JP5319606B2 - 点灯装置 - Google Patents

点灯装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5319606B2
JP5319606B2 JP2010120808A JP2010120808A JP5319606B2 JP 5319606 B2 JP5319606 B2 JP 5319606B2 JP 2010120808 A JP2010120808 A JP 2010120808A JP 2010120808 A JP2010120808 A JP 2010120808A JP 5319606 B2 JP5319606 B2 JP 5319606B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
resonance
lighting device
load connection
load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010120808A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011249123A (ja
Inventor
盛幸 大畠
昇 川浦
Original Assignee
株式会社エスアイエレクトロニクス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社エスアイエレクトロニクス filed Critical 株式会社エスアイエレクトロニクス
Priority to JP2010120808A priority Critical patent/JP5319606B2/ja
Publication of JP2011249123A publication Critical patent/JP2011249123A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5319606B2 publication Critical patent/JP5319606B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Description

本発明は、発光手段が断線もしくは取り外されたときに負荷接続端に高共振電圧が出力することを防止する保護回路部を備えた点灯装置に関するものである。
近年、省エネルギーの機運が高まり、発光効率が高く長寿命な発光ダイオード(LED)素子を利用した光源が注目を集めている。また、現在一般に広く普及し比較的発光効率の高い発光手段である蛍光灯には水銀が使用されており、環境問題の点からもLED光源は有望視されている。尚、LED素子は定電流駆動が望ましい素子であり、LED素子を用いたLED照明の普及のためには、簡単な回路で定電流駆動できる方式が必要となる。
LED素子の駆動方式には各種の方式があるが基本的且つ代表的なものに、図9(a)に示すような、定電圧駆動による点灯方式がある。図9(a)に示す定電圧駆動のLED点灯装置は、例えば商用電源である電源10からの交流電力を整流部22で整流して、アクティブフィルタ回路2で昇圧した後、定電圧スイッチングレギュレータ4によって複数のLED素子72が直列に接続されたLEDモジュール68を定電圧で駆動点灯する。この駆動回路の利点は負荷としてのLEDモジュール68を複数並列接続できる点である。しかしながら個々のLED素子72の順方向電圧にはバラツキがあるため、各LEDモジュール68毎に電流制限用の抵抗素子Rが必要となる。電流制限用の抵抗素子Rはそれ自体が効率の低下を引き起こすから、この抵抗素子Rの存在が高効率というLED素子72のメリットを損なうこととなる。
この点を改善するため、図9(b)に示すような、定電流スイッチングレギュレータ6を用いた定電流駆動方式のLED点灯装置が実用化されている。図9(b)に示す定電流駆動のLED点灯装置は、個々のLEDモジュール69の総順方向電圧に依存せず定電流スイッチングレギュレータ6により制御された定電流によりLEDモジュール69を駆動する。従って、電流制限用の抵抗素子Rが不要であり高効率のLED素子72を使用するメリットを十分に引き出すことができる。しかしながら、図9(b)に示す定電流駆動方式のLED点灯装置では、各々のLEDモジュール69に対して定電流スイッチングレギュレータ6が必要となりコスト高であるという問題点がある。
この問題点に対し、下記[特許文献1]では蛍光灯インバータで多く採用されているLC共振方式による部品点数の少ない定電流駆動のLED点灯装置に関する発明が開示されている。
特開2010−86943号公報
しかしながら、[特許文献1]のようなLC共振方式のLED点灯装置では、LC共振回路部を構成する共振用コンデンサ素子と並列にLEDモジュールを接続する。これに対して、蛍光灯用のLC共振方式の点灯装置では、LC共振回路部を構成する共振用インダクタ素子と共振用コンデンサ素子とが蛍光灯の2個のフィラメントを介して直列に接続する。従って、蛍光灯用のLC共振方式の点灯装置では蛍光灯のフィラメントがヒューズ代わりに機能して、蛍光灯が破損もしくは取り外されればLC共振回路部のLC共振は停止して負荷接続端に高共振電圧が出力することはない。しかしながら、LC共振方式のLED点灯装置ではLEDモジュールと共振用コンデンサ素子とを並列に接続するため、LEDモジュールが破損して断線したり取り外されたりして無負荷となった場合、LEDモジュールを接続する負荷接続端や断線部分に高共振電圧が出力することとなる。
従って、LC共振方式によるLED点灯装置では負荷接続端間が無負荷となった時に動作する安全性、信頼性の高い保護回路が必要となる。この点、[特許文献1]では保護回路の必要性については言及されているもののその具体的な構成に関しては明記されていない。
