JP5699272B2 - 半導体発光素子の点灯装置およびそれを用いた照明器具 - Google Patents

半導体発光素子の点灯装置およびそれを用いた照明器具 Download PDF

Info

Publication number
JP5699272B2
JP5699272B2 JP2010207582A JP2010207582A JP5699272B2 JP 5699272 B2 JP5699272 B2 JP 5699272B2 JP 2010207582 A JP2010207582 A JP 2010207582A JP 2010207582 A JP2010207582 A JP 2010207582A JP 5699272 B2 JP5699272 B2 JP 5699272B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
voltage
power supply
dimming
switching element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010207582A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012064430A (ja
Inventor
明則 平松
明則 平松
水川 宏光
宏光 水川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2010207582A priority Critical patent/JP5699272B2/ja
Publication of JP2012064430A publication Critical patent/JP2012064430A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5699272B2 publication Critical patent/JP5699272B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、発光ダイオード(LED)のような半導体発光素子を調光点灯させる半導体発光素子の点灯装置及びそれを用いた照明器具に関するものである。
特許文献1(特開2008−104274号公報)によれば、交流電圧を整流平滑した直流電圧をDC−DCコンバータにより電力変換してLEDを調光点灯するLED点灯装置において、出力電力が広範囲に変化しても効率良く制御用電源を確保するために、少なくとも最大出力時にはコンバータの出力電圧を反映するフライバック巻線から制御用電源を確保し、出力が低下するとコンバータの入力電圧を反映するフィードフォワード巻線から制御用電源電圧を確保し、さらに出力が低下すると、少なくともコンバータの停止時には整流平滑回路から制御用電源電圧を確保する構成が開示されている。
特開2008−104274号公報
上述の特許文献1では、調光時のコンバータは連続発振動作となっているが、調光下限付近ではコンバータの発振が弱くなることにより、帰還巻線から制御用電源電圧を確保することができなくなるので、整流平滑回路から制御用電源電圧を確保している。
一方、コンバータを調光時に連続発振させるのではなく、低周波のPWM信号に応じて間欠発振させる場合、発振休止期間中は帰還巻線から制御用電源を供給できない。制御用電源を充電するための電源コンデンサの容量を大きく設定すれば、間欠発振期間中に電源コンデンサを充電しておくことができるが、それでは電源コンデンサが大型化してしまう。
電源コンデンサの容量を小さくするには、電源コンデンサを商用電源の整流出力により初期充電するための充電抵抗の抵抗値を小さく設定すれば良いが、それでは充電抵抗の電力ロスが大きくなる。
本発明は上述のような点に鑑みてなされたものであり、電力変換回路からの帰還電流により制御用電源を確保する半導体発光素子の点灯装置において、調光下限付近でも制御用電源が不足することがなく、なおかつ、小型で電力ロスの少ない電源供給の仕組みを実現することを課題とする。
請求項1の発明は、上記の課題を解決するために、交流電源を整流する整流回路と、前記整流回路の出力電圧を高周波でオンオフされるスイッチング素子により電力変換して半導体発光素子に直流電流を供給する電力変換回路と、前記半導体発光素子に流れる電流を調光信号に応じて調整するように前記スイッチング素子のオンオフ動作を制御する制御回路と、前記スイッチング素子のオンオフ動作により前記電力変換回路から帰還される電流、及び前記整流回路の出力により充電されて前記制御回路に電源供給する電源コンデンサと、前記整流回路と前記電源コンデンサとの間に電気的に接続される充電抵抗と、前記調光信号の調光レベルに応じて前記充電抵抗の抵抗値を変化させる抵抗制御部とを備え、前記抵抗制御部は、前記調光レベルが調光下限に近付くにつれて前記充電抵抗の抵抗値を小さくするように変化させ、前記抵抗制御部は、前記調光信号による調光下限付近でも前記電源コンデンサの充電電圧が前記制御回路の動作可能電圧以上となるように前記充電抵抗の抵抗値を調整することを特徴とするものである。
請求項2の発明は、同じ課題を解決するために、交流電源を整流する整流回路と、前記整流回路の出力を昇圧して直流電圧を生成する昇圧チョッパ回路と、前記昇圧チョッパ回路の出力電圧を高周波でオンオフされるスイッチング素子により電力変換して半導体発光素子に直流電流を供給する電力変換回路と、前記半導体発光素子に流れる電流を調光信号に応じて調整するように前記スイッチング素子のオンオフ動作を制御する制御回路と前記整流回路の出力、及び前記昇圧チョッパ回路の動作により前記昇圧チョッパ回路から帰還される電流により充電されて前記制御回路に電源供給する電源コンデンサと、前記昇圧チョッパ回路と前記電源コンデンサとの間に電気的に接続される充電抵抗と、前記調光信号の調光レベルに応じて前記充電抵抗の抵抗値を変化させる抵抗制御部とを備え、前記抵抗制御部は、前記調光レベルが調光下限に近付くにつれて前記充電抵抗の抵抗値を小さくするように変化させ、前記抵抗制御部は、前記調光信号による調光下限付近でも前記電源コンデンサの充電電圧が前記制御回路の動作可能電圧以上となるように前記充電抵抗の抵抗値を調整することを特徴とするものである。
請求項3の発明は、請求項1または2記載の半導体発光素子の点灯装置において、前記調光信号は、前記スイッチング素子Q1のオンオフ周波数に比べて十分に低い周波数の矩形波信号であり、前記充電抵抗の抵抗値は、前記矩形波信号のパルス幅に応じて調光下限付近では低く調整されることを特徴とする(図1、図5)。
請求項4の発明は、請求項3記載の半導体発光素子の点灯装置において、前記制御回路5は、前記矩形波信号のパルス幅に応じて、前記スイッチング素子Q1のオンオフ動作を間欠的に休止させることを特徴とする(図1、図5)。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の半導体発光素子の点灯装置と、この点灯装置から電流を供給される半導体発光素子を具備する照明器具である(図6)。
請求項1,2の発明によれば、調光下限付近で電力変換回路や昇圧チョッパ回路からの帰還電流が不足しても、整流回路から充電抵抗を介して供給される電流が確保されることにより、制御用電源が不足することはない。特に、請求項3,4の発明によれば、低周波のPWM信号のパルス幅に応じて充電抵抗の抵抗値を調整するので、調光下限付近で電力変換回路や昇圧チョッパ回路からの帰還電流が少なくなっても、それに応じて整流回路から充電抵抗を介して供給される電流が増えることにより、制御用電源が不足することはない。したがって、電源コンデンサを小型化できると共に、充電抵抗における電力ロスも小さくできる。
本発明の実施形態1の点灯装置の回路図である。 本発明の実施形態1の点灯装置に用いる制御用集積回路の内部構成を簡略化して示した回路図である。 本発明の実施形態1の点灯装置を用いたLED調光点灯装置の全体構成を示すブロック回路図である。 本発明を適用できる各種のスイッチング電源回路の回路図である。 本発明の実施形態3の点灯装置の回路図である。 本発明の実施形態4の照明器具の概略構成を示す断面図である。
