JP6778899B2 - 点灯装置及び照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、点灯装置及び照明器具に関し、より詳細には、固体光源を点灯する点灯装置、及び当該点灯装置を備えた照明器具に関する。
従来、固体光源である発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)を点灯し、かつ、調光することが可能な点灯装置が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1記載の点灯装置(電源装置)は、いわゆる絶縁型のフライバックコンバータを備え、フライバックコンバータから発光ダイオードに供給する電流を基準値に一致させるように構成されている。また、特許文献1記載の点灯装置(以下、従来例という)は、調光信号に応じて基準値を変更することにより、発光ダイオードの光量(光束)を調整(調光)可能としている。さらに、従来例は、発光ダイオードを消灯状態から点灯状態に切り替える際の時間を短縮するため、発光ダイオードの消灯時にもフライバックコンバータを動作させ続けている。ただし、従来例は、発光ダイオードの消灯時には、フライバックコンバータの出力電圧を発光ダイオードの点灯開始電圧より低い一定電圧に制御することで発光ダイオードを消灯している。
特開2009−189184号公報
ところで、上記従来例のような点灯装置においては、固体光源(発光ダイオード)の光量を調整(調光)する際、目標とする光量と実際の光量との差を少なくすることが望まれているが、従来例の構成では十分とは言えなかった。
本発明の目的は、固体光源を調光する際に目標とする光量と実際の光量との差を少なくすることができる点灯装置及び照明器具を提供することである。
本発明の一態様に係る点灯装置は、入力電圧を昇圧又は降圧し、固体光源に負荷電流を供給するバックブーストコンバータと、前記負荷電流を定電流化する定電流回路とを備える。また、前記点灯装置は、前記バックブーストコンバータを制御する第1制御回路と、前記負荷電流の大きさを目標値に一致させるように前記定電流回路を制御する第2制御回路とを備える。前記第2制御回路と前記定電流回路は、共通のグラウンドを有する。
本発明の一態様に係る照明器具は、前記点灯装置と、前記点灯装置によって点灯させられる固体光源と、前記点灯装置及び前記固体光源を支持する器具本体とを有する。
本発明の点灯装置及び照明器具は、固体光源を調光する際に目標とする光量と実際の光量との差を少なくすることができるという効果がある。
図1は、本発明の一実施形態に係る点灯装置の回路図である。 図2は、同上の点灯装置と、同上の点灯装置と組み合わされる照明器具の断面図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る照明器具の断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る点灯装置1及び照明器具6について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施形態で説明する構成は本発明の一例にすぎない。本発明は、以下の実施形態に限定されず、本発明の効果を奏することができれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
点灯装置1は、交流電源4から供給される交流電力を直流電力に変換し、変換した直流電力を供給することで固体光源(発光ダイオード3)を点灯させる。ただし、点灯装置1が点灯させる固体光源は発光ダイオードに限定されず、例えば、有機エレクトロルミネッセンス素子、あるいは半導体レーザなどの発光ダイオード以外の固体光源でも構わない。
点灯装置1は、図1に示すように、バックブーストコンバータ10と、定電流回路11と、第1制御回路12と、第2制御回路13とを備えている。さらに、点灯装置1は、第1制御電源回路14と、第2制御電源回路15と、検出回路16と、信号入力回路17と、整流回路18と、フォトカプラ19とを備えることが好ましい。
整流回路18は、ダイオードブリッジで構成されている。整流回路18の交流入力端に交流電源4が電気的に接続されている。整流回路18は、交流入力端に入力される交流電圧を全波整流し、整流後の脈流電圧(入力電圧V1)を脈流出力端から出力する。