一般的な保護回路としては、負荷即ちLEDモジュールが無負荷となった時に点灯装置そのものを停止させるものが多い。この一例として、負荷接続端間が無負荷となった時に高周波出力部の発振を停止させる方法が挙げられる。この例のような方法は、発光手段が単灯の場合、もしくは点灯装置と発光手段とが一体型で切り離しが利かないものの場合、その目的を十分に果たすことができる。
しかしながら、発光手段を複数接続可能な多灯用の点灯装置の場合、一つの発光手段に異常が生じ保護回路が作動したとしても、他の正常な発光手段は通常通り発光し続けることが要求される。また、ユーザの意向によって、一部の発光手段を取り外して使用する場合も考えられる。よって、上記の点灯装置そのものを停止させる保護回路は複数の発光手段を点灯させる多灯用の点灯装置には不向きである。また、発光手段が無負荷となった場合に、動作周波数を切り替えて無負荷時における負荷接続端の出力電圧を下げる保護回路も蛍光灯用の点灯装置で多く用いられているが、この保護回路も他の正常な発光手段の動作特性に影響を与えるため多灯用には実用的ではない。さらに、負荷接続端の数だけ出力手段を備え個別に制御する方法もあるが、部品点数が増加しコスト増を引き起こす。
このため、多灯用の点灯装置では出力手段を共通として発光手段それぞれに独立して動作する保護回路を設置することが好ましい。
また、発光手段の無負荷を検出する手法としては、発光手段の出力経路上に負荷と直列に負荷検出用抵抗を挿入し、その負荷検出用抵抗の両端電圧の変化により検出する方法が一般的である。しかしながら、発光手段がLEDモジュールの場合、この負荷検出用抵抗が図9(a)の抵抗素子Rと同様に効率低下を引き起こし、LEDモジュールを光源として採用するメリットを損なうという問題点がある。
さらに、多灯用の点灯装置では異常の生じた発光手段を交換した時に、直ちに交換した発光手段が点灯することが好ましい。このためには、負荷が再接続された場合に、直ちに正常な点灯動作を再開させる必要がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、無負荷となった時に負荷接続端に生じる高共振電圧を抑制するLED光源に好適な保護回路部を備えたLC共振方式の点灯装置を提供することを目的とする。
本発明は、
(1)直流電源ラインB(+)、B(−)から供給される直流電流を所定の動作周波数の高周波交流電流に変換して高周波出力端Aから出力する高周波出力部50と、当該高周波出力部を制御する発振制御部40と、複数の発光ダイオード72が接続された発光ダイオードモジュール70を接続するための負荷接続端Pa、Pbと、
共振用インダクタ素子Lfと共振用コンデンサ素子Cfとを有し、当該共振用インダクタ素子Cfの一端が前記高周波出力端Aに接続され他端が一方の負荷接続端Pa及び共振用コンデンサ素子Cfの一端側に接続され、前記共振用コンデンサ素子Cfの他端が一方の直流電源ラインB(−)側に接続され、前記高周波出力端Aの電圧に応じた定電流を負荷接続端Pa、Pb側に流下するLC共振回路部30と、を有する点灯装置において、
前記共振用コンデンサ素子Cfの他端側に設けられ、負荷接続端Pa、Pb間が無負荷となったときに前記共振用コンデンサ素子Cfと前記一方の直流電源ラインB(−)との接続を開くとともに、負荷接続端Pa、Pb間が導通したときに前記共振用コンデンサ素子Cfと前記一方の直流電源ラインB(−)との接続を閉じる保護回路部60を備え
前記保護回路部60側の直流電源ラインB(−)に直流阻止コンデンサCdcを設けるとともに、
前記保護回路部60は、電界効果トランジスタ素子Qsと、前記直流阻止コンデンサCdcの電荷を放電するための放電用抵抗素子Raと、を有し、
前記電界効果トランジスタ素子Qsのドレイン端子とソース端子とを介して前記共振用コンデンサ素子Cfと一方の直流電源ラインB(−)とを接続し、さらに前記直流阻止コンデンサCdcの負荷接続端Pb側に前記電界効果トランジスタ素子Qsのゲート端子を接続することで、前記電界効果トランジスタ素子Qsが前記直流阻止コンデンサCdcの両端間電圧に応じて前記共振用コンデンサ素子Cfと直流電源ラインB(−)との開閉を行うことを特徴とする点灯装置80を提供することにより、上記課題を解決する。
)複数の負荷接続端Pa、Pbと、当該負荷接続端Pa、PbのそれぞれにLC共振回路部30と保護回路部60とを備え、それぞれの保護回路部60が独立して動作することを特徴とする上記(1)記載の点灯装置80を提供することにより、上記課題を解決する。
)高周波出力部50とLC共振回路部30との間に絶縁トランスTを備えたことを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の点灯装置80を提供することにより、上記課題を解決する。
)電源10からの交流電力を直流に変換して正負の直流電源ラインB(+)、B(−)に出力する直流電源部20を更に備え、当該直流電源部20が入力高調波成分の少ない脈流の直流電流を出力することを特徴とする上記(1)乃至()のいずれかに記載の点灯装置80を提供することにより、上記課題を解決する。
)電源10からの交流電力を直流に変換して正負の直流電源ラインB(+)、B(−)に出力する直流電源部20を更に備え、当該直流電源部20が電解コンデンサインプット方式もしくはアクティブフィルタ回路を有することを特徴とする上記(1)乃至()のいずれかに記載の点灯装置80を提供することにより、上記課題を解決する。
本発明の点灯装置は、
負荷接続端が無負荷となった時に、負荷接続端間に高共振電圧が出力することを防止することができる。
さらに保護回路部の消費電力が少なく発光手段としてのLED素子のメリットを損なうことが無い。また、異常の生じた発光手段を交換した際に、直ちに交換した発光手段を点灯させることができる。
さらに、上記()の点灯装置は、負荷接続端毎に保護回路部を備えているため、保護回路部が動作していない他の正常な発光手段を通常通り発光させ続けることができる。
さらに、上記()の点灯装置は、商用電源からの入力高調波電流を抑制することができる。