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態1の点灯装置の回路図である。この点灯装置は、電源コネクタCON1と出力コネクタCON2を備えている。電源コネクタCON1には商用交流電源(100V、50/60Hz)が接続される。出力コネクタCON2には、図3に示すように、発光ダイオード(LED)のような半導体発光素子4が接続される。半導体発光素子4は複数個のLEDを直列または並列または直並列接続したLEDモジュールであっても良い。
電源コネクタCON1には、電流フューズFUSEとフィルタ回路2aを介して直流電源回路2bが接続されている。フィルタ回路2aは、サージ電圧吸収素子ZNR、フィルタコンデンサCa,Cb及びコモンモードチョークコイルLFで構成されている。直流電源回路2bは、ここでは全波整流回路DB(整流回路)と平滑コンデンサC0、Coよりなる整流平滑回路を図示しているが、後述の実施形態3(図5参照)のように、昇圧チョッパ回路7用いた力率改善回路であっても良い。
全波整流回路DBの直流出力端子は、正特性サーミスタPTCを介して、平滑コンデンサC0に接続されている。正特性サーミスタPTCは、温度が高くなると抵抗値が高くなるサーミスタである。平滑コンデンサC0は例えば数十μF程度の容量を有している。平滑コンデンサC0に並列接続されたコンデンサCoは、高周波バイパス用の小容量のコンデンサである。
電源投入直後は、全波整流回路DBの直流出力端子が充電前の平滑コンデンサC0で短絡されることになり、いわゆる突入電流が流れる。この突入電流を正特性サーミスタPTCにより制限している。一方、平滑コンデンサC0が充電された後は、正特性サーミスタPTCによる電流制限は不要となる。また、無駄な電力消費を生じることになる。そこで、正特性サーミスタPTCと並列に逆阻止三端子サイリスタ(SCR)Q14を接続し、電源投入後、平滑コンデンサC0の充電が完了する頃には、サイリスタQ14がオンするように制御している。
サイリスタQ14のゲート電圧を生成するために、全波整流回路DBの各交流入力端子にダイオードD11,D12の各アノードをそれぞれ接続し、これらダイオードD11,D12のカソードを、抵抗R54、R55、R56、R57の直列回路を介して、全波整流回路DBの直流出力端子の負極に接続している。抵抗R57には、タイマー用の電解コンデンサC57が並列接続されている。この電解コンデンサC57の容量は、電源投入後、サイリスタQ14がオンされるまでの遅延時間を規定する。電解コンデンサC57の電圧が上昇すると、ダイオードD13,D14の並列回路、抵抗R58を介して、サイリスタQ14にゲート電圧が供給される。なお、サイリスタQ14のゲート・カソード間に並列接続されたコンデンサC58は誤動作防止用である。以上の抵抗R54〜R58、コンデンサC57,C58、ダイオードD11〜D14、サイリスタQ14、正特性サーミスタPTCよりなる回路は、突入電流防止回路2cを構成している。
直流電源回路2bの出力端には、降圧チョッパ回路3が接続されている。降圧チョッパ回路3は、直流電流により点灯する半導体発光素子4に対して直列に接続されるインダクタL1と、前記インダクタL1と半導体発光素子4の直列回路と直流電源回路2bの出力との間に直列に接続されるスイッチング素子Q1と、前記インダクタL1と半導体発光素子4の直列回路と並列に接続されて、前記スイッチング素子Q1のオフ時に前記インダクタL1の蓄積エネルギーを前記半導体発光素子4に放出する方向に接続された回生ダイオードD1とを備えている。また、前記半導体発光素子4と並列に出力コンデンサC2が接続されている。この出力コンデンサC2は、前記スイッチング素子Q1のオンオフによる脈動成分を平滑化して前記半導体発光素子4に平滑化された直流電流が流れるように容量を設定されている。
スイッチング素子Q1は制御回路5により高周波でオンオフ駆動される。制御回路5は制御用集積回路50とその周辺回路よりなる。制御用集積回路50として、ここではSTマイクロエレクトロニクス社製のL6562を用いている。このチップ(L6562)は、本来は、PFC回路(力率改善制御用の昇圧チョッパ回路)の制御用ICであり、内部に乗算回路など、降圧チョッパ回路の制御には余分な構成要素を含んでいる。その反面、入力電流の平均値を入力電圧の包絡線と相似形とする制御のために、入力電流のピーク値を制御する機能と、ゼロクロス制御機能を1チップ内に具備しており、これらの機能を降圧チョッパ回路の制御に転用している。
図2は本実施形態に用いる制御用集積回路50の内部構成を簡略化して示している。1番ピン(INV)は内蔵の誤差増幅器(エラーアンプ)EAの反転入力端子、2番ピン(COMP)は誤差増幅器EAの出力端子、3番ピン(MULT)は乗算回路52の入力端子、4番ピン(CS)はチョッパ電流検出端子、5番ピン(ZCD)はゼロクロス検出端子、6番ピン(GND)はグランド端子、7番ピン(GD)はゲートドライブ端子、8番ピン(Vcc)は電源端子である。
電源端子Vcc(8番ピン)とグランド端子GNDの間に所定電圧以上の制御電源電圧が供給されると、制御電源51により基準電圧Vref1、Vref2が生成されると共に、集積回路内部の各回路が動作可能となる。スタータ53により電源投入時にはフリップフロップFF1のセット入力端子Sにスタートパルスが供給されて、フリップフロップFF1のQ出力はHighレベルとなる。これにより駆動回路54を介して7番ピン(ゲートドライブ端子GD)がHighレベルとなる。
7番ピン(ゲートドライブ端子GD)がHighレベルとなると、図1の抵抗R21、R20で分圧されたゲート駆動電圧がMOSFETよりなるスイッチング素子Q1のゲート・ソース間に印加される。抵抗R1は電流検出用の小抵抗であるので、ゲート・ソース間の駆動電圧には殆ど影響しない。
スイッチング素子Q1がオンになると、コンデンサC0の正極から出力コンデンサC2、インダクタL1、スイッチング素子Q1、抵抗R1を介してコンデンサC0の負極へ電流が流れる。このとき、インダクタL1に流れるチョッパ電流iは、インダクタL1が磁気飽和しない限り略直線的に上昇する電流となる。この電流は抵抗R1により検出されて、制御用集積回路50の4番ピン(CS)に入力される。
制御用集積回路50の4番ピン(CS)はチョッパ電流検出端子であり、その電圧は、IC内部の40KΩと5pFのノイズフィルタを介してコンパレータCP1の+入力端子に印加される。コンパレータCP1の−入力端子には基準電圧が印加されている。この基準電圧は1番ピン(INV)の印加電圧と3番ピン(MULT)の印加電圧により決定される。
チョッパ電流検出端子CSの電圧が基準電圧を超えると、コンパレータCP1の出力がHighレベルとなり、フリップフロップFF1のリセット入力端子Rにリセット信号が入力される。これによりフリップフロップFF1のQ出力はLowレベルとなる。このとき、駆動回路54は7番ピン(ゲートドライブ端子GD)から電流を引き込むように動作するので、図1のダイオードD22がオンとなり、抵抗R22を介してスイッチング素子Q1のゲート・ソース間電荷が引き抜かれて、MOSFETよりなるスイッチング素子Q1は速やかにオフとなる。
スイッチング素子Q1がオフすると、インダクタL1に蓄積されていた電磁エネルギーが回生ダイオードD1を介して出力コンデンサC2に放出される。このとき、インダクタL1の両端電圧は出力コンデンサC2の電圧Vc2にクランプされるので、インダクタL1の電流iは略一定の傾き(di/dt≒−Vc2/L1)で減少して行く。
コンデンサC2の電圧Vc2が高いときには、インダクタL1の電流iは急速に減衰し、コンデンサC2の電圧Vc2が低いときには、インダクタL1の電流iは緩慢に減衰する。したがって、インダクタL1に流れる電流のピーク値が一定であっても、インダクタL1の電流iが消失するまでの時間は変化する。その所要時間はコンデンサC2の電圧Vc2が高いほど短く、低いほど長い。
インダクタL1に電流iが流れている期間中は、インダクタL1の2次巻線n2にはインダクタL1の電流iの傾きに応じた電圧が発生している。この電圧は、インダクタL1の電流iが流れ終わると、消失する。そのタイミングを5番ピン(ゼロクロス検出端子ZCD)で検出する。
