JP6395163B1 - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】振動による上側コア及び下側コアの移動を規制して、上側コアと押さえバネ及び下側コアと筐体取り付け面との擦れを防止し、コア粉の発生を無くして、信頼性及び耐久性を向上させることのできる電子機器を提供する。【解決手段】電子機器は、筐体と、トランス巻線モールド50を上側コア60と下側コア61とにより挟持してなるトランス5と、トランス5を筐体に固定する固定機構とを有し、トランス巻線モールド50は、上側コア60及び下側コア61のそれぞれに形成された被係合部に、トランス巻線モールド50に形成された複数の係合部をそれぞれ係合させることにより、上側コア60及び下側コア61に位置決めされ、固定機構は、トランス巻線モールド50を筐体に固定する固定部12と、トランス5を構成する上側コア60を押圧する押さえバネ70とを有する。【選択図】図5

Description

本発明は、高電圧を低電圧に変換するトランスが筐体に固定された電子機器に関する。
従来、車載用のトランスとして、板状金属を打ち抜いて形成された、高電圧側の電流が流れる一次側導体と低電圧側の電流が流れる二次側導体とがインサートモールドされたトランス巻線モールドと、このトランス巻線モールドを、磁気回路を形成する上側コアと下側コアとで挟み、上側コアと下側コアをテープで固定するものが知られている(例えば特許文献1参照)。
また、一次側導体と二次側導体の間に絶縁フィルムを挿入したものを、上側コアと下側コアとで挟み込む形でトランスを構成し、上側コアをバネで押さえて筐体に固定する車載用電力変換装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2016−111130号公報 特許第5769784号公報
特許文献1に開示された車載用のトランスは、トランス巻線モールドが、ネジで筐体に固定される。しかしながら、上側コアと下側コアは、トランス巻線モールド及び筐体のいずれにも固定されておらず、テープが巻かれて互いに接合されているだけなので、振動によりコアが筐体から浮き上がることがある。浮き上がったコアは、筐体に衝突して異音を発生させ、破損することがあった。
また、特許文献2に開示された車載用電力変換装置は、一次側導体、二次側導体は絶縁部材を介してネジで筐体に固定されている。しかしながら、トランスの上側コアと下側コアは、押さえバネで筐体に押し付けられているだけである。したがって、筐体の取り付け面に垂直な方向の振動に対しては、上側コア及び下側コアの移動は抑制されるが、筐体の取り付け面に沿う方向の振動に対しては、動いてしまうことがある。すると、上側コアと押さえバネ又は下側コアと筐体取り付け面が擦れてコアが削れ、コアの粉が発生することがある。コアの粉は導電性があるため、筐体内部の電気回路をショートさせてしまうおそれがある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、振動による上側コア及び下側コアの移動を規制して、上側コアと押さえバネ及び下側コアと筐体取り付け面との擦れを防止し、コア粉の発生を無くして、電子機器の信頼性及び耐久性を向上させるものである。
本発明に係る電子機器は、筐体と、トランス巻線モールドを上側コアと下側コアとにより挟持してなるトランスと、トランスを筐体に固定する固定機構とを有し、上側コア及び下側コアは、それぞれ被係合部を有し、トランス巻線モールドは、複数の係合部を有し、トランス巻線モールドは、上側コア及び下側コアのそれぞれの被係合部に、複数の係合部をそれぞれ係合させることにより、上側コア及び下側コアに位置決めされ、固定機構は、上側コアと下側コアとにより挟持されたトランス巻線モールドを、筐体に固定する固定部と、トランス巻線モールドを挟持した上側コア及び下側コアを、上側コアの上から筐体に対して押圧する押さえバネと、押さえバネを筐体に固定する押さえバネ固定部とを有する。
本発明は、電子機器の筐体に、上側コア及び下側コアとトランス巻線モールドを位置決めして固定すること、上側コアの上から筐体に押さえバネで押圧することにより、振動による上側コアと押さえバネの擦れ及び下側コアと筐体取り付け面の擦れによるコア粉の発生を防止する。これにより、コア粉による電子機器への影響を無くすことができる。これにより、電子機器の信頼性及び耐久性を向上させることができる。
