JP6397527B2 - 非結晶性の組成物およびそれを含む外用剤 - Google Patents

非結晶性の組成物およびそれを含む外用剤 Download PDF

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Description

本発明は結晶性の高いセラミド類、ステロール類をイソステアリン酸、及び特定のポリグリセリン脂肪酸エステルを使用して、結晶化することのない組成物、及びこの組成物を含有する外用剤に関する。
セラミド類、ステロール類は皮膚の角層の細胞間脂質などに含まれ、皮膚バリア能の増強に寄与している。しかしセラミド、ステロール類は液状油に対する溶解性に劣り、また結晶性が高いため、高濃度に、安定に配合できない。このためいろいろな研究が為され、多くの技術開発が為されている。例えばセラミドの非結晶化に関してはリン脂質を用いて非結晶化を図るモノが多い。例えばセラミド類/液状の高級アルコール/リン脂質(特許文献1)、セラミド/リン脂質/多価アルコール(特許文献2,3)、レシチン/1価アルコール、2価アルコール/スフィンゴ糖脂質(特許文献4)、セラミド、コレステロール/リン脂質/多価アルコール(特許文献5)などがある。また溶媒に溶解し、これを蒸散させて組成物を得るという方法で作られたセラミド/コレステロール/リン脂質との組成物が市販されている。
疑似セラミドをあるモノグリセライドなどと特定組成で乳化する方法(特許文献6)がある。その他の方法としてはイソステアリン酸、アクリル酸とメタアクリル酸アルキル、ソルビタンモノラウレート、糖エステル、セラミド/イソステアリン酸/高級アルコール/塩基性物質(特許文献7〜10)などを用いる方法が知られている。
ポリグリセリン脂肪酸エステルを使用する方法も多く見受けられるものの、その多くがセラミド、コレステロールを含む油剤を水に乳化するために親水性のポリグリセリン脂肪酸エステルが用いられている。コレステロール/セラミド/ポリグリセリン脂肪酸エステル/高級アルコールとを組み合わせて、液晶形成をさせて結晶抑制を図るというものがある。またこの発見による液晶形成する組成物も市販されている(特許文献11〜13)。
これらの技術に於いても親水性ポリグリセリン脂肪酸エステルを乳化剤として使用している。親油性乳化剤としてはセラミド類を油中に溶解させて、リン脂質誘導体、脂肪酸デキストリン、及びポリグリセリン脂肪酸エステルでW/Oエマルションとする方法(特許文献14)があるが、ポリグリセリン脂肪酸エステルをW/O乳化剤として使用している。種々のセラミド、コレステロールなどを外用剤に安定に配合する工夫が為されているものの経時安定性に優れた方法は未だ十分であるとは言えない。
特開2007−1950号公報 特開2004−161655号公報 特開2006−156342号公報 特許第3481775号公報 特開2000−229811号公報 特開2007−22997号公報 特開2008−94810号公報 特開2000−264825号公報 特開2005- 8580号公報 特開2012−201663号公報 特開平11−12118号公報 特開2001−348320号公報 特開2004−331595号公報 特開2008−156342号公報
ステロール類は化粧品では皮膚のバリア機能を高めるために、頭髪に関しては損傷部位を補修する目的で、高濃度に配合することが望まれている。セラミドは化粧品、医薬品で使用される油剤に溶解し難く結晶化し易い。コレステロールはまた高融点で結晶化し易い。本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、ステロール類やセラミド類を効果の得られる濃度で外用剤に使用しても、長期に亘る安定性を確保することができる組成物、およびそれを用いた外用剤を提供することを目的とする。
本発明者等は、鋭意検討の結果、ステロール類、セラミド類をイソステアリン酸と特定の親油性ポリグリセリン脂肪酸エステルと混合溶解して得られる組成物が結晶化する事が無く、長期間安定に保存され得る事を見出した。更には本組成物を配合して、高濃度にセラミド、コレステロールを配合した長期間保湿性に優れた外用剤となる事を見出した。そして、上記課題を解決し得る本発明を完成するに至ったのである。