制御用集積回路50の5番ピン(ゼロクロス検出端子ZCD)には、ゼロクロス検出用のコンパレータCP2の−入力端子が接続されている。コンパレータCP2の+入力端子にはゼロクロス検出用の基準電圧Vref2が印加されている。5番ピン(ゼロクロス検出端子ZCD)に印加されていた2次巻線n2の電圧が消失すると、コンパレータCP2の出力がHighレベルとなり、ORゲートを介してフリップフロップFF1のセット入力端子Sにセットパルスが供給され、フリップフロップFF1のQ出力はHighレベルとなる。これにより駆動回路54を介して7番ピン(ゲートドライブ端子GD)がHighレベルとなる。以下、同じ動作を繰り返す。
制御用集積回路50の4番ピン(CS)には、電流検出抵抗R1の検出電圧を抵抗R41,R42の直列回路を介して入力している。抵抗R41,R42の接続点とグランド間には、電流検出感度を調整するための可変抵抗VR1を接続してある。可変抵抗VR1の抵抗値を下げると、電流検出抵抗R1の検出電圧は、抵抗R41と可変抵抗VR1とで分圧されて4番ピン(CS)に入力されるので、電流検出感度を下げることができ、スイッチング素子Q1に流れる電流のピーク値を上げることができる。
また、スイッチング素子Q1のゲートドライブ電圧を供給する7番ピン(GD)からダイオードD7、抵抗R43、可変抵抗VR2を介して、可変抵抗VR1に直流電圧を重畳させている。可変抵抗VR2の抵抗値を下げると、重畳される直流電圧が増加するので、4番ピン(CS)の電圧が増加し、スイッチング素子Q1に流れる電流のピーク値を下げることができる。
これら2つの可変抵抗VR1、VR2を調整することで、スイッチング素子Q1に流れる電流のピーク値を適切に設定できる。ここで、適切に設定するとは、上限値に関して言えば、インダクタL1を磁気飽和させない範囲で、なおかつ、スイッチング素子Q1の最大ピーク電流を越えない範囲とすることが適切であり、下限値に関して言えば、スイッチング素子Q1の動作周波数が高くなり過ぎない範囲とすることが適切である。
《出力特性(定電流制御の仕組み)について》
出力コンデンサC2にはコンデンサC0の出力電圧を降圧した直流電圧が得られる。この直流電圧は出力コネクタCON2を介して半導体発光素子4に供給される。半導体発光素子4として発光ダイオード(LED)を用いた場合、LEDの順電圧をVf、直列個数をn個とすると、出力コンデンサC2の電圧Vc2は略n×Vfにクランプされる。
LEDの直列個数nが多いとき、出力コンデンサC2の電圧Vc2は高いから、コンデンサC0の電圧Vdcとの電圧差(Vdc−Vc2)は小さくなる。このため、スイッチング素子Q1のオン時にインダクタL1に分担される電圧は小さく、インダクタL1に流れる電流iの上昇速度di/dt=(Vdc−Vc2)/L1は遅くなる。結果的に、インダクタL1に流れる電流iが所定のピーク値に到達するまでの時間は長くなり、スイッチング素子Q1のオン時間は長くなる。
スイッチング素子Q1のオフ時には、インダクタL1の両端に発生する逆起電力は、コンデンサC2の電圧Vc2(=n×Vf)にクランプされる。このため、LEDの直列個数nが多いとき、スイッチング素子Q1のオフ時にインダクタL1に印加される電圧は大きく、インダクタL1に流れる電流iの減衰速度di/dt=−Vc2/L1は速くなる。結果的に、インダクタL1に流れる電流iがゼロになるまでの時間は短くなり、スイッチング素子Q1のオフ時間は短くなる。
LEDの直列個数nが少ないときは、上述の説明とは逆に、スイッチング素子Q1のオン時間は短くなり、オフ時間は長くなる。つまり、LEDの直列個数nが少ないときは、出力コンデンサC2の電圧Vc2は低いから、コンデンサC0の電圧Vdcとの電圧差(Vdc−Vc2)は大きくなる。このため、スイッチング素子Q1のオン時にインダクタL1に分担される電圧は大きく、インダクタL1に流れる電流iの上昇速度di/dt=(Vdc−Vc2)/L1は速くなる。結果的に、インダクタL1に流れる電流iが所定のピーク値に到達するまでの時間は短くなり、スイッチング素子Q1のオン時間は短くなる。
スイッチング素子Q1のオフ時には、インダクタL1の両端に発生する逆起電力は、コンデンサC2の電圧Vc2(=n×Vf)にクランプされる。このため、LEDの直列個数nが少ないとき、スイッチング素子Q1のオフ時にインダクタL1に印加される電圧は小さく、インダクタL1に流れる電流iの減衰速度di/dt=−Vc2/L1は遅くなる。結果的に、インダクタL1に流れる電流iがゼロになるまでの時間は長くなり、スイッチング素子Q1のオフ時間は長くなる。
このように、本実施形態の点灯装置によれば、LEDの直列個数nが多くなると、自動的にスイッチング素子Q1のオン時間が長く、オフ時間が短くなり、LEDの直列個数nが少なくなると、自動的にスイッチング素子Q1のオン時間が短く、オフ時間が長くなる。したがって、LEDの直列個数nに関わらず、定電流特性を維持できる仕組みとなっている。
本実施形態では、インダクタL1の2次巻線n2の電圧消失のタイミングを検出することで、インダクタL1に流れる電流が略ゼロになるタイミングを検出しているが、他の手段として、回生ダイオードD1の逆方向電圧の上昇を検出したり、スイッチング素子Q1の両端電圧の降下を検出する等、回生電流が消失するタイミングを検出できる手段であれば、具体的な手段は変更しても構わない。
《制御電源回路10について》
ここで、制御電源回路10の構成について説明する。本実施形態では、コンデンサC3とその電圧を規制するツェナーダイオードZD1を備えており、コンデンサC0の正極から充電抵抗R31〜R34を介してコンデンサC3の正極に充電電流を供給する構成であり、より効率の良い電源供給手段として、定常時にインダクタL1の2次巻線n2からコンデンサC3を充電する構成を併用している。
コンデンサC0の電圧は、商用交流電源電圧(100V、50/60Hz)のピーク値付近の電圧(約140V)となる。このコンデンサC0から、降圧用の抵抗R31〜R34を介して制御電源電圧Vccを供給するためのコンデンサC3に充電電流を供給する。
コンデンサC3の電圧が制御用集積回路50の動作可能電圧以上に上昇すると、スイッチング素子Q1のオンオフ動作が開始され、インダクタL1に高周波の三角波電流が流れるから、その2次巻線n2には高周波の矩形波電圧が発生する。スイッチング素子Q1のオン時にインダクタL1の2次巻線n2に発生する電圧によりダイオードD10、コンデンサC10、抵抗R10を介して電流が流れて、コンデンサC10が充電される。スイッチング素子Q1のオフ時にはインダクタL1の2次巻線n2に逆極性の電圧が発生するから、この電圧とコンデンサC10の充電電圧を加算させた電圧によりダイオードD3と抵抗R10を介してコンデンサC3に充電電流が流れる。これによりコンデンサC3の電圧はさらに上昇しようとするが、ツェナーダイオードZD1が並列接続されているので、そのツェナー電圧によりクランプされて一定の制御電源電圧Vccが生成される。
なお、制御電源電圧Vccを供給するためのコンデンサC3の電圧は十数V程度である。コンデンサC3と並列に接続されたコンデンサC11は、ダイオードD3を介する充電電流の高周波成分をバイパスするための小容量のコンデンサである。
制御電源電圧Vccは抵抗R11,R12,R13により分圧されて、制御用集積回路50の1番ピン(INV)に印加される。この電圧は、上述のように、スイッチング素子Q1に流れる電流のピーク値を規定するために用いられる。制御用集積回路50の2番ピン(COMP)と3番ピン(MULT)は、本実施形態では短絡させている。
《調光動作について》
本実施形態の構成によれば、負荷が異なる場合であってもチョッパ電流の平均値は殆ど変化しない。したがって、チョッパ電流の脈動成分を出力コンデンサC2により平滑化して負荷に供給される出力電流の実効値は、負荷に関わらず略一定となる。
そこで、高周波のチョッパ動作を低周波のPWM信号に応じて間欠的に停止させることにより、PWM信号のデューティに応じた出力電流を半導体発光素子4に供給することができ、精度の高い調光が可能となる。
そのために、図1の実施形態では、スイッチング素子Q1の制御電極とグランドの間に調光回路5dとしてスイッチング素子Q2を接続し、このスイッチング素子Q2のゲート電圧を低周波のPWM信号に応じて制御している。低周波のPWM信号は、例えば、1kHzの矩形波電圧信号であり、1周期中のLowレベルの期間が長いほど調光出力が大きくなるような調光信号である。この種のPWM信号は、蛍光灯の調光点灯装置の分野において広く用いられており、図3に示すように、点灯装置1のコネクタCON3を介して調光信号線から供給され、整流回路5a、絶縁回路5b、波形整形回路5cを介して、制御回路5の調光回路5dに入力される。