バックブーストコンバータ10は、昇降圧チョッパとも呼ばれる電力変換回路であって、整流回路18の脈流出力端間から出力される入力電圧V1を昇圧又は降圧して所望の電圧(出力電圧V2)に変換するように構成されている。バックブーストコンバータ10は、スイッチング素子Q1、インダクタL1、ダイオードD1、平滑コンデンサC1を有している。スイッチング素子Q1は、例えば、エンハンスメント形のnチャンネルMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field Effect Transistor)である。スイッチング素子Q1のドレインが整流回路18の高電位側の脈流出力端と電気的に接続されている。スイッチング素子Q1のソースがインダクタL1の第1端(巻き終わり端)及びダイオードD1のカソードと電気的に接続されている。インダクタL1の第2端(巻き始め端)が整流回路18の低電位側の脈流出力端及び平滑コンデンサC1の高電位側の端子と電気的に接続されている。ダイオードD1のアノードが平滑コンデンサC1の低電位側の端子と電気的に接続されている。平滑コンデンサC1の高電位側の端子が整流回路18の低電位側の脈流出力端及び発光ダイオード3のアノードと電気的に接続されている。なお、ダイオードD1のカソードがグラウンド(メイングラウンド)GNDに電気的に接続されている。バックブーストコンバータ10のスイッチング素子Q1は、第1制御回路12によってオン・オフされる。スイッチング素子Q1がオンすると、スイッチング素子Q1を通してインダクタL1に第1端から第2端に向かう向きの電流が流れる。このとき、インダクタL1には、第2端に対して第1端を高電位とする向き(第1の向き)の起電力が発生するが、ダイオードD1に阻止されて平滑コンデンサC1に電流が流れない。スイッチング素子Q1がオフすると、インダクタL1には、第1の向きと逆向き(第2の向き)の起電力が発生する。つまり、インダクタL1は、スイッチング素子Q1がオンしている間に蓄積した電磁エネルギをスイッチング素子Q1がオフしている間に放出することによって、第1端から第2端に向かう向きの電流を流す。この電流(負荷電流I1)は、平滑コンデンサC1で平滑されて発光ダイオード3に供給されて発光ダイオード3を点灯させる。
第1制御回路12は、例えば、コンバータ用のドライバIC(Integrated Circuit)で構成される。第1制御回路12は、少なくとも5つの端子121〜125を有している。第1端子121は、電源入力用の端子であって、第1制御電源回路14から第1制御電源電圧Vcc1が入力される。第2端子122は、グラウンド用の端子であって、バックブーストコンバータ10と共通のグラウンドGNDに電気的に接続される。第3端子123は、スイッチング素子Q1のゲートに駆動信号を出力する端子である。第4端子124は、ダイオードD2のカソードと電気的に接続されている。ダイオードD2のアノードは発光ダイオード3のカソードと電気的に接続され、かつ、コンデンサC5を介して信号用接地SGNDと電気的に接続されている。すなわち、第4端子124は、スイッチング素子Q1と発光ダイオード3のカソードの接続点の電位とグラウンドGNDとの電位差に比例した電圧Vkが入力される。ただし、第4端子124は、コンデンサC3を介して第2端子122と電気的に接続されている。このコンデンサC3は、第4端子124の入力電圧を平滑している。例えば、第1制御回路12は、第4端子124の入力電圧(電圧Vkに比例した電圧)を目標値に一致させるように駆動信号のデューティ比を調整し、スイッチング素子Q1をPWM(Pulse Width Modulation)制御する。第5端子125は、第1制御回路12を待機状態にするための信号(待機指示信号と呼ぶ)が第2制御回路13から入力される入力端子である。待機状態とは、第1制御回路12が第3端子123から出力する駆動信号のデューティ比を0[%]にすることでスイッチング素子Q1を駆動しない状態(オフ状態に維持する状態)である。第5端子125及び第2端子122にフォトカプラ19の一対の出力端子(フォトカプラ19が有するフォトトランジスタ191のコレクタとエミッタ)が電気的に接続されている。ただし、フォトカプラ19の出力端子間にコンデンサC4が電気的に接続されている。第1制御回路12は、第5端子125に待機指示信号が入力されている場合に待機状態となり、スイッチング素子Q1を駆動しない。スイッチング素子Q1が駆動されなければ、平滑コンデンサC1の充電電荷が放電されるにつれてバックブーストコンバータ10の出力電圧V2が低下する。
