JP6013810B2 - Ledドライバ回路および照明装置 - Google Patents

Ledドライバ回路および照明装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6013810B2
JP6013810B2 JP2012151439A JP2012151439A JP6013810B2 JP 6013810 B2 JP6013810 B2 JP 6013810B2 JP 2012151439 A JP2012151439 A JP 2012151439A JP 2012151439 A JP2012151439 A JP 2012151439A JP 6013810 B2 JP6013810 B2 JP 6013810B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
circuit
led
driver circuit
led driver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012151439A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014013866A (ja
Inventor
裕太 大河内
裕太 大河内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP2012151439A priority Critical patent/JP6013810B2/ja
Publication of JP2014013866A publication Critical patent/JP2014013866A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6013810B2 publication Critical patent/JP6013810B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)
  • Led Devices (AREA)

Description

本発明は、LEDドライバ回路および照明装置に関するものであり、特に、高出力時に効率低下を生じず、LEDアレイのチラツキを防止できるLEDドライバ回路および照明装置に関する。
近年、各種の照明装置の光源として、長寿命で且つ省電力という特性を有するLEDランプが普及しつつある。
特に、複数のLEDを直列接続したLEDアレイを有する直管型のLEDランプは、従来の蛍光灯に代えて、室内照明や電車等の車両用の照明に適用されつつある。
従来技術には、直管型のLEDランプを用いた照明装置に関する技術、およびLEDアレイの駆動回路に関する技術がある(例えば、特許文献1および2参照。)。
特開2011−90852号公報 特開2010−110157号公報
ところで、LEDドライバ回路などの絶縁型フライバック式コンバータにおいては、間欠動作を行う場合がある。
ここで、間欠動作とは、スイッチングが断続的に停止する現象をいう。
このような間欠動作は、負荷(電流)が少ないときは連続的にスイッチングしなくても足りるため、省エネのためには有効である。
しかしながら、LEDアレイの電圧を直接制御する電圧制御回路の電源には常に同じ電流を流す必要があるので、間欠動作が発生すると、スイッチングが一定期間停止したときには電圧制御回路用の電源電圧が落ちてしまうという不都合がある。
このような電圧低下が生じると、電圧制御回路の電源電圧が不足して一部の回路が停止するため、LEDアレイが点滅してチラツキが発生してしまうという問題がある。
一方で、電圧制御回路の電源電圧の不足を補うために、回路中にブリーダ抵抗を設ける手法が従来から存在する。
しかし、このようなブリーダ抵抗には常に電流が流れるため、LEDアレイの高出力時に効率が低下するという問題があった。
本発明の目的は、高出力時に効率低下を生じず、LEDアレイのチラツキを防止できるLEDドライバ回路および照明装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の一態様によれば、直流電源と、複数のLEDが直列に接続されたLEDアレイを着脱可能に保持する正負一対の端子と、前記直流電源を用いて前記LEDアレイを点灯させるLED駆動回路と、前記LED駆動回路への電流を制御する電流制御回路と、前記LEDアレイに対する出力負荷が低下した際に、前記電流制御回路に供給する電力を確保するブリーダ回路と、前記LED駆動回路、前記電流制御回路および前記ブリーダ回路への電圧を制御する電圧制御回路とを備えるLEDドライバ回路が提供される。
また、本発明の他の態様によれば、請求項1〜14のいずれか1項に記載のLEDドライバ回路を備え、LEDアレイを点灯させる照明装置が提供される。
本発明によれば、高出力時に効率低下を生じず、LEDアレイのチラツキを防止できるLEDドライバ回路および照明装置が提供することができる。
第1の実施の形態に係るLEDドライバ回路の概略構成を示すブロック図。 第1の実施の形態に係るLEDドライバ回路の回路構成例を示す回路図。 ブリーダ回路を設けない場合における調光時の波形を示し、(a)トランジスタQ1のゲート波形、(b)電流制御回路に供給される電圧VCCの波形、(c)LEDアレイの電流ILEDの波形を示すグラフ。 ブリーダ回路を設けた場合における調光時の波形を示し、(a)トランジスタQ1のゲート波形、(b)電流制御回路に供給される電圧VCCの波形、(c)LEDアレイの電流ILEDの波形を示すグラフ。 (a)ブリーダ回路を設けない場合における全灯時の参照電圧Vrefと入力電圧Vbの波形、(b)ブリーダ回路を設けた場合における全灯時の参照電圧Vrefと入力電圧Vbの波形を示すグラフ。 第2の実施の形態に係るLEDドライバ回路の概略構成を示すブロック図。 第2の実施の形態に係るLEDドライバ回路の回路構成例を示す回路図。 過電圧保護回路を設けない場合の開放電圧を示すグラフ。 過電圧保護回路を設けた場合において、(a)開放電圧を示すグラフ、(b)MOSFETQ2のゲート電圧を示すグラフ。 過電流保護回路を設けない場合の短絡電流を示すグラフ。 過電流保護回路を設けた場合の短絡電流を示すグラフ。 第2の実施の形態に係るLEDドライバ回路のレイアウトパターン例の表面側を示す平面図。 第2の実施の形態に係るLEDドライバ回路のレイアウトパターン例の裏面側を示す平面図。 直管型のLEDランプの模式的断面図。 直管型のLEDランプの一部透視斜視図。
次に、図面を参照して、実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
