JP6072887B1 - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、組立時に、金属端子を端子台のガイド壁に押し付けてワイヤーハーネスを撓ませ、部品公差による位置ずれを吸収して、金属端子の端子部への接続作業性を向上させるとともに、位置決め機構が簡素化でき、小型化が図られる回転電機を提供する。【解決手段】この発明による回転電機は、金属端子の他端が、それぞれ、電力変換回路部に接続されて、電力変換装置のケースから突出している、可撓性を有するワイヤーハーネスの突出端に接合されており、上記ワイヤーハーネスは、該ワイヤーハーネス間の相対位置が確保されている状態で保持部材に保持されており、ガイド壁が、少なくとも1本の端子部の第1接続部に対応して、端子台本体に形成されており、少なくとも1本の上記金属端子の第2接続部が、上記ガイド壁に接した状態で締着部材により上記端子台本体に締着固定されており、上記ワイヤーハーネスのそれぞれが撓んでいる。【選択図】図2

Description

この発明は、回転電機本体と電力変換装置とを備える回転電機に関し、特に、回転電機本体と電力変換装置との電気的接続構造に関するものである。
従来の電気回路装置は、電力変換回路が収納された電力変換装置と、回転電機と、電力変換回路に接続されて、電力変換装置のケースから突出する導電部材と、導電部材が挿通される貫通孔を有する中間部材と、を備え、導電部材を貫通孔に通して導電部材に装着された中間部材を、電力変換装置のケースおよび回転電機のケースに形成された開口に挿入して、電力変換装置のケースと回転電機のケースとの位置決めが行われ、通電部材が回転電機のケースに設けられた端子台にボルトで固定されて、電力変換装置の電力変換回路と回転電機の電機子巻線などの電気回路部品とが電気的に接続されていた(例えば、特許文献1参照)。
特許第5409517号公報
従来の電気回路装置では、中間部材を電力変換装置のケースおよび回転電機のケースに形成された開口に挿入して、電力変換装置のケースと回転電機のケースとの位置決めが行われているので、ケースの位置決め機構が大がかりとなり、装置の大型化をもたらすという課題があった。
また、従来の電気回路装置では、電力変換装置のケースと回転電機のケースとの位置決めは行われているが、通電部材と端子台との位置決めは行われていない。そこで、組立時に、部品公差などによる通電部材と端子台との位置ずれが生じてしまい、通電部材の端子台への接続作業性が低下するという課題もあった。
この発明は、上記課題を解決するためになされたもので、通電部材をワイヤーハーネスと金属端子とで構成し、組立時に、金属端子を端子台のガイド壁に押し付けた際にワイヤーハーネスを撓ませて金属端子と端子台との位置ずれを吸収し、金属端子の端子台への接続作業性を向上させることができるとともに、位置決め機構が簡素化され、小型化が図られる回転電機を提供する。
この発明の回転電機は、固定子巻線がハウジング内に収納されている回転電機本体と、電力変換回路部がケース内に収納されている電力変換装置と、上記ハウジングに取り付けられた樹脂製の端子台本体、およびそれぞれ、一端が上記固定子巻線に接続され、他端に環状の第1接続部を有し、上記端子台本体に一体となっている端子部を備える端子台と、それぞれ、一端に環状の第2接続部を有し、上記電力変換回路部に接続される金属端子と、を備え、上記第2接続部のそれぞれが、上記第1接続部のそれぞれに重ねられた状態で、締着部材により上記端子台本体に締着固定されて、上記第1接続部と電気的に接続されている。上記金属端子の他端が、それぞれ、上記電力変換回路部に接続されて、上記ケースから突出している、可撓性を有するワイヤーハーネスの突出端に接合されており、上記ワイヤーハーネスは、該ワイヤーハーネス間の相対位置が確保されている状態で保持部材に保持されており、ガイド壁が、少なくとも1本の上記端子部の上記第1接続部に対応して、上記端子台本体に形成されており、少なくとも1本の上記金属端子の上記第2接続部が、上記ガイド壁に接した状態で上記締着部材により上記端子台本体に締着固定されており、上記ワイヤーハーネスのそれぞれが撓んでいる。
この発明によれば、第2接続部が、ガイド壁に当接した状態で、締着部材により端子台本体に締着固定され、かつワイヤーハーネスが撓んでいる。そこで、第2接続部をガイド壁に当接させて、ワイヤーハーネスを撓ませることで、部品公差などによる第1接続部と第2接続部との位置ずれが吸収され、金属端子と端子部との接続作業性が向上される。さらに、位置決め機構が簡素な構成で実現されるので、回転電機の小型化が図られる。