本発明に係る第1の形態の点灯装置を示す回路図である。 動作周波数と共振電圧の関係を示すグラフである。 本発明に適用可能なLEDモジュールの一例を示す図である。 本例における素子数と電流値の関係を示すグラフである。 本例における直流電源ライン間及び直流阻止コンデンサ間の電圧波形を示す図である。 本発明に係る保護回路部の動作を説明する図である。 本発明に係る第2の形態の点灯装置を示す回路図である。 本発明に係る第3の形態の点灯装置を示す回路図である。 従来の点灯装置を示す図である。
本発明に係る点灯装置の実施の形態について図面に基づいて説明する。図1に示す第1の形態の点灯装置80は、直流電源ラインB(+)、B(−)から供給される直流電流を所定の動作周波数の高周波交流電流に変換して高周波出力端Aから出力する高周波出力部50と、高周波出力部50を制御する発振制御部40と、発光手段を接続するための負荷接続端Pa、Pbと、共振用インダクタ素子Lfと共振用コンデンサ素子Cfとを有するLC共振回路部30と、保護回路部60と、有している。尚、図1及び後述の図7、図8に示す点灯装置80、80a、80bでは、負荷接続端Pa、Pbを4つ設けそれぞれに発光手段を接続可能としているが、負荷接続端Pa、Pbの数には特に限定は無い。また、点灯装置80、80a、80bは単灯式のものに適用しても構わない。ただし、負荷接続端Pa、Pbを複数設ける場合には、負荷接続端Pa、Pbのそれぞれに同様のLC共振回路部30と、保護回路部60とを設ける必要がある。
電源10は、点灯装置80に電力を供給するものであり、商用電源の他、発電機やバッテリなど周知の電源を用いることができる。尚、ここでは電源10として一般的なAC100Vの商用電源を用い、これに好適な点灯装置80の例を説明する。よって、電源10をAC100Vの商用電源以外とする場合には、電源10の仕様に応じた点灯装置80の各部の回路設計が必要となる。
直流電源部20は電源10が交流電源の場合に、電源10からの交流電力を直流に変換して正負の直流電源ラインB(+)、B(−)に出力するためのものであり、電源10が直流電源の場合には特に必要ない。そして、本例の直流電源部20は、電源10からの100Vの交流電力を整流部22で全波整流した後、コンデンサ素子Caを介し、所定の直流電力として直流電源ラインB(+)、B(−)に出力する。
直流電源部20のコンデンサ素子Caは、発光手段に長寿命のLEDモジュール70を用いる場合には長寿命のフィルムコンデンサやセラミックコンデンサを用いることが好ましい。ただし、長寿命と高力率とが不要で且つ後述の入力高調波電流の関係がクリアできれば、コンデンサ素子Caに電解コンデンサを用いても良い。また、用途によっては直流電源部20にアクティブフィルタ回路を挿入し力率を改善しつつ昇圧した直流電力を出力するようにしても良い。
尚、本例のように商用電源を電源10とし、さらに点灯装置80を一般的な照明用用途とする場合には、商用電源から流れ込む入力高調波電流成分がJIS規格のClassC以下であることが要求される。このため本例ではコンデンサ素子Caを容量0.27μFのフィルムコンデンサとし、直流電源部20からは未平滑の10msec周期の脈流が出力する構成とした。ただし、直流電源部20からの出力は必ずしも脈流とする必要はなく、他の回路構成で入力高調波電流を抑制すれば平滑して出力しても良い。また、JIS規格を満たす必要がない場合には、入力高調波電流成分を減少させる必要も無い。
高周波出力部50は、直流電源ラインB(+)、B(−)から供給される直流電流を所定の動作周波数の高周波交流電流に変換して出力する周知のインバータ回路を用いることができる。尚、本例では高周波出力部50としてハーフブリッジ方式のインバータ回路を用いている。
本例の高周波出力部50をより具体的に説明すると、高周波出力部50は2つのスイッチング素子Q1、Q2により主に構成されており、一方のスイッチング素子Q1のソース端子は直流電源部20からの直流電源ラインB(−)に接続され、ドレイン端子はスイッチング素子Q2のソース端子に接続され、もう一方のスイッチング素子Q2のドレイン端子は直流電源部20からの直流電源ラインB(+)に接続されている。よって、スイッチング素子Q1、Q2は直流電源部20からの直流電源ラインB(+)、B(−)間に直列に接続させることとなる。そして、スイッチング素子Q1、Q2の接続点がLC共振回路部30への高周波出力端Aとなる。
また、スイッチング素子Q1、Q2のゲート端子は発振制御部40に接続される。そして、発振制御部40による所定の動作周波数のスイッチング制御により、スイッチング素子Q1、Q2はこの動作周波数で高速にスイッチング動作する。これにより、高周波出力端Aからこの動作周波数の高周波交流電流が出力する。尚、本例では直流電源部20からの直流電流が10msecの脈流であるため、高周波出力端Aから出力する高周波交流電流も所定の動作周波数で且つ10msecの脈流となる。
LC共振回路部30は高周波出力端Aの電圧に応じた定電流を負荷接続端側Pa、Pb側に流下するためのものであり、主に共振用インダクタ素子Lfと共振用コンデンサ素子Cfとで構成されている。そして、共振用インダクタ素子Lfの一端が高周波出力端Aに接続され、他端が一方の負荷接続端Pa及び抵抗素子Rsを介して共振用コンデンサ素子Cfの一端に接続される。また、共振用コンデンサ素子Cfの他端は保護回路部60を介して負極側の直流電源ラインB(−)に接続される。尚、本例では同様のLC共振回路部30が4つ設けられており、それぞれのLC共振回路部30がLC共振することで、それぞれの負荷接続端Paに高周波交流電流を独立して出力する。尚、抵抗素子Rsは保護回路部60の動作前に瞬間的に負荷接続端Pa、Pb間に出力する高共振電圧を抑制するためのものであり、高周波出力部50の動作周波数が共振点から遠いなどして、無負荷時に出力する瞬間的な高共振電圧が許容範囲内の値であれば削除しても構わない。
