JP6396704B2 - 洗浄装置 - Google Patents

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本発明は、車両のタイヤ、タイヤハウスおよび車体底部を洗浄する洗浄装置に関するものである。
近年、牧場等の畜産施設や農場等の農業施設等では、家畜への伝染病や農産物の土壌伝染病への感染対策が重要視されている。
そして、感染対策の1つとして、畜産施設や農業施設等で使用した車両について、タイヤ、タイヤハウスおよび車体底部を洗浄してタイヤ、タイヤハウスおよび車体底部に付着した泥や土を除去した後、車両全体の洗浄および消毒が行われている。
この種の車両のタイヤ等を洗浄する洗浄装置としては、車輪の少なくとも一部が漬かる水が貯留された水槽と、この水槽内にて水流を発生させる手段とを有し、水流が発生した水槽内に車両を進入させて車輪を水に漬けることにより、車輪の泥や土を除去する構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2014−34317号公報(第2頁、図1)
しかしながら、上述の特許文献1の洗浄装置では、例えば冬季等の温度が低い環境では、水槽内の水が氷結する可能性があり、水が氷結すると洗浄性能が低下して適切にタイヤを洗浄できないばかりか、タイヤハウスや車体底部に氷が付着して洗浄できない問題が考えられる。
特に、例えば自動車の洗浄に適用する場合には、水槽内が一部でも氷結すると、水槽内に進入する際にスリップが発生し、適切に洗浄できない可能性がある。
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、温度が低い環境であっても適切にタイヤ、タイヤハウスおよび車体底部を洗浄できる洗浄装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載された洗浄装置は、車両のタイヤ、タイヤハウスおよび車体底部を洗浄する洗浄装置であって、車両のタイヤが走行可能でかつ洗浄水を貯留可能な貯留部と、この貯留部を走行する車両のタイヤ、タイヤハウスおよび車体底部に向けて洗浄水を噴射する噴射手段と、前記貯留部に貯留された洗浄水を排出する排水部と、前記貯留部を加熱する加熱手段とを具備し、前記噴射手段は、前記貯留部を走行する車両のタイヤ、タイヤハウスおよび車体底部に向けて洗浄水を噴射することにより、その噴射された洗浄水によって前記車両のタイヤ、タイヤハウスおよび車体底部を洗浄するとともに、前記貯留部内の洗浄水に車両の走行方向とは反対方向へ流れる水流を発生させるものである。
請求項2に記載された洗浄装置は、請求項1記載の洗浄装置において、噴射手段は、貯留部に貯留された洗浄水の水位より低い箇所に配置されているものである。
請求項3に記載された洗浄装置は、請求項1または2記載の洗浄装置において、貯留部は、車両の走行方向の前方に向かって下方へ傾斜する下方傾斜部と、この下方傾斜部の前方に接続され車両の走行方向の前方に向かって上方へ傾斜する上方傾斜部とを有し、前記上方傾斜部に噴射手段が設けられ、前記下方傾斜部に排水部が設けられているものである。
請求項4に記載された洗浄装置は、請求項3記載の洗浄装置において、噴射手段と排水部とは、上方傾斜部と下方傾斜部との境界部分を基準に互いに対称になるように設けられているものである。
本発明によれば、貯留部を加熱する加熱手段を備えるため、温度が低い環境であっても貯留部に貯留された液体の氷結を防止でき、適切にタイヤを洗浄できる。
本発明の一実施の形態に係る洗浄装置の構成を示す側面図である。 同上洗浄装置の斜視断面図である。 同上洗浄装置を用いた洗浄消毒システムを示す平面図である。
以下、本発明の一実施の形態の構成について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1において、1は洗浄装置であり、この洗浄装置1は、例えば、畜産施設、農業施設および食品加工工場等の施設やイベント会場等の出入口に設置され、施設や会場等への入退場の際に、矢印で示す方向に走行して通過する例えばトラック等の車両2を洗浄および消毒するものである。