すなわち、非結晶性の組成物に係る本発明は、(A)90%〜1%とされたステロール類とセラミド類の少なくとも一方と、(B)50%〜0.1%の特定の親油性ポリグリセリン脂肪酸エステルと、(C)98.9%〜1%のイソステアリン酸と、を含有し、(B)成分が((グリセリン)n(OOR)m)の構造式に示すポリリシノレイン酸ポリグリセリンエステルとポリヒドロキシステアリン酸ポリグリセリンエステルの何れか一方であり、ポリグリセリンの重合度(n)が4〜12であり、脂肪酸とのエステル化度合いを示すエステル化度(m)/ポリグリセリンの重合度(n)の比率(m/n)が1/3〜2/3であり、且つ、脂肪酸(R)がリシノレイン酸とヒドロキシステアリン酸とそれらの重合物からなる群から選択された少なくとも1種であることを特徴とする非結晶性の組成物である。なお、このヒドロキシステアリン酸はリシノレイン酸の水添物であることが好ましい。
かかる構成を採用することにより、本発明に係る組成物は、組成物中に含有されるステロール類および/またはセラミド類の融点以下になっても結晶が析出しないことが見出された。すなわち、特定の親油性ポリグリセリン脂肪酸エステルを採用することにより、ステロール類やセラミド類に対して結晶抑制能が発揮されると考えられる。この親油性ポリグリセリン脂肪酸エステルがステロール類やセラミド類の結晶化を抑制する機序は明確ではないが、ポリグリセリン脂肪酸エステルが、その中に含まれる水酸基の作用によりステロール類やセラミド類の周囲に集まって、ステロール類やセラミド類のそれ以上の結晶の成長を抑制するものと考えられる。なお、共に混合されるイソステアリン酸は、本発明に係る組成物の凝固点を降下させることに寄与しているものと考えられる。
また、外用剤に係る本発明は、本発明に係る非結晶性の組成物を含む外用剤である。
本発明によれば、ステロール類および/またはセラミド類を高濃度に配合して皮膚のバリア機能を高め、頭髪の損傷を補修する事が出来る。
本発明の実施例1において、[表3]〜[表5]中の(2)顕微鏡変化の結果が○となる試料の代表的な1例を示す顕微鏡写真。 図1に示す写真と同視野を偏光で撮影した顕微鏡写真。 本発明の実施例1において、[表3]〜[表5]中の(2)顕微鏡変化の結果が△となる試料の代表的な1例を示す顕微鏡写真。 図3に示す写真と同視野を偏光で撮影した顕微鏡写真。 本発明の実施例1において、[表3]〜[表5]中の(2)顕微鏡変化の結果が×となる試料の代表的な1例を示す顕微鏡写真。 図5に示す写真と同視野を偏光で撮影した顕微鏡写真。 本発明の実施例に従う組成物の非結晶化の効果を示すグラフ。 本発明の別の実施例に従う組成物の非結晶化の効果を示すグラフ。 本発明の更に別の実施例に従う組成物の非結晶化の効果を示すグラフ。 比較例に従う組成物の結晶化を示すグラフ。 セラミドのみの試料のDSCの結果を示すグラフ。 コレステロールのみの試料のDSCの結果を示すグラフ。
本発明組成物とはステロール類、及び、もしくはセラミド類に特定の親油性ポリグリセリン脂肪酸エステル、イソステアリン酸を加熱溶解して、混合して得られる。外観、粘度、固化する温度などを調整する目的で、化粧品、医薬品原料で使用される各種油剤を適宜配合できる。化粧品、医薬品原料には動植物油、各種エステル油、エーテル油、脂肪酸、脂肪アルコール、流動パラフィンなどの鉱油、合成で得られるポリイソブテン、バイオテクノロジーを活用したスクワランなどの炭化水素、ワックス類などがある。本組成物の配合量を規定するものではないが、油剤を多く使用するとステロール類、セラミド類に対するイソステアリン酸、特定のポリグリセリン脂肪酸エステルの濃度が減少するため好ましくない。
本組成物では、主たる成分としてセラミド類、ステロール類、イソステアリン酸、及び特定のポリグリセリン脂肪酸エステルが占めることが好適であり、その総量は好ましくは50%以上、より好ましくは60%以上である。