又、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の実施の形態は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の実施の形態は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
[第1の実施の形態]
(LEDドライバ回路の構成例)
図1のブロック図および図2の回路図を参照して、第1の実施の形態に係るLEDドライバ回路1の構成例について説明する。
第1の実施の形態に係るLEDドライバ回路1は、図1に示すように、直流電源10と、複数のLEDが直列に接続されたLEDアレイ14を着脱可能に保持する正負一対の端子15a・15bと、直流電源10を用いてLEDアレイ14を点灯させるLED駆動回路16と、LED駆動回路16に一定電圧を供給するように制御する電流制御回路23と、LEDアレイ14に対する出力負荷が低下した際に、電流制御回路23に供給する電力を確保するブリーダ回路22と、LED駆動回路16、電流制御回路23およびブリーダ回路22への電圧を制御する電圧制御回路21とを備える。
ブリーダ回路22は、図2に示すように、一対の端子間15a・15bに供給される電圧を監視する抵抗素子R46と、抵抗素子R46の監視結果に応じて、電流制御回路(図2では表れない。代わりに可変抵抗56として示されている。)に供給する電力を調整するスイッチング手段としてのトランジスタQ6、オペアンプ130およびコンデンサC7とを備える。
また、第1の実施の形態に係るLEDドライバ回路1は、直流電源50に1次側の巻線50aが接続されるトランス50を備え、電圧制御回路21は、トランス50の1次側の巻線50aの出力をオン・オフ制御する。
また、ブリーダ回路22は、トランス50の2次側の第1巻線50bおよび第2巻線50cに接続されている。
なお、LEDアレイ14に対する出力負荷の低下は、LEDアレイ14の調光に基づく出力負荷の低下を含む。
また、LEDアレイ14は、例えば、直管型のLEDランプとすることができる。直管型のLEDランプの具体例については後述する。
(回路構成)
ここで、図2の回路図を参照して、第1の実施の形態に係るLEDドライバ回路1の回路構成について説明する。
LEDドライバ回路1における直流電源10は、例えば100Vの交流電源41と、この交流電源41に接続され交流電流を整流するブリッジ形全波整流回路42とを備える。
ブリッジ形全波整流回路42の一端子は接地電位になされ、例えば、約64Vの直流が出力される。
また、ブリッジ形全波整流回路42の出力端にはトランス50の1次側の巻線50aの正極が接続される。
なお、トランス50は、例えば、1次側の巻線50aが52ターン、2次側の第1巻線50bが15ターン、第2巻線50cが4ターンとされ、2次側の第1巻線50bおよび第2巻線50cの端子には、巻線数に応じた電圧V1、V2が誘起される。
トランス50の1次側の巻線50aの他端(負極)にはMOSFETQ1のドレイン端子が接続される。
また、MOSFETQ1のソース端子は接地電位になされ、ゲート端子は電圧制御回路21に接続されている。
電圧制御回路21の他端は、フォトカプラ150を介して抵抗素子R61およびオペアンプ55の出力端子が接続される。
オペアンプ55の負極側の入力端子は接地電位になされ、正極側の入力端子はノードN30を介して接地電位になされる抵抗素子R60に接続される。
トランス50の2次側の第1巻線50bの負極にはダイオードD10が接続され、ノードN20を介して、例えば、約330μFのコンデンサC10に接続される。コンデンサC10の他端は、ノードN21を介してトランス50の2次側の第1巻線50bの正極に接続される。
トランス50の2次側の第1巻線50bの負極にはダイオードD11が接続され、ノードN23を介して、例えば、約100μFのコンデンサC11に接続される。コンデンサC11の他端は、ノードN24を介してトランス50の2次側の第2巻線50cの正極に接続される。
また、トランス50の2次側の第1巻線50bの負極側は、ノードN22・N29を介して、ブリーダ回路22の抵抗素子R52に接続される。抵抗素子R52は、抵抗値、例えば、約3kΩを有する。
ノードN29には、LEDアレイ14用の端子15aが接続され、ノードN30には端子15bが接続される。
一対の端子15a・15bの端子間には、例えばLEDアレイ14を備えた直管型のLEDランプが着脱可能に装着される。
一方、トランス50の2次側の第2巻線50cの正極側は、ブリーダ回路22の抵抗素子R46に接続される。抵抗素子R46は、抵抗値、例えば、約0.5Ωを有する。抵抗素子R46は他端が接地電位になされ、入力電圧Vbの検出抵抗として機能する。
また、ブリーダ回路22において、コンパレータとしてのオペアンプ130の正極側の入力端子がノードN28に接続される。また、ノードN28と接地電位との間にコンデンサC7が接続される。
オペアンプ130の負極側の入力端子には、参照電圧Vrefとして−100mVが供給されている。
オペアンプ130の出力端子は、例えば、抵抗値、例えば、約2.4kΩの抵抗素子R43を介してトランジスタQ6のベース端子に接続される。
トランジスタQ6のエミッタ端子は接地電位になされ、コレクタ端子は抵抗素子R52に接続される。
(ブリーダ回路の動作)
第1の実施の形態に係るLEDドライバ回路1において、トランス50の2次側の第1巻線50bに誘起される電圧によって、LEDアレイ14が発光される。
また、図示しない外部からの信号によりLEDアレイ14の調光等を行なっている。
トランス50の2次側の負荷が小さくなった状態になると、電圧制御回路21に間欠動作が発生する。間欠動作が発生した状態において、トランス50の2次側の第2巻線50cに誘起される電圧によって、電流制御回路23の電源を確保している。
ここで、第2巻線50cでは、1次側の巻線50aが間欠動作することによって、電圧が上がったり下がったりする現象が発生する。
第2巻線50cの電圧が下がった場合には、2次側の電流制御回路23の電源電圧が不足し、2次側の回路が停止するため、LEDアレイ14が点滅し、チラツキが発生してしまう。
そこで、第1の実施の形態に係るLEDドライバ回路1においては、ブリーダ回路22を追加している。
ブリーダ回路22により、擬似的に負荷を与えて間欠動作を解消することができる。これにより、調光で出力負荷が低下した場合にもLEDアレイ14が点滅することがなく、チラツキが生じない。
ブリーダ回路22は、抵抗素子R46で2次側の負荷(電流)を検出し、オペアンプ(コンパレータ)130でリファレンス電圧(負の電圧)Vrefと比較する。