第1制御電源回路14は、スイッチング素子Q1がオフしているときにインダクタL1に磁気結合されている補助巻線L2に発生する起電力から第1制御電源電圧Vcc1を生成するように構成されている。なお、第1制御電源回路14は、バックブーストコンバータ10のグラウンド(インダクタL1の第1端と電気的に接続されているグラウンド)GNDを基準電位として第1制御電源電圧Vcc1及びフィードバック電圧Vfbを生成している。第1制御回路12は、第1制御電源回路14から第1制御電源電圧Vcc1が供給されて動作する。
定電流回路11は、負荷電流I1が流れる電流経路に設けられたトランジスタ110と、負荷電流I1の大きさを検出し、検出した負荷電流I1の大きさを目標値に一致させるようにトランジスタ110を駆動する駆動回路111とを有している。トランジスタ110は、例えば、エンハンスメント形のnチャンネルMOSFETである。トランジスタ110のドレインが発光ダイオード3のカソードと電気的に接続されている。駆動回路111は、オペアンプ112と、抵抗R1、R2、R3と、コンデンサC2とを有している。オペアンプ112の出力端子がトランジスタ110のゲートに電気的に接続されている。トランジスタ110のソースが抵抗R1の第1端及びオペアンプ112のマイナス入力端子と電気的に接続されている。オペアンプ112のプラス入力端子は、抵抗R2の第2端と抵抗R3の第1端とコンデンサC2の第1端に電気的に接続されている。抵抗R2の第1端がオペアンプ112の出力端子と電気的に接続されている。抵抗R3の第2端が平滑コンデンサC1の低電位側の端子及びダイオードD1のアノードと電気的に接続されている。なお、オペアンプ112のマイナスの電源端子は、抵抗R1の第2端及び抵抗R3の第2端とともに信号用接地(シグナルグラウンド:Signal Ground)SGNDに電気的に接続されている。オペアンプ112は、マイナス入力端子に入力される抵抗R1の両端電圧(負荷電流I1に比例した検出電圧Vy)と、プラス入力端子に入力されるコンデンサC2の両端電圧との差電圧を増幅して出力端子から出力する。つまり、オペアンプ112は、検出電圧VyがコンデンサC2の両端電圧よりも低ければ、出力電圧を増大させてトランジスタ110のドレイン電流(負荷電流I1)を増やすように動作する。また、オペアンプ112は、検出電圧VyがコンデンサC2の両端電圧よりも高ければ、出力電圧を減少させてトランジスタ110のドレイン電流(負荷電流I1)を減らすように動作する。
検出回路16は、バックブーストコンバータ10の出力電圧V2を検出し、出力電圧V2に比例した検出電圧Vxを出力するように構成されている。
第2制御電源回路15は、例えば、一般に3端子レギュレータと呼ばれるシリーズレギュレータを有している。第2制御電源回路15は、バックブーストコンバータ10の出力電圧V2から、信号用接地SGNDを基準電位とし、かつ出力電圧V2よりも低い第2制御電源電圧Vcc2を生成するように構成されている。なお、第2制御電源電圧Vcc2は、定電流回路11のオペアンプ112のプラスの電源端子と、第2制御回路13の電源端子(後述する第5端子135)とに供給される。
信号入力回路17は、点灯装置1の外から入力される制御信号の信号形態を変更するように構成されている。例えば、信号入力回路17は、調光信号の信号形態をPWM信号から直流電圧信号に変更するように構成されることが好ましい。具体的には、信号入力回路17は、積分回路を有し、PWM信号を積分回路で積分することによってPWM信号を直流電圧信号に変更するように構成されることが好ましい。ここで、信号入力回路17に入力される制御信号(調光信号)は、発光ダイオード3の光量(調光レベル)を指示する信号である。ここで、調光レベルは、発光ダイオード3に定格入力電流(負荷電流I1の定格値)が流れて発光ダイオード3が定格点灯するときの調光レベルを100[%]とし、負荷電流I1の定格値に対する割合を示している。ただし、調光レベルが0[%]の調光信号は、発光ダイオード3の消灯を指示する消灯指示信号に相当する。
第2制御回路13は、例えば、マイクロコントローラで構成されている。第2制御回路13は、少なくとも6つの端子131〜136を有している。第1端子131は、信号入力回路17から制御信号(例えば、直流電圧信号からなる調光信号)が入力される入力端子である。第2端子132は、駆動信号の出力端子であり、駆動回路111のオペアンプ112のプラス入力端子と電気的に接続されている。駆動信号は、例えば、制御信号(調光信号)で指示される調光レベルが高くなるほどデューティ比が大きくなるPWM信号である。第3端子133はグラウンド用の端子であって、定電流回路11と共通のグラウンドGND(信号用接地SGND)に電気的に接続される。第4端子134は、検出回路16の検出電圧Vxが入力される入力端子である。