また本組成物は化粧品、医薬品基剤に配合して外用剤として、皮膚のバリア機能、保湿機能を高め、頭髪の修復などの目的で使用する事が出来る。本組成物の基剤への配合量を規定するものでは無いが、0.01%から20%程度配合する事が好ましい。
本発明で言うステロール類とはカンべステロール、スティグマステロール、シトステロール、コレステロール、フィトステロール、ラノステロールなどが有る。ステロール類の組成物への配合量は90%以下、1%以上である。好ましくは60%以下、1%以上であり、より好ましくは55%以下、10%以上である。
本発明で言うセラミド類とは一般的に言うセラミドと称せられるもの、すなわちスフィンゴシンと長鎖脂肪酸がアミド基にて結合したものである。これらセラミド類には、N−アシルスフィンゴシン、N−ヒドロキシアシルスフィンゴシン、N−アシルフィトスフィンゴシンなどが挙げられる。アシル基としてはパルミトイル基、ステアロイル基、ベヘニル基などが挙げられる。これらセラミドの1種もしくは2種以上を用いることができる。セラミド類の組成物に占める割合は90%以下、1%以上である。好ましくは60%以下、1%以上であり、より好ましくは55%以下、10%以上である。
また、これらステロール類とセラミド類は組成物中へ併せて配合することも可能であり、かかる場合には、ステロール類およびセラミド類の組成物中に占める割合は90%以下、1%以上である。好ましくは、60%以下、1%以上であり、より好ましくは55%以下、10%以上である。なお、ステロール類やセラミド類が組成物中に90%より多く配合される場合には、これらステロール類やセラミド類が結晶として析出し易いという不具合がある。一方、ステロール類やセラミド類が組成物中に1%未満しか配合されない場合には、ステロール類やセラミド類による皮膚のバリア機能や頭髪の補修効果が十分に得られないおそれがある。
本発明で言う特定の親油性ポリグリセリン脂肪酸エステルとは、((グリセリン)n(OOR)m)の構造式に示すポリリシノレイン酸ポリグリセリンエステルとポリヒドロキシステアリン酸ポリグリセリンエステルの何れか一方であり、ポリグリセリンの重合度(n)が4〜12であり、脂肪酸とのエステル化度合いを示すエステル化度(m)/ポリグリセリンの重合度(n)の比率(m/n)が1/3〜2/3であり、且つ、脂肪酸(R)がリシノレイン酸とヒドロキシステアリン酸とそれらの重合物からなる群から選択された少なくとも1種であるものである。なお、このヒドロキシステアリン酸はリシノレイン酸に水素を添加することにより得られることが好適である。また、本発明において、エステル化度(m)とは、ポリグリセリン脂肪酸エステルを構成する脂肪酸(R)の重合体の重合度を示す。
ここで、かかる特定のポリグリセリン脂肪酸エステルは親油性である。なお、親油性であるか否かは、例えばHLB(Hydrophile Lipophile Balance)値により判別され得て、本発明に係る親油性ポリグリセリン脂肪酸エステルは、HLB値が1以上、9以下、好適には、1以上、6以下のものが使用される。また、かかるHLB値は、例えばIOB(Inorganic−Organic Balance)値×10により近似的に算出されて、当該IOB値は、有機概念図に基づいた無機性値(Inorganic Value:IV)と有機性値(Organic Value:OV)との比率(IV/OV)として、ポリグリセリン脂肪酸エステルの構造式などから算出され得る。
また、かかる特定のポリグリセリン脂肪酸エステルにおいてポリグリセリンの重合度(n)は4から12であり、好ましくは6から12、更に好ましくは8から12、最も好ましくは8から10である。なお、ポリグリセリンの重合度(n)が4より小さい場合には、ポリグリセリン脂肪酸エステルにおける水酸基の数が少なくなることから、十分なステロール類やセラミド類に対する結晶抑制効果が得られないおそれがある。更にまた、ポリグリセリンの重合度(n)が12より大きい場合には、組成物がべた付く感触になるおそれがある。さらに、ポリグリセリンの重合度が大きくなり過ぎるとポリグリセリン脂肪酸エステルにおける水酸基の数が多くなることから、油性物質(イソステアリン酸など)への溶解性が低下するおそれがある。