2次側の電流が少なくなった場合にのみ、トランジスタQ6がオンされ、ブリーダ回路22に電流が流れる。
これにより、1次側の巻線50aの間欠動作が解消されるので、トランス50の2次側の第2巻線50cの電圧降下を防ぐことができ、電流制御回路23の電源電圧が低下しないようにすることができる。
なお、上述の間欠動作とは、トランジスタQ1のオン・オフが繰り返される現象をいう。このような間欠動作は、負荷(電流)が少ないときは連続的にスイッチングしなくても足りるため、省エネのためには有効である。しかしながら、2次側の電流制御回路23の電源には常に同じ電流を流しているので、間欠動作が発生すると、オンされているときは2次側に電圧が供給されているが、スイッチングが一定期間停止したときには2次側の電圧が落ちてしまう。
第1の実施の形態に係るLEDドライバ回路1においては、上述のような不具合が解消される。
ここで、図3〜5のグラフを参照して、ブリーダ回路22による効果について説明する。
図3は、ブリーダ回路22を設けない場合における調光時の波形を示し、図3(a)はトランジスタQ1のゲート波形、図3(b)は電流制御回路23に供給される電圧VCCの波形、図3(c)はLEDアレイ14の電流ILEDの波形を示すグラフである。
図3(a)において、パルス波P1〜P3は、例えば、約50kHz〜約500kHz程度の細かいスイッチングが連なった状態となっている。また、P1〜P3の周期は、例えば、約10Hz〜約1000Hz程度となっている。
また、図3(b)において、T1の区間は、例えば、約10Hz程度となっており、図3(a)のパルス波P1〜P3の方がオン時間が極めて短い状態となっている。
図3を見ると分かるように、ブリーダ回路22を設けない場合には、トランジスタQ1のゲート入力が無い状態が発生するとトランジスタQ1がオフされ、この間において電流制御回路23に供給される電圧VCC(即ち、トランス50の2次側の第2巻線50cの出力波形V2)が低下する(図3(a)および図3(b)参照)。
この結果、LEDアレイ14に供給される電流ILEDもハイ状態とロー状態を繰り返す状態となり(図9(c)参照)、LEDアレイ14の発光のチラツキとなって現れる。
一方、図4は、ブリーダ回路22を設けた場合における調光時の波形を示し、図4(a)はトランジスタQ1のゲート波形、図4(b)は電流制御回路23に供給される電圧VCCの波形、図4(c)はLEDアレイ14の電流ILEDの波形を示すグラフである。
図4を見ると分かるように、ブリーダ回路22を設けた場合には、トランジスタQ1のゲート入力が無い状態は発生せず、電流制御回路23に供給される電圧VCC(即ち、トランス50の2次側の第2巻線50cの出力波形V2)が低下する状態も発生しない(図4(a)および図4(b)参照)。
この結果、LEDアレイ14に供給される電流ILEDも安定して供給され(図4(c)参照)、LEDアレイ14の発光のチラツキの発生が防止される。
また、図5(a)はブリーダ回路22を設けない場合における全灯時の参照電圧Vrefと入力電圧Vbの波形、図5(b)はブリーダ回路22を設けた場合における全灯時の参照電圧Vrefと入力電圧Vの波形を示すグラフである。
図5(a)に示すように、ブリーダ回路22を設けない場合には、オペアンプ130に入力される全灯時の参照電圧Vrefは、脈流となり、抵抗素子R46に現れる電圧Vbを下回り、LEDアレイ14の発光のチラツキの原因となる。
これに対して、図5(b)に示すように、ブリーダ回路22を設けた場合には、抵抗素子R46に現れる電圧Vbが三角波となり、オペアンプ130に入力される全灯時の参照電圧Vrefは安定するので、LEDアレイ14の発光のチラツキの発生が防止される。
第1の実施の形態によれば、高出力時に効率低下を生じず、LEDアレイのチラツキを防止できるLEDドライバ回路および照明装置を提供することができる。
[第2の実施の形態]
(LEDドライバ回路の構成例)
図6のブロック図および図7の回路図を参照して、第1の実施の形態に係るLEDドライバ回路1の構成例について説明する。
本実施の形態に係るLEDドライバ回路1は、図6に示すように、直流電源10と、複数のLEDが直列に接続されたLEDアレイ14を着脱可能に保持する正負一対の端子15a・15bと、直流電源10を用いてLEDアレイ14を点灯させるLED駆動回路16と、LED駆動回路16への電流を制御する電流制御回路23と、LEDアレイ14に対する出力負荷が低下した際に、電圧制御回路21に供給する電力を確保するブリーダ回路22と、LED駆動回路16、電流制御回路23およびブリーダ回路22への電圧を制御する電圧制御回路21と、LEDアレイ14を端子15a・15bから取り外した場合に、一対の端子15a・15b間の開放電圧を所定の電圧以下にする過電圧防止手段30とを備える。
より具体的には、過電圧防止手段30は、一対の端子15a・15bの端子間の電圧を監視する監視手段と、LEDアレイ14に対する供給電圧の一部をオン・オフするスイッチング手段と、監視手段による検出電圧が予め設定される閾値を超えた場合に、スイッチング手段をオフさせる過電圧保護回路13とを備える。
監視手段は、図7に示すように、電圧検出用の抵抗素子R1・R2で構成され、スイッチング手段は、監視手段(抵抗素子R1・R2)による検出電圧に基づいてオン・オフされるトランジスタQ2、Q4で構成され、さらに、定電圧を確保する定電圧ダイオード(ツェナーダイオード)ZD4を備える。
また、図7において、電圧検出用の抵抗素子は、抵抗値R1・R2の2つの抵抗素子R1・R2を直列接続して構成され、トランジスタQ4は、動作電圧VBE電圧V 10 であるバイポーラトランジスタで構成され、定電圧ダイオード(ツェナーダイオード)ZD4によって供給される定電圧が電圧VZである場合に、LEDアレイ14を端子15a・15bから取り外した際に、過電圧保護回路13によって低減される一対の端子間の開放電圧VOPENは、(1)式で表される。すなわち、
OPEN=((R1+R2)/R1)×(VZ+V10) (1)
また、図6および図7に示すように、過電圧防止手段30は、一対の端子15a・15bの端子間の電流を低減させる過電流保護回路12を備えていても良い。
過電流保護回路12は、例えば、監視手段による検出電圧に基づいてオン・オフされるバイポーラトランジスタQ3と、バイポーラトランジスタQ3のエミッタ端子側に接続される電流調節用の抵抗素子R3とから構成されていても良い。
また、電流調節用の抵抗素子R3の抵抗値がR3であり、バイポーラトランジスタQ3の動作電圧VBEが電圧V10である場合に、過電流保護回路12によって低減された電流値Ishortは、(2)式で表される。すなわち、