ここで、LC共振回路の特性として、共振用コンデンサ素子Cfの両端間に負荷を挿入した場合、共振点近傍の動作周波数において、負荷に流れる電流は負荷端電圧に関わらずLC共振回路のLC直列接続(共振用インダクタ素子Lfと共振用コンデンサ素子Cfとの直列接続)の両端に印加された電圧と、共振用インダクタ素子Lfのインダクタンス値によって一義的に決まるとされている。ただし、実際には構成部品の許容できる電流電圧の範囲内となる。このことから、負荷接続端Paに流れる電流は負荷接続端Pa、Pb間に接続された負荷の順方向電圧に関わらず、高周波出力端Aの電圧に応じた定電流となる。本例では高周波出力端Aに、所定の動作周波数で且つ10msecの脈流が出力されるから、それぞれの負荷接続端Paにもこれに応じた所定の動作周波数で且つ10msecの脈流が出力される。
また、共振点の周波数f0は、共振用インダクタ素子Lfのインダクタンス値をLf、共振用コンデンサ素子Cfの容量値をCfとした時に、以下の式で導き出すことができる。
f0=1/(2π×(Lf×Cf)1/2
前述のように、点灯装置80では共振用コンデンサ素子Cfと並列に負荷が接続される。従って負荷接続端Pa、Pb間が無負荷であってもLC共振回路部30は動作し続け、その結果、負荷接続端Pa、Pb間に高共振電圧が出力する。
ここで、共振用インダクタ素子Lfのインダクタンス値を1800μH、共振用コンデンサ素子Cfの容量値を0.008μF、抵抗素子Rsの抵抗値を10Ωとした時の、動作周波数と無負荷時の負荷接続端Pa、Pb間に出力する共振電圧のシミュレーション結果を図2に示す。尚、このときのLC共振回路の共振点f0は42kHzとなる。図2から、動作周波数を共振点f0である42kHzとした場合、無負荷時には負荷接続端Pa、Pb間に1000Vを超える高共振電圧が出力することとなる。よってこの場合、この高共振電圧の出力を防止する保護回路が必須となる。また、動作周波数を46kHzとした場合、無負荷時には負荷接続端Pa、Pb間に186Vの高共振電圧が発生することとなる。この場合も保護回路を設けることが好ましい。
負荷接続端Pa、Pbには負荷である発光手段がそれぞれ接続される。本願の点灯装置80LEDモジュールの点灯装置に好適なものである。よって、本例では発光手段として整流素子71と複数の直列接続されたLED素子72とで構成されたLEDモジュール70を用いた例を説明する。また、LEDモジュール70は特にこの構成に限定されるわけではなく、交流電流により動作するものであれば如何なるものでも構わない。例えば図3に示すようにLED素子72の極性を交互に並列接続し更にそれを直列に接続したLEDモジュール70aも適用可能である。尚、本例では所定の動作周波数で且つ脈流の出力が負荷接続端Pa、Pbに出力するから、接続されたLEDモジュール70はこの動作周波数で高速に点滅しながら同時に脈流の周期でも点滅する。尚、負荷であるLED素子72のリプル電流を低減させるため、LEDモジュール70の整流素子71の後段に平滑素子を挿入し、高周波リプルの低減と更には脈流の直流化を図ったLEDモジュールも本願に適用することが可能である。
ここで、現在の一般的な照明用のLED素子72(パワーLED)の順方向電圧は1素子当たり約4Vで、電流は100mA前後となっている。ただし、LED素子72の順方向電圧にはそれ自体バラツキが存在する他、温度によっても変化する。よって、これらのLED素子72が複数接続されたLEDモジュール70の順方向電圧にも大きなバラツキが存在することとなる。このため、定電流駆動方式以外のLED点灯装置ではLEDモジュール70に流れる電流が変動し照度が不安定となる他、LEDモジュール70の寿命にも悪影響を与える可能性がある。この点、LC共振方式の点灯装置80は、負荷の順方向電圧のバラツキや変動に関わらず、高周波出力端Aの電圧に応じた定電流を負荷に流下することができる。さらに、複数の負荷接続端Pa、Pbに、例えばLED素子72の素子数やLED素子72の種類が異なるLEDモジュール70を混在させて接続しても、これらLEDモジュール70の順方向電圧に関わらず高周波出力端Aの電圧に応じた定電流を流下することができる。これにより、LED素子72の照度の安定化と高寿命化を図ることができる。
ここで、LC共振回路部30の共振用インダクタ素子Lfのインダクタ値を1800μH、共振用コンデンサ素子Cfの容量値を0.008μFとし、動作周波数を46kHz、43kHzとしたときの、LEDモジュール70に接続するLED素子72の個数とこのLEDモジュール70に流下する電流値(実効値)のグラフを図4に示す。尚、図4は、LED素子72に順方向電圧約4Vのものを用い、LEDモジュール70を4つの負荷接続端Pa、Pbにそれぞれ接続した上で、そのうちの一つのLEDモジュール70に流下する電流値を測定したものである。
図4から、動作周波数が46kHzの場合、素子数20個までは電流値の低下は小さく、その低下率は5%未満であった。従って、この場合、LED素子72の接続数が20個以下のLEDモジュール70を良好に定電流駆動することができる。また、動作周波数が43kHzの場合、素子数25個でも電流値の低下は小さく、その低下率は2%未満であった。よって、この場合、LED素子72の接続数が50個程度までのLEDモジュール70を良好に定電流駆動することができるものと考えられる。尚、動作周波数を共振点f0に近づける程、より多くのLED素子72を安定して点灯させることができる。また、定電流駆動の観点からも、動作周波数は共振点f0とすることが理想的である。しかしながら、実際には諸々の特性への配慮や負荷の変動に対する要求電流の安定性、前述の入力高調波電流の抑制などを考慮して、共振点f0ではなくその近傍の周波数に設定することが好ましい。
次に、点灯装置80の大きな特徴である保護回路部60に関して説明する。保護回路部60は、LC共振回路部30を構成する共振用コンデンサ素子Cfと直流電源ライン(本例では直流電源ラインB(−))との間に設けられ、負荷接続端Pa、Pb間が無負荷になったときにLC共振回路部30の共振用コンデンサ素子Cfと直流電源ラインB(−)との接続を開き、LC共振回路部30のLC共振動作を停止させる。また、負荷接続端Pa、Pb間が導通したときに共振用コンデンサ素子Cfと直流電源ラインB(−)との接続を閉じ、LC共振回路部30を再度動作させる。