更にまた、かかる特定のポリグリセリン脂肪酸エステルは、エステル化度合い(m/n)が1/3から2/3の、ポリグリセリンと脂肪酸の重合体とのエステル化物である。なお、エステル化度合い(m/n)が1/3より小さい場合、すなわち脂肪酸(R)の重合度(m)がグリセリンの重合度(n)に対して小さ過ぎる場合には、ポリグリセリン脂肪酸エステル中における水酸基の割合が多くなることから、油性物質への溶解性が小さくなるおそれがある。一方、エステル化度合い(m/n)が2/3より大きい場合、例えば脂肪酸(R)の重合度(m)がグリセリンの重合度(n)に比較的近い場合には、ポリグリセリン脂肪酸エステル中における水酸基の数が不十分となり、十分なステロール類やセラミド類の結晶抑制効果が得られないおそれがある。
また、かかる特定のポリグリセリン脂肪酸エステルは、脂肪酸(R)がリシノレイン酸、あるいはヒドロキシステアリン酸であり、またこれらの重合物でも良い。
かかる特定のポリグリセリン脂肪酸エステルの本発明組成物での含量は50%以下、0.1%以上である。好ましくは30%以下、1%以上使用する事が望ましい。なお、ポリグリセリン脂肪酸エステルの含量が50%より多いと、本発明組成物がべた付く感触になるおそれがある。一方、ポリグリセリン脂肪酸エステルの含量が0.1%より小さいと、十分なステロール類やセラミド類の結晶抑制効果が得られないおそれがある。
本発明で言うイソステアリン酸は天然、合成由来であることを問わない。使用量は98.9%以下、1%以上である。好ましくは90%以下、1%以上であり、より好ましくは80%以下、1%以上である。又イソステアリン酸は塩基と中和して用いる事も出来る。なお、本発明組成物中において、イソステアリン酸が98.9%より多いとステロール類および/またはセラミド類やポリグリセリン脂肪酸エステルの量が少なくなり過ぎて、所望の皮膚のバリア効果や頭髪の補修効果、ステロール類やセラミド類の結晶抑制効果が十分に発揮されないおそれがある。一方、イソステアリン酸が1%より少ないと凝固点降下の効果が十分に達成されず、十分なステロール類やセラミド類の結晶抑制効果が得られないおそれがある。
以下に実施例を挙げて本発明を更に詳述するが、本発明はこれらにより何ら限定されるものでない。
(実施例1)
各種ポリグリセリン脂肪酸エステルのコレステロール、およびセラミドに対する結晶抑制効果を検討した。一定の処方で各種のポリグリセリン脂肪酸エステル、コレステロールおよび/またはセラミド、イソステアリン酸を均一に溶解した組成物を長時間放置した時の外観の変化、顕微鏡による結晶の有無、当該組成物のコレステロール、セラミドの融点以下での溶状を観察した。なお、本実験で使用したポリグリセリン脂肪酸エステルは日光ケミカルズ株式会社製、および各ポリグリセリン脂肪酸エステルのHLB値はIOB値から算出した。また、コレステロールおよびセラミドはそれぞれ、日本精化株式会社製「コレステロールJSQI」および高砂香料株式会社製「CERAMIDE TIC−001」(セラミドII)を使用した。
(試料の作製)
下記の[表1]の処方で、100℃以上に組成物を加温して均一に溶解後、撹拌しながら冷却して室温で放置した。また、実験に使用したポリグリセリン脂肪酸エステルと、それを構成する脂肪酸(R)、当該脂肪酸の重合度(エステル化度)(m)、グリセリンの重合度(n)、エステル化度合い(m/n)、HLB値は下記の[表2]のとおりである。
(試験法)
上記のように作製した各試料について、経時変化を観察して、コレステロールおよび/またはセラミドの結晶が析出するかを確認した。
(1)外観変化:各試料を3か月間室温にて放置した後、その外観を目視で観察して以下のような判定を行った。
○:半透明固体
△:白濁固体
×:結晶固体
(2)顕微鏡での変化:各試料を3か月間放置した後、偏光顕微鏡で観察した。固体状態での組成物を観察したことから、非結晶固体と結晶との差異が見分けられず、偏光にて同視野を観察して結晶の有無を判定した。固体物が偏光を有する場合は、非結晶化物と判定した。