Ishort=V10/R3 (2)

なお、LEDアレイ14は、例えば、直管型のLEDランプとすることができる。直管型のLEDランプの具体例については後述する。
(回路構成)
ここで、図7の回路図を参照して、第2の実施の形態に係るLEDドライバ回路2の回路構成について説明する。
LEDドライバ回路2における直流電源10は、例えば100Vの交流電源41と、この交流電源41に接続され交流電流を整流するブリッジ形全波整流回路42とから構成される。
ブリッジ形全波整流回路42の一端子は接地電位になされ、例えば、約64Vの直流が出力される出力端側にはノードN1を介して、例えば、約330μFのコンデンサC20が接続される。
また、ノードN1を介してトランス50の1次側の巻線50aの正極が接続されている。
なお、トランス50は、例えば、1次側の巻線50aが52ターン、2次側の第1巻線50bが15ターン、第2巻線50cが4ターンとされ、2次側の第1巻線50bおよび第2巻線50cの端子には、巻線数に応じた電圧V1、V2が誘起される。
トランス50の1次側の巻線50aの他端(負極)にはMOSFETQ1のドレイン端子が接続される。
また、MOSFETQ1のソース端子は接地電位になされ、ゲート端子は電圧制御回路21に接続される。
また、電圧制御回路21は、フォトカプラ150を介して定電圧回路40に結合され、定電圧回路40は、トランス50の2次側の第1巻線50bおよび第2巻線50cに接続される。
トランス50の2次側の第1巻線50bの負極にはダイオードD10が接続され、ノードN20を介してコンデンサC10に接続される。コンデンサC10の他端は、ノードN21を介してトランス50の2次側の第1巻線50bの正極に接続される。
トランス50の2次側の第2巻線50cの負極にはダイオードD11が接続され、ノードN23を介してコンデンサC11に接続される。コンデンサC11の他端は、ノードN24を介してトランス50の2次側の第2巻線50cの正極に接続される。
また、トランス50の2次側の第1巻線50bの負極側は、ノードN22を介して定電圧回路40に接続され、トランス50の2次側の第2巻線50cの負極側は電流制御回路23に接続される。
また、トランス50の2次側の第1巻線50bの負極側は、ノードN22・N29を介して、ブリーダ回路22の抵抗素子R52に接続される。抵抗素子R52は、抵抗値、例えば、約3kΩを有する。
一方、トランス50の2次側の第2巻線50cの正極側は、ノードN26を介してブリーダ回路22の抵抗素子R46に接続される。抵抗素子R46は、抵抗値、例えば、約0.5Ωを有する。この抵抗素子R46は他端が接地電位になされ、入力電圧Vbの検出抵抗として機能する。
また、ブリーダ回路22において、コンパレータとしてのオペアンプ130の正極側の入力端子がノードN28に接続される。ノードN28と接地電位との間には、コンデンサC7が接続される。
オペアンプ130の負極側の入力端子は、参照電圧Vrefとして、−100mVが供給されている。
オペアンプ130の出力端子は、抵抗値、例えば、約2.4kΩの抵抗素子R43を介してトランジスタQ6のベース端子に接続される。
トランジスタQ6のエミッタ端子は接電位になされ、コレクタ端子は抵抗素子R52に接続される。
また、ノードN2には、ダイオードD7(D8)のカソード端子が接続される。なお、ダイオードD7(D8)は、後述するパターンレイアウト(図12および図13)において、2個のダイオードが設けられる場合に対応する。
また、ノードN3とノードN4間には、電流調節用の抵抗素子R3が接続される。また、ノードN3とノードN4間には、トランジスタQ3のエミッタ端子とベース端子が接続される。なお、電流調節用の抵抗素子R3の抵抗値は、例えば、約0.33Ωである。
ノードN5にはツェナーダイオードZD4のカソード端子が接続される。
ツェナーダイオードZD4のアノード端子にはトランジスタQ4のエミッタ端子が接続される。
ノードN6には、抵抗値が例えば、約39kΩの抵抗素子R1と、約83.5kΩの抵抗素子R2が直列に接続される。
この抵抗素子R1・R2によって、後述する一対の端子15a・15bの端子間の電圧が監視される。
抵抗素子R1・R2の間の接続ノードN7には、トランジスタQ4のベース端子が接続されている。
また、ノードN8を介して、トランジスタQ4のコレクタ端子と、トランジスタQ3のコレクタ端子とが接続される。
ノードN9とノードN10間には、例えば、約200μHのインダクタンスL1(L2)が接続される。なお、インダクタンスL1(L2)は、後述するパターンレイアウト(図12および図13)において、2個のインダクタンスが設けられる場合に対応する。
また、ノードN10は、ダイオードD7(D8)のアノード端子に接続される。
ノードN6はLEDアレイ14用の端子15aに接続され、ノードN9は端子15bが接続される。
一対の端子15a・15bの端子間には、例えばLEDアレイ14を備えた直管型のLEDランプが着脱可能に装着される。
また、ノードN10には、スイッチング用のトランジスタ(MOSFET)Q2のドレイン端子が接続される。
トランジスタ(MOSFET)Q2のソース端子と接地電位との間に抵抗素子R11が接続される。トランジスタ(MOSFET)Q5のゲート端子は、ノード13に接続される。なお、抵抗素子R11は、例えば、約1.8Ω、約1.8Ω、約1.6Ωの3個の抵抗素子を並列接続して構成される。