この低周波のPWM信号をスイッチング素子Q2のゲート電圧としており、ゲート電圧がHighレベルのとき、スイッチング素子Q2はオンとなり、スイッチング素子Q1の制御電極とグランドの間を短絡させる。また、ゲート電圧がLowレベルのとき、スイッチング素子Q2はオフ(高インピーダンス状態)となり、接続されていないのと同じ状態となる。
スイッチング素子Q2がオンされている間は、抵抗R21とスイッチング素子Q2の接続点が常にLowレベルとなる。したがって、制御用集積回路50の7番ピン(ゲートドライブ端子GD)が高周波でHigh/Lowに切り替わっても、そのゲートドライブ出力は抵抗R21で消費されることになり、スイッチング素子Q1はオフ状態に維持され、チョッパ動作は停止する。このとき、後述のように制御用集積回路50の5番ピンをグランドに短絡させて、ICの動作を停止させている。スイッチング素子Q2をオンさせるだけでもスイッチング素子Q1をオフ状態に維持できるが、さらにICの動作を停止させることにより、消費電流を低減できる。
スイッチング素子Q2がオフされている場合、制御用集積回路50の7番ピン(ゲートドライブ端子GD)が高周波でHigh/Lowに切り替わるのに応じて、スイッチング素子Q1がオン/オフに切り替わるので、通常のチョッパ動作となる。
したがって、チョッパ動作期間とチョッパ動作停止期間の比率は、PWM信号のLowレベル期間とHighレベル期間の比率と一致することになる。チョッパ動作期間では定電流が供給され、チョッパ動作停止期間では電流供給が停止されるので、結局、PWM信号の1周期に対するLowレベル期間の割合に応じた電流が半導体発光素子4に供給されることになる。これにより精度の高い調光が可能となる。
また、上述のように、制御用集積回路50の5番ピン(ZCD)をPWM信号に同期してグランドに短絡させることにより、ICの動作を停止させるように制御している。制御用集積回路50として、STマイクロエレクトロニクス社製のL6562を用いた場合、ゼロクロス検出端子としての5番ピン(ZCD)には図2に示すようにディセーブル回路55が接続されており、5番ピンをグランドに短絡させると、ICの動作を停止させることができる。そこで、低周波のPWM信号がHighレベルのときは、5番ピン(ZCD)をグランドに短絡してICの動作を停止させ、低周波のPWM信号がLowレベルのときは、5番ピン(ZCD)を開放して通常の動作に戻す。
5番ピン(ZCD)には、外付けの抵抗R5とコンデンサC5よりなるローパスフィルタ回路が接続されている。また、5番ピン(ZCD)はダイオードD8を介してトランジスタQ11、Q12のコレクタに接続されており、トランジスタQ11またはQ12がオンになると、5番ピン(ZCD)の電位をグランド電位に落とすようにしている。
トランジスタQ11がオンする場合とは、後述のように、電源断検出時であるが、これと並列接続されたトランジスタQ12がオンする場合とは、PWM信号がHighレベルのときである。
PWM信号は、本実施形態では1kHzの矩形波電圧信号であり、Highレベルのときに、ダイオードD9、抵抗R24、R23を介して電流が流れて、抵抗R23の両端電圧が立ち上がり、MOSFETよりなるスイッチング素子Q2のゲート電圧がスレショルド電圧を越えることにより、スイッチング素子Q2がオンとなる。また、ダイオードD9、抵抗R25、R26を介して電流が流れて、抵抗R26の両端電圧が上昇し、トランジスタQ12がオンとなる。PWM信号がLowレベルのときは、スイッチング素子Q2、トランジスタQ12は共にオフとなる。
図1の点灯装置を組み込んだLED調光点灯装置1の全体構成を図3に示した。電源回路2は上述のフィルタ回路2aと直流電源回路2bを含んで構成されている。コンデンサCc、Cdは回路グランド(コンデンサC0の負極)を高周波的に器具シャーシに接続するためのコンデンサである。CON1は商用交流電源Vsに接続される電源コネクタ、CON2はリード線44を介して半導体発光素子4に接続される出力コネクタ、CON3は調光信号線を接続するためのコネクタである。調光信号線には、例えば、周波数が1kHz、振幅が10Vのデューティ可変の矩形波電圧信号よりなる調光信号が供給されている。
コネクタCON3に接続された整流回路5aは、調光信号線の配線を無極性化するための回路であり、調光信号線を逆接続しても正常に動作するようになっている。つまり、入力された調光信号を全波整流回路DB1で全波整流し、抵抗等のインピーダンス要素Z1を介してツェナーダイオードZDの両端に矩形波電圧信号を得ている。絶縁回路5bはフォトカプラPC1を備え、調光信号線と点灯装置を絶縁しながら、矩形波電圧信号を伝達している。波形整形回路5cは絶縁回路5bのフォトカプラPC1から出力された信号を波形整形して、HighレベルとLowレベルの明確なPWM信号として出力する回路である。調光信号線を介して長い距離を伝送されて来た矩形波電圧信号は、波形が歪んでいるので、波形整形回路5cを設けている。
従来のインバータ式の蛍光灯調光点灯装置では、波形整形回路5cの後にさらにCR積分回路(平滑回路)のようなローパスフィルタ回路を設けて、アナログの調光電圧を生成し、その調光電圧に応じてインバータの周波数などを可変制御しているが、本実施形態では、波形整形後のPWM信号をそのまま制御回路5(図1参照)に入力している。制御回路5では、PWM信号がHighレベルの期間では、降圧チョッパ回路3のチョッパ動作を停止させ、PWM信号がLowレベルの期間では、降圧チョッパ回路3のチョッパ動作を許可することにより、降圧チョッパ回路3の出力コンデンサC2で平滑化されて半導体発光素子4に供給される直流電流の大きさを調整している。つまり、制御回路5と降圧チョッパ回路3がPWM信号を平滑化するローパスフィルタ回路として機能していることになる。
《調光時の電源確保について》
しかしながら、PWM信号がHighレベルの期間が長くなり過ぎると、チョッパ動作の停止期間が長くなり過ぎて、インダクタL1の2次巻線n2から供給される制御用電源電圧Vccが不足することになる。そこで、本実施形態では、PWM信号がHighレベルのときには、充電抵抗R31〜R34の抵抗値を低減させて、チョッパ動作の停止期間が長くなるにつれて、充電抵抗R31〜R34を介する充電電流が増加するように制御している。
具体的な手段は限定しないが、例えば、充電抵抗R31〜R34の1つである抵抗R34と並列にフォトカプラPC2(抵抗制御部)の受光素子を接続し、PWM信号がHighレベルのときに、抵抗R27を介してフォトカプラPC2の発光素子に電流を流して、フォトカプラPC2の受光素子(充電抵抗)の導電率を増加させることにより、PWM信号がHighレベルのときには、充電抵抗R31〜R34の合成抵抗値を低減させることができる。この場合、PWM信号のHighレベルの期間が長くなって、チョッパ動作の停止期間が長くなるにつれて、充電抵抗R31〜R34を介する充電電流が増加するように制御されるから、電源コンデンサC3の充電電流が不足することはない。
なお、図1に示すように、充電抵抗が複数の抵抗R31〜R34の直列回路で構成されている場合、フォトカプラPC2の受光素子は高電位側の抵抗R31、R32等に並列接続するよりは、低電位側の抵抗R33、R34等に並列接続する方が発光素子との絶縁耐圧の点で有利である。図1の例では、最も低電位側の抵抗R34と並列にフォトカプラPC2の受光素子を接続している。
図1の構成をさらに簡易化した設計例として、フォトカプラPC2と抵抗R27を省略し、チョッパ動作の停止期間が最長の場合でも電源コンデンサC3の充電電流が不足しないように、あらかじめ充電抵抗R31〜R34の抵抗値を低めに設計しても良い。
《負荷異常検出回路6について》