○:結晶が認められない。
△:不透明個体が観察されて、偏光観察でも偏光を発していないと思われる個体が僅かに観察される。
×:固体物が観察されて、明らかに偏光を示さない結晶と思われる個体が観察される。
(3)90℃での放置による変化:90℃以上の融点を有するコレステロール、セラミドを含む各試料を、融点以下の90℃で溶状を外観測定した。恒温水槽にて10分間放置して、その状態を肉眼で観察して以下のように評価した。
◎:透明液体
○:僅か霞みのある液体
△:僅か不溶物が沈殿した液体
×:多くの不溶物が観察される液体
(結果)
結果を下記の[表3]〜[表5]に示す。
上記の結果から、HLB値が12.0以上である親水性のポリグリセリン脂肪酸エステルには顕著な結晶抑制の効果が認められなかった。特に、脂肪酸が、ステアリン酸やラウリン酸など飽和の脂肪酸とされる場合には、結晶抑制の効果がほとんど認められなかった。一方、脂肪酸がリシノレイン酸であり、ポリグリセリンの重合度(n)が6〜10、エステル化度合い(m/n)が1/3〜2/3、且つHLB値が9.0以下の親油性であるポリグリセリン脂肪酸エステルには、顕著な結晶抑制の効果が認められた。この結果から、本発明組成物は、コレステロールおよび/またはセラミド、ポリグリセリン脂肪酸エステル、イソステアリン酸が共融混合物として長期間に亘って存在していたことが確認された。
なお、図1〜6に、顕微鏡で観察した結果の写真を示す。図1は、結晶が認められない([表3]〜[表5]中の(2)顕微鏡変化の結果が○である)試料の代表的な1例を示す顕微鏡写真であり、図2は、図1と同視野を偏光で観察した顕微鏡写真である。図3は、不透明個体が観察され、偏光観察でも偏光を発していないと思われる個体が僅かに観察される([表3]〜[表5]中の(2)顕微鏡変化の結果が△である)試料の代表的な1例を示す顕微鏡写真であり、図4は、図3と同視野を偏光で観察した顕微鏡写真である。図5は、固定物が観察され、明らかに偏光を示さない結晶と思われる個体が観察される([表3]〜[表5]中の(2)顕微鏡変化の結果が×である)試料の代表的な1例を示す顕微鏡写真であり、図6は、図5と同視野を偏光で観察した顕微鏡写真である。
(実施例2)
各種ポリグリセリン脂肪酸エステルの結晶抑制効果が極性の溶媒中でも失われないかを検討するため、3か月放置した[表1]中のCタイプの組成物を、化粧品でよく用いられる極性の高い油に溶解して結晶物の有無の検討を行った。
(試料の作製)
3か月放置した[表1]中のCタイプの組成物を、下記の処方で極性油に溶解して、これを80℃の湯煎に10分間放置した。
組成物 1部
セチルイソオクタン酸エステル 10部
(試験法)
恒温槽に放置した試料を肉眼で確認して、以下のように評価した。
◎:透明液体
○:僅か霞みのある液体
△:僅か不溶物のある液体
×:明らかな不溶物のある液体
(結果)
結果を下記の[表6]に示す。
上記の結果から、ヘキサグリセリンテトラリシノレイン酸エステル、デカグリセリンペンタリシノレイン酸エステル、またはヘキサグリセリンジリシノレイン酸エステルを含む組成物は、コレステロールの融点(約140℃)よりも低い80℃で極性油に溶解状態で存在した。かかる結果は、これら特定のポリグリセリン脂肪酸エステルが結晶抑制効果を発揮したものと考えられる。
(実施例3)
本発明組成物の非結晶性
(処方)
コレステロール(日本精化株式会社製「コレステロールJSQI」)、セラミドII(高砂香料株式会社製「CERAMIDE TIC−001」)、イソステアリン酸、及び特定のポリグリセリン脂肪酸エステルとしてデカグリセリンペンタヒドロキシステアリン酸エステル(日光ケミカルズ株式会社製「デカグリン5HS」(商品名))とから試料を作製し、1ヶ月放置後の結晶性を外観、顕微鏡写真、示差熱測定(DSC)で評価した。この結果を表7に示した。なお、デカグリセリンペンタヒドロキシステアリン酸エステル(デカグリン5HS)のHLB値は8.0で親油性を示すとともに、脂肪酸(R:ヒドロキシステアリン酸)の重合度(エステル化度)(m)が5、グリセリンの重合度(n)が10であることから、エステル化度合い(m/n)は1/2である。