共振用コンデンサ素子Cfと直流電源ラインB(−)との開閉を行うスッチング素子としては電界効果トランジスタQsを用いる電界効果トランジスタQsは、ゲート端子の電圧でスイッチング動作し継続電流が不要なため、保護回路部60の消費電力を少なくすることができる。よって、LED素子72のメリットである高効率性を損なうことが無い。また、電界効果トランジスタQsに含まれる寄生ダイオードを有効利用することで、保護回路部60にダイオード素子を個別に設ける必要がない。よって、この分だけ部品コストを削減することができる。さらに、保護回路部60は負荷接続端Pbと接続しているため、思わぬ高電圧が印加する可能性がある。しかしながら、スッチング素子にアバランシェ耐量の優れた電界効果トランジスタQsを選択すれば、瞬時的な高電圧が印加したとしても電界効果トランジスタQsの信頼性が低下することはない。
保護回路部60の具体的な回路構成としては、例えばNチャンネルのエンハンスメント型電界効果トランジスタQsを用い、この電界効果トランジスタQsのドレイン端子と共振用コンデンサ素子Cfの他端とを接続し、ソース端子と直流電源ラインB(−)とを接続する。これにより、共振用コンデンサ素子Cfと直流電源ラインB(−)とが電界効果トランジスタQsのドレイン端子とソース端子とを介して接続される。また、直流阻止コンデンサCdcを直流電源ラインB(−)の側に設けるとともに、直流阻止コンデンサCdcの負荷接続端Pb側と電界効果トランジスタ素子Qsのゲート端子とを電流制限抵抗素子Rbを介して接続する。尚、直流阻止コンデンサCdcはLC共振方式の点灯装置に標準的に装備されるものであり、この直流阻止コンデンサCdcを電界効果トランジスタ素子Qsの動作制御に用いることで更なる部品点数の削減を図ることができる。また、直流阻止コンデンサCdcはある程度の静電容量(例えば0.1μF)を有しており、外部からの高域交流ノイズ等には反応しないため、この直流阻止コンデンサCdcの両端間電圧に応じて電界効果トランジスタ素子Qsを動作させることで保護回路部60の誤動作をも防止することができる。
また、負荷接続端Pa、Pbの間が無負荷となったときに直流阻止コンデンサCdcに充電している電荷を放電するための放電用抵抗素子Raを直流阻止コンデンサCdcと並列に接続する。さらに、電界効果トランジスタ素子Qsのゲート端子とソース端子の間にはツェナーダイオードZDと平滑コンデンサCtを接続する。この平滑コンデンサCtは、直流阻止コンデンサCdcの両端間にかかる交流電圧を平滑して電界効果トランジスタ素子Qsのゲート電圧とし、電界効果トランジスタ素子Qsの動作を安定化するためのものである。また、ツェナーダイオードZDはゲート電圧を安定化するとともにゲート端子を外来ノイズより保護するものであり回路構成によっては無くすこともできる。尚、放電用抵抗素子Ra、電流制限抵抗素子Rbの配置は、直流阻止コンデンサCdcの充放電が適切に行われればこの回路構成に限定されるものではない。
次に、図1の点灯装置80を以下の条件で実際に作製したときの動作結果を示す。尚、動作周波数は負荷への出力の定電流特性、入力高調波電流の抑制、及び無負荷時に瞬間的に出力する高共振電圧の値等を考慮して46kHzとした。
電源:50Hz100Vの商用電源
コンデンサ素子Ca:0.27μF(フィルムコンデンサ)
動作周波数:46kHz
LEDモジュール:順方向電圧4VのLED・素子数15個×4モジュール接続
共振用インダクタ素子Lf:1800μH
共振用コンデンサ素子Cf:0.008μF
抵抗素子Rs:10Ω
直流阻止コンデンサCdc:0.1μF
電界効果トランジスタ素子Qs:NチャンネルMOSFET(3A、900V)
放電用抵抗素子Ra:47kΩ
電流制限抵抗素子Rb:47kΩ
平滑コンデンサCt:0.1μF
ツェナーダイオードZD:15V
LED周囲温度:20℃〜25℃
出力配線長(負荷接続端Pa、PbからLEDモジュールまでの配線長):1.5m
この結果、上記の点灯装置80への電源10からの入力電力は18.5Wであり、入力電流は0.192Aであった。また、LEDモジュール70への1モジュールあたりの出力電流は93mAであり、出力電圧は実測値で45Vであった。よって、LEDモジュール70への1モジュールあたりの出力電力は4.185Wとなり、総出力電力は4モジュールで合計16.74Wとなった。よって、点灯装置80の力率は96.3%、効率は90%となり、点灯装置80が高力率、高効率で動作することが判明した。
次に、上記の点灯装置80の直流電源ラインB(+)、B(−)での入力高調波電流を実測した結果を表1に示す。
Figure 0005319606
表1より、入力高調波電流の基本波を基準とした減衰量(単位:dB)の実測値は、いずれの次数の高調波であっても入力高調波電流規格であるJIS61000−3−2 ClassCの減衰量よりも大きく、よって上記の点灯装置80は上記の規格を十分に満たすことが判明した。
尚、入力高調波電流を抑制する手法としては、直流電源部20が商用電源からの交流電力を大きく歪ませないことが挙げられる。このため、上記の点灯装置80では直流電源部20のコンデンサ素子Caの容量を低く抑え、直流電源部20からの出力を脈流とすることで入力高調波電流の抑制を図っている。さらに、負荷の特性が抵抗体ではないLED素子のような半導体素子の場合、動作周波数を共振点f0に合致させると却って入力高調波電流が増大する。従って、上記の点灯装置80では、動作周波数を共振点f0の近傍の周波数とすることで入力高調波電流の抑制を図っている。ここで、参考のため図5(a)に直流電源ラインB(+)、B(−)間の電圧波形を示す。