トランジスタ(MOSFET)Q5のソース端子は接地電位になされ、ドレイン端子はノードN12を介してトランジスタ(MOSFET)Q2のゲート端子に接続される。
また、ノードN12は、抵抗値が例えば、約51Ωの抵抗素子R10を介して電流制御回路23に接続される。なお、電流制御回路23は、例えば、ラッチ回路を備えた電源ICなどで構成される。
また、ノードN8には、抵抗値が例えば、約10kΩの抵抗素子R31が接続され、ノードN13を介して抵抗値が例えば、約2kΩの抵抗素子R28に接続される。なお、抵抗素子R28の他端は接地電位になされている。
過電圧保護回路13および過電流保護回路12は、図7中に、一点鎖線で表される。
なお、ブリーダ回路の動作は、第1の実施の形態に係るLEDドライバ回路1と同様である。
(過電圧保護回路の動作)
まず、LEDアレイ14が、端子15a・15bに接続されている状態において、トランジスタQ4がオンすると、インダクタンスL1(L2)およびLEDアレイ14を介して電流が流れる。これにより、LEDアレイ14には、電圧制御回路21で制御された所定電圧(例えば、約35V)が供給され、LEDアレイ14が点灯される。
一方、LEDアレイ14が、端子15a・15bから外されると、端子15a・15bの端子間の電圧を監視する抵抗素子R1、R2における分圧電圧の変化に伴って、トランジスタQ4がオフすると、インダクタンスL1(L2)コイルに逆起電力が発生し、ダイオードD7(D8)、インダクタンスL1(L2)、抵抗素子R1・R2・R3を通って電流が流れる。
過電圧保護回路13の動作により、ツェナーダイオードZD4のツェナー電圧VZが決まると、抵抗素子R1・R2の抵抗値の比で出力電圧が決定される。このため、予め設定された出力電圧になると、トランジスタQ4がオンしてMOSFETQ5がオンする。これにより、MOSFETQ2のゲート電位が低下することになり、MOSFETQ2がオフになる。これにより、端子15a・15bの端子間に設定電圧以上の開放電圧VOが出ないようにされる。
ここで、図8および図9のグラフを参照して、過電圧保護回路13による効果について説明する。
図8は、過電圧保護回路13を設けない場合の開放電圧VOを示すグラフ、図9(a)および図9(b)は、過電圧保護回路13を設けた場合の開放電圧VOおよびゲート電圧を示すグラフである。
図8を見ると分かるように、過電圧保護回路13を設けない場合には、LEDアレイ14が外された出力オープン時(時刻tO)から開放電圧VOが上昇し、最大電圧V1に達する。
この場合には、直管型のLEDランプの効果作業中に感電したり、回路を構成する素子の耐圧をオーバーして破壊される虞ある。
一方、過電圧保護回路13を設けた場合には、図9(b)に示すように、LEDアレイ14が外された出力オープン時(時刻tO)からMOSFETQ2のゲート電圧は、ハイ状態→ロー状態を繰り返し、MOSFETQ2がオン・オフを繰り返す状態となる。より具体的には、出力オープン時(時刻tO)から所定時間が経過するまでは、例えば、約100kHz程度の細かいスイッチングが連なった状態となり、その後、例えば、約10Hz〜約1000Hz程度のパルス波となる。
これにより、図9(a)に示すように、開放電圧VOはノコギリ波状となり、所定の開放電圧VOPENに留まり、図3のような高電圧となることが防止される。
ここで、開放電圧VOPENは、上述のように(1)式で表され、数値例として、R1=39kΩ、R2=83.5Ω、VZ=10V、V10=0.7Vを代入すると、開放電圧VOPENは、約33.6Vとなる。
(過電流保護回路の動作)
過電流保護回路12が有する抵抗素子R3に電流が流れると電圧差が生じ、トランジスタQ3のベース−エミッタ間の電圧VBEが例えば0.7Vになると、トランジスタがオンする。これにより、過電圧保護回路13の場合と同様に、MOSFETQ2がオフになり、端子15a・15bの端子間に設定電圧以上の開放電圧VOが出ないようにされる。
ここで、図10および図11のグラフを参照して、過電流保護回路12による効果について説明する。
図10は、過電流保護回路12を設けない場合の短絡電流ILEDを示すグラフ、図11は、過電流保護回路12を設けた場合の短絡電流ILEDを示すグラフである。tsは、ショートが発生する時刻を示す。
図10を見ると分かるように、過電流保護回路12を設けない場合には、回路中でショート(時刻ts)が発生した場合に短絡電流ILEDが急上昇し、感電や素子が破壊される等の虞がある。
一方、過電流保護回路12を設けた場合には、図11に示すように、回路中でショート(時刻ts)が発生した場合であっても短絡電流ILEDはノコギリ波状となり、所定の短絡電流Ishortに留まり、図5のような急激な電流増加となる事態が防止される。
ここで、短絡電流Ishortは、上述のように、(2)式で表され、数値例として、V10=0.7V、R3=0.33Ωを代入すると、短絡電流Ishortは、約2.12Aとなる。
(LEDドライバ回路のレイアウトパターン)
図12および図13を参照して、第2の実施の形態に係るLEDドライバ回路2のレイアウトパターンの例について説明する。
図12はLEDドライバ回路2のレイアウトパターン例の表面側を示す平面図、図13はその裏面側を示す平面図である。
図12および図13において、領域Aは1次側を、領域Bは2次側を示す。