(試料の作り方)
[表7]に記載されている割合で其々の成分をビーカーに秤採り、140℃に加温して溶解し、混合して均一にした後、放置冷却して、各組成物(実施例α〜ε)を作製した。なお、比較例a,bとして、セラミドおよびコレステロールに流動パラフィンを加えたものを同様の手順により作製した。また、セラミドのみ、およびコレステロールのみの試料を同様の手順により作製した。
(結果)
得られた組成物(実施例α〜ε、比較例a,b)を3ヶ月放置後、外観、及び顕微鏡写真で結晶析出度合いを観察し、またこれらの試料(実施例α〜ε、比較例a,b、セラミドのみ、コレステロールのみ)を示差熱測定(DSC)にて融点挙動を評価した。これらの結果の一部について、DSCチャートを図7〜12に示す。なお、図7が実施例αの組成物、図8が実施例βの組成物、図9が実施例δの組成物、図10が比較例aの組成物、図11がセラミドのみの試料、図12がコレステロールのみの試料のDSCチャートである。
比較例a,bの試料は外観から、液体と結晶との分離が見られた。本発明組成物(実施例α〜ε)のみ均一な外観であった。比較例a,bの組成物は其々顕微鏡写真からも結晶が認められた(表中では×と表現した)。一方、図11,12に示されるように、セラミドのみ、コレステロールのみのDSCの結果では、それぞれを示すシャープなピークが認められた。また、図10に示すように、DSC測定では比較例aの組成物はセラミドの融点挙動がシャープなピークで認められた([表7]中の比較例aでは×と表現した)。比較例bにおいて、コレステロールは融点が高く測定不能であった。
一方、本発明組成物のDSCチャートでは、図7〜9に示すように、コレステロール、セラミドの融点ピークが消失し、非常に幅広いピークとなり、非結晶性と思われる図が得られた(表中では○と表現した)。かかる結果から、実施例α〜εでは、ポリグリセリン脂肪酸エステルの結晶抑制効果が発揮されて、セラミドおよび/またはコレステロールが結晶として析出しなかったものと推察される。
(実施例4)
本発明組成物の栄養クリームへの配合
(本発明組成物1の処方)
セラミド(セラミドIII) 10%
コレステロール 10
デカグリン5HS 1
イソステアリン酸 79
(本発明組成物1の作り方)
全成分を140℃に加温して、均一溶解後冷却して、50℃で放置した。セラミドの種類の影響を検討すべく、セラミドI,II,IVについても同様に作り、栄養クリームの試作を行った。
(栄養クリームの処方)
A デカグリン5HS 2.0%
(日光ケミカルズ株式会社製)
A 本発明組成物1 2.0
A 流動パラフィン 1.0
A セタノール 4.0
A ステアリン酸モノグリセライド 1.0
A グリセリン 10.0
B 精製水 5.0
B 水酸化ナトリウム 0.1
C 防腐剤 適量
D 精製水で 100.0
(栄養クリームの作り方)
上記処方中のA成分を70℃に加温して均一な溶液とした後、撹拌をしながら同温度に加温した上記処方中のB成分を加えた。加入終了後撹拌を続けながら冷却し、50℃で上記処方中のC成分(防腐剤)を加えた後、D成分(精製水)で全量を調節して30℃で撹拌を終了した。
(結果)
保湿能の高いクリームが得られ、更に3ヶ月放置後に顕微鏡によりクリームの結晶の有無を観察した。セラミド、コレステロールの結晶を認めることができなかった。またセラミドの種類を変えても全て同様な結果であった。
(実施例5)
コンディショナーへの配合
(本発明組成物2の処方)
ステロール類 10%
デカグリン5HS 1
イソステアリン酸 89
(本発明組成物2の作り方)
実施例4と同様にして作製した。またステロール類による差異を調べるため、コレステロール、フィトステロールの2種について検討した。
(ヘアトリートメントの処方)
A 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 3.0%