次に、負荷異常検出回路6について説明する。負荷異常検出回路6は、無負荷検出回路6aと二次短絡検出回路6bよりなる。無負荷検出回路6aは、ツェナーダイオードZD6と抵抗R61、R62、トランジスタQ61よりなる。ツェナーダイオードZD6は、図1では1素子として図示されているが、複数個のツェナーダイオードの直列回路であっても良い。ツェナーダイオードZD6と抵抗R61、R62の直列回路は、出力コンデンサC2の両端に並列接続されている。出力コンデンサC2の電圧がツェナーダイオードZD6のツェナー電圧よりも高くなると、ツェナーダイオードZD6が導通し、抵抗R61,R62を介して電流が流れる。このとき、抵抗R62に生じる電圧によりトランジスタQ61がオンとなる。
出力コンデンサC2には出力コネクタCON2が接続されており、出力コネクタCON2には、図3に示すように、リード線44を介して半導体発光素子4が接続されている。半導体発光素子4は、複数個のLED4a〜4dの直列回路を含んで構成されている。その直列個数をn、順電圧をVfとすると、負荷接続時の出力コネクタCON2の電圧は、概ね、n×Vfにクランプされる。ツェナーダイオードZD6のツェナー電圧は、このn×Vfよりは少し余裕を持って高く設定されている。
仮に、リード線44が外れたり、断線したり、あるいは、複数個のLEDのうちいずれか1つが断線したり、出力コネクタCON2に接触不良が発生すると、出力コネクタCON2の電圧はn×Vfにクランプされなくなる。その状態でスイッチング素子Q1のオンオフ動作が継続すると、出力コンデンサC2の電圧は上昇して行く。やがて、出力コンデンサC2の電圧がツェナーダイオードZD6のツェナー電圧を越えると、抵抗R61、R62を介して電流が流れて、トランジスタQ61がオンとなる。
また、図3のリード線44が線間短絡したり、出力コネクタCON2や出力コンデンサC2、半導体発光素子4の端子間に短絡が生じると、出力コンデンサC2の両端電圧は正常動作時に比べて極端に低下する。この状態は二次短絡検出回路6bにより検出される。
二次短絡検出回路6bは、抵抗R63〜R65とトランジスタQ62よりなる。抵抗R63,R64の直列回路は、出力コンデンサC2の両端に並列接続されている。二次短絡により出力コンデンサC2の両端電圧が正常動作時に比べて極端に低下すると、トランジスタQ62はオフとなる。一方、出力コンデンサC2の両端電圧が正常動作時の適正範囲内であれば、ツェナーダイオードZD6がオフ、トランジスタQ61がオフとなることにより、トランジスタQ62は抵抗R63を介するバイアス電流によりオンとなり、抵抗R65を介してトランジスタQ63のベース電流を引き込む。
したがって、出力コンデンサC2の両端電圧が正常動作時の適正範囲内であれば、トランジスタQ63はオンとなる。トランジスタQ63がオンすると、平滑コンデンサC0から抵抗R66→トランジスタQ63→抵抗R67を介して直流電流が流れるから、抵抗R67の両端電圧が上昇する。この抵抗R67の両端電圧を抵抗R68,R69により分圧し、トランジスタQ64にベース電流を供給することにより、トランジスタQ64がオンとなる。トランジスタQ64がオンのとき、ダイオードD6のアノード電位はグランドレベルに落とされる。ダイオードD6のカソードは、制御用集積回路50の1番ピンの電圧を規定するコンデンサC13の正極に接続されており、その電位はグランドレベルよりも高いので、ダイオードD6は逆バイアスされて、非導通状態となる。
一方、負荷異常時、例えば二次短絡時には、二次短絡検出回路6bのトランジスタQ62がオフすることで、トランジスタQ63はオフとなる。また、無負荷時には無負荷検出回路6aのツェナーダイオードZD6がオン、トランジスタQ61がオンとなることで、トランジスタQ62がオフとなり、トランジスタQ63はオフとなる。ゆえに、無負荷検出時または二次短絡検出時のような負荷異常検出時には、トランジスタQ63はオフとなる。
トランジスタQ63がオフすると、抵抗R67の両端電圧が消失するから、トランジスタQ64のベース電流が無くなり、そのコレクタは開放状態となる。すると、制御用電源電圧Vccを供給している電源コンデンサC3の正極から抵抗R18、ダイオードD6を介して制御用集積回路50の1番ピンの電圧を規定するコンデンサC13の正極に充電電流が流れて、コンデンサC13の電圧が上昇する。つまり、抵抗R18、ダイオードD6の直列回路が抵抗R11,R12の直列回路と並列に接続されることになり、コンデンサC13の電圧が上昇する。
抵抗R18の抵抗値は、抵抗R11,R12の直列回路の抵抗値に比べると数十分の一程度に低く設定されており、試作機では(R11+R12)>R13>R18という関係になっている。したがって、無負荷検出時または二次短絡検出時のような負荷異常検出時には、コンデンサC13の電圧が正常動作時に比べて大幅に上昇することになり、スイッチング素子Q1に流れる電流のピーク値が大幅に低下するので、出力電流を抑制することができ、保護動作が可能となる。
なお、コンデンサC13は、電源投入初期に二次短絡検出回路6bの検出信号による保護動作を実質的に禁止するタイマー回路を構成するように容量を設定されている。つまり、電源投入初期において、出力コンデンサC2の充電電圧が低い期間では、トランジスタQ62、Q63、Q64がオフすることにより、ダイオードD6がオンとなり、抵抗R11,R12の直列回路と並列に抵抗R18が接続されてしまうが、適切な容量のコンデンサC13が接続されていることにより、制御用集積回路50の1番ピンの電圧が電源投入初期に保護動作に入るほど高くなることを防止している。また、定常動作時には、コンデンサC13により1番ピンの電圧が安定する効果もある。
《電源断検出回路2dについて》
最後に、電源断検出回路2dについて説明する。突入電流防止回路2cのダイオードD11,D12は、電源断検出回路2dの整流器としても兼用されている。電源断検出回路2dは、抵抗R51,R52,R53の直列回路と、抵抗R53に並列接続されたコンデンサC53と、コンデンサC53の電圧により順バイアスされるトランジスタQ13よりなる。抵抗R51〜R53の直列回路を、ダイオードD11,D12のカソードと平滑コンデンサC0の負極の間に接続しておく。交流電源が通電されていれば、抵抗R51〜R53の直列回路に電流が流れて、コンデンサC53が充電され、トランジスタQ13がオンとなる。交流電源が遮断されると、抵抗R51〜R53の直列回路を介する電流は直ちに遮断される。すると、コンデンサC53の電荷は抵抗R53を介して放電されて、トランジスタQ13の順バイアスが無くなるから、トランジスタQ13はオフとなる。
なお、コンデンサC53の容量は、電源断の状態が交流電源の数サイクルにわたって継続したときに、トランジスタQ13がオフするように設定されており、交流電源が瞬時停電した場合や、交流電源のゼロクロス付近でトランジスタQ13がオフすることは無い。
一方、抵抗R14〜R17の直列回路を介して平滑コンデンサC0から流れる電流は、交流電源が遮断されても、平滑コンデンサC0の充電電荷が残っている間は遮断されない。本実施形態では、電源断検出回路2dのトランジスタQ13がオフされたときには、抵抗R14〜R16の直列回路と抵抗R17により分圧されたバイアス電圧によりトランジスタQ11をオンさせて、ダイオードD8を介して制御用集積回路50の5番ピン(ZCD)をグランドに短絡するように構成している。これにより、電源断時に光出力がちらつくことを防止している。
(実施形態2)
上述の実施形態1では、降圧チョッパ回路3のスイッチング素子Q1が低電位側に配置されている回路例について説明したが、図4(a)に示すように、降圧チョッパ回路3aのスイッチング素子Q1が高電位側に配置されている場合であっても本発明を適用できることは言うまでもない。
また、図4(b)〜(e)に示すような各種のスイッチング電源回路を本発明の電力変換回路として用いても構わない。図4(b)は昇圧チョッパ回路3b、図4(c)はフライバックコンバータ回路3c、図4(d)は昇降圧チョッパ回路3d、図4(e)はフォワードコンバータ回路3eの例である。いずれの構成においても、スイッチング素子Q1が高周波でオンオフされることにより、入力端子A−B間の入力電圧が電力変換されて、出力端子C−D間に出力電圧が得られる。
(実施形態3)
図5は本発明の実施形態3の回路図である。本実施形態では、降圧チョッパ回路3の前段に力率改善用の昇圧チョッパ回路7を配置し、その昇圧チョッパ回路7の動作により制御用電源電圧Vccを確保している。昇圧チョッパ回路7のスイッチング素子Q3を制御するPFC制御回路8には電源コンデンサC3が接続されている。
電源投入直後の初期状態では、PFC制御回路8には制御電源電圧Vccが供給されていないので、昇圧チョッパ回路7は動作していない。このため、電源コンデンサC3は、全波整流回路DBから出力される脈流電圧により抵抗R35を介して充電され、電源コンデンサC3の電圧が立ち上がる。電源コンデンサC3の電圧がPFC制御回路8の動作可能電圧以上に上昇すると、スイッチング素子Q3のオンオフ動作が開始される。
スイッチング素子Q3がオンすると、全波整流回路DBの正出力端子→インダクタL2→スイッチング素子Q3→電流検出抵抗R3→全波整流回路DBの負出力端子の経路で電流が流れて、インダクタL2にエネルギーが蓄積される。スイッチング素子Q3に流れる電流はPFC制御回路8により電流検出抵抗R3の電圧値として監視されており、所定のピーク値に達すると、スイッチング素子Q3はオフされる。
スイッチング素子Q3がオフすると、インダクタL2の蓄積エネルギーによる逆起電力が全波整流回路DBから出力される脈流電圧に重畳されて、全波整流回路DBの正出力端子→インダクタL2→ダイオードD2→コンデンサC0→全波整流回路DBの負出力端子の経路で電流が流れて、インダクタL2のエネルギーが放出される。PFC制御回路8はインダクタL2の2次巻線電圧を監視しており、2次巻線電圧が消失すると、インダクタL2のエネルギー放出が完了したものとして、スイッチング素子Q3を再度オンさせる。
これにより、インダクタL2の2次巻線には高周波の三角波電流が流れるから、その2次巻線出力によりダイオードD3を介して電源コンデンサC3が充電される。コンデンサC3の電圧はツェナーダイオードZD1により規制され、制御電源電圧VccとしてPFC制御回路8に供給される。昇圧チョッパ回路7の動作により、平滑コンデンサC0の電圧は昇圧された電圧(例えば、300V〜400V)となる。
昇圧チョッパ回路7のスイッチング素子Q3を制御するPFC制御回路8は、全波整流回路DBから出力される脈流電圧を検出し、スイッチング素子Q3に流れるチョッパ電流のピーク値の包絡線が脈流電圧波形と略比例するように制御している。そのために、スイッチング素子Q3のソース電流を抵抗R3により電圧変換して検出し、その検出電圧が脈流電圧と略比例する目標値に達すると、スイッチング素子Q3をオフするように制御している。また、平滑コンデンサC0の充電電圧を検出し、平滑コンデンサC0の充電電圧が低い場合には、スイッチング素子Q3のオン時間幅を長くするべく、前記目標値を高く設定し、逆に、平滑コンデンサC0の充電電圧が高い場合には、スイッチング素子Q3のオン時間幅を短くするべく、前記目標値を低く設定する。また、インダクタL2の2次巻線電圧の有無によりインダクタL2に流れる回生電流の消失(ゼロクロス)を検出し、回生電流が無くなった時点でスイッチング素子Q3を再度オンするように制御している。このようなPFC制御回路8は汎用の集積回路(例えば、STマイクロエレクトロニクス社製のL6562など)に外付け抵抗等を付加することで安価に構成することができる。
次に、降圧チョッパ回路3について説明する。コンデンサC3の充電電圧が制御回路5の動作可能電圧以上になると、制御回路5が発振動作を開始し、スイッチング素子Q1のゲート電極に高周波のオンオフ信号を出力する。これにより降圧チョッパ回路3が動作を開始する。降圧チョッパ回路3は平滑コンデンサC0の直流電圧を降圧して、半導体発光素子4に直流電流を供給する。スイッチング素子Q1のオンオフ動作は、回生電流が流れている途中でスイッチング素子Q1がオンする連続モードであっても良いし、回生電流の休止期間を経てスイッチング素子Q1がオンする不連続モードであっても良いし、実施形態1と同様の臨界モード(回生電流のゼロクロスを検出してスイッチング素子Q1がオンするモード)であっても良い。
制御回路5には、ダイオードD9を介して低周波のPWM信号が入力されている。PWM信号がHighレベルの期間では、制御回路5の発振動作は停止し、スイッチング素子Q1はオフ状態に維持される。PWM信号がLowレベルの期間では、制御回路5の発振動作が開始され、スイッチング素子Q1はオンオフされる。
PWM信号がHighレベルの期間が長くなると、スイッチング素子Q1がオフ状態に維持される期間も長くなり、コンデンサC0の電荷消費量は減少する。すると、コンデンサC0の電圧を一定に維持するべく、昇圧チョッパ回路7のスイッチング電流は減少し、ダイオードD3を介してコンデンサC3に帰還される電流も減少する。このため、コンデンサC3の充電電圧が低下する場合がある。
そこで、本実施形態では、PWM信号がHighレベルの期間では、抵抗R39を介してトランジスタQ15をオンとし、抵抗R38を介してトランジスタQ16にベース電流を流して、トランジスタQ16をオン状態とする。すると、抵抗R36、トランジスタQ16、抵抗R37を介してコンデンサC0からコンデンサC3に充電電流が流れるから、コンデンサC3の充電電圧が不足することを防止できる。また、コンデンサC0の電荷が消費されるから、その電荷消費を補うべく、昇圧チョッパ回路7のスイッチング電流が増加することにより、ダイオードD3を介してコンデンサC3に帰還される電流も増加する。これにより、コンデンサC3の充電電圧が不足することを防止できる。
なお、全点灯時のように、PWM信号が常にLowレベルとなる場合には、トランジスタQ15、Q16は常にオフ状態に維持されるので、余分な電力消費が生じることはなく、全点灯時の発熱を抑制できる。
上述の各実施形態では、低周波のPWM信号のパルス幅に応じてチョッパ回路等のスイッチング電源回路の高周波オンオフ動作を間欠的に休止させることにより半導体発光素子4の光出力を調整するPWM調光制御について説明したが、調光制御方式はこれに限定されるものではない。例えば、チョッパ回路等のスイッチング電源回路の高周波電流のピーク値を調整することにより半導体発光素子4の光出力を調整する振幅調光制御を用いている場合においても、調光レベルが低くなると、スイッチング電源回路から電源コンデンサC3への帰還電流は減少するから、調光レベルが低くなるにつれて、商用電源の整流出力から電源コンデンサC3への充電電流を増加させるように制御しても構わない。その際、充電抵抗の抵抗値は調光レベルに応じて連続的に可変制御しても構わない。
(実施形態4)
図6は本発明のLED点灯装置を用いた電源別置型LED照明器具の概略構成を示している。この電源別置型LED照明器具では、LEDモジュール40の筐体42とは別のケースに電源ユニットとしての調光点灯装置1を内蔵している。こうすることによってLEDモジュール40は薄型化することが可能となり、別置型の電源ユニットとしての調光点灯装置1は場所によらず設置可能となる。
器具筐体42は、下端開放された金属製の円筒体よりなり、下端開放部は光拡散板43で覆われている。この光拡散板43に対向するように、LEDモジュール40が配置されている。41はLED実装基板であり、LEDモジュール40のLED4a〜4dを実装している。器具筐体42は天井100に埋め込まれており、天井裏に配置された電源ユニットとしての調光点灯装置1からリード線44とコネクタ45を介して配線されている。
電源ユニットとしての調光点灯装置1の内部には、図3に示すような回路が収納されている。LED4a〜4dの直列回路(LEDモジュール40)が上述の半導体発光素子4に対応している。
本実施形態では、電源ユニットとしての調光点灯装置1がLEDモジュール40とは別の筐体に収納される電源別置型LED照明器具を例示したが、LEDモジュール40と同じ筐体に電源ユニットを収納した電源一体型LED照明器具に本発明の点灯装置を用いても構わない。
また、本発明の点灯装置は、照明器具に限らず、各種の光源、例えば、液晶ディスプレイのバックライトや、複写機、スキャナ、プロジェクタなどの光源として利用しても構わない。
上述の各実施形態の説明では、半導体発光素子4として発光ダイオードを例示したが、これに限定されるものではなく、例えば、有機EL素子や半導体レーザー素子などであっても良い。
DB 全波整流回路(整流回路)
PC2 フォトカプラ(抵抗制御部、充電抵抗)
Q1 スイッチング素子
3 降圧チョッパ回路(電力変換回路)
4 半導体発光素子
5 制御回路
C3 電源コンデンサ
R31〜R34 充電抵抗