ここで、車両2は、車体3と、この車体3に図示しないシャフトを介して取り付けられたタイヤ4とを備え、車体3は、タイヤ4に対向するタイヤハウス5と、車体底部6とを有している。タイヤハウス5は、タイヤ4の円弧面状の外周面の一部、例えば上方部、前方部および後方部を覆うようにタイヤ4に対向して設けられたもので、車両2が走行することにより、タイヤ4や車体底部6とともに泥や土が付着しやすい箇所である。
そして、洗浄装置1は、車両2が走行することにより泥や土が付着しやすいタイヤ4、タイヤハウス5および車体底部6を洗浄して、泥や土を除去する。
また、洗浄装置1には、タイヤ4を洗浄した後に車両2全体を洗浄および消毒する消毒装置7が並設されている。
この消毒装置7は、車両2の入場を感知する入場センサー7aと、消毒装置7に入場した車両2全体を洗浄および消毒する消毒手段7bと、車両2の退場を感知する退場センサー7cとを有している。そして、洗浄装置1にてタイヤ4、タイヤハウス5および車体底部6を洗浄した後の車両2の入場が入場センサー7aにて感知されて消毒手段7bが駆動し、消毒手段7bによる洗浄および消毒した後の車両2の退場が退場センサー7cにて感知されて、消毒装置7が停止する。
洗浄装置1は、車両2のタイヤ4が走行可能でかつ例えば次亜塩素酸を含む消毒液等である洗浄水11を貯留可能なようにコンクリート等にて形成された貯留部12を備えている。
この貯留部12には、貯留部12を走行する車両2のタイヤ4、タイヤハウス5および車体底部6に向けて洗浄水11を噴射する噴射手段としての噴射ノズル13が車両2のタイヤ4の間隔に対応するように設けられている。また、貯留部12には、貯留された洗浄水11を排出する排水部としての排水溝14が設けられている。さらに貯留部12には、貯留部12を加熱する加熱手段15が埋設されている。
貯留部12は、車両2の入場側に位置する下方傾斜部16と、車両2の退場側に位置する上方傾斜部17とを有している。
下方傾斜部16は、車両2の走行方向の前方に向かって、すなわち車両2の入場側から退場側に向かって下方へ例えば約5%の勾配で傾斜している。
上方傾斜部17は、下方傾斜部16において車両2の走行方向の前方側の端部であり最も高さが低くなる先端に接続されている。また、上方傾斜部17は、車両2の走行方向の前方に向かって上方へ例えば約5%の勾配で傾斜している。
したがって、貯留部12は、下方傾斜部16と上方傾斜部17とによって、洗浄水11を貯留可能に側方断面視で略V字状に構成されており、これら下方傾斜部16および上方傾斜部17の上側面が車両2のタイヤ4の走行面となる。
噴射ノズル13は、上方傾斜部17に設けられており、上方傾斜部17の上側面に対して傾斜状に洗浄水11を噴射することにより、上方傾斜部17を走行してくる車両2のタイヤ4、タイヤハウス5および車体底部6に向けて洗浄水11を噴射する。
また、噴射ノズル13は、上方傾斜部17において、貯留部12に貯留された洗浄水11の水位より低い箇所に配置されている。このように貯留された洗浄水11の水位より低い箇所に噴射ノズル13が配置されることにより、噴射ノズル13が洗浄水11を噴射すると、図2に矢印で示すように、貯留部12内の洗浄水11に車両2の走行方向とは反対方向、すなわち貯留部12を走行するタイヤ4に向かって車両2の退場側である上方傾斜部17から車両2の入場側である下方傾斜部16側へ流れる水流が発生する。
排水溝14は、噴射ノズル13にて発生させる水流において噴射ノズル13より下流側に位置するように設けられている。より具体的には、排水溝14は、貯留部12において下方傾斜部16と上方傾斜部17との境界部分を基準に噴射ノズル13と対称になるように下方傾斜部16に設けられている。すなわち、噴射ノズル13によって発生した水流を利用して貯留部12内の洗浄水11が排水溝14から排水されやすくなるように、噴射ノズル13の位置に対応して排水溝14が配置されている。
また、貯留部12には、排水溝14から排水された洗浄水11を噴射ノズル13に循環させる循環手段19が設けられている。