A 本発明組成物2 2.1
A セタノール 5.0
A スクワラン 1.0
C 防腐剤 適量
B 精製水で 100.0
(ヘアトリートメントの作製法)
上記処方中のA成分を70℃に加温して均一な溶液とした後、撹拌をしながら同温度に加温した上記処方中のB成分(精製水)を加えた。加入終了後撹拌を続けながら冷却し、50℃で上記処方中のC成分(防腐剤)を加えて30℃で撹拌を終了した。
(結果)
滑らかでコンディショニング性に優れたトリートメントが得られた。又3ヶ月放置後に顕微鏡により結晶の有無を観察したが、結晶を認めることができなかった。コレステロールとフィトステロールに差異は認められなかった。
(実施例6)
化粧クリームへの応用
(本発明組成物3の処方)
セラミド(セラミドIII) 1%
コレステロール 20
ヘキサグリンPR−15 1
(縮合リシノレイン酸ヘキサグリセリン、日光ケミカルズ株式会社製)
(HLB値:5.9、脂肪酸(R:リシノレイン酸)の重合度(エステル化度)(m):4、グリセリンの重合度(n):6、エステル化度合い(m/n):2/3)
イソステアリン酸 78
(本発明組成物3の作製法)
実施例4と同様に作製した。
(化粧クリームの処方)
A 本発明組成物3 3.0%
A セタノール 5.0
A ステアリン酸モノグリセライド 1.0
A PEG30セチルエーテル 1.0
B カーボマー 0.1
B 精製水で 100.0
B 水酸化ナトリウム PHを6±1に調整
C 防腐剤 適量
(化粧クリームの作製法)
上記処方中のA成分を70℃に加温して均一な溶液とした後、撹拌をしながら同温度に加温した上記処方中のB成分を加えた。加入終了後撹拌を続けながら冷却し、50℃で上記処方中のC成分(防腐剤)を加えて30℃で撹拌を終了した。
(結果)
3ヶ月放置後に顕微鏡により結晶の有無を観察した。セラミド、コレステロールの結晶を認めることができなかった。
(実施例7)
皮膚用乳液への応用
(本発明組成物4の処方)
セラミド(セラミドIII) 10%
イソステアリン酸 87
デカグリン5HS 3
(本発明組成物4の作製法)
実施例4と同様にして作製した。
(乳液の処方)
A 本発明組成物4 2.0%
A アルギニン 0.2
A PEG30フィトステアリルエーテル 2.0
(日光ケミカルズ株式会社製 BPS−30)
A セタノール 3.0
A ステアリン酸モノグリセライド 1.0
(日光ケミカルズ株式会社製 MGS−BV2)
A スクワラン 2.0
A セチルイソオクタノエート 3.0
A グリセリン 10.0
C 防腐剤 適量
B 精製水で 100.0
(乳液の作製法)
上記処方中のA成分を70℃に加温して均一な溶液とした後、撹拌をしながら同温度に加温した上記処方中のB成分(精製水)を加えた。加入終了後撹拌を続けながら冷却し、50℃で上記処方中のC成分(防腐剤)を加えて30℃で撹拌を終了した。
(結果)
3ヶ月放置後に顕微鏡により結晶の有無を観察した。セラミドの結晶を認めることができなかった。
(実施例8)
化粧水への応用
本発明組成物5を使用して、機械力でナノ分散物1を作製し、これを用いて化粧水を作製した。
(本発明組成物5)
デカグリン5HS 10%
フィトステロール 10
セラミド 10
イソステアリン酸 70
(組成物の作製法)
実施例4と同様にして作製した。
(セラミド、フィトステロールのナノ分散物1の処方)
A 本発明組成物5 1.0質量部
A グリセリン 30.0
A 1,3ブチレングリコール 1.0
A アルギニン 0.2
A 水酸化レシチン 0.05
A PEG30フィトステリルエーテル 1.0
B 精製水 50.0
(分散物の作製法)
上記処方中のA成分を60℃に加温して、攪拌しながら同温度に加温した上記処方中のB成分(精製水)を加えて分散した。室温まで冷却した後、高圧ホモジナイザーにて80nmの透明分散物を作製した。
(化粧水の処方)
セラミド、フィトステロールナノ分散物1 10.0%
香料 0.01
PEG60硬化ひまし油 0.05
グリセリン 5.0
乳酸 0.1
クエン酸 適量
水酸化ナトリウム PHを4.5〜5.0に調整する。