Claims (5)

  1. 交流電源を整流する整流回路と、
    前記整流回路の出力電圧を高周波でオンオフされるスイッチング素子により電力変換して半導体発光素子に直流電流を供給する電力変換回路と、
    前記半導体発光素子に流れる電流を調光信号に応じて調整するように前記スイッチング素子のオンオフ動作を制御する制御回路と、
    前記スイッチング素子のオンオフ動作により前記電力変換回路から帰還される電流、及び前記整流回路の出力により充電されて前記制御回路に電源供給する電源コンデンサと、
    前記整流回路前記電源コンデンサとの間に電気的に接続される充電抵抗と
    前記調光信号の調光レベルに応じて前記充電抵抗の抵抗値を変化させる抵抗制御部とを備え、
    前記抵抗制御部は、前記調光レベルが調光下限に近付くにつれて前記充電抵抗の抵抗値を小さくするように変化させ、
    前記抵抗制御部は、前記調光信号による調光下限付近でも前記電源コンデンサの充電電圧が前記制御回路の動作可能電圧以上となるように前記充電抵抗の抵抗値を調整することを特徴とする半導体発光素子の点灯装置。
  2. 交流電源を整流する整流回路と、
    前記整流回路の出力を昇圧して直流電圧を生成する昇圧チョッパ回路と、
    前記昇圧チョッパ回路の出力電圧を高周波でオンオフされるスイッチング素子により電力変換して半導体発光素子に直流電流を供給する電力変換回路と、
    前記半導体発光素子に流れる電流を調光信号に応じて調整するように前記スイッチング素子のオンオフ動作を制御する制御回路と、
    前記整流回路の出力、及び前記昇圧チョッパ回路の動作により前記昇圧チョッパ回路から帰還される電流により充電されて前記制御回路に電源供給する電源コンデンサと、
    記昇圧チョッパ回路前記電源コンデンサとの間に電気的に接続される充電抵抗と
    前記調光信号の調光レベルに応じて前記充電抵抗の抵抗値を変化させる抵抗制御部とを備え、
    前記抵抗制御部は、前記調光レベルが調光下限に近付くにつれて前記充電抵抗の抵抗値を小さくするように変化させ、
    前記抵抗制御部は、前記調光信号による調光下限付近でも前記電源コンデンサの充電電圧が前記制御回路の動作可能電圧以上となるように前記充電抵抗の抵抗値を調整することを特徴とする半導体発光素子の点灯装置。
  3. 前記調光信号は、前記スイッチング素子のオンオフ周波数に比べて十分に低い周波数の矩形波信号であり、前記充電抵抗の抵抗値は、前記矩形波信号のパルス幅に応じて調光下限付近では低く調整されることを特徴とする請求項1または2記載の半導体発光素子の点灯装置。
  4. 前記制御回路は、前記矩形波信号のパルス幅に応じて、前記スイッチング素子のオンオフ動作を間欠的に休止させることを特徴とする請求項3記載の半導体発光素子の点灯装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の半導体発光素子の点灯装置と、この点灯装置から電流を供給される半導体発光素子を具備する照明器具。
JP2010207582A 2010-09-16 2010-09-16 半導体発光素子の点灯装置およびそれを用いた照明器具 Active JP5699272B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010207582A JP5699272B2 (ja) 2010-09-16 2010-09-16 半導体発光素子の点灯装置およびそれを用いた照明器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010207582A JP5699272B2 (ja) 2010-09-16 2010-09-16 半導体発光素子の点灯装置およびそれを用いた照明器具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012064430A JP2012064430A (ja) 2012-03-29
JP5699272B2 true JP5699272B2 (ja) 2015-04-08