この発明の実施の形態1に係る型回転電機の全体構成を説明する示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機の電気的接続図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における電気的接続方法を説明する図である。 この発明の実施の形態2に係る回転電機における回転電機本体を示す斜視図である。 図4のV−V矢視断面図である。 この発明の実施の形態3に係る回転電機における電力変換装置を示す斜視図である。 この発明の実施の形態4に係る回転電機における回転電機本体を示す斜視図である。 この発明の実施の形態4に係る回転電機における電力変換装置を示す斜視図である。 この発明の実施の形態4に係る回転電機における電力変換回路部と固定子巻線との接続方法を説明する斜視図である。 この発明の実施の形態5に係る回転電機における電力変換回路部と固定子巻線との接続方法を説明する斜視図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る型回転電機の全体構成を説明する示す斜視図、図2はこの発明の実施の形態1に係る回転電機の電気的接続図、図3はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における電気的接続方法を説明する図である。
図1から図3において、回転電機は、ハウジング1内に回転可能に配設された回転子2、およびハウジング1に保持されて、回転子2を囲繞するように、かつ同軸に配設された固定子3を有する回転電機本体100と、直流電力を交流電力に変換し、かつ交流電力を直流電力に変換する電力変換回路部10、および電力変換回路部10の駆動を制御する制御装置20を有する電力変換装置200と、回転電機本体100と電力変換装置200とを電気的に接続する電気接続部300と、を備える。
電力変換回路部10は、それぞれ、ダイオード12が並列に接続された2つのスイッチング素子11を直列に接続してなるスイッチング素子11の対を、3つ並列に接続して構成される。そして、スイッチング素子11の対の正極端子が、バッテリ15の正極端子に接続され、スイッチング素子11の対のグランド端子が、バッテリ15のグランド端子に接続される。スイッチング素子11の各対の、スイッチング素子11の接続部が交流端子となり、電気接続部300を介して、回転電機本体100の固定子巻線4に接続されている。
制御装置20は、CPUなどの電子部品により構成された、電力変換回路部10のスイッチング素子11をON/OFF制御する制御回路を備える。
電気接続部300は、回転電機本体100のハウジング1に配設された端子台30と、それぞれ、電力変換回路部10の交流端子に接続されてケース29から突出する3本のワイヤーハーネス35と、それぞれ、銅合金で先端に環状の第2接続部36aを有する帯状平板に作製され、長さ方向をワイヤーハーネス35の長さ方向に一致させて、後端をワイヤーハーネス35の突出端に溶接などにより接合された金属端子36と、金属端子36と端子台30とを締着固定する締着部材としてのねじ38と、を備える。
端子台30は、直方体の上部一側を切り欠いて形成された段差部を有する、絶縁樹脂製の端子台本体31と、それぞれ、銅合金で一端に環状の第1接続部32aを有する帯状平板に作製され、他端を固定子巻線4の給電部に接続された3本の端子部32と、を備える。そして、端子部32は、その第1接続部32aが、端子台本体31の段差部の平坦な底面と面一となり、かつ互いに離間して1列に配列するように、端子台本体31に一体成形されている。また、ナット33が、各第1接続部32aの下部に第1接続部32aと同軸に、端子台本体31に一体成形されている。さらに、ガイド壁34が、それぞれ、端子台本体31の段差部の起立面の第1接続部32aに対応する部位を窪ませて、ナット33の軸心を中心とする円筒面の一部により構成される円弧面に形成されている。
端子台30は、端子台本体31を、段差部を回転電機本体100のハウジング1の軸方向一側に向けて、かつ段差部の底面をハウジング1の径方向外方に向けて、ハウジング1の外周面の軸方向一側の端部に取り付けて、ハウジング1に配設されている。そして、端子部32の第1接続部32aは、回転電機本体100の軸心を中心とする、中央の第1接続部32aの上面に接する円の接線方向に1列に配列されている。
ワイヤーハーネス35は、銅合金製の複数の素線を絶縁体で被覆して作製され、可撓性を有している。このように構成された3本のワイヤーハーネス35は、それぞれ、1直線に延ばされて、ケース29と金属端子36との略中間位置を保持部材37に保持されて、同一平面上に、互いに平行に配列され、ワイヤーハーネス35間の相対位置が確保されている。なお、ワイヤーハーネス35間の相対位置を確保することは、3つの金属端子36の第2接続部36aの位置関係を、端子台30における3つの端子部32の第1接続部32aの位置関係と同じにすることを意味する。ここでは、第2接続部36aがワイヤーハーネス35の長さ方向と直交する方向に1列に配列され、第2接続部36a間の間隔が、端子台本体31の段差部の底面に1列に配列された第1接続部32a間の間隔と同じとなっている。また、第2接続部36aは、その穴が、ガイド壁34に接した状態で、第1接続部32aの穴と同軸となるように、形成されている。ガイド壁34が、第1接続部32aと第2接続部36aとの位置決めの基準面となる。
つぎに、回転電機本体100と電力変換装置200との電気的な接続について、図3を参照しつつ説明する。
まず、ワイヤーハーネス35が配列されている平面を端子台本体31の段差部の底面と平行にして、端子台本体31の段差部の底面と平行、かつ第1接続部32aの配列方向の直交する方向から、電力変換装置200を端子台30に近づける。そして、3本の金属端子36の第2接続部36aを、それぞれガイド壁34に押圧する。これにより、3本のワイヤーハーネス35の保持部材37と金属端子36との間の部分が撓み、部品公差などによる位置ずれが吸収される。これにより、金属端子36の第2接続部36aと端子部32の第1接続部32aとが位置決めされる。
ついで、3本の金属端子36の第2接続部36aがガイド壁34に当接させた状態で、電力変換装置200を下方に移動させ、3つの第2端子部36aを、それぞれ端子部32の第1接続部32a上に接するように位置させる。これにより、第2接続部36aが、第1接続部32aに同軸に重ねられる。そこで、ねじ38を第2接続部36aの穴と第1接続部32aの穴に通してナット33に締着し、電力変換回路部10と固定子巻線4とが電気的に接続される。そして、電力変換回路部10と固定子巻線4とが電気的に接続された後、ケース29がハウジング1に締着固定され、回転電機本体100と電力変換装置200とを一体化した回転電機が組み立てられる。
ここで、ワイヤーハーネス35と金属端子36からなる通電部材の長さが、ハウジング1に締着固定されたケース29のワイヤーハーネス35の引き出し部から端子台30のガイド壁34までの直線距離より長くなるように、ワイヤーハーネス35の長さが設定されている。そして、電気接続部300では、3つの第2接続部36aが、それぞれ、ガイド壁34に接した状態で、ねじ38により第1接続部32aに締着固定され、3本のワイヤーハーネス35が、それぞれ、撓んで、部品公差による第1および第2接続部32a,36aの位置ずれを吸収している。
実施の形態1によれば、電力変換装置200側の通電部材を、可撓性を有するワイヤーハーネス35と金属端子36とにより構成している。また、金属端子36の第2接続部36aを端子部32の第1接続部32aに位置決めする基準面を構成するガイド壁34を第1接続部32aに近接させて端子台30に設けている。そこで、金属端子36の第2接続部36aをガイド壁34に当接させることで、第1および第2接続部32a,36aが位置決めされる。また、部品公差などによる第1および第2接続部32a,36aの位置ずれは、ワイヤーハーネス35の撓みにより吸収されるので、第1および第2接続部32a,36aが高精度に位置決めされる。これにより、金属端子36の端子部32への接続作業性が向上される。
また、3本のワイヤーハーネス35が単一の保持部材37により保持されているので、可撓性を有するワイヤーハーネス35間の相対位置を確保でき、第1および第2接続部32a,36aの位置決めが容易となる。
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2に係る回転電機における回転電機本体を示す斜視図、図5は図4のV−V矢視断面図である。
図4および図5において、端子台30Aは、直方体の上部一側を切り欠いて形成された段差部を有する、絶縁樹脂製の端子台本体31Aと、それぞれ、銅合金で一端に環状の第1接続部32aを有する帯状平板に作製され、他端を固定子巻線4の給電部に接続された3本の端子部32と、を備える。そして、1本の端子部32が、それらの第1接続部32aを、端子台本体31Aの段差部の平坦な底面と面一となるように、端子台本体31Aに一体成形されている。さらに、2本の端子部32が、その第1接続部32aを、端子台本体31Aの上面と面一となり、かつ段差部の底面に形成された第1接続部32aの両側に位置するように、端子台本体31Aに一体成形されている。また、ナット33が、各第1接続部32aの下部に第1接続部32aと同軸に、端子台本体31Aに一体成形されている。さらに、ガイド壁34が、端子台本体31Aの段差部の起立面の第1接続部32aに対応する部位を窪ませて、ナット33の軸心を中心とする円筒面の一部により構成される円弧面に形成されている。
端子台30Aは、端子台本体31Aを、段差部を回転電機本体100のハウジング1の軸方向一側に向けて、かつ段差部の底面をハウジング1の径方向外方に向けて、ハウジング1の外周面の軸方向一側の端部に取り付けて、ハウジング1に配設されている。
ここで、図示していないが、ケース29から突出した3本のワイヤーハーネス35が、ワイヤーハーネス35の金属端子36側を保持部材37に保持されて、ワイヤーハーネス35間の相対位置が確保されている。これにより、3つの金属端子36の第2接続部36aの位置関係が、端子台30Aにおける3つの端子部32の第1接続部32aの位置関係と同じとなっている。
なお、他の構成は、上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態2において、電力変換回路部10と固定子巻線4とを電気的に接続させるには、まず、ガイド壁34と相対する方向から、電力変換装置200を端子台30Aに近づける。そして、1本の金属端子36の第2接続部36aを、ガイド壁34に押圧する。これにより、ガイド壁34が基準面となり、3本の金属端子36の第2接続部36aと3本の端子部32の第1接続部32aとが位置決めされる。また、3本のワイヤーハーネス35が、ワイヤーハーネス35の金属端子36側の部位を1つの保持部材37に保持されているので、3本のワイヤーハーネス35のケース29と保持部材37との間の部分が撓み、部品公差などによる位置ずれが吸収される。
ついで、1本の金属端子36の第2接続部36aがガイド壁34に当接させた状態で、電炉区変換装置20を下方に移動させ、1つの第2接続部36aを第1接続部32a上に接するように位置させる。同時に、残る2本の金属端子36の第2接続部36aが、端子台本体31Aの上面に露呈する第1接続部32a上に接するように位置する。そこで、ねじ38を第2接続部36aの穴と第1接続部32aの穴に通してナット33に締着し、電力変換回路部10と固定子巻線4とが電気的に接続される。
したがって、実施の形態2においても、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
実施の形態3.
図6はこの発明の実施の形態3に係る回転電機における電力変換装置を示す斜視図である。
図6において、外部からのダストの侵入を阻止するダストシール39が、ケース29のワイヤーハーネス35の突出部に装着されている。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
ダストシール39は、フッ素ゴムやニトリルゴムなど用いて作製されており、ダストの侵入を阻止する機能を果たすために、所望の剛性が必要となり、可撓性を備えていない。そして、ワイヤーハーネス35のケース29からの突出部がダストシール39に覆われているので、ケース29と保持部材37との間のワイヤーハーネス35の部分が撓みにくくなっている。
そこで、金属端子36の第2接続部36aをガイド壁34に押圧した際に、ワイヤーハーネス35の保持部材37と金属端子36との間の部分が撓み、部品公差などによる位置ずれが吸収される。
したがって、ダストシール39が装着された電力変換装置200を用いる実施の形態3においても、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
なお、ワイヤーハーネス35の保持部材37と金属端子36との間の部分を撓みやすくする観点から、ワイヤーハーネス35のケース29側の部位を保持部材37に保持させ、ワイヤーハーネス35の保持部材37と金属端子36との間の長さを長くすることが好ましい。
実施の形態4.
図7はこの発明の実施の形態4に係る回転電機における回転電機本体を示す斜視図、図8はこの発明の実施の形態4に係る回転電機における電力変換装置を示す斜視図、図9はこの発明の実施の形態4に係る回転電機における電力変換回路部と固定子巻線との接続方法を説明する斜視図である。
図7において、回転電機本体100は、ハウジング1の外周部の軸方向一側に、端子台30に近接して取り付けられた支持部材40と、支持部材40に立設された断面円形の回動ピン41と、を備える。
図8において、電力変換装置200は、ケース29のワイヤーハーネス35の突出部に近接して取り付けられたアーム43と、アーム43に形成された貫通孔44と、を備える。
このように構成された電力変換装置200は、図9に示されるように、貫通孔44に回動ピン41を通して、回動ピン41を中心として回動可能に回転電機本体100に取り付けられる。このとき、回動ピン41の軸心は、端子部32の第1接続部32aの軸心、すなわちナット33の軸心と平行となっている。また、金属端子36の第2接続部36aの下面が、端子部32の第1接続部32aの上面とほぼ面一となるように、支持部材40およびアーム43が構成されている。さらに、保持部材37に保持された3本のワイヤーハーネス35は、貫通孔44に対する3つの第2接続部36aの位置関係が、回動ピン41に対する3つの第1接続部32aの位置関係と同じとなるように、ワイヤーハーネス35間の相対位置が確保されている。
この実施の形態4において、電力変換回路部10と固定子巻線4とを電気的に接続させるには、まず、貫通孔44に回動ピン41を通して、電力変換装置200を回転電機本体100に取り付ける。そして、電力変換装置200を回動ピン41周りに回動させる。この電力変換装置200の回動動作により、3本の金属端子36の第2接続部36aは、端子部32の第1接続部32a上を摺動しつつ、ガイド壁34側に移動し、ついにはガイド壁34を押圧する。これにより、ガイド壁34が基準面となり、3本の金属端子36の第2接続部36aと3本の端子部32の第1接続部32aとが位置決めされる。また、3本のワイヤーハーネス35の保持部材37と金属端子36との間の部分が撓み、部品公差などによる位置ずれが吸収される。そこで、ねじ38を第2接続部36aの穴と第1接続部32aの穴に通してナット33に締着し、電力変換回路部10と固定子巻線4とが電気的に接続される。
したがって、実施の形態4においても、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
また、実施の形態4によれば、ケース29が、第1接続部32aの軸心と平行な回動ピン41を中心として、第2接続部36aがガイド壁34に当接して第1接続部32aに対して位置決めされる締着位置と、第2接続部36aがガイド壁34から離間する非締着位置との間を、回動可能にハウジング1に取り付けられている。そこで、電力変換装置200を回動ピン41周りに、第2接続部36aを締着位置まで回動させるだけで、金属端子36の第2接続部36aと端子部32の第1接続部32aとの位置決めができるので、電気接続部300における接続作業性が向上され、回転電機の組立性が向上される。
実施の形態5.
図10はこの発明の実施の形態5に係る回転電機における電力変換回路部と固定子巻線との接続方法を説明する斜視図である。
図10において、回転電機本体100は、ハウジング1の外周部の軸方向一側に、端子台30に近接して取り付けられた支持部材45と、支持部材45に立設された断面レーストラック形状のガイドピン46と、を備える。なお、レーストラック形状とは、相対する平行な2辺の端部同士を円弧で連結した形状である。
電力変換装置200は、ケース29に、ワイヤーハーネス35の突出部に近接して取り付けられたアーム48と、アーム48に形成された断面レーストラック形状の穴形状のガイド穴49と、を備える。なお、ガイド穴49の平行な2辺の間隔は、ガイドピン46の平行な2辺の間隔に略等しく、ガイド穴49の長さである円弧間の間隔は、ガイドピン46の長さである円弧間の間隔より長くなっている。
このように構成された電力変換装置200は、ガイド穴49にガイドピン46を通して、ガイド穴49の長さ方向に往復移動可能に回転電機本体100に取り付けられる。このとき、ガイド穴49の長さ方向は、端子部32の第1接続部32aの配列方向と直交する方向となっている。また、金属端子36の第2接続部36aの下面が、端子部32の第1接続部32aの上面とほぼ面一となるように、支持部材45およびアーム48が構成されている。さらに、保持部材37に保持された3本のワイヤーハーネス35は、3つの第2接続部36aのガイド穴49の長さ方向と直交する方向の位置関係が、端子台30における3つの第1接続部32aの配列方向の位置関係と同じとなるように、ワイヤーハーネス35間の相対位置が確保されている。
この実施の形態5において、電力変換回路部10と固定子巻線4とを電気的に接続させるには、まず、ガイド穴49にガイドピン46を通して、電力変換装置200を回転電機本体100に取り付ける。そして、アーム48を支持部材45上を摺動させて、電力変換装置200をガイド穴49の長さ方向にスライド移動させる。この電力変換装置200のスライド移動により、3本の金属端子36の第2接続部36aは、端子部32の第1接続部32a上を摺動しつつ、ガイド壁34側に移動し、ついにはガイド壁34を押圧する。これにより、ガイド壁34が基準面となり、3本の金属端子36の第2接続部36aと3本の端子部32の第1接続部32aとが位置決めされる。また、3本のワイヤーハーネス35の保持部材37と金属端子36との間の部分が撓み、部品公差などによる位置ずれが吸収される。そこで、ねじ38を第2接続部36aの穴と第1接続部32aの穴に通してナット33に締着し、電力変換回路部10と固定子巻線4とが電気的に接続される。
したがって、実施の形態5においても、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
また、実施の形態5によれば、ケース29が、ガイド壁34と相対する方向、すなわちガイド穴49の長さ方向に、第2接続部36aがガイド壁34に当接して第1接続部32aに対して位置決めされる締着位置と、第2接続部36aがガイド壁34から離間する非締着位置との間を、スライド移動可能にハウジング1に取り付けられている。そこで、電力変換装置200をガイド穴49の長さ方向にスライド移動させるだけで、金属端子36の第2接続部36aと端子部32の第1接続部32aとの位置決めができるので、電気接続部300における接続作業性が向上され、回転電機の組立性が向上される。
なお、上記各実施の形態では、3本の金属端子と3本の端子部とを接続しているが、金属端子および端子部の本数は3本に限定されず、回転電機本体の固定子巻線の給電部の個数にあわせて、適宜設定される。
1 ハウジング、4 固定子巻線、10 電力変換回路部、29 ケース、30 端子台、31 端子台本体、32 端子部、32a 第1接続部、33 ナット、34 ガイド壁、35 ワイヤーハーネス、36 金属端子、36a 第2接続部、37 保持部材、38 ねじ(締着部材)、39 ダストシール、41 回動ピン、100 回転電機本体、200 電力変換装置、300 電気接続部。

Claims (7)

  1. 固定子巻線がハウジング内に収納されている回転電機本体と、
    電力変換回路部がケース内に収納されている電力変換装置と、
    上記ハウジングに取り付けられた樹脂製の端子台本体、およびそれぞれ、一端が上記固定子巻線に接続され、他端に環状の第1接続部を有し、上記端子台本体に一体となっている端子部を備える端子台と、
    それぞれ、一端に環状の第2接続部を有し、上記電力変換回路部に接続される金属端子と、を備え、
    上記第2接続部のそれぞれが、上記第1接続部のそれぞれに重ねられた状態で、締着部材により上記端子台本体に締着固定されて、上記第1接続部と電気的に接続されている回転電機において、
    上記金属端子の他端が、それぞれ、上記電力変換回路部に接続されて、上記ケースから突出している、可撓性を有するワイヤーハーネスの突出端に接合されており、
    上記ワイヤーハーネスは、該ワイヤーハーネス間の相対位置が確保されている状態で保持部材に保持されており、
    ガイド壁が、少なくとも1本の上記端子部の上記第1接続部に対応して、上記端子台本体に形成されており、
    少なくとも1本の上記金属端子の上記第2接続部が、上記ガイド壁に接した状態で上記締着部材により上記端子台本体に締着固定されており、
    上記ワイヤーハーネスのそれぞれが撓んでいる回転電機。
  2. 上記ガイド壁は、対応する上記第1接続部の軸心を中心とする円筒面の一部からなる円弧面に形成されている請求項1記載の回転電機。
  3. 上記ガイド壁が、上記端子台本体の一部により構成されている請求項2記載の回転電機。
  4. 上記締着部材が締着されるナットが、上記端子台本体に一体となっている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の回転電機。
  5. 上記ケースが、上記第1接続部の軸心と平行な回動ピンを中心として、上記第2接続部が上記ガイド壁に当接して上記第1接続部に対して位置決めされる締着位置と、上記第2接続部が上記ガイド壁から離間する非締着位置との間を、回動可能に上記ハウジングに取り付けられている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の回転電機。
  6. 上記ケースが、上記ガイド壁と相対する方向に、上記第2接続部が上記ガイド壁に当接して上記第1接続部に対して位置決めされる締着位置と、上記第2接続部が上記ガイド壁から離間する非締着位置との間を、スライド移動可能に上記ハウジングに取り付けられている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の回転電機。
  7. ダストシールが、上記ケースの上記ワイヤーハーネスの突出部に装着されている請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の回転電機。
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