本発明の実施の形態1による電子機器を示す斜視図である。 実施の形態1による電子機器のカバーを取り外した状態を示す図である。 実施の形態1による電子機器のカバーと電子回路基板を取り外した状態を示す図である。 実施の形態1による電子機器のカバーと電子回路基板を取り外した状態の上面図である。 実施の形態1による電子機器のトランスを固定する固定部を示す斜視図である。 実施の形態1による電子機器のトランスを固定する固定部を示す上面図である。 図6のVII−VII線に沿う断面図である。 図6のVIII−VIII線に沿う断面図である。 実施の形態1による電子機器のトランスの分解図である。 実施の形態1による電子機器のトランスの第1変形例を示す分解図である。 実施の形態1による電子機器のトランスの第2変形例を示す分解図である。 実施の形態1による電子機器の押さえバネの変形例を示す図である。 図12のXIII−XIII線に沿う断面図である。
以下、本発明の電子機器の好適な実施の形態につき、図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における電子機器100を示す斜視図である。図1に示すように、実施の形態1の電子機器100は、略直方体の筐体1を有している。筐体1はカバー2で覆われており、カバー2は、複数のネジ90により筐体1に取り付けられている。筐体1の対向する側面の一方には、信号コネクタ40が取り付けられており、他方の側面には、電源コネクタ41が取り付けられている。
図2は、電子機器100のカバー2を外した状態である。筐体1の内部には、電子回路基板3が固定されている。また、図3は、カバー2と電子回路基板3を取り外した状態を示す斜視図、図4は、カバー2と電子回路基板3を取り外した状態を示す上面図である。図3及び図4に示すように、筐体1の底面1Aには、複数の支柱10が、筐体1に取付けられている。図2に示した電子回路基板3は、これらの複数の支柱10に、複数のネジ92によって固定されている。
信号コネクタ40は、筐体の側面にネジ91により固定され、電源コネクタ41は、筐体の側面にネジ93により固定されている。また、筐体1の底面1Aには、トランス5が固定されている。信号コネクタ40と電源コネクタ41及びトランス5は、それぞれ電子回路基板3に電気的に接続されている。なお、筐体1の内部及び電子回路基板3には、図示しない電子部品及び配線が収容されているが、説明は省略する。
図5は、トランス5の固定状態を示す斜視図、図6は、トランス5の固定状態を示す上面図である。図5及び図6に示すように、トランス5は、押さえバネ70によって筐体1に押圧されている。
押さえバネ70は、金属板を打ち抜き加工して形成された帯状の部材に、曲げ加工を施すことにより形成されている。金属板を打ち抜き加工した際には、片方の面にバリが発生する。バリが発生する面と反対側の面をダレ面という。押さえバネ70は、このダレ面側を、押圧側として形成されている。
筐体1には、押さえバネ70を固定する柱状の押さえバネ固定部11が形成されている。押さえバネ固定部11の上部には、2つの位置決めピン11Aが形成されている。一方、押さえバネ70には、2つの位置決め穴70Aが形成されている。押さえバネ70は、この2つの位置決め穴70Aに、押さえバネ固定部11の2つの位置決めピン11Aを嵌合させることによって位置決めされる。この2つの位置決めピン11Aにより、押さえバネ70は、筐体1の底面1Aに平行な面内での回転が規制される。そして、押さえバネ70は、ネジ95により押さえバネ固定部11に固定される。
トランス5は、トランス巻線モールド50と、上側コア60及び下側コア61を有している。トランス巻線モールド50は、金属板を打ち抜き加工して形成された、一次側接続端子20及び21と二次側接続端子22及び23とを有している。またトランス巻線モールド50は、一次側接続端子20及び21と接続された図示しない一次側巻線と、二次側接続端子22及び23と接続された図示しない二次側巻線とを有している。これら一次側接続端子20及び21と、二次側接続端子22及び23と、一次側巻線及び二次側巻線とは、インサートモールドにより形成されている。
トランス巻線モールド50と、上側コア60及び下側コア61とは、トランス巻線モールド50を、上側コア60及び下側コア61により上下から挟持し、テープ80を巻き付けることにより一体化されている。トランス5は、この状態で筐体1の底面1Aに取り付けられる。
図5に示すように、筐体1の底面1Aには、2つの柱状の固定部12が筐体1と一体に形成されている。トランス5は、この2つの固定部12の間に配置される。そして、トランス巻線モールド50の2つのネジ穴に挿入された2つのネジ94により、固定部12に取り付けられる。さらに、トランス5に巻き付けられたテープ80の上から、押さえバネ70を上側コア60に当接させる。そして、押さえバネ70は、トランス5を筐体1に対して押圧する。これにより、トランス5は、筐体1の底面1Aに対し、底面1Aに平行な方向及び垂直な方向への移動が規制される。