また、上記の点灯装置80の負荷接続時における直流阻止コンデンサCdcの両端間の直流電圧は実測値で45Vであり、電界効果トランジスタ素子Qsを駆動するための消費電力は1つの電界効果トランジスタ素子Qs当たり30mWと極めて少ない電力となった。これにより、上記の点灯装置80は保護回路部60自体の消費電力が少なく高効率であるLED素子72のメリットを損なうことがない。尚、負荷接続時における電界効果トランジスタ素子Qsのゲート電圧は14.2Vであった(ただし、脈流の影響により約1.5Vのリプルを含む)。参考のため、図5(b)に直流阻止コンデンサCdc間の電圧波形を示す。
次に、点灯動作中に負荷接続端Pa、Pbが無負荷となった時の保護回路部60の動作を図6を用いて説明する。ここで、図6は負荷接続端Pa、Pbが無負荷となる前後の負荷接続端Paの出力電圧の変化を模式的に示したタイミングチャートであり、図6(a)は負荷の有無を、図6(b)は負荷接続端Paの出力電圧を示している。尚、本例では負荷接続端Paに所定の動作周波数で且つ脈流が出力するが、図6では説明の都合上、およその実効電圧で(直流的に)示している。
先ず、負荷接続時、即ちLEDモジュール70が正常に点灯しているときには、負荷接続端Paには実効値で45Vの電圧が出力している。この状態では電界効果トランジスタ素子QsはONしており、LC共振回路部30と直流電源ラインB(−)とが接続し、LC共振回路部30は通常通り動作する。
次に、時間t0において負荷接続端Pa、Pb間が無負荷になると、負荷接続端Paに高共振電圧が出力する。この高共振電圧は動作周波数が46kHzの場合は約180Vである。このとき直流阻止コンデンサCdc(及び平滑コンデンサCt)に充電された電荷は放電用抵抗素子Raによって放電され、直流阻止コンデンサCdc間の電圧は速やかに減少する。そして、直流阻止コンデンサCdc間の電圧が所定の値を下回ったところで電界効果トランジスタ素子Qsのゲート電圧が減少し、時間t1において電界効果トランジスタ素子QsがOFF動作する。この電界効果トランジスタ素子QsのOFF動作により、LC共振回路部30から直流電源ラインB(−)への接続が開き、LC共振回路部30の動作は停止する。これにより、負荷接続端Paへの高共振電圧の出力は電界効果トランジスタ素子QsのOFF動作と前後して急激に減少する。尚、負荷接続端Paには保護回路部60の動作後も75Vの電圧が引き続き出力される。また、上記の点灯装置80の場合、高共振電圧の瞬間的な出力時間は約22msecである。この高共振電圧の出力時間及び保護回路部60の動作開始時間は直流阻止コンデンサCdc、平滑コンデンサCt、放電用抵抗素子Ra、電流制限抵抗素子Rbの放電次定数により決定し、各素子の定数を変更することで調整が可能である。
この状態で再度負荷を接続して負荷接続端Pa、Pb間を導通させた場合、負荷接続端Paには75Vの電圧が印加しているため、直ちに直流阻止コンデンサCdc間に電位が生じるとともにゲート電圧が発生する。これにより、電界効果トランジスタ素子QsがON動作してLC共振回路部30と直流電源ラインB(−)との接続が閉じる。これによりLC共振回路部30が通常通り動作して、負荷であるLEDモジュール70が点灯する。よって、点灯装置80では他の正常な発光手段を点灯させたまま異常の生じた発光手段を交換した際に、直ちに交換した発光手段を点灯させることができる。
次に、本発明に係る第2の形態の点灯装置80aを図7に示す。図7に示す第2の形態の点灯装置80aは第1の形態の点灯装置80とLC共振回路部30の構成が異なっている。第2の形態の点灯装置80aのLC共振回路部30aは、LC共振回路部30aを構成する共振用コンデンサ素子が第1共振用コンデンサ素子Cfaと第2共振用コンデンサ素子Cfbとで構成されている。そして、第1共振用コンデンサ素子CfaはLC共振回路部30の共振用コンデンサ素子Cfと同様、抵抗素子Rsを介して共振用インダクタ素子Lfと保護回路部60との間に接続される。また、第2共振用コンデンサ素子Cfbは保護回路部60を介さずに共振用インダクタ素子Lfと直流電源ラインB(−)との間に接続される。尚、第2共振用コンデンサ素子Cfbの容量は第1共振用コンデンサ素子Cfaの容量よりも小さく構成されている。
第2の形態の点灯装置80aでは、保護回路部60が動作した時に第1共振用コンデンサ素子Cfaと直流電源ラインB(−)との接続は切断されるものの、第2共振用コンデンサ素子Cfbと直流電源ラインB(−)との接続は維持される。よって、LC共振回路部30aは共振用インダクタ素子Lfと容量の小さい第2共振用コンデンサ素子CfbとでLC共振動作を引き続き行う。ただし、第2共振用コンデンサ素子Cfbの容量は小さいため、例えば第1共振用コンデンサ素子Cfaの容量を0.0068μF、第2共振用コンデンサ素子Cfbの容量を0.0012μFとすれば、保護回路部60が動作した時のLC共振回路部30aの共振点f0は110kHzとなる。この値は動作周波数46kHzから大きく乖離しているため無負荷時であっても大きな共振電圧が出力することは無い。また、この動作周波数の変化は保護回路部60が動作したLC共振回路部30aのみに生じるから、他の正常なLEDモジュール70の動作に悪影響を及ぼすことも無い。
ここで想定される無負荷の状態としては、負荷が取り外された状態とLEDモジュール70自体が素子の破損等により断線した状態とが考えられる。LEDモジュール70自体の断線の場合、配線状態にもよるが出力配線上の浮遊容量などにより数十pF〜数百pF程度の不定容量が生じる。第1の形態の点灯装置80では、この不定容量の存在により保護回路部60は動作するものの共振電圧の抑制が不安定となる可能性がある。この点、第2の形態の点灯装置80aは、保護回路部60の動作後もLC共振回路部30aが共振点f0を変えて動作することで、不定容量が存在している場合でも負荷接続端Paの出力電圧を安定化することができる。
次に、本発明に係る第3の形態の点灯装置80bを図8に示す。図8に示す第3の形態の点灯装置80bは、高周波出力部50側とLC共振回路部30側とを切り離し、この間に絶縁トランスTを挿入したものである。尚、絶縁トランスTの1次側には1次巻き線とシリーズにコンデンサ素子Cbを挿入した。また、直流阻止コンデンサCdcと放電用抵抗素子Raとの間の電界効果トランジスタQsのゲート端子側に電流制限抵抗素子Rbを介し整流用ダイオード素子Dsを挿入した。