領域Aと領域Bの境界上には、図12に示すように、表面側にトランス回路部103が配設されている。また、裏面側には、フォトカプラ150が配設され、このフォトカプラ150を介して接続することにより1次側の領域Aと2次側の領域Bとが電気的に絶縁されている。
1次側の領域Aの表面側には、図12に示すように、例えば、電圧制御回路21等を構成する制御回路IC201、制御回路IC201のスイッチングを行うMOSFETQ1、図8におけるトランス50を構成するフィルタトランスFL1、ヒューズF1、交流電源に接続される入力端子100、GND端子101等が配設される。
また、1次側の領域Aの裏面側には、図13に示すように、例えば、ブリッジ形全波整流回路42を構成するダイオードブリッジDBなどが配設される。
一方、2次側の領域Bの表面側には、図12に示すように、例えば、電流制御回路23を構成する制御回路IC200、インダクタンスとしてのコイルL1・L2、抵抗素子R52、57、59〜66及びスイッチング用のトランジスタQ6等を備えるブリーダ回路22、出力端子104、LEDアレイ14の調光を行う調光端子105などが配置される。
また、2次側の領域Bの裏面側には、図13に示すように、例えば、過電流保護回路12、過電圧保護回路13およびブリーダ回路22の抵抗素子R43などが配置される。
(直管型のLEDランプ)
図14および図15を参照して、第1の実施の形態および第2の実施の形態に係るLEDドライバ回路1、2を適用可能なLEDアレイ14を用いた直管型のLEDランプ500の構成例について説明する。
図14は直管型のLEDランプの模式的断面図、図15はその一部透視斜視図である。
本構成例に係るLEDランプ500は、LEDアレイ14と、電源モジュール520と、放熱板530と、直管状のケース540とを有する。
放熱板530は、LEDアレイ14から発生する熱の放熱を行う金属部材である。
LEDアレイ14と電源モジュール520は、放熱板530の異なる面に各々設置されている。
LEDアレイ14と電源モジュール520との間は、放熱板530の端部において図示しないケーブルにより電気的に接続されている。
なお、放熱板530には、LEDアレイ14及び電源モジュール520をケース540内に固定する支持部としての機能を併せ持たせてもよい。
ケース540は、LEDアレイ14、電源モジュール520及び放熱板530を収納し、LEDアレイ14からの出射光を拡散しつつ透過する直管蛍光灯型(円筒状)の中空部材である。
ケース540の色味としては、柔らかくより広がりのある光が得られる乳白色ケースや、より照度の高い光が得られる半透明ケースを用いることができる。なお、LEDランプ500の屋外使用を想定して、ケース540を防水型とすることも可能である。
図14で示すように、放熱板530からケース540の下端部までの高さH1が大きければ大きいほど、LEDアレイ14からの光がケース540によって散乱されるので、広い配光性を備えたLEDランプ500とすることができる。
また、直管蛍光灯型のLEDランプ500は、図15に示すように、直管蛍光灯と同形状の端子533を備えている。従って、このような構成の直管蛍光灯型のLEDランプ500は、直管蛍光灯管に代えて既存の照明装置に取り付けることができる。
そして、照明装置に第1の実施の形態および第2の実施の形態に係るLEDドライバ回路1、2を搭載することにより、直管蛍光灯型のLEDランプ500の交換作業等における感電事故や回路素子の破壊を未然に防止することのできる照明装置を提供することができる。
また、第2の実施の形態で示したようにブリーダ回路22を設けたLEDドライバ回路2を搭載する場合には、直管蛍光灯型のLEDランプ500の調光時におけるチラツキを防止することができる。
第2の実施の形態によれば、高出力時に効率低下を生じず、LEDアレイのチラツキを防止できるLEDドライバ回路および照明装置が提供することができる。
以上説明したように、本発明によれば、高出力時に効率低下を生じず、LEDアレイのチラツキを防止できるLEDドライバ回路および照明装置を提供することができる。
[その他の実施の形態]
上記のように、実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述および図面は例示的なものであり、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなろう。
本発明のLEDドライバ回路および照明装置は、直管型のLEDランプ等を用いた照明器具等に適用することができる。
A…1次側領域
B…2次側領域
C7、C10、C11、C20…コンデンサ
D7、D10、D11…ダイオード
DB…ダイオードブリッジ
F1…ヒューズ
L1、L2…インダクタンス(コイル)
N1〜N29…ノード
Q1〜Q9…トランジスタ
R1〜R57…抵抗値
1、2…LEDドライバ回路
12…過電流保護回路
13…過電圧保護回路
14…LEDアレイ
15a・15b…端子
16…LED駆動回路
21…電圧制御回路
22…ブリーダ回路
23…電流制御回路
30…過電圧防止手段
40…定電圧回路
41…交流電源
42…ブリッジ形全波整流回路
50…トランス
50a…1次側の巻線
50b…2次側の第1巻線
50c…2次側の第2巻線
100…入力端子
101…GND端子
103…トランス回路部
104…出力端子
105…調光端子
130…オペアンプ
150…フォトカプラ
500…LEDランプ
520…電源モジュール
530…放熱板
533…端子
540…ケース