Family

ID=46059939

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010207582A Active JP5699272B2 (ja) 2010-09-16 2010-09-16 半導体発光素子の点灯装置およびそれを用いた照明器具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5699272B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5954653B2 (ja) * 2012-05-10 2016-07-20 パナソニックIpマネジメント株式会社 調光信号変換装置及びそれを用いた照明システム
JP5942320B2 (ja) 2012-07-30 2016-06-29 パナソニックIpマネジメント株式会社 電源装置
JP6116153B2 (ja) * 2012-08-01 2017-04-19 株式会社アイ・ライティング・システム 照明用led電源装置
JP5923751B2 (ja) 2012-08-03 2016-05-25 パナソニックIpマネジメント株式会社 Led点灯装置
JP6103478B2 (ja) * 2013-03-22 2017-03-29 東芝ライテック株式会社 電源回路及び照明装置
JP6482182B2 (ja) * 2014-04-25 2019-03-13 新電元工業株式会社 制御回路およびスイッチング電源
JP6928878B2 (ja) * 2018-01-30 2021-09-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 点灯装置
CN108321772A (zh) * 2018-03-05 2018-07-24 广东顺德奥为德科技有限公司 用于逆变电源的直流高压电解电容防爆电路及其控制方法
WO2023092313A1 (en) * 2021-11-24 2023-06-01 Aes Global Holdings Pte Ltd. Power supply full-brick module with internal inrush current limit circuit
CN114466481B (zh) * 2021-12-31 2024-03-29 珠海雷特科技股份有限公司 一种检测led恒压驱动电源空载的电路及方法、led驱动器

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH069586Y2 (ja) * 1988-02-08 1994-03-09 ティーディーケイ株式会社 スイッチング電源
JPH0522931A (ja) * 1991-07-12 1993-01-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd スイツチング電源装置
JP4944562B2 (ja) * 2006-10-18 2012-06-06 パナソニック株式会社 スイッチング電源装置
JP5342270B2 (ja) * 2009-02-23 2013-11-13 パナソニック株式会社 Led調光点灯装置及びそれを用いたled照明器具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012064430A (ja) 2012-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5699272B2 (ja) 半導体発光素子の点灯装置およびそれを用いた照明器具
EP2410821B1 (en) Lighting device of semiconductor light-emitting element and illumination fixture using the same
US9433055B2 (en) Lighting device and illumination apparatus including same
JP5884050B2 (ja) 点灯装置およびそれを備えた照明器具
JP4944562B2 (ja) スイッチング電源装置
JP5884049B2 (ja) 点灯装置およびそれを備えた照明器具
US9030113B2 (en) Semiconductor light emitting element drive device and lighting fixture with the same
US8729827B2 (en) Semiconductor light emitting element drive device and lighting fixture with the same
EP2603056B1 (en) Lighting apparatus and illuminating fixture with the same
US8653755B2 (en) Lighting apparatus and illuminating fixture with the same
JP5645257B2 (ja) 半導体発光素子の点灯装置およびそれを用いた照明器具
JP4748026B2 (ja) 位相制御可能な直流定電流電源装置
EP2445315B1 (en) Dimming device and lighting apparatus using same
JP5658497B2 (ja) 半導体発光素子の点灯装置およびそれを用いた照明器具
JP4748025B2 (ja) 位相制御型電源装置
JP5210419B2 (ja) スイッチング電源装置及びそれを用いた照明器具
JP5645254B2 (ja) 半導体発光素子の点灯装置およびそれを用いた照明器具
JP5603719B2 (ja) 半導体発光素子の点灯装置およびそれを用いた照明器具
JP5768226B2 (ja) 半導体発光素子の点灯装置およびそれを用いた照明器具
JP2008104275A (ja) 無負荷時発振停止機能付きの定電流制御型dc−dcコンバータ回路
JP5834238B2 (ja) 点灯装置及びそれを用いた照明器具
JP5486436B2 (ja) 半導体発光素子の点灯装置およびそれを用いた照明器具

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120118

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130801

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140327

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140422

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140623

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20141007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141226

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5699272

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151