尚、点灯装置80の定格出力が300V以上の場合には、規格上、絶縁トランスTが必要であり、点灯装置80bはこの規格に対応可能である。また、点灯装置80bは、電源10の側とLC共振回路部30側とを絶縁したい場合や2次側の巻き線比を上げて出力電圧を向上させ更に多くのLED素子72(LEDモジュール70)を接続したい場合にも有効である。尚、図8では第3の形態の点灯装置80bを第1の形態の点灯装置80に適用した例を示しているが、第2の形態の点灯装置80aに適用しても構わない。
以上のように、本発明に係る点灯装置80、80a、80bは、保護回路部60を有しているため、負荷接続端Pa、Pbが無負荷となった時に、負荷接続端Pa、Pb間に高共振電圧が出力することを防止することができる。また、保護回路部60のスイッチング素子として電界効果トランジスタQsを用いることで、保護回路部60の消費電力を低く抑えることが可能となる。これにより、高効率であるLED素子72のメリットを損なうことが無い。また、保護回路部60の動作後であっても負荷接続端Paにはある程度の電力が継続して出力されているため、異常の生じた発光手段を交換し負荷接続端Pa、Pb間が導通すると、保護回路部60がON動作して直ちに交換した発光手段を点灯させることができる。また、負荷接続端Pa、Pb毎にLC共振回路部30と保護回路部60とを備えているため、一つの負荷が断線もしくは取り外されても、その他の負荷は通常通り点灯し続けることができる。さらに、入力する直流電流を脈流とし動作周波数を共振点f0の近傍の周波数とすることで、入力高調波電流の抑制を図ることができる。
尚、上記の点灯装置80、80a、80bは一例であるから、各部の回路構成等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で変更して実施することが可能である。
10 電源
20 直流電源部
30、30a LC共振回路部
40 発振制御部
50 高周波出力部
60 保護回路部
70、70a 発光ダイオードモジュール(発光手段)
80、80a、80b 点灯装置
A 高周波出力端
B(+)、B(−) 直流電源ライン
Pa、Pb 負荷接続端
Cf 共振用コンデンサ素子
Lf 共振用インダクタ素子
Cdc 直流阻止コンデンサ
Ra 放電用抵抗素子
Qs 電界効果トランジスタ素子
T 絶縁トランス

Claims (5)

  1. 直流電源ラインから供給される直流電流を所定の動作周波数の高周波交流電流に変換して高周波出力端から出力する高周波出力部と、
    当該高周波出力部を制御する発振制御部と、
    複数の発光ダイオードが接続された発光ダイオードモジュールを接続するための負荷接続端と、
    共振用インダクタ素子と共振用コンデンサ素子とを有し、当該共振用インダクタ素子の一端が前記高周波出力端に接続され他端が一方の負荷接続端及び共振用コンデンサ素子の一端側に接続され、前記共振用コンデンサ素子の他端が一方の直流電源ライン側に接続され、前記高周波出力端の電圧に応じた定電流を負荷接続端側に流下するLC共振回路部と、
    を有する点灯装置において、
    前記共振用コンデンサ素子の他端側に設けられ、負荷接続端間が無負荷となったときに前記共振用コンデンサ素子と前記一方の直流電源ラインとの接続を開くとともに、負荷接続端間が導通したときに前記共振用コンデンサ素子と前記一方の直流電源ラインとの接続を閉じる保護回路部を備え
    前記保護回路部側の直流電源ラインに直流阻止コンデンサを設けるとともに、
    前記保護回路部は、電界効果トランジスタ素子と、前記直流阻止コンデンサの電荷を放電するための放電用抵抗素子と、を有し、
    前記電界効果トランジスタ素子のドレイン端子とソース端子とを介して前記共振用コンデンサ素子と一方の直流電源ラインとを接続し、さらに前記直流阻止コンデンサの負荷接続端側に前記電界効果トランジスタ素子のゲート端子を接続することで、前記電界効果トランジスタ素子が前記直流阻止コンデンサの両端間電圧に応じて前記共振用コンデンサ素子と直流電源ラインとの開閉を行うことを特徴とする点灯装置。
  2. 複数の負荷接続端と、当該負荷接続端のそれぞれにLC共振回路部と保護回路部とを備え、それぞれの保護回路部が独立して動作することを特徴とする請求項記載の点灯装置。
  3. 高周波出力部とLC共振回路部との間に絶縁トランスを備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の点灯装置。
  4. 電源からの交流電力を直流に変換して正負の直流電源ラインに出力する直流電源部を更に備え、
    当該直流電源部が入力高調波成分の少ない脈流の直流電流を出力することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の点灯装置。
  5. 電源からの交流電力を直流に変換して正負の直流電源ラインに出力する直流電源部を更に備え、
    当該直流電源部が電解コンデンサインプット方式もしくはアクティブフィルタ回路を有することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の点灯装置。
JP2010120808A 2010-05-26 2010-05-26 点灯装置 Expired - Fee Related JP5319606B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010120808A JP5319606B2 (ja) 2010-05-26 2010-05-26 点灯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010120808A JP5319606B2 (ja) 2010-05-26 2010-05-26 点灯装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011249123A JP2011249123A (ja) 2011-12-08