Claims (16)

  1. 直流電源と、
    複数のLEDが直列に接続されたLEDアレイを着脱可能に保持する正負一対の端子と、
    前記直流電源を用いて前記LEDアレイを点灯させるLED駆動回路と、
    前記LED駆動回路への電流を制御する電流制御回路と、
    前記LEDアレイに対する出力負荷が低下した際に、前記電流制御回路に供給する電力を確保するブリーダ回路と、
    前記LED駆動回路、前記電流制御回路および前記ブリーダ回路への電圧を制御する電圧制御回路と
    を備えることを特徴とするLEDドライバ回路。
  2. 前記ブリーダ回路は、
    前記一対の端子間に供給される電圧を監視する抵抗素子と、
    前記抵抗素子の監視結果に応じて、前記電流制御回路に供給する電力を調整するスイッチング手段としてのトランジスタ、オペアンプおよびコンデンサと
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のLEDドライバ回路。
  3. 前記直流電源に1次側が接続されるトランスを備え、
    前記電圧制御回路は、前記トランスの1次側の出力をオン・オフ制御することを特徴とする請求項1または2に記載のLEDドライバ回路。
  4. 前記電圧制御回路は、フォトカプラを介して定電圧回路に結合され、
    前記定電圧回路は、前記トランスの2次側の第1巻線に接続されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のLEDドライバ回路。
  5. 前記ブリーダ回路は、前記トランスの2次側の第1巻線および第2巻線に接続されていることを特徴とする請求項4に記載のLEDドライバ回路。
  6. 前記LEDアレイに対する出力負荷が低下は、前記LEDアレイの調光に基づく出力負荷の低下を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のLEDドライバ回路。
  7. 前記LEDアレイを前記端子から取り外した場合に、前記一対の端子間の開放電圧を所定の電圧以下にする過電圧防止手段を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のLEDドライバ回路。
  8. 前記過電圧防止手段は、
    前記一対の端子の端子間の電圧を監視する監視手段と、
    前記LEDアレイに対する供給電圧の一部をオン・オフするスイッチング手段と、
    前記監視手段による検出電圧が予め設定される閾値を超えた場合に、前記スイッチング手段をオフさせる過電圧保護回路と
    を備えることを特徴とする請求項7に記載のLEDドライバ回路。
  9. 前記監視手段は、電圧検出用の抵抗素子で構成され、
    前記スイッチング手段は、前記監視手段による検出電圧に基づいてオン・オフされるトランジスタで構成され、
    さらに、前記トランジスタに接続されて定電圧を確保する定電圧ダイオードを備えることを特徴とする請求項8に記載のLEDドライバ回路。
  10. 前記電圧検出用の抵抗素子は、抵抗値R1、R2の2つの抵抗素子を直列接続して構成され、
    前記トランジスタは、動作電圧VBEが電圧V10であるバイポーラトランジスタで構成され、
    前記定電圧ダイオードによって供給される定電圧が電圧Vである場合に、
    前記LEDアレイを前記端子から取り外した際に、前記過電圧保護回路によって低減された前記一対の端子間の開放電圧VOPENは、
    OPEN=((R1+R2)/R1)×(VZ+V10
    であることを特徴とする請求項9に記載のLEDドライバ回路。
  11. 前記過電圧防止手段は、前記一対の端子の端子間の電流を低減させる過電流保護回路を備えることを特徴とする請求項7〜10のいずれか1項に記載のLEDドライバ回路。
  12. 前記過電流保護回路は、
    前記監視手段による検出電圧に基づいてオン・オフされるバイポーラトランジスタと、
    前記バイポーラトランジスタのエミッタ端子側に接続される電流調節用の抵抗素子と、
    から構成されることを特徴とする請求項11に記載のLEDドライバ回路。
  13. 前記電流調節用の抵抗素子の抵抗値がR3であり、
    前記バイポーラトランジスタの動作電圧VBEが電圧V10である場合に、
    前記過電流保護回路によって低減された電流値Ishortは、
    Ishort=V10/R3
    であることを特徴とする請求項12に記載のLEDドライバ回路。
  14. 前記LEDアレイは、直管型のLEDランプであることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載のLEDドライバ回路。
  15. 請求項1〜14のいずれか1項に記載のLEDドライバ回路を備え、LEDアレイを点灯させることを特徴とする照明装置。
  16. 前記LEDアレイは、直管型のLEDランプであることを特徴とする請求項15に記載の照明装置。
JP2012151439A 2012-07-05 2012-07-05 Ledドライバ回路および照明装置 Expired - Fee Related JP6013810B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012151439A JP6013810B2 (ja) 2012-07-05 2012-07-05 Ledドライバ回路および照明装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012151439A JP6013810B2 (ja) 2012-07-05 2012-07-05 Ledドライバ回路および照明装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014013866A JP2014013866A (ja) 2014-01-23
JP6013810B2 true JP6013810B2 (ja) 2016-10-25

