型のFET113と抵抗117からなるバイパス回路、デプレッション型のFET115と抵抗119からなる電流制限回路を備えている。なお()は特許文献1で用いられている用語を示している(以下同様)。
また図4では商用交流電源101と整流回路107の間にヒューズ103と過電圧サプレッサ(TVS)105が取り付けられている。整流回路107はダイオードブリッジからなり全波整流波形Vrectを出力する。なお説明にあたり整流回路107のV−端子(ノードn4)をグランドレベルとする。抵抗117、119は電流を検出するための抵抗である。
次に図5を使ってLED駆動回路100の動作を説明する。図5(a)は全波整流波形Vrectの一周期を示し、横軸が時間t、縦軸が電圧Vである。図5(b)は部分LED列109に流れる電流波形IG1を示し、横軸が時間t、縦軸が電流Iである。図5において(a)と(b)の時間軸(横軸)は一致している。
図5(b)に示した期間t11では、全波整流波形Vrectの電圧が部分LED列109の閾値電圧より低いためLED列に電流は流れない(IG1=0)。なお部分LED列の閾値電圧とは、部分LED列において直列接続したLEDの順方向電圧ドロップの総和である。
全波整流波形Vrectの電圧が上昇し図5(b)に示した期間t12になると、全波整流波形Vrectの電圧が部分LED列109の閾値電圧より高くなり、部分LED列109に電流IG1が流れる。しかしながら、このとき全波整流波形Vrectの電圧は部分LED列109の閾値電圧と部分LED列111の閾値電圧の合算値より小さいため
、部分LED列111に電流IG2は流れない。この結果、電流IG1がノードn1からノードn2を経てFET113と抵抗117を通り、整流回路107に戻るように流れる。このとき抵抗117による電圧降下がFET113にフィードバックしFET113は定電流動作する(IG1=I12)。なお期間t12の最後の部分では、全波整流波形Vrectの電圧が、部分LED列109の閾値電圧と部分LED列111の閾値電圧の合算値より僅かに大きくなる。このため部分LED列111にも電流IG2が流れる。なお電流IG2が小さいうちは電流IG1と電流IG2の合算値が一定になる(IG1+IG2=I12)。
さらに全波整流波形Vrectの電圧が上昇し図5(b)示した期間t13になると、電流IG2の増加にともない抵抗117の電圧降下が大きくなるためFET113はカットオフする。このときFET115は抵抗119による電圧降下がフィードバックし定電流動作する(IG1=IG2=I11)。なお、この電流I11がFET115と抵抗119からなる電流制限回路の上限値となる。全波整流波形Vrectの電圧が低下する位相(期間t13の後半及び期間t14、t15)では逆の経路を辿る。
以上のようにLED駆動回路100は、LED列を複数の部分LED列109、111に分割し、部分LED列109、111同士の接続部(ノードn2)にFET113と抵抗117からなるバイパス回路を接続している。バイパス回路(特にFET113)は後段の部分LED列111に流れる電流IG2によりカットオフされる。またLED駆動回路100は、全波整流波形Vrectの電圧に応じて点灯させる部分LED列109、111を選択している。
特表2014−516452号公報(図1A)
トライアックを含むディマー回路(調光器)を、図4に示したLED駆動回路100の商用交流電源101とヒューズ103の間に挿入したところ、電源投入直後に強く光り、その後しばらくして予め設定しておいた調光状態に収束するという現象が発生した(フラッシング又はフリッカと呼ぶこともある。)。
そこで本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであり、トライアックを含むディマー回路に接続しても電源投入時にフラッシングが起きないLED駆動回路を提供することを目的とする。
本発明のLED駆動回路は、整流回路と遅延回路と複数のLEDが直列接続したLED列を備え、 前記整流回路は、トライアックを含むディマー回路を介して入力する交流電圧の整流により得た脈流を前記LED列に印加し、前記遅延回路は、前記LED列から前記整流回路に戻る電流のオンオフを制御するスイッチと、前記整流回路の電流出力端子の電圧を分圧して得た電圧を平滑するコンデンサを含み、前記スイッチは、前記LED列と前記整流回路の電流が戻ってくる端子との間に配され、前記コンデンサの端子間電圧が所定の電圧以上になったときオンし、前記整流回路から出力された電流が前記LED列を通り前記整流回路に戻る電流経路を形成し、前記電流経路は、前記脈流の複数周期に渡って維持されることを特徴とする。