精製水で 100.0
(結果)
感触の良い、保湿性に優れた化粧水が得られた。3ヶ月放置により、結晶析出による外観の変化は無く、顕微鏡による観察した結果でも、セラミド、フィトステロールの結晶を認めることができなかった。
(実施例9)
油性軟膏への応用
(本発明組成物6の処方)
セラミド 5%
コレステロール 5
イソステアリン酸 20
デカグリン5HS 30
半硬化植物油 40
(組成物の作製法)
実施例4と同様にして作製した。
(油性軟膏基剤の処方)
組成物6 2.0%
ワセリン 98.0
(作製法)
50℃に加温、溶解して、撹拌して均一にした後放冷した。
(結果)
3ヶ月放置後も外観に変化が無く、顕微鏡による観察でも結晶は確認できなかった。
(実施例10)
リーブオントリートメントへの応用
(本発明組成物7の処方)
コレステロール 10%
イソステアリン酸 50
ヘキサグリセリンポリリシノレート(日光ケミカルズ株式会社製) 40
(HLB値:5.9、脂肪酸(R:リシノレイン酸)の重合度(エステル化度)(m):4、グリセリンの重合度(n):6、エステル化度合い(m/n):2/3)
(組成物の作り方)
A 本発明組成物7 10.0%
A 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.0
A デカグリセリンモノステアリン酸エステル 2.0
A セタノール 5.0
A ステアリン酸モノグリセライド 1.0
A カルナウバワックス 0.5
A シュガースクワラン 1.0
A ソルビトール 2.0
A 1,3ブチレングリコール 2.0
B 精製水で 100.0
(トリートメントの作り方)
上記処方中のA成分を70℃に加温して均一な溶液とした後、撹拌をしながら同温度に加温した上記処方中のB成分(精製水)を加えた。加入終了後撹拌を続けながら冷却し、30℃で撹拌を終了した。
(結果)
艶のある、伸びの良い感触のトリートメントが得られた。本トリートメントは3ヶ月後の状態変化は無く、顕微鏡による結晶の析出も認められなかった。
(実施例11)
ミストへの応用
(本発明組成物8の処方)
セラミド 5%
フィトステロール 40
イソステアリン酸 50
デカグリン5HS 5
(ナノ分散物2の作製)
A 本発明組成物8 10.0%
A グリセリン 40.0
A アルギニン 0.5
A HCO−30 5.0
B 精製水 44.5
(ナノ分散物の作り方)
A相を50℃に加温して良く撹拌混合後、同温度に加温したBを加えて混合した。この混合物を高圧ホモジナイザーにて、粒径を80nmに調整した。
(ミストの処方)
ナノ分散物2 3.0%
ソルビトール 2.0
防腐剤 適量
精製水で 100.0
(ミストの作り方)
其々を常温で混合して作製した。
(結果)
感触が良く、持続性のあるミストが得られた。3ヶ月放置による外観変化は認められなかった。

Claims (4)

  1. (A)90%〜1%とされたステロール類とセラミド類の少なくとも一方と、
    (B)50%〜0.1%の特定の親油性ポリグリセリン脂肪酸エステルと、
    (C)98.9%〜1%のイソステアリン酸と、
    を含有し、(B)成分が、縮合リシノレイン酸ヘキサグリセリンである一方、
    前記ステロール類が、カンベステロール、スティグマステロール、シトステロール、コレステロール、フィトステロール、ラノステロールからなる群より選択される1つであると共に、
    前記セラミド類が、N−アシルスフィンゴシン、N−ヒドロキシアシルスフィンゴシン、N−アシルフィトスフィンゴシンからなる群より選択される少なくとも1つである
    ことを特徴とする非結晶性の組成物。
  2. 前記(A)成分がステロール類である請求項1に記載の非結晶性の組成物。
  3. 前記(A)成分がセラミド類である請求項1に記載の非結晶性の組成物。
  4. 請求項1〜の何れか一項に記載の非結晶性の組成物を含む外用剤。
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