第5端子135は、電源入力用の端子であって、第2制御電源回路15から第2制御電源電圧Vcc2が入力される。第6端子136は、フォトカプラ19を介して、第1制御回路12に待機指示信号を出力するための出力端子である。第6端子136からハイレベルの待機指示信号が出力されると、スイッチ素子Q2がオンすることでフォトカプラ19の発光ダイオード190が発光し、第1制御回路12の第5端子125が基準電位に等しくなることで待機指示信号が第5端子125に入力される。スイッチ素子Q2はNPN型のバイポーラトランジスタである。スイッチ素子Q2のコレクタが発光ダイオード190のカソードと電気的に接続され、スイッチ素子Q2のエミッタが第3端子133と電気的に接続され、スイッチ素子Q2のベースが入力抵抗を介して第6端子136と電気的に接続されている。なお、発光ダイオード190のアノードは抵抗を介して第2制御電源回路15の出力端と電気的に接続されている。
第2制御回路13は、第1端子131に入力される調光信号の調光レベルが100[%]から下限値(例えば、5[%])までの範囲であれば、調光レベルに対応したデューティ比を有するPWM信号(駆動信号)を第2端子132から出力する。定電流回路11の駆動回路111は、負荷電流I1の検出電圧(抵抗R1の両端電圧)と、駆動信号(のデューティ比に対応した電圧)との差を小さくするようにトランジスタ110を駆動することで負荷電流I1を目標値に一致させる。
ところで、第2制御回路のグラウンドと定電流回路のグラウンドとが共通でない場合、第2制御回路は、フォトカプラのように電気的に絶縁された信号伝達手段を介して定電流回路に駆動信号を出力しなければならない。しかしながら、フォトカプラは、一般に出力をオン・オフするスイッチとして使用されており、入力電流に応じて出力電流を増減することで負荷電流を制御する場合、入力電流に対する出力電流の変動が大きい。その結果、調光信号で指示された調光レベル(光量)と、実際に発光ダイオード3から放射される光量との差が大きくなってしまう。
これに対して本実施形態の点灯装置1において、第2制御回路13と定電流回路11が共通のグラウンド(信号用接地SGND)を有している。そのため、第2制御回路13は、フォトカプラを介さずに定電流回路11の駆動回路111に直接駆動信号を出力することができる。したがって、点灯装置1は、第2制御回路のグラウンドと定電流回路のグラウンドとが共通でない場合と比較して、発光ダイオード3を調光する際に目標とする光量と実際の光量との差を少なくすることができる。
また、第2制御回路13は、第1端子131に入力される調光信号の調光レベルが0[%]になると、定電流回路11により負荷電流I1をゼロとし、発光ダイオード3を消灯させる。さらに、第2制御回路13は、第6端子136から第1制御回路12の第5端子125に対して待機指示信号を出力する。第1制御回路12は、第5端子125に待機指示信号が入力されると、駆動信号を出力しないことでスイッチング素子Q1をオフ状態とする。スイッチング素子Q1がオフ状態になると、平滑コンデンサC1の充電電荷が放電されるに連れてバックブーストコンバータ10の出力電圧V2が低下する。出力電圧V2が低下すると検出回路16の検出電圧Vxも低下する。第2制御回路13は、検出電圧Vxがしきい値を下回ると待機指示信号の出力を停止する。第1制御回路12は、第5端子125に待機指示信号が入力されなくなれば、駆動信号の出力を再開する。駆動信号の出力が再開されると、バックブーストコンバータ10の出力電圧V2が上昇する。そして、第2制御回路13は、出力電圧V2が上昇することで検出電圧Vxがしきい値を超えると待機指示信号を出力する。つまり、第1制御回路12は、第2制御回路13から第5端子125に入力される待機指示信号に応じてバックブーストコンバータ10を間欠的に動作させることにより、出力電圧V2を発光ダイオード3の点灯開始電圧よりも低い電圧に一致させる。ここで、待機状態における出力電圧V2の目標値は、発光ダイオード3の点灯開始電圧よりも低く、かつ、第2制御電源回路15が第2制御電源電圧Vcc2を生成可能な入力電圧よりも高い値に設定されることが好ましい。待機状態における出力電圧V2の目標値が上述のような値に設定されれば、発光ダイオード3の消灯中においても第2制御回路13を動作させ続け、調光信号に対する第2制御回路13の応答速度の低下を抑えることができる。
ここで、第1制御回路12は、第5端子125に待機指示信号が入力されている場合、バックブーストコンバータ10を間欠的に動作させることが好ましい。ただし、第1制御回路12は、出力電圧V2を、第2制御電源回路15が第2制御電源電圧Vcc2を生成可能な入力電圧よりも高い電圧に維持することができる周期でバックブーストコンバータ10を間欠的に動作させることが好ましい。このように第1制御回路12がバックブーストコンバータ10を間欠的に動作させれば、バックブーストコンバータ10を連続して動作させる場合と比較して、発光ダイオード3の消灯中における点灯装置1の消費電力の削減を図ることができる。
ところで、点灯装置1が備える各回路は、金属製のケース20に収容されることが好ましい(図2参照)。また、点灯装置1は、ケース20から引き出された電線21を介して照明器具5と電気的に接続されている。照明器具5は、天井仕上げ材8に埋込配設されるダウンライトであって、発光ダイオード3を内蔵した器具本体50を備えている。
器具本体50は、アルミダイカストなどの金属材料により下面が開口した有底円筒形状に形成されている。器具本体50の内底面に発光ダイオード3を実装した基板52が取り付けられている。器具本体50の下面の開口が円板状のカバー51で閉塞される。なお、カバー51は、ガラスやポリカーボネートなどの透光性材料で形成される。
次に、図3を参照して、本実施形態の照明器具6を説明する。照明器具6は、天井仕上げ材8に埋込配設されるダウンライトであって、発光ダイオード3と点灯装置1を器具本体60内に収容する。
器具本体60は、アルミダイカストなどの金属材料により下面が開口した有底円筒形状に形成されている。また、器具本体60の内部空間が、円板状の仕切板61によって上下に分割されることが好ましい。さらに、器具本体60の下面の開口は、ガラスやポリカーボネートなどの透光性材料で形成される円板状のカバー62で閉塞されることが好ましい。
発光ダイオード3は、仕切板61の下面側に配設されることが好ましい。また、点灯装置1は、器具本体60内の仕切板61よりも上方の空間に収容され、電源ケーブル63によって発光ダイオード3と電気的に接続されることが好ましい。
なお、点灯装置1の外から信号入力回路17に入力される制御信号は調光信号に限定されない。例えば、制御信号は、器具本体50、60に設けられて照明空間における人の存在を検知するセンサ(人感センサ)から出力される人検知信号でもよい。点灯装置1は、人検知信号が入力されていないときは発光ダイオード3を消灯するか、あるいは低い調光レベルで点灯させ、人検知信号が入力されると発光ダイオード3を点灯(例えば、100[%]の調光レベルで点灯)させることが好ましい。あるいは、制御信号は、器具本体50、60に設けられて照明空間の明るさ(照度)を検知するセンサ(照度センサ)から出力される照度検知信号でもよい。点灯装置1の第2制御回路13は、照度検知信号が示す照度を照度目標値に一致させるように定電流回路11を制御することが好ましい。
上述のように点灯装置1は、入力電圧V1を昇圧又は降圧し、固体光源(発光ダイオード3)に負荷電流I1を供給するバックブーストコンバータ10と、負荷電流I1を定電流化する定電流回路11とを備える。また、点灯装置1は、バックブーストコンバータ10を制御する第1制御回路12と、負荷電流I1の大きさを目標値に一致させるように定電流回路11を制御する第2制御回路13とを備える。第2制御回路13と定電流回路11は、共通のグラウンド(信号用接地SGND)を有する。
点灯装置1は、第2制御回路13と定電流回路11との間を電気的に絶縁する必要が無いので、第2制御回路のグラウンドと定電流回路のグラウンドとが共通でない場合と比較して、発光ダイオード3を調光する際に目標とする光量と実際の光量との差を少なくすることができる。
また、点灯装置1において、定電流回路11は、負荷電流I1が流れる電流経路に設けられたトランジスタ110を有することが好ましい。また、定電流回路11は、負荷電流I1の大きさを検出し、検出した負荷電流I1の大きさを目標値に一致させるようにトランジスタ110を駆動する駆動回路111を有することが好ましい。第2制御回路13は、駆動回路111に対して目標値に対応した駆動信号を出力することが好ましい。駆動回路111は、負荷電流I1の大きさに比例しかつグラウンドとの電位差を示す検出電圧Vyと、駆動信号との差を小さくするようにトランジスタ110を駆動することが好ましい。
点灯装置1が上述のように構成されれば、トランジスタ110の増幅作用を利用して負荷電流I1を調整しているので、スイッチング電源回路を利用して負荷電流I1を調整する場合と比較して、回路構成の簡素化を図ることができる。
点灯装置1において、第2制御回路13は、発光ダイオード3が消灯している場合、負荷電流I1を流さないように定電流回路11を制御することが好ましい。第1制御回路12は、発光ダイオード3が消灯している場合、発光ダイオード3に印加される電圧が発光ダイオード3の点灯開始電圧よりも低くなるようにバックブーストコンバータ10を制御することが好ましい。
点灯装置1が上述のように構成されれば、発光ダイオード3の消灯中においても第2制御回路13を動作させ続けることにより、第2制御回路13の応答速度の低下を抑えることができる。
点灯装置1において、第1制御回路12は、発光ダイオード3が消灯している場合、バックブーストコンバータ10を間欠的に動作させることが好ましい。
点灯装置1が上述のように構成されれば、バックブーストコンバータ10を連続して動作させる場合と比較して、発光ダイオード3の消灯中における点灯装置1の消費電力の削減を図ることができる。
点灯装置1は、バックブーストコンバータ10、定電流回路11、第1制御回路12及び第2制御回路13を収容するケース20と、ケース20から引き出されて負荷電流I1の供給路となる電線21とを有することが好ましい。
点灯装置1が上述のように構成されれば、照明器具5と別体のケース20にバックブーストコンバータ10などが収容されるので、照明器具5から離れて設置されることで発光ダイオード3から放射される熱の影響を受け難くなる。
照明器具6は、点灯装置1と、点灯装置1によって点灯させられる発光ダイオード3と、点灯装置1及び発光ダイオード3を支持する器具本体60とを有する。
照明器具6は上述のように構成されるので、発光ダイオード3を調光する際に目標とする光量と実際の光量との差を少なくすることができる。
1 点灯装置
3 発光ダイオード(固体光源)
6 照明器具
10 バックブーストコンバータ
11 定電流回路
12 第1制御回路
13 第2制御回路
20 ケース
21 電線
60 器具本体
110 トランジスタ
111 駆動回路
V1 入力電圧
V2 出力電圧
I1 負荷電流
Vy 検出電圧
SGND 信号用接地(グラウンド)

Claims (6)

  1. 入力電圧を昇圧又は降圧し、固体光源に負荷電流を供給するバックブーストコンバータと、
    前記負荷電流を定電流化する定電流回路と、
    前記バックブーストコンバータを制御する第1制御回路と、
    前記負荷電流の大きさを目標値に一致させるように前記定電流回路を制御する第2制御回路と
    を備え、
    前記第2制御回路と前記定電流回路は、共通のグラウンドを有する
    ことを特徴とする点灯装置。
  2. 前記定電流回路は、
    前記負荷電流が流れる電流経路に設けられたトランジスタと、
    前記負荷電流の大きさを検出し、検出した前記負荷電流の大きさを前記目標値に一致させるように前記トランジスタを駆動する駆動回路とを有し、
    前記第2制御回路は、前記駆動回路に対して前記目標値に対応した駆動信号を出力し、
    前記駆動回路は、前記負荷電流の大きさに比例しかつ前記グラウンドとの電位差を示す検出電圧と、前記駆動信号との差を小さくするように前記トランジスタを駆動する
    ことを特徴とする請求項1記載の点灯装置。
  3. 前記第2制御回路は、前記固体光源が消灯している場合、前記負荷電流を流さないように前記定電流回路を制御し、
    前記第1制御回路は、前記固体光源が消灯している場合、前記固体光源に印加される電圧が前記固体光源の点灯開始電圧よりも低くなるように前記バックブーストコンバータを制御する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の点灯装置。
  4. 前記第1制御回路は、前記固体光源が消灯している場合、前記バックブーストコンバータを間欠的に動作させる
    ことを特徴とする請求項3記載の点灯装置。
  5. 前記バックブーストコンバータ、前記定電流回路、前記第1制御回路及び前記第2制御回路を収容するケースと、
    前記ケースから引き出されて前記負荷電流の供給路となる電線とを有する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の点灯装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の点灯装置と、
    前記点灯装置によって点灯させられる固体光源と、
    前記点灯装置及び前記固体光源を支持する器具本体とを有する
    ことを特徴とする照明器具。
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