循環手段19は、一端が排水溝14に接続され他端が噴射ノズル13に接続された配管部材21を有している。また、この配管部材21の途中にはポンプ22が設けられており、このポンプ22の駆動力によって、貯留部12内の洗浄水11が排水溝14から噴射ノズル13へ供給される。
ここで、貯留部12に貯留された洗浄水11には、タイヤ4、タイヤハウス5および車体底部6から除去された泥や土等の夾雑物が混在しているため、排水溝14からは洗浄水11とともに夾雑物も排出される。
そこで、排水溝14には、排水溝14から排出され循環手段19にて循環させる洗浄水11から夾雑物を分離するための分離手段としてのフィルタ23が設けられている。
そして、ポンプ22の駆動により、排水溝14から排出されながらフィルタ23にて夾雑物が除去された洗浄水11が噴射ノズル13に供給されて、循環手段19にて循環させた洗浄水11が噴射ノズル13から洗浄水11が噴射される。
加熱手段15は、下方傾斜部16および上方傾斜部17の傾斜に沿って埋設された、例えばロードヒーティングや発熱板等にて構成される。そして、加熱手段15により下方傾斜部16および上方傾斜部17を加熱することによって、貯留部12内の洗浄水11の温度を凝固点以上に維持して、洗浄水11の氷結を防止する。
次に、上記洗浄装置1の作用等を説明する。
車両2が下方傾斜部16から洗浄装置1に入場し下方傾斜部16を走行すると、車両2のタイヤ4の一部が貯留部12内の洗浄水11に浸漬した状態となる。
タイヤ4が洗浄水11に浸漬した状態の車両2が下方傾斜部16から上方傾斜部17へ走行することにより、貯留部12内をタイヤ4が走行しタイヤ4の円弧面状の外周面である接地面が少なくとも1周してタイヤ4の全面が洗浄水11に順次浸漬される。なお、貯留部12内では、噴射ノズル13からの洗浄水11の噴射によって水流が発生しており、車両2は水流とは反対方向へ走行する。
このようにタイヤ4が洗浄水11に浸漬されながら車両2が水流とは反対方向へ走行することにより、貯留部12内を走行するタイヤ4に向かって貯留部12内の洗浄水11が流れ、タイヤ4の表面や溝に付着した泥や土等の付着物がタイヤ4から除去されるか、または、付着物がタイヤ4から除去されやすい状態になる。
車両2が上方傾斜部17を走行すると、噴射ノズル13によってタイヤ4、タイヤハウス5および車体底部6に向けて洗浄水11が噴射されて、タイヤ4の表面や溝に残留した泥や土等の付着物と、タイヤハウス5および車体底部6の付着物とが除去される。
車両2は、このようにタイヤ4、タイヤハウス5および車体底部6が洗浄装置1にて洗浄および消毒された後、洗浄装置1から消毒装置7へ入場する。
車両2が消毒装置7に入場すると、入場センサー7aにて車両2の入場が感知されて消毒手段7bが駆動し、車両2全体に向けて消毒液が噴霧されて車両2全体が洗浄および消毒される。
また、消毒手段7bによる車両2の洗浄および消毒が完了し車両2が消毒手段7bを通過すると、退場センサー7cにて車両2の退場が感知され、消毒手段7bが停止する。
そして、このような洗浄装置1によれば、貯留部12を加熱する加熱手段15を備えるため、冬季等の温度が低く洗浄水11が氷結しやすい環境であっても、貯留部12に貯留された洗浄水11の氷結を防止できる。
なお、例えば、貯留部12内に洗浄水11を貯留せず噴射ノズル13の噴射のみにより洗浄する構成であったとしても、噴射して洗浄した後の洗浄水11が氷結すると走行する車両2のタイヤ4のスリップの原因になるとともに、メンテナンスしにくくなる。また、貯留部12に洗浄水11を貯留する構成において、貯留した洗浄水11が一部でも氷結した場合には、洗浄水11の流動性が低下し洗浄水11の洗浄力が低下してしまう。
したがって、加熱手段15にて洗浄水11の氷結を防止することにより、車両2は、貯留部12内でタイヤ4を洗浄水11に十分に浸漬できるとともに、タイヤ4が洗浄水11に浸漬した状態で貯留部12をスリップすることなく走行できる。そのため、貯留部12に貯留された洗浄水11および噴射ノズル13から噴射された洗浄水11によって、適切にタイヤ4、タイヤハウス5および車体底部6を洗浄できる。