JP5319606B2 true JP5319606B2 (ja) 2013-10-16

Family

ID=45414145

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010120808A Expired - Fee Related JP5319606B2 (ja) 2010-05-26 2010-05-26 点灯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5319606B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6372801B2 (ja) * 2014-09-09 2018-08-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3834968B2 (ja) * 1997-11-25 2006-10-18 松下電工株式会社 照明装置
JP2000123987A (ja) * 1998-10-15 2000-04-28 Matsushita Electric Works Ltd 放電灯点灯装置
JP2000243590A (ja) * 1998-12-25 2000-09-08 Toshiba Lighting & Technology Corp 放電灯点灯装置、放電ランプ装置および照明装置
JP2003173890A (ja) * 2001-09-21 2003-06-20 Toshiba Lighting & Technology Corp 放電ランプ点灯装置および照明装置
JP2003168587A (ja) * 2001-09-21 2003-06-13 Toshiba Lighting & Technology Corp 放電ランプ点灯装置および照明装置
JP2003168589A (ja) * 2001-11-30 2003-06-13 Matsushita Electric Works Ltd 放電灯点灯装置
JP4069687B2 (ja) * 2002-06-07 2008-04-02 松下電工株式会社 放電灯点灯装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011249123A (ja) 2011-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9743470B2 (en) Lighting control circuit, illuminating lamp using the lighting control circuit, and lighting device using the illuminating lamp
JP5942314B2 (ja) 点灯装置および、これを用いた照明器具
JP5266594B1 (ja) Ledランプ、そのledランプを含む照明装置、及び、ledランプの電流制御方法
JP4944562B2 (ja) スイッチング電源装置
JP5632664B2 (ja) 半導体発光素子の点灯装置およびそれを用いた照明器具
TWI388115B (zh) 電源轉換驅動電路及螢光燈管驅動電路
KR101521834B1 (ko) 안정기를 이용한 led 조명 장치
JP5156036B2 (ja) Led照明装置
JP5887524B2 (ja) 電源装置
US8482214B2 (en) Apparatus and methods of operation of passive LED lighting equipment
JP5921438B2 (ja) Led点灯回路、led照明装置、及びled照明部用ソケット
KR20140105658A (ko) 안정기를 이용한 led 조명 장치
JP5699272B2 (ja) 半導体発光素子の点灯装置およびそれを用いた照明器具
JP4748025B2 (ja) 位相制御型電源装置
JP5210419B2 (ja) スイッチング電源装置及びそれを用いた照明器具
JP2008104275A (ja) 無負荷時発振停止機能付きの定電流制御型dc−dcコンバータ回路
JP5300501B2 (ja) 点灯装置及び照明器具
JP2017069180A (ja) 光源点灯装置及び照明器具
JP2015088344A (ja) 停電灯用バックアップ電源及び停電灯ユニット
JP5319606B2 (ja) 点灯装置
JP2013021786A (ja) 電源装置
KR20140049841A (ko) Led 조명등용 전원 공급 장치 및 그 방법과 그를 이용한 led 조명 장치
KR101386143B1 (ko) Led 조명등용 전원 공급 장치 및 그 방법과 그를 이용한 led 조명 장치
JP6619238B2 (ja) 補助電源回路、および、これを備えたスイッチング電源装置
JP2013175455A (ja) Led蛍光灯

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120315

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130510

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130610

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130628

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130711

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5319606

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees