JP5784094B2 - 電子部品モジュールおよびその搭載方法 - Google Patents

電子部品モジュールおよびその搭載方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5784094B2
JP5784094B2 JP2013230921A JP2013230921A JP5784094B2 JP 5784094 B2 JP5784094 B2 JP 5784094B2 JP 2013230921 A JP2013230921 A JP 2013230921A JP 2013230921 A JP2013230921 A JP 2013230921A JP 5784094 B2 JP5784094 B2 JP 5784094B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic component
terminal
circuit member
housing
electrical connection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013230921A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015091076A (ja
Inventor
高博 水野
高博 水野
拓人 矢野
拓人 矢野
石倉 寿
寿 石倉
侑司 菅谷
侑司 菅谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2013230921A priority Critical patent/JP5784094B2/ja
Publication of JP2015091076A publication Critical patent/JP2015091076A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5784094B2 publication Critical patent/JP5784094B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Filters And Equalizers (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

この発明は、電子部品モジュール、特にコイルやコンデンサ等の大きい電子部品を含む電源装置のフィルタ回路等の電子部品モジュールに関する。
近年の急速なハイブリッド自動車や電気自動車の普及に伴い、電源装置を車両に搭載する機会が増加している。電源装置を車両に搭載する際に特有の問題として、車両は走行中に様々な振動を受けるという点がある。たとえば、下記特許文献1によると、電源装置を構成する電子部品の一部を電気回路がインサート成型された部材に接続し、電子部品をシリコーン樹脂からなる固定用接着剤を用いてケースに固着することで、振動耐久性を向上させることが記述されている。
特開2011−003564号公報
従来、ハイブリッド自動車や電気自動車に搭載される車載用電源装置において、電源装置の搭載位置は、車室内や、バネ上のフレームといった振動耐久に対する要求が緩やかな場所がほとんどであった。こういった場所への搭載の場合には特許文献1で示されている構造を有する電源装置であったとしても、十分な振動耐久性を有する場合がある。
しかしながら、車両内の搭載位置に関する多種の厳しい制約条件の上では、振動耐久に対する要求が厳しい場所、たとえばトランスミッションやモーターに直接設置することを求められることがあり、従来の構成では電子部品モジュール(電源装置のフィルタ回路の電子部品モジュール等)を構成する部品が、強い振動を受け、部品を保持する部材から離脱してしまう可能性があった。
振動耐久性を向上させるための方策の一つとしては、装置すなわち電子部品モジュール全体の小型化、もしくは薄型化(低背化)が挙げられる。特許文献1では、トロイダル形状のコイルについて、回路をインサート成型した部材にはんだ付け、もしくは溶接する構成について記載されているが、コイルとインサート成型部材の位置関係は、上下に重ねた状態となっており、高さ方向の寸法が大きくなる。これは、装置全体の低背化の支障となり、ひいては振動耐久性の向上が制限される場合がある。また、コイルの端子はリード形状になっており、コイルをインサート成型部材に接続する際、下方向に向いて端子が伸びる位置関係となる。この時、端子の端部(リード端)から下方向に電気的な絶縁のための空間距離が必要となり、インサート成型部材を金属製筐体に固定することを想定すると、この絶縁のための空間距離が、装置全体の高さ方向の寸法の低減を制限する。
この発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、特に大きい電子部品を含む電子部品モジュールにおいて、小型化、特に薄型化(低背化)を図った電子部品モジュール等を提供することを目的とする。また、小型化、薄型化(低背化)に伴い、振動耐久性を向上した電子部品モジュール等を提供することを目的とする。
この発明は、少なくとも一つの電子部品と、前記電子部品の電気配線を含む回路部材と、を備え、筐体の筐体面に搭載される電子部品モジュールにおいて、前記電子部品が、端子を同一方向で前記回路部材に向けて前記回路部材で電気的に接続されるように配置され、前記回路部材が、前記各端子が接続されている面が前記筐体面に対し垂直になるように配置され、前記電子部品の端子が前記回路部材を貫通して反対側に突出して延び、前記回路部材が、前記筐体面にネジ固定するための穴を有した前記電子部品の端子の突出方向と同じ方向に延びる少なくとも1つの固定部、前記筐体が導電性を有する場合において、前記筐体面と電気的接続を行うネジのための穴を有した前記電子部品の端子の突出方向と同じ方向に延びる少なくとも1つの接地部、他の回路との電気的接続を行うための前記電子部品の端子の突出方向と同じ方向に延びる少なくとも1つの端子部、のいずれかの少なくとも1つを有し、前記端子の突出方向において、前記端子と電気的な絶縁のための空間領域を足した長さより前記固定部、接地部および端子部の長さを長くした、電子部品モジュール等にある。
この発明では、小型化、特に薄型化(低背化)を図った電子部品モジュールを提供できる。また、小型化、薄型化(低背化)に伴い、振動耐久性を向上した電子部品モジュール等を提供することができる。
この発明に係る電源装置のフィルタ回路の電気回路図である。 この発明の実施の形態1による電源装置のフィルタ回路の電子部品モジュールの上面図である。 図2の矢印Aの方向から見た側面図である。 図2の電子部品モジュールの二点破線Cに沿った矢印Bから見た断面図である。 図2の電子部品モジュールの二点破線Dに沿った矢印Bから見た断面図である。 この発明の実施の形態2による電源装置のフィルタ回路の電子部品モジュールの上面図である。
以下、この発明による電子部品モジュール等を各実施の形態に従って図面を用いて説明する。なお、各実施の形態において、同一もしくは相当部分は同一もしくは対応する符号で示し、重複する説明は省略する。また、以下ではこの発明による電子部品モジュール等を、大きい電子部品を含む電源装置のフィルタ回路の電子部品モジュールを例に挙げて説明するが、この発明はこれに限定されるものではなく、種々の電子部品モジュールに適用可能である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る電源装置のフィルタ回路の電気回路図である。図1において、電源装置のフィルタ回路は、Xコンデンサ6(アクロス・ザ・ライン・コンデンサ)、Yコンデンサ1、2、4、5(ライン・バイパス・コンデンサ)、コモンモードチョークコイル3からなる電子部品と、P(正)側入力端子7と、N(負)側入力端子8と、P側出力端子9と、N側出力端子10aと、で構成されている。また、装置全体(すなわち電子部品モジュール:以下同様)のグランド電位に相当する部分を、グランド11で示している。
このフィルタ回路は、P側入力端子7と、N側入力端子8は、ハイブリッド車や電気自動車に搭載された駆動用の高電圧バッテリのプラス端子およびマイナス端子にそれぞれ接続されている。Yコンデンサ1は、図1に示すように、P側入力端子7に接続された配線と、グランド11の間に接続される。同様に、Yコンデンサ4は、P側出力端子9に接続された配線と、グランド11の間に接続される。また、同様に、Yコンデンサ2は、N側入力端子8に接続された配線と、グランド11の間に接続される。また、同様に、Yコンデンサ5は、N側出力端子10aに接続された配線と、グランド11の間に接続される。コモンモードチョークコイル3は、トロイダル形状のコアに巻線となるエナメル被覆線を巻回させた構造であり、4つの電気接続用端子を有し、P側入力端子7、N側入力端子8、P側出力端子9、N側出力端子10aに、それぞれ接続される。Yコンデンサ1、2、4、5および、コモンモードチョークコイル3は、このフィルタ回路が含まれる装置全体の電磁環境両立性(EMC)性能を満たすための構成部品である。
また、Xコンデンサ6は、図1に示すように、P側出力端子9と、N側出力端子10aの間に接続されている。Xコンデンサ6は、その両端に印加される電圧の変動を抑制するために接続される、電源装置のフィルタ回路の、構成部品である。
図2はこの発明の実施の形態1による電源装置のフィルタ回路の電子部品モジュールの上面図、図3は図2の矢印Aの方向から見た側面図である。すなわち図2において、図2の紙の表面が、この電子部品モジュールの筐体200(図3参照)の、電子部品モジュールを搭載する搭載面(筐体面)となり、図1の1〜6である電子部品(10〜60)を搭載する回路部材121がその搭載面(基板面)が筐体200の筐体面に対し垂直になるように設けられている。
図2および図3において、電子部品モジュールは、Xコンデンサ60と、Yコンデンサ10、20、40、50とコモンモードチョークコイル30とからなる電子部品群と、電気回路配線が樹脂によってインサート成型されたインサート成型部材である回路部材121と、で構成されている。電子部品群(10〜60)の配列に関し、図2および図3では回路部材121上で、筐体面に沿った方向に直線的に一列に並べて搭載されているが、必ずしもこの配列に限定されない。
回路部材121には、回路部材121を、金属製の筐体200と機械的に固定するためのネジ穴等を有する少なくとも1つの固定部122が設けられている。
また回路部材121には、回路部材内部に形成された例えばバスバー等からなる電気配線回路(図示省略)を他の回路と電気的に接続するための、金属が露出した入力端子、出力端子を有する少なくとも1つの端子部123,124が設けられている。端子部123は図1のP側入力端子7およびN側入力端子8を構成し、端子部124は図1のP側出力端子9およびN側出力端子10aを構成する。
さらに回路部材121には、内部の電気配線回路のグランド部、すなわち図1のグランド11に相当する部位を構成する、装置全体のグランドとなる金属製の筐体200に電気配線回路を電気的に接続するための少なくとも1つの金属が露出したまたは電気配線回路の配線が延長された接地部125が設けられている。
なお、固定部122、端子部123,124、接地部125は、電子部品(10〜60)の電気接続用端子(13,31,61)(単に端子とも云う)の突出方向と同じ方向、すなわち筐体200の電子部品モジュール搭載面である筐体面に平行な方向に例えば回路部材121本体から直角に折れ曲がって延びている(図4,5参照)。
但し、固定部122、端子部123,124、接地部125はそれぞれ、回路部材121に少なくとも1つずつ設けられ、さらにそのうちの少なくとも1つずつが電子部品の端子の突出方向と同じ方向(筐体面に平行な方向)に延びていればよい。
回路部材121を電子部品(10〜60)の搭載面と反対側から見た図3において、Xコンデンサ60は、1つにつき、2つの電気接続用端子61を有し、回路部材121内の電気回路配線に設けられた電極62に電気的に接続される。この接続の方法については、高い振動耐久性を得るためには溶接であることが望ましいが、求められる振動条件によってははんだ付けなど、他の接続方法であってもよい。
Yコンデンサ10,20,40,50は、1つにつき、2つの電気接続用端子13を有し、回路部材121内の電気回路配線に設けられた電極12に電気的に接続される。この接続の方法については、前述した、Xコンデンサ60の接続方法と同様である。
また、コモンモードチョークコイル30は、4つの電気接続用端子31を有し、回路部材121内の回路に設けられた電極32に電気的に接続される。この接続の方法については、前述した、Xコンデンサ60の接続方法と同様である。
上記各電子部品の電気接続用端子(端子)61,31,13は同一方向で回路部材121に向けられ(筐体200の電子部品モジュール搭載面である筐体面に平行な方向)、回路部材121に電気的に接続され、さらに、回路部材121を貫通し、回路部材121の電子部品搭載面と反対側に突出して延びている。これにより、電子部品モジュール全体の高さ方向の寸法を増やすことなく、後述する電気的な絶縁のための空間距離Gが容易に得られ、また電子部品の振動耐久性を向上させるための押さえつけを容易にする。
図4は図2の電子部品モジュールの二点破線Cに沿ったYコンデンサ20および接地部125の矢印Bから見た断面図である。回路部材121内部の電気回路配線の2つの電極12はYコンデンサ20の2つの電気接続用端子13にそれぞれ電気的に接続されると共に、一方の電極12が筐体200の筐体面に沿って延びるように折り曲げられて延長されて金属が露出した接地部125となり、接地部125はネジによって金属製の筐体200に電気的接続を伴って固定される。
図5は図2の電子部品モジュールの二点破線Dに沿ったXコンデンサ60および固定部122の矢印Bから見た断面図である。回路部材121内部の電気回路配線の2つの電極62は、Xコンデンサ60の2つの電気接続用端子61にそれぞれ電気的に接続される。固定部122は、回路部材121の樹脂部分が筐体200の筐体面に沿って延びるように折り曲げられて延長されてネジによって金属製の筐体200に機械的に固定されている。
コモンモードチョークコイル30は、その電気接続用端子31が、筐体200の表面に対し、平行となる向きで配置されている。これにより、電子部品モジュール全体の高さ方向の寸法を抑制できる。これは次のような理由による。
電源装置のフィルタ回路を構成する電子部品のうち、高さ方向の寸法が最も大きい部品はコモンモードチョークコイル30であり、その寸法は図3の記号Fにて示す寸法である。従来の回路構成では、図2の記号Eで示す方向を高さ方向に配置し、コモンモードチョークコイル30やXコンデンサ6を、インサート成型部材(回路部材121に相当)と上下方向に重ねて配置する構造が一般的であった。しかしながら、一般的に電源装置のフィルタ回路に使用されるコモンモードチョークコイル30は記号Fにて示す寸法(リンク状コイルの直径方向の長さ)の方が、記号Eにて示す寸法(リンク状コイルの高さ方向の長さ+電気接続用端子の長さ)よりも小さい。
この実施の形態では、電気接続用端子が、筐体200の表面(筐体の電子部品モジュールの搭載面である筐体面)に対し、平行となる向きで配置されることで、記号Fで示す寸法を電子部品モジュールの高さ方向に配置することができ、装置全体の高さ方向の寸法を抑制できる。さらに、電気接続用端子の端部からの延長方向には、電気的な絶縁のための空間距離(図2において記号Gにて示す部分)が必要となるが、このことは、記号Eで示す寸法を高さ方向に配置した場合に、さらに高さ方向の寸法が大きくなる(リンク状コイルの高さ方向の長さ+電気接続用端子の長さ+空間距離G))要因となり得る。
さらに、振動耐久性を向上させるために、Xコンデンサ60は、たとえば押さえバネ(図示省略)で上方向から筐体200の表面に押さえつけるような方法で固定してもよい。従来のような、コモンモードチョークコイルやXコンデンサを、インサート成型部材(回路部材に相当)と上下方向に重ねて配置する構造の場合、Xコンデンサの下方向には電気接続用端子と筐体との電気的な絶縁のための空間があるため、上方向から振動に耐えうる十分な力で押さえつけることが困難となる。この実施の形態のような構成の場合、Xコンデンサ60と、筐体200の表面は直接接触しているため、そのような問題は生じない。
また、この実施の形態においては、インサート成型部材である回路部材121には、回路部材121を、筐体200と機械的に接続するための穴を有する固定部122が設けられている。固定部122は、回路部材121の樹脂部分と一体を成すものであり、その設置方向は、Xコンデンサ60の電気接続用端子61や、コモンモードチョークコイル30の電気接続用端子31が突出している方向と同じ方向である。
前述のとおり、Xコンデンサ60の電気接続用端子61や、コモンモードチョークコイル30の電気接続用端子31の端部からの延長方向には、電気的な絶縁のための空間距離(図2において記号Gにて示す部分)が必要となるが、この実施の形態のように、電気接続用端子61または電気接続用端子31と、記号Gで示した距離を足した長さよりも、固定部122の長さ(図2において記号Hにて示す部分)を長くすることにより、自動的にGの距離を確保できるという利点が得られる。
図2においては、固定部122は、電気接続用端子61や電気接続用端子31が突出している方向と同じ方向にのみ設置されているが、回路部材121と筐体200の固定をより強固とするために、追加の固定部を、電気接続用端子61や電気接続用端子31が突出している方向と同じ方向とは異なる方向に設置してもよい。
また、この実施の形態においては、電気回路配線が樹脂によってインサート成型された回路部材121には、電気配線回路の一部となる金属部分を、筐体にネジによって電気的に接続するための穴があけられている凸状の接地部125が設けられている。前項での記述と同様に、接地部125の設置方向は、Xコンデンサ60の電気接続用端子61や、コモンモードチョークコイル30の電気接続用端子31が突出している方向と同じ方向である。
前述のとおり、Xコンデンサ60の電気接続用端子61や、コモンモードチョークコイル30の電気接続用端子31の端部からの延長方向には、電気的な絶縁のための空間距離(図2において記号Gにて示す部分)が必要となるが、この実施の形態のように、電気接続用端子61または電気接続用端子31と、記号Gで示した距離を足した長さよりも、接地部125の長さ(図2において記号Iにて示す部分)を長くすることにより、自動的にGの距離を確保できるという利点が得られる。
また、この実施の形態においては、インサート成型部材である回路部材121には、内部に成型した電気配線回路を、外部の回路と電気的に接続するための、金属が露出した入力端子、出力端子を有する端子部123、124が設けられている。前項での記述と同様に、端子部123、124は、回路部材121と一体を成すものであり、その設置方向は、Xコンデンサ60の電気接続用端子61や、コモンモードチョークコイル30の電気接続用端子31が突出している方向と同じ方向である。
前述のとおり、Xコンデンサ60の電気接続用端子61や、コモンモードチョークコイル30の電気接続用端子31の端部からの延長方向には、電気的な絶縁のための空間距離(図2において記号Gにて示す部分)が必要となるが、この実施の形態のように、電気接続用端子61または電気接続用端子31と、記号Gで示した距離を足した長さよりも、端子部123、124の長さ(図2において記号Jにて示す部分)を長くすることにより、自動的にGの距離を確保できるという利点が得られる。
以上のような構成とすることにより、コモンモードチョークコイル30の、最も寸法が小さい方向を、電子部品モジュール全体の高さ方向に向けて設置することができ、装置全体を低背化することができる。ひいては、低背化に伴う振動耐久性の向上も見込まれる。
また、接地部125を、電気接続用端子61や電気接続用端子31が突出している方向と同じ方向に設置することにより、自動的に、電気接続用端子61や電気接続用端子31の端部からの延長方向に必要な絶縁空間距離を確保でき、別途、絶縁のための空間距離を確保する必要がなくなる。
また、端子部123、124を、電気接続用端子61や電気接続用端子31が突出している方向と同じ方向に設置することにより、自動的に、電気接続用端子61や電気接続用端子31の端部からの延長方向に必要な絶縁空間距離を確保でき、別途、絶縁のための空間距離を確保する必要がなくなる。
実施の形態2.
図6はこの発明の実施の形態2による電源装置のフィルタ回路の電子部品モジュールの上面図である。図6において、電源装置のフィルタ回路の電子部品モジュール全体300は、例えば金属製の筐体200内に設置されている。また、筐体200は、筐体と一体となる壁(筐体の電子部品モジュールの搭載面である筐体面と別の筐体面)201を有する。
この実施の形態では、電子部品モジュール全体300は筐体200内の隅に配置されており、Xコンデンサ60の電気接続用端子61や、コモンモードチョークコイル30の電気接続用端子31の突出方向とは反対方向の面が、筐体200の壁201と近接して対向するように配置されている。一方、Xコンデンサ60の電気接続用端子61や、コモンモードチョークコイル30の電気接続用端子31の突出方向と同じ方向のスペースは、電源装置のフィルタ回路以外の何らかの構成部品が配置されるスペースとなっている。
Xコンデンサ60の電気接続用端子61や、コモンモードチョークコイル30の電気接続用端子31の端部からの延長方向には、電気的な絶縁のための空間距離が必要となるということについては先述したとおりである。もし、この実施の形態とは逆に、Xコンデンサ60の電気接続用端子61や、コモンモードチョークコイル30の電気接続用端子31の突出方向の面が、筐体200の壁201と近接して向かい合うように配置されていた場合、電気接続用端子61や電気接続用端子31と壁201との間に、電気的な絶縁のための空間距離を設ける必要が生じる。このスペースは、装置全体のサイズの小型化を制限する要因の一つになり得る。この実施の形態のように、Xコンデンサ60の電気接続用端子61や、コモンモードチョークコイル30の電気接続用端子31の突出方向とは反対方向の面が、筐体200の壁201と近接して対向するように配置することで、Xコンデンサ60と壁201の間のスペースが必要なくなるため、装置全体の小型化を図ることができるようになる。
以上のような構成とすることにより、Xコンデンサ60と、筐体200の筐体の電子部品モジュールの搭載面である筐体面と別の筐体面である壁201の間のスペースが必要なくなるため、装置全体の小型化を図ることができるようになる。
1,2,4,5,10,20,40,50 Yコンデンサ、3,30 コモンモードチョークコイル、6,60 Xコンデンサ、7 P側入力端子、8 N側入力端子、9 P側出力端子、10a N側出力端子、11 グランド、12,32,62 電極、13,31,61 電気接続用端子、121 回路部材、122 固定部、123,124 端子部、125 接地部、200 筐体、201 壁、300 電子部品モジュール全体。

Claims (4)

  1. 少なくとも一つの電子部品と、前記電子部品の電気配線を含む回路部材と、を備え、筐体の筐体面に搭載される電子部品モジュールにおいて、
    前記電子部品が、端子を同一方向で前記回路部材に向けて前記回路部材で電気的に接続されるように配置され、前記回路部材が、前記各端子が接続されている面が前記筐体面に対し垂直になるように配置され、
    前記電子部品の端子が前記回路部材を貫通して反対側に突出して延び、
    前記回路部材が、
    前記筐体面にネジ固定するための穴を有した前記電子部品の端子の突出方向と同じ方向に延びる少なくとも1つの固定部、
    前記筐体が導電性を有する場合において、前記筐体面と電気的接続を行うネジのための穴を有した前記電子部品の端子の突出方向と同じ方向に延びる少なくとも1つの接地部、
    他の回路との電気的接続を行うための前記電子部品の端子の突出方向と同じ方向に延びる少なくとも1つの端子部、
    のいずれかの少なくとも1つを有し、
    前記端子の突出方向において、前記端子と電気的な絶縁のための空間領域を足した長さより前記固定部、接地部および端子部の長さを長くした、
    電子部品モジュール。
  2. 前記回路部材が、前記筐体の内側に搭載され、前記電子部品の端子の突出方向と反対側が前記筐体の内面に近接して対向していることを特徴とする請求項1に記載の電子部品モジュール。
  3. 前記電子部品モジュールが、電源装置のフィルタ回路のモジュールからなり、前記電子部品が、それぞれ少なくとも一つ以上のXコンデンサ、Yコンデンサ、コモンモードチョークコイルを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の電子部品モジュール。
  4. 少なくとも一つの電子部品と、前記電子部品の電気配線を含む回路部材と、を備え、筐体の筐体面に搭載される電子部品モジュールにおいて、
    前記電子部品を、端子を同一方向で前記回路部材に向けて前記回路部材で電気的に接続されかつ前記回路部材を貫通して反対側に突出して延びるように配置し、前記回路部材を、前記各端子が接続されている面が前記筐体面に対して垂直になるように配置し、
    前記電子部品の端子を前記回路部材を貫通させて反対側に突出させて延ばし、
    前記回路部材に、
    前記筐体面にネジ固定するための穴を有した前記電子部品の端子の突出方向と同じ方向に延びる少なくとも1つの固定部、
    前記筐体が導電性を有する場合において、前記筐体面と電気的接続を行うネジのための穴を有した前記電子部品の端子の突出方向と同じ方向に延びる少なくとも1つの接地部、
    他の回路との電気的接続を行うための前記電子部品の端子の突出方向と同じ方向に延びる少なくとも1つの端子部、
    の少なくとも1つを設け、
    前記端子の突出方向において、前記端子と電気的な絶縁のための空間領域を足した長さより前記固定部、接地部および端子部の長さを長くする、
    電子部品モジュールの搭載方法。
JP2013230921A 2013-11-07 2013-11-07 電子部品モジュールおよびその搭載方法 Active JP5784094B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013230921A JP5784094B2 (ja) 2013-11-07 2013-11-07 電子部品モジュールおよびその搭載方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013230921A JP5784094B2 (ja) 2013-11-07 2013-11-07 電子部品モジュールおよびその搭載方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015091076A JP2015091076A (ja) 2015-05-11
JP5784094B2 true JP5784094B2 (ja) 2015-09-24

Family

ID=53194414

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013230921A Active JP5784094B2 (ja) 2013-11-07 2013-11-07 電子部品モジュールおよびその搭載方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5784094B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6734693B2 (ja) * 2016-04-27 2020-08-05 株式会社指月電機製作所 コンデンサ

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62120114A (ja) * 1985-11-20 1987-06-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd 雑音防止用等のフイルタ
JPH0531337U (ja) * 1991-08-05 1993-04-23 沖電気工業株式会社 車載用電子装置
JP2008078844A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Tdk Corp ノイズフィルタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015091076A (ja) 2015-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107742976B (zh) 滤波器和车辆
JP6298974B2 (ja) 出力ノイズ低減装置
JP2010251400A (ja) ケースモールド型コンデンサ
JP5617278B2 (ja) 電流検出装置
US20200194159A1 (en) Coil device, coil device with circuit board, and electrical junction box
JP2012042412A (ja) 電流検出装置
CN110168902B (zh) 电力转换装置
JP6387736B2 (ja) ノイズフィルタ
JP2013192366A (ja) 高電圧用電気接続箱
US9693494B2 (en) Noise reduction device
WO2021220563A1 (ja) 電力変換装置
JP6305731B2 (ja) ケースモールド型コンデンサおよびその製造方法
JP6696071B2 (ja) 出力ノイズ低減装置
JP5784094B2 (ja) 電子部品モジュールおよびその搭載方法
JP2017085300A (ja) コンデンサユニット
CN113906675B (zh) 噪声滤波器以及电源装置
JP6508702B2 (ja) 出力ノイズ低減装置
JP4814004B2 (ja) ノイズ除去コネクタ
JP7185894B2 (ja) 出力ノイズ低減装置
JP5672216B2 (ja) 接続コネクタ
WO2019131005A1 (ja) 電気回路装置
JP6387893B2 (ja) 電力変換装置
CN117597840B (zh) 汇流条散热结构和逆变器设备
CN110637402A (zh) 电接线盒
CN112951818B (zh) 功率转换装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150407

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150525

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150623

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150721

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5784094

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250