Family

ID=50109375

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012151439A Expired - Fee Related JP6013810B2 (ja) 2012-07-05 2012-07-05 Ledドライバ回路および照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6013810B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6399884B2 (ja) * 2014-10-10 2018-10-03 シチズン時計株式会社 Led駆動回路
JP6386346B2 (ja) 2014-11-17 2018-09-05 ルネサスエレクトロニクス株式会社 Led駆動方法およびled駆動装置
CN112648545B (zh) * 2016-01-22 2023-08-01 嘉兴山蒲照明电器有限公司 Led直管灯及应用于led灯的电源模块装置
JP6460144B2 (ja) * 2017-03-29 2019-01-30 三菱電機株式会社 照明器具
JP7147577B2 (ja) * 2019-01-17 2022-10-05 三菱電機株式会社 点灯装置および照明装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5564239B2 (ja) * 2009-12-14 2014-07-30 ミネベア株式会社 Led駆動回路
JP5214585B2 (ja) * 2009-12-25 2013-06-19 シャープ株式会社 Led駆動回路、位相制御式調光器、led照明灯具、led照明機器、及びled照明システム
JP2011165394A (ja) * 2010-02-05 2011-08-25 Sharp Corp Led駆動回路、調光装置、led照明灯具、led照明機器、及びled照明システム
JP5031865B2 (ja) * 2010-03-23 2012-09-26 シャープ株式会社 Led駆動回路、led照明灯具、led照明機器、及びled照明システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014013866A (ja) 2014-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4370901B2 (ja) Led点灯装置
TWI469687B (zh) 光控制電路、使用該光控制電路的照明燈、以及使用該照明燈的照明裝置
JP4918180B2 (ja) Ledの点灯回路、ランプおよび照明装置
JP6048943B2 (ja) 駆動回路、照明用光源、及び、照明装置
JP6013810B2 (ja) Ledドライバ回路および照明装置
TWI640220B (zh) 以雙重模式運行的led燈
JP2008104273A (ja) 位相制御可能な直流定電流電源装置
JP2011243331A (ja) Led電源回路
JP4748025B2 (ja) 位相制御型電源装置
JP5210419B2 (ja) スイッチング電源装置及びそれを用いた照明器具
JP6187024B2 (ja) Led電源装置及びled照明装置
JP2008278640A (ja) 電源装置及び照明器具
JP6013809B2 (ja) Ledドライバ回路および照明装置
JP2011100668A (ja) Led用電源回路
KR101674550B1 (ko) 스위치 온/오프 신호를 이용한 led 램프의 디밍 제어장치
JP2006040584A (ja) Led点灯装置及びそれを組み込んだ照明装置。
JP2013030390A (ja) 電源装置ならびにこの電源装置を有する照明器具
JP6883762B2 (ja) 電源装置及び照明装置
JP5440298B2 (ja) 照明器具
JP5319606B2 (ja) 点灯装置
JP6778899B2 (ja) 点灯装置及び照明器具
KR101397614B1 (ko) Led 구동회로
JP2009026466A (ja) 照明制御回路
KR102048542B1 (ko) 스위치를 포함하는 고효율 고신뢰성의 플리커 프리 디밍 컨버터로 구동되는 led 조명기구
KR101691768B1 (ko) 전자파 발생을 감소시키는 led 구동장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150701

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160315

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160511

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160913

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160923

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6013810

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees