JP6398271B2 - 摩擦ローラ式減速機 - Google Patents

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Description

本発明は、摩擦ローラ式減速機に関する。
摩擦ローラを用いた減速装置がある(例えば、特許文献1)。このような減速装置は、例えば、電気自動車の駆動輪と電動機との間に設けられて、電動機の回転速度を減速して駆動輪に伝達する。摩擦ローラを用いた減速装置は、運転時の振動及び騒音を抑制することができる。
特開昭59−187154号公報
摩擦ローラを用いた減速機は、例えば、太陽ローラ、遊星ローラ、環状ローラを有しており、太陽ローラに、例えば、ボールカムを利用したローディング機構を備えている。前述したボールカムを用いたローディング機構は、3個以上のボールを備えている。これらのボールのうち、1個のボールに遊びが生じると、ボールがカム溝に乗り上げたり、ボールがカム溝を滑ったりして、各ボールが伝達する力にばらつきが生じる可能性がある。その結果として、動力の伝達効率が低下する可能性がある。
本発明は、ボールカムを用いたローディング機構を備えた摩擦ローラ式減速機において、ローディング機構が有するボールの遊びを抑制することを目的とする。
本発明は、少なくとも動力が入力される入力シャフトと、前記入力シャフトに取り付けられ、かつ前記入力シャフトの軸方向に対して移動可能である第1太陽ローラと、前記軸方向に対して垂直な前記第1太陽ローラの面に開口し、かつ前記入力シャフトの周囲に設けられた複数の溝であって、前記軸方向の深さが前記溝の延在方向における中央部で最も大きくなる複数の第1カム溝と、前記第1太陽ローラと対向して入力シャフトに取り付けられた第2太陽ローラと、前記第1太陽ローラ及び前記第2太陽ローラの外周部に接する複数の中間ローラと、前記中間ローラが内周面に接する環状ローラと、前記第1太陽ローラの前記第1カム溝側と対向して前記入力シャフトに取り付けられたカム板と、前記第1カム溝と対向する前記カム板の面に開口し、かつ前記入力シャフトの周囲に設けられた複数の溝であって、前記軸方向の深さが前記溝の中央部で最も大きくなる複数の第2カム溝と、前記第1カム溝と前記第2カム溝との間に設けられる転動体と、前記転動体と接触するとともに転動できるように保持し、かつ前記転動体を保持する位置のピッチ円直径は、前記第1カム溝及び前記第2カム溝のピッチ円直径と異なる保持器と、を含む摩擦ローラ式減速機である。
この摩擦ローラ式減速機は、保持器が転動体(ボール)を保持する位置におけるピッチ円直径は、第1カム溝及び第2カム溝のピッチ円直径と異なっている。このようにすることで、転動体は、保持器によって、保持器の径方向内側から径方向外側又は径方向外側から径方向内側に向かって押されるので、第1カム溝及び第2カム溝のピッチ円直径の位置に移動しようとする。その結果、転動体は、保持器によって第1カム溝及び第2カム溝の内部に導かれて、それぞれのカム面と接触して、遊びが抑制される。このように、本発明は、ボールカムを用いたローディング機構を備えた摩擦ローラ式減速機において、ローディング機構が有するボールの遊びを抑制することができる。
前記保持器は、前記玉を保持し、かつ前記玉の直径よりも直径が大きい孔を有し、前記保持器のピッチ円直径は、前記第1太陽ローラの前記第1カム溝及び前記第2カム板の前記カム溝のピッチ円直径よりも小さく、前記第1カム溝及び前記第2カム溝のピッチ円直径は、前記保持器のピッチ円直径に、前記保持器が前記転動体を保持する孔の直径を加算し、さらに前記転動体の直径を減算した値以上であることが好ましい。このようにすることで、転動体は、保持器によって、保持器の径方向外側から径方向内側に向かって押されるので、第1カム溝及び第2カム溝のピッチ円直径の位置に移動する。その結果、転動体は、保持器によって第1カム溝及び第2カム溝のカム面と接触して、遊びが抑制される。また、転動体は、保持器によって、保持器の径方向内側から径方向外側に向かって押されるので、第1カム溝及び第2カム溝のピッチ円直径の位置に移動する。その結果、転動体は、保持器によって第1カム溝及び第2カム溝のカム面と接触して、遊びが抑制される。
前記保持器は、前記玉を保持し、かつ前記玉の直径よりも直径が大きい孔を有し、前記保持器のピッチ円直径は、前記第1太陽ローラの前記第1カム溝及び前記第2カム板の前記カム溝のピッチ円直径よりも大きく、前記保持器のピッチ円直径は、前記第1カム溝及び前記第2カム溝のピッチ円直径に、前記保持器が前記転動体を保持する孔の直径を加算し、さらに前記転動体の直径を減算した値以上であることが好ましい。このようにすることで、遠心力によって玉が保持器の径方向外側に移動しようとしても移動できず、ローディング装置にトルクが入力されるときには、トルクに比例した、設定値通りのローディング力が得られる。
前記保持器は、曲げ弾性率が0.5GPa以上5GPa以下であることが好ましい。このようにすると、保持器は、転動体を確実に第1カム溝及び第2カム溝のカム面に接触させることができる。
前記保持器の材料は、樹脂であることが好ましい。保持器の材料に樹脂を用いることで、適切な曲げ弾性率が得やすくなるとともに、軽量化できるので好ましい。
前記入力シャフトは、電動機の出力シャフトであることが好ましい。このようにすることで、摩擦ローラ式減速機の入力シャフトを電動機の出力シャフトと兼用できるので、部品点数を削減できる。
本発明は、電動機と、前述した摩擦ローラ式減速機と、を含み、前記摩擦ローラ式減速機を介して前記電動機の出力を駆動輪に伝達する、電気自動車用駆動装置である。この電気自動車用駆動装置は、前述した摩擦ローラ式減速機のローディング機構が有する転動体(ボール)の遊びを抑制できる。その結果、すべての転動体が均等に動力を伝達するので、動力の伝達効率の低下が抑制される。また、第1カム溝及び第2カム溝への転動体の乗り上げが抑制されるので、摩擦ローラ式減速機の信頼性が向上する。
本発明は、ボールカムを用いたローディング機構を備えた摩擦ローラ式減速機において、ローディング機構が有するボールの遊びを抑制することができる。
図1−1は、本実施形態に係る摩擦ローラ式減速機の一例を示す図である。 図1−2は、本実施形態に係る摩擦ローラ式減速機の他の例を示す図である。 図2は、本実施形態に係る摩擦ローラ式減速機が備えるローディング装置の動作を説明するための図である。 図3は、本実施形態に係る摩擦ローラ式減速機が備えるローディング装置の動作を説明するための図である。 図4は、ローディング装置を示す図である。 図5は、カム板を示す図である。 図6は、第1カム溝及び第2カム溝の断面図である。 図7は、保持器のピッチ円直径と第1カム溝及び第2カム溝のピッチ円直径との関係を示す図である。 図8は、保持器と玉との関係を示す図である。 図9は、保持器と玉との関係を示す図である。 図10は、玉の直径及び保持器が有する孔の直径との関係を説明するための図である。 図11は、保持器と玉との関係を示す図である。 図12は、保持器のピッチ円直径と第1カム溝及び第2カム溝のピッチ円直径との関係の変形例を示す図である。 図13は、保持器と玉との関係の変形例示す図である。 図14は、保持器の変形例を示す図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下に記載する実施形態により本発明が限定されるものではない。
図1−1は、本実施形態に係る摩擦ローラ式減速機の一例を示す図である。図1−2は、本実施形態に係る摩擦ローラ式減速機の他の例を示す図である。図2及び図3は、本実施形態に係る摩擦ローラ式減速機が備えるローディング装置の動作を説明するための図である。摩擦ローラ式減速機(以下、適宜減速機という)1は、例えば、電動機30が発生した動力を減速して出力する装置である。図1−1に示す減速機1において、入力された動力は、ローラ同士の摩擦力によって伝達されて、出力される。
減速機1は、入力シャフト2と、出力シャフト3と、太陽ローラ4と、環状ローラ5と、複数の遊星ローラ6と、ローディング装置7とを備える。減速機1は、太陽ローラ4と遊星ローラ6と環状ローラ5との間の摩擦を利用して、入力シャフト2と、出力シャフト3との間で動力を伝達する。このように、減速機1は、遊星ローラを用いた摩擦ローラ式の減速機である。
入力シャフト2は、軸(以下、回転軸という)Zrを中心として回転する部材である。入力シャフト2は、少なくとも動力が入力される。本実施形態において、入力シャフト2は、電動機30の動力が入力される。また、入力シャフト2は、減速機1の出力シャフト3からの入力を、電動機30に入力してもよい。この場合、電動機30は、発電機として機能して電力を発生(回生)する。本実施形態において、入力シャフト2は、動力発生源である電動機30の出力シャフト30Sである。すなわち、電動機30の出力シャフト30Sは、減速機1の入力シャフト2を兼ねているが、出力シャフト30Sと入力シャフト2とは、このような形態に限定されない。例えば、電動機30の出力シャフト30Sと減速機1の入力シャフト2とは、連結器によって連結されてもよい。
太陽ローラ4は、入力シャフト2に取り付けられている。太陽ローラ4は、第1太陽ローラ4aと第2太陽ローラ4bとを含む。これらは、いずれも入力シャフト2の外周部に取り付けられる。第1太陽ローラ4aと第2太陽ローラ4bとは、対向して配置されている。より具体的には、両者は、回転軸Zrと直交する一方の端面同士が、所定の隙間を有した状態で対向している。第1太陽ローラ4a及び第2太陽ローラ4bは、いずれも回転軸Zrを中心として回転する。
第1太陽ローラ4aは、入力シャフト2の電動機30側に配置される。第1太陽ローラ4aは、入力シャフト2に対して相対的に回転することができる。また、第1太陽ローラ4aは、入力シャフト2の回転軸Zr方向に対して移動可能である。第2太陽ローラ4bは、第1太陽ローラ4aよりも電動機30から遠い位置に配置される。第2太陽ローラ4bは、例えば、キー及びキー溝又はスプライン及びスプライン溝等を介して入力シャフト2に取り付けられている。このような構造により、第2太陽ローラ4bは、入力シャフト2に対する周方向への移動、すなわち回転が規制されている。
第1太陽ローラ4a及び第2太陽ローラ4bは、一方の端面から他方の端面に向かって、直径が大きくなっている。すなわち、第1太陽ローラ4a及び第2太陽ローラ4bの側面は、一方の端面から他方の端面に向かって外径が大きくなる方向に傾斜している。第1太陽ローラ4a及び第2太陽ローラ4bの側面は、複数の遊星ローラ6と接しながら転動する、転がり接触面である。太陽ローラ4全体として見ると、転がり接触面の外径は、回転軸Zr方向の中間部で小さく、両端部に向かって大きくなる。
環状ローラ5は、全体を円環状としたもので、太陽ローラ4の周囲に、太陽ローラ4と同心に配置した状態で、出力シャフト3に取り付けられている。環状ローラ5の内周面は、回転軸Zr方向の中央部に向かうにしたがって内径が大きくなる方向に傾斜した転がり接触面となっている。環状ローラ5の内側には、複数の遊星ローラ6が配置されており、環状ローラ5の内周面、すなわち転がり接触面と遊星ローラ6の側面とが接している。
複数の遊星ローラ6は、太陽ローラ4の外周面と環状ローラ5の内周面との間に形成された環状空間9の円周方向における複数箇所に配置されている。遊星ローラ6は、それぞれが中間ローラである。それぞれの遊星ローラ6は、回転軸Zrと平行に配置された、自転軸としての遊星軸10の周囲に、ラジアルニードル軸受を介して取り付けられる。このような構造により、複数の遊星ローラ6は、それぞれの遊星軸10の周りを回転する。
複数の遊星ローラ6を支持する各遊星軸10の基端部は、キャリア11に取り付けられている。キャリア11は、ハウジング等の固定の部分に指示されて固定されている。各遊星ローラ6の外周面は、子午断面、すなわち遊星ローラ6の回転軸を含み、かつこの回転軸と平行な平面で切った場合の断面の形状が円弧状の凸曲面であり、それぞれ太陽ローラ4の外周面と環状ローラ5の内周面とに接触している。
ローディング装置7は、ボールカムを用いたローディング機構を備えた装置である。第1太陽ローラ4aと、入力シャフト2との間に設けられている。本実施形態において、ローディング装置7は、カム板15と、第1太陽ローラ4aと、転動体としての複数個の玉(ボール)16とを含む。入力シャフト2の中間部には、止め輪12により支え環13が係止されている。支え環13と第1太陽ローラ4bとの間に、この支え環13の側から順に、皿ばね14と、カム板15と、複数個の玉16とが設けられている。そして、互いに対向する、第1太陽ローラ4aの他方の端面である基端面とカム板15の端面との、それぞれ円周方向における複数箇所に、第1カム面17Pと第2カム面18Pとが設けられている。第1カム面17Pは第1カム溝17を形成し、第2カム面18Pは第2カム溝18を形成する。第1カム面17P及び第2カム面18Pは、それぞれ、回転軸Zr方向の深さが、第1カム溝17及び第2カム溝18の延在する方向(例えば、円周方向)において中央部で最も深く、同じく両端部に向かうにしたがって漸次浅くなる形状となっている。玉16は、第1カム溝17と第2カム溝18との間に設けられる。より具体的には、対向する一対の第1カム面17Pと第2カム面18Pとの間に、1個の玉16が設けられる。
ローディング装置7は、入力シャフト2が停止している状態では、図2に示すように、それぞれの玉16が、それぞれの第1カム面17P及び第2カム面18Pの最も深くなった部分に位置している。この状態では、皿ばね14は、自身の弾力により、第1太陽ローラ4aを第2太陽ローラ4bに向けて押圧する。入力シャフト2が回転すると、それぞれの玉16が、図3に示すように、第1カム面17P及び第2カム面18Pの浅くなった部分に移動する。そして、それぞれの玉16は、第1太陽ローラ4aとカム板15との間隔を拡げ、第1太陽ローラ4aを第2太陽ローラ4bに向けて押圧する。この結果、第1太陽ローラ4aは、皿ばね14の弾力と、第1カム面17Pと第2カム面18Pとに対してそれぞれの玉16が乗り上げることにより発生する推力とのうち、より大きな方の力で第2太陽ローラ4bに向けて押圧されつつ回転する。
減速機1の運転時には、ローディング装置7が発生する回転軸Zr方向の推力により、第1太陽ローラ4a及び第2太陽ローラ4bは、両者の間隔が小さくなる。そして、第1太陽ローラ4a及び第2太陽ローラ4bを含む太陽ローラ4の外周面と、各遊星ローラ6の外周面との接触部の面圧が上昇する。面圧の上昇にともなって、各遊星ローラ6が、第1太陽ローラ4a及び環状ローラ5の径方向外側に押される。すると、環状ローラ5の内周面とそれぞれの遊星ローラ6の外周面との接触部の面圧も上昇する。この結果、入力シャフト2と出力シャフト3との間に存在する、動力伝達に供されるべき、それぞれがトラクション部である複数の転がり接触部の面圧が、入力シャフト2と出力シャフト3との間で伝達すべきトルクの大きさに応じて上昇する。
この状態で入力シャフト2を回転させると、入力シャフト2の回転が、太陽ローラ4からそれぞれの遊星ローラ6に伝わり、遊星ローラ6は、太陽ローラ4の周囲で自転しつつ公転する。キャリア11が固定されていることにより、遊星ローラ6の自転運動によって環状ローラ5が回転する。このため、入力シャフト2の回転は、太陽ローラ4及び遊星ローラ6を介して環状ローラ5に伝達される。環状ローラ5が回転すると、環状ローラ5に取り付けられた出力シャフト3が回転する。
本実施形態では、キャリア11を固定して環状ローラ5から出力を取り出したが、図1−2に示す減速機1aのように、環状ローラ5をハウジング等の固定の部分に支持固定して、出力シャフト3の基端部にキャリア11を取り付けてもよい。減速機1aは、入力シャフト2を回転させると、その回転が、太陽ローラ4からそれぞれの遊星ローラ6に伝わり、それぞれの遊星ローラ6は、太陽ローラ4の周囲で自転しつつ公転する。遊星ローラ6の公転運動は、キャリア11を介して出力シャフト3により取り出せる。
各トラクション部の面圧は、入力シャフト2及び出力シャフト3同士の間で伝達すべきトルクの大きさに応じた適正なものとなる。その結果、減速機1は、各トラクション部で過大な滑りが発生したり又はこれら各トラクション部の面圧が過大になることによって転がり抵抗が過大になったりすることを抑制できる。
図4は、ローディング装置を示す図である。図5は、カム板を示す図である。図6は、第1カム溝及び第2カム溝の断面図である。図4に示すように、第1太陽ローラ4aは、径方向外側に張り出したフランジ部4afをカム板15側に有する。本実施形態において、第1太陽ローラ4aとカム板15との間には、保持器20が設けられる。保持器20は、玉16を転動できるように保持する。保持器20は、板状かつ環状の部材であり、周方向に複数(本実施形態では4個)の孔20Hを有している。孔20Hは、玉16を保持する。保持器20は、図1に示す入力シャフト2が貫通する貫通孔21を中央部に有している。保持器20は、弾性変形可能な材料で作られている。
第1太陽ローラ4aが有する複数の第1カム溝17は、第1太陽ローラ4aのフランジ部4afに設けられる。複数の第1カム溝17は、回転軸Zr方向に対して垂直な第1太陽ローラ4aの面、具体的にはカム板15側の端面4apに開口する。第1太陽ローラ4a及びフランジ部4afは、中央部に、図1に示す入力シャフト2が貫通する貫通孔4Haを有している。複数の第1カム溝17は、貫通孔4Haの周囲、すなわち入力シャフト2の周囲に設けられる。第1カム溝17は、第1太陽ローラ4aの接線方向に向かって延在している。図6に示すように、第1カム溝17は、回転軸Zr方向の深さhが第1カム溝17の延在方向(矢印Cで示す方向)における中央部CPで最も大きくなる。
カム板15は、図4及び図5に示すように、円板の中央部に貫通孔15Hを有する環状かつ板状の部材である。貫通孔15Hは、図1に示す入力シャフト2が貫通する。
カム板15が有する複数の第2カム溝18は、回転軸Zr方向に対して垂直かつ第1太陽ローラ4a側のカム板15の面、すなわち、第1カム溝17と保持器20を隔てて対向する端面15SP面に開口する。複数の第2カム溝18は、貫通孔15Hの周囲、すなわち入力シャフト2の周囲に設けられる。第2カム溝18は、カム板15の接線方向に向かって延在している。図6に示すように、第2カム溝18は、回転軸Zr方向の深さhが第2カム溝18の延在方向(矢印Cで示す方向)における中央部CPで最も大きくなる。
図7は、保持器のピッチ円直径と第1カム溝及び第2カム溝のピッチ円直径との関係を示す図である。図8及び図9は、保持器と玉との関係を示す図である。保持器20が玉16を保持する位置、すなわち、孔20Hの位置(以下、適宜保持位置という)のピッチ円直径(以下、適宜保持位置ピッチ円直径という)Drは、第1カム溝17及び第2カム溝18のピッチ円直径(以下、適宜カム溝ピッチ円直径という)Dcとは異なる大きさである。図7に示す例では、保持位置ピッチ円直径Drは、カム溝ピッチ円直径Dcよりも小さい。保持位置ピッチ円直径Drは、保持器20が有する複数の孔20Hの中心を結び、かつ回転軸Zrを中心とした円である。カム溝ピッチ円直径Dcは、第1カム溝17及び第2カム溝18の延在方向における中央部CPでの、第1太陽ローラ4a及びカム板15の径方向における中央部を結び、かつ回転軸Zrを中心とした円である。
本実施形態において、ローディング装置7は、4個の玉16を有している。4個の玉16は、等間隔で配置されている。そして、それぞれの玉16は、図8に示すように、保持器20の孔20Hに保持されている。隣接する玉16の間隔を、回転軸Zrを中心とした中心角で表すと、4個の玉16は、中心角が90度間隔で配置される。保持器20によって、4個の玉16の間隔は一定に保たれる。ローディング装置7が有する玉16が4個以上の場合、遊んでしまう玉16、具体的には保持器20との間の隙間を自由に移動する結果、カム板15と第1太陽ローラ4aとの間での力の伝達に寄与しない玉16が存在する可能性がある。
保持器20と玉16との間は若干の隙間が存在する。4個の第1カム溝17及び第2カム溝18の形状並びに4個の玉16の形状がそれぞれ同一の形状であれば、トルクが入力されたときにおいて、それぞれの玉16に伝達される力はすべて等しくなる。しかし、4個の第1カム溝17及び第2カム溝18の形状等が異なっていると、それぞれの玉16に伝達される力がばらつく。
玉16が3個の場合、力の大きさは異なるが、すべての玉16に力は伝達される。しかし、玉16が4個の場合は冗長系になるので、極端な場合には4個中1個の玉16には力がまったく伝達されない可能性もある。このような場合、玉16が保持器20内で遊んでしまう可能性がある。常に同じ玉16が遊んでいる場合は問題ないが、遊ぶ玉16が異なる玉16になる可能性もある。
例えば、4個の玉16を、それぞれ玉A、B、C、Dとする。ある状態で玉Aが遊び、玉Bが力を伝達していた状態であるとする。次の段階で玉Aが力を伝達し、玉Bが遊ぶことになるとする。玉Aが力を伝達する瞬間に第1カム溝17及び第2カム溝18と玉Aとが接触する位置はどの位置になるかは不明である。玉Aが第1カム溝17及び第2カム溝18と接触する前には、玉Aは保持器20内を遊んでいる。このため、玉Aは、保持器20と玉Aとの隙間の範囲内で移動が可能なためである。その結果、玉Aは、第1カム溝17及び第2カム溝18を乗り上がる位置で力を伝達する可能性もある。
遊ぶ玉16が次々に変化すると、玉16が次々に第1カム溝17及び第2カム溝18を乗り上がり、最終的に玉16が第1カム溝17及び第2カム溝18から脱落する可能性がある。このように、玉16が遊ぶと、玉16が第1カム溝17及び第2カム溝18の少なくとも一方に乗り上げる等が発生する可能性があるので、玉16の遊びを抑制する必要がある。
本実施形態では、玉16の遊びを抑制するために、保持位置ピッチ円直径Drの大きさとカム溝ピッチ円直径Dcの大きさとを異ならせている。具体的には、保持位置ピッチ円直径Drの大きさは、カム溝ピッチ円直径Dcの大きさよりも小さい。玉16は、図8に示すように、弾性変形が可能な材料又は形状の保持器20に保持され、保持位置ピッチ円直径の位置に存在する。
この状態で第1太陽ローラ4aの第1カム溝17とカム板15の第2カム溝18との間に玉16が挟持されると、保持位置ピッチ円直径Drの大きさとカム溝ピッチ円直径Dcの大きさとが異なる(この例ではDr<Dc)ため、図9に示すように、玉16は、保持器20の孔20Hの内周面と接触する。すると、玉16は、保持器20によって、保持器20の径方向外側(OUT)から径方向内側(IN)に向かって押されるので、カム溝ピッチ円直径Dcの位置に移動しようとする。このため、玉16は、保持器20によって第1カム溝17及び第2カム溝18の内部に導かれて、第1カム溝17の第1カム面17P及び第2カム溝18の第2カム面18Pと接触する。その結果、玉16の遊びが抑制される。そして、玉16が第1カム溝17及び第2カム溝18の少なくとも一方に乗り上げる等が発生する可能性が抑制される。また、すべての玉16は、カム板15と第1太陽ローラ4aとの間で力を伝達することになる。
図10は、玉の直径及び保持器が有する孔の直径との関係を説明するための図である。図11は、保持器と玉との関係を示す図である。保持器20の孔20Hは、直径がDwである。孔20Hの直径Dwは、孔20Hが保持する玉16の直径Dhよりも大きい。カム溝ピッチ円直径Dcは、保持位置ピッチ円直径Drに孔20Hの直径Dwを加算し、さらに玉16の直径Dhを減算した値以上であることが好ましい。この関係は、式(1)で表される。
Dc≧Dr+Dw−Dh・・・(1)
式(1)は、図11に示すように、玉16が保持器20の径方向外側に押し付けられ、保持器20の孔20Hに接触したときの保持位置ピッチ円直径Drをカム溝ピッチ円直径Dc以下とすることを意味する。理想的には、保持位置ピッチ円直径Drとカム溝ピッチ円直径Dcとを一致させることが必要であるが、両者を一致させるためには各部品の寸法公差が管理される必要があり、コストの増加を招く可能性がある。
このため、図11に示すように、玉16を保持器20の孔20Hに外接させたときの保持位置ピッチ円直径Drをカム溝ピッチ円直径Dc以下、好ましくはカム溝ピッチ円直径Dcよりも小さくする。この状態で、図4に示すカム板15と第1太陽ローラ4aとの間に玉16が挟まれると、保持器20の弾性変形によって玉16が保持器20の径方向外側に移動し、保持位置ピッチ円直径Drとカム溝ピッチ円直径Dcとが一致する。両者を保持器20によって一致させることで、遠心力によって玉16が保持器20の径方向外側に移動しようとしても移動できず、ローディング装置7にトルクが入力されるときには、トルクに比例した、設定値通りのローディング力が得られる。
保持位置ピッチ円直径Drは、カム溝ピッチ円直径Dcに孔20Hの直径Dwを加算し、さらに玉16の直径Dhを減算した値以上としてもよい。この関係は、式(2)で表される。
Dr≧Dc+Dw−Dh・・・(2)
図12は、保持器のピッチ円直径と第1カム溝及び第2カム溝のピッチ円直径との関係の変形例を示す図である。図13は、保持器と玉との関係の変形例示す図である。この変形例において、図12に示すように、保持位置ピッチ円直径Drの大きさは、カム溝ピッチ円直径Dcの大きさよりも大きい(Dr>Dc)。このようにすると、図13に示すように、玉16は、保持器20の孔20Hの内周面と接触する。すると、玉16は、保持器20によって、保持器20の径方向内側(IN)から径方向外側(OUT)に向かって押されるので、カム溝ピッチ円直径Dcの位置に移動しようとする。このため、玉16は、保持器20によって第1カム溝17及び第2カム溝18の内部に導かれて、第1カム溝17の第1カム面17P及び第2カム溝18の第2カム面18Pと接触する。その結果、玉16の遊びが抑制されるので、玉16の乗り上げが抑制されるとともに、すべての玉16は、カム板15と第1太陽ローラ4aとの間で力を伝達する。
保持器20は、曲げ弾性率が0.5GPa以上5GPa以下である。保持器20のヤング率を前述した範囲とすることにより、保持器20は、玉16を確実に第1カム溝17の第1カム面17P及び第2カム溝18の第2カム面18Pと接触させることができる。また、保持器20のヤング率を前述した範囲とすることにより、玉16が保持器20内で転動するときの抵抗も低減できる。保持器20は、前述した範囲のヤング率を有する材料で作られる。このような材料としては、例えば、PA66(Polyamid 66、ヤング率は3GPa)、PA6(Polyamid 6、ヤング率は2.5GPa)又はPPS(Poly Phenylene Sulfide、ヤング率は4.2GPa)等の樹脂が挙げられる。なお、保持器20に適用できる樹脂は、これらに限定されない。
本実施形態において、ローディング装置7が備える玉16の数は限定されず、例えば、4個であってもよいし3個であってもよい。例えば、玉16が3個である場合、それぞれの玉16は、回転軸Zrを中心とした中心角が120度で等間隔に配置される。玉16が3個も、保持位置ピッチ円直径Drの大きさとカム溝ピッチ円直径Dcの大きさとを異ならせることにより、玉16と第1カム溝17の第1カム面17P及び第2カム溝18の第2カム面18Pとが接触する位置を安定させることができる。その結果、それぞれの玉16が伝達する力を均等にすることができるので好ましい。
図14は、保持器の変形例を示す図である。保持器20aは、貫通孔21と、孔20Hとを接続する溝20sを有する。このような保持器であっても、前述した保持器20と同様の作用、効果が得られる。
図1に示す電動機30を走行用の電動機として備えた電気自動車の駆動装置(電気自動車用駆動装置)として、減速機1が用いられ。この場合、減速機1は、入力シャフト2に電動機30の出力が入力される。そして、減速機1の出力シャフト30Sに前述した電気自動車の駆動輪が取り付けられる。減速機1は、電動機30の回転速度を減速し、トルクを増大させて、前述した電気自動車の駆動輪に伝達して、電気自動車を走行させる。
以上、本実施形態及びその変形例を説明したが、前述した内容により本実施形態及びその変形例が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、本実施形態及びその変形例の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
1 減速機
2 入力シャフト
3 出力シャフト
4 太陽ローラ
4a 第1太陽ローラ
4ap 端面
4Ha 貫通孔
4b 第2太陽ローラ
5 環状ローラ
6 遊星ローラ
7 ローディング装置
10 遊星軸
11 キャリア
15 カム板
15H 貫通孔
15SP 端面
16 玉
17 第1カム溝
17P 第1カム面
18 第2カム溝
18P 第2カム面
20 保持器
20H 孔
21 貫通孔
30 電動機
30S 出力シャフト
Zr 回転軸

Claims (4)

  1. 少なくとも動力が入力される入力シャフトと、
    前記入力シャフトに取り付けられ、かつ前記入力シャフトの軸方向に対して移動可能である第1太陽ローラと、
    前記軸方向に対して垂直な前記第1太陽ローラの面に開口し、かつ前記入力シャフトの周囲に設けられた複数の溝であって、前記軸方向の深さが前記溝の延在方向における中央部で最も大きくなる複数の第1カム溝と、
    前記第1太陽ローラと対向して入力シャフトに取り付けられた第2太陽ローラと、
    前記第1太陽ローラ及び前記第2太陽ローラの外周部に接する複数の中間ローラと、
    前記中間ローラが内周面に接する環状ローラと、
    前記第1太陽ローラの前記第1カム溝側と対向して前記入力シャフトに取り付けられたカム板と、
    前記第1カム溝と対向する前記カム板の面に開口し、かつ前記入力シャフトの周囲に設けられた複数の溝であって、前記軸方向の深さが前記溝の中央部で最も大きくなる複数の第2カム溝と、
    前記第1カム溝と前記第2カム溝との間に設けられる転動体と、
    前記転動体と接触するとともに転動できるように保持し、かつ前記転動体を保持する位置のピッチ円直径は、前記第1カム溝及び前記第2カム溝のピッチ円直径と異なる保持器と、
    を含む摩擦ローラ式減速機。
  2. 前記保持器は、前記転動体としての玉を保持し、かつ前記玉の直径よりも直径が大きい孔を有し、
    前記保持器のピッチ円直径は、前記第1太陽ローラの前記第1カム溝及び前記カム板の前記第2カム溝のピッチ円直径よりも小さく、
    前記第1カム溝及び前記第2カム溝のピッチ円直径は、前記保持器のピッチ円直径に、前記保持器が前記を保持する孔の直径を加算し、さらに前記の直径を減算した値以上である、請求項1に記載の摩擦ローラ式減速機。
  3. 前記保持器は、
    前記転動体としての玉を保持し、かつ前記玉の直径よりも直径が大きい孔を有し、
    前記保持器のピッチ円直径は、前記第1太陽ローラの前記第1カム溝及び前記カム板の前記第2カム溝のピッチ円直径よりも大きく、
    前記保持器のピッチ円直径は、前記第1カム溝及び前記第2カム溝のピッチ円直径に、前記保持器が前記を保持する孔の直径を加算し、さらに前記の直径を減算した値以上である、請求項1に記載の摩擦ローラ式減速機。
  4. 前記保持器のピッチ円直径は、前記第1太陽ローラの前記第1カム溝及び前記カム板の前記第2カム溝のピッチ円直径よりも大きい、請求項1に記載の摩擦ローラ式減速機。
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