次に、トランス巻線モールド50と、上側コア60及び下側コア61との位置決めについて、図7〜図9を用いて説明する。図7は、図6のVII−VII線に沿う断面図であり、図8は、図6のVIII−VIII線に沿う断面図である。また、図9は、トランス5の分解図である。なお、図7では、トランス5を形成するトランス巻線モールド50、上側コア60及び下側コア61、二次側接続端子22及び23と、押さえバネ70の断面については、引き出し線を見やすくするために、ハッチングを省略している。また、図8においては、トランス巻線モールド50のハッチングを省略している。
図7及び図9に示すように、トランス巻線モールド50は、上面に2つの位置決めピン50Aを有している。さらに、トランス巻線モールド50は、下面側に2つの位置決めピン50Bを有している。一方、上側コア60は、トランス巻線モールド50の2つの位置決めピン50Aと対応する位置に、2つの位置決め穴60Aを有している。また、下側コア61は、トランス巻線モールド50の2つの位置決めピン50Bと対応する位置に、2つの位置決め穴61Aを有している。
トランス巻線モールド50は、2つの位置決めピン50Aを、上側コア60の2つの位置決め穴60Aに挿入することにより、上側コア60と位置決めされる。また、トランス巻線モールド50は、2つの位置決めピン50Bを、下側コア61の2つの位置決め穴61Aに挿入することにより、下側コア61と位置決めされる。このようにして、トランス巻線モールド50は、上側コア60及び下側コア61に位置決めされて、挟持される。
このように、実施の形態1による電子機器100によれば、筐体1の底面1Aに、固定部12と、押さえバネ70とを有している。そして、トランス5を構成するトランス巻線モールド50を、ネジ94により固定部12に固定することにより、トランス巻線モールド50が筐体1から浮き上がること及び筐体1の底面1Aに平行な方向への位置ずれを防止している。また、トランス5を構成する上側コア60を、押さえバネ70によって押圧することにより、下側コア61が、筐体1から浮き上がることを防止している。
これにより、電子機器100に振動が加えられた場合であっても、上側コア60と押さえバネ70との接触面の擦れによるコア粉の発生を抑制することができる。よって、コア粉による電子部品への影響が抑制され、電子機器100の信頼性が向上する。
また、実施の形態1による電子機器100によれば、トランス巻線モールド50の上部に位置決めピン50Aを形成し、下部に位置決めピン50Bを形成している。また、上側コア60に位置決め穴60Aを形成し、下側コア61に位置決め穴61Aを形成している。そして、トランス巻線モールド50の位置決めピン50Aを、上側コア60の位置決め穴60Aに嵌合させて、トランス巻線モールド50と上側コア60とを互いにずれないように位置決めしている。また、トランス巻線モールド50の位置決めピン50Bを、下側コア61の位置決め穴61Aに嵌合させて、トランス巻線モールド50と下側コア61とを互いにずれないように位置決めしている。そして、トランス巻線モールド50に対する、上側コア60及び下側コア61の、底面1Aに平行な方向への移動を規制するとともに、位置ずれを防止している。
これにより、電子機器100に振動が加えられた場合であっても、上側コア60と押さえバネ70との接触面及び下側コア61と筐体1との接触面の擦れによるコア粉の発生を抑制することができる。よって、コア粉による電子部品への影響が抑制され、電子機器100の信頼性が向上する。
また、実施の形態1による電子機器100によれば、上側コア60及び下側コア61には、テープ80が巻き付けられている。そして、押さえバネ70は、テープ80を介して上側コア60と接触し、下側コア61は、テープ80を介して筐体1の底面1Aと接触する。これにより、上側コア60と押さえバネ70との接触面及び下側コア61と筐体1の底面1Aとの接触面の擦れがさらに抑制され、コア粉の発生をさらに抑制することができる。よって、電子機器100の信頼性をさらに向上させることができる。
なお、押さえバネ70は、打ち抜き加工時のダレ面側をテープ80に当接させている。これにより、押さえバネ70の打ち抜き加工時のバリによって、テープ80を損傷させることが防止される。また、テープ80の幅は、押さえバネ70の幅より広いものを使用している。よって、押さえバネ70の当接位置がテープ80からずれた場合であっても、押さえバネ70と上側コア60とが擦れることがない。これにより、押さえバネ70と上側コア60とが擦れることによるコア粉の発生を、さらに抑制することができる。よって、電子機器100の信頼性をさらに向上させることができる。
なお、実施の形態1では、トランス巻線モールド50の位置決めピン50A及び50Bを、トランス巻線モールド50と一体に成形していたが、これに限るものではない。例えば、位置決めピン50A及び50Bは、トランス巻線モールド50と一体に成形せずに、別途製作して、トランス巻線モールド50に圧入してもよい。さらに、実施の形態1では、トランス巻線モールド50の上部と下部に、それぞれ2つの位置決めピン50A及び50Bを形成していたが、位置決めピン50A及び50Bの数は、これに限るものではない。例えば、位置決めピン50A及び50Bの数は、それぞれ3つ以上であってもよい。
また、実施の形態1による電子機器100では、トランス巻線モールド50に、位置決めピン50A及び50Bを形成し、上側コア60及び下側コア61に、それぞれ位置決め穴60A及び61Aを形成していたが、これに限るものではない。例えば、図10に示すように第1変形例のトランス巻線モールド51に示すように、トランス巻線モールド51に、一対の位置決め穴51A及び一対の位置決め穴51Bを形成してもよい。この場合、上側コア62の、トランス巻線モールド51の一対の位置決め穴51Aに対応する位置に、一対の位置決めピン62Aを形成し、さらに、下側コア63に、トランス巻線モールド51の一対の位置決め穴51Bに対応する位置に、一対の位置決めピン63Aを形成すればよい。
第1変形例のトランス巻線モールド51と上側コア62及び下側コア63によっても、実施の形態1の電子機器100と同様に、トランス巻線モールド51に対する、上側コア62及び下側コア63の位置ずれを抑制することができる。これにより、電子機器100に振動が加えられた場合であっても、上側コア62及び下側コア63の、筐体1及びトランス巻線モールド51に対する位置ずれ及び浮きを抑制することができる。よって、上側コア62と押さえバネ70との接触面及び下側コア63と筐体1との接触面の擦れが抑制でき、コア粉の発生を抑制することができる。さらに、コア粉による電子部品への影響が抑制され、電子機器100の信頼性が向上する。
なお、第1変形例における、上側コア62及び下側コア63の位置決めピン62A及び63Aは、上側コア62及び下側コア63と一体に成形してもよいし、別途作成して上側コア62及び下側コア63に圧入するようにしてもよい。
また、実施の形態1では、トランス巻線モールド50に、トランス巻線モールド50の上面及び下面から突出する位置決めピン50A及び50Bを形成したが、これに限るものではない。例えば、図11の第2変形例に示すトランス巻線モールド52のように、トランス巻線モールド52の上部及び下部から突出しない一対の位置決め凸部52Aを形成してもよい。この場合、上側コア64には、トランス巻線モールド52の一対の位置決め凸部52Aに対応する位置に、一対の位置決め凹部64Aを形成する。そして、下側コア65にも、一対の位置決め凸部52Aに対応する位置に、一対の位置決め凹部65Aを形成する。
第2変形例のトランス巻線モールド52と上側コア64及び下側コア65によっても、実施の形態1の電子機器100と同様に、トランス巻線モールド52に対する、上側コア64及び下側コア65の位置ずれを抑制することができる。これにより、電子機器100に振動が加えられた場合であっても、上側コア64及び下側コア65の、筐体1及びトランス巻線モールド52に対する位置ずれ及び浮きを抑制することができる。よって、上側コア64と押さえバネ70との接触面及び下側コア65と筐体1との接触面の擦れが抑制でき、コア粉の発生を抑制することができる。さらに、コア粉による電子部品への影響が抑制され、電子機器100の信頼性が向上する。
なお、実施の形態1では、電子機器100にトランス5を固定する場合について説明したが、これに限るものではない。例えば、トランス5は、金属板を打ち抜き加工して形成された導体を、樹脂と一体に成形したインサートモールドと上側コア及び下側コアを有するリアクトルであってもよい。
また、実施の形態1では、トランス5を、片持ちの押さえバネ70により筐体1に対して押圧していたが、これに限るものではない。例えば、図12及び図13に示す変形例の押さえバネ71のように、両持ちとして、筐体1に形成した2つの押さえバネ固定部11に固定してもよい。なお、押さえバネ70及び押さえバネ71の形状は一例であり、トランス5の上側コア60を押圧できる形状であれば、どのような形状であっても構わない。
また、実施の形態1では、支柱10を、筐体1に取り付けた形態としたが、支柱10は筐体1に一体に形成されていてもよい。
本発明の実施の形態1による電子機器100は、特に、いわゆる電気自動車である、EV(Electric Vehicle)、又はプラグインハイブリッド車である、PHV (Plug−in Hybrid Vehicle)及びプラグインハイブリッド電気自動車である、PHEV (Plug−in Hybrid Electric Vehicle)に搭載される、車載用電力変換機器、車載用DC/DCコンバータ及び車載用充電器などの電子機器として適用可能である。
1 筐体、1A 底面、2 カバー、3 電子回路基板、5 トランス、10 支柱、11 押さえバネ固定部、11A 位置決めピン(位置決め部材)、12 固定部、20,21 一次側接続端子、22,23 二次側接続端子、40 信号コネクタ、41 電源コネクタ、50〜52 トランス巻線モールド、60,62,64 上側コア、61,63,65 下側コア、70,71 押さえバネ、50A,50B,62A,63A 位置決めピン(係合部)、51A,51B,60A,61A,70A 位置決め穴(被係合部)、52A 位置決め凸部(係合部)、64A,65A 位置決め凹部(被係合部)、80 テープ、90〜95 ネジ、100 電子機器。

Claims (10)

  1. 筐体と、
    トランス巻線モールドを上側コアと下側コアとにより挟持してなるトランスと、
    前記トランスを前記筐体に固定する固定機構とを有する電子機器であって、
    前記上側コア及び前記下側コアは、
    それぞれ位置決め穴を有し、
    前記トランス巻線モールドは、
    複数の位置決めピンを有し、
    前記トランス巻線モールドは、
    前記上側コア及び前記下側コアのそれぞれの前記位置決め穴に、前記複数の位置決めピンをそれぞれ係合させることにより、前記上側コア及び前記下側コアに位置決めされ、
    前記固定機構は、
    前記上側コアと前記下側コアとにより挟持された前記トランス巻線モールドを、前記筐体に固定する固定部と、
    前記トランスの前記上側コアを押圧する押さえバネと、
    前記押さえバネを前記筐体に固定する押さえバネ固定部とを有する、
    電子機器。
  2. 筐体と、
    トランス巻線モールドを上側コアと下側コアとにより挟持してなるトランスと、
    前記トランスを前記筐体に固定する固定機構とを有する電子機器であって、
    前記上側コア及び前記下側コアは、
    それぞれ位置決めピンを有し、
    前記トランス巻線モールドは、
    複数の位置決め穴を有し、
    前記トランス巻線モールドは、
    前記上側コア及び前記下側コアのそれぞれの前記位置決めピンに、前記複数の位置決め穴をそれぞれ係合させることにより、前記上側コア及び前記下側コアに位置決めされ、
    前記固定機構は、
    前記上側コアと前記下側コアとにより挟持された前記トランス巻線モールドを、前記筐体に固定する固定部と、
    前記トランスの前記上側コアを押圧する押さえバネと、
    前記押さえバネを前記筐体に固定する押さえバネ固定部とを有する、
    電子機器。
  3. 前記位置決めピンは、樹脂により形成されている、
    請求項に記載の電子機器。
  4. 前記上側コアと前記下側コアには、テープが巻き付けられている、
    請求項1からのいずれか一項に記載の電子機器。
  5. 前記テープの幅は、前記押さえバネの幅より広い、
    請求項に記載の電子機器。
  6. 前記押さえバネは、打ち抜き加工により形成され、
    前記押さえバネは、打ち抜きによるダレ面側を前記テープに当接させる、
    請求項に記載の電子機器。
  7. 前記押さえバネ固定部は、前記押さえバネを位置決めする位置決め部材を有する、
    請求項1からのいずれか一項に記載の電子機器。
  8. EV又はPHEVに、車載用電力変換機器として搭載される、
    請求項1からのいずれか一項に記載の電子機器。
  9. EV又はPHEVに、車載用DC/DCコンバータとして搭載される、
    請求項1からのいずれか一項に記載の電子機器。
  10. EV又はPHEVに、車載用充電器として搭載される、
    請求項1からのいずれか一項に記載の電子機器。
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