また、貯留部12を加熱することにより貯留部12内の洗浄水11も加熱されるため、洗浄水11の温度上昇によりタイヤ4を浸漬することによる洗浄力を向上できる。
噴射ノズル13にて貯留部12内の洗浄水11に水流を発生させることにより、貯留部12内では水流に向かってタイヤ4が走行するため、洗浄水11にタイヤ4を浸漬するだけでなく、水流による圧力がタイヤ4に作用するため、貯留された洗浄水11による洗浄力を向上できる。
貯留部12が下方傾斜部16および上方傾斜部17を有することにより、車両2がスムーズに貯留部12へ入場および貯留部12から退場できる。
また、上方傾斜部17に噴射ノズル13が設けられることにより、走行面である上方傾斜部17の上側面に対して傾斜状に洗浄水11を噴射でき、例えば水平な走行面から鉛直に洗浄水11を噴射する場合に比べて、走行する車両2のタイヤ4に向けて洗浄水11を噴射しやすく、より効果的にタイヤ4を洗浄できる。
噴射ノズル13が上方傾斜部17に設けられ、排水溝14が下方傾斜部16に設けられることにより、噴射ノズル13にて発生させた水流において噴射ノズル13より下流に排水溝14が位置するため、水流を利用して貯留部12から洗浄水11をスムーズに排水できる。
特に、貯留部12において下方傾斜部16と上方傾斜部17との境界部分を基準に噴射ノズル13と排水溝14とが対称になるように噴射ノズル13の位置に対応して排水溝14が配置されることにより、水流をより効果的に利用してスムーズに排水できるため、タイヤ4から除去された夾雑物を洗浄水11とともに排水溝14から排出しやすく、夾雑物が貯留部12の底に溜まることを防止できる。
貯留部12に循環手段19が設けられることにより、排水溝14から排水された洗浄水11を再利用できるため、効率的にタイヤ4を洗浄できる。
また、排水溝14から排出される洗浄水11から夾雑物を分離するフィルタ23が設けられたことにより、夾雑物を分離した洗浄水11を循環できるため、適切に洗浄できるとともに、夾雑物をフィルタ23にて分離して回収できメンテナンスが容易である。
そして、一般的に他の部分に比べて泥や土が付着しやすいタイヤ4、タイヤハウス5および車体底部6を洗浄装置1にて洗浄して泥や土を十分に除去した後、消毒装置7にて車両2全体を洗浄および消毒するため、車両2を効果的に消毒でき、家畜への伝染病や農産物の土壌伝染病への感染を予防できる。
なお、上記一実施の形態では、図1において車両2としてトラックを記載したが、タイヤ4を備えた車両2であればよく、例えば、乗用車やトラクター等にも適用できる。
また、洗浄装置1に消毒装置7は並設された構成としたが、このような構成には限定されず、消毒装置7とは別個に洗浄装置1を利用してもよい。
洗浄水11として例えば次亜塩素酸を含む消毒液等を用いタイヤ4、タイヤハウス5および車体底部6を洗浄および消毒する構成としたが、洗浄水11は、タイヤ4、タイヤハウス5および車体底部6を洗浄できるものであればよく、例えば水道水や井戸水等の水を用いてもよい。
噴射ノズル13は、上方傾斜部17における貯留された洗浄水11の水位より低い箇所に配置され、洗浄水11を噴射することにより、貯留部12に貯留された洗浄水11に水流を発生させる構成としたが、タイヤ4、タイヤハウス5および車体底部6に向けて洗浄水11を噴射できる構成であれば、噴射ノズル13の位置や噴射性能は適宜決定できる。
また、噴射ノズル13は、車両2のタイヤ4の間隔に対応するように設けられていればその数は適宜選択でき、例えば、トラックだけでなく乗用車やトラクターのタイヤ4の間隔にも対応できるように、左右方向に並列して複数設けられた構成にしてもよい。
貯留部12は、下方傾斜部16および上方傾斜部17を有し、噴射ノズル13が上方傾斜部17に設けられ排水溝14が下方傾斜部16に設けられた構成としたが、車両2のタイヤ4が走行可能でかつ洗浄水11を貯留可能な構成であればよく、貯留部12の形状や噴射ノズル13および排水溝14の配置は適宜決定できる。
また、貯留部12が下方傾斜部16および上方傾斜部17を有する構成にする場合は、下方傾斜部16および上方傾斜部17の傾斜角度は適宜決定できる。