本発明のLED駆動回路は、整流回路と遅延回路とLED列を備えている。遅延回路は、電源がオンしたあと整流回路から脈流が出力され始め、所定の時間が経過したら、整流回路から出力され電流がLED列を通り整流回路に戻る電流経路を形成し、LED列を点灯させる。
前記遅延回路は、前記コンデンサにより平滑して得た電圧に上限値を設定しても良い。
前記整流回路に設けられた前記電流出力端子にブリーダ電流回路が接続していても良い。
前記ブリーダ電流回路は、前記整流回路に設けられた前記電流出力端子の電圧が所定値以上のときにカットオフしても良い。
前記LED列は複数の部分LED列が直列接続したものであり、前記部分LED列同士の接続点にバイパス回路が接続していても良い。
前記バイパス回路を挟んで前段の部分LEDから前記バイパス回路に流れ込む電流は、後段の部分LED列に流れる電流によりカットオフされても良い。
以上のように本発明のLED駆動回路は、電源がオンしてから所定の時間が経過したときLED列に電流を流す。つまり本発明のLED駆動回路は、電源オンの直後、トライアックを含むディマー回路の状態の悪い間、遅延回路がLED列に電流を流させない。この結果、本発明のLED駆動回路は、トライアックを含むディマー回路に接続しても電源投入時にフラッシングが起きない。
本発明の実施形態として示すLED駆動回路の回路図。 図1に示すLED駆動回路の動作説明するための波形図。 比較例と図1に示すLED駆動回路の動作説明のための波形図。 従来例として示したLED駆動回路の回路図。 図4に示すLED駆動回路の波形図。
以下、添付図1〜3を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、特許請求の範囲に記載した発明特定事項との関係をカッコ内に記載している。
図1はLED駆動回路10の回路図である。図1において点線で示したLED駆動回路10は、ダイオードブリッジ整流回路(整流回路)11、ブリーダ電流回路12、遅延回路13、発光部20、ヒューズ23、サージ保護回路24からなる。LED駆動回路10の外部には、商用交流電源21とディマー回路22がある。商用交流電源21の上側の端子はディマー回路22の入力端子に接続し、下側の端子はダイオードブリッジ整流回路11の下側の入力端子と接続している。ディマー回路22はトライアックを含み、その出力端子はヒューズ23を介してダイオードブリッジ整流回路11の上側の入力端子と接続している。サージ保護回路24はダイオードブリッジ整流回路11の上下の入力端子と並列接続している。
ダイオードブリッジ整流回路11は、4個のダイオード11aからなり、カソード側の端子A(以下、電流出力端子と呼ぶ)から全波整流波形及び電流Itを出力する。なおアノード側は電流Itが戻ってくる端子B(以下、グランド端子と呼ぶ)となり、LED駆
動回路10の動作説明にあたり基準電圧を与えるものとする。
ブリーダ電流回路12は、抵抗121、122、123、124、125及びバイポーラトランジスタ(以下、トランジスタと呼ぶ)126、127、128からなる。
抵抗121、122、124及びトランジスタ126、127からなる部分は定電流回路を構成している。抵抗121、122の上端子はダイオードブリッジ整流回路11の電流出力端子Aと接続し、抵抗124の下端子はグランド端子Bに接続している。トランジスタ126のコレクタは抵抗122の下端子に接続し、ベースは抵抗121の下端子及びトランジスタ127のコレクタと接続し、エミッタは抵抗124の上端子及びトランジスタ127のベースと接続している。トランジスタ127のエミッタはダイオードブリッジ整流回路11のグランド端子Bと接続している。
抵抗123、125とトランジスタ128からなる部分は電圧検出回路を構成している。抵抗123の上端子はダイオードブリッジ整流回路11の電流出力端子Aと接続し、抵抗125の下端子はグランド端子Bに接続している。トランジスタ128のコレクタはトランジスタ126のベースに接続し、ベースは抵抗123の下端子及び抵抗125の上端子と接続し、エミッタはグランド端子Bと接続している。
ブリーダ電流回路12に含まれる定電流回路は、電流出力端子Aの電圧が所望の値より小さくトランジスタ128がオフしているとき、トランジスタ127のベースエミッタ間電を0.6Vに維持するようにして定電流動作する。なおLED駆動回路10ではこの定電流値を10mAとしている。電流出力端子の電圧が所定の電圧を超えるとトランジスタ128がオンする。この結果、トランジスタ128がオフするため、ブリーダ電流回路12に含まれる定電流回路はカットオフする。なおディマー回路22により交流波形の一部が切り取られた期間でも、有限の電圧が出力されるためブリーダ電流回路12は動作する。また脈流の電圧が大きくなったときブリーダ電流回路12をカットオフすることにより電力消費を抑えている。
遅延回路13は、抵抗131、132、ツェナーダイオード133、コンデンサ134、エンハンスメント型FET135(以下、FETと呼ぶ)からなる。抵抗131の上端子はダイオードブリッジ整流回路11の電流出力端子Aと接続し、下端子は抵抗132の上端子、ツェナーダイオード133のカソード、コンデンサ134の上端子及びFET135のゲートと接続している。抵抗132の下端子、ツェナーダイオード133のアノード、コンデンサ134の下端子及びFET135のソースはグランド端子Bと接続している。FET135のドレインは後述する発光部20の電流を出力する端子に接続している。
遅延回路13は、商用交流電源21の出力がディマー回路22に印加されると(商用交流電源21がオンすると)、電流出力端子Aの電圧を分圧した電圧でコンデンサ134の充電を始める。コンデンサ134の充電によりFET135のゲート電圧が上昇すると、FET135のドレイン−ソース間が導通する。この結果、ダイオードブリッジ整流回路11の電流出力端子Aから出力された電流(IL)が、発光部20及びFET135のドレイン−ソースを経てダイオードブリッジ整流回路11のグランド端子Bに戻る電流経路が形成される。なお遅延回路13は、FET135の閾値電圧(スレッシュホルド、Vthともいう)を超えたゲート電圧を所望の値としており、所望の値であるゲート電圧がFET135のVthに達するとFET135のドレイン−ソース間を導通させる。またツェナーダイオード133はFET135のゲート電圧の上限を定めている。
発光部20は、LED列を構成する部分LED列14、15、16、バイパス回路17
、18、電流制限回路19からなる。LED列は部分LED列14、15、16が直列接続したものである。さらに各部分LED列14、15、16はそれぞれLED141、151、161が直列接続したものである。バイパス回路17はデプレッション型のFET171と抵抗172からなる。FET171のドレインは部分LED列14と部分LED列15の接続点に接続し、ゲートは抵抗172の左端子とFET135のドレインに接続し、ソースは抵抗172の右端子に接続している。同様にバイパス回路18はデプレッション型のFET181と抵抗182からなる。FET181のドレインは部分LED列15と部分LED列16の接続点に接続し、ゲートは抵抗182の左端子と抵抗172の右端子に接続し、ソースは抵抗182の右端子に接続している。電流制限回路19はデプレッション型のFET191と抵抗192からなる。FET191のドレインは部分LED列16のカソードに接続し、ゲートは抵抗192の左端子と抵抗182の右端子に接続し、ソースは抵抗192の右端子に接続している。
次に図1を参照しながら図2により定常状態のLED駆動回路10の動作を説明する。図2(a)は全波整流波形Vrectを示し、図2(b)は電流Itを示している。なお図2において(a)の縦軸は電圧V、横軸は時間t、(b)の縦軸は電流I、横軸は時間tであり、(a)と(b)の時間軸(横軸)は一致している。ここで定常状態とはディマー回路22が安定して動作している状態を指す(FET135のドレイン−ソース間は導通している)。また図2の説明ではディマー回路22から完全な交流波形が出力されているものとする。
図2(b)に示した期間t1では、全波整流波形Vrectの電圧が部分LED列14の閾値電圧より低いため部分LED列14に電流は流れない(IL=0)。なお部分LED列14の閾値電圧とは、部分LED列14において直列接続したLED141の順方向電圧ドロップの総和である(以下同様)。例えば直列段数が30段で順方向電圧ドロップが3Vであれば閾値電圧は90Vとなる。一方、ブリーダ電流回路12には電流IBが流れる(It=IB=I4)。なお全波整流波形Vrectが0Vに極近いときにはIB=0となるが、短い期間なので無視している。
全波整流波形Vrectの電圧が上昇し図2(b)に示した期間t2になると、全波整流波形Vrectの電圧が部分LED列14の閾値電圧より高くなり部分LED列14に電流ILが流れる。しかしながらこのとき全波整流波形Vrectの電圧が部分LED列14の閾値電圧と部分LED列15の閾値電圧の合算値より小さいため部分LED列15に電流は流れない。そこで電流ILはバイパス回路17を通りFET135のドレイン−ソース間を経てダイオードブリッジ整流回路11に向かう。このとき抵抗172による電圧降下がFET171にフィードバックしFET171は定電流動作する(IL=I3)。なお期間t2ではブリーダ電流回路12に含まれる定電流回路はカットオフしている。また抵抗123、131に流れる電流は無視している。期間t2の最後の部分では、全波整流波形Vrectの電圧が、部分LED列14の閾値電圧と部分LED列15の閾値電圧の合算値より僅かに大きくなるため、部分LED列15にも電流が流れる。この電流が小さいうちはFET171を流れる電流と部分LED列14を流れる電流の合算値が一定になる(IL=I3)。
さらに全波整流波形Vrectの電圧が上昇し図2(b)に示した期間t3になると、部分LED列15(部分LED列14に対し後段の部分LED列))を流れる電流の増加にともない抵抗172の電圧降下が大きくなる。この結果、FET171(バイパス回路17)がカットオフする。このとき抵抗182による電圧降下がFET181にフィードバックしFET181は定電流動作する(IL=I2)。なお期間t3でもブリーダ電流回路12に含まれる定電流回路はカットオフしており、期間t3の最後の部分ではFET181を流れる電流と部分LED列16を流れる電流の合算値が一定になる(IL=I2
)。
さらに全波整流波形Vrectの電圧が上昇し図2(b)に示した期間t4になると、部分LED列16(部分LED列15に対し後段の部分LED列))を流れる電流の増加にともない抵抗182の電圧降下が大きくなる。この結果、FET181(バイパス回路18)がカットオフする。このとき抵抗192による電圧降下がFET191にフィードバックしFET191は定電流動作する(IL=I1)。なお期間t4でもブリーダ電流回路12に含まれる定電流回路及びFET171はカットオフしている。全波整流波形Vrectの電圧が低下する位相(期間t4の後半及び期間t5、t6、t7)では電流Itは逆の経路を辿る。
以上のようにLED駆動回路10は、定常状態で完全な全波整流波形Vrectが得られるとき、ブリーダ電流(IB)を含めて電流Itが4段構成(電流I1〜4)となる。
次に図3により商用交流電源101がオンした直後の過渡期について説明する。図3(a)は、図1に示したLED駆動回路10から遅延回路13を取り外した場合(比較例)において発光部20に流れる電流波形ILを示している。図3(b)は遅延回路13を備えているLED駆動回路10の発光部20に流れる電流ILを示している。なお図3(a)及び(b)では時刻t8から商用交流電圧がディマー回路22に印加されたものとしており、全波整流波形10周期分の期間を示している。また図3(a)及び(b)の時間軸tは一致している。
先ず図3(a)により比較例の動作について説明する。時刻t8に商用交流電源21からディマー回路22に交流電圧が印加され始めると、最初のうちの期間31ではディマー回路22の動作が安定しない。時刻t8からみて最初の電圧波形は、ほぼ原形(全波整流波形)を留めたままディマー回路22から出力される。この結果、最初の電流波形は図2(b)に似た波形{図3(a)の左端の電流波形は最初の一部分が欠けているように描いている}となる。時間tの経過とともにディマー回路22の出力波形がだんだんと小さくなり(ピーク電圧が下がりパルス幅が細くなる)、7周期目以降で正常な波形になる(期間32)。なおディマー回路22の出力する正常な電圧波形は、全波整流波形Vrect{図2(b)参照}から図2の期間t6とt7の部分だけ残したものとしている。この結果、比較例は時刻t8からしばらくの間(期間31)、明るく点灯し(フラッシング)、その後(期間32)所望の調光状態になる。
次に図3(b)によりLED駆動回路10の動作について説明する。LED駆動回路10は時刻t8で商用交流電源21からディマー回路22に交流電圧が印加され始めても、全波整流波形Vrect{図2(a)参照}で7周期分の期間が経過するまでの間はFET135(図1参照)が導通しない。このため発光部20(図1参照)には電流ILが流れない。時刻t8から全波整流波形で8周期目以降(期間33)ではFET135が導通し電流ILが流れる。この電流ILは正常な波形となり、所望の調光状態でLED駆動回路は発光する。
以上のようにLED駆動回路10は遅延回路13により、電源投入直後の不安定な状態で点灯することがない。この結果、電源投入直後に明るく点灯していまうという不具合(フラッシング)を回避している。なお図3では図示の都合で電源がオンしてから点灯するまでの時間(遅延時間)を100ms以下に設定していた。実際の照明器具では不自然にならない程度で充分にディマー回路22が安定する期間として遅延時間を200msから300ms程度に設定すると良い。
次にブリーダ電流回路12について追加説明する。仮に図1に示したLED駆動回路1
0がブリーダ電流回路12を有していないとした場合、本来LED141等が点灯しない電圧値までディマー回路22により電圧を絞ったとき、ディマー回路22が誤動作し数十V程度の電圧を出力することがある。このときLED141等がが薄暗く点灯してしまう。この点灯を回避するため、LED駆動回路10は、ブリーダ電流回路12を設け、ディマー回路22の出力電圧が低いときブリーダ電流IBを流しディマー回路22の動作を安定させ、不要な点灯を防止している。またブリーダ電流回路12は、LED141等が点灯しているときブリーダ電流IBを0(A)としている。この結果、LED駆動回路10は発光効率を高く維持できている。
商用交流電源から得た電圧波形を整流し、そこで得た脈流を、ほぼその波形を保ったまま複数のLEDが直列接続したLED列に印加する駆動方式は、いわゆるAC駆動と呼ばれている。本発明の実施形態として示したLED駆動回路10は、このAC駆動の一形態である。本発明のLED駆動回路は、ディマー回路の動作が不安定なときにLED列に流す電流を遮断するものなので、いわゆるAC駆動にもとづくすべてのLED駆動回路に適用できる。
10…LED駆動回路、
11…ダイオードブリッジ整流回路(整流回路)、
11a…ダイオード、
12…ブリーダ電流回路、
121、122、123、124、125、131、132、172
、182、192…抵抗、
126、127、128…トランジスタ(バイポーラトランジスタ)、
13…遅延回路、
133…ツェナーダイオード、
134…コンデンサ、
135…FET(エンハンスメント型FET)、
14、15、16…部分LED列、
141、151、161…LED、
17、18…バイパス回路、
171、181、191…FET(デプレッション型FET)、
19…電流制限回路、
20…発光部、
21…商用交流電源、
22…ディマー回路、
23…ヒューズ、
24…サージ保護回路。

Claims (6)

  1. 整流回路と遅延回路と複数のLEDが直列接続したLED列を備え、
    前記整流回路は、トライアックを含むディマー回路を介して入力する交流電圧の整流により得た脈流を前記LED列に印加し
    前記遅延回路は、前記LED列から前記整流回路に戻る電流のオンオフを制御するスイッチと、前記整流回路の電流出力端子の電圧を分圧して得た電圧を平滑するコンデンサを含み、
    前記スイッチは、前記LED列と前記整流回路の電流が戻ってくる端子との間に配され、前記コンデンサの端子間電圧が所定の電圧以上になったときオンし、前記整流回路から出力された電流が前記LED列を通り前記整流回路に戻る電流経路を形成し、
    前記電流経路は、前記脈流の複数周期に渡って維持される
    ことを特徴とするLED駆動回路。
  2. 前記遅延回路は、前記コンデンサにより平滑して得た電圧に上限値を設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のLED駆動回路。
  3. 前記整流回路に設けられた前記電流出力端子にブリーダ電流回路が接続している
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のLED駆動回路。
  4. 前記ブリーダ電流回路は、前記整流回路に設けられた前記電流出力端子の電圧が所定値以上のときにカットオフする
    ことを特徴とする請求項3に記載のLED駆動回路。
  5. 前記LED列は、複数の部分LED列が直列接続したものであり、前記部分LED列同士の接続点にバイパス回路が接続している
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載のLED駆動回路。
  6. 前記バイパス回路を挟んで前段の部分LEDから前記バイパス回路に流れ込む電流は、後段の部分LED列に流れる電流によりカットオフされる
    ことを特徴とする請求項5に記載のLED駆動回路。
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