さらに、貯留部12は、循環手段19を有する構成としたが、このような構成には限定されず、洗浄水11を循環させない構成にしてもよい。
また、循環手段19にて洗浄水11を循環させる構成の場合には、分離手段としてのフィルタ23が設けられた構成には限定されず、分離手段は、循環手段19にて循環させる洗浄水11から夾雑物を分離できる構成であればよく、例えば配管部材21における排水溝14とポンプ22との間に固液分離装置が設けられた構成等にしてもよい。
ここで、施設や会場等の出入口にて、洗浄装置1と消毒装置7とを並設した洗浄消毒装置で車両2を洗浄および消毒する場合、入場側と退場側とで1つの洗浄消毒装置を共用すると、入場および退場の一方では適切に洗浄できるが、他方では消毒装置7より洗浄装置1が下流に配置されてしまい、消毒装置7による洗浄および消毒の後に洗浄装置1を通過することになり、貯留された洗浄水11に混在する夾雑物がタイヤ4等に付着してしまう。そのため、入場側と退場側とで別個の洗浄消毒装置を設置する必要がある。
また、施設や会場等では、特に施設や会場等の外部からの家畜への伝性病や土壌伝染病の感染対策が重要である。そのため、施設や会場等の出入口にて車両2を洗浄および消毒するシステムとしては、入場側の洗浄消毒装置および退場側の洗浄消毒装置の両方に洗浄装置1が設けられた構成だけでなく、洗浄装置1と消毒装置7とを適宜組み合わせることができ、例えば図3に示すような洗浄消毒システム30としてもよい。
この洗浄消毒システム30は、外部から施設や会場等へ入場する際に通過する入場側洗浄消毒装置31と、施設や会場等から外部へ退場する際に通過する退場側洗浄消毒装置32とを備え、入場側洗浄消毒装置31は、車両2の走行方向に沿って順次並設された洗浄装置1と消毒装置7とを有しており、退場側洗浄消毒装置32は、消毒装置7のみを有している。
そして、外部から施設や会場等へ入場する車両2は、洗浄装置1にてタイヤ4、タイヤハウス5および車体底部6が洗浄および消毒された後、消毒装置7にて車両2全体が洗浄および消毒され、施設や会場等から外部へ退場する車両2は、消毒装置7にて車両2全体が洗浄および消毒される。
1 洗浄装置
2 車両
4 タイヤ
5 タイヤハウス
6 車体底部
11 洗浄水
12 貯留部
13 噴射手段としての噴射ノズル
14 排水部としての排水溝
15 加熱手段
16 下方傾斜部
17 上方傾斜部
19 循環手段
23 分離手段

Claims (4)

  1. 車両のタイヤ、タイヤハウスおよび車体底部を洗浄する洗浄装置であって、
    車両のタイヤが走行可能でかつ洗浄水を貯留可能な貯留部と、
    この貯留部を走行する車両のタイヤ、タイヤハウスおよび車体底部に向けて洗浄水を噴射する噴射手段と、
    前記貯留部に貯留された洗浄水を排出する排水部と、
    前記貯留部を加熱する加熱手段とを具備し、
    前記噴射手段は、前記貯留部を走行する車両のタイヤ、タイヤハウスおよび車体底部に向けて洗浄水を噴射することにより、その噴射された洗浄水によって前記車両のタイヤ、タイヤハウスおよび車体底部を洗浄するとともに、前記貯留部内の洗浄水に車両の走行方向とは反対方向へ流れる水流を発生させる
    ことを特徴とする洗浄装置。
  2. 噴射手段は、貯留部に貯留された洗浄水の水位より低い箇所に配置されている
    ことを特徴とする請求項1記載の洗浄装置
  3. 貯留部は、車両の走行方向の前方に向かって下方へ傾斜する下方傾斜部と、この下方傾斜部の前方に接続され車両の走行方向の前方に向かって上方へ傾斜する上方傾斜部とを有し、
    前記上方傾斜部に噴射手段が設けられ、前記下方傾斜部に排水部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の洗浄装置。
  4. 噴射手段と排水部とは、上方傾斜部と下方傾斜部との境界部分を基準に互いに対称になるように設けられている
    ことを特徴とする請求項3記載の洗浄装置。
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